JP5832026B2 - 集電装置 - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図4、図5、図7、図8、図10、図11及び図13〜図16に示すように、トロリ線(1a)と摺動する摺動部によってこのトロリ線から集電する集電装置であって、前記摺動部は、前記トロリ線と摺動するすり板(10A;10A 1 〜10A 4 )であり、前記トロリ線に対して略直交する方向、かつ、前記すり板とこのトロリ線とを結ぶ方向と直交する方向(B 1 ,B 2 )にこのすり板が往復運動しながら接触するように、このすり板を駆動する駆動部(19)を備えることを特徴とする集電装置(3)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1〜図4に示す架線1は、線路上空に架設される架空式電車線路であり、所定の間隔をあけて架線金具によって支持点で支持されている。トロリ線1aは、集電装置3のすり板10A〜10Cが接触移動する電車線(電線)であり、集電装置3が摺動することによって、図1に示す車両2に負荷電流を供給する。車両2は、電車又は電気機関車などの電気車であり、例えば高速で走行する新幹線(登録商標)などの鉄道車両である。車体2aは、乗客又は貨物を積載し輸送するための構造物である。
図7に示す動作開始/終了選択部22を車両2の運転者が操作して、動作開始/終了選択部22が動作開始位置に切り替えられたときには、動作開始/終了選択部22が動作開始選択信号を制御部23に出力する。このため、図示しない電源から制御部23に電力が供給されるとともに、動作切替部21のソレノイドSOL-1,SOL-2に所定の時間間隔で制御部23が交互に電流を流す。ソレノイドSOL-1に制御部23が電流を流すと、シリンダ部20aのヘッド側室S1に空気圧源24から空気が供給されるとともに、このシリンダ部20aのロッド側室S2から大気中に空気が排出される。その結果、ピストンロッド部20bがB1方向に伸長し、図4及び図6に示すガイド部14のガイドレール部14bに沿ってスライド部14aがスライドし、図8(A)に示すようにすり板10AがB1方向に移動する。
(1) この第1実施形態では、トロリ線1aに対してすり板10Aが往復運動しながら接触するように、このすり板10Aを駆動部19が駆動する。このため、すり板10Aに発生する局部摩耗のような集中的な摩耗を防止することができる。その結果、すり板10Aの交換周期を延長することができ、すり板10Aの交換のためのコストを低減することができる。また、トロリ線1aにジグザグ偏位を付与するために多量の架線金具を取り付ける必要がなくなって、トロリ線1aを少量の架線金具によって直線状に取り付けることができる。その結果、架線金具の取付作業が軽減されて、架線金具の設置コストを軽減することができるとともに、架線金具の点検作業などが軽減されて、メンテナンスコストを低減することができる。また、架線金具の取付箇所を低減することができるためトロリ線1aの硬点の数が低減し、トロリ線1aが上下に動き易くなって集電装置3の集電性能を向上させることができる。その結果、トロリ線1a及びすり板10Aの摩耗を低減することができる。また、トロリ線1aに対するすり板10Aの接触位置を速い速度で移動させながら摺動させることができる。その結果、すり板10Aが往復駆動することによって、このすり板10Aの温度上昇した部分を走行風によって速やかに冷却することができるとともに、すり板10Aの表面温度の上昇が抑制されてすり板10Aの全般的な摩耗を抑制することができる。さらに、車両2が停車中であってもすり板10Aを往復駆動させて、トロリ線1aに対するすり板10A側の接触点を変更することができる。その結果、トロリ線1aからすり板10Aに大電流が流れ続けても、トロリ線1aの部分的な温度上昇を抑えることができトロリ線1aの損傷を抑えることができる。
以下では、図1〜図8に示す部分と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9に示すすり板組立体9は、すり板10A、導電部11、絶縁断熱部12及びガイド部14のスライド部14fなどが整列された状態で組み立てられている組立品(すり板体)である。ガイド部14は、スライド部14fとガイドレール部14gなどを備えている。ガイド部14は、すり板組立体9側のスライド部14fの下面と舟体枠17の凹状の底部上面とをスライド自在に接触させるとともに、舟体枠17側のガイドレール部14gとすり板組立体9側の絶縁断熱部12とをスライド自在に接触させて、すり板組立体9を移動自在にガイドするガイド装置である。
図10及び図11に示す駆動部19は、送りねじ機構部25と、駆動力発生部26と、動作切替部27などを備えている。送りねじ機構部25は、すり板10Aを往復駆動する部材である。送りねじ機構部25は、駆動力発生部26が発生する駆動力による回転運動を直線運動に変換してすり板組立体9を往復運動させる。送りねじ機構部25は、図10〜図12に示すねじ軸25aと、図12に示す鋼球25bと、図10及び図11に示す軸受部25cと、継手部25dと、図10〜図12に示すナット部25eなどを備えている。送りねじ機構部25は、例えば、図12に示すように、ナット部25e内に保持されている多数の鋼球(ボール)25bをねじ軸25aのねじ溝に沿って無限循環運動させることによって、ナット部25eを往復直線運動させるボールねじなどの送り装置である。
図10に示す動作開始/終了選択部22が動作開始位置に切り替えられると、図示しない電源から制御部23に電力が供給されるとともに、動作切替部27のソレノイドSOL-1,SOL-2に所定の時間間隔で制御部23が交互に電流を流す。ソレノイドSOL-1に制御部23が電流を流すと、駆動力発生部26の正転用空気供給口P1に空気圧源24から空気が供給される。このため、図10及び図11に示す駆動力発生部26の出力軸26aが正転すると、図10〜図12に示すねじ軸25aも正転してナット部25eがB1方向に移動し、図10及び図11に示すすり板10Aがナット部25eと一体となってB1方向に移動する。
この第3実施形態では、すり板10Aを送りねじ機構部25が往復駆動し、この送りねじ機構部25のねじ軸25aを回転駆動するための駆動力を駆動力発生部26が発生する。このため、十分な収容空間を確保することが困難な舟体枠17の内部に送りねじ機構部25を配置し、低摩擦の送りねじ機構部25によってすり板10Aを迅速に往復駆動させることができる。
図13及び図14に示す駆動部19は、駆動力発生部26と、動作切替部27と、巻き掛け伝導機構部28と、歯車機構部29などを備えている。図13に示す駆動力発生部26は、巻き掛け伝導機構部28の回転体28aを回転駆動するための駆動力を発生する部分である。動作切替部27は、巻き掛け伝導機構部28の回転体28a,28bを正転動作と逆転動作とに切り替える部分である。動作切替部27は、右側のソレノイドSOL-1が通電状態になると、空気圧源24から正転用空気供給口P1に空気を供給して出力軸26aを正転させ、左側のソレノイドSOL-2が通電状態になると、空気圧源24から逆転用空気供給口P2に空気を供給させて出力軸26aを逆転させる。
図13に示す動作開始/終了選択部22が動作開始位置に切り替えられると、動作切替部21のソレノイドSOL-1,SOL-2に所定の時間間隔で制御部23が交互に電流を流す。ソレノイドSOL-1に制御部23が電流を流すと、駆動力発生部26の正転用空気供給口P1に空気圧源24から空気が供給される。このため、図13及び図14に示す駆動力発生部26の出力軸26aが正転すると、歯車29aと歯車29bとが噛み合って、原動軸28dと一体となって回転体28aも正転して、巻き掛け部材28cが駆動する。その結果、図13に示すガイド部14のガイドレール部14bに沿ってすり板組立体9のスライド部14aがスライドし、図13及び図14に示すすり板10AがB1方向に移動する。
この第4実施形態では、すり板10Aを装着する巻き掛け部材28cを回転体28a,28bに掛けて、この回転体28a,28bを回転駆動することによってこの巻き掛け部材28cを巻き掛け伝導機構部28が往復駆動させ、この回転体28a,28bを回転駆動するための駆動力を駆動力発生部26が発生する。このため、十分な収容空間を確保することが困難な舟体枠17の内部に巻き掛け伝導機構部28を水平に配置し、簡単な構造の巻き掛け伝導機構部28によってすり板10Aを確実に往復駆動させることができる。
図15に示す集電装置3は、互いに平行なすり板10A1,10A2とすり板10A3,10A4とを備えており、複数のすり板(すり板片)10A1〜10A4に分割された多分割すり板体である。集電装置3は、例えば、多数のすり板10A1〜10A4に分割することによって、トロリ線1aと接触して加振されるすり板10A1〜10A4の1枚当たりの質量を低減し、トロリ線1aに対する追従性能を向上させた新幹線用(高速用)パンタグラフ集電舟である。すり板10A1〜10A4は、隣接するすり板10A1,10A2同士の干渉を防ぐとともに、隣接するすり板10A3,10A4同士の干渉を防ぐために、集電舟7の長さ方向に沿って所定の間隔(隙間)をあけて一列に配置されている。すり板10A1,10A2は、図6及び図9に示す絶縁断熱部12に支持されており、すり板10A3,10A4はすり板10A1,10A2とは別の絶縁断熱部12に支持されている。連結部10bは、すり板10A1とすり板10A2とが一体となって往復移動するようにこれらを連結する部材であり、連結部10cはすり板10A3とすり板10A4とが一体となって往復移動するようにこれらを連結する部材である。すり板10A1〜10A4は、B1,B2方向に往復移動可能なように、図6及び図9に示すガイド部14によってガイドされている。
図15に示す動作開始/終了選択部22が動作開始位置に切り替えられると、動作切替部21のソレノイドSOL-1,SOL-2に所定の時間間隔で制御部23が交互に電流を流す。ソレノイドSOL-1に制御部23が電流を流すと、エアシリンダ機構部20のピストンロッド部20bがB1方向に伸長して、すり板10A1,10A2がガイドされながらB1方向に駆動する。その結果、すり板10A1,10A2とともにラック30aもB1方向に駆動し、このラック30bと噛み合いながらピニオン30cが反時計回りに回転する。ピニオン30cが反時計回りに回転すると、このピニオン30cとラック30bとが噛み合いながらこのラック30bがB2方向に駆動する。その結果、ラック30bとともにすり板10A3,10A4がガイドされながら、すり板10A1,10A2とは反対方向のB2方向にすり板10A3,10A4が駆動する。
(1) この第5実施形態では、互いに平行なすり板10A1,10A2及びすり板10A3,10A4が互いに逆方向に往復運動するように、このすり板10A1,10A2及びすり板10A3,10A4を駆動部19が駆動する。このため、車両2の進行方向(A方向)に対して前後に配置されているすり板10A1,10A2及びすり板10A3,10A4を互いに逆方向に往復駆動させることができる。その結果、トロリ線1aとすり板10A1,10A2との間に発生する摩擦力と、トロリ線1aとすり板10A2,10A4との間に発生する摩擦力との作用方向が互いに逆方向になり、トロリ線1aに作用する左右方向の摩擦力が打ち消し合ってこの摩擦力を軽減することができる。
図16に示す駆動部19は、エアシリンダ機構部20と、動作切替部21と、滑車機構部31と、張力付与部32などを備えている。エアシリンダ機構部20は、すり板10A1,10A2を往復駆動するための駆動力を発生する部材である。エアシリンダ機構部20は、ピストンロッド部20bを伸縮することによってすり板10A1,10A2をB1,B2方向に往復駆動し、このすり板10A1,10A2の往復駆動に連動して、このすり板10A1,10A2と逆方向のB1,B2方向にすり板10A3,10A4を往復駆動する。動作切替部21は、右側のソレノイドSOL-1が通電状態になると流路が切り替わり、すり板10A1,10A2がB1方向に駆動し、すり板10A3,10A4がB2方向に駆動するように、ピストンロッド部20bをB1方向に伸長(前進)させる。一方、動作切替部21は、左側のソレノイドSOL-2が通電状態になると流路が切り替わり、すり板10A1,10A2がB2方向に駆動し、すり板10A3,10A4がB1方向に駆動するように、ピストンロッド部20bをB2方向に縮小(後退)させる。
図16に示す動作開始/終了選択部22が動作開始位置に切り替えられると、動作切替部21のソレノイドSOL-1,SOL-2に所定の時間間隔で制御部23が交互に電流を流す。すり板10A3,10A4に張力付与部32が引張力をB2方向に作用させているため、巻き掛け部材31bを通じてすり板10A1,10A2にこの引張力がB1方向に作用する。このため、ソレノイドSOL-1に制御部23が電流を流すと、エアシリンダ機構部20のピストンロッド部20bがB1方向に伸長して、図4及び図6に示すガイド部14によってすり板10A1,10A2がガイドされながらB1方向に駆動する。このとき、張力付与部32が巻き掛け部材31bにB2方向に引張力を作用させているため、巻き掛け部材31bが弛まずに回転体31aが反時計回りに回転する。その結果、すり板10A1,10A2のB1方向への移動に連動して、このすり板10A1,10A2とは反対方向のB2方向にすり板10A3,10A4が移動する。
この第6実施形態では、すり板10A1,10A2とすり板10A3,10A4とを連結する巻き掛け部材31bを回転体31aに掛けて、これらのすり板10A1〜10A4を滑車機構部31が往復駆動する。また、この第6実施形態では、すり板10A1,10A2を往復駆動するための駆動力をエアシリンダ機構部20が発生し、このすり板10A1,10A2の往復動作に連動して巻き掛け部材31bが弛まずにすり板10A3,10A4が往復動作するように、このすり板10A3,10A4に張力付与部32が張力を付与する。このため、十分な収容空間を確保することが困難な舟体枠17の内部に、高さが低い滑車機構部31を水平に配置して、簡単な構造の滑車機構部31によってすり板10A1〜10A4を確実に往復駆動させることができる。
図17及び図18に示す導電レール1bは、集電装置33の集電靴10Dが摺動する電車線路(第三軌条式電車線路(第三レール))であり、支持碍子によって支持された状態で軌道の側方に沿って軌道と平行に敷設されている。導電レール1bは、鉄道車両の車輪を支持する通常の走行用レールとは異なり、車両に電力を供給するための集電用レールであり、車両に負荷電流を供給することを目的として使用される。
この第7実施形態では、導電レール1bと摺動する集電靴10Dを駆動部19が駆動する。このため、集電靴10Dを略均一に摩耗させることができ、この集電靴10Dに局部摩耗が発生するのを防止することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、鉄道車両の集電装置3,33を例に挙げて説明したが、運搬機械又はエレベータなどのような移動体の集電装置、高速で摺動しながら種々の試験を実施する集電試験機の集電装置などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、シングルアーム式の集電装置3及び第三軌条方式の集電装置33を例に挙げて説明したが、菱型又は翼型などの他の形式の集電装置についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、電車線がトロリ線1a及び導電レール1bである場合を例に挙げて説明したが、アルミ合金又は導電鋼などの剛体を電車線に使用する剛体ちょう架式電車線路の剛体電車線などについてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、車両2がA方向に移動する場合を例に挙げて説明したが、車両2がA方向とは逆方向に移動する場合についてもこの発明を適用することができる。
1a トロリ線(電車線)
1b 導電レール(電車線)
2 車両
2a 車体
3 集電装置
7 集電舟
9 すり板組立体
10A〜10C すり板(摺動部)
10D 集電靴(摺動部)
10A1,10A2 すり板(第1の摺動部)
10A3,10A4 すり板(第2の摺動部)
11 導電部
12 絶縁断熱部
13A,13B 通電部
14 ガイド部
15,16 固定部
17 舟体枠
18 固定部
19 駆動部
20 エアシリンダ機構部
21 動作切替部
22 動作開始/終了選択部
23 制御部
24 空気圧源
25 送りねじ機構部
25a ねじ軸
26 駆動力発生部
27 動作切替部
28 巻き掛け伝導機構部
28a,28b 回転体
28c 巻き掛け部材
29 歯車機構部
30 ラックピニオン機構部
30a,30b ラック
30c ピニオン
31 滑車機構部
31a 回転体
31b 巻き掛け部材
32 張力付与部
33 集電装置
Claims (8)
- トロリ線と摺動する摺動部によってこのトロリ線から集電する集電装置であって、
前記摺動部は、前記トロリ線と摺動するすり板であり、
前記トロリ線に対して略直交する方向、かつ、前記すり板とこのトロリ線とを結ぶ方向と直交する方向にこのすり板が往復運動しながら接触するように、このすり板を駆動する駆動部を備えること、
を特徴とする集電装置。 - 導電レールと摺動する摺動部によってこの導電レールから集電する集電装置であって、
前記摺動部は、前記導電レールと摺動する集電靴であり、
前記導電レールに対して略直交する方向、かつ、前記集電靴とこの導電レールとを結ぶ方向と直交する方向にこの集電靴が往復運動しながら接触するように、この集電靴を駆動する駆動部を備えること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の集電装置において、
前記駆動部は、前記摺動部を往復駆動するエアシリンダ機構部を備えること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の集電装置において、
前記駆動部は、
前記摺動部を往復駆動する送りねじ機構部と、
前記送りねじ機構部のねじ軸を回転駆動するための駆動力を発生する駆動力発生部とを備えること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の集電装置において、
前記駆動部は、
前記摺動部を装着する巻き掛け部材を回転体に掛けて、この回転体を回転駆動することによってこの巻き掛け部材を往復駆動する巻き掛け伝導機構部と、
前記回転体を回転駆動するための駆動力を発生する駆動力発生部とを備えること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の集電装置において、
前記摺動部は、互いに平行な第1及び第2の摺動部を備え、
前記駆動部は、前記第1及び前記第2の摺動部が互いに逆方向に往復運動するようにこの第1及びこの第2の摺動部を駆動すること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項6に記載の集電装置において、
前記駆動部は、
前記第1の摺動部側のラックと前記第2の摺動部側のラックとの間にピニオンを噛み合わせて、この第1及びこの第2の摺動部を往復駆動するラックピニオン機構部と、
前記第1及び前記第2の摺動部を往復駆動するための駆動力を発生する駆動力発生部とを備えること、
を特徴とする集電装置。 - 請求項6に記載の集電装置において、
前記駆動部は、
前記第1の摺動部と前記第2の摺動部とを連結する巻き掛け部材を回転体に掛けて、この第1及びこの第2の摺動部を往復駆動する滑車機構部と、
前記第1の摺動部を往復駆動するための駆動力を発生する駆動力発生部と、
前記巻き掛け部材が弛まずに前記第1の摺動部の往復動作に連動して前記第2の摺動部が往復動作するように、この第2の摺動部に張力を付与する張力付与部とを備えること、
を特徴とする集電装置。
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