JP5837521B2 - 電空レギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、電空レギュレータに関する。
特許文献1に記載される電空レギュレータでは、供給ポートに所定の圧力を有する圧縮エアが供給されると、入力信号をもとに給気側電磁弁と排気側電磁弁とが開閉制御され、給気側電磁弁を通じてブースタに供給される圧縮エアの流量と、排気側電磁弁を通じて排出ポートから大気に排出される圧縮エアの流量とが調整される。これによりブースタのパイロット室の圧力が制御され、このパイロット圧に応じた制御圧力を有する圧縮エアを出力ポートから出力するようにしている。また、この電空レギュレータでは、制御圧力が圧力センサによって検出され、該圧力センサの検出圧に応じたフィードバック信号と入力信号との偏差を小さくして、同センサの検出圧が入力信号に応じた目標値となるように各電磁弁を開閉するパルス幅をフィードバック制御している。
特開平9−101826号公報
しかしながら、各電磁弁への供給圧力の変動や、各電磁弁のバルブ性能のばらつきによって、各電磁弁を開閉するパルス幅を同一に制御する場合でもブースタに流入する圧縮エアの流量が変化してしまう。このため、上述した流量の変化によっては、上記偏差を残した状態において、給気側電磁弁により供給される圧縮エアの流量と排気側電磁弁により排出される圧縮エアの流量とが安定してしまう場合もあり正確な圧力制御を困難としている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、正確な圧力制御をすることのできる電空レギュレータを提供することにある。
上記課題を解決する電空レギュレータは、供給ポートから供給される所定圧力の流体を導入する第1電磁弁と、前記第1電磁弁を介して前記流体が導入されるブースタと、前記ブースタに導入される流体を排出ポートから排出する第2電磁弁と、前記供給ポートから供給される前記流体の供給圧力を検出する第1圧力センサと、前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉に基づき前記ブースタを介して出力ポートから出力される前記流体の制御圧力を検出する第2圧力センサと、入力信号と前記第2圧力センサの検出圧に応じたフィードバック信号との偏差に基づき制御信号を生成する信号生成部と、前記第1圧力センサの検出圧と前記第2圧力センサの検出圧との差圧に基づき前記制御信号を補正する補正信号を生成するとともに、前記第2圧力センサの検出圧と前記排出ポートの排出先の圧力との差圧に基づき前記第2電磁弁に対する制御信号を補正する補正信号を生成する信号補正部と、前記補正信号により補正された制御信号に基づき前記流体の制御圧力を前記入力信号に応じた圧力とするように前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御する制御部と、を有することを特徴とする電空レギュレータ。
た、制御部は、前記制御信号のパルス幅を調整することで各電磁弁を開弁及び閉弁させるデューティー比を変更させるようにして前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御するようにしている
また、こうした電空レギュレータにおいて、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁は、電磁比例弁であり、前記制御部は、前記制御信号に基づき各電磁比例弁の開度を変更させるようにして前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御するようにしている。
本発明によれば、正確な圧力制御をすることができる。
第1の実施形態における電空レギュレータの電気的構成を示す模式図。 第2の実施形態における電空レギュレータの電気的構成を示す模式図。
(第1の実施形態)
以下、電空レギュレータの第1の実施形態について図1を参照して説明する。
図1に示すように、この電空レギュレータの本体内には、基板に実装される制御部としての制御回路10と、第1電磁弁としての給気側電磁弁11及び第2電磁弁としての排気側電磁弁12と、ダイヤフラム作動式の三方切換弁からなるブースタ13とが収容されている。また、電空レギュレータの本体内には、基板に実装される第1圧力センサとしての供給用圧力センサ14及び第2圧力センサとしての制御用圧力センサ15が収容されている。
また、この電空レギュレータには、流体(本実施形態では、圧縮エア)が供給される供給ポート16と、大気に開放される排出ポート17と、外部の空圧機器と接続される出力ポート18とが形成されている。
給気側電磁弁11には、供給ポート16を通じて流体が導入され、給気側電磁弁11が開弁するとブースタ13のパイロット室に流体が導入される。さらに、排気側電磁弁12が開弁するとブースタ13のパイロット室の流体が排出ポート17を通じて大気に排出される。この供給ポート16には、供給用圧力センサ14が設けられており、供給用圧力センサ14により供給圧力が検出される。
また、ブースタ13では、供給ポート16を通じて流体がフィードバック室に導入され、パイロット室の室圧に応じた制御圧力を有する流体が出力ポート18を通じて外部の空圧機器に出力される。この出力ポート18には、制御用圧力センサ15が設けられており、制御用圧力センサ15により制御圧力が検出される。
また、この電空レギュレータには、入力信号及び制御回路10、給気側電磁弁11、排気側電磁弁12、供給用圧力センサ14、制御用圧力センサ15を作動させるための電源電圧が外部から入力される。入力信号は、制御圧力の目標値を指令するためのもので、制御回路10は入力信号を基に各電磁弁11,12を開閉制御する。
次に、電空レギュレータの制御回路10の構成を説明する。
図1に示すように、制御回路10は、信号生成部となる減算器20、加算器21,22,23、フィードバック回路30、偏差増幅回路31、PWM回路32及び比較回路33,34と、信号補正部となる比較回路38とを備えて構成されている。
フィードバック回路30は、制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号を生成し、減算器20は、このフィードバック信号を入力信号から減算した偏差信号を偏差増幅回路31に出力する。偏差増幅回路31は、入力信号とフィードバック信号との偏差を増幅した偏差増幅信号をPWM回路32に出力する。
PWM回路32は、三角波回路35、バイアス回路36及び反転回路37を備えて構成されている。加算器21は、三角波回路35から出力される三角波信号にバイアス回路36から出力されるバイアス信号を加算することにより、加算信号を生成して加算器22,23に出力する。加算器22は、加算器21から出力される加算信号に上記偏差増幅信号を加算することにより、PWM信号A1を生成して比較回路33に出力する。また、加算器23は、加算器21から出力される加算信号に上記偏差増幅信号を反転回路37を通じて反転出力させた信号を加算することにより、PWM信号A2を生成して比較回路34に出力する。
比較回路33,34は、各PWM信号A1,A2と基準信号となる閾値を比較することにより、パルス幅t、パルス周期Tのデューティー比t/Tを有する制御信号としてのパルス信号P1,P2を生成して各電磁弁11,12に出力する。
制御回路10は、このように比較回路33,34から出力されるパルス信号P1,P2のパルス幅tを変更させることで、各電磁弁11,12をオン(開弁)/オフ(閉弁)させる周期を変更させるようにしている。すなわち、各電磁弁11,12の開閉動作頻度を変化させることにより制御圧力を調整するようになっている。したがって、例えば給気側電磁弁11について、制御用圧力センサ15により検出される制御圧力が入力信号に応じた目標値よりも低いときには、パルス信号P2のデューティー比t/Tが大きくなりオン時間が長くなる。そして、制御圧力が次第に入力信号に応じた目標値に近づくにつれてパルス信号P2のデューティー比t/Tが徐々に小さくなりオン時間が短くなる。
また、比較回路38は、供給用圧力センサ14の検出圧と制御用圧力センサ15の検出圧に基づいた補正信号を生成してバイアス回路36に出力する。このため、バイアス回路36から出力されるバイアス信号には、比較回路38から出力される補正信号の成分が含まれる。補正信号は、比較回路33,34から出力されるパルス信号P1,P2のパルス幅tの補正量を指令するためのもので、制御回路10は補正信号の補正量が加味されたPWM信号A1,A2を基に各電磁弁11,12を開閉制御する。
具体的に比較回路38は、制御用圧力センサ15の検出圧(すなわち、大気との差圧)に応じた第1補正信号を生成してバイアス回路36に出力する。この第1補正信号の補正量は、比較回路33を通じて出力されるPWM信号A1の生成に加味される。また、比較回路38は、供給用圧力センサ14の検出圧と制御用圧力センサ15の検出圧との差圧(以下、「センサ差圧」という)に応じた第2補正信号を生成してバイアス回路36に出力する。この第2補正信号の補正量は、比較回路34を通じて出力されるPWM信号A2の生成に加味される。
この電空レギュレータは、所定の条件で所定の流量の流体が給気側電磁弁11及び排気側電磁弁12でバランスよく流れるようにする初期設定が工場からの出荷前に行われるようになっている。所定の条件として、所定の供給圧力、所定のデューティー比t/Tの条件で流量の調整が行われる。
このような初期設定として、例えば各電磁弁11,12をオンするパルス幅tの調整が行われるようになっている。したがって、例えば各電磁弁11,12について、共に所定のデューティー比t/Tでの制御時をオンする基準に設定するときには、各電磁弁11,12が実際にオンするデューティー比t/Tの差分だけずらすようにパルス幅tを大きく又は小さく調整されるようにしている。
このため、各補正信号は、上記初期設定を基準として供給用圧力センサ14の検出圧及び制御用圧力センサ15の検出圧に基づきさらに補正するパルス幅tの補正量を指令する。この補正量は、上記初期設定により設定される流体の所定の流量に基づく所定のセンサ差圧、所定の制御圧力に相当する調整値を基準に定められている。
制御回路10は、パルス信号P1,P2のパルス幅tを補正することで、供給圧力及び制御圧力の変化に応じて各電磁弁11,12をオン/オフさせる周期を補正するようにしている。すなわち、各電磁弁11,12の開閉動作頻度を補正することにより、上記初期設定とは異なる条件でも上記初期設定で設定したように所定の流量の流体が給気側電磁弁11及び排気側電磁弁12でバランスよく流れるように各電磁弁11,12の開閉が調整される。
したがって、例えば給気側電磁弁11については、センサ差圧がセンサ差圧の調整値よりも低いときには、パルス信号P2のデューティー比t/Tが大きくなりオン時間が長くなる。また、給気側電磁弁11については、センサ差圧がセンサ差圧の調整値よりも高いときには、パルス信号P2のデューティー比t/Tが小さくなりオン時間が短くなる。また、例えば排気側電磁弁12については、制御用圧力センサ15の検出圧が制御圧力の調整値よりも低いときには、パルス信号P1のデューティー比t/Tが大きくなりオン時間が長くなる。また、排気側電磁弁12については、制御用圧力センサ15の検出圧が制御圧力の調整値よりも高いときには、パルス信号P1のデューティー比t/Tが小さくなりオン時間が短くなる。
次に、こうした本実施形態の電空レギュレータの作用を説明する。
制御回路10は、制御圧力が大気の状態において入力信号が設定されると、該入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号とに基づく偏差が生じるため、給気側電磁弁11のデューティー比t/Tを大きくする。
この制御において、給気側電磁弁11のデューティー比t/Tが大きくされることから、センサ差圧に関係なく給気側電磁弁11がオンに制御される。
また、制御回路10は、入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号とに基づく偏差が小さくなると、給気側電磁弁11のデューティー比t/Tを徐々に小さくする。
この制御において、給気側電磁弁11のデューティー比t/Tがセンサ差圧に応じて調整されることから、給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量が安定されるように制御される。そのため、供給ポート16への供給圧力が変動しても給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量のばらつきを抑制することができるようになる。
また、制御回路10は、入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号とに基づく偏差がさらに小さくなると、排気側電磁弁12のデューティー比t/Tを徐々に大きくして給気側電磁弁11を通じてブースタ13のパイロット室に導入された流体を排出させ、パイロット室の内圧が安定されるように制御する。
この制御において、排気側電磁弁12のデューティー比t/Tが制御用圧力センサ15の検出圧に応じて調整されることから、排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量が安定されるように制御される。そのため、排気側電磁弁12に供給される流体の圧力が変動しても排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量のばらつきを抑制することができるようなる。したがって、給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量と排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量が安定されるように制御され、供給圧力が変動しても給気側電磁弁11により導入される流体及び排気側電磁弁12により排出される流体の流量が安定する際の該流量のばらつきを抑制することができるようになる。
以上説明したように本実施形態によれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)供給ポート16への供給圧力を検出する供給用圧力センサ14を設けることにより、供給圧力に応じて給気側電磁弁11の開閉が制御されるようにした。そのため、供給圧力が変動しても給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量のばらつきを抑制することができる。したがって、入力信号と制御圧力に応じたフィードバック信号との偏差を精度よく小さくする正確な圧力制御をすることができる。
(2)供給ポート16への供給圧力に応じて給気側電磁弁11により導入されている流体の流量が調整されるようにすることにより、供給圧力が変動しても給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量のばらつきを高い精度で抑制することができる。
(3)調整値との比較においてパルス幅tを大きく又は小さく補正することにより、パルス幅tを変更させることで開閉させる電磁弁を用いた電空レギュレータでの正確な圧力制御をすることができる。
(4)給気側電磁弁11を通じて導入される流体の流量及び排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量のそれぞれのばらつきを抑制することで、排気側電磁弁12に供給される流体の圧力が変動しても排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量のばらつきを抑制することができる。そのため、供給ポート16への供給圧力が変動しても給気側電磁弁11により導入される流体及び排気側電磁弁12により排出される流体の流量が安定する際の該流量のばらつきを抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図2に基づき説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同一の構成について同一番号を付すことによりその重複する説明を割愛する。
図2に示すように、この電空レギュレータの本体内には、基板に実装される制御部としての制御回路40と、第1電磁弁としての給気側電磁比例弁41及び第2電磁弁としての排気側電磁比例弁42等が収容されている。各比例弁41,42としては、例えばポペット弁構造の電磁比例弁が用いられる。
また、この電空レギュレータには、入力信号及び制御回路40、給気側電磁比例弁41、排気側電磁比例弁42、供給用圧力センサ14、制御用圧力センサ15を作動させるための電源電圧が外部から入力される。制御回路40は入力信号を基に各比例弁41,42を開閉制御する。
次に、本実施形態の電空レギュレータの制御回路40の構成を説明する。
図2に示すように、制御回路40は、信号生成部となる減算器50、加算器51,52、フィードバック回路60、偏差増幅回路61、バイアス回路62及び反転回路63と、信号補正部となる比較回路64とを備えて構成されている。
フィードバック回路60は、制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号を生成し、減算器50は、このフィードバック信号を入力信号から減算した偏差信号を偏差増幅回路61に出力する。偏差増幅回路61は、この偏差信号として入力される入力電圧と基準電圧となる閾値電圧との電圧差に応じた差動増幅信号を出力する。
加算器51は、この偏差増幅回路61から出力される差動増幅信号にバイアス回路62から出力されるバイアス信号を加算することにより、制御信号S1を生成して排気側電磁比例弁42に出力する。一方、加算器52は、上記差動増幅信号を反転回路63を通じて反転出力させた信号に加算することにより、制御信号S2を生成して給気側電磁比例弁41に出力する。
制御回路40は、このように入力信号と制御用圧力センサ15からの検出圧に応じたフィードバック信号との偏差の増幅分に基づき生成した制御信号S1,S2によって給気側電磁比例弁41と排気側電磁比例弁42の開度を制御する。したがって、例えば給気側電磁比例弁41について、制御用圧力センサ15により検出される制御圧力が入力信号に応じた目標値よりも低いときには、偏差増幅回路61に入力される入力電圧と閾値電圧との電圧差が大きくなり開度が大きくなる。そして、制御圧力が次第に入力信号に応じた目標値に近づくにつれて制御信号S2の電圧値を徐々に小さくして開度が制御されるようになる。
また、比較回路64は、供給用圧力センサ14の検出圧と制御用圧力センサ15の検出圧に基づいた補正信号をバイアス回路62に出力する。このため、バイアス回路62から出力されるバイアス信号には、比較回路64から出力される補正信号の成分が含まれる。補正信号は、加算器51,52から出力される制御信号S1,S2の入力電圧の補正量を指令するためのもので、制御回路40は補正信号の補正量が加味された制御信号S1,S2を基に各比例弁41,42の開度を制御する。
具体的に比較回路64は、制御用圧力センサ15の検出圧に応じた第3補正信号をバイアス回路62に出力する。この第3補正信号の補正量は、加算器51を通じて生成される制御信号S1に加味される。また、比較回路64は、センサ差圧に応じた第4補正信号をバイアス回路62に出力する。この第4補正信号の補正量は、加算器52を通じて生成される制御信号S2に加味される。
この電空レギュレータは、所定の条件で所定の流量の流体が給気側電磁比例弁41及び排気側電磁比例弁42でバランスよく流れるようにする初期設定が工場からの出荷前に行われるようになっている。所定の条件として、所定の供給圧力、所定の入力電圧の条件で流量の調整が行われる。このような初期設定として、例えば各比例弁41,42をオンする入力電圧の調整が行われるようになっている。
このため、各補正信号は、上記初期設定を基準として供給用圧力センサ14の検出圧及び制御用圧力センサ15の検出圧に基づきさらに補正する入力電圧の補正量を指令する。
制御回路40は、制御信号S1,S2の入力電圧を補正することで、供給圧力及び制御圧力の変化に応じて各比例弁41,42の開度を補正するようにしている。すなわち、各比例弁41,42の開度を補正することにより、上記初期設定とは異なる条件でも上記初期設定で設定したように所定の流量の流体が給気側電磁比例弁41及び排気側電磁比例弁42でバランスよく流れるように各比例弁41,42の開度を調整するようになっている。
したがって、例えば給気側電磁比例弁41については、センサ差圧がセンサ差圧の調整値よりも低いときには、制御信号S2の入力電圧が大きくなり開度が大きくなる。また、給気側電磁比例弁41については、センサ差圧がセンサ差圧の調整値よりも高いときには、制御信号S2の入力電圧が小さくなり開度が小さくなる。また、例えば排気側電磁比例弁42については、制御用圧力センサ15の検出圧が制御圧力の調整値よりも低いときには、制御信号S1の入力電圧が大きくなり開度が大きくなる。また、排気側電磁比例弁42については、制御用圧力センサ15の検出圧が制御圧力の調整値よりも高いときには、制御信号S1の入力電圧が小さくなり開度が小さくなる。
次に、こうした本実施形態の電空レギュレータの作用を説明する。
制御回路40は、制御圧力が大気の状態において入力信号が設定されると、該入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号とに基づく偏差が生じるため、給気側電磁比例弁41の入力電圧を大きくする。
この制御において、給気側電磁比例弁41の入力電圧が大きくされることから、センサ差圧に関係なく給気側電磁比例弁41の開度が制御される。
また、制御回路40は、入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じたフィードバック信号とに基づく偏差が小さくなると、給気側電磁比例弁41の入力電圧を徐々に小さくする。
この制御において、給気側電磁比例弁41の入力電圧がセンサ差圧に応じて調整されることから、給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量が安定されるように制御される。そのため、供給ポート16への供給圧力が変動しても給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量のばらつきを抑制することができるようになる。
また、制御回路40は、入力信号と制御用圧力センサ15の検出圧に応じた目標値とに基づく偏差がさらに小さくなると、排気側電磁比例弁42の入力電圧を徐々に大きくして給気側電磁比例弁41を通じてブースタ13のパイロット室に導入された流体を排出させ、パイロット室の内圧が安定されるように制御する。
この制御において、排気側電磁比例弁42の入力電圧が制御用圧力センサ15の検出圧に応じて調整されることから、排気側電磁比例弁42を通じて排出される流体の流量が安定されるように制御される。そのため、排気側電磁比例弁42に供給される流体の圧力が変動しても排気側電磁比例弁42を通じて排出される流体の流量のばらつきを抑制することができるようなる。したがって、給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量と排気側電磁比例弁42を通じて排出される流体の流量が安定されるように制御され、供給圧力が変動しても給気側電磁比例弁41により導入される流体及び排気側電磁比例弁42により排出される流体の流量が安定する際の該流量のばらつきを抑制することができるようになる。
以上説明したように本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(5)供給ポート16への供給圧力を検出する供給用圧力センサ14を設けることにより、供給圧力に応じて給気側電磁比例弁41の開度が制御されるようにした。そのため、供給圧力が変動しても給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量のばらつきを抑制することができる。したがって、入力信号と制御圧力に応じたフィードバック信号との偏差を精度よく小さくする正確な圧力制御をすることができる。
(6)供給ポート16への供給圧力に応じて給気側電磁比例弁41により導入されている流体の流量が調整されるようにすることにより、供給圧力が変動しても給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量のばらつきを高い精度で抑制することができる。
(7)調整値との比較において入力電圧を大きく又は小さく補正することにより、入力電圧を変更させることで開閉させる電磁比例弁を用いた電空レギュレータでの正確な圧力制御をすることができる。
(8)給気側電磁比例弁41を通じて導入される流体の流量及び排気側電磁弁12を通じて排出される流体の流量のそれぞれのばらつきを抑制することで、排気側電磁比例弁42に供給される流体の圧力が変動しても排気側電磁比例弁42を通じて排出される流体の流量のばらつきを抑制することができる。そのため、供給ポート16への供給圧力が変動しても給気側電磁比例弁41により導入される流体及び排気側電磁比例弁42により排出される流体の流量が安定する際の該流量のばらつきを抑制することができる。
なお、上述した各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・給気側電磁弁11や給気側電磁比例弁41に関してのみ制御信号の補正が行われるようにしてもよい。
・給気側電磁弁11や給気側電磁比例弁41の補正に関しては、センサ差圧に応じて補正するようにしたが、供給用圧力センサ14の検出圧にのみ基づき補正することもできる。すなわち、供給圧力に応じた補正量を予め定めて補正することにより、該補正しない場合に比べて正確な圧力制御を行うことができる。
・排出ポート17は、大気に開放されるようにしたが、例えば真空に開放されるようにしてもよい。この場合には、排出ポート17の開放先に圧力センサを設けて該圧力センサの検出圧と制御用圧力センサ15の検出圧との差圧に基づき、排気側電磁弁12や排気側電磁比例弁42に対しての制御信号の補正が行われるようにしてもよい。
・第2の実施形態の各比例弁41,42の開度を制御する制御回路40は、パルス信号を出力するPWM回路と、該パルス信号を平滑化して出力するコンデンサとにより構成してもよい。
・制御圧力を検出する制御用圧力センサ15の代わりに出力ポート18から排出される圧縮エアの流量を検出する流量センサを備え、該流量センサの検出結果に基づき流量を制御するようにしてもよい。
・供給用圧力センサ14及び制御用圧力センサ15の検出圧に基づき制御信号を補正する機能をマイコン制御により実現してもよい。すなわち、補正信号で指令する補正量を予めROM等に記憶しておき、この補正量を供給用圧力センサ14及び制御用圧力センサ15の検出圧に応じて切り替える構成としてもよい。また、この場合には、入力信号とフィードバック信号との偏差に基づき各電磁弁11,12や各比例弁41,42の開閉を制御する機能をマイコン制御により実現してもよい。これにより制御回路10,40の構成を簡素化することができる。
・各実施形態は、ブースタ13を用いない電空レギュレータに適用することもできる。
・流体としては、エアに限らず圧縮された流体であれば他の流体でもよい。
次に、上記実施形態及び別例(変形例)から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)供給ポートから供給される所定圧力の流体を導入する第1電磁比例弁と、前記第1電磁比例弁を介して導入される前記流体を排出ポートから排出する第2電磁比例弁と、前記供給ポートから供給される前記流体の供給圧力を検出する第1圧力センサと、前記第1電磁比例弁と前記第2電磁比例弁との開度に基づき出力ポートから出力される前記流体の制御圧力を検出する第2圧力センサと、入力信号と前記第2圧力センサの検出圧に応じたフィードバック信号との偏差に基づき制御信号を生成する信号生成部と、前記第1圧力センサの検出圧に基づき前記制御信号を補正する補正信号を生成する信号補正部と、前記補正信号により補正された制御信号に基づき前記流体の制御圧力を前記入力信号に応じた圧力とするように前記第1電磁比例弁と前記第2電磁比例弁との開度を制御する制御部と、を有することを特徴とする電空レギュレータ。
10…制御回路、11…給気側電磁弁、12…排気側電磁弁、14…供給用圧力センサ、15…制御用圧力センサ、16…供給ポート、17…排出ポート、18…出力ポート。

Claims (3)

  1. 供給ポートから供給される所定圧力の流体を導入する第1電磁弁と、
    前記第1電磁弁を介して前記流体が導入されるブースタと、
    前記ブースタに導入される流体を排出ポートから排出する第2電磁弁と、
    前記供給ポートから供給される前記流体の供給圧力を検出する第1圧力センサと、
    前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉に基づき前記ブースタを介して出力ポートから出力される前記流体の制御圧力を検出する第2圧力センサと、
    入力信号と前記第2圧力センサの検出圧に応じたフィードバック信号との偏差に基づき制御信号を生成する信号生成部と、
    前記第1圧力センサの検出圧と前記第2圧力センサの検出圧との差圧に基づき前記制御信号を補正する補正信号を生成するとともに、前記第2圧力センサの検出圧と前記排出ポートの排出先の圧力との差圧に基づき前記第2電磁弁に対する制御信号を補正する補正信号を生成する信号補正部と、
    前記補正信号により補正された制御信号に基づき前記流体の制御圧力を前記入力信号に応じた圧力とするように前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御する制御部と、を有することを特徴とする電空レギュレータ。
  2. 前記制御部は、前記制御信号のパルス幅を調整することで各電磁弁を開弁及び閉弁させるデューティー比を変更させるようにして前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御する請求項1に記載の電空レギュレータ。
  3. 前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁は、電磁比例弁であり、
    前記制御部は、前記制御信号に基づき各電磁比例弁の開度を変更させるようにして前記第1電磁弁と前記第2電磁弁との開閉を制御する請求項1に記載の電空レギュレータ。
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