JP5841043B2 - 木造建築の免震装置 - Google Patents

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Description

本発明は一般木造建築の免震装置に関する物である。
従来の免震支承は、鋼球コロと逆凹球皿面との組み合わせにダンパーを組合わせ、又は別置の物があった。
特開平03−249445(三菱製鋼株式会社) 特開2002−70358(清水建設)
この鋼球コロと逆凹球皿面との組み合わせの4隅に、4本のダンパーを配することでコンパクトにまとめた免震支承を、発明した。(以降免震ブロックと言う)
この発明は、下部定盤と、上部定盤と、4本のダンパーの軸と、前記各ダンパーのスプリングと、前記4本のダンパーに対応してそれぞれ配置される4個の下部ボールジョイントおよび4個の上部ボールジョイントを具え、前記下部定盤はアンカーボルトで基礎と一体にされ、該下部定盤には上方に突出する固定の建物荷受台が1台繋結され、該建物荷受台の頂部には1個の鋼球コロが取り付けられ、前記上部定盤は建物の底面に固定され、該上部定盤は下面に逆凹球皿面を有し、該上部定盤は前記鋼球コロが前記逆凹球皿面内を移動可能に該鋼球コロの上に載置支持されて前記建物を該上部定盤を介して前記鋼球コロに支持させ、前記4個の下部ボールジョイントは前記建物荷受台を取り囲む所定位置で前記下部定盤に全方向に回転可能に配置され、前記4本のダンパーの軸の下部は各対応する前記下部ボールジョイントと一体にされ、前記4個の上部ボールジョイントはそれぞれの中心を、各対応する前記ダンパーの軸が上下にフリーに貫通し、該4個の上部ボールジョイントは前記上部定盤と前記4本のダンパーの交点で全ての方向に回転可能に該上部定盤の所定位置に配置され、前記4本のダンパーのスプリングの力は、前記上部ボールジョイントを貫通して上方に突出している前記ダンパーの軸の上部に取り付けられたスプリング押さえ部材と前記上部ボールジョイントとの間に伝えられる、そのように構成された木造建築の免震装置である。
この免震支承は、地震の動きで4本のダンパーが等しくはたらき、間接的に地震の揺り返しのショックを建物に緩く伝え、自然の力で(重力と引力の均衡)で元に戻り、地震から建物を守る要素をすべて備えた免震支承で有る。
本発明の免震支承は、木造建築の基礎と、床の、間に納まるコンパクトにまとめた物で、且つ地震の方向性を問わない,従って建物に対する配置がしやすい。
1棟の建物(建坪66m2)に30台以上の支承を整然と配置することで、建物を乗せる架台の断面を小さく押さえることが出来(軽量化)、工事を容易にする。静止時は勿論、地震時に建物に対する安定性が良く、風の対策もなされ、画期的なものである。
本発明の実施形態を示す全体の静止断面図 地震時、負荷の掛かった断面図 本発明の実施形態を示す全体の静止平面図 地震時、負荷の掛かった平面面図 地震時45°方向から負荷の掛かった平面図 免震支承に建物を乗せた図 建物への免震支承配置図 建物を乗せる架台の配置図
以下、本発明の実施の形態を図1〜2図に基いて説明する。
1は、ダンパーのスプリングの固定ナトで、圧力計を用いてスプリングの初期の圧力を均一に調整し且つWナットで固定するための物である。
2は、上部スプリング押さえワッシャーで、1の、ナットにスリングの力を平均に伝える為の物である。
3は、ダンパのスプリング、6の、上部定盤の上で(地震によって)伸縮拡張を繰り返し建物に揺り返しのショックを緩く伝える為のものである。
4は、下部スプリング押さえワッシャーで、スプリングの力を上部ボールジョイントに平均に伝える為の物である。
5は上部ボールジョイント、(中心にダンパーの芯が貫通し上下にフリーになっている、手のひらで鉛筆を握った状態)地震時ダンパーの伸縮と傾きを全方向から受け止めることが出来る構造になっている。
6は、上部定盤、中心部が逆凹球皿状になっていて、8の、コロ付き建物荷受台と組み合って、地震の動きを全方向から受け止める。又上部定盤が逆凹皿状なので経年の塵などが付着せず、メンテナンスが不要。
7は、ダンパー(軸)で、その下部は10の、ボールジョイントと一体になっている。
8は、建物荷受台、6の、上部定盤と組み合って地震の動きを全方向から受け止める。
9は、下部定盤、8の建物荷受台と繋結され基礎11とアンカーボルトで一体になっている、又4隅にダンパー取り付けホールが有り、10の、下部ボールジョイントが納まるように成っている。
10は、下部ボールジョイントで、9の下部定盤とリンクし、地震時、全方向に傾倒する。
この発明は次の各実施形態を有する。
(1)図1〜8の 建物を支える鋼球コロ付き下部定盤と、6の復元のための中心が逆凹球皿状の上部定盤、7の4本のダンパーから成るコンパクトにまとめた免震ブロック。
(2)図1〜6の 上部定盤を境に、7のダンパーを上下に2分割、其の比率を変えるこで地震時のダンパーの傾きを少なく押さえ、ダンパーの姿勢復元を俊敏にした事。
(3)図1〜6の上部定盤及び9の下部定盤と7の4本のダンパーの交点は、全てボールジョイントで、全ての方向に傾き6の、中心が逆凹皿状の上部定盤と相俟って、地震(震源)の方向を問わない事。
本発明は、上述のようにコンパクトにまとめた免震支承で、新築の木造及び軽量鉄骨造の建物の基礎と床の間に装着できるので、大きな需要が期待できる。又此れを取り付ける条件として、頑丈な一体基礎と、建物を乗せる架台が必要で1棟の建物で、乗用車4台以上の鉄材が必要で、一つの産業として期待できる。
又建物が地震によって壊れないので、(近年の屋根と外装の耐水性と相まって)半永久に持ち、資源の無駄を防ぎ自然環境に貢献できる。
1 ダンパーのスプリングの固定ナット(スプリング押さえ部材)
2 上部スプリング押さえワッシャー(スプリング押さえ部材)
3 スプリング
5 上部ボールジョイント
6 上部定盤
7 ダンパー(軸)
8 コロ付き建物荷受台
8a 鋼球コロ
9 下部定盤
10 下部ボールジョイント
11 基礎

Claims (1)

  1. 下部定盤と、上部定盤と、4本のダンパーの軸と、前記各ダンパーのスプリングと、前記4本のダンパーに対応してそれぞれ配置される4個の下部ボールジョイントおよび4個の上部ボールジョイントを具え、
    前記下部定盤はアンカーボルトで基礎と一体にされ、該下部定盤には上方に突出する固定の建物荷受台が1台繋結され、該建物荷受台の頂部には1個の鋼球コロが取り付けられ、
    前記上部定盤は建物の底面に固定され、該上部定盤は下面に逆凹球皿面を有し、該上部定盤は前記鋼球コロが前記逆凹球皿面内を移動可能に該鋼球コロの上に載置支持されて前記建物を該上部定盤を介して前記鋼球コロに支持させ、
    前記4個の下部ボールジョイントは前記建物荷受台を取り囲む所定位置で前記下部定盤に全方向に回転可能に配置され、
    前記4本のダンパーの軸の下部は各対応する前記下部ボールジョイントと一体にされ、
    前記4個の上部ボールジョイントはそれぞれの中心を、各対応する前記ダンパーの軸が上下にフリーに貫通し、
    該4個の上部ボールジョイントは前記上部定盤と前記4本のダンパーの交点で全ての方向に回転可能に該上部定盤の所定位置に配置され、
    前記4本のダンパーのスプリングの力は、前記上部ボールジョイントを貫通して上方に突出している前記ダンパーの軸の上部に取り付けられたスプリング押さえ部材と前記上部ボールジョイントとの間に伝えられる、
    そのように構成された木造建築の免震装置。
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