JP4970150B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に関し、特に、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術を用いて形成した可変容量やスイッチなどを低電圧で駆動でき、かつ大電力高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない、製造し易い半導体装置(静電MEMS)に関する。
マイクロマシンもしくはMEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術を用いて形成した可変容量やスイッチなどの駆動電圧を低電圧にする技術は既に開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では駆動電圧を低電圧にするために静電MEMSだけでなく、圧電体層を電極で挟んだ圧電MEMSを併用するので、高周波信号の印加による温度上昇で圧電MEMSの熱膨張係数差の問題が発生しやすい。
また、特許文献1では高周波信号の静電引力によって可動電極が固定電極に引き寄せられるセルフアクチュエーションや離れなくなるセルフホールディングが起き難くするために、高周波(RF)固定電極と静電MEMS駆動用固定電極に対向した高周波可動電極と駆動用可動電極を、絶縁性の駆動アームに別々に配置する必要があるので、圧電MEMSの製造工程に加えて製造工程が複雑で長くなる。
特開2004−302711号公報(第4頁、第1図)
本発明の目的は、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の半導体装置は、誘電体基板の表面と可動電極との間に空隙を形成するように前記可動電極の一端と前記誘電体基板の表面を固定するアンカーと、前記可動電極の他端と対向するように前記誘電体基板の表面に配置された高周波固定電極と、前記誘電体基板の裏面の下部電極と、前記高周波固定電極と前記下部電極を接続するビアホールと、前記誘電体基板の表面の前記アンカーと前記高周波固定電極の間に配置された駆動用固定電極と、前記高周波固定電極と前記駆動用固定電極を覆う絶縁膜とを備え、前記駆動用固定電極と前記可動電極との間および前記高周波固定電極と前記可動電極との間に、少なくとも高周波に対してインピーダンスが高いバイアス回路を経由して、駆動電圧を印加することを特徴とする。
そして、可動電極の駆動用固定電極に対向する領域の一部にスリットを入れて舌状可動部を作り、舌状可動部の先端側の少なくても一部を誘電体基板の方に凸とする。また、凸部までを段差が小さい階段状にするか、なだらかな傾斜面にする。
本発明によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない半導体装置を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図2は、図1のI―I線に沿う模式的断面構造図、図3は、図1のII―II線に沿う模式的断面構造図、図4は、図1のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図5は、図1のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1乃至図5に示すように、誘電体基板24の表面と可動電極10との間に空隙を形成するように可動電極10の一端と誘電体基板24の表面を固定するアンカー14と、可動電極10の他端と対向するように誘電体基板24の表面に配置された高周波固定電極18と、誘電体基板24の裏面の下部電極22と、高周波固定電極18と下部電極22を接続するビアホール20と、誘電体基板24の表面のアンカー14と高周波固定電極18の間に配置された駆動用固定電極16と、高周波固定電極18と駆動用固定電極16を覆う絶縁膜12とを備え、駆動用固定電極16と可動電極10との間に、少なくともRF高周波に対してインピーダンスが高いバイアス回路を経由して、駆動電圧を印加することを特徴とする静電MEMSを構成している。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、誘電体基板24の厚さが空隙の高さと絶縁膜12の厚さの和より厚く構成されていても良い。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、駆動用固定電極16の面積が高周波固定電極18の面積より広く構成されていても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1乃至図5および図6乃至図9に示すように、アンカー14と駆動用固定電極16までの可動電極10の幅を狭くして、ばねの力を調整している。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、RF高周波の周波数は、当該半導体装置の適用される応用分野に応じて適宜選択される周波数である。例えば、携帯電話に適用する場合には、数100MHz〜数GHzである。
(静電引力)
空隙の高さをT1、絶縁膜12の厚さをT2、誘電体基板24の厚さをT3とする。高周波固定電極18の面積をS1=W1×L1、駆動用固定電極16の面積をS2=W2×L2とする。S1とS2以外の可動電極10の面積は十分狭いとすると、静電引力は以下の様に近似できる。
駆動電圧VDRが印加されていない状態に駆動電圧VDRが印加されると、駆動用固定電極16とそれに対向する可動電極10の間のT1+T2に駆動電圧VDRがかかり、静電引力
FDR-20S2VDR 2/{2(T1+T2A)2}
が働く。ここで、ε0は真空中の誘電率、εAは絶縁膜12の比誘電率である。
本発明の第1の実施の形態に係る静電MEMSは、高周波固定電極18と可動電極10との間に、少なくともRF高周波に対してインピーダンスが高いバイアス回路を経由して、駆動電圧VDRを印加することを特徴とする。
高周波固定電極18とそれに対向する可動電極10にも駆動電圧VDRを印加する場合は、静電引力
FDR-10S1VDR 2/{2(T1+T2A)2}
が働く。
そして、可動電極10が絶縁膜12に引き寄せられた時(T1=0)の静電引力はそれぞれ
FDR-2’=ε0S2A VDR)2/(2T2 2)
FDR-1’=ε0S1A VDR)2/(2T2 2)
となる。
図6は、図2において、この駆動電圧印加時における図1のI―I線に沿う模式的断面構造図を示し、図7は、図3において、駆動電圧印加時における図1のII―II線に沿う模式的断面構造図、図8は、図4において、駆動電圧印加時における図1のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図9は、図5において、駆動電圧印加時における図1のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
駆動電圧VDRが印加されていない状態に高周波(RF)電圧VRFが印加されると、駆動用固定電極16では下部電極22と可動電極10の間のT1+T2+T3に高周波(RF)電圧VRFがかかる。
駆動電圧VDRは少なくともRF高周波に対してインピーダンスが高いバイアス回路を経由して印加されるので、RF高周波にとってバイアス回路側は無視できる。
下部電極22と駆動用固定電極16と可動電極10は平行に配置されているので、たとえ駆動用固定電極16を細かく分割しても、それらの電位は同じである。従って、RF高周波では駆動用固定電極16は無視でき、静電引力
FRF-20S2VRF 2/{2(T1+T2A+T3B)2}
が働く。ここで、εBは誘電体基板24の比誘電率である。
一方、高周波固定電極18では高周波固定電極18と可動電極10の間のT1+T2に高周波電圧VRFがかかり、静電引力
FRF-10S1VRF 2/{2(T1+T2A)2}
が働く。
そして、可動電極10が絶縁膜12に引き寄せられた時(T1=0)の静電引力はそれぞれ
FRF-2’=ε0S2VRF 2/{2(T2A+T3B)2}
FRF-1’=ε0S1A VRF)2/(2T2 2)
となる。
この高周波電圧VRFによる静電引力でセルフアクチュエーションやセルフホールディングが起こるが、誘電体基板24の厚さT3を十分大きくすれば、静電引力FRF-2やFRF-2’は十分小さくできる。
この場合、駆動用固定電極16の面積S2を高周波固定電極18の面積S1より大きくすれば、高周波固定電極18の高周波信号の静電引力(FRF-1やFRF-1’)によるセルフアクチュエーションやセルフホールディングを起こさない様にばねの力を強くした可動電極10を、駆動用固定電極16の低い駆動電圧による静電引力(FDR-2やFDR-2’)で引き寄せることができる。
また、誘電体基板24の厚さT3を十分大きくすれば静電容量は高周波固定電極18の部分が支配的になる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、誘電体基板24を真性半導体基板,不純物密度の低い高抵抗半導体基板あるいは半絶縁性半導体基板のいずれかに置き換えることもできる。一例としては、誘電体基板24を真性あるいは十分不純物密度が低い半絶縁性GaAs基板に置き換えることもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、図10乃至図18に示すように、図1乃至図9の構成において、アンカー14あるいは駆動用固定電極16あるいは高周波固定電極18の少なくとも一つを複数に構成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図であり、アンカー14と駆動用固定電極16を各2個にした構成を示す。また、図11は、図10のI―I線に沿う模式的断面構造図、図12は、図10のII―II線に沿う模式的断面構造図、図13は、図10のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図14は、図10のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
図15は、図11において、駆動電圧印加時における図10のI―I線に沿う模式的断面構造図を示す。また、図16は、図12において、駆動電圧印加時における図10のII―II線に沿う模式的断面構造図、図17は、図13において、駆動電圧印加時における図10のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図18は、図14において、駆動電圧印加時における図10のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、アンカー14−駆動用固定電極16−高周波固定電極18−駆動用固定電極16−アンカー14が直線状に配置されているので、可動電極10のばねの力を強くでき、高周波信号によるセルフアクチュエーションやセルフホールディングを起こさない静電MEMSを提供することができる。
また、左右対称になっているので、左右バランス良く可動電極10を引き寄せることができる静電MEMSを提供することができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、図19乃至図27に示すように、図10乃至図18の構成において、駆動用固定電極16が高周波固定電極18を囲むことを特徴とする静電MEMSを構成している。
図19は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図であり、駆動用固定電極16が高周波固定電極18を囲む構成を示す。図20は、図19のI―I線に沿う模式的断面構造図、図21は、図19のII―II線に沿う模式的断面構造図、図22は、図19のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図23は、図19のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
図24は、図20において、駆動電圧印加時における図19のI―I線に沿う模式的断面構造図を示す。また、図25は、図21において、駆動電圧印加時における図19のII―II線に沿う模式的断面構造図、図26は、図22において、駆動電圧印加時における図19のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図27は、図23において、駆動電圧印加時における図19のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18を囲む駆動用固定電極16で可動電極10を引き寄せることによって、高周波固定電極18とそれに対向する可動電極10には駆動電圧VDRを印加しなくても、高周波固定電極18を囲む可動電極10が均一に高周波固定電極18の部分を押し付けることができる静電MEMSを提供することができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、図28乃至図40に示すように、図19乃至図27の構成において、可動電極10の駆動用固定電極16に対向する領域の一部にスリット26を入れ、アンカー14側を先端とし、高周波固定電極18側を付け根とする、舌状可動部28を少なくとも一つ備えることを特徴とする静電MEMSを構成している。
図28は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図であり、可動電極10の駆動用固定電極16に対向する領域の一部にスリット26を入れ、アンカー14側を先端とし、高周波固定電極18側を付け根とする、舌状可動部28を少なくとも一つ備える構成を示す。また、図29は、図28のI―I線に沿う模式的断面構造図、図30は、図28のII―II線に沿う模式的断面構造図、図31は、図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図32は、図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図33は、図29において、駆動過渡期における図28のI―I線に沿う模式的断面構造図、図34は、図30において、駆動過渡期における図28のII―II線に沿う模式的断面構造図、図35は、図31において、駆動過渡期における図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図36は、図32において、駆動過渡期における図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
また、図37は、図29において、駆動電圧印加時における図28のI―I線に沿う模式的断面構造図、図38は、図30において、駆動電圧印加時における図28のII―II線に沿う模式的断面構造図、図39は、図31において、駆動電圧印加時における図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図40は、図32において、駆動電圧印加時における図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、図28乃至図30に示すように、アンカー14に固定される可動電極10を4箇所にしてばねのバランスを良くしている。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、舌状可動部28の先端のばねの力は弱いので、低い駆動電圧で図33乃至図36に示す様に先ず舌状可動部28の先端側を引き寄せることができる。空隙T1が小さくなると静電引力は大きくなるので、2個のアンカー14で支えられたばねの力の強い可動電極10の部分に繋がる舌状可動部28の付け根まで引き寄せることができ、図37乃至図40に示すようになる。
一方、前記のようにT3を十分大きくすれば駆動用固定電極16に対向する舌状可動部28に加わる高周波信号の静電引力は十分小さいので、舌状可動部28ではセルフアクチュエーションやセルフホールディングを起こさない。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置においては、図41乃至図53に示すように、図19乃至図27の構成において、可動電極10の駆動用固定電極16に対向する領域の一部にスリット26を入れ、アンカー14側を付け根とし、高周波固定電極18側を先端とする、舌状可動部28を少なくとも一つ備えることを特徴とする静電MEMSを構成している。
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置は、第4の実施の形態に係る半導体装置において、図28乃至図40の舌状可動部28の向きを逆にした構成を有する。
図41は、本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図42は、図41のI―I線に沿う模式的断面構造図、図43は、図41のII―II線に沿う模式的断面構造図、図44は、図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図45は、図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
また、図46は、図42において、駆動過渡期における図41のI―I線に沿う模式的断面構造図、図47は、図43において、駆動過渡期における図41のII―II線に沿う模式的断面構造図、図48は、図44において、駆動過渡期における図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図49は、図45において、駆動過渡期における図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
また、図50は、図42において、駆動電圧印加時における図41のI―I線に沿う模式的断面構造図、図51は、図43において、駆動電圧印加時における図41のII―II線に沿う模式的断面構造図、図52は、図44において、駆動電圧印加時における図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図53は、図45において、駆動電圧印加時における図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示している。
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置においては、図41乃至図43に示すように、アンカー14に固定される可動電極10を2箇所にしてばねのバランスを良くしている。
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置においては、舌状可動部28の先端のばねの力は弱いので、低い駆動電圧で図46乃至図49に示す様に先ず舌状可動部28の先端側を引き寄せることができる。空隙T1が小さくなると静電引力は大きくなるので、2個のアンカー14で支えられたばねの力の強い可動電極10の部分に繋がる舌状可動部28の付け根まで引き寄せることができ、図50乃至図53に示すようになる。
一方、前記のようにT3を十分大きくすれば駆動用固定電極16に対向する舌状可動部28に加わる高周波信号の静電引力は十分小さいので、舌状可動部28ではセルフアクチュエーションやセルフホールディングを起こさない。
本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置は、図54乃至図66に示すように、図41乃至図53の構成において、舌状可動部28は、幅が変わる領域を備えることを特徴とする静電MEMSを構成している。
図54は、本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図55は、図54のI―I線に沿う模式的断面構造図、図56は、図54のII―II線に沿う模式的断面構造図、図57は、図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図58は、図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図59は、図55において、駆動過渡期における図54のI―I線に沿う模式的断面構造図、図60は、図56において、駆動過渡期における図54のII―II線に沿う模式的断面構造図、図61は、図57において、駆動過渡期における図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図62は、図58において、駆動過渡期における図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図63は、図55において、駆動電圧印加時における図54のI―I線に沿う模式的断面構造図、図64は、図56において、駆動電圧印加時における図54のII―II線に沿う模式的断面構造図、図65は、図57において、駆動電圧印加時における図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図66は、図58において、駆動電圧印加時における図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置においては、舌状可動部28の幅を途中で狭くすることにより、先端に対するばねの力はさらに弱くなり、さらに低い駆動電圧で先端を引き寄せることができる。
本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第7の実施の形態]
本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置においては、図67乃至図79に示すように、図54乃至図66の構成において、舌状可動部28の先端側の少なくとも一部を誘電体基板24の方向に凸部とすることを特徴とする静電MEMSを構成している。
図67は、本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図68は、図67のI―I線に沿う模式的断面構造図、図69は、図67のII―II線に沿う模式的断面構造図、図70は、図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図71は、図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図72は、図68において、駆動過渡期における図67のI―I線に沿う模式的断面構造図、図73は、図69において、駆動過渡期における図67のII―II線に沿う模式的断面構造図、図74は、図70において、駆動過渡期における図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図75は、図71において、駆動過渡期における図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図76は、図68において、駆動電圧印加時における図67のI―I線に沿う模式的断面構造図、図77は、図69において、駆動電圧印加時における図67のII―II線に沿う模式的断面構造図、図78は、図70において、駆動電圧印加時における図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図79は、図71において、駆動電圧印加時における図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置においては、図68に示すように、舌状可動部28の先端の面積S4の空隙がT1より狭いT4になっているので、図54乃至図66の構成に比べて、静電引力が(T1+T2A)2/(T4+T2A)2倍になり、さらに低い駆動電圧VDRで図72乃至図75に示す様に、舌状可動部28の先端側を引き寄せることができる。
空隙T1が小さくなると静電引力は大きくなるので、2個のアンカー14で支えられたばねの力の強い可動電極10に繋がる舌状可動部28の付け根まで引き寄せることができ、図76乃至図79に示す様に、可動電極10の全体を引き寄せることができる。
本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第8の実施の形態]
本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置においては、図80乃至図92に示すように、図67乃至図79の構成において、凸部30は、段差が小さい階段形状を備えることを特徴とする静電MEMSを構成している。
図80は、本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図81は、図80のI―I線に沿う模式的断面構造図、図82は、図80のII―II線に沿う模式的断面構造図、図83は、図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図84は、図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図85は、図81において、駆動過渡期における図80のI―I線に沿う模式的断面構造図、図86は、図82において、駆動過渡期における図80のII―II線に沿う模式的断面構造図、図87は、図83において、駆動過渡期における図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図88は、図84において、駆動過渡期における図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図89は、図81において、駆動電圧印加時における図80のI―I線に沿う模式的断面構造図、図90は、図82において、駆動電圧印加時における図80のII―II線に沿う模式的断面構造図、図91は、図83において、駆動電圧印加時における図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図92は、図84において、駆動電圧印加時における図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置においては、凸部30が段差が小さい階段状なので舌状可動部28の変形がなだらかになる。この一例では一段としたが、多段にすることにより効果が高くなる。
本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第9の実施の形態]
本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置においては、図93乃至図105に示すように、図67乃至図79の構成において、凸部30は、なだらかな傾斜面を備えることを特徴とする静電MEMSを構成している。
図93は、本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図94は、図93のI―I線に沿う模式的断面構造図、図95は、図93のII―II線に沿う模式的断面構造図、図96は、図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図97は、図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図98は、図94において、駆動過渡期における図93のI―I線に沿う模式的断面構造図、図99は、図95において、駆動過渡期における図93のII―II線に沿う模式的断面構造図、図100は、図96において、駆動過渡期における図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図101は、図97において、駆動過渡期における図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
また、図102は、図94において、駆動電圧印加時における図93のI―I線に沿う模式的断面構造図、図103は、図95において、駆動電圧印加時における図93のII―II線に沿う模式的断面構造図、図104は、図96において、駆動電圧印加時における図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図105は、図97において、駆動電圧印加時における図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置においては、凸部30がなだらかな傾斜面なので舌状可動部28の変形は塑性変形から遠ざかり金属疲労を起こしにくい。
また、この一例ではアンカー14に固定される可動電極10を6箇所にし、幅も変えてばねのバランスを良くしている。
本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第10の実施の形態]
本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置においては、図106乃至図110に示すように、図19乃至図27の構成において、下部電極22を導電性基板36に、誘電体基板24を誘電体層240に置き換えたことを特徴とする静電MEMSを構成している。
図106は、本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図107は、図106のI―I線に沿う模式的断面構造図、図108は、図106のII―II線に沿う模式的断面構造図、図109は、図106のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図110は、図106のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置においては、導電性基板36としては金属や不純物密度の高い半導体を用いることができる。
本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置の構造は、相補型金属―酸化物―半導体(CMOS:Complementary Metal Semiconducotor)プロセスと親和性が良く、CMOS集積回路を同時プロセスで形成することも可能となり、MEMS駆動回路の集積化が容易となる。
本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第11の実施の形態]
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置においては、図111乃至図115に示すように、図19乃至図27の構成において、下部電極22を基板の表面に配置し、誘電体基板24を誘電体層240に置き換え、誘電体層240の表面側において下部電極22と他の回路を接続することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図111は、本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図112は、図111のI―I線に沿う模式的断面構造図、図113は、図111のII―II線に沿う模式的断面構造図、図114は、図111のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図115は、図111のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置においては、動作周波数における表皮効果を考慮して下部電極22を基板の表面に配置している。このように下部電極22を基板の表面に配置することで、誘電体層240の表面側において下部電極22と他の回路を接続することを可能にしている。
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置においては、基板は誘電体層240であっても、また導電性基板36であっても良い。
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置においては、導電性基板として、導電率が金属より低い半導体基板を適用する場合には、下部電極22を基板の表面に配置したことによって、図106乃至図110に示す本発明の第10に実施の形に係る半導体装置に比べて、回路の損失を低減することができる。
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置の構造は、CMOSプロセスと親和性が良く、CMOS集積回路を同時プロセスで形成することも可能となり、MEMS駆動回路の集積化が容易となる。
本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第12の実施の形態]
本発明の第12の実施の形態に係る半導体装置においては、図116乃至図120に示すように、図19乃至図27の構成において、絶縁膜12のうち高周波固定電極18を覆う絶縁膜は無く、駆動電圧印加時に高周波固定電極18が可動電極10と接触するように高周波固定電極18の表面の高さを駆動用固定電極16の表面の高さより高く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図116は、本発明の第12の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図117は、図116のI―I線に沿う模式的断面構造図、図118は、図116のII―II線に沿う模式的断面構造図、図119は、図116のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図120は、図116のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第12の実施の形態に係る半導体装置においては、絶縁膜を介さずに高周波固定電極18と可動電極10が接触するので、高周波固定電極18と可動電極10の導通状態を良好にすることができる。
本発明の第12の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第13の実施の形態]
本発明の第13の実施の形態に係る半導体装置においては、図121乃至図125に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18の表面の高さを、駆動用固定電極16の表面の高さより高く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図121は、本発明の第13の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図122は、図121のI―I線に沿う模式的断面構造図、図123は、図121のII―II線に沿う模式的断面構造図、図124は、図121のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図125は、図121のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第13の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18の表面の高さを、駆動用固定電極16の表面の高さよりも高く形成するため、可動電極10が高周波固定電極18の部分を押さえる力を強く設定することができる。
本発明の第13の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第14の実施の形態]
本発明の第14の実施の形態に係る半導体装置においては、図126乃至図130に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18の表面の中央の高さを、周辺より階段状に高く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図126は、本発明の第14の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図127は、図126のI―I線に沿う模式的断面構造図、図128は、図126のII―II線に沿う模式的断面構造図、図129は、図126のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図130は、図126のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第14の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18の表面の中央の高さを、周辺より階段状に高く形成するので、可動電極10が高周波固定電極18の部分を押さえる力を均等にすることができる。
この一例では一段としたが、多段にすることにより効果が高くなり隙間も低減化することができる。
本発明の第14の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第15の実施の形態]
本発明の第15の実施の形態に係る半導体装置においては、図131乃至図135に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18の表面の中央の高さを、周辺よりもなだらかな傾斜状に高く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図131は、本発明の第15の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図132は、図131のI―I線に沿う模式的断面構造図、図133は、図131のII―II線に沿う模式的断面構造図、図134は、図131のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図135は、図131のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第15の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18の表面の中央を、なだらかな傾斜状に高く形成するため、可動電極10が隙間なく高周波固定電極18を押さえる構造を提供することができる。
本発明の第15の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第16の実施の形態]
本発明の第16の実施の形態に係る半導体装置においては、図136乃至図140に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の厚さを、駆動用固定電極16を覆う絶縁膜12の厚さよりも厚く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図136は、本発明の第16の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図137は、図136のI―I線に沿う模式的断面構造図、図138は、136のII―II線に沿う模式的断面構造図、図139は、図136のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図140は、図136のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第16の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の厚さを、駆動用固定電極16を覆う絶縁膜12の厚さよりも厚く形成するため、可動電極10が高周波固定電極18の部分を押さえる力を強くすることができる。
[第17の実施の形態]
本発明の第17の実施の形態に係る半導体装置は、図141乃至図145に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の中央の厚さを、周辺より階段状に厚く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図141は、本発明の第17実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図142は、図141のI―I線に沿う模式的断面構造図、図143は、図141のII―II線に沿う模式的断面構造図、図144は、図141のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図145は、図141のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第17の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の中央の厚さを、周辺より階段状に厚く形成するため、可動電極10が高周波固定電極18の部分を押さえる力を均等にすることができる。
この一例では一段としたが、絶縁膜13を多段に構成することにより効果が高くなり隙間も減らすことができる。
本発明の第17の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第18の実施の形態]
本発明の第18の実施の形態に係る半導体装置は、図146乃至図150に示すように、図19乃至図27の構成において、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の中央の厚さを、周辺よりもなだらかな傾斜状に厚く形成することを特徴とする静電MEMSを構成している。
図146は、本発明の第18の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。図147は、図146のI―I線に沿う模式的断面構造図、図148は、図146のII―II線に沿う模式的断面構造図、図149は、図146のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図150は、図146のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第18の実施の形態に係る半導体装置においては、高周波固定電極18を覆う絶縁膜13の中央の厚さを、なだらかな傾斜状に厚く形成するため、可動電極10が隙間なく高周波固定電極18の部分を押さえることができる。
本発明の第18の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[第19の実施の形態]
本発明の第19の実施の形態に係る半導体装置は、図151乃至図155に示すように、図19乃至図27の構成において、可動電極10の少なくとも一部に複数の穴40を形成したことを特徴とする静電MEMSを構成している。
図151は、本発明の第19の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図を示す。また、図152は、図151のI―I線に沿う模式的断面構造図、図153は、図151のII―II線に沿う模式的断面構造図、図154は、図151のIII―III線に沿う模式的断面構造図、図155は、図151のIV―IV線に沿う模式的断面構造図をそれぞれ示す。
本発明の第19の実施の形態に係る半導体装置においては、可動電極10の一部に複数の穴40を開けることによって、可動電極10の質量を低減でき、また可動電極10が空気を圧搾するために可動電極10の動きが遅くなるスクイーズドダンピングを低減し、粘性を抑制することができる。
本発明の第19の実施の形態に係る半導体装置によれば、高周波可動電極と静電MEMS駆動用可動電極を一体化した金属の可動電極という単純な製造し易い構造で、低電圧で駆動でき、かつ高周波信号でセルフアクチュエーションやセルフホールディングしない静電MEMSを提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1乃至第19の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものではなく、実施段階では種々に変形することが可能である。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1乃至第19の実施の形態に係る半導体装置は、静電MEMSとして構成されることから、MEMS応用としてのスイッチ、可変容量、可変整合回路、チューナブルフィルタ、チューナブルアンテナ、携帯電話など幅広い応用分野に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図1のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図1のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図1のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図1のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図2において、駆動電圧印加時における図1のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図3において、駆動電圧印加時における図1のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図4において、駆動電圧印加時における図1のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図5において、駆動電圧印加時における図1のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図10のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図10のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図10のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図10のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図11において、駆動電圧印加時における図10のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図12において、駆動電圧印加時における図10のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図13において、駆動電圧印加時における図10のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図14において、駆動電圧印加時における図10のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図19のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図19のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図19のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図19のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図20において、駆動電圧印加時における図19のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図21において、駆動電圧印加時における図19のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図22において、駆動電圧印加時における図19のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図23において、駆動電圧印加時における図19のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図28のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図28のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図29において、駆動過渡期における図28のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図30において、駆動過渡期における図28のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図31において、駆動過渡期における図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図32において、駆動過渡期における図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図29において、駆動電圧印加時における図28のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図30において、駆動電圧印加時における図28のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図31において、駆動電圧印加時における図28のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図32において、駆動電圧印加時における図28のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図41のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図41のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図42において、駆動過渡期における図41のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図43において、駆動過渡期における図41のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図44において、駆動過渡期における図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図45において、駆動過渡期における図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図42において、駆動電圧印加時における図41のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図43において、駆動電圧印加時における図41のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図44において、駆動電圧印加時における図41のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図45において、駆動電圧印加時における図41のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図54のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図54のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図55において、駆動過渡期における図54のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図56において、駆動過渡期における図54のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図57において、駆動過渡期における図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図58において、駆動過渡期における図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図55において、駆動電圧印加時における図54のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図56において、駆動電圧印加時における図54のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図57において、駆動電圧印加時における図54のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図58において、駆動電圧印加時における図54のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図67のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図67のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図68において、駆動過渡期における図67のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図69において、駆動過渡期における図67のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図70において、駆動過渡期における図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図71において、駆動過渡期における図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図68において、駆動電圧印加時における図67のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図69において、駆動電圧印加時における図67のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図70において、駆動電圧印加時における図67のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図71において、駆動電圧印加時における図67のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図80のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図80のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図81において、駆動過渡期における図80のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図82において、駆動過渡期における図80のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図83において、駆動過渡期における図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図84において、駆動過渡期における図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図81において、駆動電圧印加時における図80のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図82において、駆動電圧印加時における図80のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図83において、駆動電圧印加時における図80のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図84において、駆動電圧印加時における図80のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図93のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図93のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図94において、駆動過渡期における図93のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図95において、駆動過渡期における図93のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図96において、駆動過渡期における図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図97において、駆動過渡期における図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 図94において、駆動電圧印加時における図93のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図95において、駆動電圧印加時における図93のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図96において、駆動電圧印加時における図93のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図97において、駆動電圧印加時における図93のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第10の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図106のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図106のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図106のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図106のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第11の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図111のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図111のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図111のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図111のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第12の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図116のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図116のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図116のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図116のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第13の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図121のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図121のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図121のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図121のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第14の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図126のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図126のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図126のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図126のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第15の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図131のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図131のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図131のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図131のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第16の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図136のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図136のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図136のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図136のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第17実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図141のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図141のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図141のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図141のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第18の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図146のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図146のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図146のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図146のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第19の実施の形態に係る半導体装置の模式的平面パターン構成図。 図151のI―I線に沿う模式的断面構造図。 図151のII―II線に沿う模式的断面構造図。 図151のIII―III線に沿う模式的断面構造図。 図151のIV―IV線に沿う模式的断面構造図。
符号の説明
10…可動電極
12,13…絶縁膜
14…アンカー
16…駆動用固定電極
18…高周波固定電極
20…ビアホール
22…下部電極
24…誘電体基板
26…スリット
28…舌状可動部
30…凸部
32…階段状部
34…なだらかな傾斜面
36…導電性基板
38…下部電極接続部
40…穴
240…誘電体層

Claims (22)

  1. 誘電体基板の表面と可動電極との間に空隙を形成するように前記可動電極の一端と前記誘電体基板の表面を固定するアンカーと、
    前記可動電極の他端と対向するように前記誘電体基板の表面に配置された高周波固定電極と、
    前記誘電体基板の裏面の下部電極と、
    前記高周波固定電極と前記下部電極を接続するビアホールと、
    前記誘電体基板の表面の前記アンカーと前記高周波固定電極の間に配置された駆動用固定電極と、
    前記高周波固定電極と前記駆動用固定電極を覆う絶縁膜と
    を備え、
    前記駆動用固定電極と前記可動電極との間および前記高周波固定電極と前記可動電極との間に、少なくとも高周波に対してインピーダンスが高いバイアス回路を経由して、駆動電圧を印加することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記誘電体基板の厚さが前記空隙の高さと前記絶縁膜の厚さの和より厚いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記駆動用固定電極の面積が前記高周波固定電極の面積より広いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記誘電体基板を、真性半導体基板,不純物密度の低い高抵抗半導体基板あるいは半絶縁性半導体基板のいずれかに置き換えたことを特徴とする請求項1乃至3の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記可動電極の前記駆動用固定電極に対向する領域の一部にスリットを入れ、前記アンカー側を先端とし、前記高周波固定電極側を付け根とする、舌状可動部を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項1乃至4の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記可動電極の前記駆動用固定電極に対向する領域の一部にスリットを入れ、前記アンカー側を付け根とし、前記高周波固定電極側を先端とする、舌状可動部を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項1乃至4の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記舌状可動部は、幅が変わる領域を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記舌状可動部の先端側の少なくとも一部を前記誘電体基板の方向に凸部とすることを特徴とする請求項5乃至7の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記凸部は、段差が小さい階段形状を備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記凸部は、傾斜面を備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記下部電極を導電性基板に、前記誘電体基板を誘電体層に置き換えたことを特徴とする請求項1乃至10の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記下部電極を基板の表面に配置し、前記誘電体基板を誘電体層に置き換え、前記誘電体層の表面側で前記下部電極と他の回路を接続することを特徴とする請求項1乃至10の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  13. 前記絶縁膜のうち前記高周波固定電極を覆う絶縁膜は無く、前記駆動電圧印加時に前記高周波固定電極が前記可動電極と接触するように前記高周波固定電極の表面の高さを前記駆動用固定電極の表面の高さより高く形成することを特徴とする請求項1乃至請求項12の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  14. 前記高周波固定電極の表面の高さが前記駆動用固定電極の表面の高さより高く形成することを特徴とする請求項1乃至12の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  15. 前記高周波固定電極の表面の中央の高さを、周辺より階段状に高く形成することを特徴とする請求項1乃至13の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  16. 前記高周波固定電極の表面の中央の高さを、周辺より傾斜状に高く形成することを特徴とする請求項1乃至13の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  17. 前記高周波固定電極を覆う絶縁膜の厚さを、前記駆動用固定電極を覆う前記絶縁膜の厚さより厚く形成することを特徴とする請求項1乃至12の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  18. 前記高周波固定電極を覆う前記絶縁膜の中央の厚さを、周辺より階段状に厚く形成することを特徴とする請求項1乃至12の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  19. 前記高周波固定電極を覆う前記絶縁膜の中央の厚さを、周辺より傾斜状に厚く形成することを特徴とする請求項1乃至12の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  20. 前記駆動用固定電極が前記高周波固定電極を囲むことを特徴とする請求項1乃至19の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  21. 前記アンカー,前記駆動用固定電極,あるいは前記高周波固定電極の少なくとも一つを複数にすることを特徴とする請求項1乃至20の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
  22. 前記可動電極の少なくとも一部に複数の穴を形成したことを特徴とする請求項1乃至21の内、いずれか1項に記載の半導体装置。
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