JP5829435B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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しかしながら、特許文献1に示すような従来の管理装置では、記録媒体を発行した遊技機台番と受付けた遊技機台番とが異なる場合に遊技移動を特定するので、分割発行を行っただけで分割元の遊技者は遊技移動していないにも関わらず、分割先の遊技者が他の遊技機にて記録媒体を受付けることで、分割元の遊技者が遊技移動したと特定してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、所謂分割発行を認める遊技場においても、適切に遊技移動状況を管理し得る遊技場用システムを提供することにある。
前記記録媒体を受付け、当該受付けた記録媒体により特定される前記所有価値を、貨幣、或いは景品と交換することで清算するための処理である清算処理を行う一方、前記所有価値を残して当該清算処理を行った場合に、その残りの所有価値を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う清算手段を備え、前記発行元特定手段は、前記記録媒体が前記清算手段により発行された場合に、当該清算手段により受付けられた記録媒体を発行した前記発行手段に対応する遊技機を、前記発行元遊技機として当該清算手段により発行された記録媒体に対応付けるようにしても良い(請求項2)。
遊技機をグループ分けするグループ手段と、前記所有価値に対する設定値であって、遊技者が一定量の遊技価値を所有している状態で前記遊技移動を行ったことを特定するための設定値である大箱設定値を設定する設定手段と、前記遊技移動特定手段による特定結果により特定される前記遊技移動の状況を管理する管理手段と、を備え、前記遊技移動特定手段は、前記記録媒体が前記受付手段により受付けられた場合に、その受付手段に対応する遊技機と前記発行元遊技機とが異なり、更に前記受付手段により受付けられた前記記録媒体により特定される前記所有価値と、前記大箱設定値とを照合することを条件として前記グループ単位で前記遊技移動を特定する一方、前記清算手段により前記記録媒体が受付けられ、当該記録媒体により特定される前記所有価値と、前記大箱設定値とを照合すること、及び前記残りの所有価値を特定可能な記録媒体を発行しないことを条件として遊技終了を特定し、前記管理手段は、前記発行元遊技機が属するグループを移動元グループとする一方、記録媒体を受付けた前記受付手段に対応する遊技機が属するグループを移動先グループとし、前記移動元グループ単位で、同一のグループ内での遊技移動も含めた前記移動先グループ毎の遊技移動の状況と、遊技終了の状況とを前記遊技移動の状況として管理するようにしても良い(請求項3)。
前記遊技移動特定手段は、前記清算手段により発行された記録媒体に当該清算手段により受付けられた記録媒体を発行した発行手段に対応する遊技機が、前記発行元遊技機として対応付けされた記録媒体を前記受付手段が受付けた場合に、当該発行元遊技機により発行された記録媒体により特定される所有価値ではなく、前記清算手段により発行された記録媒体であり、当該受付手段により受付けられた記録媒体により特定される所有価値と、前記大箱設定値とを照合することを条件として前記遊技移動を判定するようにしても良い(請求項4)。
前記受付手段は、対応する遊技機の遊技者の所有価値が残存する場合であっても新たな記録媒体を受付可能であり、その状態で記録媒体を受付けた場合には、残存する所有価値に受付けた記録媒体により特定される所有価値を加算することで前記受付処理を行い、前記遊技移動特定手段は、前記受付手段により対応する遊技機の遊技者の所有価値が残存する状態で新たな記録媒体が受付けられた場合に、当該記録媒体が前記全発行処理により発行されたのか、前記分割発行処理で発行されたのかに関わらず前記遊技移動が行われたことを特定しないようにしても良い(請求項5)。
遊技者が遊技中に所有価値の一部を例えばタバコ等と交換する等して清算した場合、残りの所有価値を特定可能な記録媒体が発行されれば、同一の遊技機にて遊技を再開した場合であっても、発行端末と受付端末とが異なることになり、遊技移動判定の対象となりうるが、請求項2の発明によれば、そのような場合であっても遊技移動と判定することが無くなり、精度良く遊技移動を管理可能となる。
合算受付の場合は実質的に発行元の遊技者が遊技移動していないため、遊技移動を特定するべきでなく、請求項5の発明により精度良く遊技移動を管理出来るようになる。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技機1に対応して貸出機2及び各台計数機(以下、遊技装置という)3(計数手段、再遊技手段、発行手段、受付手段に相当)が設置されており、2台の遊技機1、貸出機2及び遊技装置3に対応して中継装置4が接続されている。管理室には管理装置5(発行元特定手段、遊技移動特定手段、グループ手段、設定手段、管理手段に相当)が設置されている。管理装置5は、モニタ6及びキーボード7を備えており、LAN8を介して遊技機側の各装置との間で互いに情報及び信号を送受信可能に接続されている。尚、実際には遊技場には数百台の遊技機1、貸出機2及び遊技装置3が設置されている。また、LAN8には景品交換用の図示しないPOS端末(清算手段に相当)も接続されている。
・アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・スタート信号=遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。始動口11又は始動口12への入賞により変動(作動)する液晶表示部(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、始動口11又は始動口12への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
・特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、始動口11又は始動口12への入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。また、大当たり信号、及び特別状態信号を受信していない期間を通常状態として特定する。
・売上信号=貸出機2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定。
(1)固有のIDが記録されたICカードからなる残高券を残高券挿入口17にて受付け可能であり、残高券を受付けた状態で貨幣投入口18に貨幣が投入された場合に、そのIDに対応付けてその価値(有価価値)を記録する。
(2)ICカードからなる持玉券を所定数(5枚程度)ストック可能であり、残高券を受付けていない状態で貨幣を受付けると、ストックしているICカードに貨幣の有価価値を記録して、そのICカードを残高券として受付状態にする。
(3)有価価値が特定可能な状態で遊技機1に設けられた図示しない貸出釦が押下されると、その有価価値に基づき貸玉を遊技機1の図示しない払出口から払出す貸出処理を実行すると共に、売上信号を送信する。
(4)残高券を受付けた状態で返却釦19の押下を受付けると、受付中の残高券を排出する。
遊技装置3の最下部には受皿部20が旋回、或いは取外し可能に設けられており、遊技機1の下部受皿16から落下した玉を受皿部20で受けて内部の計数部を通過させることにより計数するようになっている。情報表示部21では貸出或いは貯玉関連情報を表示可能であり、会員カードを受付ける等の所定条件が成立すれば各種の対応する遊技機1に関する遊技情報等も表示可能となる。また、計数した持玉があれば、払戻釦22に対する操作により持玉を払出す(持玉払出、再遊技処理に相当)ことが可能である。
・遊技機ID=端末ID(遊技機台番)
・管理ID=各端末にて発行される持玉券(記録媒体に相当)に対応したID→上3桁が端末ID、下3桁が発行ID
・共有管理ID=一部の持玉を発行する分割発行時に、その持玉券に対して発行する管理ID
・持玉券ID=現在受付けている、或いは発行対象となっている持玉券ID
・受付持玉=管理IDが発行されている状態で受付けた持玉券の持玉合算
・計数玉(所有価値に相当)=計数した玉数(遊技価値に相当)の合計
・払戻玉=持玉を対価として払出(再遊技処理に相当)した玉数の合計。即ち、払戻した持玉数
・分割玉=分割発行した持玉数
・持玉=遊技者の持玉数(受付持玉+計数玉−払戻玉−分割玉)。即ち、所有価値として計数した遊技価値の内、使用済み分や、発行済み分を除いた残りの発行対象となり得る所有価値
尚、図4に示す記憶領域は全発行処理時または遊技終了(持玉≦初期化持玉値)時に初期化され、管理IDも未発行状態となる。
(1)管理ID未発行の状態で、持玉が端玉設定値以上となった場合に発行する。
(2)分割発行する場合に分割先の持玉券に対して発行する。
(3)管理ID未発行の状態で持玉券を受付けた場合に、受付持玉券の管理IDに変更する。尚、管理ID発行済の状態で持玉券を受付けた場合は、そのまま発行済の管理IDを継続利用する。
遊技装置3は、持玉が端玉設定値以上となれば管理IDを発行し、情報表示部21にタッチ操作すること等の所定の操作により持玉を指定した上で発行釦24を押下すればその指定された持玉を対象とした分割発行、指定しなければ持玉全てを対象とした全発行処理を行う。
図2は持玉設定を示しており、次の各項目が設定されている。
・端玉設定値=持玉に対する設定値で、持玉がこの設定値以上となった場合に管理IDを発行する。
・初期化持玉値=持玉に対する設定値で、持玉がこの設定値以下となった場合に管理IDの対応付けを解消(初期化)する。
・大箱設定=持玉に対する設定値で、持玉を多数所持している状態であっても台移動(遊技移動)を行ったと判定するための設定値。
そこで、管理装置5は、持玉移動の判定は休憩等を考慮して最新の持玉券の発行端末と受付端末とが異なる場合に行うが、両者が異なる場合であっても、分割発行した持玉券を受付けた場合は、遊技移動と判定しないようになっている。
図7(a)に示す例では、管理ID=002001の記憶領域を作成し、NO.1レコードの「端末ID」に002、「事象」に遊技中を記憶する。このとき、管理ID=002001の遊技装置3にストックされている最新の持玉券の持玉券IDが00391であり、当該持玉券が発行対象となるので、その情報も管理装置5に送信され、「持玉券ID」に00391が記憶される。
遊技装置3は、管理IDが特定済であることを条件として発行釦24が押下げられたときは(S7:YES)、持玉指定が有るかを判定する(S8)。この場合は持玉指定が有ることから(S8:YES)、分割発行処理を実行してから(S10)、発行情報を送信する(S11)。分割発行処理では、持玉指定された分割玉を記憶した持玉券を発行すると共に持玉から分割玉を減算する。また、発行情報は、受付持玉、計数玉、使用玉、分割玉、及び持玉を特定可能な情報で、遊技装置3から管理装置5に送信される他の情報も同様である。
図7(b)に示す例では、遊技者Aが遊技で獲得した6000玉計数し、そのうちの2000玉を使用(持玉払出)することにより持玉が4000玉の状態で2000玉を指定して発行したことから、遊技装置3にストックされている持玉券ID=00391の持玉券に2000玉の分割玉を記憶して分割発行したことを示している。また、共有管理IDとして002002が記憶される。
図8(a)に示す例では、管理ID=002002の記憶領域が作成され、NO.1レコードの「事象」に分先発行が記憶される。この時点では分割発行された持玉券が使用される遊技装置3は未定だが、いずれかの遊技装置3で使用され、その持玉券に記憶されている持玉券ID、共有管理ID、分割玉、及び持玉(=分割玉)は決定しているので、それらの情報が同時に記憶される。
図7(c)に示す例では、NO.2レコードは全発行であることを示している。この場合、端末ID002の遊技装置3にストックされている最新の持玉券の持玉券ID=49527であり、当該持玉券に現在の持玉である4000玉の全てが記憶されて発行されたことを示している。
遊技者Bが全発行した持玉券でPOS端末1にて6000玉の持玉の内の2000玉を景品交換すると、POS端末1は4000玉の持玉が記憶された持玉券を発行するので、管理装置5は、図8(d)に示すように景品交換情報を記憶する。
図9に示す例では、遊技者Aは、端末IDが002→369→123と2回遊技移動し、POS端末2にて景品交換して遊技終了したと判定することができる。また、図10に示す例では、遊技者Bは、端末IDが258→149→078と2回遊技移動し、078にて持玉を使用し尽くして遊技終了と判定することができる。そして、図11に示す例では、端末IDが029のみで遊技移動無しで遊技中と判定することができる。
図5は、図9ないし図11のようにして遊技移動または景品交換した回数を集計した遊技移動表を示している。この場合、景品交換も含め、持玉が大箱設定以上かの照合対象となるのは上述したように発行持玉ではなく、大箱設定以上の持玉での遊技移動等による受付持玉が対象となる。即ち、全発行時の持玉が大箱設定以上(例えば図10のNO.2レコード)であっても、POS端末にて景品交換する等して受付持玉が大箱設定未満となれば(例えば図10のNO.3レコード)、その後に遊技装置3にて持玉券を受け付けても(例えば図10のNO.4レコード)、遊技移動の対象としない。また、POS端末での景品交換は受付持玉が大箱設定以上であって、その持玉全てを景品交換した場合、即ち、遊技終了と判定出来る状態となった場合を対象とする。よって、上述した場合には景品交換も遊技移動も集計対象にならないことになる。これは、景品交換する等して遊技を可能とする条件(持玉≦大箱設定)を低くして遊技する場合は、その条件が成立してからの遊技を見込むことが難しく、大箱移動から除外するべきとのニーズに基づくものである。勿論、大箱設定を参照せずに全ての遊技移動等を対象として集計しても良い。また、遊技移動等の判定をリアルタイムに行うことを例示したが、図9ないし図11のような履歴の作成をリアルタイムに行えば、その履歴に基づいて遊技移動等の判定を閉店後等に行うことも可能となる。
遊技装置3にて発行される持玉券を利用して、持玉券の発行端末と受付端末とが異なる場合に遊技移動(台移動)したことを判定して遊技移動を管理する場合に、発行端末と受付端末とが異なる場合であっても分割発行である場合には遊技移動と判定しないようにしたので、実質的に分割元の遊技者が遊技移動していない場合は遊技移動を特定することなく、精度良く遊技移動を管理出来るようになる。
持玉券を合算する合算受付の場合は、遊技移動を特定しないようにしたので、精度良く遊技移動を管理出来るようになる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変更或いは拡張しても良い。
遊技機1のグループ分けは図3のような機種に限定されず、例えば製造元メーカやスペックが近似する等の他の条件にてグループ分けしても良い。
図5にて移動回数のみを集計対象としたが、遊技移動時の平均持玉数等を集計対象としても良い。
規則等により持玉券等に持玉等を記録させられないこともあるので、管理装置5にて管理する図9等にて持玉を特定しても良い。即ち、持玉を特定可能であれば必ずしも持玉券に直接持玉を記録しなくとも良い。
管理IDの代わりに、持玉券IDにより図9等を管理しても勿論良い。また、持玉券はカード状の記録媒体だけでなく、例えばコイン型の記録媒体等であっても良い。
持玉の更新を直接的に行ったが、(売上玉+セーフ−アウト)等の演算式にて間接的に更新しても良い。勿論、他の遊技情報等についても同様である。また、例示した全ての数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のスロットマシン等も採用できる。尚、封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
遊技装置3が行う処理の一部を中継装置4や、貸出機2や、管理装置5にて行う構成としても良い。同様に管理装置5が行う情報処理の一部を中継装置4等にて行っても良い。
Claims (5)
- 遊技者が獲得した遊技価値を遊技者の所有価値として計数する計数処理を行う計数手段と、
遊技者の所有価値による遊技を可能とする再遊技処理を行う再遊技手段と、
遊技者の所有価値を特定可能な記録媒体を発行する発行処理であって、前記所有価値全てを特定可能な記録媒体を発行する全発行処理、及び前記所有価値の一部を特定可能な記録媒体を発行する分割発行処理を行う発行手段と、
前記記録媒体を受付ける受付処理を行い、当該受付けた記録媒体により特定される所有価値を前記再遊技手段による再遊技処理の対象へと加える受付手段と、を1の遊技機に対応して設けた遊技場用システムであって、
前記記録媒体が前記発行手段により発行された場合に、その発行手段に対応する遊技機を発行元遊技機として、当該記録媒体に対応付けて特定する発行元特定手段と、
前記受付手段により当該受付手段に対応する遊技機とは異なる遊技機が前記発行元遊技機として特定される記録媒体が受付けられた場合に、当該記録媒体が前記全発行処理により発行された記録媒体であれば遊技者により遊技対象を変更する遊技移動が行われたことを特定する一方、前記分割発行処理により発行された記録媒体であれば前記遊技移動が行われたことを特定しない遊技移動特定手段と、
を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記記録媒体を受付け、当該受付けた記録媒体により特定される前記所有価値を、貨幣、或いは景品と交換することで清算するための処理である清算処理を行う一方、前記所有価値を残して当該清算処理を行った場合に、その残りの所有価値を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う清算手段を備え、
前記発行元特定手段は、前記記録媒体が前記清算手段により発行された場合に、当該清算手段により受付けられた記録媒体を発行した前記発行手段に対応する遊技機を、前記発行元遊技機として当該清算手段により発行された記録媒体に対応付けることを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。 - 遊技機をグループ分けするグループ手段と、
前記所有価値に対する設定値であって、遊技者が一定量の遊技価値を所有している状態で前記遊技移動を行ったことを特定するための設定値である大箱設定値を設定する設定手段と、
前記遊技移動特定手段による特定結果により特定される前記遊技移動の状況を管理する管理手段と、を備え、
前記遊技移動特定手段は、前記記録媒体が前記受付手段により受付けられた場合に、その受付手段に対応する遊技機と前記発行元遊技機とが異なり、更に前記受付手段により受付けられた前記記録媒体により特定される前記所有価値と、前記大箱設定値とを照合することを条件として前記グループ単位で前記遊技移動を特定する一方、前記清算手段により前記記録媒体が受付けられ、当該記録媒体により特定される前記所有価値と、前記大箱設定値とを照合すること、及び前記残りの所有価値を特定可能な記録媒体を発行しないことを条件として遊技終了を特定し、
前記管理手段は、前記発行元遊技機が属するグループを移動元グループとする一方、記録媒体を受付けた前記受付手段に対応する遊技機が属するグループを移動先グループとし、前記移動元グループ単位で、同一のグループ内での遊技移動も含めた前記移動先グループ毎の遊技移動の状況と、遊技終了の状況とを前記遊技移動の状況として管理することを特徴とする請求項2記載の遊技場用システム。 - 前記遊技移動特定手段は、
前記清算手段により発行された記録媒体に当該清算手段により受付けられた記録媒体を発行した発行手段に対応する遊技機が、前記発行元遊技機として対応付けされた記録媒体を前記受付手段が受付けた場合に、当該発行元遊技機により発行された記録媒体により特定される所有価値ではなく、前記清算手段により発行された記録媒体であり、当該受付手段により受付けられた記録媒体により特定される所有価値と、前記大箱設定値とを照合することを条件として前記遊技移動を判定することを特徴とする請求項3記載の遊技場用システム。 - 前記受付手段は、対応する遊技機の遊技者の所有価値が残存する場合であっても新たな記録媒体を受付可能であり、その状態で記録媒体を受付けた場合には、残存する所有価値に受付けた記録媒体により特定される所有価値を加算することで前記受付処理を行い、
前記遊技移動特定手段は、前記受付手段により対応する遊技機の遊技者の所有価値が残存する状態で新たな記録媒体が受付けられた場合に、当該記録媒体が前記全発行処理により発行されたのか、前記分割発行処理で発行されたのかに関わらず前記遊技移動が行われたことを特定しないことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の遊技場用システム。
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