〔実施形態1〕
本実施形態に係る機器制御システム100(報知システム)について、図1から図12を参照して以下に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
まず、本実施形態に機器制御システム100の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る機器制御システム100の要部構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態に係る機器制御システム100を模式的に示す図である。
〔家庭内電気機器制御システムの概要〕
図1に示すように、機器制御システム100は、サーバ1、携帯端末(外部機器)3、及び、掃除ロボット(制御対象機器)4を備えている。また、機器制御システム100は複数の携帯端末3を備えており、本実施形態では、図2に示すように、お父さん、お母さん(ふみちゃん)、及び子供の所持する携帯端末3を、それぞれ携帯端末3a〜3cとする。掃除ロボット4、空調装置5などの家電機器を配置されている家には、ふみちゃんのお父さんが住んでいる。
なお、本実施形態においては、主に携帯端末3を使用した例により説明するが、電子伝言板を表示し、所定の投稿を行うことのできる端末であれば、携帯型に限られず、据え置き型の端末(パーソナルコンピュータ、ネットワークに接続可能なTV等)によっても実現可能である。
詳細については後述するが、機器制御システム100は、図2に示すように、携帯端末3のユーザが、サーバ1から提供され携帯端末3に表示される伝言板に所定の書き込み(後述するシールの選択など)を行うことにより、サーバ1を介して掃除ロボットなどの家庭内電気機器(単に家電機器とも記載する)の動作を制御することが可能である。
(伝言板)
本実施形態において、伝言板は限定されたメンバー間での情報交換を目的としたネットワークサービスを意味している。メンバーは、例えば家族や近親者等のような一部に限定される。また、伝言板のグループには、家族や近親者などのメンバー(より具体的には、メンバーが使用する携帯端末)に加えて、家電機器を登録することができる(以降では、ホームグループとも記載する)。そして、本実施形態に係る機器制御システム100では、ホームグループに登録されている家電機器の動作制御を、伝言板を通したメンバーからの指示に従って行うこともできるようになっている。
(携帯端末)
携帯端末3は、表示部(不図示)に伝言板を表示すると共に、伝言板に対するユーザ操作を受け付ける。
携帯端末3は、図2に示すように、ユーザ操作に従って、伝言板に対する書き込み、及び、伝言板の閲覧などを行う。また、携帯端末3は、掃除ロボット4などの制御対象機器となる家電機器を動作させるためのユーザ操作(図2における操作指示)を表す操作信号を、サーバ1を介して制御対象となる家電機器に供給する。
具体的には、携帯端末3のユーザは、伝言板において、制御対象機器となる掃除ロボット4に実行させたい動作を選択することができる。携帯端末3において選択された動作は、サーバ1を介して掃除ロボット4に通知され、掃除ロボット4は当該通知に従って選択された動作を実行する。
なお、本実施形態では、掃除ロボット4において、当該掃除ロボット4の近くにいる可能性が高いと思われるユーザ(対象ユーザ)に対して携帯端末3のユーザが所望する通知(報知)を実行する動作を、特に報知動作と記載する。つまり、携帯端末3のユーザは、伝言板において所望の報知動作を選択することにより、掃除ロボット4に所望の報知動作を実行させることができる。なお、伝言板において選択可能な報知動作を示す選択肢を、本実施形態ではシール(オブジェクト)と呼称する。シールの詳細については、後述する。
例えば、ユーザは、伝言板において、携帯端末3から音声を入力すると共に、掃除ロボット4から音声を出力することで報知動作を実行させる旨を示すシールを選択することにより、携帯端末3において入力した音声に基づく内容の音声を、掃除ロボット4から出力させることができる。また、携帯端末3から画像(静止画像、動画像など)を入力すると共に掃除ロボット4に画像を表示させる報知動作をさせる旨を示すシールを選択することにより、携帯端末3において入力した画像と同じ内容の画像を掃除ロボット4の表示部44に表示させることもできる。
もちろん、シールはこれに限定されるものではなく、予め表示される画像が定められていてもよいし、予め出力される音声の内容が定められていてもよいし、そのバリエーションの一例については図面を変えて後述する。
以降では、本実施形態に係る機器制御システム100において、掃除ロボット4が報知動作を実行するための具体的な構成について説明する。なお、本実施形態において、制御対象機器の例として掃除ロボット4を用いて説明するが、制御対象機器は、掃除ロボット4に限定されるものではない。制御対象機器は、報知動作を実行可能な構成を備えているものであればよく、空調装置5、テレビ6、照明装置7などが制御対象機器であってもよい。
(サーバ)
サーバ1は、図1に示すように、通信部11、取得部12、選択部(選択手段)13、表示制御部(表示手段)14、伝言板制御部15、指示部(指示手段)16、端末認証部17、及び、音声生成部(音声信号生成手段)18を備えている。
通信部11は、外部との通信を行う手段である。具体的には、通信部11は、携帯端末3a〜3c、及び、掃除ロボット4と、例えばインターネットなどのネットワークを介して無線通信を行う。
取得部12は、通信部11を介して、携帯端末3a〜3cから入力されるユーザ操作(操作信号)、及び、掃除ロボット4の状態を示すステータス情報を取得する。ここで、ステータス情報とは、掃除ロボット4の電源のオン/オフの情報や、清掃動作を実行しているか否かを示す情報など、掃除ロボット4の現在の状態を示す情報が挙げられる。
選択部13は、掃除ロボット4に行わせる複数の報知動作のうち、何れかの報知動作を選択する。報知動作の詳細については後述するが、報知動作とは、掃除ロボット4が、当該掃除ロボット4を利用する対象ユーザに、他のユーザからのメッセージを報知する動作である。本実施形態におけるメッセージは、文章、音声、画像(静止画像および動画像)、発光、および、制御対象機器の物理的な動作によって報知される。報知動作において、文章および画像は、たとえば制御対象機器が備える表示部に表示させてもよい。音声は、制御対象機器が備えるスピーカから出力させてもよい。発光は、制御対象機器が備える発光部によって実現されてもよい。制御対象機器の物理的な動作は、制御対象機器が備える駆動部によって実現されてもよい。
選択部13における報知動作の選択処理は、伝言板において掃除ロボット4に行わせる複数の報知動作を示す複数のシールから何れかのシールを選択する指示を、通信部11を介して携帯端末3から受け付ければよい。
なお、本実施形態では、掃除ロボット4に行わせる報知動作が複数(つまり、選択できる報知動作が複数)である場合を例に挙げて説明するが、もちろん、報知動作が1つ(つまり、選択できる報知動作が1つ)であってもよい。例えば、掃除ロボット4に行わせる動作が複数あり、その中に報知動作が1つ含まれている場合に、選択部13が複数の動作のうちから報知動作を選択する構成を採用すればよい。
表示制御部14は、選択部13によって選択された報知動作に対応するシールを、伝言板へ表示させるよう、伝言板制御部15に通知する。
伝言板制御部15は、表示制御部14からの通知に基づき、シールが伝言板に表示されるよう伝言板のタイムラインを更新する。
また、伝言板制御部15は、伝言板に対する携帯端末3からの書き込み、及び、掃除ロボット4のステータス情報などに応じて、伝言板に書き込みを行うことができる。例えば、伝言板制御部15は、掃除ロボット4を擬人化したキャラクタとして書き込みを行う。これにより、家族のメンバーは、伝言板において、掃除ロボット4とのコミュニケーションを疑似体験することができる。この際、伝言板制御部15は、掃除ロボット4を擬人化したキャラクタとして書き込みとともに、掃除ロボット4であることを表すアバターを書き込んでもよい。また、掃除ロボット4を擬人化したキャラクタには愛称が付けられており、アバターとともに、掃除ロボット4に関連付けられていてもよい。本実施形態において、掃除ロボット4の愛称はロボちゃんとする。
伝言板に表示されるシールは、例えば、アイコン、静止画像及び動画像などであってもよいし、文章であってもよいし、これらの組み合わせであってもよいし、とくに限定されるものではない。なお、シールの具体例については、図面を変えて後述する。
また、選択された報知動作を掃除ロボット4が行うことができない場合に、表示制御部14は、掃除ロボット4が報知動作を行うことができないことを示すシール(報知不可通知とも記載する)を伝言板へ表示させるようサーバ1に通知してもよい。この場合には、伝言板制御部15は、表示制御部14からの通知に従い、報知不可通知を伝言板に表示するように、伝言板のタイムラインを更新すればよい。
指示部16は、選択部13によって選択された報知動作を行うよう、通信部11を介して掃除ロボット4に対して指示する手段である。具体的には、指示部16は、選択部13によって選択された報知動作を行う旨を示す報知指示を、通信部11を介して掃除ロボット4に通知する。
端末認証部17は、サーバ1と通信可能な掃除ロボット4などの家電機器が、上述したホームグループに登録された制御対象機器であるかを判定する手段である。端末認証部17は、例えば、携帯端末及び家電機器をホームグループとして登録する登録テーブルに、掃除ロボット4が登録されているか否かを判定することにより、ホームグループに登録されているかを判定すればよい。
音声生成部18は、報知動作用データとして、掃除ロボット4から報知させる音声を表す報知音声データ(音声信号)を生成する。具体的には、音声生成部18は、掃除ロボット4から報知動作用データを生成する旨の要求を受け付けると、選択部13において選択されているシールに含まれる文字列を示す音声データを報知動作用データとして生成する。
なお、指示部16は、予め音声生成部18に対して報知音声データを生成させておき、報知信号と報知音声データとをまとめて掃除ロボット4に通知するように構成されていてもよい。
生成される音声データの詳細については、図面を変えて後述するが、たとえば「ふみちゃんが「暑いから気をつけて。」って言ってるよ!」という音声データであればよい。
なお、図1には図示しないが、本実施形態に係るサーバ1は、報知動作用データとして後述するテキストデータ、静止画像データ及び動画像データなどを生成する画像生成部を備えていてもよい。これらの報知動作用データは、サーバ1が備えている記憶部に予め記憶されていてもよい。また、本実施形態に係るサーバ1は、報知動作用データとして後述する発光パターンデータを生成する発光パターン生成部、並びに、報知動作用データとして後述する駆動パターンデータを生成する駆動パターン生成部などを更に備えていても良い。
(掃除ロボット)
掃除ロボット4は、図1に示すように、通信部41、制御部42、スピーカ43、表示部44、発光部45、駆動部46、取得部47、マイク48、及び、操作部49を備えている。
通信部41は、ネットワークを介してサーバ1と無線通信する。
制御部42は、掃除ロボット4の各部を統括的に制御する。例えば、制御部42は、駆動部46を制御することにより、掃除ロボット4の掃除動作を制御する。
また、制御部42は、当該掃除ロボット4の現在の状態(ステータス)が変化する都度、通信部41を介してサーバ1にステータス情報を供給する。例えば、掃除ロボット4が掃除動作を開始する場合、制御部42は、掃除動作中である旨を示すステータス情報をサーバ1に供給する。また、掃除ロボット4の電源がオフになる場合、電源がオフである旨を示すステータス情報をサーバ1に供給する。
さらに、制御部42は、スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46の少なくとも何れかを制御することにより、掃除ロボット4における報知動作を制御する。具体的には、制御部42は、サーバ1から取得した報知動作用データを供給することにより、スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46における報知動作制御する。
なお、報知動作の詳細については後述するが、掃除ロボット4における報知動作は、通信部41を介して入力されるサーバ1から通知される報知指示を受けて、制御部42が、スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46に実行させればよい。また、掃除ロボット4における報知動作は、報知指示が通知された後に当該掃除ロボット4の備えるマイク48及び操作部49を介してユーザにより入力される、後述する報知開始指示に従って実行してもよい。
スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46は、掃除ロボット4における報知動作を実行する報知動作実行手段の一例であり、制御部42から供給されるデータ。
例えば、スピーカ43は、音声を出力することにより、報知動作を実行する。このとき、スピーカ43は、報知動作用データとして制御部42から供給される音声データの表す音声を出力することによって報知動作を行えばよい。
表示部44は、所定の画面を表示することにより報知動作を実行する。表示部44における報知動作としては、例えば、テキストを表示する報知動作、静止画像や動画像を表示する報知動作などを挙げることができる。表示部44は、報知動作用データとして制御部42から供給されるテキストデータ、静止画像データ及び動画像データなどを表示することによって報知動作を行えばよい。
発光部45は、発光することにより報知動作を実行する。発光部45における報知動作としては、例えば、高輝度又は低輝度で発光する報知動作、及び、点滅する報知動作などを挙げることができる。発光部45は、報知動作用データとして制御部42から供給される発光パターンを示すデータに従って発光することによって報知動作を行えばよい。発光による報知は、制御対象機器が表示部を備えなくとも、発光部さえ備えていれば実行させることができる。したがって、制御対象機器の構成を複雑化することなく、報知動作を実行させることができる。また、発光による報知は、制御対象機器から離れた位置におり表示部を閲覧することができない対象ユーザに対しても、報知を可能にする。発光による報知は、発光強度を高めることにより、例えば通常とは異なる状況であることを、対象ユーザに報知することができる。したがって、緊急の報知を行う場合に有効な報知動作である。
駆動部46は、物理的に動作させることにより報知動作を実行する。駆動部46における報知動作としては、例えば、掃除ロボット4を空間的に移動させる、回転させる、及び、これらの動作の組み合わせによる報知動作が挙げられる。駆動部46は、報知動作用データとして制御部42から供給される、駆動パターンを示すデータに従って、駆動することによって報知動作を行えばよい。掃除ロボット4を、物理的に動作させることによる報知は、例えば、緊急の報知として有効である。
また、スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46は、掃除ロボット4における報知動作を実行するか否かを、当該掃除ロボット4のユーザに問い合わせる報知確認通知を行ってもよい。
例えば、スピーカ43は、制御部42の制御に基づき、「新しいメッセージが届いたよ。読む?」などの音声を出力することにより、報知確認通知を行えばよい。また、発光部45は発光することによって報知確認通知を行えばよいし、表示部44は「新しいメッセージが届いたよ。読む?」などのメッセージを表示することによって報知確認通知を行えばよい。
マイク48及び操作部49は、ユーザからの入力を受け付けるユーザインターフェースである。マイク48は、ユーザの発する音声を取得し、取得した音声を表す音声データを制御部42に供給する。
操作部49は、ユーザが入力したユーザ指示を制御部42に供給する。なお、操作部49は、掃除ロボット4に実行させる動作(機能)を選択するためのボタンによって実現されていてもよいし、タッチパネルによって実現されていてもよいし、特に限定されるものではない。
例えば、掃除ロボット4は、操作部49の備える掃除動作を実行させる指示を入力するためのボタンがユーザにより押下された場合、掃除動作を実行すればよい。
また、マイク48及び操作部49は、報知確認通知に対して、報知開始を指示する旨のユーザ入力(報知開始指示)を受け付ける。
マイク48は、ユーザが発する報知動作の実行の開始を指示する言葉(キーワード)を報知開始指示として受け付ける。より具体的には、マイク48から入力されたユーザが発する言葉を制御部42において解析し、解析した言葉にキーワードが含まれていた場合に、制御部42がキーワードを報知開始指示として受け付ける。
また、操作部49は、報知動作の実行を開始させる指示を入力するためのボタンがユーザにより押下された場合に、当該ボタンを押下するユーザ操作を報知開始指示として受け付ける。
掃除ロボット4は、マイク48又は操作部49を介して入力された報知開始指示に従い、上述した報知動作の何れか(又はそれらの組み合わせ)を実行する。
なお、本実施形態では、機器制御システム100の備える制御対象機器が掃除ロボット4である場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御対象機器は、図2に示すように、空調装置5であってもよいし、テレビジョン受像機6であってもよいし、照明装置7であってもよい。
〔報知動作処理〕
次に、本実施形態に係る機器制御システム100において実行される報知動作処理について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る機器制御システム100において実行される報知動作処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図3においては、掃除ロボット4における報知動作が、スピーカ43から音声が出力されることにより行われる場合を例に挙げて説明する。
まず、携帯端末3aは、図3に示すように、伝言板において掃除ロボット4に実行させる報知動作の選択を、ユーザ操作により受け付けると、報知動作を選択する旨のユーザ操作をサーバ1に送信する(ステップS101)。
サーバ1は、ユーザ指示によって選択されている報知動作を示すシールが伝言板に表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(換言すれば、サーバ1は、シールを伝言板に投稿する)(ステップS102)。
具体的には、ステップS102は、サーバ1における(1)取得部12が通信部11を介してユーザ指示を取得し、(2)選択部13がユーザ指示により選択された報知動作を選択し、(3)表示制御部14が選択された報知動作を伝言板に表示するように伝言板制御部15を制御し、(4)伝言板制御部15が伝言板のタイムラインを更新することによって、実現される。
伝言板のタイムラインを更新すると、サーバ1は、掃除ロボット4から予め通知されているステータス情報に基づき、掃除ロボット4において報知動作が可能か否かを判定する(ステップS103)。
例えば、サーバ1は、ステータス情報が、掃除ロボット4がスタンバイ状態である旨を示している場合に、掃除ロボット4において報知動作が可能であると判定すればよい。一方、ステータス情報が、掃除ロボット4の電源がオフである旨、掃除など他の動作を実行中である旨などを示している場合には、サーバ1は、掃除ロボット4において報知動作が不可能であると判定すればよい。なお、本実施形態では、サーバ1が掃除ロボット4のステータス情報に基づいて報知動作が可能か否かを判定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サーバ1は、掃除ロボット4が当該サーバ1と無線通信可能な範囲に存在しない(換言すれば、掃除ロボット4が圏外に存在)と判定した場合には、掃除ロボット4のステータス情報に寄らず、報知動作が不可能であると判定してもよい。
報知動作が不可能であると判定した場合、サーバ1の伝言板制御部15は、表示制御部14の通知に基づき、報知不可通知とも記載するが表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(ステップS104)。報知不可通知には、例えば、「今忙しいの」などのメッセージ(テキスト)と共に、掃除ロボットのアイコンなどが含まれていればよいが、特に限定されるものではなく、そのバリエーションについては後述する。
報知動作が可能であると判定した場合、サーバ1の指示部16は、掃除ロボット4に対して、通信部11を介して報知指示を通知する(ステップS105)。
掃除ロボット4は、通信部41を介してサーバ1から報知指示を取得すると、ユーザA(掃除ロボット4を利用するユーザ)に対して報知確認通知を行う(ステップS106)。ステップS106は、掃除ロボット4における制御部42が、報知指示に従って、スピーカ43、表示部44、発光部45及び駆動部46の少なくとも何れかを制御することにより行われればよい。
掃除ロボット4は、報知確認通知を行った後、ユーザAからの報知開始指示を取得する(ステップS107)。掃除ロボット4は、例えば、「読んで」、「お願い」などのキーワードの音声入力を報知開始指示としてマイク48を介して取得すればよい。
なお、本実施形態では、掃除ロボット4における報知確認通知(ステップS106)は、図3に示すように、ユーザAから報知開始指示を取得するまで複数回実行する構成を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、掃除ロボット4が報知確認通知を1回だけ行うと共に、ユーザAから報知開始指示を取得するまで待機する構成を採用することもできる。
また、掃除ロボット4は、報知確認通知を行ってから所定の期間が経過しても報知開始指示が入力されない(取得できない)場合には、当該掃除ロボット4に対して報知指示が通知されている旨を示す通知(報知待機通知とも記載する)を行ってもよい。例えば、掃除ロボット4は、表示部44に報知指示が通知されている旨を表示することにより報知待機通知を行ってもよいし、発光部45を発行させることにより報知待機通知を行ってもよい。
掃除ロボット4の制御部42は、ユーザAから報知開始指示の入力を受け付けると、通信部41を介して、サーバ1に対して、報知動作を行うための報知動作用データの供給を要求する(ステップS108)。報知動作用データは、本実施形態では音声データであればよいが、例えば、テキストを表示することにより報知動作を行う場合にはテキストデータであればよい。
サーバ1は、報知動作用データの供給要求を取得すると、端末認証部17において、掃除ロボット4がホームグループに登録された家電機器であるか否かを判定する(ステップS109)。掃除ロボット4がホームグループに登録されている場合には、サーバ1の備える音声生成部18は、掃除ロボット4からの報知動作用データの要求に基づき、ステップS101において選択されたシールに応じた報知音声データを生成する(ステップS110)。
サーバ1の音声生成部18は、生成した報知音声データを通信部11を介して掃除ロボット4に供給し(ステップS111)、掃除ロボット4の制御部42は、取得した音声信号の表す音声をスピーカ43から出力することにより報知動作を行う(ステップS112)。
また、掃除ロボット4の制御部42は、報知動作が完了した旨(報知完了通知)を通信部41を介してサーバ1に通知する(ステップS113)。掃除ロボット4から報知完了通知を取得すると、サーバ1の伝言板制御部15は、表示制御部14の制御に従い、報知完了通知が伝言板に表示されるように伝言板のタイムラインを更新する(ステップS114)。
なお、報知完了通知がサーバ1に通知され(ステップS113)、伝言板のタイムラインが更新された(ステップS114)際に、報知完了通知を携帯端末にて直接報知させてもよい。その通知には、報知完了通知の全部または一部が含まれていてもよい。報知完了通知は、携帯端末側からのポーリングによる取得でも、伝言板サーバ2からのプッシュ送信による取得でもよい。特に、伝言板において掃除ロボット4に実行させる報知動作の選択をユーザ操作により受け付けた携帯端末3bに報知させるのが有効である。
本実施形態では、掃除ロボット4がユーザAへの報知動作と併せて、ステップS113においてサーバ1へ報知動作が完了した旨を通知する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、掃除ロボット4は、ユーザAへの報知動作を行った後、ユーザAから、報知動作に対する了承を示す入力を受け付けるまで待機し、了承を示す入力を受け付けた場合にステップS113を実行する構成を採用することもできる。
また、本実施形態において、掃除ロボット4は報知動作用データの供給をサーバ1に要求し、当該要求を受けて、サーバ1は報知音声データを掃除ロボット4に供給する。しかし、サーバ1は、予め音声生成部18に報知音声データを生成させておき、報知指示及び報知音声データを、まとめて掃除ロボット4に通知するように構成されていてもよい。当該構成によれば、ステップS108〜S111の工程を省略することができる。
図4は、サーバ1が備える伝言板制御部15が、携帯端末に表示させる画面の遷移例を示す図である。なお、本実施形態では、制御対象機器として、掃除ロボット4を例にとり説明する。
図4(a)は、ユーザが伝言板へコメントを投稿する際に、伝言板制御部15が携帯端末3に表示させる画面を表す図である。より具体的には、ユーザが、画像または画像を含むシール(オブジェクト)をコメントとして伝言板へ投稿する際に、伝言板制御部15が携帯端末3に表示させるアイコンC1〜C4を示す図である。
伝言板制御部15は、テキストからなるコメントに加えて、画像または画像を含むシールを携帯端末3に表示させることができる。
アイコンC1は、ユーザの心情などを表すイラストを、ユーザが伝言板へ投稿する場合に選択されるアイコンである。
アイコンC2は、機器制御システム100を構成する家電機器を、ユーザが伝言板へ制御コマンドを投稿することによって制御する場合に選択されるアイコンである。上記制御は、家電機器における通常の制御に加えて、家電機器に報知させることを含む。
アイコンC3は、携帯端末3に格納されている画像を、ユーザが伝言板へ投稿する場合に選択されるアイコンである。
アイコンC4は、ユーザが、携帯端末3が備えているカメラを利用して画像を撮影し、当該撮影した画像を伝言板へ投稿する場合に選択されるアイコンである。
ユーザが、携帯端末3に表示されている機器制御シールC2を選択すると、携帯端末3は、機器制御シールC2に割り当てられているコマンドをサーバ1へ送信する。サーバ1の伝言板制御部15は、通信部11を介して当該コマンドを受け取ると、機器制御システム100に登録されている家電機器の中から、制御対象機器を選択するための選択画面を、携帯端末3に表示させる。
図4(b)は、上記家電機器の選択画面の例を示す図である。本実施形態において機器制御システム100に登録されている家電機器は、図2に示す掃除ロボット4(リビングの掃除ロボット)、空調装置5(和室のエアコン)、テレビ6(キッチンのテレビ)及び照明装置7(玄関の照明装置)、ならびに、図示しない寝室のエアコン及び子供部屋のエアコンである。伝言板を介して掃除ロボット4を制御したい場合、ユーザは、掃除ロボット4を選択するコマンドを生成するためのアイコンD1を選択すればよい。寝室のエアコンを制御したい場合、ユーザは、寝室のエアコンを選択するコマンドを生成するためのアイコンD2を選択すればよい。子供部屋のアイコンを制御したい場合、ユーザは、子供部屋のアイコンを選択するコマンドを生成するためのアイコンD3を選択すればよい。照明装置7を制御したい場合、ユーザは、照明装置7を選択するコマンドを生成するアイコンD4を選択すればよい。
ユーザによってアイコンD1が選択されると、携帯端末3は、制御対象機器として掃除ロボット4を選択するコマンドを生成する。当該コマンドを受けて、伝言板制御部15は、図4(c)に示すように、掃除ロボット4に実行させる制御コマンドを選択するための画面を、携帯端末3に表示させる。携帯端末3は、表示画面を、ユーザによって左右何れかの方向へスワイプされると、表示画面を切換可能なように構成されていてもよい。たとえば、携帯端末3に表示されている画面を左方向へ順次スワイプすることによって、携帯端末3は、図4(c)に示される表示画面を、図4(d)、(e)、(f)及び(g)の各表示画面に順次切り替え可能なように構成されていてもよい。
図4(c)〜(g)における領域A1には、選択されている家電機器の名称、すなわち、リビングの掃除ロボット(掃除ロボット4)が示されている。領域A2には、リビングの掃除ロボットを利用して、ユーザが制御しようとする家電機器(制御対象機器)の名称が示されている。領域A3には、領域A2に記載されている制御対象機器に対して、伝言板制御部15が送信可能なコマンドに対応付けられているシールが示されている。
図4(c)に示されている各シールは、リビングの掃除ロボットに実行させることが可能な報知動作を表すシールである。報知動作の詳細については、後述する。
図4(d)に示されている各シールは、リビングの掃除ロボットに実行させることが可能な、報知動作以外の動作を表すシールである。報知動作以外の動作とは、たとえば自動モードでの掃除(そうじ(AUTO))、予め登録されている場所の掃除(そうじ(スポット1、2及びかべぎわ))、室内の見守り(かんさつ)などである。
図4(e)に示されている各シールは、リビングの掃除ロボットを所定の場所へ移動させるためのシールである。ユーザによって移動シール和室(左端)を選択されることによって、伝言板制御部15は、リビングの掃除ロボットを和室へ移動させるためのコマンドを生成する。同様に、ユーザによって移動シールキッチン(中央)を選択されることによって、伝言板制御部15は、リビングの掃除ロボットをキッチンへ移動させるためのコマンドを生成し、移動シール玄関(右端)を選択されることによって、リビングの掃除ロボットを玄関へ移動させるためのコマンドを生成する。
リビングの掃除ロボットである掃除ロボット4は、他の家電機器を制御可能なように、遠隔制御部(図1には図示せず)を備えていてもよい。遠隔制御部は、たとえば制御信号である赤外線を、他の家電機器に発信することによって、他の家電機器を制御可能なように構成されている。図4(f)に示されているシールは、掃除ロボット4を利用して、和室のエアコンを制御するためのシールである。ユーザがこれらのシールを選択すると、伝言板制御部15は、和室のエアコンを停止させたり、その動作モードを変更するためのコマンドを生成する。図4(g)に示されているシールは、掃除ロボット4を利用して、キッチンのテレビを制御するためのシールである。ユーザがこれらのシールを選択すると、伝言板制御部15は、キッチンのテレビの電源をONまたはOFFしたり、音量を大きくする(upする)または小さくする(downする)ためのコマンドを生成する。
図5は、掃除ロボット4に報知動作を実行させる報知指示を生成するシールの例を示す図である。このようなシールの例として、
・定型の文章を掃除ロボット4に報知させる固定文発話シール、
・ユーザが自由に入力する文章を掃除ロボット4に報知させる自由文発話シール、
・ユーザの音声を音声データとして録音し、当該音声データを、掃除ロボット4に報知させる録音シール、
・ユーザの映像を動画データとして録画し、当該動画データを、掃除ロボット4に報知させる録画シール、
などが挙げられる。
シールは、上記の例に限定されるものではない。たとえば、発光部45を予め定められた発光パターンで光らせることによって、掃除ロボット4に報知動作を行わせるものであってもよいし、駆動部46が予め定められたパターンで掃除ロボット4を物理的に動作させることによって、掃除ロボット4に報知動作を行わせるものであってもよい。掃除ロボット4を物理的に動作させるとは、掃除ロボット4を空間的に移動させる、掃除ロボット4を回転させる、及び、それらの組み合わせが含まれてもよい。
図5(a)〜(c)は、固定文発話シールの例を示す図である。固定文発話シールは、固定文発話シールであることを示す画像と、予め設定されている文章(固定文)とを含んでいる。図5(a)に示される固定文発話シールは、固定文「今から帰るよ。」を含む画像と、画像の下に記載されている当該固定文とを含んでいる。一方、図5(b)は、固定文発話シールであることを示す「Talk!」を含む画像と、画像の下に記載されている固定文「今から帰るよ。」とを含む固定文発話シールである。固定文発話シールを構成する固定文の候補として、複数の固定文「今から帰るよ。」「遅くなるよ。」及び「もうすぐ着くよ。」を携帯端末3の画面に表示する場合、図5(c)に示すように、領域A4に、固定文発話シールであることを示す1つの画像を表示するとともに、当該画像の下に複数の固定文をリスト形式で表示してもよい。領域A4のうち「今から帰るよ。」と表示されている領域がユーザによって選択されると、携帯端末3は、固定文発話シールであることを示す画像と、選択された領域に示されている固定文「今から帰るよ。」とを組み合わせ、1つの固定文発話シールを生成する。
図5(d)は、自由文発話シールの例を示す図である。自由文発話シールは、自由文発話シールであることを示す、「Text!」を含む画像及び文字列「フリーテキスト」とを含んでいる。自由文発話シールがユーザによって選択されると、携帯端末3の画面は、文章を入力するための自由文入力画面に遷移する。携帯端末3は、当該自由文入力画面においてユーザによって入力された文章を、自由文として自由文発話シールに関連付ける。
図5(e)は、録音シールの例を示す図である。録音シールは、録音シールであることを示す画像及び文字列「録音」を含んでいる。録音シールがユーザによって選択されると、携帯端末3の画面は、音声を録音可能な音声録音画面に遷移する。携帯端末3は、音声録音画面においてユーザによって録音された音声を、音声データとして録音シールに関連付ける。
図5(f)は、録画シールの例を示す図である。録画シールは、録画シールであることを示す画像及び文字列「録画」を含んでいる。録画シールがユーザによって選択されると、携帯端末3の画面は、動画を録画可能な動画録画画面に遷移する。携帯端末3は、動画録画画面においてユーザによって録画された動画を、動画データとして録画シールに関連付ける。
携帯端末3が、ふみちゃん(図2に示すお母さん)によって選択された操作信号を伝言板制御部15に発信した際に、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを、図6を参照して説明する。掃除ロボット4が配置されている家のリビングルームには、ふみちゃんのお父さんがいる可能性が高い。
図6は、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、上記操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを表す図である。
図6(a)に示す例において、携帯端末3は、投稿者であるふみちゃんの操作に基づいて、固定文「暑いから気を付けて。」を含む固定文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、固定文「暑いから気を付けて。」E2と、固定文発話シールであることを表す画像E1とを含む固定文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる(ステップS102に対応)。また、指示部16は、固定文「暑いから気を付けて。」を報知する旨を掃除ロボット4に指示する(ステップS105に対応)。
具体的には、指示部16は、音声生成部18に、固定文「暑いから気を付けて。」と、投稿者情報である「ふみちゃん」とを出力する。音声生成部18は、上記固定文及び投稿者情報に基づいて、「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という報知音声データを生成し、指示部16に出力する。指示部16は、音声生成部18から取得する上記報知音声データを、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という音声を出力させる。すなわち、掃除ロボット4は、スピーカ43から「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」と報知する。以上のように、リビングルームにいるおじいちゃんは、掃除ロボット4が実行する報知を確認することができる。
図6(b)に示す例において、携帯端末3は、ふみちゃんの操作に基づいて、自由文「明日は暑いみたいだから、水分はしっかりとってね。」を含む自由文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、自由文「明日は暑いみたいだから、水分はしっかりとってね。」E4と、自由文発話シールであることを表す画像E3とを含む自由文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる。また、指示部16は、上記自由文と、投稿者情報である「ふみちゃん」とを含む「ふみちゃんが「明日は暑いみたいだから、水分はしっかりとってね。」って言ってるよ。」という報知音声データと、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「明日は暑いみたいだから、水分はしっかりとってね。」って言ってるよ。」という音声を出力させる。すなわち、掃除ロボット4は、スピーカ43から「ふみちゃんが「明日は暑いみたいだから、水分はしっかりとってね。」って言ってるよ。」と報知する。以上のように、リビングルームにいるおじいちゃんは、掃除ロボット4が実行する報知を確認することができる。
図6(c)に示す例において、携帯端末3は、ふみちゃんの操作に基づいて「今日も暑いね。体調はいかが?」という音声を音声データとして録音する。そして、携帯端末3は、この音声データを録音シールに関連付け、当該録音シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、録音シールであることを示す画像E5と、録音シールに関連付けられている音声データを再生するためのアイコンE6とを、伝言板のタイムライン上に表示させる。また、指示部16は、音声データを報知する旨を掃除ロボット4に指示する。
具体的には、指示部16は、音声生成部18に、音声データと、投稿者情報である「ふみちゃん」とを出力する。音声生成部18は、上記音声データ及び投稿者情報に基づいて、「ふみちゃんからのメッセージを再生するよ。「今日も暑いね。体調はいかが?」」という報知音声データを生成し、指示部16に出力する。指示部16は、音声生成部18から取得する上記報知音声データを、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんからのメッセージを再生するよ。「今日も暑いね。体調はいかが?」」という音声を出力させる。すなわち、掃除ロボット4は、スピーカ43から「ふみちゃんからのメッセージを再生するよ。「今日も暑いね。体調はいかが?」」と報知する。以上のように、リビングルームにいるおじいちゃんは、掃除ロボット4が実行する報知を確認することができる。
携帯端末3が、ふみちゃんによって選択された操作信号を伝言板制御部15に発信した際に、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを、図7を参照して説明する。掃除ロボット4が配置されている家のリビングルームには、ふみちゃんのお父さんがいる可能性が高いという前提は、図6に示す例と同様である。
図7は、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、上記操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを表す図であり、図6(a)に示す報知動作における別の態様の1つである。
携帯端末3は、投稿者であるふみちゃんの操作に基づいて、固定文「暑いから気を付けて。」を含む固定文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、固定文「暑いから気を付けて。」E2と、固定文発話シールであることを表す画像E1ととを含む固定文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる(図7(a)参照)。また、指示部16は、固定文「暑いから気を付けて。」を報知する旨を掃除ロボット4に指示する。
具体的には、指示部16は、音声生成部18に、固定文「暑いから気を付けて。」と、投稿者情報である「ふみちゃん」とを出力する。音声生成部18は、上記固定文及び投稿者情報に基づいて、「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という報知音声データを生成し、指示部16に出力する。指示部16は、音声生成部18から取得する上記報知音声データを、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「新しいメッセージが届いたよ!読む?」という音声を出力させる(報知確認通知)。報知確認通知は、ステップS106に対応する。掃除ロボット4が報知確認通知を実行した際に、掃除ロボット4の周辺に人がいるとは限らない。そのような場合、制御部42は、所定の時間間隔、たとえば5分ごとに、報知確認通知を実行してもよい。
報知確認通知を聞いたおじいちゃんは、図7(b)に示すように、「お願い!」というキーワードを発声する(ステップS107に対応)。掃除ロボット4の制御部42は、マイク48を介してキーワードを取得したと判定すると、指示されている報知動作を実行する。すなわち、制御部42は、スピーカ43に「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という音声を出力させる(ステップS112に対応)。
制御部42は、指示された報知動作を実行した旨の通知(報知終了通知)を通信部41を介してサーバ1に発信する(ステップS113に対応)。サーバ1の取得部12が通信部11を介して報知終了通知を取得すると、図7(c)に示すように、表示制御部14は、伝言板制御部15を介して、報知を終了したことを表す固定文「伝えたよ〜!」E7を、伝言板のタイムライン上に表示させる(ステップS114に対応)。
本実施形態において、報知終了通知は、固定文「伝えたよ〜!」自体を含んでいてもよいし、固定文「伝えたよ〜!」に対応するコードを含んでいてもよい。報知終了通知が上記コードを含んでいる場合、サーバ1の表示制御部14は、上記コードに対応する固定文「伝えたよ〜!」を選択して、伝言板制御部15に通知すればよい。
携帯端末3が、ふみちゃんによって選択された操作信号を伝言板制御部15に発信した際に、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作のさらに別の態様を、図8を参照して説明する。掃除ロボット4が配置されている家には、ふみちゃんのお父さんがいるが、どこの部屋にいるかは分からないという前提で説明する。図8は、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを表す図である。
携帯端末3は、投稿者であるふみちゃんの操作に基づいて、固定文「暑いから気を付けて。」を含む固定文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、固定文「暑いから気を付けて。」E2と、固定文発話シールであることを表す画像E1とを含む固定文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる(図8(a)参照)。また、指示部16は、固定文「暑いから気を付けて。」を報知する旨を掃除ロボット4に指示する。
具体的には、指示部16は、音声生成部18に、固定文「暑いから気を付けて。」と、投稿者情報である「ふみちゃん」とを出力する。音声生成部18は、上記固定文及び投稿者情報に基づいて、「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という報知音声データを生成し、指示部16に出力する。指示部16は、音声生成部18から取得する上記報知音声データを、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
図8(b)に示すように、掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「新しいメッセージが届いたよ!読む?」という音声を出力させる(報知確認通知)。報知確認通知は、ステップS106に対応する。掃除ロボット4が報知確認通知を実行した際に、掃除ロボット4の周辺に人がいるとは限らない。制御部42は、マイク48を介してキーワードを取得できない場合に、発光部45を所定のパターンで点滅させることによって報知する旨の指示を受信していることを周囲に知らせる(図8(c)参照)。
リビングルームに戻ってきたおじいちゃんは、掃除ロボット4の発光部45が所定のパターンで点滅しているのを見て、掃除ロボット4が、報知すべき指示を受信していることを認識することができる。そこで、おじいちゃんは、図8(d)に示すように「何かあった?」というキーワードを発声する。掃除ロボット4の制御部42は、マイク48を介してキーワードを取得したと判定すると、指示されている報知動作を実行する。すなわち、制御部42は、スピーカ43に「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という音声を出力させる(ステップS112に対応)。
制御部42は、指示された報知動作を実行した旨の通知(報知終了通知)を通信部41を介してサーバ1に発信する(ステップS113に対応)。サーバ1の取得部12が通信部11を介して報知終了通知を取得すると、図8(e)に示すように、表示制御部14は、伝言板制御部15を介して、報知を終了したことを表す固定文「伝えたよ〜!」E7を、伝言板のタイムライン上に表示させる(ステップS114に対応)。
本実施形態において、掃除ロボット4が報知すべき指示を受信している際に、制御部42がマイク48を介してキーワードを取得することをトリガーとして報知動作を実行するように制御部42は構成されている。しかし、報知動作を実行するためのトリガーは、上記キーワードを取得することに限定されるものではない。たとえば、操作部49に配置されているボタンが押下されたことを制御部42が検出した際に、制御部42は、報知動作を実行するように構成されていてもよい。また、掃除ロボット4を制御するためのリモコン(不図示)からの信号を制御部42が検出した際に、制御部42は、報知動作を実行するように構成されていてもよい。
携帯端末3が、ふみちゃんによって選択された操作信号を伝言板制御部15に発信した際に、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が通知する報知終了通知の別の態様を、図9を参照して説明する。掃除ロボット4は、ふみちゃんのお父さんの家に配置されており、家電機器管理システム100のホームグループに登録されている、という前提で説明する。
図9は、伝言板制御部15が伝言板に表示させる画面と、上記操作信号を受けて掃除ロボット4が実行する報知動作とを表す図である。
携帯端末3は、投稿者であるふみちゃんの操作に基づいて、固定文「暑いから気を付けて。」を含む固定文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、固定文「暑いから気を付けて。」E2と、固定文発話シールであることを表す画像E1とを含む固定文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる(図9(a)参照)。また、指示部16は、固定文「暑いから気を付けて。」を報知する旨を、掃除ロボット4に指示する。指示部16が、音声生成部18から取得する報知音声データ「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ。」を、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する点は、上述の実施形態と同様である。
図9(b)に示すように、掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という音声を出力させる。すなわち、掃除ロボット4は、スピーカ43から「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」と報知する。
制御部42は、上述の通り報知を実行した後、マイク48を介して入力される音声を返答音声データとして録音可能なように構成されていてもよい。具体的には、スピーカ43から発せられる「ふみちゃんが「暑いから気を付けて。」って言ってるよ!」という報知を聞いた親は、図9(b)に示すように「わかった!」と返答する。制御部42は、「わかった!」を返答音声データとして録音する。さらに、制御部42は、報知終了通知及び返答音声データを、通信部41を介してサーバ1に発信する。
取得部12は、通信部11を介して報知終了データ及び返答音声データを取得すると、返答音声データを返答文生成部(図1に不図示)に出力する。返答文生成部は、返答音声データの内容に基づいて返答文「「わかった」だって^_^」を生成する。取得部12は、返答文生成部から返答文を取得し、表示制御部14へ出力する。図9(c)に示すように、表示制御部14は、伝言板制御部15を介して、報知を終了したことを表す返答文「「わかった」だって^_^」E8を、伝言板のタイムライン上に表示させる。
携帯端末3が、ふみちゃんによって選択された操作信号を伝言板制御部15に発信した際に、当該操作信号を受けて掃除ロボット4が通知する報知終了通知のさらに別の態様を、図10を参照して説明する。図10(a)〜(c)は、それぞれ異なる報知終了通知の態様を示す図である。なお、掃除ロボット4は、ふみちゃんのお父さんの家に配置されており、ホームグループに登録されているという前提は、上述の各態様と同様である。
まず、図10(a)を参照しながら報知終了通知の一態様について説明する。携帯端末3は、投稿者であるふみちゃんの操作に基づいて、固定文「調子はどう?」を含む固定文発話シールを選択する操作信号を発信する。当該操作信号を受けて、伝言板制御部15は、固定文「調子はどう?」と、固定文発話シールであることを表す画像とを含む固定文発話シールを、伝言板のタイムライン上に表示させる。また、指示部16は、固定文「調子はどう?」を報知する旨を、掃除ロボット4に指示する。指示部16は、音声生成部18から取得する報知音声データ「ふみちゃんが「調子はどう?」って言ってるよ。」を、上記報知する旨の指示とともに掃除ロボット4に発信する。
図10(a)に示すように、掃除ロボット4の制御部42は、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「調子はどう?」って言ってるよ。」という音声を出力させる。すなわち、掃除ロボット4は、スピーカ43から「ふみちゃんが「調子はどう?」って言ってるよ。」と報知する。
制御部42は、上述の通り報知を実行した後、マイク48を介して入力される音声を取得可能なように構成されていてもよい。上記報知を聞いたふみちゃんの親は、図10(a)に示すように、「元気だよ!」という返答キーワードを発声する。制御部42は、マイク48を介して返答キーワードを取得したと判定すると、返答キーワードに対応する固定返答文「「元気だよ」だって^_^」及び報知終了通知を、通信部41を介してサーバ1に発信する。
取得部12は、通信部11を介して取得した報知終了通知及び固定返答文を、表示制御部14に出力する。表示制御部14は、伝言制御部15を介して、固定返答文「「元気だよ」だって^_^」E9を、伝言板のタイムライン上に表示させる。
図10(b)を参照しながら報知終了通知の一態様について説明する。掃除ロボット4の制御部42が、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「調子はどう?」って言ってるよ。」という音声を出力させることは、図10(a)に示される報知終了通知と同様である。
制御部42は、上述の通り報知を実行した後、マイク48を介して入力される音声を取得可能なように構成されていてもよい。上記報知を聞いたふみちゃんの親は、図10(a)に示すように、「伝えて!」という録音キーワードを含む音声を発声する。制御部42は、マイク48を介して録音キーワードを取得したと判定すると、録音キーワードの後に続く音声を、返答音声データとして録音する。制御部42は、報知終了通知及び返答音声データを、通信部41を介してサーバ1に発信する。
取得部12は、通信部11を介して取得した報知終了通知及び返答音声データを、表示制御部14を介して伝言制御部15に出力する。伝言制御部15は、メッセージとして返答音声データを録音した旨を表す「メッセージを録音したよ。」E11と、返答音声データを伝言板から再生するためのアイコンE10とを、伝言板のタイムライン上に表示させる。
図10(c)を参照しながら報知終了通知の一態様について説明する。掃除ロボット4の制御部42が、通信部41を介して報知音声データを含む上記指示を受け、スピーカ43に「ふみちゃんが「調子はどう?」って言ってるよ。」という音声を出力させることは、図10(a)及び(b)に示される報知終了通知と同様である。
制御部42は、上述の通り報知を実行した後に、操作部49から入力される録音開始信号を取得した場合、マイク48を介して入力される音声を取得可能なように構成されていてもよい。上記報知を聞いたふみちゃんの親は、操作部49に配置されている録音開始ボタンを押下する。操作部49は、録音開始ボタンを押下されると、制御部42に録音開始信号を出力する。制御部42は、録音開始信号を取得すると、それ移行の音声を、返答音声データとして録音する。制御部42は、報知終了通知及び返答音声データを、通信部41を介してサーバ1に発信する。
取得部12は、通信部11を介して取得した報知終了通知及び返答音声データを、表示制御部14を介して伝言制御部15に出力する。伝言制御部15は、メッセージとして返答音声データを録音した旨を表す「メッセージを録音したよ。」E11と、返答音声データを伝言板から再生するためのアイコンE10とを、伝言板のタイムライン上に表示させる。
ここでは、操作部49が備える録音開始ボタンを押下されることによって、操作部49は、録音開始信号を出力するものとして説明した。しかし、録音開始ボタンは、掃除ロボット4のリモコンに配置されていてもよい。
図11は、固定文発話シールが含んでいる固定文の例を示す図である。固定文は、たとえば家庭の形態、報知の内容を知らせたい対象メンバー、などに基づいてグループ分けされていてもよい。家庭の形態に基づくグループ分けとは、たとえば、母親が専業主婦である家庭、父親が単身赴任している家庭、父母が共働きである家庭、親が他の家族とは離れて暮らす家庭、などである。家庭の形態は、さらにサブカテゴリーとして、機器制御システム100を利用する時間帯などにグループ分けされていてもよい。
機器制御システム100において、報知を実行するのは制御対象機器である。すなわち、機器制御システム100は、報知の内容を共有させたい対象メンバー(以下、単に対象メンバーと記載する)を選択した上で、固定文発話シールなどを選択するものではない。しかし、機器制御システム100を利用し情報を共有するメンバーは、家族、親戚など限られた人々であり、不特定多数の人々ではない。したがって、メンバーのそれぞれは、どの制御対象機器の近くにどのメンバーがいる可能性が高いかを、各メンバーの行動パターンなどに基づいて把握しやすい状況である。したがって、機器制御システム100において制御対象機器を選択することは、対象メンバーを選択することに近い意味を持つ。対象メンバーとは、たとえば、お父さんからお母さんへ、両親から子供へ、単身赴任のお父さんからお母さん及び子供へ、などである。
また、グループ分けは、家族の形態、対象メンバーなどに限定されるものではなく、メンバーにとって特別な日に関する特別メッセージなどによって行われてもよい。
図11(a)は、家庭の形態が専業主婦家庭であり、家庭の形態のサブカテゴリーは帰宅時間である<帰り>であり、対象メンバーはお父さん及びお母さんである場合に、使用頻度が高いと推測される文章を集めたグループの例を示す。このグループには、「今から帰るよ。」「今日は遅くなるよ。」「今日は夜ご飯いらないよ。」「もうすぐ着くよ。」などの固定文がグループ分けされている。
図11(b)は、家庭の形態は単身赴任家庭であり、家庭の形態のサブカテゴリーは<朝>及び<夜>であり、対象メンバーは単身赴任のお父さん、お母さん及び子供である場合のグループを示す。このグループには、「おはよう」「いってきます」「ただいま」「お疲れ様」「おやすみ」などの固定文がグループ分けされている。
図11(c)は、家庭の形態は共働き家庭であり、家庭の形態のサブカテゴリーは<夕方>であり、対象メンバーは両親及び子供である場合のグループを示す。このグループには、「おかえり」「冷蔵庫におやつがあるよ。」「宿題やった?」「明日の準備できた?」などの固定文がグループ分けされている。
図11(d)は、家庭の形態は親が他の家族とは離れて暮らす家庭であり、家庭の形態のサブカテゴリーは<朝>、<昼>及び<夜>であり、対象メンバーは離れて暮らす親である場合のグループを示す。このグループには、「おはよう」「調子はどう?」「暑いから気を付けて」「おやすみ」などの固定文がグループ分けされている。
図11(e)は、特別メッセージのグループを示す。このグループには、「誕生日おめでとう」「お父さんいつもありがとう」「お母さんいつもありがとう」「あけましておめでとう」「荷物届いたよ。ありがとう。」などの固定文がグループ分けされている。
図11(f)は、定型文のグループを示す。このグループには、「いつもありがとう」「愛してるよ」「ごめんね」「ごはんまだかな?」「はやく寝なさい」などの固定文がグループ分けされている。
たとえば、図4(c)に示すような制御対象機器に実行させる制御コマンドを選択するための画面を携帯端末3に表示させる際に、伝言板制御部15は、上述のグループ毎に表示するように構成されていてもよい。
図12は、機器制御システム100を使用する対象メンバーの特徴を、各ユーザに関連付けるテーブルを示す図である。このテーブルには、ユーザ、ユーザの声質、ユーザの話し方、ユーザの話すスピード、及び、ユーザのアバターに関連付けられている識別番号が含まれる。音声生成部18は、制御対象機器に報知させるための報知音声データを生成する際に、各ユーザに関連付けられている声質、話し方、スピードなどに基づいて、報知音声データが表す音声を調整してもよい。たとえば、声質は、成人の男女及び子供の男女の4通りから選択可能であってもよい。離すスピードは、速い及び遅いから選択可能であってもよい。話し方は、たとえば済んでいるまたは過去に済んでいた地域に特徴的な発音や抑揚を表す方言であってもよい。また、関西弁、九州弁、標準語などであってもよい。
図12を参照すると、たとえばユーザ父には、成人−男の声質、関西弁の話し方、速い話すスピードが関連付けられている。これらの情報に基づいて音声生成部18が報知音声データを生成することによって、制御対象機器が発する報知は、投稿者の特徴をより反映するようになる。したがって、機器制御システム100は、よりユーザフレンドリーなシステムになる。
〔実施形態2〕
実施形態1では、掃除ロボット4の動作を制御する機能と、伝言板を管理する機能とを1つのサーバ(サーバ1)により実現する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの機能を複数のサーバによって実現してもよい。
本発明の他の実施形態に係る家庭内電気機器制御システムについて、図13及び図14を参照して説明する。
図13は、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システムの要部構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る機器制御システム100と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔家庭内電気機器制御システムの構成〕
本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム200は、図13に示すように、サーバ201、伝言板サーバ202、携帯端末3(3a〜3c)、掃除ロボット4、及び、音声認識・音声合成サーバ205を備えている。なお、携帯端末3及び掃除ロボット4については、実施形態1における携帯端末3及び掃除ロボット4と同様の構成であるため、ここではその説明を省略する。
(サーバ、伝言板サーバ、共通PF)
サーバ201は、実施形態1に係るサーバ1の備える各部のうち、通信部11、取得部12、選択部13、表示制御部14、指示部16及び端末認証部17を備えている。なお、サーバ201の備える各部は、実施形態1に係るサーバ1の各部と同様の機能を有している。
伝言板サーバ202は、実施形態1に係るサーバ1の備える伝言板制御部15と同様の機能を有するサーバである。
また、音声認識・音声合成サーバ205は、通信部251及び音声生成部(音声信号生成手段)253を備えている。なお、音声認識・音声合成サーバ205の備える通信部251及び音声生成部253は、実施形態1に係るサーバ1の備える通信部11及び音声生成部18とそれぞれ同様の機能を有している。
つまり、本実施形態では、サーバ201、伝言板サーバ202及び音声認識・音声合成サーバ205によって、実施形態1に係るサーバ1と同様の機能を実現している。上述の構成によれば、実施形態1と比較して、1つの装置(具体的には、サーバ201、伝言板サーバ202、及び、音声認識・音声合成サーバ205)における処理量を軽減することができる。
〔報知動作処理〕
次に、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム200において実行される報知動作処理について、図14を参照して説明する。図14は、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システムにおいて実行される報知動作処理の流れを示すシーケンス図である。
図14に示すように、携帯端末3aは、伝言板において掃除ロボット4に実行させる報知動作の選択を、ユーザ操作により受け付けると、報知動作を選択する旨のユーザ操作を伝言板サーバ202に送信する(ステップS201)。伝言板サーバ202は、携帯端末3から取得したユーザ操作を、サーバ201に送信する(ステップS202)。
サーバ201の表示制御部14は、ユーザ操作に従い選択部13において選択された報知動作を伝言板に表示する旨の表示指示を、通信部11を介して伝言板サーバ202に通知する(ステップS203)。伝言板サーバ202は、サーバ201から通知された表示指示に従い、選択された報知動作を示すシールが伝言板に表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(ステップS204)。
表示指示を伝言板サーバ202に通知すると、サーバ201は、掃除ロボット4から予め通知されているステータス情報に基づき、掃除ロボット4において報知動作が可能か否かを判定する(ステップS205)。
報知動作が不可能であると判定した場合、サーバ201の表示制御部14は、伝言板に報知不可通知を表示する旨の指示を、伝言板サーバ202に通知する(ステップS206)。伝言板サーバ202は、報知不可通知を表示する旨の指示に従い、報知不可通知が伝言板に表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(ステップS207)。
ステップS208〜ステップS211までの処理は、実施形態1に係る機器制御システム100における報知動作処理(図3)のステップS105〜ステップS108と同様である。
サーバ201は、端末認証部17において、掃除ロボット4がホームグループに登録された家電機器であるか否かを判定する(ステップS212)。端末認証部17における判定結果が、掃除ロボット4がホームグループに登録されていることを示している場合、指示部16は、掃除ロボット4から出力する音声を表す音声データを生成する旨の生成指示を音声認識・音声合成サーバ205に通知する(ステップS214)。音声認識・音声合成サーバ205は、サーバ201から通知された生成指示に従い、ステップS201において選択されたシールに応じた音声データを生成し、生成した音声データをサーバ201に供給する(ステップS215)。
また、ステップS216〜ステップS218までの処理は、実施形態1に係る機器制御システム100における報知動作処理のステップS111〜ステップS113と同様である。
サーバ201は、掃除ロボット4から報知完了通知を取得すると、報知完了通知を伝言板に表示する旨の報知完了通知表示指示を伝言板サーバ202に通知する(ステップS219)。そして、伝言板サーバ202は、サーバ201から通知された報知完了通知表示指示に従い、報知完了通知が伝言板に表示されるように伝言板のタイムラインを更新する(ステップS220)。
なお、報知完了通知がサーバ1に通知され(ステップS219)、伝言板のタイムラインが更新された(ステップS220)際に、報知完了通知を携帯端末にて直接報知させてもよい。その通知には、報知完了通知の全部または一部が含まれていてもよい。報知完了通知は、携帯端末側からのポーリングによる取得でも、伝言板サーバ2からのプッシュ送信による取得でもよい。特に、伝言板において掃除ロボット4に実行させる報知動作の選択をユーザ操作により受け付けた携帯端末3bに報知させるのが有効である。
〔実施形態3〕
実施形態1では、掃除ロボット4の動作を制御する機能と、伝言板を管理する機能とを1つのサーバ(サーバ1)により実現する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの機能を複数のサーバによって実現してもよい。
本発明の他の実施形態に係る家庭内電気機器制御システムについて、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システムの要部構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る機器制御システム100と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔家庭内電気機器制御システムの構成〕
本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム300は、図15に示すように、サーバ301、伝言板サーバ302、携帯端末3(3a〜3c)、及び、掃除ロボット4を備えている。なお、携帯端末3及び掃除ロボット4については、実施形態1における携帯端末3及び掃除ロボット4と同様の構成であるため、ここではその説明を省略する。
(サーバ、伝言板サーバ)
サーバ301は、実施形態1に係るサーバ1の備える各部のうち、通信部11、取得部12、選択部13、表示制御部14、指示部16、端末認証部17、及び、音声生成部18を備えている。なお、サーバ301の備える各部は、実施形態1に係るサーバ1の各部と同様の機能を有している。
また、伝言板サーバ302は、実施形態1に係るサーバ1の備える伝言板制御部15と同様の機能を有するサーバである。
つまり、本実施形態では、サーバ301、及び、伝言板サーバ302によって、実施形態1に係るサーバ1と同様の機能を実現している。上述の構成によれば、実施形態1と比較して、1つの装置(具体的には、サーバ301、及び、伝言板サーバ302)における処理量を軽減することができる。
〔報知動作処理〕
次に、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム300において実行される報知動作処理について、図16を参照して説明する。図16は、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システムにおいて実行される報知動作処理の流れを示すシーケンス図である。
図16に示すように、携帯端末3aは、伝言板において掃除ロボット4に実行させる報知動作の選択を、ユーザ操作により受け付けると、報知動作を選択する旨のユーザ操作を伝言板サーバ302に送信する(ステップS301)。伝言板サーバ302は、携帯端末3から取得したユーザ操作を、サーバ301に送信する(ステップS302)。
サーバ301の表示制御部14は、ユーザ操作に従い選択部13において選択された報知動作を伝言板に表示する旨の表示指示を、通信部11を介して伝言板サーバ302に通知する(ステップS303)。伝言板サーバ302は、サーバ301から通知された表示指示に従い、選択された報知動作を示すシールが伝言板に表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(ステップS304)。
表示指示を伝言板サーバ302に通知すると、サーバ301は、掃除ロボット4から予め通知されているステータス情報に基づき、掃除ロボット4において報知動作が可能か否かを判定する(ステップS305)。
報知動作が不可能であると判定した場合、サーバ301の表示制御部14は、伝言板に報知不可通知を表示する旨の指示を、伝言板サーバ302に通知する(ステップS306)。伝言板サーバ302は、サーバ301から通知された報知不可通知を表示する旨の指示に従い、報知不可通知が伝言板に表示されるよう、伝言板のタイムラインを更新する(ステップS307)。
なお、ステップS308〜ステップS317までの処理は、実施形態1に係る機器制御システム100における報知動作処理(図3)のステップS105〜ステップS114と同様である。
〔実施形態4〕
実施形態1では、掃除ロボット4の動作を制御する機能と、伝言板を管理する機能とをサーバ1により実現すると共に、掃除ロボット4において報知動作を行うための音声データをサーバ1において生成する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、掃除ロボット4の動作を制御する機能と、伝言板を管理する機能とを異なるサーバによって実現すると共に、音声データを掃除ロボット4において生成する構成を採用することもできる。
本発明の他の実施形態に係る家庭内電気機器制御システムについて、図17を参照して説明する。図17は、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システムの要部構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る機器制御システム100と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔家庭内電気機器制御システムの構成〕
本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム400は、図17に示すように、サーバ401、伝言板サーバ402、携帯端末3(3a〜3c)、及び、掃除ロボット404を備えている。なお、携帯端末3については、実施形態1における携帯端末3と同様の構成であるため、ここではその説明を省略する。
(サーバ、伝言板サーバ)
図17に示すように、サーバ401は、実施形態1に係るサーバ1の備える各部のうち、通信部11、取得部12、選択部13、表示制御部14、及び。指示部16を備えている。なお、サーバ401の備える各部は、実施形態1に係るサーバ1の各部と同様の機能を有している。
また、伝言板サーバ402は、実施形態1に係るサーバ1の備える伝言板制御部15と同様の機能を有するサーバである。
つまり、本実施形態では、サーバ401、及び、伝言板サーバ402によって、実施形態1に係るサーバ1から音声生成部18及び端末認証部17を除いた機能と同様の機能を実現している。上述の構成によれば、実施形態1と比較して、1つの装置(具体的には、サーバ301、及び、伝言板サーバ302)における処理量を軽減することができる。
(掃除ロボット)
図17に示すように、掃除ロボット404は、実施形態1に係る掃除ロボット4の備える構成に加えて、音声生成部(音声信号生成手段)418を更に備えている。なお、音声生成部418は、実施形態1に係るサーバ1の備える音声生成部18と同様の機能を有している。
〔報知動作処理〕
次に、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム400において実行される報知動作処理について説明する。
本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム400は、まず、図16に示す報知動作処理におけるステップS301〜ステップS310と同様の処理を実行する。
そして、掃除ロボット404は、図16に示すステップS310においてユーザAからの報知開始指示を取得すると、音声生成部418において、ステップS301において選択されたシールに応じた音声データを生成する。
なお、図17に示すように、本実施形態に係る家庭内電気機器制御システム400の何れの装置も端末認証部を備えていないことから、掃除ロボット404がホームグループに登録された家電機器であるか否かを判定する処理は行われなくてもよい。
〔実施形態5〕
サーバ1、サーバ201、サーバ301及びサーバ401の制御ブロック(特に取得部12、選択部13及び表示制御部14)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、サーバ1、サーバ201、サーバ301及びサーバ401は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るサーバは、外部機器(携帯端末3)から受信した操作信号に基づいて、制御対象機器(家電機器、たとえば掃除ロボット4)に行わせる報知動作を選択する選択手段(選択部13)と、上記選択手段によって選択された報知動作に対応するオブジェクト(シール)を、電子伝言板へ表示させる表示手段(表示制御部14)と、上記選択手段によって選択された報知動作を行うよう、制御対象機器に対して指示する指示手段(指示部16)と、備えている。
上記の構成によれば、サーバは、上記選択手段によって選択された報知動作に対応するオブジェクトを、電子伝言板へ表示させると共に、上記選択手段によって選択された報知動作を行うよう、制御対象機器に対して指示する。このため、上記構成を有するサーバによれば、報知対象者が電子伝言板を利用しているか否かに関わらず、当該報知対象者に報知することができ、かつ、電子伝言板を利用しているメンバーが、当該報知対象者に対する報知を把握することができる。
なお、上記選択手段が選択する報知動作の候補は、複数であってもよいし、一つであってもよい。また、上記選択手段は、1または複数の報知動作を含む複数の動作候補の中から、報知動作を選択する。
本発明の態様2に係るサーバは、上記態様1において、上記選択手段が選択する報知動作には、音声を出力することによる報知が含まれていてもよい。
上記の構成によれば、報知対象者に対して、音声による報知を行うので、報知対象者に複雑な操作を強いることなく報知を行うことができる。また、報知対象者は、報知内容を容易に把握することができる。
本発明の態様3に係るサーバは、上記態様2において、上記音声を表す音声信号(報知音声データ)を生成する音声信号生成手段を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、サーバが音声信号生成手段を備えているので、上記制御対象機器の構成の複雑化を抑制しつつ、音声による報知を行うことができる。
本発明の態様4に係るサーバは、上記態様1から3の何れか一態様において、上記選択手段が選択する報知動作には、画像の表示、及びテキストの表示の少なくとも何れかによる報知が含まれていてもよい。
上記の構成によれば、上記報知動作には、画像の表示、及びテキストの表示の少なくとも何れかによる報知が含まれているので、報知対象者は、報知内容を容易に把握することができる。
なお、上記画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
本発明の態様5に係るサーバは、上記態様1から4の何れか一態様において、上記選択手段が選択する報知動作には、発光による報知が含まれていてもよい。
上記の構成において、発光による報知を行う場合、上記制御対象機器の構成の複雑化を抑制しつつ、報知対象者に対して報知を行うことができる。また、上記制御対象機器から離れた位置にいる対象者に対しても報知を行うことができる。
本発明の態様6に係るサーバは、上記態様1から5の何れか一態様において、上記選択手段が選択する報知動作には、上記制御対象機器を物理的に動作させることによる報知が含まれていてもよい。
上記の構成において、制御対象機器を物理的に動作させることによる報知を行えば、報知対象者に対して、視覚的に報知を行うことができる。
なお、「上記制御対象機器を物理的に動作させる」には「上記制御対象機器を空間的に移動させる」、「上記制御対象機器を回転させる」、及びそれらの組み合わせが含まれる。
本発明の態様7に係るサーバは、上記態様1から6の何れか一態様において、上記オブジェクトには、上記選択手段によって選択された報知動作に対応する画像、及び上記選択手段によって選択された報知動作に対応するテキストの少なくとも何れかが含まれていてもよい。
上記構成によれば、オブジェクトには、上記選択手段によって選択された報知動作に対応する画像、及び上記選択手段によって選択された報知動作に対応するテキストの少なくとも何れかが含まれているので、上記選択手段によって選択された報知動作を、上記電子伝言板を閲覧する者が容易に把握することができる。
本発明の態様8に係るサーバは、上記態様1から7の何れか一態様において、上記選択手段によって選択された報知動作を行ったことを示す報知完了通知を上記制御対象機器から受信する受信手段を更に備え、上記受信手段が上記報知完了通知を受信した場合に、上記表示手段は、上記選択手段によって選択された報知動作が行われたことを示すオブジェクトを電子伝言板へ表示させるように構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記受信手段が上記報知完了通知を受信した場合に、上記表示手段は、上記選択手段によって選択された報知動作が行われたことを示すオブジェクトを電子伝言板へ表示させるので、上記選択手段によって選択された報知動作が行われたことを、上記電子伝言板を閲覧する者が容易に把握することができる。
本発明の態様9に係るサーバは、上記態様1から7の何れか一態様において、上記指示手段が指示した報知動作を上記制御対象機器が行うことができない場合に、上記表示手段は、上記制御対象機器が上記報知動作を行うことができないことを示すオブジェクトを電子伝言板へ表示させるように構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記指示手段が指示した報知動作を上記制御対象機器が行うことができない場合に、上記表示手段は、上記制御対象機器が上記報知動作を行うことができないことを示すオブジェクトを電子伝言板へ表示させるので、上記制御対象機器が上記報知動作を行うことができないことを、上記電子伝言板を閲覧する者が容易に把握することができる。
本発明の態様10に係る報知方法は、外部機器から受信した操作信号に基づいて、制御対象機器に行わせる報知動作を選択する選択ステップと、上記選択ステップによって選択された報知動作に対応するオブジェクトを、電子伝言板へ表示させる表示ステップと、上記選択ステップによって選択された報知動作を行うよう、制御対象機器に対して指示する指示ステップと、を含んでいる。
上記の構成によれば、上記態様1に係るサーバと同様の効果を奏する。
本発明の態様11に係る報知システムは、サーバと、制御対象機器とを備えている報知システムであって、上記サーバは、外部機器から受信した操作信号に基づいて、制御対象機器に行わせる報知動作を選択する選択手段と、上記選択手段によって選択された報知動作に対応するオブジェクトを、電子伝言板へ表示させる表示手段と、上記選択手段によって選択された報知動作を行うよう、制御対象機器に対して指示する指示手段と、を備えており、上記制御対象機器は、上記サーバの上記指示手段からの指示を受信する指示受信手段と、上記指示に対応する報知動作を実行するように当該制御対象機器を制御する制御手段と、を備えている。
上記の構成によれば、上記態様1に係るサーバと同様の効果を奏する。
本発明の態様12に係る報知システムは、上記態様11において、上記選択手段が選択する報知動作には、音声を出力することによる報知が含まれており、上記制御対象機器は、上記音声を表す音声信号を生成する音声信号生成手段を更に備えていてもよい。
上記の構成によれば、上記制御対象機器は、上記音声を表す音声信号を生成する音声信号生成手段を備えているので、上記サーバの構成の複雑化を抑制しつつ、音声による報知を行うことができる。
本発明の各態様に係るサーバは、コンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを上記サーバが備える各手段として動作させることにより、上記サーバをコンピュータにて実現させるサーバのプログラムも本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。