JP5832906B2 - 一対の同軸電気コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は電気コネクタの技術分野に属し、コンタクトをシールド機能を有する部材で囲んだ同軸構造を有する同軸電気コネクタに関する。
特許文献1は、いわゆるプッシュプルタイプの一対の同軸電気コネクタを開示している。この一対の同軸電気コネクタは、一対の第1、第2のコネクタ2、11を備え、第1のコネクタ2は、第1の芯導体と、この芯導体が収容されたロック部材5と有し、第2のコネクタ11は、第1の芯導体が結合される第2の芯導体12と、この芯導体が収容されると共にロック部材が差込まれるコネクタハウジング16とを有し、ロック部材5は、固定部と、この固定部から前方へ延設されて先端部に係止部と複数本のロック指片8とを有し、コネクタハウジング16は、内壁面に係止部が係止される係合部と、ロック部材の回り止めをする回り止め突起とを有し、いずれかのコネクタが強制的に回転されたときにロック指片が弾性変形して回り止め突起を越えてコネクタが所定角度で位置決め固定されるように構成されている(符号は同文献から引用)。この構成により、一対のコネクタの抜け止めロック状態で一方のコネクタを強制的に回転させるとことによって該コネクタが任意の角度で位置決め固定される同軸コネクタが提供されている。なお、上記特許文献1でいう位置決め固定は、上記位置決め固定からの解除も行えると理解して以下では位置決め保持と表現することにする。
上記従来の一対の同軸電気コネクタの場合、第2コネクタ11に対して第1コネクタ2を回動していくと第1コネクタ2が複数の位置で位置決め保持されるが、この位置決めされる位置を多くするには上記ロック指片8の数を増やすことになる。しかし、そうすれば上記ロック指片8の剛性が低下して位置決め保持時のクリック感が乏しくなると共に、位置決め保持されるべき位置を外れて仮保持の状態におかれる可能性もあり、その後に例えば振動等を受けて上記第1コネクタ2が回動すると不正確な位置決め保持が行われるおそれがある。さりとて、例えば上記ロック指片8を短くするなどして上記ロック指片8の剛性を上げれば上記ロック指片8のバネ性が悪くなり、上記第1コネクタ2をスムーズに回動させることが難しくなる。
また、上記係止部、上記ロック指片8、上記係合部、及び上記回り止め突起などが上記ロック部材5、及び上記コネクタハウジング16の内部にあるので、上記係止部が係合部に係止されているか否かを視認することができず、位置決め保持されている状態なのか否かを確認することができない。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、一方のコネクタに対して他方のコネクタを回動して複数の位置で位置決め保持するようにした一対の同軸電気コネクタにおいて、両コネクタ間で嵌合方向に沿って弾性を付与するための構成要素と、上記一方のコネクタに対する上記他方のコネクタの回動方向における位置決めをするための構成要素とを分けて設けることにより、位置決め保持される位置の数を任意にとれ、位置決め保持したときのクリック感を増して正確な位置決め保持を行うことができ、上記他方のコネクタをスムーズに回動することができ、さらに上記他方のコネクタが位置決め保持されているか否かを視認することができる一対の同軸電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の一対の同軸電気コネクタは、第1コネクタと、上記第1コネクタへの嵌合又は上記第1コネクタからの離脱を自在に行うことができる第2コネクタとを備え、
上記第1コネクタは、上記嵌合側に向いた端壁を有すると共にシールド機能を有する第1本体と、上記第1本体に第1絶縁部材を介して上記第1本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材と共に上記第1本体から上記嵌合方向へ延びる接触部を有する第1コンタクトと、上記第1コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁から上記嵌合側へ延びる第1筒体とを備え、
上記第2コネクタは、シールド機能を有する第2本体と、上記第2本体に第2絶縁部材を介して上記第2本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材と共に上記第2本体から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタと上記第2コネクタとの完全嵌合時に上記第1コンタクトの上記接触部と接触することになる接触部を有する第2コンタクトと、上記第2コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体の外側に、上記第1コンタクト、及び上記第2コンタクトのまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体とを備え、
上記第1筒体の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起が設けられ、上記第2筒体には、固定端が上記第2コネクタに設けられていると共に上記第2筒体の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起を設けた片持ばり状の弾性アームが設けられ、
上記内向き突起、及び上記外向き突起は、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体に対する上記第2筒体の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面をそれぞれ有しており、
上記第1本体、上記第1絶縁部材、又は上記第1筒体における上記嵌合側に向いた端壁、及び上記第2筒体、上記第2絶縁部材、又は上記第2本体における上記嵌合側に向いた端壁のうち、一方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、他方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている一対の同軸電気コネクタである。
上記第1コネクタは、上記嵌合側に向いた端壁を有すると共にシールド機能を有する第1本体と、上記第1本体に第1絶縁部材を介して上記第1本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材と共に上記第1本体から上記嵌合方向へ延びる接触部を有する第1コンタクトと、上記第1コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁から上記嵌合側へ延びる第1筒体とを備え、
上記第2コネクタは、シールド機能を有する第2本体と、上記第2本体に第2絶縁部材を介して上記第2本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材と共に上記第2本体から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタと上記第2コネクタとの完全嵌合時に上記第1コンタクトの上記接触部と接触することになる接触部を有する第2コンタクトと、上記第2コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体の外側に、上記第1コンタクト、及び上記第2コンタクトのまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体とを備え、
上記第1筒体の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起が設けられ、上記第2筒体には、固定端が上記第2コネクタに設けられていると共に上記第2筒体の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起を設けた片持ばり状の弾性アームが設けられ、
上記内向き突起、及び上記外向き突起は、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体に対する上記第2筒体の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面をそれぞれ有しており、
上記第1本体、上記第1絶縁部材、又は上記第1筒体における上記嵌合側に向いた端壁、及び上記第2筒体、上記第2絶縁部材、又は上記第2本体における上記嵌合側に向いた端壁のうち、一方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、他方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている一対の同軸電気コネクタである。
上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを上記嵌合方向に押しつけると両コネクタは嵌合する。すなわち、上記第1筒体の外側に上記第2筒体が、上記第1コンタクト、及び上記第2コンタクトのまわりに回動自在となるように嵌まる。そして、上記一以上の凸部が、いずれかの上記組の上記一以上の凹部に嵌合することで、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置決めがされると共に上記第1コネクタに上記第2コネクタが完全嵌合し、上記第1コンタクトの上記接触部と上記第2コンタクトの上記接触部とが接触する。また、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記弾性アームが内側に撓むことで上記外向き突起が上記内向き突起を乗り越えて上記内向き突起の当該内向き突起における上記反嵌合側へ入り、上記内向き突起の上記反嵌合側の面と上記外向き突起の上記反嵌合側の面とが対向することで完全嵌合が保持されると共に抜け止めされ、且つ上記凸部と上記凹部との嵌合が維持されて上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置が保持される。
さらに、上記第1コネクタに上記第2コネクタが完全嵌合した状態から上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動した場合、上記一以上の凸部が上記組の一以上の凹部から出てこの一以上の凹部の周方向に隣接する部分に乗り上げると、上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記反嵌合方向に変位し、上記弾性アームが、上記弾性アームの上記外向き突起の上記反嵌合側の面を上記内向き突起の上記反嵌合側の面にすべらせながら上記弾性アームの上記自由端が内側へ撓むことで上記弾性アームが弾性変形し、上記一以上の凸部が他の上記組の一以上の凹部に対応する位置まで回動すると上記弾性アームの弾性復原力により上記一以上の凸部が上記他の組の一以上の凹部に嵌合して上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記嵌合方向に変位して上記嵌合方向における元の位置に戻る。そして、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置決めがされると共に上記第1コネクタに上記第2コネクタが完全嵌合し、上記第1コンタクトの上記接触部と上記第2コンタクトの上記接触部とが接触する。また、上記内向き突起の上記反嵌合側の面と上記外向き突起の上記反嵌合側の面とが対向することで完全嵌合が保持されると共に抜け止めされ、且つ上記一以上の凸部と上記一以上の凹部との嵌合が維持されて上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置が保持される。
そして、上記第1コネクタに対して上記第2コネクタとを上記反嵌合方向に引っ張ると、上記弾性アームが、上記弾性アームの上記外向き突起の上記反嵌合側の面を上記内向き突起の上記反嵌合側の面にすべらせながら上記弾性アームの上記自由端が内側へ撓むことで上記弾性アームが弾性変形し、さらに上記外向き突起が上記内向き突起を乗り越えて上記内向き突起の当該内向き突起における上記嵌合側へ出ると上記第1コネクタから上記第2コネクタが離脱する。
その場合、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの間で嵌合方向に沿って弾性を付与する上記弾性アームと、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置決めをするための上記凸部、及び上記凹部とが一体的に設けられず別々の構成要素として分けて設けられている。そのため、上記弾性アームの弾性係数と、上記凸部、又は上記凹部の数とを互いに影響を与えることなく自由に設定することができる。よって、位置決め保持したときのクリック感を適正に確保して正確な位置決め保持を行うこと、上記第1コネクタに対して上記第2コネクタをスムーズに回動することが両立する。また、上記一以上の凸部が上記組の一以上の凹部から出てこの一以上の凹部の周方向に隣接する部分に乗り上げていると上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記反嵌合方向に変位し、上記一以上の凸部が上記他の組の一以上のの凹部に嵌合していると上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが上記嵌合方向に変位して上記嵌合方向における元の位置に戻るので、例えば上記第1本体の上記嵌合側に向いた端面と上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端面との隙間寸法などのように上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの上記嵌合方向の相対位置をみれば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが位置決め保持されているか否かを視認することができる。さらに、上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁、及び上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端壁に、上記凸部、又は上記凹部をそれぞれ設けたときには、上記凸部及び上記凹部の一部が外部に露出するので、この面からも上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが位置決め保持されているか否かを視認することができる。
本発明の第2の一対の同軸電気コネクタは、上記第1の一対の同軸電気コネクタにおいて、さらに、
上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されている。
上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されている。
このようにすれば、上記一以上の凸部が上記組の一以上の凹部から出てこの一以上の凹部の周方向に隣接する部分に乗り上げる動作、又は上記一以上の凸部が上記組の一以上の凹部の周方向に隣接する部分から上記他の組の一以上の凹部に入る動作がスムーズに行われる。
本発明の第3の一対の同軸電気コネクタは、上記第1又は上記第2の一対の同軸電気コネクタにおいて、さらに、
上記第1筒体の外周面が円柱の外周面により形成され、この外壁に上記嵌合方向をピッチ方向とする雄ネジが形成されている。
上記第1筒体の外周面が円柱の外周面により形成され、この外壁に上記嵌合方向をピッチ方向とする雄ネジが形成されている。
このようにすれば、上記第1コネクタに対して、上記第2コネクタに代えて、いわゆるスクリュータイプの相手側コネクタを接続することもできる。
本発明の第4の一対の同軸電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの一対の同軸電気コネクタにおいて、さらに、
上記第2コネクタの上記第2本体が、アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が自在になる自在アンテナの一端を接続できるように構成されている。
上記第2コネクタの上記第2本体が、アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が自在になる自在アンテナの一端を接続できるように構成されている。
このようにすれば、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動によって自在アンテナの上記嵌合方向まわりの指向性が自在に変わる。このことはアンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が固定されたバーアンテナを上記第2本体に接続する場合であっても同様であるが、上記自在アンテナによれば、さらに上記アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が自在になるので、上記アンテナバーのあらゆる方向に向けることができ、指向性の自在度、選択幅が向上する。
本発明の第1の一対の同軸電気コネクタは、上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動して複数の位置で位置決め保持するにあたり、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの間で嵌合方向に沿って弾性を付与する上記弾性アームと、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動方向における位置決めをするための上記凸部、及び上記凹部とを分けて設けたので、位置決め保持される位置の数を任意にとれ、位置決め保持したときのクリック感を増して正確な位置決め保持を行うことができ、上記第1コネクタに対して上記第2コネクタをスムーズに回動することができ、さらに上記第1コネクタに対して上記第2コネクタが位置決め保持されているか否かを視認することができる。
本発明の第2の一対の同軸電気コネクタは、上記第1の一対の同軸電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、上記凸部が上記凹部から出て上記凹部の周方向に隣接する部分に乗り上げる動作、又は上記凸部が上記凹部の周方向に隣接する部分から上記凹部に入る動作をスムーズに進めることができる。
本発明の第3の一対の同軸電気コネクタは、上記第1又は第2の一対の同軸電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記第1コネクタに対して、上記第2コネクタに代えて、いわゆるスクリュータイプの相手側コネクタを接続することもできる。
本発明の第4の一対の同軸電気コネクタは、上記第1ないし第3のうちいずれか一つの一対の同軸電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記第1コネクタに対する上記第2コネクタの回動によって自在アンテナの上記嵌合方向まわりの指向性を自在に変えることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一対の同軸電気コネクタの第1の実施形態を示す。この一対の同軸電気コネクタは、第1コネクタ100と、上記第1コネクタ100への嵌合又は上記第1コネクタ100からの離脱を自在に行うことができる第2コネクタ200とを備えている。以下、部材又は部分に対して単に嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向というときは、その部材又は部分が第1コネクタ100に設けられているときは当該第1コネクタ100の嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記第2コネクタ200に設けられているときは当該第2コネクタ200の嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことである。上記嵌合側とは相手のコネクタに嵌合する側であり、上記嵌合方向とは上記嵌合側同士を対向させたときに相手のコネクタへ向かう方向である。上記反嵌合側とは上記嵌合側と反対側であり、上記反嵌合方向とは上記嵌合方向と反対方向であり、上記嵌合側同士を対向させたときに相手のコネクタから離れる方向である。図4でいえば、上記第1コネクタ100の上記嵌合側は図の右側を指し、上記嵌合方向は図の右方向を指し、上記反嵌合側は図の左側を指し、上記反嵌合方向は図の左方向を指す。図7でいえば、上記第2コネクタ200の上記嵌合側は図の手前側を指し、上記嵌合方向は図の手前へ向かう方向を指し、上記反嵌合側は図の奥側を指し、上記反嵌合方向は図の奥へ向かう方向を指す。また、上記嵌合方向と直交する方向を幅方向とし、上記嵌合方向、及び上記幅方向の両方向と直交する方向を厚さ方向とする。
図3、図5、図14、及び図15に示すように、上記第1コネクタ100は、プリント配線板よりなる実装先部材300に実装される。その場合、上記第1コネクタ100の上記厚さ方向の面が上記実装先部材300に面するように配置される。上記実装先部材には、例えば電気製品の筐体などの他の部材も含まれている。この実施形態の場合、上記第2コネクタ200には、自在アンテナ400が接続される。図14に示すように、この自在アンテナ400は、金属又はその他の導電性を有する材料により棒状に形成されたアンテナバー410と、このアンテナバー410と上記第2コネクタ200とを接続する接続部材420とを備えている。上記アンテナバーは、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により棒状に形成された内部部材と、金属又はその他の導電性を有する材料により筒状に形成されて上記内部部材の外側に嵌まってそれを覆う外部部材とにより構成してもよい。また、上記アンテナバーは、金属又はその他の導電性を有する材料により棒状又は螺旋状に形成された内部部材と、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により筒状に形成されて上記内部部材の外側に嵌まってそれを覆う外部部材とにより構成してもよい。また、上記アンテナバーは、アンテナ素子を実装した細長いプリント配線板、又はマイクロストリップ導体からなる放射電極を有する細長いプリント配線板と、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により筒状に形成されて上記内部部材の外側に嵌まってそれを覆う外部部材とにより構成してもよい。上記接続部材420は、上記第2コネクタ200に嵌合により接続する本体421を備え、この本体421は、上記接続部材420の上記第2コネクタ200への嵌合方向と交差する方向つまり上記第2コネクタの上記嵌合方向と交差する方向に延びる軸422を介して上記アンテナバー410の一端に接続されており、上記アンテナバー410が上記軸422の回りに所定の抵抗力を受けつつ回動自在になっている(図15に矢印Aで示す)。よって、上記アンテナバー410の上記第2コネクタ200の上記嵌合方向に対する角度が自在に保持できるようになっている。この実施形態によって上記アンテナバーの上記第2コネクタの上記嵌合方向に対する角度を自在に保持するための構造が限定解釈されることはなく、例えば上記接続部材を変形自在な材料により形成してもよい。上記接続部材420の内部には、上記アンテナバー410に導通すると共に上記本体421が上記第2コネクタ200に接続したときに後述する第2コンタクト220に接触するアンテナコンタクト(図示省略)が設けられている。この実施形態では上記接続部材420の上記本体421を上記第2コネクタ200に上記嵌合方向への嵌合により接続したが、例えば上記第2コネクタ、及び上記接続部材の上記本体の一方に雄ネジをきり、他方に雌ネジをきり、これらのネジを締結することによって両者を接続してもよい。この実施形態では、アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度を自在に変えて保持できる自在アンテナを対象にしたが、本発明の一対の同軸電気コネクタは、アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が上記嵌合方向に交差する方向に固定された自在アンテナも対象にしている。さらに、この実施形態では上記第2コネクタ200に上記自在アンテナ400を接続したが、本発明の一対の同軸電気コネクタでは、上記第2コネクタに他の部材を接続するように構成してもよい。
図1ないし図5に示すように、上記第1コネクタ100は、第1本体110と、上記第1本体110に設けられた第1コンタクト120と、上記第1本体110に設けられた第1筒体130とを備えている。
上記第1本体110は、上記嵌合側に向いた端壁111を有している。この実施形態の場合、上記第1本体110は直方体形をしており、その上記嵌合側の壁が上記嵌合側に向いた端壁111になっている。しかし、この実施形態によって本発明の上記第1本体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第1本体は上記嵌合側に向いた端壁を有しておればよく、その形状を問わない。上記第1本体110は、シールド機能を有している。この実施形態の場合、上記第1本体110は、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されており、このことによって上記シールド機能を確保しており、上記第1本体110の内部にある部材に対して外部の電磁波等が与える影響を軽減ないしは遮断している。しかし、この実施形態によって本発明の上記第1本体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第1本体は上記シールド機能を有しておればよく、一例として、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により形成された内側部材と、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されて上記内側部材の外面を覆うように設けられた外側部材とにより上記第1本体を構成してもよい。この実施形態ではインピーダンスマッチングがとれるように上記第1本体の形状を整形しているが、本発明の上記第1本体は、このように形成することが好ましい。115は、上記第1本体110の上記厚さ方向に向いた端壁114から上記厚さ方向へ延びた脚であり、この脚115を上記実装先部材300に設けた孔に嵌入して半田付けなどにより接続することになる。
上記第1コンタクト120は、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されている。上記第1コンタクト120は、上記第1本体110に第1絶縁部材113を介して上記第1本体110のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられている。そして、上記第1コンタクト120の接触部121は上記第1絶縁部材113と共に上記第1本体110から上記嵌合方向へ延びている。この実施形態の場合、上記第1本体110の内部に、上記第1本体110を貫通する空洞112が形成されており、この空洞に樹脂又はその他の絶縁性を有する材料で形成された上記第1絶縁部材113が設けられ、この第1絶縁部材113を上記第1コンタクト120が貫通して上記第1絶縁部材113に保持されている。上記空洞112は上記嵌合側に向いた端壁111と、上記厚さ方向に向いた端壁114とに開口している。上記第1コンタクト120はL字形の棒状に形成されており、一端に上記接触部121が形成され、他端に接続部122が形成されている。そして、上記接触部121が上記第1絶縁部材113と共に上記嵌合側に向いた端壁111から上記嵌合側へ突き出ており、上記接続部122が上記厚さ方向に向いた端壁114から上記厚さ方向へ突き出ている。しかし、この実施形態によって本発明の上記第1コンタクトが限定解釈されることはなく、本発明の上記第1コンタクトは、上記第1本体に上記第1絶縁部材を介して上記第1本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材と共に上記第1本体から上記嵌合方向へ延びる上記接触部を有しておればよい。したがって、上記第1コンタクトの形状は例えば真っ直ぐなどの他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記第1本体を上記内側部材と上記外側部材とにより構成したときには、例えば上記内側部材を上記第1絶縁部材として位置づけて上記第1コンタクトを上記内側部材に設けてもよい。
上記第1筒体130は、上記第1コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されている。上記第1筒体130は上記第1本体110の上記嵌合側に向いた端壁111から上記嵌合側へ延びている。この実施形態の場合、上記第1筒体130は、円筒形に形成されている。しかし、この実施形態によって本発明の上記第1筒体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第1筒体は、例えば外周面が円錐台の外周面などで形成されていてもよいし、また例えば内周面が角柱の外面などで形成されていてもよい。また、上記第1筒体の一部又は全部を金属又はその他の導電性を有する材料により形成してシールド機能をもたせてもよい。この実施形態ではインピーダンスマッチングがとれるように上記第1筒体の形状を整形しているが、本発明の上記第1筒体は、このように形成することが好ましい。この実施形態の場合、上記第1筒体130の外周面は円柱の外周面により形成されている。そして、この外壁に上記嵌合方向をピッチ方向とする雄ネジ131が形成されている。この雄ネジは、いわゆるスクリュータイプの相手側コネクタの雌ネジに対応する形状に形成されている。よって、上記第2コネクタ200に代えて、いわゆるスクリュータイプの相手側コネクタを接続することもできる。しかし、この実施形態によって本発明の上記第1筒体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第1筒体は上記第1コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁から上記嵌合側へ延びておればよく、上記雄ネジを設けない上記第1筒体の実施形態を含んでいる。
図1と図6ないし図10に示すように、上記第2コネクタ200は、第2本体210と、上記第2本体210に設けられた第2コンタクト220と、上記第2本体210に設けられた第2筒体230とを備えている。
上記第2本体210は、シールド機能を有している。この実施形態の場合、上記第2本体210は、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されており、このことによって上記シールド機能を確保しており、上記第2本体210の内部にある部材に対して外部の電磁波等が与える影響を軽減ないしは遮断している。しかし、この実施形態によって本発明の上記第2本体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第2本体は上記シールド機能を有しておればよく、一例として、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により形成された内側部材と、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されて上記内側部材の外面を覆うように設けられた外側部材とにより上記第2本体を構成してもよい。この実施形態ではインピーダンスマッチングがとれるように上記第2本体の形状を整形しているが、本発明の上記第2本体は、このように形成することが好ましい。
上記第2コンタクト220は、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されている。上記第2コンタクト220は、上記第2本体210に第2絶縁部材212を介して上記第2本体210のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられている。そして、上記第2コンタクト220の接触部221は上記第2絶縁部材212と共に上記第2本体210から上記嵌合方向へ延びている。そして、少なくとも上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との完全嵌合時に上記第2コンタクト220の上記接触部221が上記第1コンタクト120の上記接触部121と接触するようにしている。そして、少なくとも上記第1コネクタ100から上記第2コネクタ200が離脱したときに上記第2コンタクト220の上記接触部221が上記第1コンタクト120の上記接触部121から離れるようにしている。この実施形態の場合、上記第1コンタクト120の上記接触部121が上記嵌合方向を中心とする円柱形に設けられていると共に、上記第2コンタクト220の上記接触部221が上記嵌合方向を中心とする円筒形に設けられており、上記接触部121と上記接触部221との嵌合時に上記第1コンタクト120に対して上記第2コンタクト220が上記嵌合方向のまわりに回動自在となるように構成している。しかし、上記第1コネクタの上記接触部、及び上記第2コネクタの上記接触部は、少なくとも上記第1コネクタと上記第2コネクタとの完全嵌合時に上記第2コンタクトの上記接触部が上記第1コンタクトの上記接触部と接触するように構成されておればよく、さらに、上記第1コネクタの上記接触部、及び上記第2コネクタの上記接触部は、少なくとも後述する凸部が後述する凹部から出て上記凹部の周方向に隣接する部分に乗り上げて上記第1筒体に対して上記第2筒体が上記反嵌合方向に変位したときに上記第1コンタクトに対して上記第2コンタクトが上記嵌合方向のまわりに回動自在となるように構成されておればよい。この実施形態の場合、上記第2本体210の内部に、上記第2本体210を貫通する空洞211が形成されており、この空洞に樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により形成された第2絶縁部材212が設けられ、この第2絶縁部材212を上記第2コンタクト220が貫通して上記第2絶縁部材212に保持されている。上記第2コンタクト220は棒状に形成されており、一端に上記接触部221が形成され、他端に接続部222が形成されている。そして、上記接触部221が上記第2絶縁部材212と共に上記第2本体210の上記嵌合側に向いた端壁から上記嵌合側へ突き出ており、上記接続部222が上記第2本体210の上記反嵌合側に向いた端壁から上記反嵌合側へ突き出ている。上記接触部221は上記嵌合側の先端が円筒形に形成されており、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との完全嵌合時に上記第2コンタクト220の上記接触部221の上記嵌合側の先端に外側から嵌合して接触するようにしている。これと逆に上記第2コンタクトの上記接触部を棒状にし、上記第1コンタクトの上記接触部を円筒形にしてもよいし、上記両接触部は突き合わせたときに安定的に接触できるのであれば他の形状に形成してもよい。しかし、この実施形態によって本発明の上記第2コンタクトが限定解釈されることはなく、本発明の上記第2コンタクトは、上記第2本体に上記第2絶縁部材を介して上記第2本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材と共に上記第2本体から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタと上記第2コネクタとの完全嵌合時に上記第1コンタクトの上記接触部と接触することになる上記接触部を有しておればよい。したがって、例えば上記第2本体を上記内側部材と上記外側部材とにより構成したときには、例えば上記内側部材を上記第1絶縁部材として位置づけて上記第2コンタクトを上記内側部材に設けてもよい。
上記第2筒体230は、上記第2コンタクト220を囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されている。上記第2筒体230は上記第2本体210の上記嵌合側の端壁から上記嵌合側へ延びている。上記第2筒体は上記第2本体の他の端壁から上記嵌合側へ延びていてもよい。この実施形態の場合、上記第2筒体230は、円筒形に形成されている。しかし、この実施形態によって本発明の上記第2筒体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第2筒体は、例えば内周面が円錐台の外周面などで形成されていてもよいし、また外周面が例えば角柱の外面などで形成されていてもよい。上記第2筒体230は、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130の外側に、上記第1コンタクト120、及び上記第2コンタクト220のまわりに回動自在となるように嵌まるように構成されている。すなわち、上記第1筒体130の外周面と上記第2筒体230の内周面とが嵌め合いを調整することで上記両コネクタ100、200の嵌合時に上記第2筒体230が上記第1筒体130に対して回動自在になるようになっている。上記第2筒体230は、シールド機能を有している。この実施形態の場合、上記第2筒体230は、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されており、このことによって上記シールド機能を確保しており、上記第2筒体230の内部にある部材に対して外部の電磁波等が与える影響を軽減ないしは遮断している。しかし、この実施形態によって本発明の上記第2筒体が限定解釈されることはなく、本発明の上記第2筒体は上記第2コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体の外側に、上記第1コンタクト及び上記第2コンタクトのまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有しておればよい。本発明の上記第2筒体は上記シールド機能を有しておればよく、一例として、樹脂又はその他の絶縁性を有する材料により形成された内側部材と、金属又はその他の導電性を有する材料により形成されて上記内側部材の外面を覆うように設けられた外側部材とにより上記第2筒体を構成してもよい。この実施形態ではインピーダンスマッチングがとれるように上記第2筒体の形状を整形しているが、本発明の上記第2筒体は、このように形成することが好ましい。
上記第1筒体130の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起132が設けられている。この実施形態の場合、上記内向き突起132は全周にわたって連続的に設けられているが、本発明の上記内向き突起は周方向に不連続に設けてもよい。上記第2筒体230には片持ばり状の弾性アーム240が設けられている。この弾性アーム240は、固定端241が上記第2コネクタ200に設けられていると共に上記第2筒体230の内部を上記嵌合側へ延びている。上記自由端242には上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起243が設けられている。ここでは上記固定端241を上記第2筒体230に設けたが、上記第2本体に設けてもよい。この実施形態の場合、図9、及び図10に示すように、上記弾性アーム240が四本設けられている。上記第2筒体230の内部に配置されて上記第2筒体230の上記反嵌合側の端部にタイトに嵌合されることで上記第2コネクタ200に固定された基部に四本の上記弾性アーム240が設けられている。各弾性アーム240は、その固定端241が上記基部にそれぞれ固定されていると共に上記第2筒体230の内部を上記嵌合側へ延びている。これら四本の上記弾性アーム240は、上記基部から上記嵌合側へ延びる円筒形の部材を、その周方向に等間隔で設けられた上記嵌合方向に延びる4本のスリットによって分割することで設けられている。そして、四つの上記弾性アーム240の上記各自由端242には上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起243がそれぞれ設けられている。しかし、この実施形態によって本発明の上記弾性アームが限定解釈されることはなく、本発明の上記弾性アームは固定端が上記第2コネクタに設けられていると共に上記第2筒体の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起を設けた片持ばり状であればよく、上記弾性アームの数も一本であっても二本以上であってもよい。また、上記基部を設けずに上記弾性アームの固定部を直接に上記第2本体、又は上記第2筒体などの第2コネクタの構成部材に固定してもよい。
上記内向き突起132は上記反嵌合側の面132aを有している。上記外向き突起243は、上記反嵌合側の面243aを有している。すなわち、上記内向き突起132の上記反嵌合側には、上記内向き突起132の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面132aが設けられている。上記外向き突起243の上記反嵌合側には、上記外向き突起243の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面243aが設けられている。上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aと、上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aとは、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130に対する上記第2筒体230の回動にかかわらず接触している。上記第1筒体130においてその周方向に設ける上記内向き突起132の数及び周方向の長さ、並びに上記第2筒体230においてその周方向に設ける上記外向き突起243の数及び周方向の幅、ひいては上記弾性アーム240の数及び周方向の幅は、このように上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130に対する上記第2筒体230の回動にかかわらず上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aと上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aとが接触するように設定される。
そして、上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。この実施形態の場合、上記第1本体110の上記嵌合側に向いた端壁111における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト120を中心とした円周上に三つの凸部111aが設けられている。上記凸部111aは、上記第1コンタクト120を中心とした円周上で、90度間隔になる四つの部位のうち三つの部位に設けられている。すなわち、上記中心に対して上記厚さ方向の一方側と、上記幅方向の両側であり、上記嵌合方向にみて時計の3時、9時、及び12時の位置である。上記三つの凸部111aは同一の形状である。また、この実施形態の場合、上記第2筒体230の上記嵌合側に向いた端壁231における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクト220を中心とした円周上に八つの凹部231aが設けられ、この八つの凹部231aは上記三つの凸部111aに対応した形状の三つの上記凹部231aが八組、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。上記凹部231aは、上記第2コンタクト220を中心とした円周上で、45度間隔になる八つの部位に設けられている。上記八つの凹部231aは同一の形状である。こうすることにより、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を回動していくと、上記三つの凸部111aが上記八つの凹部231aのうちの三つの凹部231aにそれぞれ嵌合するパターンが八つでき、この八つのパターンのそれぞれにおいて上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合すると共に上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置を保持することができる。上記凸部は一以上設けられておればよく、上記凹部は二以上設けられておればよい。上記複数の凸部は形状を異にしてもよく、上記複数の凹部は形状を異にしてもよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が選択的に嵌合できる上記凹部が二以上あればよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が嵌合する上記凹部が当該各凸部専用のものであってもよいし、複数の上記凸部で共用のものであってもよい。この実施形態では上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁に上記凸部を設けると共に上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端壁に上記凹部を設けたが、次の第2の実施形態で例示するように、逆に上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端壁に上記凸部を設けると共に上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁に上記凹部を設けてもよい。
上記実施形態の場合、上記各凸部111aには、上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記嵌合側に向いた端壁111の表面に近づく斜面111aaがそれぞれ形成されている。また、上記各凹部231aには、上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁231の表面に近づく斜面231aaがそれぞれ形成されている。しかし、この実施形態によって本発明の上記凸部又は上記凹部が限定解釈されることはなく、上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されていてもよいし、このような斜面を形成せずに上記凸部が上記端壁表面からストレートに立ち上がっていてもよいし、上記凹部が上記端壁表面からストレートに凹んでいてもよい。そのときは、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動するときに上記第2コネクタを上記反嵌合方向に少し引いてから回動するなどすればよい。
したがって、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタの場合、図11に示すように、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を上記嵌合方向に押しつけると両コネクタは嵌合する。すなわち、上記第1筒体130の外側に上記第2筒体230が、上記第1コンタクト120、及び上記第2コンタクト220のまわりに回動自在となるように嵌まる。そして、上記三つの凸部111aが、いずれかの上記組の上記三つの凹部231aに嵌合することで、上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置決めがされると共に上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合し、上記第1コンタクト120の上記接触部121と上記第2コンタクト220の上記接触部221とが接触する。また、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記弾性アーム240が内側に撓むことで上記外向き突起243が上記内向き突起132を乗り越えて上記内向き突起132の当該内向き突起132における上記反嵌合側へ入り、上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aと上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aとが対向することで完全嵌合が保持されると共に抜け止めされ、且つ上記凸部111aと上記凹部231aとの嵌合が維持されて上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置が保持される。
さらに、上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合した状態から上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を回動した場合、上記三つの凸部111aが上記組の三つの凹部231aから出てこの三つの凹部231aの周方向に隣接する部分に乗り上げると、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記反嵌合方向に変位し、上記弾性アーム240が、上記弾性アーム240の上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aを上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aにすべらせながら上記弾性アーム240の上記自由端242が内側へ撓むことで上記弾性アーム240が弾性変形し(例えば図12に示す状態)、上記三つの凸部111aが他上記組の三つの上記凹部231aに対応する位置まで回動すると上記弾性アーム240の弾性復原力により上記三つの凸部111aが上記他の組の三つの凹部231aに嵌合して上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記嵌合方向に変位して上記嵌合方向における元の位置に戻る(例えば図11に示す状態)。そして、上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置決めがされると共に上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合し、上記第1コンタクト120の上記接触部121と上記第2コンタクト220の上記接触部221とが接触する。また、上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aと上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aとが対向することで完全嵌合が保持されると共に抜け止めされ、且つ上記凸部111aと上記凹部231aとの嵌合が維持されて上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置が保持される。
そして、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200とを上記反嵌合方向に引っ張ると、上記弾性アーム240が、上記弾性アーム240の上記外向き突起243の上記反嵌合側の面243aを上記内向き突起132の上記反嵌合側の面132aにすべらせながら上記弾性アーム240の上記自由端242が内側へ撓むことで上記弾性アーム240が弾性変形し、さらに上記外向き突起243が上記内向き突起132を乗り越えて上記内向き突起132の当該内向き突起132における上記嵌合側へ出ると上記第1コネクタ100から上記第2コネクタ200が離脱する。
その場合、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との間で嵌合方向に沿って弾性を付与する上記弾性アーム240と、上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置決めをするための上記凸部111a、及び上記凹部231aとが一体的に設けられず別々の構成要素として分けて設けられている。そのため、上記弾性アーム240の弾性係数と、上記凸部111a、又は上記凹部231aの数とを互いに影響を与えることなく自由に設定することができる。よって、位置決め保持したときのクリック感を適正に確保して正確な位置決め保持を行うこと、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200をスムーズに回動することが両立する。また、上記三つの凸部111aが上記組の三つの凹部231aから出てこの三つの凹部231aの周方向に隣接する部分に乗り上げていると上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記反嵌合方向に変位し、上記三つの凸部111aが上記他の組の三つの凹部231aに嵌合していると上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が上記嵌合方向に変位して上記嵌合方向における元の位置に戻るので、例えば上記第1本体110の上記嵌合側に向いた端壁111と上記第2筒体230の上記嵌合側に向いた端面231との隙間寸法などのように上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の上記嵌合方向の相対位置をみれば上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が位置決め保持されているか否かを視認することができる。さらに、この実施形態では上記第1本体110の上記嵌合側に向いた端壁111、及び上記第2筒体230の上記嵌合側に向いた端壁231に、上記凸部111a、又は上記凹部231aをそれぞれ設けたので、上記凸部111a及び上記凹部231aの一部が外部に露出するので、この面からも上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200が位置決め保持されているか否かを視認することができる。
本発明の一対の同軸電気コネクタの上記凹部は上記凸部に対応した形状であればその形状を問わない。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタは、さらに、上記凸部111a、及び上記凹部231aのうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記嵌合側に向いた端壁111、231の表面に近づく斜面111aa、231aaが形成されている。このようにすれば、上記三つの凸部111aが上記組の三つの凹部231aから出てこの三つの上記凹部231aの周方向に隣接する部分に乗り上げる動作、又は上記三つの凸部111aが上記組の三つの凹部231aの周方向に隣接する部分から上記他の組の三つの凹部231aに入る動作がスムーズに行われる。
本発明の一対の同軸電気コネクタは、上記第1筒体の上記外壁に雄ネジを形成していない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタは、さらに、上記第1筒体130の外周面が円柱の外周面により形成され、この外壁に上記嵌合方向をピッチ方向とする雄ネジ131が形成されている。このようにすれば、上記第1コネクタ100に対して、上記第2コネクタ200に代えて、いわゆるスクリュータイプの相手側コネクタを接続することもできる。
本発明の一対の同軸電気コネクタの上記第2コネクタの上記第2本体の構造を問わない。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタは、さらに、上記第2コネクタ200の上記第2本体210が、上記アンテナバー410の上記嵌合方向に対する角度が自在になる上記自在アンテナ400の一端を接続できるように構成されている。このようにすれば、上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動によって上記自在アンテナ400の上記嵌合方向まわりの指向性が自在に変わる(図15に矢印Bで示す)。このことはアンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が固定されたバーアンテナを上記第2本体に接続する場合であっても同様であるが、上記自在アンテナによれば、さらに上記アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が自在になるので(図15の矢印A)、上記アンテナバーのあらゆる方向に向けることができ、指向性の自在度、選択幅が向上する。
以下、本発明の一対の同軸電気コネクタの他の実施形態を説明する。これらの他の実施形態の一対の同軸電気コネクタには上記第1の実施形態、及びその変形例の一対の同軸電気コネクタの構成をそのまま引用し、第1の実施形態、及びその変形例の構成と異なる構成について追加的に説明する。そして、これらの他の実施形態では上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタで用いた符号をそのまま用いて説明する。
図13は、本発明の一対の同軸電気コネクタの第2の実施形態を示す。第2の実施形態の一対の同軸電気コネクタの場合、上記凸部、及び上記凹部が上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタの上記凸部、及び上記凹部と構成を異にしている。この一対の同軸電気コネクタは、第1コネクタ100と、上記第1コネクタ100への嵌合又は上記第1コネクタ100からの離脱を自在に行うことができる第2コネクタ200とを備えている。上記第1コネクタ100は、上記嵌合側に向いた端壁111を有すると共にシールド機能を有する第1本体110と、上記第1本体110に上記第1絶縁部材113を介して上記第1本体110のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材113と共に上記第1本体110から上記嵌合方向へ延びる接触部121を有する第1コンタクト120と、上記第1コンタクト120を囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記嵌合側に向いた端壁111から上記嵌合側へ延びる第1筒体130とを備えている。上記第2コネクタ200は、シールド機能を有する第2本体210と、上記第2本体210に上記第2絶縁部材212を介して上記第2本体210のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材212と共に上記第2本体210から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との完全嵌合時に上記第1コンタクト120の上記接触部121と接触することになる接触部221を有する第2コンタクト220と、上記第2コンタクト220を囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体210から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130の外側に、上記第1コンタクト120、及び上記第2コンタクト220のまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体230とを備えている。上記第1筒体130の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起132が設けられ、上記第2筒体230には、固定端241が上記第2コネクタ200に設けられていると共に上記第2筒体230の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端242に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起243を設けた片持ばり状の弾性アーム240が設けられ、上記内向き突起132、及び上記外向き突起243は、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130に対する上記第2筒体230の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起132、243の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面132a、243aをそれぞれ有している。
この第2の実施形態の場合、上記第1の実施形態のように上記第1本体に上記凸部を設けると共に上記第2筒体に上記凹部を設けることを行わず、これに代えて、上記第2筒体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。この実施形態の場合、上記第2筒体230の上記嵌合側に向いた端壁231における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクト220を中心とした円周上に三つの凸部231bが設けられている。上記凸部231bは、上記第2コンタクト220を中心とした円周上で、90度間隔になる四つの部位のうち三つの部位に設けられている。すなわち、上記第2コネクタ200が図13の位置にあるときを例にとると、上記中心に対して上記厚さ方向の一方側と、上記幅方向の両側であり、上記嵌合方向にみて時計の3時、9時、及び12時の位置である。上記三つの凸部231bは同一の形状である。また、この実施形態の場合、上記第1本体110の上記嵌合側に向いた端壁111における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト120を中心とした円周上に八つの凹部111bが設けられ、この八つの凹部111bは上記三つの凸部231bに対応した形状の三つの上記凹部111bが八組、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。上記凹部111bは、上記第1コンタクト120を中心とした円周上で、45度間隔になる八つの部位に設けられている。上記八つの凹部111bは同一の形状である。こうすることにより、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を回動していくと、上記三つの凸部231bが上記八つの凹部111bのうちの三つの凹部111bにそれぞれ嵌合するパターンが八つでき、この八つのパターンのそれぞれにおいて上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合すると共に上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置を保持することができる。上記凸部は一以上設けられておればよく、上記凹部は二以上設けられておればよい。上記複数の凸部は形状を異にしてもよく、上記複数の凹部は形状を異にしてもよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が選択的に嵌合できる上記凹部が二以上あればよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が嵌合する上記凹部が当該各凸部専用のものであってもよいし、複数の上記凸部で共用のものであってもよい。
上記第2の実施形態の場合、上記各凹部111bには、上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記嵌合側に向いた端壁111の表面に近づく斜面111baがそれぞれ形成されている。しかし、この第2の実施形態によって本発明の上記凸部又は上記凹部が限定解釈されることはなく、上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されていてもよいし、このような斜面を形成せずに上記凸部が上記端壁表面からストレートに立ち上がっていてもよいし、上記凹部が上記端壁表面からストレートに凹んでいてもよい。そのときは、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動するときに上記第2コネクタを上記反嵌合方向に少し引いてから回動するなどすればよい。その他の詳細な構成は上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタのものと同様である。
上記第2の実施形態の一対の同軸電気コネクタの作用、及び効果は、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタで得られる作用、及び効果と同様である。ただし、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタにおける上記凸部111a、及び上記凹部231aの作用が上記第2の実施形態の一対の同軸電気コネクタでは上記凸部231b、及び上記凹部111bによって発揮される。
図16及び図17は、本発明の一対の同軸電気コネクタの第3の実施形態を示す。第3の実施形態の一対の同軸電気コネクタの場合、上記凸部、及び上記凹部が上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタの上記凸部、及び上記凹部と構成を異にしている。この一対の同軸電気コネクタは、第1コネクタ100と、上記第1コネクタ100への嵌合又は上記第1コネクタ100からの離脱を自在に行うことができる第2コネクタ200とを備えている。上記第1コネクタ100は、上記嵌合側に向いた端壁111を有すると共にシールド機能を有する第1本体110と、上記第1本体110に上記第1絶縁部材113を介して上記第1本体110のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材113と共に上記第1本体110から上記嵌合方向へ延びる接触部121を有する第1コンタクト120と、上記第1コンタクト120を囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記嵌合側に向いた端壁111から上記嵌合側へ延びる第1筒体130とを備えている。上記第2コネクタ200は、シールド機能を有する第2本体210と、上記第2本体210に上記第2絶縁部材212を介して上記第2本体210のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材212と共に上記第2本体210から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との完全嵌合時に上記第1コンタクト120の上記接触部121と接触することになる接触部221を有する第2コンタクト220と、上記第2コンタクト220を囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体210から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130の外側に、上記第1コンタクト120、及び上記第2コンタクト220のまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体230とを備えている。上記第1筒体130の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起132が設けられ、上記第2筒体230には、固定端241が上記第2コネクタ200に設けられていると共に上記第2筒体230の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端242に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起243を設けた片持ばり状の弾性アーム240が設けられ、上記内向き突起132、及び上記外向き突起243は、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130に対する上記第2筒体230の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起132、243の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面132a、243aをそれぞれ有している。
この第3の実施形態の場合、上記第1の実施形態及び上記第2の実施形態のように上記第1本体及び上記第2筒体のうち一方に上記凸部を設けると共に他方に上記凹部を設けることを行わず、これに代えて、上記第2絶縁部材の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、上記第1絶縁部材の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。この実施形態の場合、上記第2絶縁部材212の上記嵌合側に向いた端壁212aにおける上記嵌合方向からみて上記第2コンタクト220を中心とした円周上に四つの凸部212aaが設けられている。上記凸部212aaは、上記第2コンタクト220を中心とした円周上で、90度間隔になる四つの部位に設けられている。すなわち、上記第2コネクタ200が図16及び図17の位置にあるときを例にとると、上記中心に対して上記厚さ方向の両側と、上記幅方向の両側であり、上記嵌合方向にみて時計の3時、6時、9時、及び12時の位置である。上記四つの凸部212aaは同一の形状である。また、この実施形態の場合、上記第1絶縁部材113の上記嵌合側に向いた端壁113aにおける上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト120を中心とした円周上に八つの凹部113aaが設けられ、この八つの凹部113aaは上記四つの凸部212aaに対応した形状の四つの凹部113aaが八組、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。上記凹部113aaは、上記第1コンタクト120を中心とした円周上で、45度間隔になる八つの部位に設けられている。上記八つの凹部113aaは同一の形状である。こうすることにより、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を回動していくと、上記四つの凸部212aaが上記八つの凹部113aaのうちの四つの上記凹部113aaにそれぞれ嵌合するパターンが八つでき、この八つのパターンのそれぞれにおいて上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合すると共に上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置を保持することができる。上記凸部は一以上設けられておればよく、上記凹部は二以上設けられておればよい。上記複数の凸部は形状を異にしてもよく、上記複数の凹部は形状を異にしてもよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が選択的に嵌合できる上記凹部が二以上あればよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が嵌合する上記凹部が当該各凸部専用のものであってもよいし、複数の上記凸部で共用のものであってもよい。また、上記第1絶縁部材の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部を設け、上記第2絶縁部材の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部を設け、この二以上の凹部を上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けてもよい。
上記第3の実施形態の場合、上記各凸部212aaには、上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記嵌合側に向いた端壁212aの表面に近づく斜面212aaaがそれぞれ形成されている。しかし、この第3の実施形態によって本発明の上記凸部又は上記凹部が限定解釈されることはなく、上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されていてもよいし、このような斜面を形成せずに上記凸部が上記端壁表面からストレートに立ち上がっていてもよいし、上記凹部が上記端壁表面からストレートに凹んでいてもよい。そのときは、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動するときに上記第2コネクタを上記反嵌合方向に少し引いてから回動するなどすればよい。その他の詳細な構成は上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタのものと同様である。
上記第3の実施形態の一対の同軸電気コネクタの作用、及び効果は、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタで得られる作用、及び効果と同様である。ただし、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタにおける上記凸部111a、及び上記凹部231aの作用が上記第3の実施形態の一対の同軸電気コネクタでは上記凸部212aa、及び上記凹部113aaによって発揮される。
図18及び図19は、本発明の一対の同軸電気コネクタの第4の実施形態を示す。第4の実施形態の一対の同軸電気コネクタの場合、上記凸部、及び上記凹部が上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタの上記凸部、及び上記凹部と構成を異にしている。この一対の同軸電気コネクタは、第1コネクタ100と、上記第1コネクタ100への嵌合又は上記第1コネクタ100からの離脱を自在に行うことができる第2コネクタ200とを備えている。上記第1コネクタ100は、上記嵌合側に向いた端壁111を有すると共にシールド機能を有する第1本体110と、上記第1本体110に上記第1絶縁部材113を介して上記第1本体110のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材113と共に上記第1本体110から上記嵌合方向へ延びる接触部121を有する第1コンタクト120と、上記第1コンタクト120を囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記嵌合側に向いた端壁111から上記嵌合側へ延びる第1筒体130とを備えている。上記第2コネクタ200は、シールド機能を有する第2本体210と、上記第2本体210に上記第2絶縁部材212を介して上記第2本体210のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材212と共に上記第2本体210から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との完全嵌合時に上記第1コンタクト120の上記接触部121と接触することになる接触部221を有する第2コンタクト220と、上記第2コンタクト220を囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体210から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130の外側に、上記第1コンタクト120、及び上記第2コンタクト220のまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体230とを備えている。上記第1筒体130の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起132が設けられ、上記第2筒体230には、固定端241が上記第2コネクタ200に設けられていると共に上記第2筒体230の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端242に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起243を設けた片持ばり状の弾性アーム240が設けられ、上記内向き突起132、及び上記外向き突起243は、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200との嵌合時に上記第1筒体130に対する上記第2筒体230の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起132、243の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面132a、243aをそれぞれ有している。
この第4の実施形態の場合、上記第1の実施形態及び上記第2の実施形態のように上記第1本体及び上記第2筒体のうち一方に上記凸部を設けると共に他方に上記凹部を設けることを行わず、これに代えて、上記第2本体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、上記第1筒体の上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。この実施形態の場合、上記第2本体210の上記嵌合側に向いた端壁213における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクト220を中心とした円周上に四つの凸部213aが設けられている。上記凸部213aは、上記第2コンタクト220を中心とした円周上で、90度間隔になる四つの部位に設けられている。すなわち、上記第2コネクタ200が図18及び図19の位置にあるときを例にとると、上記中心に対して上記厚さ方向の両側と、上記幅方向の両側であり、上記嵌合方向にみて時計の3時、6時、9時、及び12時の位置である。上記四つの凸部213aは同一の形状である。また、この実施形態の場合、上記第1筒体130の上記嵌合側に向いた端壁133における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト120を中心とした円周上には八つの凹部133aが設けられ、この八つの凹部133aは上記四つの凸部213aに対応した形状の四つの凹部133aが八組、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている。上記凹部133aは、上記第1コンタクト120を中心とした円周上で、45度間隔になる八つの部位に設けられている。上記八つの凹部133aは同一の形状である。こうすることにより、上記第1コネクタ100に対して上記第2コネクタ200を回動していくと、上記四つの凸部213aが上記八つの凹部133aのうちの四つの上記凹部133aにそれぞれ嵌合するパターンが八つでき、この八つのパターンのそれぞれにおいて上記第1コネクタ100に上記第2コネクタ200が完全嵌合すると共に上記第1コネクタ100に対する上記第2コネクタ200の回動方向における位置を保持することができる。上記凸部は一以上設けられておればよく、上記凹部は二以上設けられておればよい。上記複数の凸部は形状を異にしてもよく、上記複数の凹部は形状を異にしてもよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が選択的に嵌合できる上記凹部が二以上あればよい。上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動していったときに上記一以上の凸部のそれぞれの凸部が嵌合する上記凹部が当該各凸部専用のものであってもよいし、複数の上記凸部で共用のものであってもよい。また、上記第1筒体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部を設け、上記第2本体の上記嵌合側に向いた端壁における上記嵌合方向からみて上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部を設け、この二以上の凹部を上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けてもよい。
上記第4の実施形態の場合、上記各凸部213aには、上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記嵌合側に向いた端壁213の表面に近づく斜面213aaがそれぞれ形成されている。しかし、この第4の実施形態によって本発明の上記凸部又は上記凹部が限定解釈されることはなく、上記凸部、及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されていてもよいし、このような斜面を形成せずに上記凸部が上記端壁表面からストレートに立ち上がっていてもよいし、上記凹部が上記端壁表面からストレートに凹んでいてもよい。そのときは、例えば上記第1コネクタに対して上記第2コネクタを回動するときに上記第2コネクタを上記反嵌合方向に少し引いてから回動するなどすればよい。その他の詳細な構成は上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタのものと同様である。
上記第4の実施形態の一対の同軸電気コネクタの作用、及び効果は、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタで得られる作用、及び効果と同様である。ただし、上記第1の実施形態の一対の同軸電気コネクタにおける上記凸部111a、及び上記凹部231aの作用が上記第2の実施形態の一対の同軸電気コネクタでは上記凸部213a、及び上記凹部133aによって発揮される。
本発明の一対の同軸電気コネクタは、以上で説明した各実施形態、及び変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態、及び変形例は本発明の一対の同軸電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態、及び変形例の記載によって本発明の一対の同軸電気コネクタが限定解釈されることはない。
100 第1コネクタ
110 第1本体
111 嵌合側に向いた端壁
111a 凸部
111aa 斜面
113 第1絶縁部材
120 第1コンタクト
121 接触部
130 第1筒体
131 雄ネジ
132 内向き突起
132a 反嵌合側の面
200 第2コネクタ
210 第2本体
212 第2絶縁部材
220 第2コンタクト
221 接触部
230 第2筒体
231 嵌合側に向いた端壁
231a 凹部
231aa 斜面
240 弾性アーム
241 固体端
242 自由端
243 外向き突起
243a 反嵌合側の面
300 実装先部材
400 自在アンテナ
410 アンテナバー
420 接続部材
111b 凹部
111ba 斜面
231b 凸部
113a 嵌合側に向いた端壁
113aa 凹部
212a 嵌合側に向いた端壁
212aa 凸部
212aaa 斜面
133 嵌合側に向いた端壁
133a 凹部
213 嵌合側に向いた端壁
213a 凸部
213aa 斜面
110 第1本体
111 嵌合側に向いた端壁
111a 凸部
111aa 斜面
113 第1絶縁部材
120 第1コンタクト
121 接触部
130 第1筒体
131 雄ネジ
132 内向き突起
132a 反嵌合側の面
200 第2コネクタ
210 第2本体
212 第2絶縁部材
220 第2コンタクト
221 接触部
230 第2筒体
231 嵌合側に向いた端壁
231a 凹部
231aa 斜面
240 弾性アーム
241 固体端
242 自由端
243 外向き突起
243a 反嵌合側の面
300 実装先部材
400 自在アンテナ
410 アンテナバー
420 接続部材
111b 凹部
111ba 斜面
231b 凸部
113a 嵌合側に向いた端壁
113aa 凹部
212a 嵌合側に向いた端壁
212aa 凸部
212aaa 斜面
133 嵌合側に向いた端壁
133a 凹部
213 嵌合側に向いた端壁
213a 凸部
213aa 斜面
Claims (4)
- 第1コネクタと、上記第1コネクタへの嵌合又は上記第1コネクタからの離脱を自在に行うことができる第2コネクタとを備え、
上記第1コネクタは、上記嵌合側に向いた端壁を有すると共にシールド機能を有する第1本体と、上記第1本体に第1絶縁部材を介して上記第1本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第1絶縁部材と共に上記第1本体から上記嵌合方向へ延びる接触部を有する第1コンタクトと、上記第1コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて外周が円形に形成されていると共に上記第1本体の上記嵌合側に向いた端壁から上記嵌合側へ延びる第1筒体とを備え、
上記第2コネクタは、シールド機能を有する第2本体と、上記第2本体に第2絶縁部材を介して上記第2本体のシールド機能を有する部分と絶縁して設けられ、上記第2絶縁部材と共に上記第2本体から上記嵌合方向へ延びて少なくとも上記第1コネクタと上記第2コネクタとの完全嵌合時に上記第1コンタクトの上記接触部と接触することになる接触部を有する第2コンタクトと、上記第2コンタクトを囲む筒形で上記嵌合方向からみて内周が円形に形成されていると共に上記第2本体から上記嵌合側へ延びて上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体の外側に、上記第1コンタクト及び上記第2コンタクトのまわりに回動自在となるように嵌まり且つシールド機能を有する第2筒体とを備え、
上記第1筒体の内壁には、上記嵌合方向からみて内側へ突き出た内向き突起が設けられ、上記第2筒体には、固定端が上記第2コネクタに設けられていると共に上記第2筒体の内部を上記嵌合側へ延び且つ自由端に上記嵌合方向からみて外側へ突き出た外向き突起を設けた片持ばり状の弾性アームが設けられ、
上記内向き突起、及び上記外向き突起は、上記第1コネクタと上記第2コネクタとの嵌合時に上記第1筒体に対する上記第2筒体の回動にかかわらず接触すると共に上記各突起の基部に向かうにつれて上記反嵌合側に向かう斜面に形成された反嵌合側の面をそれぞれ有しており、
上記第1本体、上記第1絶縁部材、又は上記第1筒体における上記嵌合側に向いた端壁、及び上記第2筒体、上記第2絶縁部材、又は上記第2本体における上記嵌合側に向いた端壁のうち、一方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に一以上の凸部が設けられ、他方の上記端壁における上記嵌合方向からみて上記第1コンタクト又は上記第2コンタクトを中心とした円周上に二以上の凹部が設けられ、この二以上の凹部は上記一以上の凸部に対応した形状の一以上の上記凹部が二組以上、上記円周に沿ってずれて位置するように設けられている一対の同軸電気コネクタ。 - 請求項1の一対の同軸電気コネクタにおいて、さらに、
上記凸部及び上記凹部のうち少なくとも一方に上記円周に沿って端部に向かうにつれて上記端壁の表面に近づく斜面が形成されている一対の同軸電気コネクタ。 - 請求項1又は請求項2の一対の同軸電気コネクタにおいて、さらに、
上記第1筒体の外周面が円柱の外周面により形成され、この外壁に上記嵌合方向をピッチ方向とする雄ネジが形成されている一対の同軸電気コネクタ。 - 請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項の一対の同軸電気コネクタにおいて、
上記第2コネクタの上記第2本体が、アンテナバーの上記嵌合方向に対する角度が自在になる自在アンテナの一端を接続できるように構成されている一対の同軸電気コネクタ。
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