JP5840541B2 - 電力負荷推定装置、電力負荷推定方法及び電力負荷推定プログラム - Google Patents

電力負荷推定装置、電力負荷推定方法及び電力負荷推定プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、需要家に使用される需要家機器の状態を推定する電力負荷推定装置、電力負荷推定方法及び電力負荷推定プログラムに関する。
商用系統(電力会社系統)と連系線で連係し、BEMS等のEMSをもつビル等の需要家において、需給制御としてピークカットやピークシフト等を実施する必要がある。ピークカットやピークシフトのためには、蓄電池や蓄熱層を用いる。蓄電池を用いる場合、夜間の需要が少なく、電気料金の安いときに、蓄電池に蓄電し、昼間の需要が多く、電気料金が高いときに、蓄電池に蓄電した電力を放電する。蓄熱層を用いる場合、夜間に蓄熱層に蓄熱し、昼間に蓄熱層に蓄熱した熱量を放熱する。このとき、蓄電、蓄熱、放電、放熱の最適なスケジューリングを行うためには、需要家に使用される機器(以下需要家機器)が複数ある場合夫々の負荷量を把握する必要がある。
しかしながら、需要家機器が多数ある場合には、需要家機器に応じ多数の計測機器が必要になり、その分の費用や設置工事が必要となっていた。
特開2008−236876号公報 特開2006−17456号公報 特開2001−330630号公報
以上のように、各需要家機器の負荷量を把握する必要があるが、需要家機器が多数ある場合には、その分の費用や設置工事が必要であるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、需要家機器が複数ある場合であっても、需要家機器毎の負荷量を推定し把握することが可能な電力負荷推定装置、電力負荷推定方法及び電力負荷推定プログラムを提供することにある。
実施形態によれば、電力負荷推定装置は、高調波成分計算部、データベース及び有効電力推定部を具備する。高調波成分計算部は、複数の需要家機器が接続可能な電気系統へ供給される電力についての測定情報を取得し、前記電力測定情報の高調波成分を計算する。データベースは、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力の高調波含有率を記録可能である。有効電力推定部は、前記高調波成分に、前記データベースに記録されている複数の高調波含有率を掛け合わせることで、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定する。
第1の実施形態に係る電力負荷推定装置が設置された需要家の機能構成を示す図である。 図1に示す測定装置で取得される電気物理量の波形を示す図である。 図1に示す電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図3に示す高調波計算部の機能構成を示す図である。 図4に示すFFT処理部により、図2に示す電気物理量に含まれる高調波の次数毎の成分を計算した計算結果を示す図である。 図3に示すデータベースに記録されている高調波含有率パターンの例を示す図である。 図3に示すデータベースに記録されている高調波含有率パターンの例を示す図である。 図3に示すデータベースに記録されている高調波含有率パターンの例を示す図である。 図3に示すデータベースに記録されている高調波含有率パターンの例を示す図である。 図3に示す有効電力推定部の処理を説明する図である。 図3に示す有効電力推定部の処理を説明する図である。 図3に示す有効電力推定部のその他の処理を説明する図である。 第2の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図13に示す有効電力推定部の処理を説明する図である。 第3の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図15に示す結果表示部により表示装置に表示される有効電力推定結果を示す図である。 第4の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図17に示す電気料金計算部での処理を説明する図である。 図17に示す結果表示部により表示装置に表示される電気料金推定結果を示す図である。 第5の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図20に示すアラーム発信部での処理を説明する図である。 図20に示すアラーム発信部により表示装置に表示されるメッセージを示す図である。 第6の実施形態に係る電力負荷推定装置が設置された需要家の機能構成を示す図である。 図23に示す電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図24に示す遮断処理部が有する条件テーブルを示す図である。 第7の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 第8の実施形態に係る電力負荷推定装置の機能構成を示す図である。 図27に示す遮断処理部が有する条件テーブルの例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電力負荷推定装置10が設置された需要家の機能構成を示すブロック図である。図1では、需要家がビルである場合を例に説明する。
図1に示すビルでは、ビルの母線と電気的に接続されたフィーダにより、階毎に設置された測定装置20へ電力が供給される。測定装置20は、供給された電力を測定装置20が設置された階に形成される電気系統40へ出力する。電気系統40には、需要家機器30−1〜30−5が接続される。需要家機器30−1〜30−5は、例えば、エァコン、ノートPC、デスクトップPC、コピー/プリンタ及び蛍光灯等であり、電気系統40に供給される電力を用いて駆動する。
また、測定装置20は、フィーダから供給される電力に基づいて、電流、電圧及び電力等の電気物理量についての情報(以下、電気物理量情報と称する。)を取得する。測定装置20は、取得した電気物理量情報をビル監視室へ出力する。ビル監視室には、階毎の電気物理量を受信する電力負荷推定装置10、及び、電力負荷推定装置10で推定された電力負荷に基づいてビル内のエネルギー消費を監視するエネルギー監視装置50が設置されている。
なお、図1には、説明の簡略化のため、ビルの1階について設置される電力負荷推定装置10、測定装置20、需要家機器30−1〜30−5及び電力系統40を示す。
図2は、第1の実施形態に係る測定装置20で取得される電気物理量の波形例を示す図である。図2では、電気物理量の例として、電圧波形V、電流波形I及び有効電力波形Pを示す。図2において、縦軸は電気物理量を示し、横軸は時間を示す。
ここで、有効電力の瞬時値、電圧の瞬時値及び電流の瞬時値をそれぞれ、p、v、iとすると、有効電力の瞬時値pは、
p=v×i (1)
と求められる。つまり、電圧の瞬時値vと、電流の瞬時値iとから、有効電力の瞬時値pを計算することができる。
電力負荷推定装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを備える。電力負荷推定装置10は、CPUに電力負荷推定プログラムを実行させることで、図3に示す機能を有する。すなわち、電力負荷推定装置10は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13及びデータベース14を備える。
高調波成分計算部11は、測定装置20から供給される電気物理量情報を受信し、電気物理量情報に含まれる高調波の次数毎の成分を計算する。高調波成分計算部11は、電気物理量情報に含まれる有効電力の瞬時値p、電圧の瞬時値v及び電流の瞬時値iのうち、いずれの高調波の次数毎の成分を計算することが可能である。
高調波は、一定の周期を持つ、周期の違う正弦波の集まりとして表される。基本波を一次とすると、周期が基本波の1/2(周波数は2倍)の波を二次の高調波、周期が基本波の1/3(周波数は3倍)の波を三次の高調波、周期が基本波の1/n(周波数はn倍)の波をn次の高調波と称する。商用周波数に高調波が入ると、商用周波数は歪んでいると扱われる。
観測データが装置の動作特性から離散的なサンプリング値である場合がある。このような観測データから高調波成分を求める場合、離散型フーリエ変換と呼ばれる手法が用いられる。この離散型フーリエ変換を高速に解けるように改良した手法を、FFT(Fast Fourier Transform)といい、高調波の次数毎の成分を計算する手法としては、最も一般的な手法となっている。高調波成分計算部11は、図4に示すように、FFT処理部111を備える。
図5は、FFT処理部111により、図2に示す電気物理量に含まれる高調波の次数毎の成分を計算した計算結果(以下、高調波成分計算結果と称する。)の一例を示す図である。図5において、縦軸は高調波成分を示し、横軸は高調波の次数を示す。図5では、有効電力P及び電圧Vの高調波成分を示す。高調波成分計算部11は、算出した高調波成分計算結果を保存部12へ出力する。なお、本実施形態では、次数毎の高調波成分に対する解析を行うためにFFTを利用しているが、他の手法により高調波成分に対する解析をしても構わない。
保存部12は、高調波成分計算部11で算出された高調波成分計算結果を保存する。
データベース14には、需要家機器30−1〜30−5それぞれについての有効電力の高調波含有率のパターンが記録される。このとき、データベース14には、高調波含有率のパターンが、電力負荷推定装置10の納入時に記録済みであるようにしても構わない。また、データベース14には、高調波含有率のパターンが、納入時には記録されていないが、電力負荷推定装置10の使用前までに記録されるようにしても構わない。なお、有効電力の高調波含有率とは、有効電力に含まれる高調波成分の割合をいう。高調波含有率は、高調波の次数毎に式(2)により計算される。
高調波含有率(次数毎)=高調波の大きさ(次数毎)÷基本波を含めた高調波の総和 (2)
図6〜図9は、データベース14に記録されている高調波含有率パターンの例を示す図である。
図6は電力変換装置(6相)の高調波含有率パターンの例を示し、図7はアーク炉の高調波含有率パターンの例を示し、図8はエアコンの高調波含有率パターンの例を示し、図9は一般照明の高調波含有率パターンの例を示す。図6〜図9において、縦軸は高調波含有率を示し、横軸は高調波の次数を示す。
有効電力推定部13は、保存部12に保存されている高調波成分計算結果を読み出し、読み出した高調波成分計算結果に、データベース14から読み出した高調波含有率パターンを掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力を算出する。
具体的な処理を以下に示す。例えば、需要家機器30−1の有効電力をPL1とし、有効電力PL1のi番目の次数の高調波含有率をαi1とした場合、需要家機器30−1の有効電力のi番目の次数の高調波成分PL1は、
PL1=PL1×αi1 (3)
と求められる。需要家機器30−1の有効電力にN次の高調波があると仮定すれば、式(3)に基づき、需要家機器30−1の有効電力PL1は、
PL1=PL1+PL1+・・・+PL1+・・・+PL1
=(α11+α21+・・・+αi1+・・・+αN1)×PL1 (4)
と求められる。
つまり、j番目の需要家機器30−jの有効電力をPLjとし、有効電力PLjのi番目の次数の高調波含有率をαijとした場合には、有効電力PLjは、
PLj=PLj+PLj+・・・+PLj+・・・+PLj
=(α1j+α2j+・・・+αij+・・・+αNj)×PLj (5)
と求められる。
ここで、需要家機器30−1がエアコンであり、需要家機器30−1に有効電力PL1が供給され、需要家機器30−2がノートPCであり、需要家機器30−2に有効電力PL2が供給され、需要家機器30−3がデスクトップPCであり、需要家機器30−3に有効電力PL3が供給され、需要家機器30−4がコピー/プリンタであり、需要家機器30−4に有効電力PL4が供給され、需要家機器30−5が蛍光灯であり、需要家機器30−5に有効電力PL5が供給される場合を想定する。このとき、測定装置20を通過する有効電力をPとし、ロス分を無視できるとする。有効電力Pは、有効電力PL1〜PL5を用いて、
P=PL1+PL2+PL3+PL4+PL5 (6)
と求められる。PにN次の高調波があり、i次の高調波成分をPとすれば、有効電力Pは、
P=P+P+・・・+P+・・・+P (7)
と求められる。また、式(4)、(5)及び(7)から、有効電力Pのi次の高調波Pは、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5のi次の高調波PL1〜PL5を用いて、
=PL1+PL2+PL3+PL4+PL5
i1×PL1+αi2×PL2+αi3×PL3+αi4×PL4+αi5×PL5 (8)
と求められる。式(8)を高調波の次数毎にまとめ、高調波の次数を5次までで考えると、有効電力Pの高調波P〜Pは、
Figure 0005840541
と求められる。式(9)から、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5は、
Figure 0005840541
と求められる。式(10)において、j番目の需要家機器の、i番目の次数の高調波含有率αijは、データベース14に予め記録されているため、既知である。そして、P〜Pの値は、高調波成分計算部11で取得された高調波成分結果である。すなわち、式(10)を用いることにより、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出することが可能となる。
図10は、第1の実施形態に係る有効電力推定部13の処理を説明する図である。有効電力推定部13は、保存部12に保存される有効電力Pの高調波成分P〜Pに、データベース14に記録されている高調波含有率マトリクスαijを掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出する。つまり、有効電力推定部13は、図11に示すように、データベース14に予め記録される機器毎の高調波含有率パターンに、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を掛け合わせた合計値が、測定装置20で測定された有効電力Pの高調波成分Pとなるような、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を求める。有効電力推定部13は、算出した有効電力PL1〜PL5を有効電力推定結果として、エネルギー監視装置50へ出力する。
エネルギー監視装置50は、各階に設置される電力負荷推定装置10で算出される有効電力推定結果を受け取る。エネルギー監視装置50は、各階の有効電力推定結果を参照して、ビルで使用されるエネルギーを監視する。
以上のように、第1の実施形態では、データベース14は、複数の需要家機器についての高調波含有率パターンを予め記録している。有効電力推定部13は、測定装置20で測定された有効電力の高調波に、高調波含有率パターンを掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5における有効電力PL1〜PL5を推定するようにしている。これにより、電力負荷推定装置10は、電力系統40に供給される電力の測定値を測定装置20から受信するのみで、需要家機器30−1〜30−5での有効電力を推定することが可能となる。
なお、高調波を用いた負荷の稼働状態(on−off)を推定する関連技術として、高調波の原因を推定するシステム(例えば、特許文献1参照。)や、電圧や電流の高調波により負荷の稼働状態を推定するシステム(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)がある。しかしながら、特許文献1乃至3では、負荷の稼働状態の推定のみを行い、負荷量の推定は実施していない。そのため、ピークカットやピークシフト等の需給制御を行うことは困難である。
一方、第1の実施形態に係る電力負荷推定装置10によれば、需要家機器が多数あり、かつ、広域に設置されている場合であっても、需要家機器毎の負荷量を推定し把握することができる。これにより、エネルギー監視装置50にて、有効電力推定結果を参照して、ピークカットやピークシフト等の需給制御を行うことが可能となる。
なお、第1の実施形態では、有効電力Pの高調波P〜Pに高調波含有率αijを乗じることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出する場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。
図6〜図9で示すように、高調波含有率は、需要家機器毎に特徴がある。例えば、図6に示す電力変換装置(6相)の高調波含有率は、次数5,7,11,13,17及び19に特徴があり、図8に示すエァコンは次数3、5,7,9,11,13,15,17及び19に特徴があり、図9に示す一般照明は、次数3,5,7,9及び11に特徴がある。
有効電力推定部13は、有効電力Pの高調波Pのうち、需要家機器の高調波含有率に特徴のある次数の高調波に対して、データベース14に記録される高調波含有率を乗じることで、需要家機器の有効電力を算出するようにしても良い。例えば、電力変換装置(6相)は17次及び19次の高調波含有率に特に特徴があり、エァコンAは3次及び15次の高調波含有率に特に特徴があり、一般照明は3次、5次及び7次の高調波含有率に特に特徴があるため、有効電力Pの高調波のうち、次数3,5,7,15及び17の高調波P,P,P,P15及びP17に高調波含有率αijを乗じることにより、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5は、
Figure 0005840541
と求められる。
図12は、第1の実施形態に係る有効電力推定部13のその他の処理を説明する図である。有効電力推定部13は、保存部12に保存される有効電力Pの高調波成分P,P,P,P15及びP17に、データベース14に記録されている高調波含有率マトリクスαijを掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出する。
これにより、電力負荷推定装置10は、需要家機器の有効電力をさらに正確に推定することが可能となる。
また、第1の実施形態では、式(9)に示すように、高調波含有率マトリックスが正方行列である場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、実際には、高調波の次数の数と、需要家機器の数とが異なる場合、すなわち、行と列との数が異なる場合も多い。
高調波の数をmとし、需要家機器の数をnとし、式(9)の左辺を実測高調波ベクトルとし、式(9)の高調波含有率マトリックスにおける各列ベクトルを高調波含有率ベクトルとした場合、実測高調波ベクトルは、
Figure 0005840541
との近似式により表される。
式(12)は近似式であるから、式(12)の右辺からは、近似値ベクトルが以下のように求められる。
Figure 0005840541
需要家機器30−1〜30−nの有効電力PL1〜PLnは、実測高調波ベクトルと、式(13)で表される近似値ベクトルとの誤差が最小となるときの有効電力PL1〜PLnとして求められる。
ここで、実測高調波ベクトルと近似値ベクトルとの誤差が最小となるように、実測高調波ベクトルの要素と、近似値ベクトルの要素との差分の二乗の合計値を最小化する。この手法は最小二乗法と呼ばれ、最も誤差が小さくなる近似式を求める一般的な手法である。
実測高調波ベクトルの要素と、近似値ベクトルの要素との差分の二乗の合計値をSとすると、Sは、
Figure 0005840541
と表される。
実測高調波ベクトルと近似値ベクトルとの誤差を最小二乗法で最小化するには、式(14)で表される合計値Sを各需要家機器の有効電力で偏微分し、これらが零となる有効電力を求めることが必要となる。例えば、式(14)で表される合計値Sをj番目の需要家機器30−jの有効電力で偏微分すると、
Figure 0005840541
となり、式(15)を展開すると、
Figure 0005840541
となる。式(16)を零とおき、需要家機器30−1〜30−nについて式(16)を計算し、行列形式で表すと以下の式となる。
Figure 0005840541
ここで、式(17)の右辺の行列における各要素は、k列j行又はj列k行において、Σαki×αjiであり、j列j行の対角成分において、Σαji×αjiの対称行列である。
式(17)の右辺行列は高調波次数の数≧需要家機器の数であれば正則行列となり逆行列を計算可能となる。すなわち、需要家機器30−1〜30−nの有効電力PL1〜PLnを算出することが可能となる。
有効電力推定部13は、算出した有効電力PL1〜PLnを有効電力推定結果として、エネルギー監視装置50へ出力する。
これにより、電力負荷推定装置10は、高調波の次数の数と、需要家機器の数とが異なる場合であっても、需要家機器の有効電力を推定することが可能となる。
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係る電力負荷推定装置60の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置60は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部61及びデータベース62を備える。図13において図3と共通する部分には同じ符号を付して示す。
データベース62には、需要家機器30−1〜30−5それぞれについての有効電力の高調波含有率と、需要家機器30−1〜30−5それぞれで発生する電力ロスを計算するために用いられる定数情報とが記録される。このとき、データベース62には、高調波含有率と定数情報とが、電力負荷推定装置60の納入時に記録済みであるようにしても構わない。また、データベース62には、高調波含有率と定数情報とが、納入時には記録されていないが、電力負荷推定装置60の使用前までに記録されるようにしても構わない。
有効電力推定部61は、保存部12に保存されている高調波成分計算結果を読み出し、読み出した高調波成分計算結果に、データベース62から読み出した高調波含有率と、定数情報との和を掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力を、高調波成分毎の電力ロスによる誤差を補正しながら算出する。
式(8)について、j番目の需要家機器30−jの有効電力のi次の高調波に起因する電力ロスPlosjを考慮すると、有効電力Pのi次の高調波Pは、
=PL1+PL2+PL3+PL4+PL5+Plos1+Plos2
+Plos3+Plos4+Plos5 (18)
と表される。
ここで、電力ロスPlosjは、
Plosj=r×(PLj +QLj )/Vij
≒aij×PLj +bij×PLj
≒βij×PLj (19)
と表される。
ただし、rは電気系統40のj番目の需要家機器30−jから見た抵抗、QLjはj番目の需要家機器30−jに注入する無効電力のi次の高調波成分である。Vijはj番目の需要家機器30−jに印加される電圧のi次の高調波成分である。aij、bijは、j番目の需要家機器30−jの有効電力のi次の高調波成分に対する近似式の定数である。式(19)におけるβijは、電力ロスを計算するための定数情報として、需要家機器毎に予め取得され、データベース62に記録される。
式(18)を高調波の次数毎にまとめ、高調波の次数を5次までで考え、式(19)を挿入すると、有効電力Pの高調波P〜Pは、
Figure 0005840541
と求められる。式(20)から、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5は、
Figure 0005840541
と求められる。式(21)において、j番目の需要家機器の、i番目の次数のγijは、αij及びβijがデータベース62に予め記録されているため、既知である。そして、P〜Pの値は、高調波成分計算部11で取得された高調波成分結果である。すなわち、式(21)を用いることにより、電力ロスを考慮しつつ、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出することが可能となる。
図14は、第2の実施形態に係る有効電力推定部61の処理を説明する図である。有効電力推定部61は、保存部12に保存される有効電力Pの高調波成分P〜Pに、データベース62に記録されているマトリクスγijを掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5の有効電力PL1〜PL5を算出する。有効電力推定部61は、算出した有効電力PL1〜PL5を有効電力推定結果として、エネルギー監視装置50へ出力する。
以上のように、第2の実施形態では、データベース62は、複数の需要家機器についての高調波含有率と、電力ロスを算出するための定数情報とを予め記録している。有効電力推定部61は、測定装置20で測定された有効電力の高調波に、高調波含有率と、定数情報との和を掛け合わせることで、需要家機器30−1〜30−5における有効電力PL1〜PL5を推定するようにしている。これにより、電力負荷推定装置60は、電力ロスを考慮しつつ、各需要家機器での有効電力を推定することが可能となる。
したがって、第2の実施形態に係る電力負荷推定装置60によれば、需要家機器が多数あり、かつ、広域に設置されている場合であっても、需要家機器毎の負荷量を推定し把握することができる。
(第3の実施形態)
図15は、第3の実施形態に係る電力負荷推定装置70の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置70は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14及び結果表示部71を備える。図15において図3と共通する部分には同じ符号を付して示す。
結果表示部71は、有効電力推定部13で算出された有効電力推定結果をビル監視室に設置される表示装置(図示せず)に表示させる。このとき、結果表示部71は、有効電力推定部13により有効電力推定結果が算出される度に、有効電力推定結果を表示装置に表示させても良いし、予め設定された時間の経過毎に、算出された有効電力推定結果を表示装置に表示させるようにしても良い。
図16は、結果表示部71により表示装置に表示される有効電力推定結果の表示例を示す図である。図16において、有効電力推定結果は、トレンドグラフで表示されており、縦軸は需要家機器30−1〜30−5毎の有効電力を示し、横軸は時間を示す。
図16に示す表示例は、需要家機器を、インバータ付モーターA、インバータ付モーターB、エアコン及び照明とした場合の、一日24時間分の有効電力推定結果を示すものである。
以上のように、第3の実施形態では、電力負荷推定装置70は、結果表示部71により、有効電力推定結果を表示装置に表示させるようにしている。これにより、ビルの管理者は、ビル内の電力需要を視覚的に取得することが可能となり、ビル内の電力需要のピークカット及びピークシフト等の需給制御を実施することが可能となる。
(第4の実施形態)
図17は、第4の実施形態に係る電力負荷推定装置80の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置80は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14、電気料金計算部81及び結果表示部82を備える。図17において図3と共通する部分には同じ符号を付して示す。
電気料金計算部81は、有効電力推定部13で算出された有効電力推定結果に基づき、需要家機器30−1〜30−5の電気料金をそれぞれ計算する。電気料金計算部81は、計算した需要家機器30−1〜30−5の電気料金を電気料金推定結果として結果表示部82へ出力する。
図18は、電気料金計算部81での処理を説明する図である。図18によれば、夜間における電気料金は9円/kwhであり、昼間における電気料金は12円/kwhである。
例えば、電気料金計算部81は、夜間での使用量が100kwhである場合には、電気料金を900円と算出し、昼間での使用量が200kwhである場合には、電気料金を2400円と算出する。
結果表示部82は、電気料金計算部81で算出された電気料金推定結果をビル監視室に設置される表示装置(図示せず)に表示させる。このとき、結果表示部82は、電気料金計算部81により電気料金推定結果が算出される度に、電気料金推定結果を表示装置に表示させても良いし、予め設定された時間の経過毎に、算出された電気料金推定結果を表示装置に表示させるようにしても良い。
図19は、結果表示部71により表示装置に表示される電気料金推定結果の表示例を示す図である。図19において、電気料金推定結果はトレンドグラフで表示されており、縦軸は需要家機器30−1〜30−5毎の電気料金を示し、横軸は時間を示す。なお、図19は、時間帯に関係なく、電気料金が一定である場合の電気料金推定結果を示す。
以上のように、第4の実施形態では、電気料金計算部81は、有効電力推定結果を参照した電気料金を算出する。そして、結果表示部71は、算出した電気料金推定結果を表示装置に表示させるようにしている。これにより、ビルの管理者は、ビル内の電気料金の推移を視覚的に取得することが可能となり、ビル内の電力需要のピークカット及びピークシフト等の需給制御を実施することが可能となる。
(第5の実施形態)
図20は、第5の実施形態に係る電力負荷推定装置90の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置90は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14、結果表示部71及びアラーム発信部91を備える。図20において図3及び図15と共通する部分には同じ符号を付して示す。
アラーム発信部91は、需要家機器30−1〜30−5における消費電力の総和が予め設定される基準値を超える場合、アラーム等によるメッセージを、ビル監視室に設置される表示装置(図示せず)に表示させる。
図21は、アラーム発信部91での処理を説明する図である。縦軸は消費電力の総和を示し、横軸は時間を示す。消費電力の総和が、図21において破線で示される基準値を超えた場合、アラーム発信部91は、アラーム等によるメッセージを表示装置に表示させる。
図22は、アラーム発信部91により表示装置に表示されるメッセージの表示例を示す図である。表示装置の画面の中にアラームメッセージウィンドウがあり、このアラームメッセージウィンドウに、アラーム等によるメッセージが表示される。
アラーム等によるメッセージの例としては、消費電力の総和が基準値を超えた時刻、及び、その時刻における消費電力の総和等が挙げられる。
以上のように、第5の実施形態では、アラーム発信部91は、有効電力推定結果における消費電力の総和が基準値を超えた場合、表示装置にメッセージを表示させる。これにより、ビルの管理者は、ビル内の消費電力が基準値を超えたことを把握することが可能となり、ビルの省エネルギー化を図ることが可能となる。
(第6の実施形態)
図23は、第6の実施形態に係る電力負荷推定装置100が設置された需要家の機能構成を示すブロック図である。図23において図1と共通する部分には同じ符号を付して示す。
遮断器110−1〜110−5は、需要家機器30−1〜30−5と電気系統40との間に設置される。遮断器110−1〜110−5は、電力負荷推定装置100から供給される遮断指示に従い、電気系統40から需要家機器30−1〜30−5へ供給される電力を遮断する。
図24は、第6の実施形態に係る電力負荷推定装置100の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置100は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14、結果表示部71及び遮断処理部101を備える。図24において図3及び図15と共通する部分には同じ符号を付して示す。
遮断処理部101は、需要家機器30−1〜30−5のうち、いずれの需要家機器への電力の供給を遮断するか条件が予め登録される条件テーブルを有する。遮断処理部101は、需要家機器30−1〜30−5における消費電力の総和が予め設定される基準値を超える場合、条件テーブルを参照し、伝送系を介して遮断器110−1〜110−5の少なくともいずれかへ遮断指示を出力する。
図25は、遮断処理部101が有する条件テーブルの例を示す図である。図10に示す条件テーブルによれば、電力の供給を遮断する需要家機器の順序が、エアコンA、エアコンB、照明の順で設定されている。図23における需要家機器30−1がエアコンAであり、需要家機器30−2がエアコンBであり、需要家機器30−3が照明である場合に、消費電力の総和が基準値を超えると、遮断処理部101は、第一段としてエアコンA(遮断量20kW)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−1へ遮断指示を出力する。エアコンAへの電力の供給を遮断した状態で、消費電力の総和が基準値を超えた場合、遮断処理部101は、第二段としてエアコンB(遮断量20kW)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−2へ遮断指示を出力する。エアコンA,Bへの電力の供給を遮断した状態で、消費電力の総和が基準値を超えた場合、遮断処理部101は、第三段として照明(遮断量10kW)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−3へ遮断指示を出力する。
条件テーブルは、例えば、図16に示される有効電力推定結果に基づいて予め設定される。図16によれば、昼間はエアコン及び照明による消費電力が多いことが分かる。そのため、例えば、昼間であれば、エアコン及び照明の遮断優先度が高くなるように、条件テーブルを作成する。また、エアコンの消費電力が照明の消費電力よりも多い場合には、遮断優先度がエアコン負荷、照明負荷の順になるように条件テーブルを作成する。
以上のように、第6の実施形態では、有効電力推定結果に基づき、電力供給を遮断する需要家機器の順序を設定した条件テーブルが作成される。遮断処理部101は、有効電力推定結果における消費電力の総和が基準値を超えた場合、条件テーブルで設定される順序に従い、遮断器110−1〜110−5へ遮断指示を出力する。これにより、ビルの管理者は、ビル内の省エネルギー化を図ることが可能となる。
(第7の実施形態)
図26は、第7の実施形態に係る電力負荷推定装置120の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置120は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14、電気料金計算部81、結果表示部82及びアラーム発信部121を備える。図26において図3及び図17と共通する部分には同じ符号を付して示す。
アラーム発信部121は、需要家機器30−1〜30−5における電気料金の総和が予め設定される基準値を超える場合、アラーム等によるメッセージを、ビル監視室に設置される表示装置(図示せず)に表示させる。
以上のように、第7の実施形態では、アラーム発信部121は、電気料金推定結果における電気料金の総和が基準値を超えた場合、表示装置にメッセージを表示させる。これにより、ビルの管理者は、ビル内の電気料金が基準値を超えたことを把握することが可能となり、ビルの省エネルギー化を図ることが可能となる。
(第8の実施形態)
図27は、第8の実施形態に係る電力負荷推定装置130の機能構成を示すブロック図である。電力負荷推定装置130は、高調波成分計算部11、保存部12、有効電力推定部13、データベース14、電気料金計算部81、結果表示部82及び遮断処理部131を備える。図24において図3及び図17と共通する部分には同じ符号を付して示す。
遮断処理部131は、需要家機器30−1〜30−5のうち、いずれの需要家機器への電力の供給を遮断するか条件が予め登録される条件テーブルを有する。遮断処理部131は、需要家機器30−1〜30−5における電気料金の総和が予め設定される基準値を超える場合、条件テーブルを参照し、伝送系を介して図23に示す遮断器110−1〜110−5の少なくともいずれかへ遮断指示を出力する。
図28は、遮断処理部131が有する条件テーブルの例を示す図である。図28に示す条件テーブルによれば、電力の供給を遮断する需要家機器の順序が、エアコンA、エアコンB、照明の順で設定されている。図23における需要家機器30−1がエアコンAであり、需要家機器30−2がエアコンBであり、需要家機器30−3が照明である場合に、電気料金の総和が基準値を超えると、遮断処理部131は、第一段としてエアコンA(電気料金200円)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−1へ遮断指示を出力する。エアコンAへの電力の供給を遮断した状態で、消費電力の総和が基準値を超えた場合、遮断処理部131は、第二段としてエアコンB(電気料金200円)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−2へ遮断指示を出力する。エアコンA,Bへの電力の供給を遮断した状態で、消費電力の総和が基準値を超えた場合、遮断処理部131は、第三段として照明(電気料金100円)への電力の供給を遮断するように、遮断器110−3へ遮断指示を出力する。
条件テーブルは、例えば、図19に示される電気料金推定結果に基づいて予め設定される。図19によれば、昼間はエアコン及び照明による電気料金が高いことが分かる。そのため、例えば、昼間であれば、エアコン及び照明の遮断優先度が高くなるように、条件テーブルを作成する。また、エアコンの電気料金が照明の電気料金よりも高い場合には、遮断優先度がエアコン負荷、照明負荷の順になるように条件テーブルを作成する。
以上のように、第8の実施形態では、電気料金推定結果に基づき、電力供給を遮断する需要家機器の順序を設定した条件テーブルが作成される。遮断処理部131は、電気料金推定結果における電気料金の総和が基準値を超えた場合、条件テーブルで設定される順序に従い、遮断器110−1〜110−5へ遮断指示を出力する。これにより、ビルの管理者は、ビル内の省エネルギー化を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記第1乃至第8の実施形態では、電力負荷推定装置がビルに設置される場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。電力負荷推定装置が設置される需要家は、ビルの他に、工場及び家庭等、様々なものが想定される。
また、第1乃至第8の実施形態に係る電力負荷推定装置は、単体で持ち運び可能としても構わない。この場合、電力負荷推定装置は、電力系統に供給される電力を計測する計測装置と接続するコネクタ、又は、計測装置と通信する通信部等を備え、計測装置で取得された電気物理量情報を取得する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10,60,70,80,90,100,120,130・・・電力負荷推定装置、11・・・高調波成分計算部、111・・・FFT処理部、12・・・保存部、13,61・・・有効電力推定部、14,62・・・データベース、20・・・測定装置、30−1〜30−5・・・需要家機器、40・・・電力系統、50・・・エネルギー監視装置、71,82・・・結果表示部、81・・・電気料金計算部、91,121・・・アラーム発信部、101,131・・・遮断処理部、110−1〜110−5・・・遮断器

Claims (29)

  1. 複数の需要家機器が接続可能な電気系統へ供給される電力についての測定情報を取得し、前記電力測定情報の高調波成分を計算する高調波成分計算部と、
    前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力の高調波含有率を記録可能なデータベースと、
    前記高調波成分に、前記データベースに記録されている複数の高調波含有率を掛け合わせることで、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定する有効電力推定部と
    を具備することを特徴とする電力負荷推定装置。
  2. 前記データベースには、前記電力負荷推定装置の納入時に前記高調波含有率が記録されていることを特徴とする請求項1記載の電力負荷推定装置。
  3. 前記データベースは、前記電力負荷推定装置の納入時には、前記高調波含有率が記録されていないが、前記電力負荷推定装置の使用時には、前記高調波含有率が記録されていることを特徴とする請求項1記載の電力負荷推定装置。
  4. 前記高調波含有率がいずれの次数で特徴的な値となるかが、需要家機器毎に異なり、
    前記有効電力推定部は、前記計算された高調波成分のうち、前記電気系統に接続される需要家機器の高調波含有率が特徴的な値をとる次数と同一の次数の高調波成分に、前記次数の高調波含有率を掛け合わせることで、前記接続される需要家機器がそれぞれ必要とする電力を推定することを特徴とする請求項2又は3記載の電力負荷推定装置。
  5. 前記データベースは、前記複数の需要家機器がそれぞれで発生する電力ロスを計算するための定数情報をさらに記録可能であり、
    前記有効電力推定部は、前記高調波成分に、前記データベースに記録されている高調波含有率と、定数情報との和を掛け合わせることで、前記複数の需要家機器でそれぞれ発生する電力ロスを考慮しながら、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定することを特徴とする請求項2又は3記載の電力負荷推定装置。
  6. 前記推定した電力値を表示装置に表示させる結果表示部をさらに具備することを特徴とする請求項2又は3記載の電力負荷推定装置。
  7. 前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させるアラーム発信部をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の電力負荷推定装置。
  8. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電力値に基づいて予め設定され、前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を出力する遮断処理部をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の電力負荷推定装置。
  9. 前記推定した電力値に基づいて、前記複数の需要家機器それぞれでの電気料金を推定する電気料金計算部と、
    前記推定した電気料金を表示装置に表示させる結果表示部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項2又は3記載の電力負荷推定装置。
  10. 前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させるアラーム発信部をさらに具備することを特徴とする請求項9記載の電力負荷推定装置。
  11. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電気料金に基づいて予め設定され、前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を出力する遮断処理部をさらに具備することを特徴とする請求項9記載の電力負荷推定装置。
  12. 複数の需要家機器が接続される電気系統へ供給される電力についての測定情報を取得し、
    前記取得した電力測定情報の高調波成分を計算し、
    前記高調波成分に、データベースに記録されている、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力の高調波含有率を、掛け合わせることで、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定することを特徴とする電力負荷推定方法。
  13. 前記高調波含有率がいずれの次数で特徴的な値となるかが、需要家機器毎に異なり、
    前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値の推定は、前記計算された高調波成分のうち、前記電気系統に接続される需要家機器の高調波含有率が特徴的な値をとる次数と同一の次数の高調波成分に、前記次数の高調波含有率を掛け合わせることで行うことを特徴とする請求項12記載の電力負荷推定方法。
  14. 前記データベースには、前記複数の需要家機器がそれぞれで発生する電力ロスを計算するための定数情報がさらに記録されており、
    前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値の推定は、前記高調波成分に、前記データベースに記録されている高調波含有率と、定数情報との和を掛け合わせることで、前記複数の需要家機器でそれぞれ発生する電力ロスを考慮しながら、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定することを特徴とする請求項12記載の電力負荷推定方法。
  15. 前記推定した電力値を表示装置に表示させることを特徴とする請求項12記載の電力負荷推定方法。
  16. 前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項15記載の電力負荷推定方法。
  17. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電力値に基づいて予め設定され、前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を生成することを特徴とする請求項15記載の電力負荷推定方法。
  18. 前記推定した電力値に基づいて、前記複数の需要家機器それぞれでの電気料金を推定し、
    前記推定した電気料金を表示装置に表示させることを特徴とする請求項12記載の電力負荷推定方法。
  19. 前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項18記載の電力負荷推定方法。
  20. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電気料金に基づいて予め設定され、前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を生成することを特徴とする請求項18記載の電力負荷推定方法。
  21. 複数の需要家機器が接続される電気系統へ供給される電力についての測定情報を受信する電力負荷推定装置に用いられる電力負荷推定プログラムであって、
    前記電力測定情報の高調波成分を計算する処理と、
    前記高調波成分に、データベースに記録されている、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力の高調波含有率を、掛け合わせることで、前記複数の需要家機器がそれぞれ必要とする電力値を推定する処理と
    を前記電力負荷推定装置のコンピュータに実行させることを特徴とする電力負荷推定プログラム。
  22. 前記高調波含有率がいずれの次数で特徴的な値となるかが、需要家機器毎に異なり、
    前記電力値を推定する処理は、前記計算された高調波成分のうち、前記電気系統に接続される需要家機器の高調波含有率が特徴的な値をとる次数と同一の次数の高調波成分に、前記次数の高調波含有率を掛け合わせることで行うことを特徴とする請求項21記載の電力負荷推定プログラム。
  23. 前記データベースには、前記複数の需要家機器がそれぞれで発生する電力ロスを計算するための定数情報がさらに記録されており、
    前記電力値を推定する処理は、前記高調波成分に、前記データベースに記録されている高調波含有率と、定数情報との和を掛け合わせることで、前記複数の需要家機器でそれぞれ発生する電力ロスを考慮しながら行うことを特徴とする請求項21記載の電力負荷推定プログラム。
  24. 前記推定した電力値を表示装置に表示させる処理を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項21記載の電力負荷推定プログラム。
  25. 前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させる処理を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項24記載の電力負荷推定プログラム。
  26. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電力値に基づいて予め設定され、前記推定した電力値の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を生成する処理を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項24記載の電力負荷推定プログラム。
  27. 前記推定した電力値に基づいて、前記複数の需要家機器それぞれでの電気料金を推定する処理と、
    前記推定した電気料金を表示装置に表示させる処理と
    を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項21記載の電力負荷推定プログラム。
  28. 前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記総和が基準値を超えることを示すメッセージを前記表示装置に表示させる処理を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項27記載の電力負荷推定プログラム。
  29. 電力の供給が遮断される需要家機器の順序が、前記推定した電気料金に基づいて予め設定され、前記推定した電気料金の総和が予め設定する基準値を超えるか否かを判断し、超える場合、前記順序に従って需要家機器への電力の供給を遮断させる遮断指示を生成する処理を前記電力負荷推定装置のコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項27記載の電力負荷推定プログラム。
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