JP5836236B2 - 乳幼児用アレルギー疾患予防剤 - Google Patents

乳幼児用アレルギー疾患予防剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5836236B2
JP5836236B2 JP2012210322A JP2012210322A JP5836236B2 JP 5836236 B2 JP5836236 B2 JP 5836236B2 JP 2012210322 A JP2012210322 A JP 2012210322A JP 2012210322 A JP2012210322 A JP 2012210322A JP 5836236 B2 JP5836236 B2 JP 5836236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infants
bifidobacteria
allergic
infant
months
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012210322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014065669A (ja
Inventor
雅夫 榎本
雅夫 榎本
金忠 清水
金忠 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP2012210322A priority Critical patent/JP5836236B2/ja
Publication of JP2014065669A publication Critical patent/JP2014065669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5836236B2 publication Critical patent/JP5836236B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

本発明は、ビフィズス菌が、妊婦及び新生児又は乳児に投与されるように用いられることを特徴とする、ビフィズス菌を有効成分として含有する乳幼児のアレルギー疾患の予防剤に関し、特に乳幼児におけるアレルギー疾患の発症を予防することでアレルギーマーチを予防する技術に関する。
アレルギーやアトピーになりやすい遺伝的素因を持っている新生児/乳児は、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、さらには気管支喘息、花粉症など年齢とともに様々なアレルギー疾患を発症すること(アレルギーマーチ)が知られている。また、これらの疾患は近年増加しつつある。
このようにアレルギー疾患は、1つの疾患を発症すると別のアレルギー疾患に罹患する可能性が高くなるので、乳幼児の段階でアレルギー疾患の発症を抑えることが必要とされている。
このような背景で、安全性の高い乳酸菌が抗アレルギー素材として注目され、乳酸菌を抗アレルギー剤として使用することが検討されている(特許文献1〜3)。
特開平10−309178号公報 特開2000−086524号公報 特開2006−273852号公報
先行文献において、ビフィズス菌は、アレルギー症状の軽減に用いられる治療薬として検討されているが、乳幼児のアレルギー疾患の発症を予防できることについては示されていない。
本発明は、乳幼児のアレルギー疾患の有効な予防剤を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本開示は、項1〜項6の発明を提供するものである。
項1) ビフィドバクテリウム・ロンガム ATCC BAA−999株及びビフィドバクテリウム・ブレーベ LMG 23729株からなる群から選択される少なくとも1種であるビフィズス菌が、出産予定日の4週前から出産日まで妊婦に投与され、及び出産日から6ヶ月間新生児若しくは乳幼児に投与されるように用いられることを特徴とする、ビフィズス菌を有効成分として含有する人工栄養中心で育てられた乳幼児及び/又は家族アレルギー歴の無い乳幼児のアレルギー疾患の予防剤(ただし、飲食品を除く)
) アレルギー疾患が乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息、及びアレルギー性結膜炎からなる群から選択される少なくとも1種である、項1予防剤。
ビフィドバクテリウム・ロンガム ATCC BAA−999株及びビフィドバクテリウム・ブレーベ LMG 23729株からなる群から選択される少なくとも1種であるビフィズス菌が、出産予定日の4週前から出産日まで妊婦に投与され、及び出産日から6ヶ月間新生児若しくは乳幼児に投与されるように用いられることを特徴とする、ビフィズス菌を有効成分として含有する人工栄養中心で育てられた乳幼児及び/又は家族アレルギー歴の無い乳幼児のアレルギー疾患の予防剤、並びに薬学的に許容される担体を含む、乳幼児のアレルギー疾患の予防用医薬組成物。
項4) アレルギー疾患が乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息、及びアレルギー性結膜炎からなる群から選択される少なくとも1種である、項3の予防用医薬組成物
本発明によれば、乳幼児のアレルギー予防に有効な薬剤、食品などを提供することができる。
また、本発明は、乳幼児、特に乳児においてアレルギーの発症を予防することができる。
アレルギー体質やアトピー素因を持っている乳幼児は、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーから、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など年齢が進むにつれ、アレルギー性疾患を次から次へ発症(アレルギーマーチ)していく可能性が大きいが、本発明では乳幼児のアレルギー疾患の発症を抑制できるので、アレルギー体質やアトピー素因を持っている乳幼児でもアレルギー疾患の罹患率を低減することができる。
特に家族アレルギー歴がないの乳幼児の場合、有病率が極めて低く、生後4ヶ月の時点では10%程度であるが、生後10ヶ月或いは1歳6ヶ月の時点では、アレルギー疾患の有病率をほぼゼロに抑制できる。
また、妊産婦にアレルギー歴がない場合でも、乳幼児の有病率を大幅に低下することができる。
さらに、本発明の予防剤は、人工栄養(粉ミルク)中心で育てられた乳幼児の有病率を大きく低下させることができる。従って、本発明の予防剤は、人工栄養と組み合わせて使用した場合により有効である。
ビフィズス菌の投与又は非投与の乳幼児における乳児湿疹/アトピー性皮膚炎の有病率を示す。◇:ビフィズス菌非投与群(コントロール)、●:ビフィズス菌投与群(本発明)。 有病率と背景因子(1)。○:ビフィズス菌非投与群(コントロール)、●:ビフィズス菌投与群(本発明)。 有病率と背景因子(2)。○:ビフィズス菌非投与群(コントロール)、●:ビフィズス菌投与群(本発明)。
次に、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の好ましい実施形態に限定されず、本発明の範囲内で自由に変更することができるものである。尚、本明細書において百分率は特に断りのない限り質量による表示である。
本発明の乳幼児のアレルギー疾患の予防剤の有効成分は、ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム属細菌)からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、2種以上のビフィズス菌を用いることがより好ましい。
ビフィズス菌としては、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)などに属するビフィズス菌が挙げられる。
例示されるビフィズス菌の菌株としては、具体的には、ビフィドバクテリウム・ロンガム ATCC BAA−999(製品名:Bifidobacterium longum BB536、森永乳業社製。)、ビフィドバクテリウム・ブレベ LMG 23729(製品名:Bifidobacterium breve M−16V、森永乳業社製。)等を使用することが好ましい。
本発明の有効成分であるビフィズス菌は、生菌、死菌又はその菌体処理物のいずれでもよいが、生菌であるのが好ましい。ビフィズス菌は、発酵物(乳酸菌飲料、ヨーグルトなど)として摂取してもよいが、菌体の凍結乾燥物又はこれを含むタブレット等のサプリメント等として摂取するのが好ましい。
また、ビフィズス菌は、1種の菌株を単独で摂取してもよく、2種以上の菌株を組み合わせて摂取してもよい。
本発明の乳幼児のアレルギー疾患の予防剤は、有効成分であるビフィズス菌を、出産予定日の4週前から出産日まで妊産婦に投与され、及び出産日から6ヶ月間新生児若しくは乳児に投与されるように用いられることが好ましい。
すなわち、本発明の予防剤は、従来のような適用対象である出生後の新生児又は乳幼児にのみ投与されるのではなく、出産前の妊産婦にも投与され、継続的に出生後の新生児又は乳幼児にも投与されることによって、乳幼児のアレルギー疾患の発症を効果的に予防できることを特徴としている。
投与の頻度は、毎日(1日1回、2回又は3回)、2日に1回、3日に1回、4日に1回、1週間に1回程度の割合で投与されることが好ましい。
また、ビフィズス菌の投与量は、妊産婦及び乳幼児1回当たり1×107〜1×1013個(CFU)程度であり、好ましくは1×109〜1×1011個(CFU)程度であることが好ましい。
本発明の予防剤の投与期間は、妊産婦に投与される場合は、出産予定日前約1ヶ月間(約4週間)、乳幼児に投与される場合には、出生後、例えば1日、1週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、18ヶ月(1.5年)、24ヶ月(2年)、36ヶ月(3年)、48ヶ月(4年)、60ヶ月(5年)、或いはそれ以上の期間が挙げられ、特に妊産婦の出産予定日前1ヶ月間(4週間)、乳児の出生後6ヶ月間の期間に投与されることが好ましい。
なお、本発明の予防剤は、出産後の授乳婦においても、引き続き投与を継続しても良い。
これらの期間において、ビフィズス菌が投与されることで、乳児湿疹/アトピー性皮膚炎の発症を予防でき、その後の一連のアレルギー疾患の罹患(アレルギーマーチ)を予防することができる。
なお、本発明の予防剤は、出産前の妊婦の段階から投与を開始し、出生後の新生児又は乳児に継続的に投与されることが好ましいが、既にアレルギー疾患を発症しているヒト(乳幼児)に投与することで、現在の症状を緩和したり、それ以上のアレルギー疾患の発症を予防し、もしくは発症した場合であってもその症状を軽減・緩和することができる。
本発明の予防剤の剤形としては、例えば経口投与の場合、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの固形製剤;溶液剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤などの液剤;等が挙げられる。また、非経口投与の場合、座剤、軟膏剤、噴霧剤等が挙げられる。
妊婦に投与される場合は、前記剤形のいずれの態様であっても可能であり、乳幼児に投与される場合であれば、シロップ剤等の液剤、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、丸剤等の剤形で投与されることが好ましい。
生後間もない乳児に投与される場合には、サシェなどに包装されたビフィズス菌を含む予防剤(菌体)の粉末を、乳児の口内に指などで塗りつけてもよい。また、坐剤として投与してもよく、粉ミルクなどに混合してその他の栄養成分とともに乳児に摂取させてもよい。
本発明の予防剤において、発症予防の対象となるアレルギー疾患としては、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギーマーチなどが挙げられる。予防の対象は、アレルギーマーチの阻止のためには、新生児/乳児の段階でのアレルギー疾患の予防が特に重要であり、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどを発症させないことが重要であり、気管支喘息の予防も重要である。
花粉症は3歳前後で発症例が徐々に増加するが、出生後すぐにビフィズス菌の投与を開始することで、出生後6ヶ月程度でビフィズス菌の投与を中止した場合であっても、アレルギーマーチを予防でき、花粉症などのアレルギー疾患に罹りにくい体質にすることが可能である。
従って、少なくとも妊婦或いは新生児(生後6ヶ月程度まで)にビフィズス菌を投与することで、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など子供の成長に伴って増え始めるアレルギー疾患を長期にわたって予防可能である。
本発明の予防剤は、両親、兄弟姉妹、祖父、祖母などの近親者にアレルギー疾患の患者がいるような高リスクの被験体に対する十分な予防効果を有する。なかでも、近親者にアレルギー患者のいない(家族アレルギー歴のない)乳幼児に対し、特に強力な予防効果を有する。
例えば図2に示すように、家族アレルギー歴の無い妊婦(出産前4週間)と乳児(生後6ヶ月間)にビフィズス菌を投与することで、生後10ヶ月、生後18ヶ月(1.5歳)の時点でアレルギー疾患の罹患が完全に抑制できるという驚くべき効果が得られる。
さらに妊産婦にアレルギー歴が無い場合であっても、顕著なアレルギー予防効果が得られる。
本発明の予防剤は、アレルギーの予防効果を高めるために、特に新生児あるいはそれに近い段階からの摂取又は投与が望まれる。また、ペットの飼育や性別(男の子にアレルギー疾患は多く発症する)などもアレルギー疾患の発症のリスクファクターになる。
本発明の予防剤は、医薬品又は医薬部外品等の医薬組成物、飲食品、育児用ミルク、乳幼児用調製粉乳、妊産婦用食品、健康食品、栄養機能食品、サプリメント、ペットフード又はペット用サプリメント、飼料等に含有させて有利に用いることができる。
特に、育児用ミルク、乳幼児用調製粉乳等の乳幼児用の栄養組成物、及び妊産婦授乳婦用の栄養組成物、例えば、乳児用粉ミルク、フォローアップミルク、アレルギー用ミルク等の特殊ミルク、ビフィズス菌(生菌)利用食品、妊娠授乳期のお母さん用ペプチドミルク・タブレット、マタニティー食品等に本発明の予防剤の有効成分であるビフィズス菌を添加することによって、乳幼児、特に乳児においてアレルギーの発症を効果的に予防することが可能な栄養組成物を提供することが可能である。
本発明の予防剤をアレルギー疾患の予防用の医薬組成物、栄養組成物、又はサプリメントとして用いる場合は、薬学的に許容される通常の担体、結合剤、安定化剤、賦形剤、希釈剤、pH緩衝剤、口腔崩壊剤、可溶化剤、溶解補助剤、等張剤などの各種調剤用配合成分を添加することができる。
また、本発明の予防剤の投与形態として用いられる食品や食品素材の種類としては特に制限されず、例えば、ヨーグルト、ドリンクヨーグルトなどの乳酸菌もしくはビフィズス菌の発酵飲料、発酵食品などが挙げられる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
妊婦及び新生児に対するビフィズス菌介入試験
160名の妊婦および生まれてきた160名の乳幼児を対象に下記の試験を行った。
ビフィズス菌製剤:ビフィドバクテリウム・ロンガム(B. longum)BB536 (森永乳業社製)及びビフィドバクテリウム・ブレーベ(B. breve)M-16V(森永乳業社製)の凍結乾燥物を、各々1包あたり約50億(5×10)の菌数が含まれる。
ビフィズス菌製剤の投与は、妊婦の場合には出産予定日の4週間前から出産日まで、新生児は出生1週後から6ヶ月まで毎日した。
ビフィズス菌製剤は、妊婦では1日2包を投与し、乳幼児の場合には、1日1包を投与した。ビフィズス菌製剤の投与は、妊婦は牛乳または水に溶かして飲むか、または直接粉末を口に入れて牛乳または水で飲むかで行い、乳児は母乳または育児粉乳またはお白湯に溶かして飲ませた。乳幼児は、サシェの菌体凍結乾燥物を口内粘膜に塗りつけることにより投与した。
アレルギー疾患の発症は、生後4ヶ月、10ヶ月、18ヶ月(1.5歳)の時点で問診により行った。
ビフィズス菌製剤の投与を受け入れた妊婦の新生児はビフィズス菌製剤の投与を継続し、ビフィズス菌製剤の投与を断った妊婦の新生児はビフィズス菌製剤を投与しない比較対照とした。アレルギー疾患の発症の有無は、医師による問診・診察を併用して行った。
アンケート又は診断を行った乳幼児の数を以下に示し、結果を図1〜3に示す。
図1の結果から、妊婦及び新生児におけるビフィズス菌の投与は、10ヶ月以降の乳児における乳児湿疹/アトピー性皮膚炎の発症率(有病率)を有意に抑えることが明らかになった。
図2の結果から、妊婦及び新生児におけるビフィズス菌の投与は、家族アレルギー歴を持っていない乳幼児、及び妊婦アレルギー歴のない乳幼児において、特にアレルギーの予防に効果があることが明らかになった。湿疹・アトピー性皮膚炎歴を持たない妊婦から生まれてきた乳幼児に対して、ビフィズス菌の効果がより顕著であった。
図3の結果から、妊婦及び新生児におけるビフィズス菌の投与は、母乳栄養中心の乳幼児ではアレルギー予防について有意な差はなかったが、人工栄養中心の場合には有病率を劇的に低下させることが明らかになった。従って、本発明のアレルギー予防剤は、粉ミルクなどの人工栄養と組み合わせて摂取するのが特に有効である。

Claims (4)

  1. ビフィドバクテリウム・ロンガム ATCC BAA−999株及びビフィドバクテリウム・ブレーベ LMG 23729株からなる群から選択される少なくとも1種であるビフィズス菌が、出産予定日の4週前から出産日まで妊産婦に投与され、及び出産日から6ヶ月間新生児若しくは乳幼児に投与されるように用いられることを特徴とする、ビフィズス菌を有効成分として含有する人工栄養中心で育てられた乳幼児及び/又は家族アレルギー歴の無い乳幼児のアレルギー疾患の予防剤(ただし、飲食品を除く)
  2. アレルギー疾患が乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息、及びアレルギー性結膜炎からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項に記載の予防剤。
  3. ビフィドバクテリウム・ロンガム ATCC BAA−999株及びビフィドバクテリウム・ブレーベ LMG 23729株からなる群から選択される少なくとも1種であるビフィズス菌が、出産予定日の4週前から出産日まで妊産婦に投与され、及び出産日から6ヶ月間新生児若しくは乳幼児に投与されるように用いられることを特徴とする、ビフィズス菌を有効成分として含有する人工栄養中心で育てられた乳幼児及び/又は家族アレルギー歴の無い乳幼児のアレルギー疾患の予防剤、並びに薬学的に許容される担体を含む、乳幼児のアレルギー疾患の予防用医薬組成物。
  4. アレルギー疾患が乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息、及びアレルギー性結膜炎からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載の予防用医薬組成物。
JP2012210322A 2012-09-25 2012-09-25 乳幼児用アレルギー疾患予防剤 Expired - Fee Related JP5836236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210322A JP5836236B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 乳幼児用アレルギー疾患予防剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210322A JP5836236B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 乳幼児用アレルギー疾患予防剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014065669A JP2014065669A (ja) 2014-04-17
JP5836236B2 true JP5836236B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=50742437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012210322A Expired - Fee Related JP5836236B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 乳幼児用アレルギー疾患予防剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5836236B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022175306A1 (en) * 2021-02-16 2022-08-25 Société des Produits Nestlé S.A. Composition and kit for alleviating symptoms of respiratory allergy

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017145415A1 (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 森永乳業株式会社 免疫発達促進剤
WO2018100776A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 森永乳業株式会社 アグリコン産生促進剤
BR112019020443A2 (pt) * 2017-05-05 2020-04-28 Nestle Sa tratamento de cólica em bebês
WO2019163257A1 (ja) * 2018-02-26 2019-08-29 森永乳業株式会社 呼吸器疾患予防又は緩和用組成物
US20220195376A1 (en) * 2019-03-28 2022-06-23 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. Heat-Resistant Bacterium Composition
WO2022064839A1 (ja) * 2020-09-24 2022-03-31 森永乳業株式会社 コラーゲン、エラスチン若しくはヒアルロン酸の産生又は分解に関与する遺伝子の発現調節用組成物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5615285B2 (ja) * 2010-03-18 2014-10-29 森永乳業株式会社 貧血の予防又は治療用組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022175306A1 (en) * 2021-02-16 2022-08-25 Société des Produits Nestlé S.A. Composition and kit for alleviating symptoms of respiratory allergy

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014065669A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5836236B2 (ja) 乳幼児用アレルギー疾患予防剤
Hojsak et al. Guidance on the use of probiotics in clinical practice in children with selected clinical conditions and in specific vulnerable groups
Vandenplas et al. Probiotics and prebiotics in prevention and treatment of diseases in infants and children
EP3478306B1 (en) Nutritional composition comprising a probiotic for the prevention and/or treatment of anxiety disorders and depression in a mammal
US11825856B2 (en) Composition for preventing or improving functional gastrointestinal disorders, and, pharmaceutical composition, food/beverage composition, and method of preventing or improving functional gastrointestinal disorders using the composition for preventing or improving functional gastrointestinal disorders
JP2017515881A (ja) 新生児の微生物叢の補充
CN112351693A (zh) 用于抑制流感的重症化的抗流感病毒剂
KR20170105011A (ko) 비피더스균을 포함하는 면역조절 조성물
JP2009057346A (ja) 免疫バランス調節用組成物
US11045508B2 (en) Composition for preventing or improving impaired renal function, pharmaceutical composition, food/beverage composition, and method of preventing or improving impaired renal function using the composition for preventing or improving impaired renal function
Mazzuoccolo et al. Levels of cyclosporine in breast milk and passage into the circulation of the infant of a mother with psoriasis
EP3782632A1 (en) Anti-stress composition
CN111971055A (zh) 母乳成分增强用组合物
CN102917716B (zh) 免疫印记的营养组合物
TW201822649A (zh) 腸內菌叢改善用組成物
Rohan et al. Does administering probiotic treatment to infants under 1500 g, decrease the incidence of necrotising enterocolitis? A systematic literature review
JP2023550962A (ja) アトピー性疾患を予防、遅延、又は改善する方法
Hojsak et al. Guidance on paediatric use of probiotics states that benefits are limited to several conditions and urges caution with specific vulnerable groups
Riedel Clinical significance of Bifidobacteria
US20220062362A1 (en) Composition for Increasing Occupancy of Faecalibacterium in Intestinal Flora
Thatrimontrichai et al. Postprandial osmolality of gastric contents in very low-birth-weight infants fed expressed breast milk with additives
WO2022268759A1 (en) Compositions and methods using a combination of at least one fiber and at least one probiotic to improve microbiome resilience
Martin et al. Probiotics and their Effect on Maternal and Neonatal Health
Philpott Otc: Probiotics: Have you got your customer's bac-teria?
JP2023126304A (ja) 腎機能障害予防又は改善用組成物、並びに、該腎機能障害予防又は改善用組成物を用いた医薬品組成物及び飲食品組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5836236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees