JP5829804B2 - スイッチ構造体 - Google Patents

スイッチ構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP5829804B2
JP5829804B2 JP2010251379A JP2010251379A JP5829804B2 JP 5829804 B2 JP5829804 B2 JP 5829804B2 JP 2010251379 A JP2010251379 A JP 2010251379A JP 2010251379 A JP2010251379 A JP 2010251379A JP 5829804 B2 JP5829804 B2 JP 5829804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
single structure
anchor
switch structure
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010251379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011119249A (ja
Inventor
マーコ・フランセスコ・アイミ
シュビュラ・バンサル
クリストファー・フレッド・ケイメル
クナ・ヴェンカット・サティア・ラマ・キショア
サイラム・サンダラム
パラグ・サクレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2011119249A publication Critical patent/JP2011119249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5829804B2 publication Critical patent/JP5829804B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B3/00Devices comprising flexible or deformable elements, e.g. comprising elastic tongues or membranes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
    • H01H2001/0052Special contact materials used for MEMS
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
    • H01H2001/0084Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS] with perpendicular movement of the movable contact relative to the substrate

Description

本発明の実施形態は、一般に電流を切り替えるための装置に関し、より詳細にはミクロ電気機械式スイッチ構造体に関する。
ブレーカー(回路遮断器)は回路の不良により生ずる損傷から電気設備を保護するように設計された電気装置である。伝統的に、多くの従来のブレーカーは嵩高い(マクロ)電気機械式スイッチを含んでいる。残念なことに、これら従来のブレーカーはサイズが大きく、そのスイッチ機構を起動するには大きい力を使用する必要があり得る。加えて、これらのブレーカーのスイッチは一般に比較的遅い速度で作動する。さらにまた、これらのブレーカーは構築するのが複雑であり、従って製作するのが高価である可能性がある。加えて、従来のブレーカーのスイッチ機構の接点が物理的に分離されているとき、それら接点間にアークが形成され得、このアークにより、回路内の電流がなくなるまでその電流がスイッチを通って流れ続けることが可能になる。さらに、このアークに伴うエネルギーが接点をひどく損傷したり、及び/又は個人に火傷の危険を呈したりし得る。
遅い電気機械式スイッチの代替として、比較的速い固相スイッチが高速スイッチ用途で使用されている。これらの固相スイッチは、電圧またはバイアスを制御してかけることによって導電状態と非導電状態とを切り替える。しかしながら、固相スイッチは、非導電状態に切り替えられたときに接点間に物理的な間隙を生じないので、名目上非導電性のときに漏れ電流が生じる。さらにまた、導電状態で作動する固相スイッチは内部抵抗のために電圧降下を生じる。電圧降下と漏れ電流はいずれも正常な作動状況下で電力損失及び過剰な熱の生成の一因となり、これはスイッチの性能及び寿命にとって有害であり得る。また、少なくとも部分的には固相スイッチに伴う固有の漏れ電流のために、ブレーカー用途にこれら固相スイッチを使用するのは不可能である。
スイッチ装置に基づくミクロ電気機械システム(MEMS)は、幾つかの電流スイッチ用途について上記したマクロ電気機械式スイッチ及び固相スイッチの有用な代替を提供することができる。MEMS系スイッチは、電流を通すようにセットされたときには低い抵抗を有し、そこを通る電流を遮断するようにセットされたときには低い(又はゼロの)漏れを示す傾向がある。さらに、MEMS系スイッチはマクロ電気機械式スイッチより速い応答時間を示すことが期待される。
米国特許第7126220号
1つの局面において、スイッチ構造体のような装置が提供される。このスイッチ構造体はそれぞれ基板上に配置された接点と導電性要素を含んでいることができる。この導電性要素は実質的に金属性の材料からなることができ、導電性要素がある分離間隔だけ接点から離れている第1の位置と、導電性要素が接点と接触し(場合によっては、電気的連通を確立し)機械的エネルギー(例えば、導電性要素が外力の不在下で実質的に第1の位置をとるのに充分な機械的エネルギー)を蓄積する第2の位置との間で変形可能であるように構成することができる。導電性要素としては、例えば、カンチレバー、固定−固定梁(fixed-fixed beam)、ねじれ素子、及び/又は隔膜を挙げることができる。このスイッチ構造体は、基板上に配置された電極であって、導電性要素を第2の位置の方に押しやるように設定された静電気力を生じるように充電されるように構成された電極を含んでいてもよい。
導電性要素はさらに、ほぼ室温〜金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において少なくとも107秒の累積時間で第2の位置に変形された後、外力の不在下での分離間隔が累積時間にわたって20パーセント未満だけ変化するように構成することができる。導電性要素は、基板から伸びるアンカーとこのアンカーに連結された端部を有する梁とを、片持ちになるように含んでいることができる。この梁とアンカーはその間にある角度を定めることができ、導電性要素は、ほぼ室温〜金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において少なくとも107秒の累積時間で第2の位置に変形された後、外力の不在下でその角度が0.1パーセント未満だけ変化するように構成することができる。加えて、又は代わりに、導電性要素は、この導電性要素がほぼ室温〜金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度で第2の位置に変形されたとき、アンカー内の最大の非局在化定常状態歪み速度が約10-12-1未満にとどまるように構成することができる。場合によって、導電性要素は、導電性要素の第2の位置への初期変形がアンカー内に第1の弾性歪みを誘発し、かつ、ほぼ室温〜金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において少なくとも107秒の累積時間で第2の位置に変形された後、アンカーが第1の弾性歪みのほぼ半分より少ない最大の非局所的全塑性歪みを受けるように構成することができる。
幾つかの実施形態において、金属性材料は少なくとも65原子パーセントのニッケルと少なくとも1原子パーセントのタングステンの合金を含むことができ、導電性要素は、導電性要素が第1と第2の位置の間で変形したときアンカー内の応力が1000MPa未満であるように構成することができる。他の実施形態において、金属性材料は少なくとも80原子パーセントの金を含むことができ、導電性要素は、導電性要素が第1と第2の位置の間で変形したときにアンカー内の応力が20MPa未満であるように構成することができる。
幾つかの実施形態において、梁は、梁の厚さの約200倍未満大きく、また分離間隔の約1000倍未満である長さを有することができる。さらに、接点は、片持ち梁の自由端の20パーセント以内である重なり長さにより画定される領域にわたって導電性要素に対向するように配置することができる。接点と導電性要素はミクロ電気機械装置又はナノ電気機械装置の一部であってもよく、導電性要素は103-1以上の表面積対体積比を有し得る。
接点と導電性要素はそれぞれ、回路の異なる電位にある第1と第2の側に接続することができる。導電性要素の第1及び第2の位置の間の変形はそれぞれ、電流を通過させ、及び遮断するように作用し得る。第1の側は、約1kHz以下の周波数で振動する少なくとも1mAの電流を供給するように設定された電源を含んでいることができる。
別の局面において、基板を準備し、基板上に接点を形成し、実質的に金属性材料の(例えば、103-1以上の表面積対体積比を有する)導電性要素を基板上に形成することを含む方法が提供される。導電性要素は、基板から伸延するアンカーと、片持ちになるようにアンカーに連結された端部を有する梁とを含むように形成することができ、アンカーと梁はその間にある角度を定める。導電性要素は、ほぼ室温〜金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において、導電性要素が接点からある分離間隔だけ離れている第1の位置と、導電性要素が接点と接触し、エネルギーを蓄積する第2の位置との間で変形することができ、この際導電性要素は少なくとも107秒の累積時間の間第2の位置を占める。導電性要素が変形した後、導電性要素が第1の位置に戻るように導電性要素から外力を除去することができ、この際角度は0.1パーセント未満変化する。幾つかの実施形態において、電極を基板上に形成することができ、この電極は導電性要素を第2の位置の方に押しやるように設定された静電気力を確立するように構成される。また、接点と導電性要素は基板と保護キャップとの間に封入することもできる。
接点と導電性要素はそれぞれ回路の対向する側に接続することができ、これらの対向する側はこれら対向する側が切断されたとき異なる電位にある。導電性要素は、第1及び第2の位置でそれぞれ電流を通過させ、及び遮断するように選択的に変形することができる。請求項23の方法では、前記導電性要素を第1及び第2の位置の間で選択的に変形して、それぞれ電流を(例えば、少なくとも約1mAの振幅と約1kHz以下の振動周波数で)通過させ遮断する。
本発明の上記及び他の特徴、局面、及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことでより一層理解されるであろう。図面全体を通して類似の符号は類似の部分を表す。
図1は、一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略透視図である。 図2は、図1のスイッチ構造体の概略側面図である。 図3は、図1のスイッチ構造体の概略断片透視図である。 図4は、開放位置にある図1のスイッチ構造体の概略側面図である。 図5は、閉鎖位置にある図1のスイッチ構造体の概略側面図である。 図6A−Cは、図1のスイッチ構造体の側面図であり、接触位置と非接触位置との間の梁の動きを示している。 図7は、別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略側面図である。 図8は、図7のスイッチ構造体の概略側面図である。 図9は、図7のスイッチ構造体の概略断片透視図である。 図10A−Eは、一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体を製作するプロセスを示す概略側面図である。 図11は、もう1つ別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略透視図である。 図12は、図11のスイッチ構造体の概略側面図である。 図13は、図11のスイッチ構造体の概略断片透視図である。 図14は、さらに別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略透視図である。 図15は、図14のスイッチ構造体の概略側面図である。 図16は、図14のスイッチ構造体の概略断片透視図である。 図17は、さらにもう1つ別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略透視図である。 図18は、さらに別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体の概略側面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の一例の実施形態を詳細に説明する。図面全体を通して同じ参照番号は同じ部分・部品を表す。これらの実施形態の幾つかは上記及びその他のニーズに対処し得る。
図1−3を参照すると、一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体100の幾つかの概略図が示されている。スイッチ構造体100は接点102を含むことができ、これは例えば少なくとも一部が導電性材料(例えば、金属)から形成されたパッドであり得る。スイッチ構造体100はまた、実質的に導電性材料(例えば、金属)から形成された片持ち梁104のような導電性要素も含むことができる。幾つかの実施形態において、この導電性要素はまた、梁104及び/又は接点パッド上に、例えば接点102と接触させる目的の梁の一部分を覆って配置された、例えば保護性の(恐らくは非導電性の)コーティングのような他の特徴も含み得る(以下でさらに述べる)。梁104はアンカー106とベース107によって支持することができ、これらアンカー106とベース107は梁と一体化してもよく、この梁を下にある基板108のような支持構造体に接続するように機能し得る。接点102も基板108によって支持し得る。
接点102と梁104を基板108上に配置すると、従来の微細加工技術(例えば、電気メッキ、蒸着、フォトリソグラフィー、湿式及び/又は乾式エッチング、など)によるスイッチ構造体100の生産が容易になり得る。この線に沿って、スイッチ構造体100はミクロ電気機械若しくはナノ電気機械装置又はミクロ電気機械システム(MEMS)の一部分を構成してもよい。例えば、接点102及び梁104は数又は数十マイクロメートル及び/又はナノメートル程度の寸法を有し得る。1つの実施形態において梁104は108-1以上の表面積対体積比を有し得るが、別の実施形態においてこの比は103-1に近くてもよい。スイッチ構造体100を製作する可能な方法に関する詳細については以下でさらに述べる。
基板108はまた、電気的接続を提供するように機能する、例えば金属−酸化物−半導体電界効果トランジスター(MOSFET)及びパターン化された導電性層(図示してない)のような従来の半導体装置及び/又は構成部品を含んでいるか又は支持していてもよい。かかるパターン化された導電性層はまた接点102及び梁104への電気的接続も提供し得(後者への接続は、例えば、アンカー106及びベース107を介する)、これらの接続は図1及び2に概略的に示されており、以下に記載する。スイッチ構造体100の特徴のような半導体装置及び導電性層は従来の微細加工技術を用いて製作することができる。1つの実施形態において、基板108は半導体ウエハーであり得、このウエハーはその表面上に形成されたスイッチ構造体100及びその他の回路と共に1以上のMOSFETを含むように加工処理されている。スイッチ構造体100は、MOSFETの1つの上に配置することができ(例えば、ウエハーの表面に垂直な線がMOSFETとスイッチ構造体の両方を横切ることになる)、MOSFETと共に作動可能であり得る(以下でさらに述べる)。他の実施形態において、基板108は、例えば、ダイヤモンド、サファイア、石英、ポリイミド、絶縁金属基板、などを始めとする半導体ウエハー以外の材料から形成され得る。
図1−5を参照して、梁104は、梁が接点102から分離間隔dだけ離れている第1の非接触すなわち「開放」位置(例えば、図4)と、梁が接点と接触して電気的連通を確立する第2の接触すなわち「閉鎖」位置(例えば、図5)との間で選択的に可動であるように構成することができる。例えば、梁104は、この梁が非接触位置では自然に(すなわち、外部から加えられる力の不在下で)配置され、機械的エネルギーをその内部に蓄積しつつ接触位置を占めるために変形し得るように、接触位置と非接触位置との間で動くときに変形を受けるように構成することができる。他の実施形態においては、梁104の未変形の状態が接触位置であってもよい。
スイッチ構造体100はまた電極110も含み得る。電極と梁104との間に電位差が存在するように適切な電圧が電極110にかかると、静電気力が梁を電極の方に(また、接点102の方に)引っ張るように作用する。電極110にかかる電圧を適切に選ぶことにより、梁104は生じた静電気力によって、梁を非接触(すなわち、開放又は非導電)位置から接触(すなわち、閉鎖又は導電)位置へ動かすように充分に変形することができる。従って、電極110はスイッチ構造体100に対して「ゲート」として作用し得、電極にかかる電圧(「ゲート電圧」という)はスイッチ構造体の開閉を制御するように機能する。電極110はゲート電圧源112と連通し得、このゲート電圧源は選択的なゲート電圧VGを電極にかけることができる。
接点102と梁104は回路114の部分として作用し得る。例えば、回路114はお互いに切り離されたとき(一方の側のみが電源120に接続される場合のように)互いに異なる電位にある第1の側116と第2の側118を有することができる。接点102と梁104はそれぞれ回路114の一方の側116、118に接続することができ、その結果梁の第1と第2の位置の間の変形がそれぞれ梁を通る電流を通し、また遮断するように作用する。梁104はスイッチ構造体100を利用する用途によって決められる周波数(均一又は不均一)で接点102と接触したりしなかったりするように繰り返し動くことができる。接点102と梁104が互いに離れているときには、接点と梁との間に電位差、及び電圧差が存在するであろう。この電圧の差は「スタンドオフ電圧」といわれる。
1つの実施形態において、梁104は(例えば、アンカー106及びベース107を介して)電源120と連通し得、接点102は例えば負荷抵抗RLとして示される電気的負荷122と連通し得る。電源120は異なる時間に電圧源及び電流源として作動し得る。従って、梁104は電気的スイッチとして作用し得、梁が接触位置にあるときには負荷電流(例えば、約1mA以上の振幅及び約1kHz以下の振動周波数)が電源120から梁及び接点102を通って電気的負荷122に流れることを可能にし、そうでない場合梁が非接触位置にあるときには電気的経路を遮断し、電源から負荷への電流の流れを阻止する。上に示した電流及びスイッチの周波数は比較的高めの電力遮断用途で利用され得るであろう。スイッチ構造体100が信号を送信する状況で利用される場合(比較的低めの電力で作動することが多い)のような他の実施形態において、電源120は1kHzより大きい振動周波数で100mA以下(1mA程度まで下がる)の大きさを有する電流を提供し得る。
上記スイッチ構造体100は、設計が同様であろうと異なっていようと他のスイッチ構造体を含む回路の部品として、回路全体の電流及び電圧容量を増大するために利用することができるであろう。例えば、スイッチ構造体を直列及び並列の両方で配列して、スイッチ構造体が開放されているときのスタンドオフ電圧の所望の遮断(例えば、スイッチ構造体間の電圧の比較的均等な遮断)及びスイッチ構造体が閉鎖されているときの電流の所望の遮断(例えば、スイッチ構造体間の電流の比較的均等な遮断)を容易にすることができるであろう。
スイッチ構造体100の作動中、梁104は、第1と第2の位置の間(すなわち、接点102との接触と遮断)に梁を変形させる、上述の電極110により確立される静電気力のような外部からかけられた力を受け得る。室温以上だが、梁を実質的に形成している材料の融解温度の50パーセント未満までであることが多く、又は30パーセントまでの周囲温度(使用温度)で、これらの力がかけられ得、スイッチ構造体100が作動し得る。さらに、スイッチ構造体100が数年程度の有用な寿命を保有することが期待される用途(例えば、比較的高めの電力遮断用途)の場合、梁104は少なくとも104秒、場合によっては106秒より長く又はさらには108秒より長い累積時間の間接点102と接触している可能性がある。さらに、接点102と接触するように変形したとき、梁104は比較的高い応力を受け得、この応力の大きさはスイッチ構造体100の幾何学的形状及び梁を実質的に形成している材料に依存する。
上記の一例として、スイッチ構造体100は、約100mmの長さL、約25〜1のアスペクト比(長さL対厚さt)、及び約1−3mmの接点102からの分離間隔dを有するニッケル(Ni)−12原子パーセントタングステン(W)の片持ち梁104を含むことができ、ここで接点は梁の自由端に対向して位置しており、距離Loだけ梁と重なっている。かかる幾何学的形状の場合、100MPaより大きく、600MPa以上もの応力が、梁が接点102と接触するように変形しているとき梁104及び/又はアンカー106の実質的な部分に存在し得る。既に述べたように、幾つかの用途において、梁104及び/又はアンカー106は使用条件下で104秒以上、さらには108秒もの長い可能性がある時間の間支障なくこの応力に耐える必要があり得る。これらの応力は、幾何学的な凹凸、表面隆起、及び欠陥の周辺のような応力集中領域に存在し得る極めて局在化されており多くの場合一時的な応力とは別であると予想される。
片持ち梁(又は他の変形可能な接触構造体)及び関連する接点を含む(スイッチ構造体100のような)スイッチ構造体の適正な作動の場合、梁は、この梁を接点と接触せしめる外力の存在又は不在(例えば、電極110に関連するゲート電圧及び対応する静電気力の存在又は不在)によって特定される接触位置又は非接触位置をとることが意図されていることが多い。しかしながら、多くの研究者が、金属性のマイクロメートル規模の片持ち梁(又は他の変形可能な接触構造体)を含むスイッチ構造体がうまく機能しない傾向があり、そのためスイッチ構造体の挙動が意図した通りでないことを観察している。これらの機能不良は一般に表面接着に関連した問題に帰因している。具体的には、マイクロメートル規模の梁(又は他の変形可能な接触構造体)に存在する大きい表面積対体積比を考えると、梁が関連する接点パッドと接触する自由な表面の削除に関連するエネルギー低下が、変形中梁に蓄積される機械的エネルギーと比べて些細でないか又は高い可能性がある。従って、理論上、梁の内部歪みエネルギーがこの梁の接点からの分離を誘発するには不充分であるため、他の場合には片持ち梁及び関連する接点を接触させる外力の除去後片持ち梁及び関連する接点が接着したままでとどまる。
有力な理論と対照的に、本出願人は、金属性の小さい規模の片持ち梁を含むスイッチ構造体の支障が、多くの場合、梁と関連する接点との接着に起因するのではなく、主として梁の未変形の構造の変化に起因することを観察した。すなわち、梁を関連する接点と接触させる外力がかけられたとき、梁は「クリープ」ともいわれる時間依存性の塑性変形を受ける。
梁が時間依存性の塑性変形を受けるにつれて、梁の未変形の構造(すなわち、外部の負荷の不在下で梁がとる形状)は、非接触位置に配置された梁の構造から、梁が接触位置に配置された配置の方に動く。同様に、接触位置にあるときの梁に最初に付随していた機械的歪みエネルギーは低下し、場合によってはほぼゼロになる。結局、スイッチ構造体は梁と関連する接点との間の接着のために支障を来し得るが、この支障機構は二次的であり得、接触位置にある梁に関連する機械的歪みエネルギーの低下に起因し得る。このスイッチ構造体に関連する梁の時間依存性の塑性変形は、これらの装置が梁を形成している金属性材料の融解温度の50パーセント又はさらには30パーセントより低い周囲温度(又は、梁が多数の別個の金属性材料から形成されている場合は、梁の実質的な部分を構成する金属の1つに関連する最低融解温度の50パーセント又はさらには30パーセントより低い温度)で作動することが多いという点で驚くべきことである。
本出願人の発見により、梁104は、梁の実質的な部分を構成する金属の1つに関連する最低融解温度の50パーセント又はさらには30パーセント下の温度を含む使用条件下で、梁を実質的に形成している金属性材料の時間依存性の塑性変形に起因する梁の永久変形を制限するように構成され得る。梁104は、梁の機械的挙動が構成成分の金属性材料の機械的挙動により一般に又は有意に決定されるとき金属性材料から「実質的に形成される」と考えることができるという点に留意されたい。スイッチ構造体100の作動中、梁104は時には梁が接点102から分離間隔dだけ離れている第1の(非接触)位置に配置されることができる。別の時には、梁104は、梁が接点102と接触している第2の(接触)位置に配置されることができる。梁104は、少なくとも107秒の累積時間、室温〜金属性材料の融解温度(又は、金属性材料が多数の別個の金属性材料を含む場合、梁を実質的に形成している金属性材料の1つの融解温度)のほぼ半分の温度で第2の(閉鎖)位置に変形され得る。梁104は、かかる変形の後、外力の不在下で梁104と接点102との間の分離間隔が、累積時間にわたって20パーセント未満だけ変化するように幾何学的に構成され得る(すなわち、累積時間にわたる任意の時間にとったdの測定値が互いの20パーセント以内である結果を生じる)。
例えば、図6A−Cを参照して、時間t0<0で、梁104は、梁が接点102から分離間隔d=d0だけ離れている第1の(非接触)位置に配置することができる。次に、梁が接点102と接触するように梁を第2の(接触)位置に変形するために時間t1=0で力Fを梁104にかけることができる。その後、時間t2=107秒まで梁104を第2の位置に維持することができ、この時点で力Fを除くことができる。力Fが除かれると、梁104は接点102から分離間隔d=d1だけ離れている第1の位置に戻ることができる。
梁104が受けた応力がその梁を実質的に形成している金属性材料の塑性変形を起こすのに必要な応力より少ない場合、及び梁が時間依存性の塑性変形の影響を全く受けない場合、d0=d1である。同様に、梁104を第2の位置に維持するのに必要とされる力Fの大きさ、及び第2の位置に配置されているとき梁内に蓄積される機械的エネルギーの量は一定でとどまると期待される。しかしながら、本出願人は、時間依存性の塑性変形に起因して、d1がd0未満であることが多いことを見出した。それでも、梁104は、接点102と梁との間の分離間隔dが、スイッチ構造体100が適正に機能するのを可能にするのに充分であることを確実にするように構成することができる。
例えば、梁104はd0≧d1≧0.8d0を確実にするように構成することができる。加えて、又は代わりに、梁104は、梁が外力の不在下で第1の位置(例えば、20パーセント以内)を実質的にとるようにさせるのに充分なエネルギーを変形中に蓄積するように構成することができる。さらに、梁104とアンカー107はその間に角度θを定め得、梁104は、梁が第1と第2の位置との間で変形する結果として、この角度θが梁に作用する外力の不在下で0.5パーセント未満、場合によっては0.1パーセント未満だけ変化するように構成することができる。
本出願人はさらに、例えば図1に示したような片持ち梁を含むスイッチ構造体の場合、梁(又は梁が他のやり方で片持ちにされる構造体)のアンカー内の時間依存性の塑性変形が、梁全体の構造の永久的変化の重大な原因であることができるということを発見した。従って、梁104は、梁が第2の位置に変形されたとき、アンカー内の最大の非局在化された定常状態歪み速度が約10-12-1未満にとどまるように構成することができる。代わりに、又は加えて、梁104は、アンカー106が受ける全塑性歪みが、(梁内のあらゆる有効なクリープの前に)梁の接触位置への初期変形の際にアンカー内に誘発された弾性歪みの数パーセント未満にとどまるように構成することができる。例えば、梁104の第2の位置への初期変形がアンカー106内に第1の弾性歪みを誘発し、その後梁を少なくとも107秒の累積時間の間第2の位置に変形する場合、梁はアンカーが第1の弾性歪みのほぼ半分より少ない最大の非局所的全塑性歪みを受けるように構成することができる。
梁104は、梁の変形中アンカー106内に生じる応力を、超えると過度の塑性変形が生じる閾値より低く制限するように設計することができる。この閾値応力は、梁104を変形するときの温度、ある用途で許容することができる梁の形状変化の量、及び梁を実質的に形成する材料(材料の組成とミクロ構造の両方を含む)の1以上に依存する。
例えば、本出願人は、スイッチ構造体100が梁104を実質的に形成している材料の融解温度のほぼ半分未満の温度で作動する用途の場合、アンカーの非局在化された(すなわち、高度に局在化した応力集中領域から離れた)部分における応力が、構成成分の金属性材料として少なくとも65原子パーセントのニッケルと少なくとも1原子パーセントのタングステンの合金を含む梁で1000MPa未満であるとき、許容可能な性能(例えば、梁と接点との分離間隔の変化が、107秒又はさらには108秒までの変形累積時間にわたって20パーセント未満)を達成することができるということを見出した。もう1つ別の例として、本出願人は、アンカーの非局在化された(すなわち、高度に局在化された応力集中領域から離れた)部分における応力が、構成成分の金属性材料として80原子パーセントの金と20原子パーセントのニッケルを含む梁で45及び20MPa未満であるとき、それぞれ1及び20年のタイムスパンにわたって許容可能な性能を達成することができるということを見出した。本出願人はまた、純粋な金で形成された梁の場合、アンカーの非局在化された部分における応力が25MPa未満であるときに、1年のタイムスパンにわたって許容可能な性能を達成することができるということも見出した。
全体として、梁104はアンカー106内の応力及び/又は塑性歪みを制限するように設計することができる。例えば、図7−9を参照して、スイッチ構造体200は、接点202と実質的に導電性材料(例えば、金属)から形成された片持ち梁204のような導電性要素とを含んでいることができる。梁204はアンカー206とベース207により支持することができ、これらアンカー206とベース207は梁と一体化され得、梁を下にある基板208のような支持構造体に接続するように機能し得る。接点202もまた基板208により支持され得る。スイッチ構造体200はまた梁204を作動させるように構成された電極210も含み得る。
様々な物理的及び/又は設計パラメーターがアンカー206内の応力に影響を及ぼし得る。スイッチ構造体200は、例えば梁の長さLB、梁の幅wB、梁の厚さtB、接点の長さLC、接点の幅wC、接点の厚さtC、梁−接点の分離間隔(外力の不在下)dBC、梁−電極の重なり長さLE(梁204の端部205から測定する)、電極の幅wE、梁−電極の分離間隔(外力の不在下)dBE、梁の材料(及び対応する材料の性質)、及び梁と電極210との間の最大電圧差Vmaxによって特徴付けられ得る。(梁204の材料及び予想される作動温度の選択と併せて)これらのパラメーターの値を適切に選択することによって、本出願人は、アンカー206の領域における応力が、1年以上又はさらには20年のスイッチ構造体200の作動寿命を可能にするのに充分に低いスイッチ構造体を製造することができるということを見出した。
幾つかの実施形態において、梁204の厚さtBは少なくとも1mmであることができる。約1mm以上の厚さtBはその後の高温における加工処理のために梁のその後の変形を制限し得る。梁204の長さLBは少なくとも約20mmであることができる。接点202は、梁の自由端205の20パーセント以内である重なり長さLoによって定められる領域にわたって梁204に対向するように配置することができる。電極210は梁204の自由端205の50パーセント以内、幾つかの実施形態においては自由端の20−30パーセント以内に配置し得る。
梁204は、厚さtBより約200倍未満大きく、また梁と関連する接点202との分離間隔dBCの約1000倍未満である長さLBを有することができる。梁204がより大きいアスペクト比を有し、及び/又はより小さい間隔だけ接点202から離れている場合、接触位置に変形したとき梁内に誘発される応力は比較的低い可能性がある。しかしながら、梁204の長さが増大するにつれて、所与の領域に配置することができる梁の数は減少する。さらに、分離間隔dBCが低下するにつれて、クリープに関連する変形以外の支障機構が重要になり得る。例えば、梁204と接点202が互いに近付くにつれて、所与の電圧差でそれらの間の引力が増大し、この引力が意図せずに(例えば、電極210における電圧の不在下でさえ)梁に接触位置をとらせるのに十分なほどに大きくなる可能性がある。また、梁204と接点202の間の領域が、例えば電解放出のために電気的故障をより起こし易くなり得る。
使用中著しいクリープを回避するように梁104、204を構成することにより、梁と接点102、202との間の分離間隔dBCを、1年以下、場合によっては20年以上(幾つかの用途に対する要件)の使用の間、殆ど一定に、例えばその初期値の20パーセント以内に維持することができる。言い換えると、かけられた力により梁104、204が非接触位置(梁が接点102、202から間隔dBCだけ離れている)から接触位置の方へ押しやられ、次いでそのかけられた力が除去される各々の場合に、梁は、この梁が接点から間隔dBCだけ離れるように非接触位置に実質的に戻る(dBCの値は20パーセント未満だけ変化する )。
本出願人は、(梁204の材料と予想される作動温度の選択と併せて)スイッチ構造体200の様々な設計パラメーターの値を適切に選択することにより、アンカー206の領域における応力が、1年又はさらには20年以上のスイッチ構造体200の作動寿命(例えば、梁204と接点202との間の分離間隔の変化が20パーセントより少ない)を可能にするほど充分に低いスイッチ構造体を製造することができるということを見出した。下記表に、本出願人が許容可能な性能を観察しているパラメーター値、作動温度、及び梁の材料幾つかの組合せを挙げる。
Figure 0005829804
実質的に金属性材料から形成される上記スイッチ構造体100の生産に関連するプロセス温度は中程度であり、通常450℃未満である。これは、ケイ素から導体を形成するのに必要とされる、従来のドーピング手順を使用したときには通常900℃より高い温度と対照的である。このスイッチ構造体100に関連する低めの処理温度は、例えばMOSFETのような温度感受性の構成部品とこのスイッチ構造体との一体化を容易にし得る。
上に述べたように、図1のスイッチ構造体100のような上記スイッチ構造体は、従来の微細加工技術を用いて基板上に製作することができる。例えば、図10A−Eを参照すると、一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体を製造するための製作方法の概略表示が示されている。最初に、基板308の上に電極310と接点302を配置することができる。次に、例えば蒸着により、二酸化ケイ素330を付着させ、電極310と接点302を封入するようにパターン化することができる(図10A)。次いで、薄い接着層332(例えば、チタン)、シード層334(例えば、金)、及び金属層336(例えば、Ni−4原子パーセントW)を電気メッキによって付着させることができる(図10B)。次に、従来のフォトリソグラフィーを用いてフォトレジスト338を設け、パターン化することができ(図10C)、その後金属、シード、及び接着層336、334、332をエッチングして梁304を形成することができ、続いてフォトレジストを除去する(図10D)。最後に、梁304を支持し電極310と接点302を封入する二酸化ケイ素330を除去することができる(図10E)。その後、梁304も、例えば約300−450℃の温度で保護キャップにより封入してもよい。
図11−13を参照すると、別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体400の幾つかの図が示されている。スイッチ構造体は接点402と、実質的に導電性材料(例えば、金属)から形成された片持ち梁404のような導電性要素とを含むことができる。梁404はアンカー406とベース407によって支持することができ、これらのアンカー406とベース407は梁と一体化されてもよく、この梁を下にある基板408のような支持構造体と接続するように機能し得る。スイッチ構造体400はまた、梁404を作動させるように構成された電極310も含み得る。梁404は、幅wB1を有する第1の梁部分404と、幅wB2>wB1を有する第2の梁部分404bとを含み得る。電極410は、wB2とおよそ等しくてよい幅wEを有することができる。このように、電極410により提供される作動力は、第2の梁部分404bと電極の対応する幅を調節することによって調節することができる。第2の梁部分404bはまた、電極410の長さLEとおよそ等しい長さLB2を有し得る。
図14及び15を参照すると、もう1つ別の一例の実施形態に従って構成されたスイッチ構造体500の幾つかのが示されている。スイッチ構造体は接点502と、アンカー506及びベース507により支持された片持ち梁504とを含むことができる。このスイッチ構造体500はまた、梁504を作動させるように構成された電極510も含み得る。梁504は幅wBを有することができ、電極510は梁の幅と異なり得る幅wEを有することができる。wE>wBの場合、電極510により生成し梁504に作用する静電気力は、梁の効率的な作動を起こし得、また恐らくは梁を作動させるのに必要なエネルギーを低下させる。接点502は幾つかの別個の接触構造体502a、502bを含み得、梁504は各接触構造体に並列に又は片方ずつ直列に電気的電流を提供し得る。
図17を参照して、幾つかの実施形態において、スイッチ構造体600は、共通の第2の梁部分604cに接続された複数の第1の片持ち部分604a、604bを有する導電性要素604を含み得る。図18を参照して、スイッチ構造体700は、対向する接点702と梁704を含み得る。梁704は、梁が作動すると接点702と接触するように構成された突起709を含み得る。梁704のかかる構成により、関連する電極710の厚さtEとほぼ等しい厚さtCを有する接点702が可能になる。
本発明の幾つかの特徴についてのみ例示し説明して来たが、当業者には多くの修正と変化が明らかであろう。例えば、図1のスイッチ構造体100の導電性要素は片持ち梁により例証されるいるが、例えば、固定−固定梁、ねじれ素子、及び/又は隔膜を始めとしてその他の変形可能な接触構造体も可能である。さらに、以上の説明では時間依存性の変形を妨げるように構成されたモノリシックな金属性の層を有する梁を含んでいたが、他の実施形態では、各々(又は殆ど)の層が時間依存性の変形を妨げるように構成されている金属性材料の複数の層で実質的に形成された梁を含み得る。従って、後述の特許請求の範囲は、本発明の真の思想内に入るものとして、かかる修正と変化の全てを包含することを意図しているものと了解されたい。
スイッチ構造体 100
接点 102
片持ち梁 104
アンカー 106
ベース 107
基板 108
電極 110
ゲート電圧源 112
回路 114
回路の第1の側 116
回路の第2の側 118
電源 120
電気的負荷 122
スイッチ構造体 200
接点 202
片持ち梁 204
梁端部 205
アンカー 206
ベース 207
基板 208
電極 210
接点 302
梁 304
基板 308
電極 310
二酸化ケイ素 330
接着層 332
シード層 334
金属層 336
フォトレジスト 338
スイッチ構造体 400
接点 402
片持ち梁 404
第1の梁部分 404a
第2の梁部分 404b
アンカー 406
ベース 407
基板 408
電極 410
スイッチ構造体 500
接点 502
接触構造体 502a、502b
片持ち梁 504
アンカー 506
ベース 507
電極 510
スイッチ構造体 600
導電性要素 604
第1の片持ち部分 604a、604b
第2の梁部分 604c
スイッチ構造体 700
接点 702
梁 704
突起 709
電極 710

Claims (10)

  1. 基板(108)、
    前記基板上に配置された接点(102)、及び
    前記基板上に配置され、前記基板から伸延するアンカー(106)及び前記アンカーに連結された端部を有する梁を含み、実質的に金属性材料からなる導電性要素(104)及び構造体要素として配置された単一の構造体
    を含んでなり、
    前記単一の構造体の時間依存性の塑性変形は、該単一の構造体の金属性材料の時間依存性の塑性変形により決定され、
    前記単一の構造体は、前記単一の構造体が前記接点からある分離間隔だけ離れている第1の位置と、前記単一の構造体が前記接点と接触し、機械的エネルギーを蓄積する第2の位置との間で変形可能なように構成されており、前記単一の構造体は、ほぼ室温〜前記金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において少なくとも107秒の累積時間で第2の位置に変形された後、外力の不在下で分離間隔が前記累積時間にわたって20パーセント未満だけ変化するように構成されており、
    前記金属性材料が少なくとも65原子パーセントのニッケル及び少なくとも1原子パーセントのタングステンの合金を含み、
    前記単一の構造体への作動力が、
    前記梁の幅wB>前記アンカーの幅wA、又は、
    前記接点(102)を備える電極の幅wE>前記梁の幅wB
    とすることにより調整される、
    装置。
  2. 前記単一の構造体が、第2の位置にあるとき前記接点と電気的連通を確立する、請求項に記載の装置。
  3. 前記単一の構造体が、変形中、外力の不在下で前記単一の構造体が実質的に第1の位置をとるようにさせるのに充分なエネルギーを蓄積するように構成されている、請求項1記載の装置。
  4. 前記接点及び前記単一の構造体がミクロ電気機械装置又はナノ電気機械装置の部品である、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記単一の構造体が、片持ち梁である、請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記単一の構造体が、前記単一の構造体がほぼ室温〜前記金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度で第2の位置に変形されたとき、前記アンカー内の最大の非局在化された定常状態歪み速度が約10-121未満にとどまるように構成されている、請求項5記載の装置。
  7. 前記単一の構造体が、前記単一の構造体の第2の位置への初期変形により前記アンカー内に第1の弾性歪みが誘発され、ほぼ室温〜前記金属性材料の融解温度のほぼ半分の温度において少なくとも107秒の累積時間で第2の位置に変形された後に、前記アンカーが第1の弾性歪みのほぼ半分より少ない最大の非局所的全塑性歪みを受けるように構成されている、請求項5または6に記載の装置。
  8. 記単一の構造体が、前記単一の構造体が第1及び第2の位置の間で変形したときに、前記アンカー内の応力が1000MPa未満であるように構成されている、請求項5乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 記単一の構造体は、前記単一の構造体が第1及び第2の位置で変形するとき、前記アンカー内の応力が20MPa未満であるように構成されている、請求項に記載の装置。
  10. 前記梁がある長さ及びある厚さを有しており、長さが厚さの約200倍未満、分離間隔の約1000倍未満である、請求項5乃至9のいずれかに記載の装置。
JP2010251379A 2009-11-30 2010-11-10 スイッチ構造体 Active JP5829804B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/627,476 US8779886B2 (en) 2009-11-30 2009-11-30 Switch structures
US12/627,476 2009-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119249A JP2011119249A (ja) 2011-06-16
JP5829804B2 true JP5829804B2 (ja) 2015-12-09

Family

ID=43579456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010251379A Active JP5829804B2 (ja) 2009-11-30 2010-11-10 スイッチ構造体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8779886B2 (ja)
EP (1) EP2328160B1 (ja)
JP (1) JP5829804B2 (ja)
KR (1) KR101745725B1 (ja)
CN (1) CN102082043B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8865497B2 (en) 2010-06-25 2014-10-21 International Business Machines Corporation Planar cavity MEMS and related structures, methods of manufacture and design structures
US8611137B2 (en) 2011-11-23 2013-12-17 Altera Corporation Memory elements with relay devices
GB201320028D0 (en) * 2013-11-13 2013-12-25 Trinity College Dublin Method and system to control the mechanical stiffness of nanoscale components by electrical current flow
US9628086B2 (en) * 2013-11-14 2017-04-18 Case Western Reserve University Nanoelectromechanical antifuse and related systems
US9362608B1 (en) 2014-12-03 2016-06-07 General Electric Company Multichannel relay assembly with in line MEMS switches
US9663347B2 (en) 2015-03-02 2017-05-30 General Electric Company Electromechanical system substrate attachment for reduced thermal deformation
US10345332B2 (en) * 2015-10-08 2019-07-09 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Zero power sensors
KR101901212B1 (ko) * 2017-05-31 2018-09-27 한국과학기술연구원 열구동 스위치 구조체 및 그 제조 방법
CN109211283B (zh) * 2018-09-18 2020-02-18 东南大学 一种lc传感系统

Family Cites Families (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4423401A (en) * 1982-07-21 1983-12-27 Tektronix, Inc. Thin-film electrothermal device
US4959515A (en) 1984-05-01 1990-09-25 The Foxboro Company Micromechanical electric shunt and encoding devices made therefrom
US5258591A (en) * 1991-10-18 1993-11-02 Westinghouse Electric Corp. Low inductance cantilever switch
US5463233A (en) * 1993-06-23 1995-10-31 Alliedsignal Inc. Micromachined thermal switch
US5619177A (en) * 1995-01-27 1997-04-08 Mjb Company Shape memory alloy microactuator having an electrostatic force and heating means
US5696619A (en) 1995-02-27 1997-12-09 Texas Instruments Incorporated Micromechanical device having an improved beam
US5578976A (en) * 1995-06-22 1996-11-26 Rockwell International Corporation Micro electromechanical RF switch
US5638946A (en) * 1996-01-11 1997-06-17 Northeastern University Micromechanical switch with insulated switch contact
FR2772512B1 (fr) * 1997-12-16 2004-04-16 Commissariat Energie Atomique Microsysteme a element deformable sous l'effet d'un actionneur thermique
US6153839A (en) * 1998-10-22 2000-11-28 Northeastern University Micromechanical switching devices
ATE392010T1 (de) * 1999-02-04 2008-04-15 Inst Of Microelectronics Mikro-relais
US6236300B1 (en) * 1999-03-26 2001-05-22 R. Sjhon Minners Bistable micro-switch and method of manufacturing the same
US7137830B2 (en) * 2002-03-18 2006-11-21 Nanonexus, Inc. Miniaturized contact spring
US6803755B2 (en) 1999-09-21 2004-10-12 Rockwell Automation Technologies, Inc. Microelectromechanical system (MEMS) with improved beam suspension
US6310339B1 (en) * 1999-10-28 2001-10-30 Hrl Laboratories, Llc Optically controlled MEM switches
US6396368B1 (en) * 1999-11-10 2002-05-28 Hrl Laboratories, Llc CMOS-compatible MEM switches and method of making
US6384353B1 (en) * 2000-02-01 2002-05-07 Motorola, Inc. Micro-electromechanical system device
US6307169B1 (en) 2000-02-01 2001-10-23 Motorola Inc. Micro-electromechanical switch
US6570750B1 (en) 2000-04-19 2003-05-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Shunted multiple throw MEMS RF switch
US6373007B1 (en) 2000-04-19 2002-04-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Series and shunt mems RF switch
JP2002075156A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Nec Corp マイクロスイッチおよびその製造方法
US6531947B1 (en) * 2000-09-12 2003-03-11 3M Innovative Properties Company Direct acting vertical thermal actuator with controlled bending
FR2818795B1 (fr) * 2000-12-27 2003-12-05 Commissariat Energie Atomique Micro-dispositif a actionneur thermique
US6768403B2 (en) * 2002-03-12 2004-07-27 Hrl Laboratories, Llc Torsion spring for electro-mechanical switches and a cantilever-type RF micro-electromechanical switch incorporating the torsion spring
SE0101182D0 (sv) * 2001-04-02 2001-04-02 Ericsson Telefon Ab L M Micro electromechanical switches
US6800912B2 (en) * 2001-05-18 2004-10-05 Corporation For National Research Initiatives Integrated electromechanical switch and tunable capacitor and method of making the same
KR100929601B1 (ko) * 2001-08-20 2009-12-03 허니웰 인터내셔널 인코포레이티드 스냅작동식 열 스위치
US6625004B1 (en) * 2001-08-31 2003-09-23 Superconductor Technologies, Inc. Electrostatic actuators with intrinsic stress gradient
US6731492B2 (en) * 2001-09-07 2004-05-04 Mcnc Research And Development Institute Overdrive structures for flexible electrostatic switch
WO2003028059A1 (en) * 2001-09-21 2003-04-03 Hrl Laboratories, Llc Mems switches and methods of making same
US6788175B1 (en) 2001-10-04 2004-09-07 Superconductor Technologies, Inc. Anchors for micro-electro-mechanical systems (MEMS) devices
US6787438B1 (en) * 2001-10-16 2004-09-07 Teravieta Technologies, Inc. Device having one or more contact structures interposed between a pair of electrodes
WO2003043042A1 (en) 2001-11-09 2003-05-22 Wispry, Inc. Mems device having electrothermal actuation and release and method for fabricating
US6924966B2 (en) * 2002-05-29 2005-08-02 Superconductor Technologies, Inc. Spring loaded bi-stable MEMS switch
US6794101B2 (en) * 2002-05-31 2004-09-21 Motorola, Inc. Micro-electro-mechanical device and method of making
US7053736B2 (en) * 2002-09-30 2006-05-30 Teravicta Technologies, Inc. Microelectromechanical device having an active opening switch
US6876283B1 (en) 2003-07-11 2005-04-05 Iowa State University Research Foundation, Inc. Tapered-width micro-cantilevers and micro-bridges
US7433551B2 (en) * 2003-09-04 2008-10-07 Baker Hughes Incorporated Fiber optic sensors system
ATE382188T1 (de) * 2003-10-31 2008-01-15 Nxp Bv Mikroelektromechanische hochfrequenz-systeme und verfahren zur herstellung solcher systeme
US7352266B2 (en) * 2004-02-20 2008-04-01 Wireless Mems, Inc. Head electrode region for a reliable metal-to-metal contact micro-relay MEMS switch
US7362199B2 (en) * 2004-03-31 2008-04-22 Intel Corporation Collapsible contact switch
FR2868591B1 (fr) * 2004-04-06 2006-06-09 Commissariat Energie Atomique Microcommutateur a faible tension d'actionnement et faible consommation
US7372348B2 (en) * 2004-08-20 2008-05-13 Palo Alto Research Center Incorporated Stressed material and shape memory material MEMS devices and methods for manufacturing
US7230513B2 (en) * 2004-11-20 2007-06-12 Wireless Mems, Inc. Planarized structure for a reliable metal-to-metal contact micro-relay MEMS switch
JP2006179252A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Fujitsu Component Ltd スイッチデバイス
JP4792994B2 (ja) * 2005-03-14 2011-10-12 オムロン株式会社 静電マイクロ接点開閉器およびその製造方法、ならびに静電マイクロ接点開閉器を用いた装置
US7812703B2 (en) 2006-03-23 2010-10-12 Innovative Micro Technology MEMS device using NiMn alloy and method of manufacture
JP4234737B2 (ja) * 2006-07-24 2009-03-04 株式会社東芝 Memsスイッチ
JP2010500711A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自動ロック式微小電気機械素子
US7724121B2 (en) * 2006-09-07 2010-05-25 Innovative Micro Technology Singly attached MEMS thermal device and method of manufacture
US7688167B2 (en) 2006-10-12 2010-03-30 Innovative Micro Technology Contact electrode for microdevices and etch method of manufacture
US7609432B2 (en) * 2006-10-13 2009-10-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nanowire-based device and method of making same
US8258899B2 (en) * 2006-11-14 2012-09-04 California Institute Of Technology Nano-electro-mechanical systems switches
JP5083977B2 (ja) * 2007-05-17 2012-11-28 パナソニック株式会社 電気機械素子、その駆動方法およびそれを用いた電気機器
JP4970150B2 (ja) * 2007-06-01 2012-07-04 株式会社東芝 半導体装置
KR101303579B1 (ko) * 2007-07-19 2013-09-09 삼성전자주식회사 전기기계적 스위치 및 그 제조방법
US7471184B1 (en) * 2007-10-02 2008-12-30 Lucent Technologies Inc. Robust MEMS actuator for relays
WO2009067222A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-28 Xcom Wireless, Inc. Microfabricated cantilever slider with asymmetric spring constant
US7609136B2 (en) 2007-12-20 2009-10-27 General Electric Company MEMS microswitch having a conductive mechanical stop
CN101514990B (zh) * 2008-02-21 2014-01-29 天津先阳科技发展有限公司 人体组织液成分含量传感器、流体通道单元及其检测方法
DE102008011175B4 (de) * 2008-02-26 2010-05-12 Nb Technologies Gmbh Mikromechanischer Aktuator und Verfahren zu seiner Herstellung
US20100018843A1 (en) * 2008-07-24 2010-01-28 General Electric Company Low work function electrical component
US8093971B2 (en) * 2008-12-22 2012-01-10 General Electric Company Micro-electromechanical system switch
US8054147B2 (en) * 2009-04-01 2011-11-08 General Electric Company High voltage switch and method of making
US7928333B2 (en) * 2009-08-14 2011-04-19 General Electric Company Switch structures
US8826529B2 (en) * 2009-09-23 2014-09-09 General Electric Company Method of forming a micro-electromechanical system device
US8354899B2 (en) * 2009-09-23 2013-01-15 General Electric Company Switch structure and method
US8054589B2 (en) * 2009-12-16 2011-11-08 General Electric Company Switch structure and associated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
CN102082043A (zh) 2011-06-01
CN102082043B (zh) 2015-09-23
JP2011119249A (ja) 2011-06-16
EP2328160B1 (en) 2018-02-28
KR20110060840A (ko) 2011-06-08
US8779886B2 (en) 2014-07-15
US20110128112A1 (en) 2011-06-02
EP2328160A1 (en) 2011-06-01
KR101745725B1 (ko) 2017-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5829804B2 (ja) スイッチ構造体
JP5449756B2 (ja) 導電性機械的ストッパを有するmemsスイッチ
KR101734547B1 (ko) 스위치 구조체 및 방법
JP2007535797A (ja) マイクロマシン技術(mems)スイッチ用のビーム
KR20010030305A (ko) 접이식 스프링을 구비한 초소형 전기 기계 고주파 스위치및 그 제조 방법
US8093971B2 (en) Micro-electromechanical system switch
CN102176391B (zh) 开关结构
US7189934B2 (en) Self-healing liquid contact switch
KR101983854B1 (ko) 마이크로 전기 기계 시스템(mems) 장치 형성 방법
TWI501274B (zh) 微機電系統裝置及其製造方法
TW201230114A (en) Electrostatically actuated micro-mechanical switching device
EP3266033B1 (en) Electromechanical system substrate attachment for reduced thermal deformation
JP6820913B2 (ja) 電気めっきmems構造の高融点シード金属
KR100636351B1 (ko) 정전기력 구동 rf mems 스위치 및 그 제조 방법
JP2011034929A (ja) Memsスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5829804

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250