JP5835262B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
ビルなどの建物内には、室内ユニット及び換気装置を含む様々な設備機器が設置されている。設備機器は、建物内の対象空間の環境を快適に保つために設けられている。様々な設備機器は、配管及びネットワークによって接続されており、これによってシステムが構築されている。
なお、上記システムに関連する技術としては、例えば特許文献1(国際公開番号WO2010/148640)に開示されている技術が挙げられる。特許文献1では、システムの不具合を判断する装置が記載されている。具体的には、当該装置の表示部上に、システム系統図が表示され、更には判断したシステムの不具合の結果が表示される。
ところで、建物内に設置された設備機器は、電力の供給を受けて、対象空間の環境を整える運転を行う。故に、設備機器は、電力の消費源となり得る。
しかし、近年、設備機器を含む様々な機器の消費電力の合計値をなるべく抑えようとする動きが高まりつつある。一般的に、消費電力の合計値が大きい程、契約している電力会社に支払うべき基本料金が上がるためである。
これに対し、設備機器の消費電力を抑えるデマンド制御が、個々の設備機器に対して行われる場合がある。デマンド制御においては、当該デマンド制御に関する情報を例えば設備機器の管理者が把握することで、より効率的に実施されることができる。しかしながら、現在、デマンド制御に関する情報を容易に把握することができる手段は、存在していない。
そこで、本発明の課題は、デマンド制御に関する情報の把握を容易にすることにある。
本発明の第1観点に係る表示装置は、記憶部と、画面生成部と、表示部とを備える。記憶部は、対象空間の見取り図の情報と、対象空間内における設備機器の位置情報と、を記憶している。画面生成部は、位置情報に基づいて、設備機器を示すアイコンを機器用アイコンとして見取り図に配置することで、対象空間の空間レイアウト画面を生成する。表示部は、デマンド制御関連情報を、空間レイアウト画面に合成して表示する。デマンド制御関連情報とは、デマンド制御が設備機器に対して行われているか否かを少なくとも示す情報である。デマンド制御は、設備機器の消費電力を抑制する制御である。
この表示装置では、先ずは対象空間内の空間レイアウト画面が生成され、その空間レイアウト画面上に、設備機器に対してデマンド制御が行われているか否かを示すデマンド制御関連情報が合成される。この合成画面が表示装置の表示部に表示されることにより、当該表示装置の利用者は、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、デマンド制御関連情報及び空間レイアウト画面の合成画面から容易に把握することができる。
本発明の第2観点に係る表示装置は、第1観点に係る表示装置において、表示部は、第1表示領域と、第2表示領域とを有する。第1表示領域は、デマンド制御関連情報と空間レイアウト画面との合成画面を表示する領域である。第2表示領域は、第1表示領域とは別の領域であって、設備機器に関する情報を表示可能な領域である。表示部は、設備機器に対してデマンド制御が開始された際、第2表示領域に、デマンド制御開始アイコンを表示する。デマンド制御開始アイコンとは、デマンド制御が開始されたことを表すアイコンである。
この表示装置では、設備機器のデマンド制御が開始された場合、デマンド制御関連情報と空間レイアウト画面との合成画面が表示される第1表示領域とは別の第2表示領域に、デマンド制御が開始されたことを示すデマンド制御開始アイコンが表示される。これにより、仮に、デマンド制御が開始された設備機器に対応する機器用アイコンを含む合成画面が第1表示領域に表示されていないとしても、表示装置の利用者は、第2表示領域に表示されたデマンド制御開始アイコンから、設備機器においてデマンド制御が開始されたことを把握することができる。
本発明の第3観点に係る表示装置は、第2観点に係る表示装置において、第1表示領域に、任意の対象空間の合成画面が表示されているとする。この場合、第2表示領域には、第1表示領域に現在表示されている合成画面が示す任意の対象空間以外に設置された他の設備機器に対してデマンド制御が開始された際には、その旨を示すデマンド制御開始アイコンが表示される。
ここでは、第1表示領域に現在表示されている合成画面が示す対象空間内には設置されていない他の設備機器にて、デマンド制御が開始された場合、その旨がデマンド制御開始アイコンとして第2表示領域に表示される。これにより、表示装置の利用者は、第1表示領域に現在表示中の対象空間以外の空間における設備機器のデマンド制御状態をも、第2表示領域から把握することができる。即ち、表示装置の利用者は、第1表示領域に表示させる合成画面を頻繁に変化させることで、全ての設備機器のデマンド制御の状況を監視せずとも良く、第2表示領域にデマンド制御開始アイコンが表示されるか否かさえを監視すればよい。従って、表示装置の利用者の利便性が向上する。
本発明の第4観点に係る表示装置は、第2観点または第3観点に係る表示装置において、第1表示領域には、設備機器が自動制御されるための設定画面が、合成画面に代えて表示されることが可能である。そして、第1表示領域に表示される画面の種類に関係なく、第2表示領域には、デマンド制御開始アイコンが常に表示可能となっている。
ここでは、第1表示領域に表示される画面としては、デマンド制御関連情報と空間レイアウト画面との合成画面だけではなく、設備機器が自動制御されるための設定画面も挙げられる。一方で、第1表示領域にどのような画面が表示されようとも、任意の設備機器に対してデマンド制御が開始されれば、第2表示領域には、デマンド制御開始アイコンが表示される。従って、表示装置の利用者は、例えば設定画面を介して設備機器の自動制御の設定作業を行っている時であっても、デマンド制御が開始された設備機器の存在を、第2表示領域から把握することができる。
本発明の第5観点に係る表示装置は、第1観点から第4観点に係る表示装置において、設備機器は、空調機である。デマンド制御関連情報には、デマンド制御中であるか否かを示すオン/オフ情報と、デマンド制御中における空調機の設定温度の情報と、が含まれている。
これにより、表示装置の利用者は、合成画面上のデマンド制御関連情報から、設備機器である空調機がデマンド制御中か否かと、その空調機の設定温度がデマンド制御によって変更されているのか否かとを、把握することができる。
本発明の第6観点に係る表示装置は、第5観点に係る表示装置において、オン/オフ情報は、デマンド制御中であることを示すデマンドオンアイコンにて構成されている。デマンドオンアイコンは、機器用アイコンの少なくとも一部分に重ねて表示される。空調機の設定温度の情報は、機器用アイコン付近に配置される。
これにより、表示装置の利用者は、機器用アイコンを視覚的に確認することによって、デマンドオンアイコン及び設定温度の情報も、視覚的に確認することができる。従って、表示装置の利用者は、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、デマンド制御関連情報及び空間レイアウト画面の合成画面上から、一目で把握することができる。
本発明の第7観点に係る表示装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係る表示装置において、通信インターフェースを更に備える。通信インターフェースは、通信ネットワークを介して外部端末と通信可能に接続されている。通信インターフェースは、デマンド制御関連情報と空間レイアウト画面との合成画面のデータを、外部端末に送信可能である。
これにより、外部端末の利用者は、外部端末を用いて表示装置にアクセスすることで、デマンド制御関連情報及び空間レイアウト画面の合成画面を外部端末から確認することができる。従って、ユーザは、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、表示装置ではなく外部端末からも容易に把握することができる。
本発明の第1観点に係る表示装置によると、表示装置の利用者は、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、デマンド制御関連情報及び空間レイアウト画面の合成画面上から容易に把握することができる。
本発明の第2観点に係る表示装置によると、仮に、デマンド制御が開始された設備機器に対応する機器用アイコンを含む合成画面が第1表示領域に表示されていないとしても、表示装置の利用者は、第2表示領域に表示されたデマンド制御開始アイコンから、設備機器においてデマンド制御が開始されたことを把握することができる。
本発明の第3観点に係る表示装置によると、表示装置の利用者は、第1表示領域に現在表示中の対象空間以外の空間における設備機器のデマンド制御状態をも、第2表示領域から把握することができる。従って、表示装置の利用者の利便性が向上する。
本発明の第4観点に係る表示装置によると、表示装置の利用者は、例えば設定画面を介して設備機器の自動制御の設定作業を行っている時であっても、デマンド制御が開始された設備機器の存在を、第2表示領域から把握することができる。
本発明の第5観点に係る表示装置によると、表示装置の利用者は、合成画面上のデマンド制御関連情報から、設備機器である空調機がデマンド制御中か否かと、その空調機の設定温度がデマンド制御によって変更されているのか否かとを、把握することができる。
本発明の第6観点に係る表示装置によると、表示装置の利用者は、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、デマンド制御関連情報及び空間レイアウト画面の合成画面上から、一目で把握することができる。
本発明の第7観点に係る表示装置によると、ユーザは、どの設備機器においてデマンド制御が行われているのかを、表示装置ではなく外部端末からも容易に把握することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置が採用された集中管理コントローラ40と、設備機器である室内ユニット20a〜20cとを備えた空調管理システム100の構成概略図。 室内ユニット20a〜20c及び室外ユニット30の接続状態を、図1に比して詳細に示す図。 室内ユニット20a〜20c及び室外ユニット30の構成を模試的に示す図。 本実施形態に係る集中管理コントローラ40の構成を模試的に示す図。 機器データベース45の概念図。 デマンド制御データベース46の概念図。 見取り図データベース47の概念図。 位置情報データベース48の概念図。 表示パーツデータベース49の概念図。 デマンド制御が行われない場合における、個々の室内ユニット20a〜20cの消費電力の経時的変化を表すグラフ。 デマンド制御が行われる場合おける、個々の室内ユニット20a〜20cの消費電力の経時的変化を表すグラフ。 画面生成部54によって生成される空間レイアウト画面sc1のイメージ図。 空間レイアウト画面sc1とデマンド制御関連情報45aとが合成された合成画面sc2のイメージ図。 図13における合成画面sc2上から操作ウィンドウバーb1が選択された場合に、新たに表示される小画面sc3のイメージ図。 第2表示領域re2にデマンド制御開始アイコンp4が表示された場合の、タッチパネル43の表示画面イメージ図。 図16において、更にメッセージウィンドウp5がポップアップ表示された場合の、タッチパネル43の表示画面イメージ図。 第1表示領域re1に自動制御機能の設定画面sc5が表示されると共に、第2表示領域re2にデマンド制御開始アイコンp4が表示された場合の、タッチパネル43の表示画面イメージ図。 本実施形態に係る集中管理コントローラ40と室内ユニット20a〜20cとの間で行われる主な動作の流れを説明するための図。 集中管理コントローラ40ではなく、外部端末90a,90bに合成画面sc2及びデマンド制御開始アイコンp4が表示される場合の、集中管理コントローラ40と外部端末90a,90bとの間で行われる主な動作の流れを説明するための図。 変形例Bに係るトレンドグラフ。
以下、本発明に係る表示装置について、図面を参照しつつ詳述する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)概要
図1は、空調管理システム100の構成を概略的に示す図である。空調管理コントローラ100は、本発明の一実施形態に係る表示装置が採用された集中管理コントローラ40を備えている。即ち、空調管理コントローラ100は、建物RA内に設置された空調設備10の複数の室内ユニット20a,20b,20c,・・・(設備機器、具体的には空調機に相当)を、集中管理コントローラ40によって統括して制御及び管理するためのシステムである。図1に示すように、空調管理システム100は、1台の集中管理コントローラ40の他に、主として空調設備10及び外部端末90a,90bを備える。
建物RAは、例えば多階層を有する1つのビルであることができる。建物RAには、その内部にいる人の快適性を維持するために、空調設備10が配備されている。空調設備10は、設置された空間を対象空間として、該空間の空調を行う。
本実施形態に係る空調設備10は、複数の室内ユニット20a〜20cより構成される室内ユニット群15と、当該ユニット群15に接続された室外ユニット30とを有する所謂マルチタイプの空調機であって、暖房運転及び冷房運転等を行うことができる。複数の室内ユニット20a〜20cは、建物RA内の室内の天井や壁面等のあらゆる箇所に点在している。複数の室内ユニット20a〜20cは、空調管理システム100による管理上、仮想的にまとめられ、室内ユニット群15を構成している。特に、個々の室内ユニット20a〜20cには、識別番号が割り当てられている。室外ユニット30は、建物RAの近傍または屋上に設置されている。
なお、図1では、室外ユニット30が1台のみの場合を表している。しかし、室外ユニット30の台数は、1台ではなく、複数台であってもよい。
集中管理コントローラ40は、建物RA内の管理室に設置され、専用制御線17aにより室外ユニット30を介して建物RA内の複数の室内ユニット20a〜20cと接続されている。更に、集中管理コントローラ40は、専用制御線17bにより、インターネット等である通信ネットワーク80を介して外部端末90a,90b,・・・とも接続されている。集中管理コントローラ40は、外部端末90a,90bとの間でデータの送受信を行うことができる。
外部端末90a,90bは、建物RA外、つまりは建物RAとは別の建物や場所に設置されている端末である。外部端末90a,90bそれぞれは、主として、表示部91a,91bと入力部92a,92bとを有している。表示部91a,91bは、集中管理コントローラ40との間で送受信されたデータを表示することができ、入力部92a,92bは、外部端末90a,90bの利用者による操作を受け付ける。このような外部端末90a,90bには、予めウェブブラウザがインストールされている。外部端末90a,90bの利用者は、ウェブブラウザを通じて表示部91a,91b上に表示された各種画面上から、集中管理コントローラ40を遠隔操作することが可能となっている。
なお、図示はしていないが、集中管理コントローラ40は、空調設備10の管理とは直接的には関係しない、建物RA内の利用者が通常業務のために利用するパーソナルコンピュータやプリンタ等の各種ネットワーク機器が、更に接続されていてもよい。
(2)空調設備の構成
ここで、空調設備10が有する室内ユニット20a〜20c及び室外ユニット30それぞれの構成について、図2及び図3を用いて説明する。
なお、図示はしていないが、室内ユニット20a〜20c及び室外ユニット30同士は、内部を冷媒が循環する冷媒配管によって接続されており、これによって冷媒回路が構成されている。
(2−1)室内ユニット
室内ユニット20a〜20cは、互いに設置位置が異なるものの、構成は全て同じである。室内ユニット20a〜20cは、主として、送受信部21、室内ファン22、室内温度サーミスタ23、室内湿度センサ24及び室内制御部25を有する。
送受信部21は、対応する個別リモートコントローラ28a〜28cと接続されている。送受信部21は、接続された個別リモートコントローラ28a〜28cを介して利用者からの運転指令を受信する。送受信部21は、実際に室内ユニット20a〜20cが運転している内容、風向き、風量、室内温度サーミスタ23及び室内湿度センサ24の検知結果等を、個別リモートコントローラ28a〜28cに送信する。
なお、個別リモートコントローラ28a〜28cは、集中管理コントローラ40とは異なり、主として一般の利用者からの室内ユニット20a〜20cに対する運転指令を受け付けるためのものである。運転指令の種類としては、例えば、室内ユニット20a〜20cの起動または停止、室内ユニット20aの設定温度の変更等が挙げられる。但し、室内ユニット20a〜20cの設定温度が個別リモートコントローラ28a〜28cを介して変更される場合とは、集中管理コントローラ40側において、個別リモートコントローラ28a〜28c側での設定温度の変更許可がなされた場合に限られても良い。ここで、図2では、個別リモートコントローラ28a〜28cは、室内ユニット20a〜20cに1対1で直接的に接続されている。
室内ファン22は、建物RA内の設置位置付近(即ち、対象空間)に空気を供給する遠心送風機である。室内ファン22は、図示していない室内ファンモータを駆動源として駆動することができる。室内ファンモータは、室内制御部25にも接続されており、室内制御部25によって回転数制御が行われる。室内ファンモータの回転数制御が行われることにより、室内ファン22の回転数が変化し、これにより対象空間内に供給する空気量(即ち、風量)が調節されることとなる。
室内温度サーミスタ23は、対象空間内の温度を検知する。室内湿度センサ24は、対象空間内の湿度を検知する。室内温度サーミスタ23の検知結果及び室内湿度センサ24の検知結果は、対象空間内の快適性の把握のために、個別リモートコントローラ28a〜28cや集中管理コントローラ40に表示されたり、更なる運転制御のために用いられたりする。
室内制御部25は、CPUやメモリ、ASIC等の各種電気部品がプリント基板に実装されることで構成されている。室内制御部25は、図3に示すように、室内ユニット20a〜20cの各種構成機器と接続されていると共に、図2及び図3に示すように、専用制御線17aを介して室外ユニット30の室外制御部36とも接続されている。このような室内制御部25は、室内ユニット20a〜20cの各種構成機器を制御する。例えば、室内制御部25は、室内ファンモータの回転数制御を行うことで、対象空間内への風量を制御する。また、室内制御部25は、個別リモートコントローラ28a〜28cまたは集中管理コントローラ40を介してなされた様々な指示に基づいて、各種構成機器の制御を行う。
その他、図示はしていないが、室内ユニット20a〜20cは、室内熱交換器及びフラップ等も有している。
室内熱交換器は、複数の伝熱フィンと、当該フィンに挿入された複数の伝熱管とによって構成されている。室内熱交換器は、室内ユニット内部に吸い込まれた室内の空気と伝熱管を流れる冷媒との間で、熱交換を行う。具体的に、室内熱交換器は、冷房運転時には、冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には、冷媒の放熱器として機能する。
フラップは、室内ユニットの吹き出し口に付近に設けられている。フラップは、吹き出し口から吹出される熱交換後の空気の風向を調節するためのものであって、図示してはいないが、フラップモータを駆動源として風向調整を行うことができる。
(2−2)室外ユニット
図2及び図3に示すように、室外ユニット30は、主として、圧縮機31、四路切換弁32、膨張弁33、室外ファン34、室外温度サーミスタ35及び室外制御部36を有する。
圧縮機31は、冷媒回路内を循環する冷媒を圧縮するためのものである。圧縮機31としては、ケーシング(図示せず)内に収容されたロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)が、同じくケーシング内に収容された圧縮機用モータ(図示せず)を駆動源として駆動される密閉式圧縮機が採用されている。これにより、圧縮機31の容量が可変される。
四路切換弁32は、冷媒運転と暖房運転との切換時に、冷媒回路内を循環する冷媒の流れを切換えるためのものである。つまり、四路切換弁32の採り得る接続状態は、室内ユニット20a〜20cの運転種類に応じて変化する。
膨張弁33は、冷媒回路内を循環する冷媒の圧力を減圧するためのものである。膨張弁33は、電動膨張弁で構成されている。
室外ファン34は、建物RA外部の空気を室外ユニット30内に吸入しつつ、室外熱交換器(図示せず)によって熱交換された後の空気を室外ユニット30の外部に排出する空気流を形成するためのものである。室外ファン34は、例えばプロペラファンによって構成されており、室外ファンモータ(図示せず)を駆動源として回転駆動される。
室外温度サーミスタ35は、建物RA外部の空気の温度を検知する。室外温度サーミスタ35の検知結果は、主として、室外ユニット30の運転制御のために用いられる。
室外制御部36は、室内制御部25と同様、CPUやメモリ、ASIC等の各種電気部品がプリント基板に実装されることで構成されている。室外制御部36は、図3に示すように、室外ユニット30の各種構成機器と接続されていると共に、図2及び図3に示すように、専用制御線17aを介して室内ユニット20a〜20cそれぞれの室内制御部25とも接続されている。このような室外制御部36は、室外ユニット30の各種構成機器を制御する。例えば、室外制御部36は、圧縮機31の容量制御、室外ファンモータの回転数制御、四路切換弁32の状態切換制御、膨張弁33の開度制御を行う。また、室外制御部36は、個別リモートコントローラ28a〜28cまたは集中管理コントローラ40を介してなされた様々な指示に基づいて、各種構成機器の制御を行う。
その他、図示はしていないが、室外ユニット30は、室内熱交換器も有している。室外熱交換器は、室内熱交換器と同様、複数の伝熱フィンと、当該フィンに挿入された複数の伝熱管とによって構成されている。室外熱交換器は、室外ユニット内部に吸い込まれた建物RA外の空気と伝熱管を流れる冷媒との間で、熱交換を行う。具体的に、室外熱交換器は、冷房運転時には、冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には、冷媒の蒸発器として機能する。
(3)集中管理コントローラの構成
以下、図4を用いて、集中管理コントローラ40の構成について説明する。
集中管理コントローラ40は、建物RA内の管理室に所属する管理者によって操作される。集中管理コントローラ40は、主として、空調側通信部41、ネットワーク側通信部42(通信インターフェースに相当)、タッチパネル43(表示部に相当)、記憶部44及び制御部50を備える。
(3−1)空調側通信部及びネットワーク側通信部
空調側通信部41は、専用制御線17aを介して空調設備10とデータの送受信を行う。即ち、空調側通信部41は、集中管理コントローラ40を空調設備10用のネットワークに接続するネットワークインターフェースと言える。
空調側通信部41が受信するデータとしては、室外ユニット30側や各室内ユニット20a〜20c側の機器データなどが挙げられる。具体的に、室外ユニット30側の機器データとしては、現時点における圧縮機31の容量や、室外温度サーミスタ35の検知結果、現時点における室外ユニット30の運転状態等が挙げられる。各室内ユニット20a〜20c側の機器データとしては、各室内ユニット20a〜20cの設定温度、冷房運転及び暖房運転を含む運転の種類、運転中であるか否かを示す運転状態、風量、室内温度サーミスタ23の検知結果、室内湿度センサ24の検知結果、消費電力等が挙げられる。
空調側通信部41が送信するデータには、室外ユニット30及び各室内ユニット20a〜20cへの各種運転指示、各室内ユニット20a〜20cに対するデマンド制御に基づく制御指令、室内ユニット20a〜20cに対する個別リモートコントローラ28a〜28cからの各種指示の受付許可、等が挙げられる。
ネットワーク側通信部42は、専用制御線17b及び通信ネットワーク80を介して外部端末90a,90bとのデータの送受信を行う。即ち、ネットワーク側通信部42は、集中管理コントローラ40をインターネット等である通信ネットワーク80に接続するネットワークインターフェースと言える。
ネットワーク側通信部42が受信するデータには、室外ユニット30及び各室内ユニット20a〜20cへの各種運転指示、各室内ユニット20a〜20cに対するデマンド制御に基づく制御指令の他、画面データの送信要求が挙げられる。つまり、ネットワーク側通信部42は、集中管理コントローラ40が外部端末90a,90bから遠隔操作される際に、外部端末90a,90bから上述したデータを受信する。従って、画面データの送信要求とは、集中管理コントローラ40のタッチパネル43に表示される画面を、外部端末90a,90bの表示部91a,91b上にも表示させるための要求であると言える。
ネットワーク側通信部42が送信するデータには、室外ユニット30側や各室内ユニット20a〜20c側の機器データの他、画面データの送信要求に基づく画面データが挙げられる。つまり、外部端末90a,90bは、画面データを受信すると、当該画面データに応じた画面を、ウェブブラウザを用いて自端末90a,90bの表示部91a,91b上に表示させることができる。
(3−2)タッチパネル
タッチパネル43は、液晶ディスプレイやマトリクススイッチ等で構成されている。タッチパネル43は、空調設備10(特に室内ユニット20a〜20c)の管理及び制御に基づく様々な画面をカラー表示することができる。更に、集中管理コントローラ40を使用する管理者は、タッチパネル43に直接触れることで、特に室内ユニット20a〜20cの管理及び制御に関する詳細画面に表示を切換えたり、集中管理コントローラ40が有する機能から所望の機能の実行を選択したりすることができる。
なお、タッチパネル43が表示する画面については、「(3−4−4)画面生成部)」にて詳述する。
(3−3)記憶部
記憶部44は、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリによって構成されている。記憶部44は、複数の記憶領域を有しており、各記憶領域には、集中管理コントローラ40が空調設備10(特に室内ユニット20a〜20c)の管理及び制御を行うために必要なデータや、タッチパネル43に表示される各種画面を生成する際に必要なデータ等が記憶されている。
特に、本実施形態に係る記憶部44は、図4に示すように、主として、機器データベース45、デマンド制御データベース46、見取り図データベース47(見取り図の情報に相当)、位置情報データベース48(設備機器の位置情報に相当)、及び表示パーツデータベース49を記憶している。
(3−3−1)機器データベース
機器データベース45には、空調設備10に関する機器データ、具体的には室外ユニット30側の機器データ及び各室内ユニット20a〜20c側の機器データが蓄積されている。図5は、機器データベース45の概念の一例を示している。
図5の機器データベース45では、各室内ユニット20a〜20cの機器データが、各室内ユニット20a〜20cの「識別番号」「名称」「時刻」「室内温度」「湿度」「風量」「運転状態」「運転の種類」「消費電力」「設定温度」「デマンド制御on/off(オン/オフ情報に相当)」フィールドを有する表形式のデータベースとして表されている。図5の機器データベース45では、1台の室内ユニット20a〜20cに対して1つのレコードが対応している。1つのレコードは、任意の時刻(具体的には、「時刻」フィールドに格納された時刻)における1台の室内ユニット20a〜20cに関する機器データを記憶している。
「識別番号」フィールドには、室内ユニット20a〜20cそれぞれを識別するための識別番号が格納され、「名称」フィールドには、室内ユニット20a〜20cの名称が格納される。なお、「識別番号」「名称」フィールドには、集中管理コントローラ40の登録時に適当な値が格納される。故に、「識別番号」「名称」フィールドに格納された情報は、機器データベース45内の他のフィールドの情報が更新されたとしても、固定されたままである。
他のフィールドである「室内温度」「湿度」「風量」「運転状態」「運転の種類」「消費電力」「設定温度」「デマンド制御on/off」は、「時刻」フィールドに記された時刻に、集中管理コントローラ40によって受信された機器データに基づいて更新される。具体的に、機器データベース45内の各レコードは、制御部50のデータ収集部51(後述)によって、所定の時間間隔で各室内ユニット20a〜20cから収集され、更新される。即ち、空調側通信部41は、所定の時間間隔毎に、各室内ユニット20a〜20cから機器データを受信する。受信された機器データは、機器データベース45内の、対応する「識別番号」のレコード上の各フィールド「室内温度」「湿度」「風量」「運転状態」「運転の種類」「消費電力」「設定温度」「デマンド制御on/off」に格納される。
故に、「室内温度」「湿度」「風量」「運転状態」「運転の種類」「消費電力」「設定温度」「デマンド制御on/off」の各フィールドには、「時刻」フィールドに記された時刻における各対象空間の温度、各対象空間の湿度、各室内ユニット20a〜20cの風量の大きさ、各室内ユニット20a〜20cが運転中か否かの情報、各室内ユニット20a〜20cが冷房運転または暖房運転を行っている情報、各室内ユニット20a〜20cの消費電力の値、各室内ユニット20a〜20cの設定温度、各室内ユニット20a〜20cに対してデマンド制御(後述)が行われているか否かの情報が、それぞれ格納される。
特に、本実施形態においては、説明の便宜上、デマンド制御中であるか否かを示す「デマンド制御on/off」フィールド上の情報(即ち、オン/オフ情報)、及び、デマンド制御中における各室内ユニット20a〜20cの設定温度を示す「設定温度」フィールド上の情報を、“デマンド制御関連情報45a”と呼称する。
(3−3−2)デマンド制御データベース
デマンド制御データベース46は、制御部50のデマンド制御部53(後述)が各室内ユニット20a〜20cに対してデマンド制御を行う際に用いられるデータベースである。図6は、デマンド制御データベース46の概念の一例を示している。
ここで、デマンド制御について簡単に説明する。デマンド制御とは、空調設備10(特に、室内ユニット20a〜20c)が消費する消費電力を抑制する制御である。具体的に、デマンド制御とは、各室内ユニット20a〜20cそれぞれの最大需要電力を抑えることで、電力会社と電力を契約している者(例えば、建物RAの管理者)が、当該電力会社と契約している基本電力料金の低減を支援するための制御と言える。最大需用電力とは、各室内ユニット20a〜20cが消費する30分後毎の平均消費電力のうち、月間で最も大きい値を言う。なお、デマンド制御の動作については、「(3−4−3)デマンド制御部」で詳述する。
図6のデマンド制御データベース46は、個々の室内ユニット20a〜20cの消費電力の「抑制レベル」フィールドと、各抑制レベルに対応する「制御内容」フィールドとを有する表形式のデータベースである。「抑制レベル」フィールドには、個々の室内ユニット20a〜20cの消費電力を抑制する程度が、レベル1からレベル8までの8段階にて段階的に示されている。「制御内容」フィールドには、個々の室内ユニット20a〜20cの設定温度の変更度合いが、各抑制レベルに応じて示されている。具体的に、「制御内容」フィールドには、設定温度が1℃変更される内容や、7℃変更される内容、強制サーモオフされる内容等が、格納されている。
図6では、抑制レベルの段階が上がる程、室内ユニット20a〜20cの設定温度の変更度合いが大きくなっている。従って、「抑制レベル」フィールドが“レベル1”の場合よりも、「抑制レベル」フィールドが“レベル7”の場合の方が、対応する設定温度の変更度合いが大きい。更に、「抑制レベル」フィールドが“レベル8”の場合、対応する「制御内容」フィールドには、設定温度の変更ではなく、強制的にサーモオフする内容が格納されている。
例えば、室内ユニット20aが冷房運転を行っている場合に、「抑制レベル」フィールドが“レベル1”であれば、「制御内容」フィールドに格納されている内容に従って、室内ユニット20aの設定温度は、1℃上昇する。室内ユニット20aが暖房運転を行っている場合に、「抑制レベル」フィールドが“レベル1”であれば、「制御内容」フィールドに格納されている内容に従って、室内ユニット20aの設定温度は、1℃下降する。また、「抑制レベル」フィールドが“レベル8”であれば、室内ユニット20aの運転種類に関係なく、「制御内容」フィールドに格納されている内容に従って、強制サーモオフが実行される。強制サーモオフとは、室外ユニット30の圧縮機31が駆動停止となり、熱交換が停止される状態を言う。
(3−3−3)見取り図データベース
見取り図データベース47は、対象空間の見取り図に関する情報であって、制御部50の画面生成部54(後述)が、タッチパネル43に表示するべき画面を生成する際に用いられるデータベースである。図7に示すように、見取り図データベース47は、複数の階層構造を有するデータベースである。
見取り図データベース47内には、建物RAに関する様々な見取り図L1が格納されている。より具体的には、見取り図L1には、建物RA全体の概略平面図L11及び建物RAを構成する単位空間の概略平面図L12が含まれている。見取り図データベース47には、これらの概略平面図L11,L12を含む見取り図L1が、建物RAの現実の物理的な空間構造に対応するようにして、階層的に格納されている。つまり、見取り図データベース47の階層構造上、最上位には、建物RAの概略平面図L11が位置づけられ、その1つ下には単位空間の概略平面図L12が位置付けられている。
ここで、単位空間の概略平面図L12とは、壁、柱、ドア、窓、階段、家具(例えば、机及び棚)等が図示された画像データである。単位空間の平面図を構成する各点には、二次元座標が割り当てられている。具体的に、単位空間とは、例えば部屋単位であったり、建物RAのフロア単位であったりすることができる。
(3−3−4)位置情報データベース
位置情報データベース48は、建物RA内における室内ユニット20a〜20cそれぞれの位置情報であって、見取り図データベース47と同様、制御部50の画面生成部54(後述)が、タッチパネル43に表示するべき画面を生成する際に用いられるデータベースである。図8では、位置情報データベース48の概念の一例を示している。
図8の位置情報データベース48は、各室内ユニット20a〜20cの「識別番号」「名称」「建物」「単位空間」「座標」フィールドを有する表形式のデータベースとして表されている。なお、図8の位置情報データベース48では、1つの室内ユニット20a〜20cに対して1つのレコードが対応している。つまり、1つのレコードは、1つの室内ユニット20a〜20cの位置情報を記録するものである。
具体的に、「識別番号」フィールドには、室内ユニット20a〜20cそれぞれを識別するための識別番号が格納され、「名称」フィールドには、室内ユニット20a〜20cの名称が格納される。「建物」フィールドには、室内ユニット20a〜20cが設置されている建物RAの名称が格納されている。「単位空間」フィールドには、1つの室内ユニット20a〜20cが設置されている単位空間の名称が格納されている。「座標」フィールドには、見取り図L1に割り当てられている二次元座標を基準とする座標情報が格納されている。
(3−3−5)表示パーツデータベース
表示パーツデータベース49は、見取り図データベース47及び位置情報データベース48と同様、制御部50の画面生成部54(後述)が、タッチパネル43に表示するべき画面を生成する際に用いられるデータベースである。図9では、表示パーツデータベース49の概念の一例を示している。
図9の表示パーツデータベース49は、「パーツ番号」「パーツ」「パーツ名称」「内容」「表示位置」フィールドを有する表形式のデータベースとして表されている。具体的に、「パーツ番号」フィールドには、各レコード上のパーツを識別するための番号が格納されている。「パーツ」フィールドには、タッチパネル43の画面に実際に表示される絵柄が格納されている。「パーツ名称」フィールドには、「パーツ」フィールドに格納された絵柄の名称が格納されている。「内容」フィールドには、「パーツ」フィールドに格納された絵柄が表す内容が格納されている。「表示位置」フィールドには、「パーツ」フィールドに格納された絵柄が、画面上のどの部分に付加及び表示されるのかが格納されている。
即ち、各レコード上の「パーツ」フィールドに格納された絵柄は、「内容」フィールドの内容を表すアイコンとして、タッチパネル43上に、且つ「表示位置」フィールドにて示された位置に、表示される。
具体的に、タッチパネル43には、後でも述べるが、図13に示すように、各室内ユニット20a〜20cを示す機器用アイコンic1,ic2,ic3が配置された空間レイアウト画面sc1が表示される。図9の“デマンドオンアイコン”と呼ばれる絵柄(図13のp1)は、室内ユニット20a〜20cのうちデマンド制御中である室内ユニット20a〜20cがあれば、その室内ユニット20a〜20cを示す機器用アイコンic1〜ic3の右下に付加されることで、機器用アイコンic1〜ic3の少なくとも一部分に重ねて表示される。つまり、デマンドオンアイコンp1は、室内ユニット20a〜20cのうち、デマンド制御中であるか否かを示すオン/オフ情報(つまり、機器データベース45の「デマンド制御on/off」フィールドの情報)を構成する要素だと言える。また、図9の“デマンド制御開始アイコン”と呼ばれる絵柄(図15のp4)は、室内ユニット20a〜20cのうち少なくとも1台においてデマンド制御が開始された場合、その旨を管理者に知らせるべく、図15に示すように、タッチパネル43の右下部分に表示される。
(3−4)制御部
制御部50は、ROM、RAM及びCPU等の電気部品の組み合わせによって構成されたマイクロコンピュータである。CPUがROM内に記憶された各種プログラムを読み出して実行し、RAMがワークメモリとして用いられることで、制御部50は、集中管理コントローラ40の様々な機能(例えば、画面表示制御や、空調設備10のデマンド制御等)を実現することができる。
具体的に、制御部50は、図4に示すように、空調側通信部41、ネットワーク側通信部42、タッチパネル43、及び記憶部44と接続されている。制御部50は、各通信部41,42の通信制御、記憶部44に記憶されている各種データベース45〜49の管理、タッチパネル43の画面制御等を行う。このような動作を行うため、制御部50は、データ収集部51、運転制御部52、デマンド制御部53及び画面生成部54として機能する。
(3−4−1)データ収集部
データ収集部51は、室外制御部36及び室内制御部25から、室外ユニット30及び室内ユニット20a〜20cそれぞれの機器データを、所定の時間間隔で収集する。そして、データ収集部51は、収集した機器データを、機器データベース45の各フィールドに格納していく。
即ち、データ収集部51は、図5に示す機器データベース45の更新を行う。
(3−4−2)運転制御部
運転制御部52は、室外制御部36及び室内制御部25それぞれに運転指令を送る等して、室外ユニット30及び室内ユニット20a〜20cそれぞれの運転を管理及び制御する。例えば、運転制御部52は、冷房運転または暖房運転の開始指示の出力、運転停止指示の出力、各室内ユニット20a〜20cの設定温度の出力等を、空調側通信部41に行わせる。
(3−4−3)デマンド制御部
デマンド制御部53は、室内ユニット20a〜20cそれぞれに対してデマンド制御を行う。
ここで、デマンド制御部53が行うデマンド制御動作について、図10,11を用いて説明する。先ず、デマンド制御部53は、各室内ユニット20a〜20cの機器データから室内ユニット20a〜20cそれぞれの消費電力を抽出し、室内ユニット20a〜20c毎に積算していく。即ち、デマンド制御部53は、図5の機器データベース45の「消費電力」フィールドを、当該データベース45が更新される所定の時間間隔毎に抽出し、抽出した結果を積算していく。デマンド制御部53は、各室内ユニット20a〜20cの、現時点までに積算した消費電力の単位時間あたりの増加度合いを求め(図10,11の実線部分)、当該増加度合いに応じて30分後に到達するであろう消費電力を予測する(図10,11の点線部分)。そして、デマンド制御部53は、予測した消費電力を、予め定められている個々の室内ユニット20a〜20cの目標消費電力、つまりは消費が許容されている電力の上限値と比較する。
図10に示すように、予測した消費電力(点線部分)が目標消費電力を下回る場合には、デマンド制御部53は、その室内ユニット20a〜20cについてはデマンド制御が不要であると判断する。
しかし、図11に示すように、予測した消費電力(点線部分)が目標消費電力を上回る場合には、デマンド制御部53は、その室内ユニット20a〜20cについてはデマンド制御が必要であると判断する。この場合、デマンド制御部53は、求めた増加度合い(図11の実線部分)と予測した消費電力(図11の点線部分)とを用いて、その室内ユニット20a〜20cの消費電力を抑制するための抑制レベルを決定する。即ち、デマンド制御部53は、図6のデマンド制御データベース46の「抑制レベル」フィールドに格納されたレベル1〜8のうち、どのレベルを選択するかを決定する。具体的には、求めた増加度合いの大きさが大きく、且つ予測した消費電力と目標消費電力との差が大きい程、デマンド制御部53は、比較的大きい抑制レベル(例えば、図6のレベル5以上)を選択する。逆に、求めた増加度合いの大きさが小さく、且つ予測した消費電力と目標消費電力との差が小さい程、デマンド制御部53は、比較的小さい抑制レベル(例えば、図6のレベル4以下)を選択する。
抑制レベルを選択した後、デマンド制御部53は、選択した抑制レベルを、図6のデマンド制御データベース46に当てはめて、制御内容を決定する。例えば、抑制レベル“レベル6”が選択された場合、制御内容は、設定温度を6℃シフトする内容に決定される。そして、デマンド制御部53は、該当する室内ユニット20a〜20cの設定温度を、決定した制御内容に基づいてシフトする。
特に、該当する室内ユニット20a〜20cが冷房運転を行っている場合、デマンド制御部53は、抑制レベルに応じて、該当する室内ユニット20a〜20cの設定温度を高温側へとシフトする。逆に、該当する室内ユニット20a〜20cが暖房運転を行っている場合、デマンド制御部53は、抑制レベルに応じて、該当する室内ユニット20a〜20cの設定温度を低温側へとシフトする。これにより、設定温度が変更された室内ユニット20a〜20cは、その分電力を消費せずに済む。
(3−4−4)画面生成部
画面生成部54は、タッチパネル43に表示される各種画面を生成する。
−空間レイアウト画面−
特に、画面生成部54は、管理者によって各室内ユニット20a〜20cの制御及び管理が容易に行われるための画面として、先ずは、図12に示す対象空間の空間レイアウト画面sc1を生成する。
具体的には、画面生成部54は、記憶部44内の見取り図データベース47から、対象空間の見取り図L1(具体的には、建物RAの見取り図L11、または表示させようとしている単位空間の見取り図L12)を読み出す。画面生成部54は、記憶部44内の位置情報データベース48から、当該対象空間内に設置されている室内ユニット20a〜20cの座標情報(具体的には、「座標」フィールドの情報)を読み出す。そして、画面生成部54は、読み出した見取り図L1上に、読み出した座標情報に従って、室内ユニット20a〜20cを示すアイコンである機器用アイコンic1〜ic3を配置する。これにより、図12に示される空間レイアウト画面sc1が生成される。
−合成画面−
更に、本実施形態に係る画面生成部54は、一旦作成した空間レイアウト画面sc1上に、上述した図5に係るデマンド制御関連情報45aを合成することで、図13に示す合成画面sc2を生成する。
具体的には、画面生成部54は、記憶部44内の機器データベース45から、対象空間に設置されている室内ユニット20a〜20cの「デマンド制御on/off」フィールドが“オン”か“オフ”かを確認する。「デマンド制御on/off」フィールドが“オン”である室内ユニット20a〜20cがある場合、画面生成部54は、表示パーツデータベース49から、「パーツ名称」フィールドが“デマンドオンアイコン”であるレコード上の「パーツ」フィールドに格納されている絵柄を取り出す。そして、画面生成部54は、図13に示すように、取り出した絵柄であるデマンドオンアイコンp1を、空間レイアウト画面sc1上の、「デマンド制御on/off」フィールドが“オン”である室内ユニット20a〜20cの機器用アイコンic2の右下に、当該アイコンic2上に重なるようにして配置する。更に、画面生成部54は、機器データベース45から、対象となる室内ユニット20a〜20cの「設定温度」フィールドの情報、及び当該室内ユニット20a〜20cの「運転の種類」フィールドの情報を読み出す。画面生成部54は、図13に示すように、読み出したこれらの情報p2,p3を、空間レイアウト画面sc1内の対応する機器用アイコンic1,ic2の横に配置する。この動作によって、図13に示される合成画面sc2が生成される。画面生成部54は、作成した合成画面sc2のデータを、タッチパネル43に出力する。
即ち、図13の合成画面sc2では、デマンド制御関連情報45aに含まれるオン/オフ情報が、デマンド制御中であることを示すデマンドオンアイコンp1によって構成されている。そして、合成画面sc2では、デマンド制御関連情報45aに含まれる室内ユニット20a〜20cの設定温度等の情報p2,p3が、機器用アイコンic1〜ic3付近に配置されている。
図13の合成画面sc2がタッチパネル43に表示されることにより、管理者は、管理対象である建物RA内、特に室内ユニット20a〜20cの空調対象空間内がどのようなレイアウトであるのかを把握することができる。特に、管理者は、合成画面sc2上のデマンドオンアイコンp1により、その対象空間内に設置されている室内ユニット20a〜20cが現在デマンド制御中であるのか否かを、当該合成画面sc2を一目見ただけで把握することができる。
なお、「(3−4−3)デマンド制御部」にて説明したように、デマンド制御中は、設定温度が適宜変更されることがある。これに伴い、機器データベース45内の「設定温度」フィールドの情報は、適宜変更される。従って、画面生成部54は、機器データベース45内の各種情報に変更が生じた場合には、変更後の内容を合成画面sc2に反映させる。即ち、デマンド制御によって室内ユニット20a〜20cの設定温度が変更した場合、画面生成部54は、合成画面sc2上の情報p2,p3を、適宜更新する。
これにより、管理者は、既に把握済みの通常時の設定温度(具体的には、デマンド制御が行われていない時の設定温度)と、合成画面sc2上の情報p2,p3(具体的には、設定温度の情報)との差から、デマンド制御がどの程度行われているのかも、把握することができる。
また、画面生成部54は、図13の合成画面sc2の右横に、操作ウィンドウバーb1を選択可能にタッチパネル43に表示させる。操作ウィンドウバーb1が選択された場合、画面生成部54は、図14に示すように、合成画面sc2上の室内ユニット20a〜20cの詳細情報が記された小画面sc3を、タッチパネル43に表示させることも可能である。ここで、小画面sc3に表示される内容としては、合成画面sc2に表示されている室内ユニット20a〜20cの運転状態、設定温度、設定されている風量等が挙げられる。
−合成画面等の表示位置及びデマンド制御開始アイコン−
次に、上述した合成画面sc2が、タッチパネル43上のどこに配置されるかについて説明する。タッチパネル43は、図13に示すように、主として太線で囲まれた2つの表示領域で構成されている。2つの表示領域のうち、1つは、比較的広い領域である第1表示領域re1であって、もう1つは、第1表示領域re1の下に位置している細長く狭い第2表示領域re2である。第1表示領域re1は、空間レイアウト画面sc1とデマンド制御関連情報45aとの合成画面sc2が表示される領域である。第2表示領域re2は、第1表示領域re1とは別の領域であって、第1表示領域re1に表示する画面を他の画面へと遷移させるための各種タグ等が常時表示される他、室内ユニット20a〜20cに関する情報を表示することのできる領域である。
第2表示領域re2に表示される室内ユニット20a〜20cに関する情報としては、建物RAに設置されている全ての室内ユニット20a〜20cのうちの少なくとも1つが故障した場合、その旨を知らせる情報が挙げられる。特に、本実施形態では、図15に示すように、第2表示領域re2に表示される室内ユニット20a〜20cに関する情報には、「(3−3−5)表示パーツデータベース」でも述べた表示パーツデータベース49内の“デマンド制御開始アイコン”の絵柄p4(以下、デマンド制御開始アイコンp4と呼称する)が含まれる。これは、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの機器用アイコンic1〜ic3を含む合成画面sc2が第1表示領域re1に表示されているのではなく、他の画面が第1表示領域re1に表示されていたとしても、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cが存在する旨を、デマンド制御開始アイコンp4を用いていち早く管理者に知らせるためである。
つまり、図13がタッチパネル43に表示されている状態から、図15をタッチパネル43に表示させるための操作を管理者が行った場合、タッチパネル43の第1表示領域re1に表示される画面は、図13から図15へと変化する。図13では、建物RAにおける3階のフロアの合成画面sc2が第1表示領域re1に表示されていたものの、図15では、3階のフロアとは異なる対象空間である6階のフロアの合成画面sc4が、第1表示領域re1に表示されている。このように、別の画面を表示させるための操作が行われた場合、第1表示領域re1上の画面は変化しているが、第2表示領域re2上の画面は、あまり変化しない。そこで、本実施形態に係る画面生成部54は、第1表示領域re1にどのような画面が表示されていたとしても、管理対象である建物RA内の全室内ユニット20a〜20cにおいて1台でもデマンド制御が開始されたものがあれば、図9の表示パーツデータベース49からデマンド制御が開始されたことを示す絵柄、即ちデマンド制御開始アイコンp4を取り出し、これを第2表示領域re2に表示させる。つまり、本実施形態に係る第2表示領域re2には、第1表示領域re1に現在表示されている合成画面sc4(図15)が示す6階のフロアには設置されていないが、当該フロア以外に設置された他の室内ユニット20a〜20cに対してデマンド制御が開始された際には、その旨を示すデマンド制御開始アイコンp4が表示されることとなる。
そして、本実施形態に係る画面生成部54は、図15のデマンド制御開始アイコンp4を、選択可能に表示させる。デマンド制御開始アイコンp4が選択された場合、画面生成部54は、図16に示すように、どの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が開始されたかを通知するためのメッセージウィンドウp5を生成し、これを第1表示領域re1にポップアップ表示させる。更に、メッセージウィンドウp5には、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの名称及び識別番号が、選択可能に表示されている。メッセージウィンドウp5上の室内ユニット20a〜20cの名称及び識別番号のいずれかが管理者によって選択された場合、画面生成部54は、選択された室内ユニット20a〜20cの詳細な情報(室内温度、設定温度、消費電力等)を、更に第1表示領域re1上に表示させる。なお、画面生成部54は、詳細な情報の表示に代えて、選択された室内ユニット20a〜20cの機器用アイコンic1〜ic3を含む合成画面sc2を、第1表示領域re1に表示させてもよい。
また、本実施形態に係る第1表示領域re1には、上述した合成画面sc2,sc4に代えて、様々な画面が表示されることが可能となっている。第1表示領域re1に表示される画面としては、合成画面sc2,sc4の他、リスト画面及びアイコン画面(いずれも図示せず)等が挙げられる。リスト画面とは、個々の合成画面sc2,sc4に表示される各室内ユニット20a〜20cの名称、運転状態、運転種類及び室温等の情報が、一画面上にリスト表示される画面である。アイコン画面とは、合成画面sc2,sc4等にて用いられる各種アイコンを一覧表示しつつ、各アイコンの内容の説明を付加した画面である。合成画面sc2,sc4、リスト画面及びアイコン画面は、いわば、室内ユニット20a〜20cの監視用画面と定義することができる。
更に、本実施形態に係る第1表示領域re1には、図17に一例として示すように、合成画面sc2,sc4等である室内ユニット20a〜20cの監視用画面に代えて、室内ユニット20a〜20cが自動制御されるための設定画面sc5が表示されることもできる。図17の設定画面sc5では、各室内ユニット20a〜20cの設定温度制御等を自動制御とするか否かや、自動制御とするのであればどのようなスケジュールで行うのか等を、建物RAの管理者が自由に選択できるようになっている。従って、設定画面sc5は、室内ユニット20a〜20cの監視用画面とは別の画面の種類であると言える。
このように、第1表示領域re1には、様々な画面が表示可能となっているが、図15〜17に示すように、第1表示領域re1に表示される画面の種類に関係なく、第2表示領域re2には、デマンド制御開始アイコンp4が常に表示可能となっている。つまり、たとえ合成画面sc2,sc4以外の監視用画面であるリスト画面及びアイコン画面のいずれかが第1表示領域re1に表示されているとしても、建物RA内の室内ユニット20a〜20cの少なくとも1つにおいてデマンド制御が開始された場合には、その旨を示すデマンド制御開始アイコンp4が、第2表示領域re2に表示される。特に、監視用画面ではない設定画面sc5が第1表示領域re1に表示されているとしても、建物RA内の室内ユニット20a〜20cの少なくとも1つにおいてデマンド制御が開始された場合には、図17に示すように、デマンド制御開始アイコンp4が第2表示領域re2に表示される。これにより、管理者は、どのような画面を第1表示領域re1に表示させているとしても、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの存在を、第2表示領域re2上のデマンド制御開始アイコンp4によって把握することができる。
(4)動作
(4−1)集中管理コントローラに合成画面等が表示される場合
図18は、本実施形態に係る集中管理コントローラ40が室内ユニット20a〜20cとの間で行う動作の流れを説明するための図である。特に、図18は、一例として、集中管理コントローラ40に合成画面sc2及びデマンド制御開始アイコンp4が表示される場合を表している。
先ず、集中管理コントローラ40が既に起動しているとする。
集中管理コントローラ40は、室内ユニット20a〜20cとの間で接続状態を確認した後(#1,#2)、所定の時間間隔毎に室内ユニット20a〜20cから機器データを収集する動作を開始する(#3,#4)。
管理者から合成画面sc2の表示要求があった場合、集中管理コントローラ40の画面生成部54は、先ずは空間レイアウト画面sc1を生成し、これにデマンド制御関連情報45aを合成することで、合成画面sc2のデータを生成する。タッチパネル43は、図13に示すような合成画面sc2を表示する(#5)。なお、この時点で、デマンド制御中の室内ユニット20a〜20cがない場合には、図13からデマンドオンアイコンp1が表示されていない画面が、表示されることとなる。
また、集中管理コントローラ40のデマンド制御部53は、室内ユニット20a〜20cの消費電力をユニット20a〜20c毎に積算していき、その積算結果等を用いて、30分を一単位とした際に個々の室内ユニット20a〜20cが消費するであろう電力の合計値を予測する(#6)。デマンド制御部53は、予測結果を用いて、室内ユニット20a〜20cのデマンド制御の開始の要否を決定する。そして、デマンド制御部53は、決定した内容に基づき、各室内ユニット20a〜2cの設定温度の変更等を含むデマンド制御を開始したり、逆にデマンド制御を停止したりする(#7)。更に、デマンド制御部53は、決定した内容に基づき、記憶部44内の機器データベース45の更新を行う(#8)。
画面生成部54は、決定した内容に基づき、合成画面sc2上のデマンド制御関連情報45aを更新して新たな合成画面sc2を生成し、現在のタッチパネル43の第1表示領域re1に表示されている合成画面を、新たな合成画面sc2に置き換える。もしくは、現在タッチパネル43が表示している画面が、今回デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cが表示されていない画面である場合には、画面生成部54は、第2表示領域re2上に、デマンド制御開始アイコンp4を選択可能に表示させる(#9)。この状態で、当該アイコンp4が選択された場合には、画面生成部54は、第1表示領域re1上に、図16に示すメッセージウィンドウp5を表示させる(#10)。
以後、集中管理コントローラ40は、室内ユニット20a〜20cからの機器データの収集動作、及びステップ#6〜#10の動作を繰り返す。
(4−2)外部端末に合成画面等が表示される場合
図19は、集中管理コントローラ40ではなく、外部端末90a,90bに合成画面sc2及びデマンド制御開始アイコンp4が表示される場合の、集中管理コントローラ40と外部端末90a,90bとの間の動作の流れを一例として表している。
先ず、外部端末90a,90bの利用者は、外部端末90a,90bの入力部92a,92bを操作して、外部端末90a,90b上にウェブブラウザを立ち上げる。そして、利用者は、このウェブブラウザ上で集中管理コントローラ40のURLを指定して、集中管理コントローラ40にアクセスする(#21)。集中管理コントローラ40は、これを受けて(#22)、アクセス元の外部端末90a,90bのウェブブラウザにログイン画面を送る(#23)。ログイン画面は、集中管理コントローラ40に対する操作権限を確認するためのID及びパスワードの入力を、利用者に求める画面であって、外部端末90a,90bの表示部91a,91b上に表示される(#24)。
ID及びパスワードの発行の際、当該ID及びパスワードは、操作権限の内容と対応付けた状態にて、集中管理コントローラ40の記憶部44内に記憶される。なお、操作権限とは、外部端末90a,90bを介してどの程度まで集中管理コントローラ40を遠隔制御できるのか等を表すものである。例えば、建物RAの管理者用のID及びパスワードであれば、建物RA内に設置されている全ての室内ユニット20a〜20cの管理を許可する権限が、操作権限として付与される。また、操作権限は、建物RA内の一部のフロアに設置されている室内ユニット20a〜20cのみの管理を許可する権限であってもよい。更に、操作権限は、室内ユニット20a〜20cの設定温度の変更は許可しない権限であったり、任意の時刻以降のみ室内ユニット20a〜20cの停止及び起動の許可が可能な権限であったりすることもできる。
利用者が表示部91a,91b上に表示されたログイン画面を介してID及びパスワードを入力すると(#25)、入力されたID及びパスワードは集中管理コントローラ40へと送られる。集中管理コントローラ40の制御部50は、送られてきたID及びパスワードに対応する操作権限を特定し(#26)、特定した操作権限に応じた初期画面を作成する。初期画面のデータは、外部端末90a,90bに送られ(#27)、ウェブブラウザを介して外部端末90a,90bの表示部91a,91b上に表示される(#28)。
なお、初期画面は、特定された操作権限に応じた画面であってもよいし、建物RA内の各フロアの合成画面sc2に遷移するためのリンクが設けられた画面であってもよい。例えば、初期画面が操作権限に応じた画面である場合、アクセスした外部端末90a,90bの利用者が管理可能なフロアの合成画面sc2であることができる。初期画面が、各フロアの合成画面sc2に遷移するためのリンクが設けられた画面である場合には、外部端末90a,90bの利用者は、確認したいフロアに対応するリンクを選択することにより、そのフロアの合成画面sc2を外部端末90a,90bの表示部91a,91bに表示させることができる。つまり、リンクが選択された際、その旨が集中管理コントローラ40に送られる。集中管理コントローラ40の画面生成部54は、選択されたリンクに対応するフロアの空間レイアウト画面sc1に、デマンド制御関連情報45aが付加された図13の合成画面sc2を生成し、当該合成画面sc2のデータを外部端末90a,90bに送信する。
なお、集中管理コントローラ40は、外部端末90a,90bとの通信を行っている間においても、各室内ユニット20a〜20cからの機器データの収集及び管理を、少なくとも行っているものとする。そして、集中管理コントローラ40は、図18のステップ#6〜#9と同様、消費電力予測、デマンド制御、機器データベース45の更新、合成画面sc2の更新を行うものとする(#29,#30)。合成画面sc2の更新が行われた場合、外部端末90a,90b側には、新たな合成画面sc2のデータが集中管理コントローラ40から送られてくる。この場合、集中管理コントローラ40は、新たに送られていた合成画面sc2を表示部91a,91b上に表示する(#31)。
その他、図19にて図示はしていないが、集中管理コントローラ40から、デマンド制御開始アイコンp4の表示指示が送られてきた場合、外部端末90a,90bは、図15に示すように、第2表示領域re2上にデマンド制御開始アイコンp4を選択可能に表示する。利用者がデマンド制御開始アイコンp4を選択した場合、その旨が集中管理コントローラ40に送られる。集中管理コントローラ40は、図16に示すメッセージウィンドウp5のデータを生成して外部端末90a,90bに送信する。外部端末90a,90b側でも、図16と同様、第1表示領域re1上に、メッセージウィンドウp5が表示されるようになる。
以後、外部端末90a,90b及び集中管理コントローラ40は、室内ユニット20a〜20cからの機器データの収集動作、及びステップ#27以降の動作を繰り返す。
なお、図19にて図示はしていないが、外部端末90a,90bは、任意の室内ユニット20a〜20cのこれまでの機器データ及び集中管理コントローラ40のこれまでの制御内容を、履歴データとして、集中管理コントローラ40に送信要求することができる。この場合、集中管理コントローラ40は、該当する室内ユニット20a〜20cに関する履歴データを、例えばCSVファイ形式にて外部端末90a,90bに送信する。履歴データがCSVファイル形式であることから、外部端末90a,90bは、履歴データの加工を比較的自由に行うことができる。従って、外部端末90a,90bの利用者は、履歴データの管理を効率よく行うことができる。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係る集中管理コントローラ40のタッチパネル43上には、図13に示すように、合成画面sc2が表示される。合成画面sc2は、対象空間の見取り図L1上に機器用アイコンic1〜ic3が配置された空間レイアウト画面sc1と、室内ユニット20a〜20cに対してデマンド制御が行われているか否かを示すデマンド制御関連情報45aとの、合成画面である。この合成画面sc2を確認することにより、管理者は、どの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が行われているのかを、合成画面sc2上から容易に把握することができる。
(5−2)
更に、上記実施形態に係る集中管理コントローラ40では、建物RA内に設置されている室内ユニット20a〜20cのうち少なくとも1つにおいてデマンド制御が開始された場合、図15に示すように、上記合成画面sc2が表示される第1表示領域re1とは別の第2表示領域re2に、少なくとも1つの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が行われた旨を示すデマンド制御開始アイコンp4が表示される。これにより、仮に、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの機器用アイコンic1〜ic3が表示されていない画面が第1表示領域re1に表示されていたとしても、管理者は、第2表示領域re2に表示されたデマンド制御開始アイコンp4から、建物RA内に設置されている少なくとも1つの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が開始されたことを把握することができる。
(5−3)
集中管理コントローラ40のタッチパネル43の第2表示領域re2には、第1表示領域re1に現在表示されている合成画面sc2,sc4が示す対象空間以外に設置された他の室内ユニット20a〜20cに対してデマンド制御が開始された際には、その旨を示すデマンド制御開始アイコンp4が表示される。具体的には、図15に示すように、6階フロアの合成画面sc4が現在の第1表示領域re1に表示されているとする。この状態で、別のフロア(例えば、3階のフロア)に設置されている室内ユニット20a〜20cの少なくとも1台にてデマンド制御が開始された場合、第2表示領域re2には、第1表示領域re1に表示中のフロアとは別のフロアにおいてデマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの存在を示すデマンド制御開始アイコンp4が表示される。これにより、管理者は、第1表示領域re1に現在表示中の対象空間以外の空間における室内ユニット20a〜20cのデマンド制御状態をも、第2表示領域re2から把握することができる。即ち、管理者は、第1表示領域re1に表示させる合成画面sc2,sc4を頻繁に変化させることで、管理対象である建物RA内の室内ユニット20a〜20c全てのデマンド制御の状況を監視せずとも良く、第2表示領域re2にデマンド制御開始アイコンp4が表示されるか否かさえを監視すればよい。従って、管理者の利便性が向上する。
(5−4)
また、集中管理コントローラ40のタッチパネル43の第1表示領域re1には、図17に示すように、合成画面sc2,sc4に代えて設定画面sc5が表示されることもできる。一方で、第1表示領域re1にどのような画面が表示されようとも、管理対象である建物RA内の室内ユニット20a〜20cの少なくとも1台にてデマンド制御が開始されれば、第2表示領域re2には、デマンド制御開始アイコンp4が表示される。従って、管理者は、例えば設定画面sc5を介して室内ユニット20a〜20cの自動制御の設定作業を行っている時であっても、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの存在を、第2表示領域re2から把握することができる。
(5−5)
本実施形態に係るデマンド制御関連情報45aには、図5に示すように、デマンド制御中であるか否かを示すオン/オフ情報(具体的には、図5の「デマンド制御on/off」フィールドに格納されている情報)と、デマンド制御中における室内ユニット20a〜20cの設定温度の情報(具体的には、図5の「設定温度」フィールドに格納されている情報)と、が含まれている。これにより、管理者は、合成画面sc2上のデマンド制御関連情報45aから、室内ユニット20a〜20cがデマンド制御中か否かと、その室内ユニット20a〜20cの設定温度がデマンド制御によって変更されているのか否かを、把握することができる。
(5−6)
また、上記オン/オフ情報は、図13に示すように、デマンド制御中であることを示すデマンドオンアイコンp1にて構成されている。デマンドオンアイコンp1は、機器用アイコンic1〜ic3の少なくとも一部分に重ねて表示される。室内ユニット20a〜20cの設定温度の情報p2,p3は、機器用アイコンic1〜ic3付近に配置される。これにより、管理者は、機器用アイコンic1〜ic3を視覚的に確認することによって、デマンドオンアイコンp1及び室内ユニット20a〜20cの設定温度の情報p2,p3も、視覚的に確認することができる。従って、管理者は、どの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が行われているのかを、合成画面sc2上から、一目で把握することができる。
(5−7)
また、本実施形態に係る集中管理コントローラ40は、ネットワーク側通信部42を備えている。ネットワーク側通信部42は、通信ネットワーク80を介して外部端末90a,90bと通信可能に接続されており、合成画面sc2のデータを、外部端末90a,90bに送信可能である。これにより、外部端末90a,90bの利用者は、外部端末90a,90bを用いて集中管理コントローラ40にアクセスすることで、デマンド制御関連情報45aと空間レイアウト画面sc1との合成画面sc2を外部端末90a,90bから確認することができる。従って、どの室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が行われているのかを、集中管理コントローラ40ではなく外部端末90a,90bからも容易に把握することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態に係る合成画面sc2では、図13に示すように、機器用アイコンic1〜ic3の横に、デマンド制御関連情報45aに含まれる設定温度の情報p2,p3が表示されている。しかしながら、図13では、たとえ管理者であっても、デマンド制御が詳細にどの程度行われているかまでは、一目で把握することは困難と言える。
そこで、図13において、機器用アイコンic1〜ic3の色を、デマンド制御が行われているレベル(すなわち、設定温度のシフト度合い。具体的には抑制レベル)に応じて変化させてもよい。例えば、設定温度のシフト度合いが大きくなる程、機器用アイコンic1〜ic3の色が、青色から黄色、黄色から赤色へと段階的に変化することが挙げられる。これにより、管理者は、図13に示される合成画面sc2を一目見ただけで、デマンド制御がどの程度行われているのかを把握することができる。
または、図13において、デマンド制御が行われているレベルに応じて、機器用アイコンic1〜ic3の大きさ自体が変化してもよいし、機器用アイコンic1〜ic3の色の変化と機器用アイコンic1〜ic3の大きさとが共に変化してもよい。
(6−2)変形例B
また、デマンド制御が行われているレベル(すなわち、設定温度のシフト度合い。具体的には抑制レベル)は、図20に示すように、室内温度の経時的変化を示すトレンドグラフ上に表されても良い。図20は、横軸に時間、縦軸に室内温度を採り、室内温度が時間の経過と共にどのように推移したかを示すグラフである。そして、図20には、デマンド制御がオフであった期間、デマンド制御が抑制レベル3でなされていた期間、デマンド制御が抑制レベル6でなされていた期間が記されている。なお、図20のトレンドグラフは、図13などのメニューリストボタンが選択されることによって表示されるメニュー画面を経て、タッチパネル43上に表示させることができる。
これにより、管理者は、図20のトレンドグラフ上からも、デマンド制御が行われているレベル、つまりはデマンド制御によって設定温度がどの程度シフトしたかを、容易に把握することが可能となる。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、少なくとも1台の室内ユニット20a〜20cにおいてデマンド制御が開始された場合、図15,17に示すように、その旨を示すデマンド制御開始アイコンp4が第2表示領域re2に表示されると説明した。
しかし、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの台数が視覚的に把握可能なように、デマンド制御開始アイコンp4の色が、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの台数に応じて変化してもよい。例えば、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの台数が多い程、デマンド制御開始アイコンp4の色は、青色から黄色、黄色から赤色へと段階的に変化することが挙げられる。
更に、第2表示領域re2に表示されるデマンド制御開始アイコンp4は、対象空間毎(例えば、フロア単位)に分けて、複数表示されてもよい。例えば、3階のフロア及び6階のフロアに設置されている室内ユニット20a〜20cにてデマンド制御が開始された場合、3階のフロア用のデマンド制御アイコンと、6階のフロア用のデマンド制御開始アイコンとが、第2表示領域re2に並べて表示されてもよい。また、1つの室内ユニット20a〜20cに対し1つのデマンド制御開始アイコンp4が、第2表示領域re2に表示されてもよい。この場合、デマンド制御が開始された室内ユニット20a〜20cの台数に等しい数のデマンド制御開始アイコンp4が、第2表示領域re2に表示されることとなる。
また、デマンド制御中の室内ユニット20a〜20cが存在しなくなった場合、デマンド制御開始アイコンp4は、第2表示領域re2から消去されてもよい。
(6−4)変形例D
白黒で示される図13上には明確に示されていないが、各室内ユニット20a〜20cに対応する機器用アイコンic1〜ic3には、当該室内ユニット20a〜20c30の運転状態や運転種類に見合った色彩が付されても良い。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、図1に示すように、1つの建物RA内に複数の室内ユニット20a〜20cが設置されている空調管理システム100について説明した。しかし、本発明に係る空調管理システムは、複数の建物にまたがって室内ユニット20a〜20cが設置されている場合においても、適用可能である。
(6−6)変形例F
上記実施形態では、本発明に係る表示装置が採用された集中管理コントローラ40が、複数の室内ユニット20a〜20cを管理及び制御すると説明した。しかし、本発明に係る表示装置は、1台の室内ユニットを管理及び制御するコントローラにおいても、採用することができる。
(6−7)変形例G
上記実施形態では、空間レイアウト画面sc1に表示される対象及びデマンド制御対象となる設備機器が、室内ユニット20a〜20cである場合について説明した。しかし、設備機器は、室内ユニットに限定されず、例えばヒートポンプ装置及び換気装置が含まれていても良い。
(6−8)変形例H
上記実施形態では、建物RA内に設置されている室内ユニット20a〜20cの少なくとも1つにおいてデマンド制御が開始された場合、第2表示領域re2にデマンド制御開始アイコンp4が表示されると説明した。しかし、デマンド制御開始アイコンp4の表示は、必須ではない。
(6−9)変形例I
上記実施形態では、図5に示すように、デマンド制御関連情報45aが、デマンド制御されている状態か否かを示すオン/オフ情報(即ち、「デマンド制御on/off」フィールドの情報)と、各室内ユニット20a〜20cの設定温度の情報(即ち、「設定温度」フィールドの情報)とを含むと説明した。しかし、デマンド制御関連情報45aは、オン/オフ情報のみを有していても良いし、設定温度の情報のみを有していても良い。また、デマンド制御関連情報45aは、オン/オフ情報及び設定温度の情報に加えて、更にデマンド制御に関連する情報を含んでいてもよい。デマンド制御に関連する情報としては、例えば、デマンド制御データベース46に含まれる「抑制レベル」「制御内容」フィールドの情報が挙げられる。
(6−10)変形例J
上記実施形態では、図13に示すように、デマンドオンアイコンp1が、機器用アイコンic1〜ic3の少なくとも一部に重ねて表示されると説明した。しかし、デマンドインアイコンp1は、機器用アイコンic1〜ic3の少なくとも一部に重ねて表示されるのではなく、機器用アイコンic1〜ic3の周囲に表示されてもよい。
また、上記実施形態では、図13に示すように、室内ユニット20a〜20cの設定温度の情報p2,p3が、機器用アイコンic1〜ic3付近に配置されると説明した。しかし、設定温度の情報p2,p3は、機器用アイコンic1〜ic3に重ねるようにして表示されてもよい。
(6−11)変形例K
上記実施形態では、図1に示すように、集中管理コントローラ40が、インターネット等である通信ネットワーク80を介して外部端末90a,90bと通信可能に接続されていると説明した。しかし、集中管理コントローラ40は、必ずしも外部端末90a,90bと通信可能に接続されていなくてもよい。
(6−12)変形例L
上記実施形態では、本発明に係る表示装置が、各室内ユニット20a〜20cを統括して制御する集中管理コントローラ40にて採用された場合について説明した。しかし、本発明に係る表示装置は、各室内ユニット20a〜20cを統括して制御する機能は有していないが、図13に係る合成画面sc2を生成して表示する機能のみを有する装置に、適用することもできる。
10 空調設備
15 室内ユニット群
20a,20b,20c 室内ユニット (設備機器)
21 送受信部
22 室内ファン
23 室内温度サーミスタ
24 室内湿度センサ
25 室内制御部
30 室外ユニット
31 圧縮機
32 四路切換弁
33 膨張弁
34 室外ファン
35 室外温度サーミスタ
36 室外制御部
40 集中管理コントローラ (表示装置)
41 空調側通信部
42 ネットワーク側通信部 (通信インターフェース)
43 タッチパネル (表示部)
44 記憶部 (記憶部)
45 機器データベース
45a デマンド制御関連情報
46 デマンド制御データベース
47 見取り図データベース (見取り図の情報)
48 位置情報データベース (設備機器の位置情報)
49 表示パーツデータベース
50 制御部
51 データ収集部
52 運転制御部
53 デマンド制御部
54 画面生成部
80 通信ネットワーク
90a,90b 外部端末
100 空調管理システム
RA 建物
ic1〜ic3 機器用アイコン
p1 デマンドオンアイコン
p2,p3 設定温度等を含む情報
p4 デマンド制御開始アイコン
p5 メッセージウィンドウ
sc1 空間レイアウト画面
sc2,sc4 合成画面
sc5 設定画面
re1 第1表示領域
re2 第2表示領域
L1 見取り図
国際公開番号WO2010/148640

Claims (5)

  1. 対象空間の見取り図(L1)の情報(47)と、前記対象空間内における設備機器(20a〜20c)の位置情報(48)と、を記憶している記憶部(44)と、
    前記位置情報に基づいて、前記設備機器を示すアイコンを機器用アイコン(ic1〜ic3)として前記見取り図に配置することで、前記対象空間の空間レイアウト画面(sc1)を生成する画面生成部(54)と、
    前記設備機器の消費電力を抑制する制御であるデマンド制御が前記設備機器に対して行われているか否かを少なくとも示すデマンド制御関連情報(45a)を、前記空間レイアウト画面に合成して表示する表示部(43)であって、前記デマンド制御関連情報と前記空間レイアウト画面との合成画面(sc2,sc4)を表示する第1表示領域(re1)と、前記第1表示領域とは別の領域であって前記設備機器に関する情報を表示可能な第2表示領域(re2)とを有しており、前記設備機器に対して前記デマンド制御が開始された際、前記第2表示領域に、前記デマンド制御が開始されたことを表すデマンド制御開始アイコン(p4)を表示する前記表示部と、
    を備え
    前記第1表示領域(re1)に、任意の前記対象空間の前記合成画面(sc4)が表示されている場合、
    前記第2表示領域(re2)には、前記第1表示領域に現在表示されている前記合成画面が示す任意の前記対象空間以外に設置された他の前記設備機器に対して前記デマンド制御が開始された際には、その旨を示す前記デマンド制御開始アイコン(p4)が表示される、
    表示装置(40)。
  2. 前記第1表示領域(re1)には、前記設備機器が自動制御されるための設定画面(sc5)が、前記合成画面(sc2,sc4)に代えて表示されることが可能であって、
    前記第1表示領域(re1)に表示される画面の種類に関係なく、前記第2表示領域(re2)には、前記デマンド制御開始アイコン(p4)が常に表示可能となっている、
    請求項に記載の表示装置(40)。
  3. 前記設備機器は、空調機であって、
    前記デマンド制御関連情報には、前記デマンド制御中であるか否かを示すオン/オフ情報と、前記デマンド制御中における前記空調機の設定温度の情報と、が含まれている、
    請求項1または2に記載の表示装置(40)。
  4. 前記オン/オフ情報は、前記デマンド制御中であることを示すデマンドオンアイコン(p1)にて構成されており、
    前記デマンドオンアイコンは、前記機器用アイコンの少なくとも一部分に重ねて表示され、
    前記空調機の設定温度の情報は、前記機器用アイコン付近に配置される、
    請求項に記載の表示装置(40)。
  5. 通信ネットワーク(80)を介して外部端末(90a,90b)と通信可能に接続された通信インターフェース(42)、
    を更に備え、
    前記通信インターフェースは、前記デマンド制御関連情報と前記空間レイアウト画面との合成画面(sc2)のデータを、前記外部端末に送信可能である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の表示装置(40)。
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