JP5837136B2 - サイクロン式セパレータモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、粒状塵埃等の粒体を空気から分離する装置に関し、特にはサイクロン式集塵方法で粒状塵埃等の粒体を空気から分離するサイクロン式セパレータモジュールに関する。
遠心力と重力を用い、ほこりなどの粒状塵埃等を含んだ混合空気から塵埃などを分離して落下させて排出するサイクロン式粒体分離器が広く用いられている。但し、従来の粒体分離器は概ね1つのサイクロン機構を用いて1回分離するので、分離効果には限りがある。
分離効果を高めるために、図7に示されたサイクロン式粒体分離器が用いられている。この従来の粒体分離器は、筒状の集塵部10と電動送風機14との間に2つの筒状のサイクロン分離部11、12が設けられている。集塵部10は2つのサイクロン分離部11、12によって分離されたほこりなどの塵埃が落下する2つの通り口113、123を有する。電動送風機14は吸気を発生させるもので、空気が流入する吸気口141を設けている。第1のサイクロン分離部11は、電動送風機14による吸気が第1のパイプ131を介して流入する第1の吸込口111と、第1のサイクロン分離部11によって分離された空気を第2のパイプ132を介して流出させる第1の排出口112とを有する。第2のサイクロン分離部12は、第2のパイプ132を介して第1の排出口112と連通する第2の吸込口121と、第2のサイクロン分離部12によって分離された空気を第3のパイプ133を介して流出させる第2の排出口122とを有する。電動送風機14は、吸気口141が第3のパイプ133を介して第2の排出口122と連通するように構成されている。
この従来の粒体分離器は、2つのサイクロン分離部11、12を設けているので、外部の空気を2回ろ過し、ろ過された塵埃等を集塵部10より排出することができる。従ってより良好なろ過効果を得ることができる。しかし、サイクロン分離部11、12内の空気の流動性を良好に保つために第2のパイプ132が所定の長さを有することが必要で、大きい配置スペースを要する問題点がある。また、第1のサイクロン分離部11の第1の排出口112と第2のサイクロン分離部12の第2の吸込口121との配置に応じて第2のパイプ132を曲げて設けなければならず、配管作業が複雑になる上に、複数のサイクロン分離部の配置に適さないという問題点もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、限られたスペースに複数のサイクロン分離部を設けても簡単に配管することができる配置自由度が高いサイクロン式セパレータモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールは、自身の軸心を中央軸とする分離室を画成し、前記中央軸に沿う方向である第1の軸方向の相反する両端が開放された管状体を有し、前記管状体は開放された一端側を空気が入る流入端部として、該流入端部と相反する他端側を空気が流出する流出端部として有する分離チューブと、前記分離チューブに取付けられ、前記第1の軸方向と直角に突き出して前記第1の軸方向を周回する方向である周方向に沿って並ぶと共に前記分離室と同軸に連通する軸孔を画成する複数の羽根が設けられ、前記軸孔を画成するように複数の前記羽根における第1の羽根の前記周方向の延伸端と前記第1の羽根の次の第2の羽根の基部とが前記第1の軸方向の間隔をあけて並ぶと共に互いに交錯して設けられることによって、前記空気が前記第1の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って前記分離室に流入すると、前記分離室で前記中央軸を中心とするサイクロン式気流が発生し、前記サイクロン式気流によって、ほこりなどの粒体が前記空気から分離され、前記サイクロン式気流の下流側に落下するように空気が流動する複数のらせん状通路が形成されたガイド部材と、相反する第1の接合口と第2の接合口、及び、前記第1の接合口と前記第2の接合口との間に形成された第3の接合口を有し、前記第1の接合口と前記第3の接合口との間に空間的に連通する第1の連通路と、第2の接合口側から前記第3の接合口との間に空間的に連通する第2の連通路とが形成されている接合弁とを備え、1つの前記分離チューブを、選択的に、1つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部と前記接合弁の前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記第1の連通路を介して前記分離チューブの前記流入端部に流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第1のろ過モジュールを形成し、又は、2つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部及び前記流出端部と2つの前記接合弁のそれぞれの前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記2つの前記接合弁における一方の前記接合弁の前記第1の連通路を介して前記一方の前記接合弁に連結された前記分離チューブに流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記2つの前記接合弁における他方の前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第2のろ過モジュールを形成する、ことを特徴とする。
本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールは、従来のように接続パイプを曲げて配管する必要がなく、分離チューブと接合弁とを用いて1つ以上のろ過モジュールに構成されているので、コンパクトなろ過モジュールを構成し得る。また、複数回のろ過を行うことができるので、ろ過効果を良好に高めることができる。
本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールの実施の形態1と実施の形態2を含んで示す分解斜視図である。 実施の形態1に係るサイクロン式セパレータモジュールの組立斜視図である。 図2のIII−III線の縦断面図である。 本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールの実施の形態2を示す縦断面図である。 本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールの実施の形態3を示す組立斜視図である。 図5のVI−VI線の縦断面図である。 従来のサイクロン式分離器の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、そのサイズに拘わらず、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(基本構成)
本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールは、図1に示されているように、分離チューブ3と、ガイド部材32と、ろ過部材33と、接合弁4と、接続ユニットとを備えてモジュール化されており、接続ユニットは留め部材5や連結筒6、延長部材7などを含む。
分離チューブ3は、モジュールの構成数に応じて1つ以上用いられ、それぞれが自身の軸心を中央軸とする分離室310を画成し、中央軸に沿う方向である第1の軸方向の相反する両端が開放された管状体31を有し、管状体31は開放された一端側を空気が流入する流入端部311とし、該流入端部311と反対側の他端側を空気が流出する流出端部312として有する。分離チューブ3は他の部材と例えば螺結などにより連結するために、一例として、流入端部311と流出端部312とにねじ部が設けられている。
ガイド部材32は、第1の軸方向と直角に突き出して第1の軸方向を周回する方向である周方向に沿って並ぶと共に分離室310と同軸に連通する軸孔321を画成する複数の羽根が設けられている。複数枚の羽根は軸孔321を画成するように複数枚の羽根における第1の羽根の周方向の延伸端と第1の羽根の次の第2の羽根の基部とが第1の軸方向の間隔をあけて並ぶと共に互いに交錯して設けられていることによって、空気が流動する複数のらせん状通路322が形成されている。
ろ過部材33は、発泡材料で作られ、一例として羽根状に形成され、気流が通過した際塵埃を分離可能に気流の一部をろ過するようにガイド部材32に緊密に嵌めて取付けられる。
このように分離チューブ3はサイクロン分離部として、例えば図3に示すように、空気がらせん状通路322を介して第1の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って分離室310に流入すると、分離室310で管状体31の中央軸を中心とする図3におけるらせん状白矢印で示すサイクロン式気流が発生する。このサイクロン式気流によって、ほこりなどの粒体塵埃が空気から分離され重力により落下して排出されることができる。
接合弁4は、モジュールの構成数に応じて1つ以上用いられ、分離チューブ3と連結して組み合わせたり、分離チューブ3と他の構成部材との間を接合するように分離チューブ3の流入端部311及び/又は流出端部312に取付けられ、相反する第1の接合口411と第2の接合口412及び、第1の接合口411と第2の接合口412の間に形成された第3の接合口413を合わせて3つの接合口を有し、第3の接合口413を介して分離室310と空間的に連通可能に連結される管状に形成された接合体41を有する。第3の接合口413側の端部は流入端部311と流出端部312の径幅とほぼ同じで、第1の接合口411又は第2の接合口412側の端部よりも径大になっている。なお、分離チューブ3の軸方向を第1の軸方向とし、接合体41の第1の接合口411と第2の接合口412の間の軸方向を第2の軸方向とすると、図3では第1の軸方向と第2の軸方向とが直交する。
接合体41は、第3の接合口413が第1の接合口411と第2の接合口412に対して直交した断面がほぼTの字形状に形成された周壁を有し、該周壁の第2の軸方向に平行する壁部より第1の軸方向に沿って第3の接合口413に向かって突き出して延伸される例えば管状の仕切体42が設けられ、仕切体42によって接合体41の第3の接合口413側端部の内部を第2の接合口412側から分離室310に空間的に連通する軸穴4131と、第1の接合口411側から分離室310に空間的に連通する周回穴4132とが形成されている。
第1の接合口411と第3の接合口413との間は、接合体41内部を周回穴4132を介して第1の接合口411側から分離室310に空間的に連通する第1の連通路43が形成され、第2の接合口412側から第3の接合口413との間は、軸穴4131を介して第2の接合口412側から分離室310に空間的に連通する第2の連通路44が形成されている。このようにすると、外部の空気が第1の連通路43を介して接合体41内部から分離室310に流入し、分離室310からの空気が第2の連通路44を介して第2の接合口412側に流出するようにすることができる。
接合体41の周壁に外部と第1の連通路43及び第2の連通路44とがそれぞれ連通するように、第1の軸方向沿いに延伸される2つの貫通孔45が設けられ、2つの貫通孔45のそれぞれにプラグ部材46又は流体流入弁47が塞ぐように設けられている。流体流入弁47を用いることによって水や洗浄液などの流体を接合体41に注入することができる。接合体41の周壁には、第1の接合口411側の端縁及び第2の接合口411側の端縁よりそれぞれ第2の軸方向と垂直に外向きに出っ張ったフランジ414がつば状に形成されている。
接合体41は分離チューブ3と連結されるように第3の接合口413が対応して螺結するためのねじ部が設けられている。
分離チューブ3は、管状体31よりも径小な内管体34が第1の軸方向に沿って管状体31内に同軸に取付けられている。内管体34は流出端部312側に向かって軸穴4131よりも径大になるように延伸される接続端部341と、接続端部341と相反する端部であって軸孔321に至るように延伸される自由端部342とを有し、内管体34の接続端部341が仕切体42と連結され、分離室310は、管状体31と内管体34との間に画成され、内管体34の内部は第2の連通路44と流体的に連通する。
内管体34には発泡材料からなるろ過スリーブ35が内管体34の外周面を取り囲んで設けられている。
延長部材7は、その自身の軸心を中心として取り囲む中心孔710を画成した筒状周壁711を有する取付座体71と、取付座体71の自身の軸心に沿う方向である第3の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って周壁711を貫通する複数の通孔712と、取付座体71内に取付けられ、第3の軸方向に沿って延伸されるように設けられた取付座体71より小径な内管72と、発泡材料で作られ内管72に緊密に嵌められたろ過管73とを有する。取付座体71は、内管72が流出端部312より軸孔321に至るまで管状体31内に延伸され、分離室310が通孔712と流体連通されるように管状体31と内管72の間に画成されるように、管状体31の流出端部312と連結される一端部71aと管状体31の流入端部311と連結される他端部71bとを有する。延長部材7は分離チューブ3と螺結するために一端部71aと他端部71bとに螺結するためのねじ部が設けられている。
連結筒6は、場合によって、分離チューブ3の流入端部311又は流出端部312側に取付けられるもので、本発明ではほぼラッパ状に形成され、流入端部311又は流出端部312と連結される大径端部62と、大径端部61よりも径小に形成された小径端部61と、小径端部61の流出側の外周端縁より第1の軸方向と垂直に外向きに突き出て形成されたつば状のフランジ611とを有する筒体である。連結筒6の大径端部62は分離チューブ3と連結可能に流入端部311又は流出端部312と螺結するためのねじ部が設けられている。
留め部材5は、接合弁4の第1の接合口411又は/及び第2の接合口412側に取付けたり、2つの接合弁4間を連結したり、接合弁4と連結筒6とを連結したりするように取付けられている。留め部材5は、例えば図1に示すように、それぞれが一方側に開口されたC字形に形成された2つの係止部材51と、2つの係止部材51をそれぞれの開口がつき合わされて円形になるように繋ぐ繋ぎ棒52とを有し、各係止部材51の内周面に窪む係止溝511(図3参照)と、各係止部材51の開口の両端部より外向きに突き出た突縁部512と、突縁部512に窪むスロット513とが設けられている。つば状のフランジ414が係止溝511に嵌入されて接合弁4が位置決めされる。また、繋ぎ棒52がスロット513に挿入されてねじで突縁部512に連結・固定される。
接続ユニットは、留め部材5に設けられ、閉塞するためのカバー54と緩衝するためのワッシャー53とを更に有する。カバー54は接合弁4を閉塞するように留め部材5に取付けられている。ワッシャー53は2つの接合弁4のフランジ414間、又は、カバー54とフランジ414との間に挟持されるように留め部材5に取付けられている。1例としては、例えば図3に示されているように、ワッシャー53がカバー54とフランジ414との間に挟持されるようにフランジ414とワッシャー53とカバー54とが係止溝511に嵌合されて取付けられている。
(モジュールの基本構成)
第1のろ過モジュールA:
1つの分離チューブ3と1つの接合弁4とを用いて第1のろ過モジュールA(図2、図3参照)を形成する。より具体的に説明すると、1つの接合弁4の第3の接合口413と分離チューブ3の流入端部311との間が連結されることによって第1のろ過モジュールAを形成する。
第1のろ過モジュールAにおいて、空気が接合弁4の第1の連通路43を介して分離チューブ3の前記流入端部311とガイド部材32とを介して分離室310に流れ込むと、該分離チューブ3に流入された空気がサイクロン式気流を発生し、サイクロン式気流によって塵埃などの粒体が空気から分離され、粒体が重力により流出端部312側に落下すると共に、流体が分離された空気が接合弁4の第2の連通路44を介して流出される。
第2のろ過モジュールB:
1つの分離チューブ3と2つの接合弁4とを用いて第2のろ過モジュールB(図2〜図4参照)を形成する。より具体的に説明すると、1つの接合弁4(一方の接合弁4)の第3の接合口413と分離チューブ3の流入端部311とが連結され、他の一つの接合弁4(他方の接合弁4)の第3の接合口413と同分離チューブ3の流出端部312とが連結されることによって第2のろ過モジュールBを形成する。
第2のろ過モジュールBにおいて、空気が一方の接合弁4の第1の連通路43と該一方の接合弁4に連結された分離チューブ3の流入端部311側のガイド部材32とを介して分離室310に流れ込むと、該分離チューブ3に流入された空気が分離室310にてサイクロン式気流を発生し、サイクロン式気流によって塵埃などの粒体が空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、粒体が分離された空気が他方の接合弁4の第2の連通路44とを介して流出される。
第3のろ過モジュールC:
1つの分離チューブ3と1つの延長部材7とを用いて第3のろ過モジュールC(図4〜図6参照)を形成する。より具体的に説明すると、1つの分離チューブ3の流出端部312と1つの延長部材7の一端部71aとが連結されることによって第3のろ過モジュールCを形成する。第3のろ過モジュールCの一つの使用例として、例えば、図4に示されているように、2つの第3のろ過モジュールCを延長部材7によって連結して長くすることができる。また、分離チューブ3の流入端部311を接合弁4の第2の連通路44側の第2の接合口412に連結すると、第3のろ過モジュールCを第2のろ過モジュールBと連結して組み合わせることができる。また、例えば図5、図6に示されているように、分離チューブ3の流入端部311を接合弁4の第3の接合口413に連結すると、第3のろ過モジュールCを他のろ過モジュールと連結して組み合わせることもできる。第3のろ過モジュールCは、もちろんこれらの連結に制限されないことは言うまでもないが、他の例として、図示しないが、第3のろ過モジュールCにおける分離チューブ3の流入端部311を、接合弁4の第2の接合口412と連結することによって、第1のろ過モジュールAと連結されてもよい。
第3のろ過モジュールCにおいて、空気が分離チューブ3の流入端部311とガイド部材32とを介して分離室310に流れ込むと、分離室310にてサイクロン式気流を発生し、サイクロン式気流によって塵埃などの粒体が空気から分離され重力により落下して排出されると共に、粒体が分離された空気が分離チューブ3の流出端部312を介して流出される。
第4のろ過モジュールD:
第4のろ過モジュールDは、第2のろ過モジュールBの変形例であり、図5と図6に示されているように、2つの接合弁4と混合チューブ3Aとによって組み合わせてなったものである。混合チューブ3Aは自身の軸心を中央軸とする混合分離室310Aを画成し、中央軸に沿う方向である第4の軸方向の両端が開放された開口部313を有する筒状体31Aを有する。混合チューブ3Aは分離チューブ3と類似しているが、筒状体31Aの両端の開口部313にそれぞれガイド部材32が取付けられた所が異なる。両端の開口部313のそれぞれが対応する接合弁4の第3の接合口413に対して螺結されている。2つの第3のろ過モジュールCのそれぞれは留め部材5によって対応する接合弁4の第2の接合口412と連結されている。
第4のろ過モジュールDにおいて、外部の空気がそれぞれ第4のろ過モジュールDにおける2つの接合弁4のそれぞれの第1の連通路43に入り込むと、対応する開口部313と各ガイド部材32のらせん状通路322とを介して空気が第4の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に混合分離室310Aに流れ込み、混合分離室310Aで筒状体31Aの中央軸を中心とする2つのサイクロン式気流が発生すると共に空気が混ざり合う。そして、一端側の開口部313から入った気流がその反対側の開口部313から2つの接合弁4のそれぞれの第2の連通路44を介して流れ出る。
上記のように、分離チューブ3或いは混合チューブ3Aを接合弁4と連結して、いくつかのろ過モジュールに組み立てることによって、簡単に配管することができる配置自由度が高いろ過モジュールを得ることができる。
次に少なくとも2つのろ過モジュールを使って連結したいくつの実施の形態について図を参照して説明する。
(実施の形態1)
図2と図3には、1つの第1のろ過モジュールAと2つの第2のろ過モジュールBとを用いて連結してなるサイクロン式セパレータモジュールを示している。2つの第2のろ過モジュールBにおける一方の第2のろ過モジュールBの一方の接合弁4の第2の接合口412と、他方の第2のろ過モジュールBの他方の接合弁4の第1の接合口411とを連結し、一方の第2のろ過モジュールBの他方の接合弁4の第2の接合口412と、他方の第2のろ過モジュールBの一方の接合弁4の第1の接合口411とを連結し、且つ、第1のろ過モジュールAにおける接合弁4の第1の接合口411と他方の第2のろ過モジュールBの他方の接合弁4の第2の接合口412とを連結することによって1つのサイクロン式セパレータモジュールになる。
第1のろ過モジュールAと第2のろ過モジュールBは、分離チューブ3の流入端部311に向かう側の第3の接合口413の軸穴4131と周回穴4132とが、流入端部311側に向かって延伸されてガイド部材32の軸孔321と複数のらせん状通路322とに空間的に連通される。
上記のように構成されたサイクロン式セパレータモジュールは、気流が分離チューブ3の流入端部311と連結された接合弁4の第1の連通路43を介して分離チューブ3に流れ込む。分離室310内の気流が分離チューブ3の流出端部312と連結された接合弁4の第2の連通路44を介して第2のろ過モジュールBから流出する一方、接合弁4の第2の連通路44を介して第1のろ過モジュールAから排出される。こうして気流が図3の矢印で表された流路に沿って3回ろ過されると共に、図3に表された白矢印で示されたサイクロン式気流によってほこりなどの塵埃が空気から分離され、連結筒6に落下して排出される。
この実施の形態1では、接合弁4に流体流入弁47が更に取付けられている。接合弁4に取付けられた流体流入弁47によって注入された流体を接合弁4の第1の連通路43を介して分離チューブ3の分離室310に進入させると、該流体が分離室310の中の塵埃と結合しやすく、結合するとその塵埃が重くなるので、遠心力の働きによって分離室310における気流から塵埃を分離することがより簡単になる。
実施の形態1に係るサイクロン式セパレータモジュールは、複数の分離チューブ3によってろ過を複数回行うことが簡単であり、複数の分離チューブ3の間に3つの接合口411、412、413を設けた接合弁4と留め部材5とによって連結されて一体的に構成されているので、その構成がコンパクトとなる。
(実施の形態2)
図4は、1つの第2のろ過モジュールBと4つの第3のろ過モジュールCとを用いて連結してなるサイクロン式セパレータモジュールを示している。本実施の形態2に係るサイクロン式セパレータモジュールでは、4つの第3のろ過モジュールCを2つごとに着脱可能に接続されてなった2つのグループに分けられ、それぞれのグループにおける2つの第3のろ過モジュールCを延長部材7によって長く連結している。2つのグループはそれぞれ連結筒6及び留め部材5を用いて対応する接合弁4の第2の接合口412と連結されている。詳しく言うと、内管72の内部が接合弁4の第2の連通路44に流体連通されるように、連結筒6の小径端部61が留め部材5によって接合弁4の第2の接合口412と接続され、大径端部62が各グループの一つの第3のろ過モジュールCにおける分離チューブ3の流入端部311に対応して螺結され、連結筒6に連結された分離チューブ3の流出端部312が延長部材7の一端部71aに連結され、その他端部71bが他の第3のろ過モジュールCにおける分離チューブ3の流入端部311に対応して螺結され、その分離チューブ3の流出端部312が他の延長部材7の一端部71aと螺結されている。
この実施の形態2では、第2のろ過モジュールBにおける一つの接合弁4の第1の接合口411を介して空気が流れ込むと、第2のろ過モジュールBの分離室310でサイクロン式気流が発生する。該分離室310でサイクロン式気流によって塵埃などの粒体が空気から分離され、分離チューブ3の流出端部312と連結された接合弁4の第1の接合口411から排出される。また、粒体が分離された空気が2つの第3のろ過モジュールCのグループのそれぞれに流れるサブ気流として2分割され、各サブ気流が対応する連結筒6を通過して対応するグループの第3のろ過モジュールCに流入し、各グループの2つの第3のろ過モジュールCの分離チューブ3によるサイクロン式気流によって塵埃などの粒体が空気から分離され、各延長部材7の通孔712より排出されると共に、粒体が分離された空気が各延長部材7の他端部71bより流出される。
実施の形態2に係るサイクロン式セパレータモジュールは、複数の分離チューブ3によってろ過を複数回行うことが簡単であり、複数の分離チューブ3の間に3つの接合口411、412、413を設けた接合弁4と接続ユニットとによって連結されて一体的に構成されているので、コンパクトな構成が得られる。
(実施の形態3)
図5と図6は、2つの第3のろ過モジュールCと1つの第4のろ過モジュールDとを用いて連結してなるサイクロン式セパレータモジュールを示している。この実施の形態3は、実施の形態2の変形例であり、一つの第4のろ過モジュールDと、2つの他の接合弁4と、4つの留め部材5と、2つの第3のろ過モジュールCとを用いて組み立てられる。
第4のろ過モジュールDにおける2つの接合弁4はそれぞれの第3の接合口413が混合チューブ3Aの両端の開口部313、313に螺結され、それぞれの第2の接合口412が留め部材5及び接合弁4を介して対応する第3のろ過モジュールCと連結されている。
こうして、第4のろ過モジュールDの2つの接合弁4はそれぞれの第2の接合口412と他の2つの接合弁4の第1の接合口411とを介して第2の連通路44と第1の連通路43とが連通される。この実施の形態3では、他の2つの接合弁4のそれぞれの第2の接合口412を閉塞するように蓋をするカバー54が取付けられている。
上記のように構成された実施の形態3に係るサイクロン式セパレータモジュールは、第4のろ過モジュールDからの混合された2つの気流がそれぞれ対応する第2の連通路44を介して第3のろ過モジュールCに流れ込んでろ過されることができる。
なお、各実施の形態1〜3の内の2つ以上の実施の形態を互いに連結してもよいことはいうまでもない。
以上のように、第1〜第4のろ過モジュールA〜Dを用いて2つ以上組み合わせて連結することにより複数回ろ過することができるサイクロン式セパレータモジュールが得られる。
本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールは、第1のろ過モジュールA、第2のろ過モジュールB、第3のろ過モジュールC及び/又は第4のろ過モジュールDを用いて構成されることができるので、接続パイプを曲げて配管する必要がなくなり、コンパクトなモジュール構成を得ることができる。また、複数回のろ過を行うことができるので、ろ過効果を良好に高めることができる。
本発明に係るサイクロン式セパレータモジュールは、ろ過効果が高い集塵装置に有用である。
3 分離チューブ
31 管状体
310 分離室
311 流入端部
312 流出端部
3A 混合チューブ
31A 筒状体
310A 混合分離室
313 開口部
32 ガイド部材
321 軸孔
322 通路
33 ろ過部材
34 内管体
341 接続端部
342 自由端部
35 ろ過スリーブ
4 接合弁
41 接合体
411 第1の接合口
412 第2の接合口
413 第3の接合口
4131 軸穴
4132 周回穴
414 フランジ
42 仕切体
43 第1の連通路
44 第2の連通路
45 貫通孔
46 プラグ部材
47 流体流入弁
5 留め部材
51 係止部材
511 係止溝
512 突縁部
513 スロット
52 繋ぎ棒
53 ワッシャー
54 カバー
6 連結筒
61 小径端部
611 フランジ
62 大径端部
7 延長部材
71 取付座体
710 中心孔
711 周壁
712 通孔
71a 一端部
71b 他端部
72 内管
73 ろ過管
A 第1のろ過モジュール
B 第2のろ過モジュール
C 第3のろ過モジュール
D 第4のろ過モジュール

Claims (8)

  1. 自身の軸心を中央軸とする分離室を画成し、前記中央軸に沿う方向である第1の軸方向の相反する両端が開放された管状体を有し、前記管状体は開放された一端側を空気が入る流入端部として、該流入端部と相反する他端側を空気が流出する流出端部として有する分離チューブと、
    前記分離チューブに取付けられ、前記第1の軸方向と直角に突き出して前記第1の軸方向を周回する方向である周方向に沿って並ぶと共に前記分離室と同軸に連通する軸孔を画成する複数の羽根が設けられ、前記軸孔を画成するように複数の前記羽根における第1の羽根の前記周方向の延伸端と前記第1の羽根の次の第2の羽根の基部とが前記第1の軸方向の間隔をあけて並ぶと共に互いに交錯して設けられることによって、前記空気が前記第1の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って前記分離室に流入すると、前記分離室で前記中央軸を中心とするサイクロン式気流が発生し、前記サイクロン式気流によって、ほこりなどの粒体が前記空気から分離され、前記サイクロン式気流の下流側に落下するように空気が流動する複数のらせん状通路が形成されたガイド部材と、
    相反する第1の接合口と第2の接合口、及び、前記第1の接合口と前記第2の接合口との間に形成された第3の接合口を有し、前記第1の接合口と前記第3の接合口との間に空間的に連通する第1の連通路と、第2の接合口側から前記第3の接合口との間に空間的に連通する第2の連通路とが形成されている接合弁とを備え、
    1つの前記分離チューブを、選択的に、
    1つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部と前記接合弁の前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記第1の連通路を介して前記分離チューブの前記流入端部に流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第1のろ過モジュールを形成し、又は、
    2つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部及び前記流出端部と2つの前記接合弁のそれぞれの前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記2つの前記接合弁における一方の前記接合弁の前記第1の連通路を介して前記一方の前記接合弁に連結された前記分離チューブに流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記2つの前記接合弁における他方の前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第2のろ過モジュールを形成
    前記分離チューブの前記流入端部又は前記流出端部に取付けられたり、前記接合弁の前記第1の接合口又は/及び前記第2の接合口側に取付けられたり、2つの前記接合弁間を連結したりするように取付けられている接続ユニットを更に有し、
    1つの前記第1のろ過モジュールと2つの前記第2のろ過モジュールと前記接続ユニットを用いて、2つの前記第2のろ過モジュールにおける一方の前記第2のろ過モジュールの一方の前記接合弁の前記第2の接合口と、他方の前記第2のろ過モジュールの他方の前記接合弁の前記第1の接合口とを連結し、一方の前記第2のろ過モジュールの他方の前記接合弁の前記第2の接合口と、他方の前記第2のろ過モジュールの一方の前記接合弁の前記第1の接合口とを連結し、且つ、前記第1のろ過モジュールにおける前記接合弁の前記第1の接合口と他方の前記第2のろ過モジュールの他方の前記接合弁の前記第2の接合口とを連結することによって、前記空気が前記分離チューブの前記流入端部と連結された前記接合弁の前記第1の連通路を介して前記分離チューブに流れ込むと、前記分離室内の気流が前記流出端部と連結された前記接合弁の前記第2の連通路を介して前記第2のろ過モジュールから流出する一方、前記接合弁の前記第2の連通路を介して前記第1のろ過モジュールから排出される前記サイクロン式セパレータモジュールになることを特徴とするサイクロン式セパレータモジュール。
  2. 自身の軸心を中央軸とする分離室を画成し、前記中央軸に沿う方向である第1の軸方向の相反する両端が開放された管状体を有し、前記管状体は開放された一端側を空気が入る流入端部として、該流入端部と相反する他端側を空気が流出する流出端部として有する分離チューブと、
    前記分離チューブに取付けられ、前記第1の軸方向と直角に突き出して前記第1の軸方向を周回する方向である周方向に沿って並ぶと共に前記分離室と同軸に連通する軸孔を画成する複数の羽根が設けられ、前記軸孔を画成するように複数の前記羽根における第1の羽根の前記周方向の延伸端と前記第1の羽根の次の第2の羽根の基部とが前記第1の軸方向の間隔をあけて並ぶと共に互いに交錯して設けられることによって、前記空気が前記第1の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って前記分離室に流入すると、前記分離室で前記中央軸を中心とするサイクロン式気流が発生し、前記サイクロン式気流によって、ほこりなどの粒体が前記空気から分離され、前記サイクロン式気流の下流側に落下するように空気が流動する複数のらせん状通路が形成されたガイド部材と、
    相反する第1の接合口と第2の接合口、及び、前記第1の接合口と前記第2の接合口との間に形成された第3の接合口を有し、前記第1の接合口と前記第3の接合口との間に空間的に連通する第1の連通路と、第2の接合口側から前記第3の接合口との間に空間的に連通する第2の連通路とが形成されている接合弁とを備え、
    1つの前記分離チューブを、選択的に、
    1つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部と前記接合弁の前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記第1の連通路を介して前記分離チューブの前記流入端部に流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第1のろ過モジュールを形成し、又は、
    2つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部及び前記流出端部と2つの前記接合弁のそれぞれの前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記2つの前記接合弁における一方の前記接合弁の前記第1の連通路を介して前記一方の前記接合弁に連結された前記分離チューブに流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記2つの前記接合弁における他方の前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第2のろ過モジュールを形成し
    少なくとも1つの延長部材を更に有し、前記延長部材は、その自身の軸心を中心として取り囲む中心孔を画成した筒状周壁を有する取付座体と、前記取付座体の自身の軸心に沿う方向である第3の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って前記筒状周壁を貫通して設けられた複数の通孔と、前記取付座体内に取付けられ、前記第3の軸方向に沿って延伸されるように前記取付座体より径小に設けられた内管と、発泡材料で作られ前記内管に緊密に嵌められたろ過管とを有し、前記取付座体は、前記内管が前記流出端部より前記軸孔に至るまで前記管状体内に延伸され、前記分離室が前記通孔と流体連通されるように前記管状体と前記内管の間に画成されるように、前記流出端部と連結される一端部と前記流入端部と連結される他端部とを有し、
    1つの前記分離チューブと1つの前記延長部材とを用いて、前記流出端部が前記取付座体と連結されることによって、前記分離室に流入された前記空気によって発生したサイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記内管と前記中心孔を介して流出される第3のろ過モジュールを形成し、
    前記分離チューブの前記流入端部又は前記流出端部に取付けられたり、前記接合弁の前記第1の接合口又は/及び前記第2の接合口側に取付けられたり、2つの前記接合弁間を連結したりするように取付けられている接続ユニットを更に有し、
    4つの前記第3のろ過モジュールを用いて、該4つの前記第3のろ過モジュールを2つごとに着脱可能に接続されてなった2つのグループに分け、それぞれの前記グループにおける2つの前記第3のろ過モジュールを前記延長部材によって長く連結し、
    1つの前記第2のろ過モジュールと2つの前記グループと前記接続ユニットを用いて、前記接続ユニットを介して一方の前記グループにおける前記第3のろ過モジュールにおける前記分離チューブの前記流入端部を前記一方の前記接合弁の前記第2の接合口側に連結すると共に、前記接続ユニットを介して他方の前記グループの前記第3のろ過モジュールにおける前記分離チューブの前記流入端部を前記他方の前記接合弁の前記第2の接合口側に連結することにより、前記空気が前記第2のろ過モジュールにおける前記一方の前記接合弁の前記第1の接合口を介して前記分離室に流れ込むと、前記第2のろ過モジュールの前記分離室で発生した前記サイクロン式気流によって塵埃などの粒体が前記空気から分離され、重力により排出されると共に、前記粒体が分離された前記気流が2つの前記グループのそれぞれに流れるサブ気流として2分割され、各前記サブ気流が対応する前記接続ユニットを通過して対応する前記グループの前記第3のろ過モジュールに流入し、各前記グループの2つの前記第3のろ過モジュールの前記分離チューブによるサイクロン式気流によって塵埃などの粒体が前記空気から分離され、各前記延長部材の前記通孔より排出されると共に、粒体が分離された前記空気が各前記延長部材の前記他端部より流出される前記サイクロン式セパレータモジュールになることを特徴とするサイクロン式セパレータモジュール。
  3. 自身の軸心を中央軸とする分離室を画成し、前記中央軸に沿う方向である第1の軸方向の相反する両端が開放された管状体を有し、前記管状体は開放された一端側を空気が入る流入端部として、該流入端部と相反する他端側を空気が流出する流出端部として有する分離チューブと、
    前記分離チューブに取付けられ、前記第1の軸方向と直角に突き出して前記第1の軸方向を周回する方向である周方向に沿って並ぶと共に前記分離室と同軸に連通する軸孔を画成する複数の羽根が設けられ、前記軸孔を画成するように複数の前記羽根における第1の羽根の前記周方向の延伸端と前記第1の羽根の次の第2の羽根の基部とが前記第1の軸方向の間隔をあけて並ぶと共に互いに交錯して設けられることによって、前記空気が前記第1の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に沿って前記分離室に流入すると、前記分離室で前記中央軸を中心とするサイクロン式気流が発生し、前記サイクロン式気流によって、ほこりなどの粒体が前記空気から分離され、前記サイクロン式気流の下流側に落下するように空気が流動する複数のらせん状通路が形成されたガイド部材と、
    相反する第1の接合口と第2の接合口、及び、前記第1の接合口と前記第2の接合口との間に形成された第3の接合口を有し、前記第1の接合口と前記第3の接合口との間に空間的に連通する第1の連通路と、第2の接合口側から前記第3の接合口との間に空間的に連通する第2の連通路とが形成されている接合弁とを備え、
    1つの前記分離チューブを、選択的に、
    1つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部と前記接合弁の前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記第1の連通路を介して前記分離チューブの前記流入端部に流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第1のろ過モジュールを形成し、又は、
    2つの前記接合弁により、前記分離チューブの前記流入端部及び前記流出端部と2つの前記接合弁のそれぞれの前記第3の接合口との間が連結されることによって、前記空気が前記2つの前記接合弁における一方の前記接合弁の前記第1の連通路を介して前記一方の前記接合弁に連結された前記分離チューブに流れ込むと、該分離チューブに流入された前記空気が前記分離チューブにて前記サイクロン式気流を発生し、前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が前記流出端部と前記2つの前記接合弁における他方の前記接合弁の前記第2の連通路とを介して流出される第2のろ過モジュールを形成し
    自身の軸心を中央軸とする混合分離室を画成し、前記中央軸に沿う方向である第4の軸方向の両端が開放された開口部が形成された筒状体を有する混合チューブを更に有し、
    前記ガイド部材は、前記筒状体と同軸に2つの前記開口部のそれぞれに取付けられ、
    前記混合チューブと2つの前記接合弁とを用いて、前記開口部のそれぞれが前記接合弁の前記第3の接合口に対して連結されることによって、前記空気が2つの前記接合弁のそれぞれの前記第1の連通路及び対応する1つの前記開口部と前記らせん状通路を介して前記第4の軸方向と直角に遠ざかる方向である径方向に前記混合分離室にそれぞれ流れ込むと、前記混合分離室で前記筒状体の前記中央軸を中心とする2つのサイクロン式気流が発生して混ざり、前記混合分離室に前記サイクロン式気流によって前記粒体が前記空気から分離され、重力により落下して排出されると共に、前記粒体が分離された前記空気が対応する他の1つの前記開口部から2つの前記接合弁のそれぞれの前記第2の連通路を介して流れ出る第4のろ過モジュールを形成し、
    前記分離チューブの前記流入端部又は前記流出端部に取付けられたり、前記接合弁の前記第1の接合口又は/及び前記第2の接合口側に取付けられたり、2つの前記接合弁間を連結したりするように取付けられている接続ユニットを更に有し、
    一つの前記第4のろ過モジュールと、2つの他の前記接合弁と、前記接続ユニットと、2つの前記第3のろ過モジュールとを用いて、前記第4のろ過モジュールの前記接合弁の前記第2の連通路と前記他の前記接合弁の前記第1の連通路とが連通されるように前記第4のろ過モジュールの2つの前記接合弁のそれぞれの前記第2の接合口と前記他の前記接合弁のそれぞれの前記第1の接合口とが連結されることにより、前記第4のろ過モジュールからの混合された2つの前記気流がそれぞれ対応する前記第2の連通路を介して前記第3のろ過モジュールに流れ込んでろ過される前記サイクロン式セパレータモジュールになることを特徴とするサイクロン式セパレータモジュール。
  4. 前記接合弁は、前記第1の接合口と前記第2の接合口と前記第3の接合口とが互いに直角に画成された断面がTの字形状に形成された周壁を有する接合体を有し、
    前記第1の軸方向と直角であり且つ前記第1の接合口と前記第2の接合口の間の軸方向である第2の軸方向に平行すると共に前記第3の接合口に向かい合う該周壁の壁部より前記第1の軸方向に沿って前記第3の接合口に向かって突き出して延伸される管状の仕切体が設けられ、該仕切体によって前記接合体の前記第3の接合口側端部の内部を前記第2の接合口側から前記分離室に空間的に連通する軸穴と、前記第1の接合口側から前記分離室に空間的に連通する周回穴とが形成され、
    前記第1の連通路は前記第1の接合口と前記第3の接合口との間で前記接合体内部を前記周回穴を介して前記第1の接合口側から前記分離室に空間的に連通するように形成され、
    前記第2の連通路は前記第2の接合口側から前記第3の接合口との間で前記軸穴を介して前記第2の接合口側から前記分離室に空間的に連通するように形成され、
    前記第1の連通路及び前記第2の連通路と外部とがそれぞれ連通するように、前記第1の軸方向沿いに延伸される貫通孔が前記接合体の前記周壁に設けられ、前記貫通孔にプラグ部材又は/及び流体流入弁が塞ぐように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの一項に記載のサイクロン式セパレータモジュール。
  5. 前記分離チューブは、前記管状体よりも径小な内管体が前記第1の軸方向に沿って前記管状体内に同軸に取付けられ、
    前記内管体は前記流出端部側に向かって前記軸穴よりも径大になるように延伸される接続端部と、前記接続端部と相反する端部であって前記軸孔に至るように延伸される自由端部とを有し、
    前記内管体の前記接続端部が前記仕切体と連結され、前記分離室は、前記管状体と前記内管体との間に画成され、前記内管体の内部は前記第2の連通路と流体的に連通し、
    前記内管体には発泡材料からなるろ過スリーブが前記内管体の外周面を取り囲んで設けられていることを特徴とする請求項4に記載のサイクロン式セパレータモジュール。
  6. 前記接続ユニットは、前記第1の接合口又は前記第2の接合口に対応する口径を有する小径端部と、前記流入端部又は前記流出端部に連結される前記小径端部よりも大径な大径端部と、を有する連結筒と、前記第1の接合口又は前記第2の接合口に、隣り合わせて並んだ2つの前記接合弁の間または1つの前記接合弁と前記連結筒との間を連結するように取付けられる留め部材とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかの一項に記載のサイクロン式セパレータモジュール。
  7. 前記接合弁は、前記第1の接合口側の端縁及び前記第2の接合口側の端縁より前記第2の軸方向と垂直に外向きに出っ張ったつば状のフランジが形成され、
    前記小径端部はその外周端縁より前記第1の軸方向と垂直に外向きに突き出るつば状のフランジが形成され、
    前記留め部材は、それぞれが一方側に開口されたC字形に形成された2つの係止部材と、2つの前記係止部材をそれぞれの開口がつき合わされて円形になるように繋ぐ繋ぎ棒とを有し、
    前記係止部材は、前記接合弁の前記フランジと前記小径端部の前記フランジが嵌入されるように各前記係止部材の内周面に窪む係止溝と、各前記係止部材の前記開口の両端部より外向きに突き出た突縁部と、前記繋ぎ棒が挿入されるように前記突縁部に窪むスロットとが設けられていることを特徴とする請求項に記載のサイクロン式セパレータモジュール。
  8. 前記接続ユニットは、前記留め部材に設けられた、閉塞するためのカバーと、緩衝するためのワッシャーとを更に有することを特徴とする請求項に記載のサイクロン式セパレータモジュール。
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