JP5839707B2 - 建物ユニットと小屋床パネルの組付方法、建物ユニットと小屋床パネルの輸送方法、建物ユニットと小屋床パネルの仮組体、建物ユニットと小屋床パネルの本組体 - Google Patents

建物ユニットと小屋床パネルの組付方法、建物ユニットと小屋床パネルの輸送方法、建物ユニットと小屋床パネルの仮組体、建物ユニットと小屋床パネルの本組体 Download PDF

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Description

本発明は、建物ユニットと小屋床パネルの組付方法、建物ユニットと小屋床パネルの輸送方法、建物ユニットと小屋床パネルの仮組体、建物ユニットと小屋床パネルの本組体に関する。
従来、上階と屋根の間に小屋裏空間が設けられたユニット式建物がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。ユニット式建物の施工では、工場で製造された複数の箱状建物ユニットを建築現場に輸送し、クレーン等を用いてこれらの建物ユニットを並べて組み合わせ、上階の建物ユニットの上に小屋床パネル(小屋パネル、小屋裏パネル)を設置し、小屋床パネル或いは上階の建物ユニットの上に複数の束を立設し、これら束の上端に屋根パネルを設置する(特許文献2参照)。
特開2009−2158号公報 特開2010−174512号公報
ユニット式建物に利用される複数の小屋床パネルも工場で製造される。小屋床パネルは建物ユニットとは別便にて建築現場に輸送されるので、輸送コストが増大してしまう。
小屋床パネルの輸送コストを削減するべく、小屋床パネルを建物ユニットの上に設置した状態で、小屋床パネルと建物ユニットを同便で輸送することも考えられる。しかし、小屋床パネルの上端までの高さが輸送上の高さ制限を超えてしまう。高さ制限に抵触しないように、小屋床パネルの梁成を低くすることも考えられる。しかし、小屋床パネルの梁成を低くすると、小屋裏の床面とその下の階の床面までの高さも低くなり、小屋裏の床面とその下の階の床面までの高さが階段の高さに合わなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、小屋床パネルと建物ユニットを同便で輸送できるようにするとともに、小屋裏の床面からその下の階の床面までの高さが階段の高さに合うようにすることである。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、複数本の天井梁14a,14b、複数本の床梁14c,14d及び複数本の柱14eを骨組みしてなる建物ユニット14の上面にブラケット30を倒伏した状態で前記建物ユニット14と前記ブラケット30を締結するとともに、複数本の梁材21,22を枠組みしてなる小屋床パネル20を前記建物ユニット14の上に配置して、前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面に締結し、その後、前記小屋床パネル20、前記建物ユニット14及び前記ブラケット30を建築現場に輸送し、その後、前記建物ユニット14と前記ブラケット30の締結を解除するとともに、前記小屋床パネル20の側面と前記ブラケット30の締結を緩め、その後、前記ブラケット30を前記小屋床パネル20に対して回転することによって、前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の下面から下方に延出させるとともに前記ブラケット30を前記建物ユニット14の上面に立て、その後、前記ブラケット30を前記建物ユニット14に締結するとともに、前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面に締結する、ことを特徴とする建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法である。
請求項1に係る発明によれば、ブラケット30を倒伏した状態で小屋床パネル20及び建物ユニット14を輸送するから、その輸送の際に、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを低くすることができる。そのため、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さが輸送上の高さ制限を超えない。よって、建物ユニット14と小屋床パネル20を同便で輸送することができ、輸送コストの削減を図ることができる。
また、建築現場では、ブラケット30を建物ユニット14の上面に立てた状態にするから、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを高めることができる。そのため、小屋床パネル20の梁成を低くしても、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを階段の高さに合わせることができる。
請求項2に係る発明は、前記ブラケット30を前記建物ユニット14の上面に倒伏して前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面及び前記建物ユニット14に締結した状態において、前記小屋床パネル20の下面の高さを前記建物ユニット14の上面の高さに揃える、ことを特徴とする請求項1に記載の建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法である。
請求項2に係る発明によれば、ブラケット30が倒伏した状態では、小屋床パネル20の下面の高さが建物ユニット14の上面の高さに揃っているから、小屋床パネル20及び建物ユニット14の輸送の際に、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを低くすることができる。
請求項3に係る発明は、前記ブラケット30を前記建物ユニット14の上面に立てて前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面及び前記建物ユニット14に締結した状態において、前記小屋床パネル20の下面を前記建物ユニット14の上面から上に離す、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法である。
請求項3に係る発明によれば、ブラケット30が立った状態では、小屋床パネル20の下面が建物ユニット14の上面から離れているので、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを高めることができる。そのため、小屋床パネル20の梁成を低くしても、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを階段の高さに合わせることができる。
請求項4に係る発明は、上から見て、前記小屋床パネル20のサイズが前記建物ユニット14のサイズよりも小さい、ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法である。
請求項4に係る発明によれば、ブラケット30を小屋床パネル20の側面に締結しつつ、ブラケット30を建物ユニット14に締結することができる。そのため、ブラケット30を小屋床パネル20の側面から外さずに、ブラケット30と小屋床パネル20の締結を緩めるだけで、ブラケット30を立てるように回転することができる。
請求項5に係る発明は、前記ブラケット30を前記建物ユニット14の上面に倒伏して前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面及び前記建物ユニット14に締結する際には、一組のボルト40・ナット41によって前記小屋床パネル20の側面及び前記建物ユニット14を締結し、前記ブラケット30を前記建物ユニット14の上面に立てて前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面及び前記建物ユニット14に締結する際には、複数組のボルト40・ナット41によって前記小屋床パネル20の側面を締結し、一組のボルト50・ナット51によって前記建物ユニット14を締結する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法である。
請求項5に係る発明によれば、輸送前に一組のボルト40・ナット41を締め、輸送後にその一組のボルト40・ナット41を緩めるから、作業効率が向上する。また、ブラケット30の回転後に複数組のボルト40・ナット41によってブラケット30と小屋床パネル20を締結するから、締結力が向上する。
請求項6に係る発明は、複数本の天井梁14a,14b、複数本の床梁14c,14d及び複数本の柱14eを骨組みしてなる建物ユニット14の上面にブラケット30を倒伏した状態で前記建物ユニット14と前記ブラケット30を締結し、複数本の梁材21,22を枠組みしてなる小屋床パネル20を前記建物ユニット14の上に配置し、前記ブラケット30を前記小屋床パネル20の側面に締結した状態で、前記小屋床パネル20、前記建物ユニット14及び前記ブラケット30を建築現場に輸送する、ことを特徴とする建物ユニット14と小屋床パネル20の輸送方法である。
請求項6に係る発明によれば、小屋床パネル20及び建物ユニット14の輸送の際に、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さが輸送上の高さ制限を超えないようにすることができる。よって、建物ユニット14と小屋床パネル20を同便で輸送することができ、輸送コストの削減を図ることができる。
請求項7に係る発明は、複数本の天井梁14a,14b、複数本の床梁14c,14d及び複数本の柱14eを骨組みしてなる建物ユニット14と、複数本の梁材21,22を枠組みしてなるとともに、前記建物ユニット14の上に配置された小屋床パネル20と、前記建物ユニット14の上面に倒伏した状態で前記建物ユニット14に締結されているとともに、前記小屋床パネル20の側面に締結されたブラケット30と、を備える、ことを特徴とする建物ユニット14と小屋床パネル20の仮組体である。
請求項7に係る発明によれば、ブラケット30が倒伏した状態であるから、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを低くすることができる。そのため、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さが輸送上の高さ制限を超えず、建物ユニット14と小屋床パネル20を同便で輸送することができる。
請求項8に係る発明は、複数本の天井梁14a,14b、複数本の床梁14c,14d及び複数本の柱14eを骨組みしてなる建物ユニット14と、複数本の梁材21,22を枠組みしてなるとともに、前記建物ユニット14の上に配置された小屋床パネル20と、前記小屋床パネル20の側面に締結されているとともに、前記小屋床パネル20の下面から下方に延出して前記建物ユニット14の上面に立った状態で前記建物ユニット14に締結されたブラケット30と、を備える、ことを特徴とする建物ユニット14と小屋床パネル20の本組体である。
請求項8に係る発明によれば、ブラケット30が立った状態であるから、小屋床パネル20の梁成を低くしても、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを階段の高さに合わせることができる。
本発明によれば、建物ユニットと小屋床パネルを同便で輸送することができ、輸送コストの削減を図ることができる。また、小屋床パネルの梁成を低くしても、建物ユニットの下面から小屋床パネルの上面までの高さを階段の高さに合わせることができる。
ユニット式建物の概略斜視図である。 建物ユニットの斜視図である。 建物ユニット及び小屋床パネルの平面図である。 図3に図示の矢印Aの方向に向かって見て示した図面である。 図4に図示の矢印Bの方向に向かって見て示した図面である。 図3に図示の矢印Aの方向に向かって見て示した図面である。 図6に図示の矢印Cの方向に向かって見て示した図面である。 図3に図示の矢印Aの方向に向かって見て示した図面である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているので、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、ユニット式建物1の概略斜視図である。
このユニット式建物1は、基礎2の上に設置されたものである。このユニット式建物1の下階部3は複数の直方体箱状の建物ユニット13,13,…からなる。これら建物ユニット13,13…は基礎2上に並べられて、これら建物ユニット13,13,…が連結されている。ユニット式建物1の上階部4は複数の直方体箱状の建物ユニット14,14,…からなる。これら建物ユニット14,14,…は下階部3の建物ユニット13,13,…上に並べられて、これら建物ユニット14,14,…が連結されている。建物ユニット14,14,…はそれぞれの下の建物ユニット13,13,…に連結されている。
建物ユニット13,13…及び建築ユニット14,14,…は、工場から建築現場に輸送されて、クレーン等によって並べられて組み合わせられたものである。
図2に示すように、建物ユニット14は複数本(4本)の天井梁14a,14a,14b,14b、複数本(4本)の床梁14c,14c,14d,14d及び複数本(4本)の柱14e,14e,14e,14eを有する。これら天井梁14a,14a,14b,14b、床梁14c,14c,14d,14d及び柱14e,14e,14e,14eが直方体状に骨組みされることによって建物ユニット14が構成される。つまり、天井梁14a,14a,14b,14bが矩形枠状に組まれ、床梁14c,14c,14d,14dが矩形枠状に組まれ、柱14e,14e,14e,14eの上端が天井梁14a,14a,14b,14bからなる矩形枠の4つの角にそれぞれ連結され、柱14e,14e,14e,14eの下端が床梁14c,14c,14d,14dからなる矩形枠の4つの角にそれぞれ連結される。建物ユニット13も建物ユニット14と同様である。なお、必要に応じて、外装材が建物ユニット13,14に取り付けられている。
図1に示すように、上階部4の建物ユニット14,14,…上には、小屋床パネル20,20,…がそれぞれ設けられている。図3は、建物ユニット14及びその上に設けられた小屋床パネル20の平面図である。図3に示すように、建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14b上に複数の屋根束4,4,…が立設され、これら屋根束4,4,…の下端が建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bに連結されている。これら屋根束4,4,…の上端に屋根部5(図1参照)が設けられ、屋根部5が屋根束4,4,…によって支持されている。屋根部5は、複数の屋根パネルを組み合わせたものである。屋根部5と小屋床パネル20,20,…との間に、小屋裏空間が形成されている。なお、天井梁14a,14aが天井梁14b,14bより短く、天井梁14a,14aが矩形枠の長辺となり、天井梁14b,14bが矩形枠の短辺となる。
小屋床パネル20は4本の梁材21,21,22,22及び複数本の小梁23,23…を有する。梁材21,21,22,22が矩形枠状に組まれている。つまり、梁材21,21が互いに平行に配置され、梁材21,21より短い梁材22,22の一方が梁材21,21の一端間に架け渡され、もう一方の梁材22が梁材21,21の他端間に架け渡されている。小梁23,23…は梁材21,21の間に架け渡されている。
小屋床パネル20は、複数のブラケット30,30,…によって、建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bから上に離れた状態で建物ユニット14の上に設置されている。小屋床パネル20の長辺が建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bからなる矩形枠の長辺に対して平行であり、小屋床パネル20の短辺が建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bからなる矩形枠の短辺に対して平行である。また、小屋床パネル20の長辺が建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bからなる矩形枠の長辺よりも短く、小屋床パネル20の短辺が建物ユニット14の天井梁14a,14a,14b,14bからなる矩形枠の短辺よりも短い。上から見て、小屋床パネル20のサイズが建物ユニット14のサイズよりも小さい。そのため、ブラケット30を小屋床パネル20の側面に締結しつつ、ブラケット30を建物ユニット14の上面に締結することができる。
図4は、図3に示す矢印Aの方向に向かって見て示した側面図である。図5は、図4に示す矢印Bの方向に向かって見て示した図面である。図4及び図5に示すように、ブラケット30がボルト40,40及びナット41,41によって梁材21の側面に締結されている。このブラケット30が小屋床パネル20の梁材21の下面より下方に延出し、ブラケット30の下端がボルト50及びナット51によって天井梁14aの上面に締結され、ブラケット30が天井梁14aの上面に対して立設されている。なお、図4に示すように、天井梁14aが断面コ字状に設けられ、梁材21が角筒状に設けられている。
ブラケット30は第一取付板部31、第二取付板部32及び仮止め板部33等を有する。第一取付板部31、第二取付板部32及び仮止め板部33が矩形板状に形成され、第一取付板部31、第二取付板部32及び仮止め板部33が一体化されている。
第二取付板部32は、第一取付板部31に対して垂直に折り曲げられている。すなわち、第二取付板部32は、第一取付板部31の短辺に連結されているとともに、第一取付板部31の短辺から第一取付板部31の垂直方向へ延出している。
仮止め板部33は、第一取付板部31に対して垂直に折り曲げられている。つまり、仮止め板部33は、第一取付板部31の長辺に連結されているとともに、第一取付板部31の長辺から第一取付板部31の垂直方向へ延出している。仮止め板部33が第一取付板部31の長辺から延び出る向きは、第二取付板部32が第一取付板部31の短辺から延び出る向きと同じである。
第一取付板部31には、通し孔31a,31aが形成されている。通し孔31a,31aは、第一取付板部31の二つの短辺のうち、第二取付板部32が連結されている短辺の反対側の短辺寄りに形成されている。一方、小屋床パネル20の梁材21の側面にも、通し孔21a,21aが形成されている。通し孔21a,21aが通し孔31a,31aにそれぞれ重なり、ボルト40,40が通し孔31a,31a及び通し孔21a,21aにそれぞれ通されて、ナット41,41がボルト40,40にそれぞれ螺合し、ボルト40,40及びナット41,41によって梁材21の側面と第一取付板部31が締結されている。なお、二組以上のボルト40・ナット41によって第一取付板部31が梁材21の側面に締結されていてもよい。
第一取付板部31の長辺が上下方向に延在し、第一取付板部31が小屋床パネル20の梁材21の下面より下方に延出している。第一取付板部31が天井梁14aの上面に対して立った状態に設けられ、第二取付板部32が天井梁14aの上面に伏している。
第二取付板部32には、通し孔32aが形成されている。通し孔32aが長穴であり、第一取付板部31の長辺に沿う方向の通し孔32aの長さが第一取付板部31の法線に沿う方向の長さよりも長い。一方、建物ユニット14の天井梁14aの上面には、通し孔14a1が形成されている。通し孔14a1が通し孔32aに重なり、ボルト50が通し孔32a及び通し孔14a1に通されて、ナット51がボルト50に螺合し、ボルト50及びナット51によって天井梁14aの上面と第二取付板部32が締結されている。
仮止め板部33には、通し孔33aが形成されている。仮止め板部33は天井梁14aの上面に対して立った状態に設けられている。
小屋床パネル20が複数のブラケット30,30,…によって建物ユニット14上に取り付けられた状態では、梁材21,21,22,22の下面が天井梁14a,14a,14b,14bの上面から上に離間している(図4及び図5参照)。
図3及び図4に示すように、小屋床パネル20がブラケット30,30,…によって建物ユニット14の上面に本止めされたものを本組体という。
小屋床パネル20は、建物ユニット14と一緒に工場から建築現場に輸送される。但し、小屋床パネル20がブラケット30,30,…によって建物ユニット14の上面に本止めされた状態(図3及び図4参照)で小屋床パネル20及び建物ユニット14が輸送されるのではなく、小屋床パネル20がブラケット30,30,…によって建物ユニット14の上に仮止めされた状態で小屋床パネル20及び建物ユニット14が輸送される。仮止め状態について図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は仮止め状態を示した図面であり、図6は図4と同じ方向から見た図面であり、図7は図5と同じ方向から見た図面である。
図6及び図7に示すように、一方のボルト40及びナット41によってブラケット30が梁材21の側面に締結され、他方のボルト40及びナット41が取り外されている。ブラケット30は、天井梁14aの上面に倒伏しているとともに、ボルト50及びナット51によって天井梁14aの上面に締結されている。
具体的には、第一取付板部31の短辺が上下方向に延在し、仮止め板部33が下になり、仮止め板部33が天井梁14aの上面に伏している。そして、一方の通し孔21aが一方の通し孔31aに重なり、一方のボルト40が通し孔31a及び通し孔21aに通されて、ナット41がボルト40に螺合し、ボルト40及びナット41によって梁材21の上面と第一取付板部31が締結されている。他方の通し孔21aは他方の通し孔31aからずれている。仮止め板部33の通し孔33aが天井梁14aの通し孔14a1に重なって、ボルト50が通し孔33a及び通し孔14a1に通されて、ナット51がボルト50に螺合し、ボルト50及びナット51によって天井梁14aの上面と仮止め板部33が締結されている。第二取付板部32は天井梁14aの上面に対して立った状態に設けられている。
小屋床パネル20が複数のブラケット30,30,…によって建物ユニット14上に仮止めされた状態では、梁材21,21,22,22の下面と天井梁14a,14a,14b,14bの上面とは高さが揃っている。
図6及び図7に示すように、小屋床パネル20がブラケット30,30,…によって建物ユニット14の上面に仮止めされたものを仮組体という。
続いて、ユニット式建物1の建築方法について説明するとともに、建物ユニット14と小屋床パネル20の組付方法について説明する。
工場で建物ユニット13,13,…を組み立てて、これら建物ユニット13,13,…を建築現場に輸送する。建築現場では、基礎2を施工し、建物ユニット13,13,…を基礎2上に並べて、これら建物ユニット13,13,…を連結する。
工場で建物ユニット14,14,…及び小屋床パネル20,20,…を組み立てて、小屋床パネル20,20,…を建物ユニット14,14,…上にそれぞれ仮止めする。
小屋床パネル20と建物ユニット14の仮止め方法について具体的に説明する。図6及び図7に示すように、ブラケット30の仮止め板部33を建物ユニット14の天井梁14aの上面に伏せるとともに、仮止め板部33の通し孔33aを天井梁14aの通し孔14a1に重ねる。そして、ボルト50を通し孔33a及び通し孔14a1に通し、ナット51をボルト50に螺合し、ナット51とボルト50によって仮止め板部33を天井梁14aの上面に締結する。
小屋床パネル20を建物ユニット14の上に配置して、ブラケット30の第一取付板部31を小屋床パネル20の梁材21の側面に当接し、第一取付板部31の一方の通し孔31aを梁材21の一方の通し孔21aに重ねる。そして、ボルト40を通し孔31a及び通し孔21aに通し、ナット41をボルト40に螺合し、ナット41とボルト40によって第一取付板部31を梁材21の側面に締結する。ブラケット30が倒伏しているから、小屋床パネル20の下面が建物ユニット14の上面から上に離れていない。そのため、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを低くすることができる。
なお、小屋床パネル20に取り付ける複数のブラケット30,30,…のうち全てを小屋床パネル20に上述のようにボルト40及びナット41によって仮固定するが、これらのブラケット30,30,…のうち幾つか(例えば、図3において、天井梁14aの中央にあるブラケット30)を天井梁14aに仮固定せず、残りを上述のようにボルト50及びナット51によって天井梁14aに仮固定する。
このような小屋床パネル20、ブラケット30,30,…及び建物ユニット14等からなる仮組体を運搬車の荷台に積む。この際、建物ユニット14を下にし、小屋床パネル20を建物ユニット14の上にする。そして、建物ユニット14と小屋床パネル20とブラケット30,30…を運搬車で建築現場に輸送する。建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを低くいので、その高さがが輸送上の高さ制限を超えない。よって、建物ユニット14と小屋床パネル20を同便で輸送することができ、輸送コストの削減を図ることができる。
建築現場では、小屋床パネル20,20,…を建物ユニット14,14,…上にそれぞれ本止めする。
小屋床パネル20と建物ユニット14の本止め方法について具体的に説明する。図8に示すように、ナット51とボルト50を仮止め板部33及び天井梁14aから外して、仮止め板部33と天井梁14aの締結を解除する。また、ナット41とボルト40を緩める。
次に、ボルト40を中心にしてブラケット30を回転して、ブラケット30を立てるとともに、ボルト40が通されていない通し孔31aと通し孔21aを重ねる。そして、ボルト40を通し孔31a及び通し孔21aに通し、ナット41をボルト40に螺合し、ナット41とボルト40によって第一取付板部31を梁材21の側面に締結する。更に、先ほど緩めたナット41とボルト40を締めて、第一取付板部31を梁材21の側面に締結する。以上のように、仮止めの際には、一組のボルト40・ナット41によって第一取付板部31と梁材21を締結したので作業効率が向上し、本止めの際には、二組のボルト40・ナット41によって第一取付板部31と梁材21を締結したので、締結力が向上する。
また、立てたブラケット30の第二取付板部32を建物ユニット14の天井梁14aの上面に載せて、第二取付板部32の通し孔32aを天井梁14aの通し孔14a1に重ねる。そして、ボルト50を通し孔32a及び通し孔14a1に通し、ナット51をボルト50に螺合し、ナット51とボルト50によって第二取付板部32を天井梁14aの上面に締結する(図4及び図5参照)。
なお、他のブラケット30,30,…についても同様に小屋床パネル20と建物ユニット14に締結する。
小屋床パネル20を建物ユニット14に本止めした状態では、ブラケット30が立っているから、小屋床パネル20の下面が建物ユニット14の上面から上に離れている。そのため、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを高くすることができる。
小屋床パネル20,20,…を建物ユニット14,14,…上にそれぞれ本止めした後、建物ユニット14,14,…を建物ユニット13,13,…上に並べて、これら建物ユニット14,14,…を連結するとともに、建物ユニット14,14,…と建物ユニット13,13,…を連結する。
次に、各建物ユニット14,14…の天井梁14a,14a,14b,14b上に複数の屋根束4,4,…(図3参照)を立設し、これら屋根束4,4,…の上端に屋根部5(図1参照)を設ける。
小屋床パネル20がブラケット30によって建物ユニット14の上面から上に離れた状態で支持されているので、小屋床パネル20の梁成を低くしても、建物ユニット14の下面から小屋床パネル20の上面までの高さを上階部4の床面から小屋裏の床面までの階段の高さに合わせることができる。
14 建物ユニット
14a,14b 天井梁
14c,14d 床梁
14e 柱
20 小屋床パネル
21,22 梁材
30 ブラケット

Claims (8)

  1. 複数本の天井梁、複数本の床梁及び複数本の柱を骨組みしてなる建物ユニットの上面にブラケットを倒伏した状態で前記建物ユニットと前記ブラケットを締結するとともに、複数本の梁材を枠組みしてなる小屋床パネルを前記建物ユニットの上に配置して、前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面に締結し、
    その後、前記小屋床パネル、前記建物ユニット及び前記ブラケットを建築現場に輸送し、
    その後、前記建物ユニットと前記ブラケットの締結を解除するとともに、前記小屋床パネルの側面と前記ブラケットの締結を緩め、
    その後、前記ブラケットを前記小屋床パネルに対して回転することによって、前記ブラケットを前記小屋床パネルの下面から下方に延出させるとともに前記ブラケットを前記建物ユニットの上面に立て、
    その後、前記ブラケットを前記建物ユニットに締結するとともに、前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面に締結する、
    ことを特徴とする建物ユニットと小屋床パネルの組付方法。
  2. 前記ブラケットを前記建物ユニットの上面に倒伏して前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面及び前記建物ユニットに締結した状態において、前記小屋床パネルの下面の高さを前記建物ユニットの上面の高さに揃える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットと小屋床パネルの組付方法。
  3. 前記ブラケットを前記建物ユニットの上面に立てて前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面及び前記建物ユニットに締結した状態において、前記小屋床パネルの下面を前記建物ユニットの上面から上に離す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建物ユニットと小屋床パネルの組付方法。
  4. 上から見て、前記小屋床パネルのサイズが前記建物ユニットのサイズよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の建物ユニットと小屋床パネルの組付方法。
  5. 前記ブラケットを前記建物ユニットの上面に倒伏して前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面及び前記建物ユニットに締結する際には、一組のボルト・ナットによって前記小屋床パネルの側面及び前記建物ユニットを締結し、
    前記ブラケットを前記建物ユニットの上面に立てて前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面及び前記建物ユニットに締結する際には、複数組のボルト・ナットによって前記小屋床パネルの側面を締結し、一組のボルト・ナットによって前記建物ユニットを締結する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の建物ユニットと小屋床パネルの組付方法。
  6. 複数本の天井梁、複数本の床梁及び複数本の柱を骨組みしてなる建物ユニットの上面にブラケットを倒伏した状態で前記建物ユニットと前記ブラケットを締結し、複数本の梁材を枠組みしてなる小屋床パネルを前記建物ユニットの上に配置し、前記ブラケットを前記小屋床パネルの側面に締結した状態で、
    前記小屋床パネル、前記建物ユニット及び前記ブラケットを建築現場に輸送する、
    ことを特徴とする建物ユニットと小屋床パネルの輸送方法。
  7. 複数本の天井梁、複数本の床梁及び複数本の柱を骨組みしてなる建物ユニットと、
    複数本の梁材を枠組みしてなるとともに、前記建物ユニットの上に配置された小屋床パネルと、
    前記建物ユニットの上面に倒伏した状態で前記建物ユニットに締結されているとともに、前記小屋床パネルの側面に締結されたブラケットと、を備える、
    ことを特徴とする建物ユニットと小屋床パネルの仮組体。
  8. 複数本の天井梁、複数本の床梁及び複数本の柱を骨組みしてなる建物ユニットと、
    複数本の梁材を枠組みしてなるとともに、前記建物ユニットの上に配置された小屋床パネルと、
    前記小屋床パネルの側面に締結されているとともに、前記小屋床パネルの下面から下方に延出して前記建物ユニットの上面に立った状態で前記建物ユニットに締結されたブラケットと、を備える、
    ことを特徴とする建物ユニットと小屋床パネルの本組体。
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