JP5841440B2 - ブラケット及び建築構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、形材同士を連結するためのブラケット及びこれを用いて構成した建築構造体に関する。
従来、形材からなる柱と梁に関して、柱の上端部を梁の下面に連結する際には、特許文献1に示すようなブラケット(連結部材)が用いられている。このブラケットは、箱状で周囲にネジ孔を形成したものであって、柱の上端の中空部に挿入して、柱の外側からネジ止めして固定する。そしてこのブラケットに上側から梁をネジ止めして、柱と梁を連結する。
特開平10−195982号公報
しかしながら、このブラケットのように、ブラケットの本体に直接ネジを螺合させる構成であると、複数のネジ孔にネジ切り加工を施して雌ネジを形成するのに手間がかかる点が問題であった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、形材同士を連結するためのものであって製造が容易なブラケット及びこれを用いて構成した建築構造体を提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、ブラケット本体と、ボルトと、ナットと、ナットを保持するナットガイドとを備え、ブラケット本体は、外周壁と、外周壁の内側面に形成した係合部と、外周壁を貫通する挿通孔とを有していて、ナットガイドはナットを保持して係合部にスライド係合しており、ボルトは挿通孔を通してナットに螺合しており、係合部はボルトの進退方向と直交する方向に形成した溝状のものであり、ナットガイドは基板部を有していて係合部の端部から挿入してあり、ナットをナットガイドの基板部とブラケット本体の外周壁で挟んで固定してあることを特徴とする。なお、係合部については、溝のような開口した形状のものと、溝に蓋をしたような開口していない形状のものの両方を含む。
本発明のうち請求項2の発明は、構造材同士を請求項1記載のブラケットにより連結して構成したことを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明によれば、ナットを用いることにより、ブラケット本体にネジ切り加工を施す必要がないので、製造が容易であり、その分コストも低減できる。そして、ナットガイドによりナットを保持し、このナットガイドをブラケット本体の係合部にスライド係合させて固定するので、ナットを所定の位置に固定することが容易であって、またナットが作業時や運搬時に脱落することがない。
本発明のうち請求項2の発明によれば、請求項1記載のブラケットを用いることにより、施工作業が容易となり、またコストも低減できる。
(a)はブラケットの取付部分の側面図であり、(b)はA方向視図である。 ナットガイドの三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 係合部にナットガイドを固定した状態を示す説明図である。 ブラケットの取付部分の分解斜視図である。 テラスの側面図である。 テラスの正面図である。 (a)、(b)は何れも係合部の別実施形態の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下において上下左右とは、図6中の上下左右方向を示し、前側は図6の手前側、後側は図6の奥側を示す。本発明のブラケットは、構造材同士を連結するためものとして種々の建築構造体において用いることができるが、ここではテラスの柱と梁の連結に用いた場合を示す。このテラスは、図5及び図6に示すように、建築物の壁面Wの前側に隣接して設置するものであり、前側に向かって下方に傾斜する屋根6と、屋根6を支持する左右の柱4とを備える。屋根6は、前後に延びる左右二本の梁5の上に、格子状に組んだ枠体61を載せてあって、枠体61の上面にパネル62を取り付けたものであり、左右の梁5の下面に柱4の上端部を連結してある。屋根6の後端部は壁面Wから離隔しており、屋根6は二本の柱4のみによって支持されている。
続いて、柱4と梁5の連結部分について詳述する。柱4と梁5は、何れも断面略矩形の中空形材であり、それぞれ中空部41,51を有している。図4に示すように、柱4の上端部の前後の面には上向きに開口する略コ字形の切欠部42を形成してあり、切欠部42に梁5が納まる。ただし、前後の切欠部42は上下に段違いになっており、梁5は前側に向かって下方に傾斜する。そして、柱4と梁5とは本発明のブラケット10により連結される。
このブラケット10は、図1に示すように、ブラケット本体1と、ボルト7と、ナット2と、ナット2を保持するためのナットガイド3とを備える。ブラケット本体1は押出形材からなるものであり、図1及び図4に示すように、押出方向が左右方向に一致していて、前側、後側及び上側に外周壁11(前側壁11a、後側壁11b及び上側壁11c)を有している。前側壁11a及び後側壁11bは垂直な壁面であって前後に対向して位置しており、上側壁11cは、屋根6(梁5)の傾斜に合わせて前側に向かって下方に傾斜している。さらに、外周壁11の内側には二枚の補強壁14を設けてあり、外周壁11と補強壁14とで略三角形のトラス状構造を形成して、強度を高めてある。そして、前側壁11a、後側壁11b及び上側壁11cのそれぞれの内周側面には、係合部12を二つずつ形成してある。係合部12は、ナット2を保持したナットガイド3を固定するものである。その形状は断面略矩形の溝状であって、押出方向(左右方向)に延びており、内周側向きに開口している。この係合部12は、前側壁11aや後側壁11bに設けたもののように、外周壁11の内周側面から内周側に突出して形成するものであってもよいし、上側壁11cの前側に設けたもののように、内周側面を外周側に掘り込んで形成するものであってもよい。そして、各係合部12の開口端には、溝の内側に向かって延びる爪部15を形成してある。また、各係合部12において、溝の底面にあたる面(外周壁11)には、内外周方向に貫通する挿通孔13を形成してある。挿通孔13は、各係合部12につき二つずつ形成してあり、ナットガイド3により保持されたナット2のネジ孔21に連通する。
次に、ナットガイド3について説明する。ナットガイド3は、樹脂製であって、図2に示すように、略矩形平板形状の基板部31と、基板部31の一方の面(この面をナットガイド3の正面とする(図2(b)))に形成したナット2の保持部32とを備える。基板部31は、長手方向長さがブラケット本体1の左右方向長さに略等しく、短手方向長さが係合部12の溝幅よりも僅かに短い。保持部32は、正面視して略への字形の二つの突起からなり、その間に六角形のナット2が嵌まるものである。保持部32は基板部31の長手方向に二つ並んで形成してある。また、保持部32の二つの突起の間には、基板部31を貫通する貫通孔33を形成してある。さらに、二つの保持部32の間(基板部31の中央)には、円筒形状の柱部34を形成してある。また、基板部31の長辺に沿って背面側を切り欠き、段部35を形成してある。さらに、基板部31の長手両側面には、突起部36を形成してある。突起部36は四角錐形状のものであって、保持部32及び柱部34の位置に合わせて三つずつ形成してある。突起部36を含めたナットガイド3の短手方向長さは、ブラケット本体1の係合部12の溝幅よりも長くなっている。
次に、このブラケット10により柱4と梁5とを連結する際の手順について説明する。まず、ナットガイド3の保持部32にナット2を嵌め込んで(図4中のa)、ブラケット本体1の係合部12に左右方向からスライドさせて挿入する(図4中のb)。図4では一つのナットガイド3のみ図示しているが、実際には六つのナットガイド3を挿入する。この際、図3に示すように、ナットガイド3の正面をブラケット本体1の外周側(外周壁11側)に向けて、ナットガイド3の段部35を係合部12の爪部15に係合させる。突起部36を含めたナットガイド3の短手方向長さは、係合部12の溝幅よりも長いが、ナットガイド3は樹脂製であるから、突起部36が押し潰されることで、ナットガイド3がブラケット本体1に固定される。これにより、ナット2もナットガイド3の基板部31とブラケット本体1の外周壁11に挟まれて固定される。また、このようにしてナットガイド3をブラケット本体1に取り付けることで、ブラケット本体1の挿通孔13と、ナット2のネジ孔21と、ナットガイド3の貫通孔33とが連通する。そして、このブラケット本体1を柱4の中空部41に挿入する(図4中のc)。ブラケット本体1は柱4の中空部41に丁度納まる大きさとなっており、柱4には、ブラケット本体1の前側壁11a及び後側壁11bの挿通孔13の位置に合わせてボルト孔43が形成されている。このボルト孔43にボルト7を挿入してねじ込むことで(図4中のd)、ナット2にボルト7が螺合し、ブラケット本体1を柱4に固定することができる。その際、ボルト7には、ワッシャ72及び取付台座73を通す。取付台座73はリング状のものであって、後述のボルトキャップ71を取り付けるためのものである。最後に、このようにして柱4の上端部に取り付けたブラケット本体1に対して、図1に示すように、上側から梁5をボルト止めする。梁5を固定するボルト7は、ブラケット本体1の上側壁11cに取り付けたナット2に螺合する。ここで、梁5の中空部51の連結部分には、中空形材からなる補強材52を挿入してある。なお、柱4にブラケット本体1を固定するためのボルト7は、視認できる箇所にあるので、ボルトキャップ71を被せてボルト7の頭部を隠すのが望ましい。ボルトキャップ71は、取付台座73に係合して固定される。
このように、本発明においては、ブラケット本体1にナット2を取り付けて用いることにより、ブラケット本体1にネジ切り加工を施す必要がないので、製造が容易であり、その分コストも低減できる。そして、ナットガイド3によりナット2を保持し、このナットガイド3をブラケット本体1の係合部12に挿入するだけで固定できるので、ナット2を所定の位置に固定することが容易であって、またナット2が作業時や運搬時に脱落することがなく、建築構造体の施工作業も容易となる。
なお、係合部12については、図7(a)に示すように、溝に蓋をしたような開口していない形状であってもよい。この場合でも、図1に示した場合と同様に、係合部12にナットガイド3を挿入して、ナット2にボルト7を螺合させることができる。ただし、この場合、ボルト7の先端が係合部12の内周側壁面16に当たるおそれがあるので、あらかじめボルト7の長さを調節しておくか、または図7(a)に示すように、ボルト7が当たる箇所に逃がし孔17を形成しておくか、あるいは図7(b)に示すように、内周側壁面16を内周側に移動させるかしなければならない。一方、係合部12が図1に示すように内周側向きに開口している場合、ボルト7の先端が係合部12に当たることはないので、この構成が最も簡易で望ましい。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、このブラケットは、構造材の端部同士を直線的に連結する場合など、異なる態様の連結にも用いることができる。その場合、連結の態様に合わせて、ブラケット本体の形状も適宜変更される。また、このブラケットは、テラスのほか、カーポートや組立家屋など、種々の建築構造体に適用できる。なお、ナットガイドをブラケット本体に確実に固定しなければならない場合には、ブラケット本体の外周壁にネジ孔を形成し、ネジを柱部に螺合させ、ブラケット本体に対してナットガイドをネジ止めすることもできる。
1 ブラケット本体
2 ナット
3 ナットガイド
4 柱(構造材)
5 梁(構造材)
7 ボルト
10 ブラケット
11 外周壁
12 係合部
13 挿通孔

Claims (2)

  1. ブラケット本体と、ボルトと、ナットと、ナットを保持するナットガイドとを備え、ブラケット本体は、外周壁と、外周壁の内側面に形成した係合部と、外周壁を貫通する挿通孔とを有していて、ナットガイドはナットを保持して係合部にスライド係合しており、ボルトは挿通孔を通してナットに螺合しており、係合部はボルトの進退方向と直交する方向に形成した溝状のものであり、ナットガイドは基板部を有していて係合部の端部から挿入してあり、ナットをナットガイドの基板部とブラケット本体の外周壁で挟んで固定してあることを特徴とするブラケット。
  2. 構造材同士を請求項1記載のブラケットにより連結して構成したことを特徴とする建築構造体。
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