JP5837665B2 - ポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤 - Google Patents
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Description
本発明は、高分子有機抗酸化剤と光安定剤との複合体に関し、具体的には、ポリオキシメチレン用高分子有機抗酸化剤と光安定剤との複合体に関する。
ポリオキシメチレンは、高結晶性及び高融点の特性を有する重合体である。ポリオキシメチレンは、熱安定性が悪く、加熱するとホルムアルデヒド又はギ酸類の小分子量物質を放出して、プラスチックの熱分解を引き起こしてしまう。従って、業界では共重合反応を用いてポリオキシメチレンを改質することで、その熱安定性を向上させている。例えば、環状エーテル類の化合物と共重合させると共に、共重合体中の少量の炭素−炭素(cc)結合により、ポリオキシメチレンの熱安定性を向上させることができる。欧州特許0128739号公報(1984年、特許文献1)において、トリオキサン(trioxane)を用いてポリオキシメチレンとの共重合反応を行うことが開示されている。
また、ポリオキシメチレン末端のヒドロキシ基を、エーテル基又はエステル基を用いて置換することにより、ポリオキシメチレンが熱によって分解することを低減することもできる。米国特許4097453号公報(特許文献2)において、ポリオキシメチレンにおける不安定なヒドロキシ基をエーテル化(Etherification)させることで安定化の効果を達成することが開示されている。しかしながら、共重合又は置換のいずれを用いても、ポリオキシメチレン分子構造には、依然として自己酸化して熱分解(autoxidation)する問題が存在している。
現在の研究によれば、フリーラジカルの生成が、ポリオキシメチレンが熱により分解する主な原因であるとされている。従って、フリーラジカルの生成を制御することも、ポリオキシメチレンの熱安定性を改善する重要な手段の1つとなっている。
本発明は、良好な熱安定性と光安定性を有するポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤を提供することを課題とする。
本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、アミン安定剤及び抗酸化剤を含む。アミン安定剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.01〜3.0重量部である。抗酸化剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.05〜3.0重量部である。本発明に係る複合添加剤は、ポリオキシメチレンに良好な光安定性及び熱安定性を持たせるのに用いられる。
本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、アミン安定剤、抗酸化剤、制酸剤及び潤滑剤を含む。本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、抗酸化剤によって、ポリオキシメチレンを高温下で熱分解させるフリーラジカルを安定させることができるため、熱安定性を向上させることができると共に、アミン安定剤によって、フリーラジカルを除去することができるため、抗酸化剤を安定させる効果を奏する。
1つの実施例において、本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、アミン安定剤、抗酸化剤、制酸剤及び潤滑剤を含む。
抗酸化剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.05〜3.0重量部である。抗酸化剤は、ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナート](CAS No.6683−19−8。以下、抗酸化剤1010という。)、ビス[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸][エチレンビス(オキシエチレン)](CAS No.36443−68−2。以下、抗酸化剤245という。)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(CAS No.1709−70−2。以下、抗酸化剤1330という。)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸(CAS No.27676−62−6。以下、抗酸化剤3114という。)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン(CAS No.1843−03−4。以下、抗酸化剤AO−30という。)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)(CAS No.85−60−9)、N,N′‐ビス[3‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン(CAS No.32687−78−8。以下、抗酸化剤1024という。)、N,N’−ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド](CAS No.23128−74−7。以下、抗酸化剤1098という。)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(CAS No.119−47−1。以下、抗酸化剤2246という。)、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロ肉桂酸(CAS No.125643−61−0。以下、抗酸化剤1135という。)、第1の複合構造安定剤及び第2の複合構造安定剤からなる群から少なくとも1種選ばれる。
詳述すると、第1の複合構造安定剤は、下記構造式(1)で表される。
式中、R4は、メチル基(以下、複合構造2462という。)及びtert−ブチル基(以下、複合構造1062という。)からなる群から少なくとも1種選ばれる。
また、第2の複合構造安定剤は、下記構造式(2)で表される。
式中、R5は、メチル基(以下、複合構造2477という。)及びtert−ブチル基(以下、複合構造1077という。)からなる群から少なくとも1種選ばれる。
また、本実施例において、好ましくは、抗酸化剤は、抗酸化剤245、抗酸化剤1010、抗酸化剤1330、抗酸化剤3114、複合構造1077、複合構造2462又は複合構造1062から選ばれる。抗酸化剤を添加することによって、ポリオキシメチレンを高温下で熱分解させるフリーラジカルを安定させることができる。フリーラジカルの生成はポリオキシメチレンが熱により分解する主な原因であることから、抗酸化剤を添加することによって、フリーラジカルを制御するとともに安定させることができ、それによって熱安定性を向上させることができる。また、複合構造安定剤は、ヒンダードフェノール系抗酸化剤の官能基とヒンダードアミン系光安定剤の官能基の両方を有しているため、ポリオキシメチレンの熱安定性と光安定性を共に向上させる効果を奏することができる。
また、アミン安定剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.01〜3.0重量部である。アミン安定剤は、セバシン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(CAS No.41556−26−7。以下、光安定剤292という。)、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)=デカンジオアート(CAS No.129757−67−1。以下、光安定剤123という。)、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(CAS No.52829−07−9。以下、光安定剤770という。)、1,5,8,12−テトラキス−[4,6−ビス−(N−ブチル−N−1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルアミン)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン(CAS No.106990−43−6。以下、光安定剤119という。)、コハク酸ジメチル・1−(2ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン重縮合物(CAS No.65447−77−0。以下、光安定剤622という。)、ポリ6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ−1,6−ヘキサンジイル(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ(CAS No.71878−19−8。以下、光安定剤944という。)、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−N,N’−ジホルミルヘキサメチレンジアミン(CAS No.124172−53−8。以下、光安定剤945という。)、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(CAS No.63843−89−0。以下、光安定剤144という。)、2,9,11,13,15,22,24,26,27,28−アザトリシクロ[21,3,1,110,14]ビスオクタデシル−1(27),10,12,14(28),23,25−ヘキセン−12,25−ジアミン,N,N’−ビス(1,1,3,3−テトラメチルブチルイル)−2,9,15,22−テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)(以下、光安定剤966という。)、メタクリル酸1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル(CAS No.68548−08−3。以下、光安定剤LA82という。)、ポリ[(6−モルフォリノ−S−トリアジン−2,4−ジイル)〔2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル〕イミノ]−ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ](CAS No.82451−48−7。以下、光安定剤3346という。)及びジアルキルヒドロキシルアミン誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種である。
本実施例において、好ましくは、アミン安定剤は、光安定剤944、光安定剤622、光安定剤770、光安定剤119、LA82、光安定剤3346及びジアルキルヒドロキシルアミン誘導体から選ばれる。詳述すると、ジアルキルヒドロキシルアミン誘導体は、下記構造式(3)で表される。
上述した構造式中、R1はC4〜C18のいずれか1種であり、R2はC4〜C18のいずれか1種であり、R3はOH及びHのいずれか1種である。好ましい実施例においては、オクタデシルヒドロキシルアミンが選ばれる。即ち、上記構造式中、R1及びR2はC18であり、R3はOHである。アミン安定剤のヒンダードアミン官能基によって、ポリオキシメチレンの光安定性を向上させることができると共に、フリーラジカルの連鎖反応を阻止することもできるため、ポリオキシメチレンを安定させる効果を達成することができる。また、ジアルキルヒドロキシルアミン誘導体において、ヒドロキシルアミンの構造によってフリーラジカルを除去することができるため、抗酸化剤を安定させる効果を奏する。
また、1つの実施例において、本発明に係るメラミンフリー複合添加剤は、制酸剤及び潤滑剤を更に含む。制酸剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.05〜0.3重量部である。制酸剤は、ステアリン酸塩又は合成ヒドロタルサイトからなる群から選ばれた少なくとも1種である。潤滑剤の含有量は、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.05〜0.3重量部である。潤滑剤は、エチレンビスステアラマイド(Ethylene Bis Stearamide、EBS)、モノステアリン酸グリセリン(Glyceryl Monostearate、GMS)及びペンタエリスリトールステアレート(Pentaerythritol Stearate、PETS)からなる群から選ばれた少なくとも1種である。
以下、上述した添加剤をポリオキシメチレンに混合することによってメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物を調製することで、本発明に係る複数の実施例及び複数の比較例の組成比を示す。但し、それら組成比は本発明の実施例を説明するのに用いるに過ぎず、本発明を限定するものではない。
実施例1
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤770を、抗酸化剤として抗酸化剤245を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤245が0.45重量部、光安定剤770が0.1重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤770を、抗酸化剤として抗酸化剤245を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤245が0.45重量部、光安定剤770が0.1重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。
ポリオキシメチレン複合物の製造方法は、まず、上述した成分を均一に混合した後、二軸押出機に投入して押し出した。押出機の温度設定を13段階に分けると共に、それぞれ180℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、200℃、180℃とした。メインスクリューロッドの回転速度を毎分200回転とし、滞留時間を30秒とした。更に、押出物を冷却、風乾、粉砕、乾燥させることで、メラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物を調製した。
実施例2
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤944を、抗酸化剤として抗酸化剤1010及び複合構造2462を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、光安定剤944が0.05重量部、抗酸化剤1010が0.3重量部、複合構造2462が0.2重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤944を、抗酸化剤として抗酸化剤1010及び複合構造2462を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、光安定剤944が0.05重量部、抗酸化剤1010が0.3重量部、複合構造2462が0.2重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例3
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミン及び光安定剤3346を、抗酸化剤として抗酸化剤1330を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、100重量部ポリオキシメチレン樹脂が、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.05重量部、抗酸化剤1330が0.45重量部、光安定剤3346が0.05重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びモノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミン及び光安定剤3346を、抗酸化剤として抗酸化剤1330を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、100重量部ポリオキシメチレン樹脂が、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.05重量部、抗酸化剤1330が0.45重量部、光安定剤3346が0.05重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びモノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例4
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤119を、抗酸化剤として抗酸化剤1062を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1062が0.4重量部、光安定剤119が0.15重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤119を、抗酸化剤として抗酸化剤1062を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1062が0.4重量部、光安定剤119が0.15重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例5
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤LA82を、抗酸化剤として抗酸化剤3114を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、光安定剤LA82が0.25重量部、抗酸化剤3114が0.3重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤として光安定剤LA82を、抗酸化剤として抗酸化剤3114を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、光安定剤LA82が0.25重量部、抗酸化剤3114が0.3重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例6
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミンを、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.13重量部、抗酸化剤1010が0.42重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びモノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミンを、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.13重量部、抗酸化剤1010が0.42重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びモノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例7
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミン及び光安定剤622を、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.08重量部、光安定剤622が0.08重量部、抗酸化剤1010が0.39重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミン及び光安定剤622を、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.08重量部、光安定剤622が0.08重量部、抗酸化剤1010が0.39重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びエチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施例8
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミンを、抗酸化剤として複合構造1077を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.05重量部、複合構造1077が0.5重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。上述した実施例の組成比を下表1にまとめる。
本実施例のメラミンフリー複合添加剤を有するポリオキシメチレン複合物において、アミン安定剤としてジオクタデシルヒドロキシルアミンを、抗酸化剤として複合構造1077を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、ジオクタデシルヒドロキシルアミンが0.05重量部、複合構造1077が0.5重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、及びペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。上述した実施例の組成比を下表1にまとめる。
比較例1
比較例1のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤245を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。なお、比較例1の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤245が0.4重量部、メラミンが0.15重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、エチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例1のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤245を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてエチレンビスステアラマイドをそれぞれ用いた。なお、比較例1の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤245が0.4重量部、メラミンが0.15重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、エチレンビスステアラマイドが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例2
比較例2のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。また、比較例2の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1010が0.5重量部、メラミンが0.05重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、モノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例2のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤1010を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。また、比較例2の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1010が0.5重量部、メラミンが0.05重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、モノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例3
比較例3のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤3114を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。また、比較例3の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンが更に含まれる。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤3114が0.35重量部、メラミンが0.2重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、モノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例3のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤3114を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてモノステアリン酸グリセリンをそれぞれ用いた。また、比較例3の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンが更に含まれる。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤3114が0.35重量部、メラミンが0.2重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、モノステアリン酸グリセリンが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例4
比較例4のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤1330を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。また、比較例4の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1330が0.45重量部、メラミンが0.1重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、ペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
比較例4のポリオキシメチレン複合物において、抗酸化剤として抗酸化剤1330を、制酸剤として合成ヒドロタルサイトを、潤滑剤としてペンタエリスリトールステアレートをそれぞれ用いた。また、比較例4の複合物には、アルデヒド生成剤としてのメラミンを更に含んだ。各成分の組成比はそれぞれ、ポリオキシメチレン樹脂が100重量部、抗酸化剤1330が0.45重量部、メラミンが0.1重量部、合成ヒドロタルサイトが0.2重量部、ペンタエリスリトールステアレートが0.1重量部とした。なお、ポリオキシメチレン複合物の調製方法は実施例1と同様であるため、詳しい説明は省略する。
上述した比較例の組成比を下表2にまとめる。
また、調製した実施例1〜8及び比較例1〜4について重量損失測定を行うことで、本発明に係る添加剤の効果を確認した。詳述すると、重量損失の測定方法は、上述した実施例1〜8及び比較例1〜4のポリオキシメチレン複合物粒子を、恒温槽に入れて230℃下で60分間置き、その後取り出して重量損失を計算した。
実施例1〜8は、本発明に係る複合添加剤の割合に基づいて配合して調製したポリオキシメチレン複合物である。表3は、実施例1〜8の重量損失測定結果であった。表3の内容から分かるように、60分間の重量損失測定の結果、実施例1〜8の重量損失はいずれも4%未満であった。特に実施例2、3、7及び8の重量損失はいずれも2.5%未満であった。換言すれば、実施例1〜8は確実に良好な熱安定性を示した。
また、比較例1〜4は、従来の複合添加剤の割合に基づいて配合して調製したポリオキシメチレン複合物である。比較例1〜4はいずれもメラミンを配合した。表4は、比較例1〜4の重量損失測定結果である。表4の内容から分かるように、比較例1〜4の重量損失はいずれも4%よりも大きかった。
表3、4の内容から分かるように、メラミンを添加した比較例1〜4に比べて、本発明に係る実施例1〜8は、重量損失が少なく、より好ましい熱安定性を示した。換言すれば、本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、確実にポリオキシメチレンの熱安定性を向上させる効果を奏するものである。
このように、本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、アミン安定剤、抗酸化剤、制酸剤及び潤滑剤を含む。本発明に係るポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤は、抗酸化剤によって、ポリオキシメチレンを高温下で熱分解させるフリーラジカルを安定させることができるため、熱安定性を向上させることができると共に、アミン安定剤によって、フリーラジカルを除去することができるため、抗酸化剤を安定させる効果を奏する。
以上は本発明の実施例を述べたものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。当業者は、本明細書の記載内容に基づいて、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しない範囲において、種々の変更や修正による等価の置き換えを行うことができ、そうした等価の置き換えも本発明の保護範囲に含まれる。
Claims (6)
- 含有量が、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.01〜3.0重量部であるフリーラジカル除去用アミン安定剤と、
含有量が、ポリオキシメチレン100重量部に対して、0.05〜3.0重量部であるフリーラジカル安定用抗酸化剤と、
を含み、
前記フリーラジカル除去用アミン安定剤は下記構造式(3)で表されることを特徴とするポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
- 前記フリーラジカル安定用抗酸化剤は、ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナート]、ビス[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸][エチレンビス(オキシエチレン)]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、N,N′‐ビス[3‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド]又は2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、オクチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロ肉桂酸、第1の複合構造安定剤及び第2の複合構造安定剤からなる群から少なくとも1種選ばれることを特徴とする請求項1に記載のポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
- 前記第1の複合構造安定剤は、下記構造式(1)で表されることを特徴とする請求項2に記載のポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
- 前記第2の複合構造安定剤は、下記構造式(2)で表されることを特徴とする請求項2に記載のポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
- 含有量がポリオキシメチレン100重量部に対して0.05〜0.3重量部であり、ステアリン酸塩及び合成ヒドロタルサイトからなる群から選ばれた少なくとも1種である制酸剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
- 含有量がポリオキシメチレン100重量部に対して0.05〜0.3重量部であり、エチレンビスステアラマイド、モノステアリン酸グリセリン及びペンタエリスリトールステアレートからなる群から選ばれた少なくとも1種である潤滑剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のポリオキシメチレン用メラミンフリー複合添加剤。
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