JP5836880B2 - 複合伸縮性材料 - Google Patents

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Description

本発明は複合伸縮性材料に関する。
第1の方向に伸縮可能な複合伸縮性材料が公知である(特許文献1参照)。この複合伸縮性材料は、互いに重ね合わされた第1の不織布シート及び第2の不織布シートと、第1の不織布シートと第2の不織布シートとの間に配置された複数の弾性部材とを備える。第1の不織布シート及び第2の不織布シートは、第1の方向と、第1の方向に直交する第2の方向とにそれぞれ不連続に設けられた接合部において互いに接合される。弾性部材は、接合部を通ることなく、第2の方向に互いに離間されつつ第1の方向に延びると共に、複合伸縮性材料の第1の方向の両端において第1の不織布シート及び第2の不織布シートに固定される。その結果、収縮状態において、第1の方向に隣接する2つの接合部同士間の第1の不織布シート部分が複合伸縮性材料の一側面において厚み方向外向きに凸状に変形し、第1の方向に隣接する2つの接合部同士間の第2の不織布シート部分が複合伸縮性材料の他側面において厚み方向外向きに凸状に変形する。その結果、複合伸縮性材料の一側面において第1の不織布シートにより第2の方向に連続する多数の皺が形成され、複合伸縮性材料の他側面において第2の不織布シートにより第2の方向に連続する多数の皺が形成される。
特開2005−80859号公報
上述の複合伸縮性材料は例えば使い捨てオムツの、着用者の胴回りに位置する胴回り部材のように、着用時に着用者の肌に触れ又は視認される部材に用いられる。
この場合、着用者の肌に触れるという観点から、複合伸縮性材料は柔軟性がより高いのが好ましい。
この点、特許文献1では、第1の方向に隣接する2つの接合部同士間の第1の不織布シート部分により、高さが比較的高い1つの皺が形成され、第2の不織布シート部分により、高さが比較的高い1つの皺が形成されると考えている。しかしながら、接合部同士間に1つの皺が形成されるのは困難であり、実際には、高さが比較的低い複数の皺が不均一に形成される傾向にある。すなわち、不織布シートが幾重にも重なっている部分が複合伸縮性材料に形成されるおそれがあり、当該部分の柔軟性は劣るので、一様に優れた柔軟性を得るのは困難である。
本発明によれば、第1の方向に伸縮可能な複合伸縮性材料であって、互いに重ね合わされた第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分と、第1の不織布シート部分と第2の不織布シート部分との間に配置された複数の弾性部材と、を備え、弾性部材は、第1の方向に直交する第2の方向に互いに離間されつつ第1の方向に延び、第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分は、弾性部材に適用された接着剤により互いに接合され、50%伸長状態において複合伸縮性材料に印加される荷重が0.5gf/cmから50gf/cmまで変化するように複合伸縮性材料を厚み方向に圧縮したときの平均圧縮圧力が15gf/cm未満であり、かつ50%伸長状態における断面曲線の二乗平均平方根高さが0.4mm以下である、複合伸縮性材料が提供される。
柔軟性が一様により優れた複合伸縮性材料を提供することができる。
本発明による実施形態の複合伸縮性材料の部分平面図である。 図1の線II−IIに沿ってみた断面図である。 複合伸縮性材料の部分分解斜視図である。 複合伸縮性材料の部分断面斜視図である。 複合伸縮性材料の部分断面図である。 複合伸縮性材料の部分展開図である。 賦形装置の概略図である。 収縮状態にある複合伸縮性材料の凹凸領域の概略断面図である。 本発明による別の実施形態の部分分解斜視図である。 断面曲線要素の高さ及び長さを説明する線図である。 平均圧縮圧力の算出方法を説明する線図である。 試験片を用意する手順を説明する図である。 比較例1の斜視図である。 測定結果を示す線図である。 測定結果を示す線図である。 測定結果を示す線図である。 測定結果を示す線図である。
図1及び図2には、本発明による実施形態の複合伸縮性材料1が示される。この複合伸縮性材料1は、紙オムツや生理用ナプキンのような吸収性物品を製造するのに用いられる。特に、複合伸縮性材料1は、着用者の胴回りに位置する胴回り部材のように、着用時に着用者の肌に触れ又は視認される部材に用いられる。
図1及び図2を参照すると、複合伸縮性材料1は、第1の方向D1と、第1の方向D1に直交する第2の方向D2とに拡がるシート状をなしている。複合伸縮性材料1は第1の方向D1に伸縮可能であり、したがって第1の方向D1は複合伸縮性材料1の伸縮方向に対応する。図1は複合伸縮性材料1が第1の方向D1に伸長された状態を示している。複合伸縮性材料1は、互いに重ね合わされた第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bと、第1の不織布シート部分2Aと第2の不織布シート部分2Bとの間に配置された複数、例えば4本の弾性部材3とを備える。弾性部材3は第2の方向D2に等間隔で互いに離間されつつ第1の方向D1に延びる。
また、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bはそれぞれ、複数の凹凸領域5A,5Bと、これら凹凸領域5A,5Bを第2の方向D2に互いに離間させる少なくとも1つの非凹凸領域4A,4Bと、備える。図1及び図2に示される実施形態では、3つの凹凸領域5A,5Bと、4つの非凹凸領域4A,4Bとが設けられる。非凹凸領域4A,4Bの第2の方向D2の長さL4は例えば約1mmであり、凹凸領域5A,5Bの第2の方向D2の長さL5は例えば約4mmである。
図3に示されるように、第1の不織布シート部分2Aの凹凸領域5Aは、第1の方向D1に交互に繰り返されると共に第2の方向D2に連続する凸部6A及び凹部7Aを備える。凸部6Aはそれぞれ、非凹凸領域4Aから厚み方向DTに突出する。凹部7Aはそれぞれ、互いに隣接する2つの凸部6A同士の間で非凹凸領域4Aまで到っている。非凹凸領域4Aは凸部及び凹部を備えていない。また、非凹凸領域4Aは第1の不織布シート部分2Aの一面、図3に示される実施形態では上面の側に位置し、凹凸領域5Aは第1の不織布シート部分2Aの他面、図3に示される実施形態では下面の側に位置する。
同様に、第2の不織布シート部分2Bの凹凸領域5Bは、第1の方向D1に交互に繰り返されると共に第2の方向D2に連続する凸部6B及び凹部7Bを備える。凸部6Bはそれぞれ、非凹凸領域4Bから厚み方向DTに突出する。凹部7Bはそれぞれ、互いに隣接する2つの凸部6B同士の間で非凹凸領域4Bまで到っている。非凹凸領域4Bは凸部及び凹部を備えていない。また、非凹凸領域4Bは第2の不織布シート部分2Bの一面、図3に示される実施形態では下面の側に位置し、凹凸領域5Bは第2の不織布シート部分2Bの他面、図3に示される実施形態では上面の側に位置する。
非凹凸領域4A,4Bがそれぞれ仮想の基準面内に拡がっていると考えると、凸部6A,6Bは対応する基準面から突出し、凹部7A,7Bは対応する基準面まで到っているということになる。なお、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bは柔軟性を備えているので、基準面は必ずしも平坦面ではない。
その上で、図4に示されるように、凹凸領域5A,5B同士が互いに隣接しかつ非凹凸領域4A,4B同士が互いに離間するように、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが重ね合わされる。この場合、第2の方向D2に関し、凹凸領域5A,5B同士が互いに整列され、非凹凸領域4A,4B同士が互いに整列される。また、第1の方向D1に関し、第1の不織布シート部分2Aの凸部6Aが第2の不織布シート部分2Bの凹部7Bに対面され、第2の不織布シート部分2Bの凸部6Bが第1の不織布シート部分2Aの凹部7Aに対面される。その結果、第1の不織布シート部分2Aの少なくとも一部の凸部6Aが第2の不織布シート部分2Bの凹部7B内に入り込み、第2の不織布シート部分2Bの少なくとも一部の凸部6Bが第1の不織布シート部分2Aの凹部7A内に入り込む。
上述のように非凹凸領域4A,4Bは厚み方向DTに関し互いに離間している。したがって、図5に示されるように互いに対面する非凹凸領域4A,4B同士間に空間SPが形成され、この空間SP内に弾性部材3が配置される。弾性部材3の周面にはあらかじめ接着剤8が適用されており、接着剤8によって第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが互いに接合される。別の実施形態では、接着剤8は弾性部材3の周面に部分的に適用される。
言い換えると、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2B同士は弾性部材3によって間接的に接合される。また、凹凸領域5A,5Bに接着剤は存在せず、したがって第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2B同士は直接的に接合されない。このようにすると、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2B同士間の接合を確実に維持しつつ、接着剤により複合伸縮性材料1の柔軟性が低下するのが抑制される。
その結果、複合伸縮性材料1に第1の方向D1の伸縮性が付与される。また、複合伸縮性材料1には、凸部6A,6B及び凹部7A,7Bに起因して、第2の方向D2に連続する多数の皺が形成される。
非凹凸領域4A,4Bにおける第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bにそれぞれ、弾性部材3に接合されていない部分が含まれる場合がある。この場合、複合伸縮性材料1の収縮時に、当該部分が浮き上がる場合がある。また、非凹凸領域4A,4Bにおいて、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bの外面、すなわち弾性部材3と反対側の面では、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bの内面、すなわち弾性部材3に対面する面と比べると、不織布シートを構成する繊維が比較的自由である。このため、複合伸縮性材料1の収縮時に当該外面の繊維が浮き上がる場合がある。その結果、いずれの場合でも、複合伸縮性材料1の収縮時に、一つの凹凸領域5A,5Bから非凹凸領域4A,4Bを横切って別の凹凸領域5A,5Bまで延びる皺が形成される。
弾性部材3の直径は、空間SPの高さHSPよりもわずかに小さいのが好ましい。弾性部材3の直径が高さHSPよりも大きいと、非凹凸領域4A,4Bにおいて弾性部材3又は硬化した接着剤8が厚み方向DTに突出し、着用者に違和感を与えるおそれがあるからである。
図6に示されるように、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bは同一の不織布シート10内に形成される。すなわち、不織布シート10は第1の方向D1に延びる折り曲げ線FLを有しており、折り曲げ線FLの一側に第1の不織布シート部分2Aが形成され、折り曲げ線FLの他側に第2の不織布シート部分2Bが形成される。折り曲げ線FLに隣接する第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bの非凹凸領域4A,4Bを最内非凹凸領域4Ain,4Binと称すると、これら最内非凹凸領域4Ain,4Binは互いに接続されている。
また、第1の不織布シート部分2Aの非凹凸領域4Aと、第2の不織布シート部分2Bの非凹凸領域4Bとが、不織布シート10の同じ面、図6に示す実施形態では下面の側に位置している。これに対し、第1の不織布シート部分2Aの凹凸領域5Aと、第2の不織布シート部分2Bの凹凸領域5Bとが、不織布シート10の同じ面、図6に示す実施形態では上面の側に位置している。
非凹凸領域4A,4及び凹凸領域5A,5Bは例えば図7に示されるような賦形装置20によって形成される。すなわち、賦形装置20は、互いに平行な回転軸線21A,22A回りに互いに逆向きにかつ互いに噛み合いながら回転可能な一対の連続ギアロール21及び欠歯ギアロール22を備える。連続ギアロール21は回転軸線21Aに沿って連続的に延びる複数の歯21Tを備える。これに対し、欠歯ギアロール22は回転軸線22Aに沿って不連続に延びる複数の歯22Tを備える。すなわち、歯22Tは欠歯部分22TLにより回転軸線22A方向に互いに離間されている。
これら連続ギアロール21及び欠歯ギアロール22間に未賦形の不織布シート10Nが通される。この場合、不織布シート10Nの搬送方向MDは第1の方向D1に対応し、連続ギアロール21及び欠歯ギアロール22の回転軸線21A,22A方向は第2の方向D2に対応する。その結果、連続ギアロール21の歯21Tと欠歯ギアロール22の歯22Tとが対面する領域では、第1の方向D1に沿って、不織布シート10Nが部分的に延伸され、すなわち賦形処理される。その結果、凸部6A,6B及び凹部7A,7Bが交互に繰り返し形成される。すなわち、凹凸領域5A,5Bが形成される。一方、連続ギアロール21の歯21Tと欠歯ギアロール22の欠歯部分22TLとが対面する領域では、凸部及び凹部が形成されず、したがって非凹凸領域4A,4Bが形成される。このように、一度の賦形処理によって、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bを同時に形成できる。別の実施形態では、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bは互いに別の不織布シート内に形成され、互いに重ね合わされる。
なお、上述のような延伸による賦形処理が行われると、凸部6A,6Bと凹部7A,7Bとの間の中間部分において繊維間距離が大きくされるので、中間部分の強度が弱められる。その結果、不織布シートの柔軟性が高められる。
次いで、不織布シート10が搬送されながら、不織布シート10に弾性部材3が貼り付けられる。具体的には、接着剤8があらかじめ適用された弾性部材3が伸長状態で、例えば第2の不織布シート部分2Bの非凹凸領域4Bに配置される。この場合、弾性部材3の貼り付け倍率(搬送方向MD単位長さの不織布シート10に貼り付けられる弾性部材3の伸長状態における長さ/当該弾性部材3の自然状態における長さ)は例えば3に設定される。
次いで、不織布シート10が搬送されながら、図6に示される折り曲げ線FLに概ね沿って折り曲げられ、それにより、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが互いに重ね合わされる。次いで、複合伸縮性材料1が、例えばプレスローラにより、厚み方向DTにプレスされる。その結果、第1の不織布シート部分2Aの少なくとも一部の凸部6Aが第2の不織布シート部分2Bの凹部7B内に入り込み、第2の不織布シート部分2Bの少なくとも一部の凸部6Bが第1の不織布シート部分2Aの凹部7A内に入り込む。また、弾性部材3に適用された接着剤8(図5)によって、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが互いに接合される。このようにして、複合伸縮性材料1が形成される。
なお、不織布シート10を折り曲げ線FLに概ね沿って折り曲げたときに、第1の不織布シート部分2Aの凸部6Aが第2の不織布シート部分2Bの凹部7Bに対面しかつ第2の不織布シート部分2Bの凸部6Bが第1の不織布シート部分2Aの凹部7Aに対面するように、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bのうち一方が他方に対し、第1の方向D1にわずかに移動される。この移動は、例えば搬送時における第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bの張力を互いに異ならせることによって、得ることができる。
上述のように、第1の不織布シート部分2Aの凸部6Aが第2の不織布シート部分2Bの凹部7B内に入り込み、第2の不織布シート部分2Bの凸部6Bが第1の不織布シート部分2Aの凹部7A内に入り込む。これを達成するためには、図8からわかるように、収縮状態ないし自然状態にある複合伸縮性材料1における凸部6A,6B又は凹部7A,7BのピッチPPを、不織布シート部分4枚分の厚み以上に設定する必要がある。一方、賦形処理が行われるとき、すなわち弾性部材3が貼り付けられる前の不織布シート10の状態は、複合伸縮性材料1を第1の方向D1に最大限に伸長したときの第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bの状態に対応する。したがって、複合伸縮性材料1の第1の方向の最大伸長倍率をERMで表すと、弾性部材3が貼り付けられる前の不織布シート10における凸部6A,6B又は凹部7A,7BのピッチPP0はPP・ERMで表される。また、賦形処理前の不織布シート10の厚みをtS0、賦形装置20の延伸倍率(=賦形処理後の不織布シート部分の経路長/賦形処理前の当該不織布シート部分の経路長)をDRでそれぞれ表すと、賦形処理後の不織布シート10の厚みtSはtS0/DRで表される。そうすると、ピッチPP0は次式(1)を満たす必要がある。
PP0≧4・tS・ERM
=4・(tS0/DR)・ERM (1)
したがって、あらかじめ設定されたtS0,DR,ERMから、式(1)を満たすようにピッチPP0が決定される。
図1及び図2に示される実施形態では、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bは、目付が17g/mのスパンボンド不織布から形成される。別の実施形態では、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bは、例えばメルトブローン不織布、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布とを組み合わせたSMS不織布、ヒートロール不織布、エアースルー不織布、スパンレース不織布、エアーレイド不織布等から形成される。不織布はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル等から形成される。
また、図1及び図2に示される実施形態では、弾性部材3は、繊度が470dtexのLycra(登録商標)から形成される。別の実施形態では、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、SIS、SEBS、SEPS、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等から形成される。弾性部材3の繊度は、30〜1500dtexが好ましい。別の実施形態では、弾性部材3の素材及び繊度の一方又は両方が互いに異なっている。
更に、図1及び図2に示される実施形態では、非凹凸領域4A,4Bが第2の方向D2に関し等間隔に形成され、したがって弾性部材3が第2の方向D2に等間隔に配置される。別の実施形態では、非凹凸領域4A,4Bが第2の方向D2に関し不等間隔に形成され、弾性部材3が第2の方向D2に不等間隔に配置される。
図9は本発明による別の実施形態を示している。図9に示される実施形態でも、複合伸縮性材料1は図6に示される不織布シート10から形成される。しかしながら、凹凸領域5A,5B同士が互いに離間しかつ非凹凸領域4A,4B同士が互いに隣接するように、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが重ね合わされる。この場合、第2の方向D2に関し、凹凸領域5A,5B同士が互いに整列され、非凹凸領域4A,4B同士が互いに整列される。更に、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2B同士の間に弾性部材3が第2の方向D2に等間隔で配置され、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2B同士が弾性部材3を介して接合される。この場合、弾性部材3は非凹凸領域4A,4B同士間に配置されるのが好ましい。別の実施形態では、第2の方向D2に関し、凹凸領域5A,5B同士が互いに整列されず、非凹凸領域4A,4B同士が互いに整列されないように、第1の不織布シート部分2A及び第2の不織布シート部分2Bが重ね合わされる。更に別の実施形態では、弾性部材3は第2の方向D2に不等間隔で配置される。
さて、本発明による複合伸縮性材料は、50%伸長状態において複合伸縮性材料に印加される荷重が0.5gf/cm(0.05kPa)から50gf/cm(5kPa)まで変化するように複合伸縮性材料を厚み方向に圧縮したときの平均圧縮圧力CPが15gf/cm(1.5kPa)未満であり、かつ50%伸長状態における断面曲線の二乗平均平方根高さPqが0.4mm以下である。
本発明による複合伸縮性材料は更に、50%伸長状態において複合伸縮性材料に3gf/cm(0.3kPa)の圧力を厚み方向に印加したときの厚みtが2.0mm以下であるのが好ましい。
本発明による複合伸縮性材料は更に、50%伸長状態における断面曲線要素の長さの変動係数CVが0.2以下であるのが好ましい。
本発明による複合伸縮性材料は更に、50%伸長状態における保温率HRが40%以下であるのが好ましい。
本発明による複合伸縮性材料は更に、50%伸長状態における断面曲線要素の密度Dが8から15個/cmであるのが好ましい。
50%伸長状態は、伸長率が50%になるように複合伸縮性材料を伸縮方向に伸長させた状態である。伸長率は次式で定義される。
伸長率(%)=(LM−LM0)/LM0・100
ここで、LM:伸長させた複合伸縮性材料部分の伸縮方向長さ
LM0:自然状態にある当該複合伸縮性材料部分の伸縮方向長さ
厚みtは厚さ測定器により測定される。一方、断面曲線の二乗平均平方根高さPqは次のようにして求められる。すなわち、まず複合伸縮性材料の凹凸領域における伸縮方向に沿った断面曲線が形状測定器により測定される。断面形状は互いに隣接する2本の弾性部材同士間のほぼ中央で測定されるのが好ましい。次いで、この断面曲線から、基準長さにおける断面曲線要素の高さZ(x)が求められる(図10参照)。次いで、断面曲線要素の高さZ(x)から、断面曲線の二乗平均平方根高さPqが算出される(JIS B0601:2001(ISO4287:1997)、JIS B0651:2001(ISO3274:1996)参照)。x軸方向は伸縮方向に対応する。
断面曲線の二乗平均平方根高さPqは、複合伸縮性材料に形成される皺の大きさないし皺の均一性を表している。具体的には、二乗平均平方根高さPqが小さくなるにつれて、皺が小さくなり、より均一になる。したがって、厚みtが2.0mm以下で二乗平均平方根高さPqが0.4mm以下であると、厚みがより小さく、同時に、皺がより均一な複合伸縮性材料が提供される。厚みがより小さいと、複合伸縮性材料の保温機能が低くなり、ムレ又は肌トラブルが抑制される。また、複合伸縮性材料の柔軟性が高められる。一方、皺がより均一であると、複合伸縮性材料の触感及び審美性が向上される。また、触感、柔軟性といった複合伸縮性材料の特性の一様性がより高められる。
断面曲線要素の長さの変動係数CVは次のようにして求められる。すなわち、上述の断面曲線から、基準長さにおける断面曲線要素の長さXsが求められる(図10参照)。次いで、断面曲線要素の長さXsの算術平均値PSm及び標準偏差σが算出される。次いで、断面曲線要素の長さXsの変動係数CVが算出される(CV=σ/PSm)。
断面曲線要素の長さXsは、複合伸縮性材料の皺の間隔ないし大きさを表しており、長さXsの変動係数CVは皺の均一性を表している。具体的には、変動係数CVが小さくなるにつれて、皺がより均一になる。したがって、変動係数CVが0.2以下であると、皺がより均一な複合伸縮性材料が提供される。言い換えると、より優れた触感及び審美性を有する複合伸縮性材料が提供される。また、触感、柔軟性といった複合伸縮性材料の特性の一様性がより高められる。
平均圧縮圧力CPは次のようにして求められる。すなわち、図11に示されるように、50%伸長状態において複合伸縮性材料に印加される荷重が0.5gf/cmから50gf/cmまで変化するように複合伸縮性材料が厚み方向に圧縮され、この圧縮に必要な仕事量WCが測定される。この圧縮仕事量WCは図11においてハッチングが付された領域の面積に相当する。また、圧縮複合伸縮性材料に印加された荷重が0.5gf/cmのときの複合伸縮性材料の厚みT0、及び複合伸縮性材料に印加された荷重が50gf/cmのときの複合伸縮性材料の厚みTmが測定される。次いで、これらWC,T0,Tmから、平均圧縮圧力CPが算出される(CP=WC/(Tm−T0))。
平均圧縮圧力CPは、複合伸縮性材料の柔軟性を表している。具体的には、平均圧縮圧力CPが小さくなるにつれて、複合伸縮性材料の柔軟性が向上する。したがって、平均圧縮圧力CPが15gf/cm未満であると、柔軟性により優れた複合伸縮性材料が提供される。また、平均圧縮圧力CPが15gf/cm未満で二乗平均平方根高さPqが0.4mm以下であると、より優れた柔軟性を一様に得ることができる。
保温率HRは次のようにして求められる。すなわち、まず、加熱された熱板が用意される。次いで、熱板上に複合伸縮性材料を配置した場合における、熱板の温度を維持するのに必要な熱量Qdが測定される。また、熱板上に複合伸縮性材料を配置しない場合における、熱板の温度を維持するのに必要な熱量Q0が測定される。次いで、これらQd,Q0から保温率HRが算出される(HR(%)=(Q0−Qd)/Q0・100)。
保温率HRが40%以下であると、着用者の体表面温度が低く維持され、ムレ又は肌トラブルが抑制される。
断面曲線要素の密度Dは、上述の断面曲線要素の長さXsの平均値PSmから、算出される(D=1/PSm)。
断面曲線要素の密度Dは、複合伸縮性材料に形成される皺の大きさないし均一性を表している。具体的には、密度Dが大きくなるにつれて、皺がより小さくなり、より均一になる。したがって、密度Dが8から15個/cmであると、皺がより均一な複合伸縮性材料が提供される。言い換えると、より優れた触感及び審美性を有する複合伸縮性材料が提供される。また、触感、柔軟性といった複合伸縮性材料の特性の一様性がより高められる。しかも、皺が過度に小さくないので、複合伸縮性材料の製造が容易である。
(実施例1から9)
表1に従って実施例1から9が作製された。実施例1から8は図1から図5に示される実施形態に対応する構成を備え、実施例9は図9に示される実施形態に対応する構成を備えていた。
Figure 0005836880
(比較例1)
表1に従って比較例1が作製された。比較例1は上述の特許文献1に記載の複合伸縮性材料に対応する構成を備えていた。すなわち、比較例1は、図13に示されるように、互いに重ね合わされた、賦形処理されていない第1の不織布シート部分2A’及び第2の不織布シート部分2B’と、第1の不織布シート部分2A’と第2の不織布シート部分2B’との間に配置された複数の弾性部材3’とを備えていた。第1の不織布シート部分2A’及び第2の不織布シート部分2B’は、第1の方向D1と、第1の方向に直交する第2の方向D2とにそれぞれ不連続に設けられた接合部8’において互いに接合されていた。弾性部材3’は、接合部8’を通ることなく、第2の方向D2に互いに離間されつつ第1の方向D1に延びると共に、複合伸縮性材料の第1の方向の両端E’において第1の不織布シート部分2A’及び第2の不織布シート部分2B’に固定されていた。
(比較例2)
表1に従って比較例2が作製された。比較例2は、互いに重ね合わされた、賦形処理されていない第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分と、第1の不織布シート部分と第2の不織布シート部分との間に配置された複数の弾性部材とを備えていた。弾性部材の周面に接着剤が適用され、弾性部材を介して、第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分が互いに固定されていた。
(測定)
厚みtは、大栄科学精機製作所製の厚さ測定器FS−60DSにより測定された。加圧板面積は20cm(円形)、測定荷重は3gf/cm(0.3kPa)であった。複合伸縮性材料のサンプル(幅120mmx長さ1000mm)について、測定が10回行われた。測定したデータの算術平均が求められ、厚みtが得られた。
断面曲線は、株式会社キーエンス製の形状測定システムKS−1100、レーザーセンサLK−G30(スポット径30μm)、及びコントローラLK−GD500により測定された。測定範囲は0〜30000μm、測定ピッチは5μm、測定点数は6001、触針移動方向は伸縮方向、触針移動速度は50μm/secであった。サンプル(幅120mmx長さ200mm)から、後述する試験片が作成された。次いで、試験片について測定が行われた。±12の移動平均が1回行われ、断面曲線データが得られた。また、断面曲線データから、二乗平均平方根高さPq、断面曲線要素の長さXsの算術平均値PSm、標準偏差σ、及び変動係数CV、並びに断面曲線要素の密度Dが算出された。
試験片は次のようにして用意された。すなわち、図12(A)に示されるように、開口30aを有する四角形状の固定治具30が用意された。図12(A)の線B−Bに沿った断面図である図12(B)に示されるように、固定治具30の互いに対向する2辺30bにはフックテープ31がそれぞれ取り付けられていた。また、図12(C)に示されるように、テーブル32に200mmの間隔で一対のフックテープ33が取り付けられた。更に、図12(D)に示されるように、複合伸縮性材料のサンプル34(幅120ミリx長さ200mm)が用意され、伸縮方向に100mm間隔のマーク35がサンプル34に付された。
次いで、図12(E)に示されるように、マーク35同士間の間隔が150mmになるようにサンプル34が伸縮方向に均等に伸長され、テーブル32上のフックテープ33に貼り付けられた。次いで、図12(F)に示されるように、2辺30bがサンプル34の伸縮方向に直交するように、サンプル34上に固定治具30が配置され、サンプル34がフックテープ31に貼り付けられた。次いで、テーブル32上のフックテープ33からサンプル34が剥がされ、固定治具30の2辺30bに巻き付けるようにサンプル34がフックテープ31に貼り付けられた。次いで、固定治具30からはみ出したサンプル34が除去された。その結果、図12(G)に示されるような試験片36が形成された。試験片36の測定は固定治具30の開口30aに位置する複合伸縮性材料について行われた。
平均圧縮圧力PCは、カトーテック株式会社製の自動化圧縮試験機KES−FB3−AUTO−Aにより測定された。圧縮距離は、厚みT0から厚みTmまで、加圧板面積は2cm(円形)、圧縮速度は0.02mm/秒、アンプ設定はSENS2であった。サンプル(幅120mmx長さ200mm)から試験片が作成された(図12(A)から図12(G)参照)。次いで、試験片について、3回測定が行われた。測定したデータの算術平均が求められ、平均圧縮圧力PCが得られた。
保温率HRは、カトーテック株式会社製の精密迅速熱物性測定装置KES−F7−サーモラボIIにより測定された。熱板寸法は10cmx10cmであった。サンプル(幅120mmx長さ200mm)から試験片が作成された(図12(A)から図12(G)参照)。次いで、試験片について、3回測定が行われた。測定したデータの算術平均が求められ、保温率HRが得られた。
(結果)
表2は測定結果を示している。
Figure 0005836880
また、図14(A),14(B),14(C),14(D),14(E),14(F),14(G),14(H),15はそれぞれ、実施例1,2,3,4,5,6,7,8,9の断面曲線を示している。図16(A),16(B)はそれぞれ、比較例1,2の断面曲線を示している。
更に、図17(A)は二乗平均平方根高さPqと厚みtとの関係を、図17(B)は二乗平均平方根高さPqと変動係数CVとの関係を、図17(C)は二乗平均平方根高さPqと平均圧縮圧力CPとの関係を、図17(D)は厚みtと保温率HRとの関係を、図17(E)は二乗平均平方根高さPqと断面曲線要素の密度Dとの関係を、それぞれ示している。なお、図17(A)から図17(E)において、○は実施例1から4を、□は実施例5から8を、◇は実施例9を、●は比較例1を、◆は比較例2を、それぞれ示している。
これらから、実施例1から9では、比較例1,2に比べて、皺が小さく、均一であることがわかる。
また、図17(A)に示されるように、実施例1から9は、Pq≦0.4(mm)及びt≦2.0(mm)により規定される範囲内にあった。これに対し、比較例1,2は当該範囲外であった。
更に、図17(B)に示されるように、実施例1から8は、Pq≦0.4(mm)及びCV≦0.2により規定される範囲内にあった。これに対し、比較例1,2は当該範囲外であった。
更に、図17(C)に示されるように、実施例1から9は、Pq≦0.4(mm)及びCP<15(gf/cm)により規定される範囲内にあった。これに対し、比較例1,2は当該範囲外であった。
更に、図17(D)に示されるように、実施例1から9は、t≦2.0(mm)及びHR≦40(%)により規定される範囲内にあった。これに対し、比較例1,2は当該範囲外であった。
更に、図17(E)に示されるように、実施例1から9は、Pq≦0.4(mm)及び8≦D(個/cm)≦15により規定される範囲内にあった。これに対し、比較例1,2は当該範囲外であった。
本発明は以下のように規定される。
(1)第1の方向に伸縮可能な複合伸縮性材料であって、
互いに重ね合わされた第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分と、
第1の不織布シート部分と第2の不織布シート部分との間に配置された複数の弾性部材と、
を備え、
弾性部材は、第1の方向に直交する第2の方向に互いに離間されつつ第1の方向に延び、
第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分は、弾性部材に適用された接着剤により互いに接合され、
50%伸長状態において複合伸縮性材料に印加される荷重が0.5gf/cmから50gf/cmまで変化するように複合伸縮性材料を厚み方向に圧縮したときの平均圧縮圧力が15gf/cm未満であり、かつ
50%伸長状態における断面曲線の二乗平均平方根高さが0.4mm以下である、
複合伸縮性材料。
(2)更に、50%伸長状態における断面曲線要素の長さの変動係数が0.2以下である、(1)に記載の複合伸縮性材料。
(3)更に、50%伸長状態における保温率が40%以下である、(1)又は(2)に記載の複合伸縮性材料。
(4)更に、50%伸長状態における断面曲線要素の密度が8から15個/cmである、(1)から(3)までのいずれか一つに記載の複合伸縮性材料。
(5)第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分がそれぞれ、
第1の方向に沿って交互に繰り返されると共に第2の方向に連続する凸部及び凹部を備える複数の凹凸領域と、
これら凹凸領域を第2の方向に互いに離間させる少なくとも1つの非凹凸領域と、
を備え、
凸部はそれぞれ、非凹凸領域から厚み方向に突出し、
凹部はそれぞれ、互いに隣接する2つの凸部同士の間で非凹凸領域まで到っている、
(1)から(4)までのいずれか一つに記載の複合伸縮性材料。
(6)凹凸領域同士が互いに隣接しかつ非凹凸領域同士が互いに離間するように、かつ第2の方向に関し凹凸領域同士及び非凹凸領域同士がそれぞれ互いに整列されるように、第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分が重ね合わされ、
互いに整列された非凹凸領域同士間に弾性部材が配置される、
(5)に記載の複合伸縮性材料。
1 複合伸縮性材料
2A 第1の不織布シート部分
2B 第2の不織布シート部分
3 弾性部材
4A,4B 非凹凸領域
5A,5B 凹凸領域
6A,6B 凸部
7A,7B 凹部
8 接着剤
20 賦形装置
21 連続ギアロール
22 欠歯ギアロール

Claims (4)

  1. 第1の方向に伸縮可能な複合伸縮性材料であって、
    互いに重ね合わされた第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分と、
    第1の不織布シート部分と第2の不織布シート部分との間に配置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    弾性部材は、第1の方向に直交する第2の方向に互いに離間されつつ第1の方向に延び、
    第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分は、弾性部材に適用された接着剤により互いに接合され、
    50%伸長状態において複合伸縮性材料に印加される荷重が0.5gf/cmから50gf/cmまで変化するように複合伸縮性材料を厚み方向に圧縮したときの平均圧縮圧力が15gf/cm未満であり、かつ
    50%伸長状態における断面曲線の二乗平均平方根高さが0.4mm以下であり、
    第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分がそれぞれ、
    第1の方向に沿って交互に繰り返されると共に第2の方向に連続する凸部及び凹部を備える複数の凹凸領域と、
    これら凹凸領域を第2の方向に互いに離間させる少なくとも1つの非凹凸領域と、
    を備え、
    凸部はそれぞれ、非凹凸領域から厚み方向に突出し、
    凹部はそれぞれ、互いに隣接する2つの凸部同士の間で非凹凸領域まで到っており、
    凹凸領域同士が互いに隣接しかつ非凹凸領域同士が互いに離間するように、かつ第2の方向に関し凹凸領域同士及び非凹凸領域同士がそれぞれ互いに整列されるように、第1の不織布シート部分及び第2の不織布シート部分が重ね合わされ、
    互いに整列された非凹凸領域同士間に弾性部材が配置され、
    第1の不織布シート部分の少なくとも一部の凸部が第2の不織布シート部分の凹部内に入り込んでいると共に、第2の不織布シート部分の少なくとも一部の凸部が第1の不織布シート部分の凹部内に入り込んでいる、
    複合伸縮性材料。
  2. 更に、50%伸長状態における断面曲線要素の長さの変動係数が0.2以下である、請求項1に記載の複合伸縮性材料。
  3. 更に、50%伸長状態における保温率が40%以下である、請求項1又は2に記載の複合伸縮性材料。
  4. 更に、50%伸長状態における断面曲線要素の密度が8から15個/cmである、請求項1から3までのいずれか一項に記載の複合伸縮性材料。
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