JP2023148369A - 遊技場用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの記録媒体が使い回されているかの状況把握を適切にサポート可能にする。【解決手段】管理装置において、同一の遊技者識別媒体を利用した遊技者がどの程度いるか、又どのような遊技者かを、計数した遊技者数及び顔画像として比較可能に出力することができ、一つの遊技者識別媒体が使い回されているかの状況把握を適切にサポート可能となる。【選択図】図3
Description
本発明は遊技場用システムに関する。
遊技場には遊技場のルールを守り不正を行わない集団が来場することがある。この集団は不正を行うわけではないので遊技客と考える遊技場もあるものの、外見や遊技態度が非常に悪く、他の純粋に遊技を楽しむ常連客等の遊技客が近くでの遊技や遊技場への来場を敬遠する虞等があるため、多くの遊技場では上記集団の来場を禁止したいと考えている。
例えば上記集団は一つの会員記録媒体(ICカード)を使い回して遊技することもあるため、遊技者の顔画像を撮像し、当該顔画像に基づき別人判定された複数の人物が同一の会員記録媒体を同一日に利用した場合に、これを管理装置にて識別表示し、ICカードを使い回しているかどうかを判断する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
例えば上記集団は一つの会員記録媒体(ICカード)を使い回して遊技することもあるため、遊技者の顔画像を撮像し、当該顔画像に基づき別人判定された複数の人物が同一の会員記録媒体を同一日に利用した場合に、これを管理装置にて識別表示し、ICカードを使い回しているかどうかを判断する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記集団であっても営業日単位では一つのICカードを使い続ける傾向にあり、同一日で複数の人物による使い回しを把握する上記の従来構成では、どの程度使い回しによる遊技が行われているか把握しづらく、係る集団の実態を把握するのは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、一つの記録媒体が使い回されているかの状況把握を適切にサポート可能な遊技場用システムを提供することにある。
本開示の遊技場用システムは、
遊技機で遊技する遊技者を遊技者単位で撮像する撮像手段(例えばカメラ20)と、
前記撮像手段により撮像された遊技者画像(例えば遊技者の顔画像)と、当該遊技者画像の遊技者が遊技機で遊技する際に使用した遊技者識別媒体の識別情報(例えば会員カード8の会員ID)とを対応付けて蓄積する蓄積手段(例えば記憶部40を有する管理装置6)と、
前記撮像手段により撮像され、蓄積される遊技者画像を対象として、前記蓄積手段に蓄積された遊技者画像を照合することにより、同一の遊技者を撮像した遊技者画像であるかを判定する判定手段(例えば図4のS2,S3,S6を実行する管理装置6)と、
前記蓄積手段により蓄積された遊技者画像の内、前記判定の対象となる遊技者画像と前記識別情報が一致する一致遊技者の遊技者画像であって、前記同一の遊技者を撮像したものと判定された(例えば図4のS2でNOと判定された)遊技者画像に対応する一致遊技者と、前記同一の遊技者を撮像したものではないと判定された(例えばS2でYESと判定された)遊技者画像に対応する複数の一致遊技者と、のうち少なくとも何れか一方の遊技者数を計数する遊技者数計数手段(例えばS5,S9を実行する管理装置6)と、
前記遊技者数計数手段により計数された遊技者数と前記遊技者画像とを当該識別情報に対応する識別情報単位で出力する出力手段(例えば図3に示す「利用数」と顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3として出力する管理装置6)と、を備える。
遊技機で遊技する遊技者を遊技者単位で撮像する撮像手段(例えばカメラ20)と、
前記撮像手段により撮像された遊技者画像(例えば遊技者の顔画像)と、当該遊技者画像の遊技者が遊技機で遊技する際に使用した遊技者識別媒体の識別情報(例えば会員カード8の会員ID)とを対応付けて蓄積する蓄積手段(例えば記憶部40を有する管理装置6)と、
前記撮像手段により撮像され、蓄積される遊技者画像を対象として、前記蓄積手段に蓄積された遊技者画像を照合することにより、同一の遊技者を撮像した遊技者画像であるかを判定する判定手段(例えば図4のS2,S3,S6を実行する管理装置6)と、
前記蓄積手段により蓄積された遊技者画像の内、前記判定の対象となる遊技者画像と前記識別情報が一致する一致遊技者の遊技者画像であって、前記同一の遊技者を撮像したものと判定された(例えば図4のS2でNOと判定された)遊技者画像に対応する一致遊技者と、前記同一の遊技者を撮像したものではないと判定された(例えばS2でYESと判定された)遊技者画像に対応する複数の一致遊技者と、のうち少なくとも何れか一方の遊技者数を計数する遊技者数計数手段(例えばS5,S9を実行する管理装置6)と、
前記遊技者数計数手段により計数された遊技者数と前記遊技者画像とを当該識別情報に対応する識別情報単位で出力する出力手段(例えば図3に示す「利用数」と顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3として出力する管理装置6)と、を備える。
上記構成によれば、例えば、所定期間に亘って同一の遊技者識別媒体を利用した人数が多く、集団での遊技者識別媒体の使い回しによる遊技が行われている場合、或いは夫婦間といったように特定の人物間で遊技者識別媒体を使い回している場合であっても、同一の遊技者識別媒体を利用した遊技者がどの程度いるか、又どのような遊技者かを、計数した遊技者数及び顔画像として比較可能に出力することができ、一つの遊技者識別媒体が使い回されているかの状況把握を適切にサポート可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には、複数の遊技機島(図示略)が設けられており、各遊技機島には、多数の遊技機1や、これに対応する多数の遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。1台の遊技機1に対して、その左側方に1台の遊技装置2が配置され、当該遊技機1の上方に1台の情報表示装置3が配置されている。これら遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4と接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には、複数の遊技機島(図示略)が設けられており、各遊技機島には、多数の遊技機1や、これに対応する多数の遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。1台の遊技機1に対して、その左側方に1台の遊技装置2が配置され、当該遊技機1の上方に1台の情報表示装置3が配置されている。これら遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4と接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード6a、モニタ6b、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2、情報表示装置3等)から送信される遊技信号を受信することにより、遊技機1毎の遊技情報を管理したり、会員登録された会員毎の個人データ等、各種情報を管理したり、後述する遊技者の顔画像データを管理したりする。なお、図1では図示を省略するが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ遊技機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11、下部受皿12を有すると共に、盤面9に、液晶表示部13、普図入賞口14、第1始動口16、第2始動口15、大入賞口17等を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口16は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口15は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15,16への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(1)第1始動口16は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口15は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15,16への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)遊技機設定値(優良台情報、調整情報)(以下、モード)が6段階で設けられ、このモードを変更することにより、大当り抽選の当選確率(大当り確率)を変更し、出率を調整可能である。
大当り抽選が実行される遊技状態として、大当り確率が相対的に低い通常状態と、大当り確率が相対的に高い確変状態とを選択的に発生可能であり、モードを変更することにより通常状態及び確変状態それぞれの選択率を変更可能としてもよい。
(4)大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口を開放する。1Rの上限入賞数は10個、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数または上限開放期間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口16に入賞した場合は2Rが10%で4Rが51%で15Rが39%であるが、第2始動口15の場合は4Rが10%で15Rが90%となり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口16よりも第2始動口15の方が高く設定される。
(5)確変中は大当り確率が向上すると共に、第2始動口15の入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。確変は次回大当りまで継続するため、通常状態となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定の時短回数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
(6)第2始動口15は普図入賞口14への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動期間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放期間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動期間が短くなる一方、開放期間は長くなることで第2始動口15の入賞率が高くなる。以上は機種Aを例にして説明したが、例示した値は例えば機種Bであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口15,16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。遊技機側から出力される信号でもよい。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。遊技機側から出力される信号でもよい。
・セーフ信号=遊技機側から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
・スタート信号=遊技機側から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定する。
・S入賞信号=遊技機側から出力されるS入賞を特定可能な信号。始動入賞時に出力されるので信号入力に応じて始動入賞を特定する。スタートとS入賞とのいずれか一方のみを管理する等、兼用して管理対象としてもよい。
・大当り信号=遊技機側から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・大当り信号=遊技機側から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機側から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口15の入賞率が向上する特別状態中(時短中(確変時を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であってもよい。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
遊技装置2は、所謂各台計数機能付の貸出機であり、当該遊技装置2や遊技機1等の状態を示す状態表示部18、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される紙幣投入口19、周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を含むカメラ20(図1では前面のカメラ窓のみ図示)、遊技者からの操作入力を受付け可能なタッチパネル式の液晶表示部21、持玉(会員であれば貯玉も含む、獲得価値、有価価値)を払い出すための払出釦22、払い出された玉が通過する払出ノズル23、一般カード7や会員カード8が挿入されるカード挿入口26、遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿27等を有する。
図2は、遊技装置2の構成を中心に示す機能ブロック図である。遊技装置2の制御部28は、CPU28a、ROM28b、RAM28c、I/O28d等を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。
制御部28に接続された周辺部としては、上記した状態表示部18、液晶表示部21、払出釦22を含むとともに、管理装置6や遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部29、紙幣投入口19に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部30、液晶表示部21上に設けられたタッチパネル31、カード挿入口26に挿入されたカード7,8に記憶されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードRW(リーダライタ)32、最大10枚の一般カード7をストック可能なカードストック部33、払出釦22が操作されたときに、1度数分の玉を払出ノズル23から払い出す払出部34、計数受皿27から流入する玉数を計数する計数部35等を含む。
制御部28に接続された周辺部としては、上記した状態表示部18、液晶表示部21、払出釦22を含むとともに、管理装置6や遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部29、紙幣投入口19に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部30、液晶表示部21上に設けられたタッチパネル31、カード挿入口26に挿入されたカード7,8に記憶されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードRW(リーダライタ)32、最大10枚の一般カード7をストック可能なカードストック部33、払出釦22が操作されたときに、1度数分の玉を払出ノズル23から払い出す払出部34、計数受皿27から流入する玉数を計数する計数部35等を含む。
一般カード7は、当日限り有効なICカード7であり、ICチップ7aが内蔵されている。ICチップ7aには、カードを特定可能な一般IDが記憶されているとともに、遊技装置2に入金された入金残高や持玉数が記憶される。この一般カード7の持玉数は当日のみ有効で、入金残高は翌日以降も利用可能とされている。
会員カード8は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なICカード8(遊技者識別媒体)であり、ICチップ8aが内蔵されている。ICチップ8aには、会員登録を行った遊技者を特定可能な会員ID(識別情報)が記憶されているとともに入金残高が記憶される。会員カード8に対応する持玉数や貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。この会員カード8の持玉数、貯玉数、並びに入金残高は、翌日以降も利用可能とされている。
カメラ20は、図1に示すように4台ずつ画像処理装置36と接続されている。このカメラ20は、対応する遊技機1にて遊技を行う遊技者を遊技者単位で撮像可能な撮像手段として機能するもので、所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像し、その撮像した画像を画像処理装置36に送信する。カメラ20の撮像範囲は、遊技者が遊技機1に対して正対している状態で当該遊技者の少なくとも顔全体を含む領域となるように設定されている。
画像処理装置36は、LAN5を介して管理装置6に接続されており、4台のカメラ20から送信される各画像を1秒間隔で取込み、その取込んだ画像を分析することにより当該画像の中に遊技者の顔画像(遊技者画像)が存在するか否かを判定し、顔画像が存在すると判定すると、その顔画像を管理装置6に送信する。画像処理装置36は、カメラ20から送信される画像に遊技者が含まれている場合であっても、その遊技者が遊技機1に正対しない不自然な姿勢で遊技しているために顔画像を認識できないようなときは、その画像を管理装置6に送信することはない。
遊技装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)貨幣を受け付けると(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2の双方に入金額を表示すると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払い出させ(対価付与処理)、その対価付与処理に応じて入金額の表示を貸出玉の対価を除いた残高の表示とする。貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(1)貨幣を受け付けると(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2の双方に入金額を表示すると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払い出させ(対価付与処理)、その対価付与処理に応じて入金額の表示を貸出玉の対価を除いた残高の表示とする。貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(2)残高がある状態で遊技機1に設けられた貸出釦37が押下(貸出操作、付与操作)されると、貸出1単位分の貸出玉を遊技機1から払い出させ、その対価分を残高から引き落とす。また、所謂各台計数機能も備えており、遊技者が獲得した獲得玉を計数し、その計数した獲得玉を対価として再度玉を払い戻すことも可能であり、その払い戻し分の対価を除いた玉数を持玉として特定することも可能である。
(3)残高や持玉が残存する状態で遊技機1に設けられた返却釦38が押下(発行操作)されると、残高や持玉を特定可能な一般カード7を発行する。残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが可能としてもよい。
一般カード7或いは会員カード8が挿入口26に挿入されると、そのカード7,8に対応付けられている残高及び持玉数(或いは貯玉数)を読出して、液晶表示部21に表示する。また、自装置を特定可能な情報(貸出装置ID)、当該カード7,8を特定可能な情報(一般ID或いは会員ID)等を含む受付情報を管理装置6に送信する。
一般カード7或いは会員カード8が挿入口26に挿入されると、そのカード7,8に対応付けられている残高及び持玉数(或いは貯玉数)を読出して、液晶表示部21に表示する。また、自装置を特定可能な情報(貸出装置ID)、当該カード7,8を特定可能な情報(一般ID或いは会員ID)等を含む受付情報を管理装置6に送信する。
(4)中継装置4とのシリアル通信(売上信号の受信)により貨幣受付処理や対価付与処理、残高や貸出玉数、入金額や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、計数玉、持玉、払戻玉、及び一般カードの受付や発行処理を特定可能であるが、これらはパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)でも特定可能である。
管理装置6は、遊技機側から出力される遊技信号に基づいて当日における各遊技機1の遊技情報を集計している。
管理装置6は、遊技機側から出力される遊技信号に基づいて当日における各遊技機1の遊技情報を集計している。
管理装置6において、制御部39はCPU39a、ROM39b、RAM39c、I/O39dを有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶部40(蓄積手段)並びにI/F部(出力手段、図示略)を備える。
管理装置6は、画像処理装置36から受信した顔画像(遊技者画像)を、所定期間にわたって記憶部40に顔画像データベースとして蓄積する。これは、検索対象とする蓄積期間が長くなったりすると、画像数が膨大になり、記憶させるメモリ容量及び処理が膨大となるためであるが、少なくとも所定期間にわたって顔画像と当該遊技者が使用した会員カード8の会員IDとを蓄積して、後述する一致遊技者の判定の用に供するためでもある。
管理装置6は、画像処理装置36から受信した顔画像(遊技者画像)を、所定期間にわたって記憶部40に顔画像データベースとして蓄積する。これは、検索対象とする蓄積期間が長くなったりすると、画像数が膨大になり、記憶させるメモリ容量及び処理が膨大となるためであるが、少なくとも所定期間にわたって顔画像と当該遊技者が使用した会員カード8の会員IDとを蓄積して、後述する一致遊技者の判定の用に供するためでもある。
さて、「背景技術」で述べたように、遊技場には遊技場のルールを守り不正を行わない集団が来場することがあるが、その集団の中には一つの会員カード8を使い回して遊技することが常態化しているような集団も見受けられる。そこで、遊技者の顔画像を撮像し、当該顔画像に基づき別人判定された複数の人物が同一の会員カード8を同一日に利用した場合に、これを検知し、会員カード8を使い回しているかどうかを判断する構成も考えられる。
しかしながら、営業日単位では一つの会員カード8を使い続ける傾向にあり、同一日で複数の人物による使い回しを把握する上記の構成では、どの程度使い回しによる遊技が行われているか把握しづらく、係る集団の実態を把握するのは困難である。
しかしながら、営業日単位では一つの会員カード8を使い続ける傾向にあり、同一日で複数の人物による使い回しを把握する上記の構成では、どの程度使い回しによる遊技が行われているか把握しづらく、係る集団の実態を把握するのは困難である。
そこで、本実施形態の管理装置6は、記憶部40により蓄積された顔画像の内、判定の対象となる遊技者画像(例えば顔画像)と会員IDが一致する一致遊技者の顔画像であって、同一の遊技者を撮像したものと判定された顔画像に対応する一致遊技者と、同一の遊技者を撮像したものではないと判定された顔画像に対応する複数の一致遊技者と、のうち少なくとも何れか一方の遊技者数を計数するとともに、その計数された遊技者数と顔画像とを当該会員IDに対応する識別情報単位で出力するようになっている(後述の図3参照)。
また、管理装置6において、制御部39は蓄積手段、判定手段、及び遊技者数計数手段として機能し、制御主体たる当該制御部39を単に「管理装置6」とも称する。また、管理装置6は、表示出力するモニタ6b及び印字出力するプリンタ(図示略)とともに出力手段として機能する。以下、各手段について詳述する。
管理装置6は、カメラ20により撮像された顔画像を画像処理装置36経由で受信することに基づいて、遊技者を検出するとともに、その顔画像に会員ID及び顔識別IDと対応付けて顔画像データベースに登録する。このときの会員IDは、当該カメラ20を有する遊技装置2から会員カード8の受付情報を受信することで特定され、顔識別IDは、遊技装置2から会員カード8の受付情報を受信していないときでも、後述する判定処理により同一人物と判定されない場合に付与される。
即ち、管理装置6は、遊技装置2から受付情報を受信することで、会員カード8が挿入されている遊技装置2を特定するとともに、その遊技装置2のカメラ20により撮像された顔画像と、当該会員カード8の会員IDとを対応付けて記憶部40(顔画像データベース)に登録し、蓄積する(後述する図4のS1参照)。このとき蓄積される情報は日付データを含み、当該顔画像の遊技者が遊技機1で遊技する際に使用した会員カード8の会員IDとともに所定期間にわたって蓄積される。
一方、例えば遊技者が一般カード7を使用し或いはカード7,8が遊技装置2に挿入されていない場合でも、カメラ20により撮像された顔画像と顔識別IDとを対応付けて顔画像データベースに登録する。これは、遊技者識別媒体としての会員カード8と異なり、一般カード7は遊技者個人を識別するものではないことから、顔(画像)を対象としてIDを付与するものである。また、例えば3年間の有効期限を有する会員カード8と当日限り有効な一般カード7は判然と区別されるものであり、本実施形態では会員カード8が使用されるケースを中心に説明する。
上記のように、管理装置6は、カメラ20からの顔画像(映像)に基づき遊技者を検出することから、遊技者の検出に伴いレコードを作成して開始時刻を記録し、その後の遊技情報をレコードに対応付けて記録し、遊技者を検出しなくなった場合に終了時刻を記録する。これにより、作成されるレコードは、遊技者の遊技時間を含む各種の遊技情報を、当該遊技者の会員IDのみならず顔画像(若しくは顔識別ID)と対応付けて記録することができ、管理装置6において例えば、一日当りの平均遊技時間(後述する図3の「日平均遊技時間」参照)等を算出することができる。
そして、管理装置6は、カメラ20により撮像された顔画像を対象として、蓄積された顔画像データベースを照合することにより、同一の遊技者を撮像した顔画像であるか否かを判定する処理(同一人物判定処理)を実行する判定手段として構成されている。この判定処理では、撮像された顔画像に対して例えば特徴点の抽出等の画像処理を行い、顔画像データベースに既に登録されている顔画像を照合することで同一人物か否かを判定する。或いは、照合した顔画像が顔画像データベースに登録されていない顔画像であると判定した場合に、顔識別IDを付与して顔画像データベースに登録しておくことで、顔識別IDに基づき判定処理を行うことができる。
ここで、図3は、管理装置6のモニタ6bに表示される同一会員カード利用検索一覧画面の一例を示している。同図の上欄50に示す「種別」「日付」「会員番号」は、遊技場管理者によりキーボード6a等の入力手段を用いて任意に入力・設定される検索条件である。
つまり、図3に示す「種別」は、検索内容である同一の会員カード8を複数人で利用した場合の設定(表示画面)であることを表し、「日付」は、検索期間となる具体的な日付の範囲を表し、「会員番号」は、検索対象の会員IDを指定していないブランクを表している。
また、管理装置6において、「日付」として設定された検索期間内(所定期間内)において同一の会員カード8を利用している遊技者(複数の一致遊技者)の来店日数をも計数することから(詳細欄51、52の「来店日数」参照)、所定期間内(例えば直近一か月)の検索等を可能とすべく、例えば数か月分の顔画像等の蓄積期間が担保されている。
また、管理装置6において、「日付」として設定された検索期間内(所定期間内)において同一の会員カード8を利用している遊技者(複数の一致遊技者)の来店日数をも計数することから(詳細欄51、52の「来店日数」参照)、所定期間内(例えば直近一か月)の検索等を可能とすべく、例えば数か月分の顔画像等の蓄積期間が担保されている。
そして、同図3の詳細欄51には、一つの会員カード8の「会員」ID及び予め登録された性別、年齢と、これを使用した複数の遊技者(複数の一致遊技者)の「顔画像」と、その「利用数」及び「来店」日数と、が対応付けて表示される。
このうち「会員」IDは、識別情報として例示する「57535748」といった会員番号である。同詳細欄51に左右に並ぶ複数の「顔画像」は、その会員IDに対応付けて記憶されている、つまりは一つの会員カード8を使い回していると識別できる遊技者(識別情報が一致する一致遊技者)の顔を表示している。同図の行番号「1」では、顔画像が夫々異なるα1~α4の4人の「利用者数」(遊技者数計数手段により計数された遊技者数)の分を示している。この場合の顔画像α1~α4は、「来店」日数の多い方が左側に位置するα1,α2,α3,α4の並びとされ、左側の顔画像α1の「来店」日数が表示される。なお、顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3は、相互に異なる別人物の顔画像を表すものとする。
このうち「会員」IDは、識別情報として例示する「57535748」といった会員番号である。同詳細欄51に左右に並ぶ複数の「顔画像」は、その会員IDに対応付けて記憶されている、つまりは一つの会員カード8を使い回していると識別できる遊技者(識別情報が一致する一致遊技者)の顔を表示している。同図の行番号「1」では、顔画像が夫々異なるα1~α4の4人の「利用者数」(遊技者数計数手段により計数された遊技者数)の分を示している。この場合の顔画像α1~α4は、「来店」日数の多い方が左側に位置するα1,α2,α3,α4の並びとされ、左側の顔画像α1の「来店」日数が表示される。なお、顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3は、相互に異なる別人物の顔画像を表すものとする。
図3の詳細欄52には、各顔画像α1~α4の「顔識別ID」「来店日数」「日平均遊技時間」及び「日平均再P金額」が表示される。
このうち、「顔識別ID」は、顔画像α1~α4に対応させて「1」~「4」の番号で表している(会員ID別の番号1~4を付与している)。顔識別IDは、上記した判定処理の際に遊技者毎に(顔画像に固有のIDとして)付与されることから、同図の顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3に固有のIDであればよく、会員ID別の番号1~4を別途付与する必要がないことは勿論である。
このうち、「顔識別ID」は、顔画像α1~α4に対応させて「1」~「4」の番号で表している(会員ID別の番号1~4を付与している)。顔識別IDは、上記した判定処理の際に遊技者毎に(顔画像に固有のIDとして)付与されることから、同図の顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3に固有のIDであればよく、会員ID別の番号1~4を別途付与する必要がないことは勿論である。
「来店日数」は、管理装置6により所定期間内(上欄50の「日付」で設定された期間内)において各顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3の遊技者(複数の一致遊技者)の来店日数を計数したものである。管理装置6は、前記レコードとして蓄積した遊技情報に基づき或いは顔画像に係る判定処理を行うことに基づき、所定期間内において特定される一致遊技者を営業日単位でカウントアップすることにより計数し、その「来店日数」を遊技者単位で同図の如く表示出力することができ、又、顔画像をα1~α4、β1~β4、γ1~γ3の順に、会員ID別にソートすることができる。
なお、「日平均遊技時間」及び「日平均再P金額」は、上記した一日当りの平均遊技時間及び再プレイ金額(貯玉による再プレイでの使用金額)として、顔画像毎に算出される。
このように、管理装置6は、所定期間内において一の会員カード8を使い回している集団乃至複数の一致遊技者が一覧表示されるとともに、これに併せて来店日数等の遊技情報が一致遊技者毎に表示され、どれ位の遊技者がどの程度関与しているかを具体的な日数や遊技情報と併せて把握することができる。
このように、管理装置6は、所定期間内において一の会員カード8を使い回している集団乃至複数の一致遊技者が一覧表示されるとともに、これに併せて来店日数等の遊技情報が一致遊技者毎に表示され、どれ位の遊技者がどの程度関与しているかを具体的な日数や遊技情報と併せて把握することができる。
続いて、上記構成の作用について図4を参照しながら説明する。図4は、管理装置6が所定周期で実行する計数処理の流れを示しており、同図の「S1,S2,…」は各ステップを表すものとする。
管理装置6は、遊技装置2から受付情報を受信することで、会員カード8が挿入されている遊技装置2を特定するとともに、その遊技装置2のカメラ20により撮像された顔画像と、当該会員カード8の会員IDとを対応付けて記憶部40に登録し、蓄積する(S1)。この場合、管理装置6は、カメラ20により撮像され、蓄積される顔画像を対象として、当該顔画像に対応付けた会員IDと同じ会員IDが対応付けられた顔画像(一致遊技者の顔画像)を前記顔画像データベースを照合することにより抽出する。
これにより、管理装置6は、S1で蓄積される顔画像を対象として、抽出した一致遊技者の顔画像と比較することにより、同一の遊技者を撮像した顔画像であるか否か、つまりは一致遊技者が複数人であるか否かを判定する(S2)。ここで、例えば抽出した顔画像が顔識別IDも一致するような場合であって、同一の遊技者一人が同じ会員カード8を使用しているケースでは、上記の同一人物判定処理により、一致遊技者は一人であると判定される(S2:NO)。
この場合、管理装置6は、当該一人の一致遊技者の顔画像(或いは顔識別ID)について顔画像データベースを照合することで、当該一人の一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしたか否かを判定する(S3)。
当該一人の一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしたと判定される場合(S3:YES)、遊技者数を計数(カウントアップ)せず、更新することはない(S4)。この場合は会員カード8の所謂使い回しに該当せず、遊技者数計数手段として計数するのは、一つの会員カード8の使い回しをしている人数(図3の「利用数」)を求めることにあるからである。
当該一人の一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしたと判定される場合(S3:YES)、遊技者数を計数(カウントアップ)せず、更新することはない(S4)。この場合は会員カード8の所謂使い回しに該当せず、遊技者数計数手段として計数するのは、一つの会員カード8の使い回しをしている人数(図3の「利用数」)を求めることにあるからである。
当該一人の一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしていないと判定される場合には(S3:NO)、遊技者数を計数する(S5の「+1」)。こうして、同一の遊技者を撮像したものと前記S2で判定された顔画像に対応する一致遊技者を計数する。上記した本計数処理におけるS2,S3,S5に係る一連の処理、或いは後述するS2,S6,S9に係る一連の処理は、営業日単位で一致遊技者を特定し、特定された一致遊技者が当該会員IDに対応する会員カード8を使用して過去に遊技していない場合に遊技者数に加算(+1)して計数するものである。これにより、計数した遊技者数は、図3の「利用数」として営業日単位の所期のカウント値で表すことができる。なお、上記した一致遊技者の来店日数についても、管理装置6において営業日単位で計数されるのは勿論である。
これに対し、管理装置6は前記S2において、同一人物判定処理により、一致遊技者が複数人であると判定した場合(S2:YES)、その複数の一致遊技者のうちの一人の顔画像について顔画像データベースを照合することで、当該一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしたか否かを判定する(S6)。
これにより、当該一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしたと判定される場合(S7:YES)、遊技者数を計数しない(S7)一方、当該一致遊技者が過去に同一の会員カード8を使用して遊技をしていないと判定される場合には(S6:NO)、遊技者数を計数する(S9の「+1」参照)。
また、管理装置6は、3人以上の一致遊技者(S6の判定を終えていない一致遊技者)が存する場合(S8:NO)、S6へリターンして、S6とS7の処理或いはS6とS9の処理を実行する。こうして、複数の一致遊技者の全てについて確認を終えるまで(S8でYESと判定されるまで)、S7~S8の処理を繰り返し実行することにより、同一の遊技者を撮像したものではないと前記S2で判定された顔画像に対応する複数の一致遊技者を計数する。この後、本計数処理を終了する(リターンする)。
こうして、管理装置6は、計数した遊技者数(図3の「利用数」に相当)と顔画像(同図の顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3)とを当該会員IDに対応する識別情報単位でモニタ6bに表示出力することができる。
こうして、管理装置6は、計数した遊技者数(図3の「利用数」に相当)と顔画像(同図の顔画像α1~α4、β1~β4、γ1~γ3)とを当該会員IDに対応する識別情報単位でモニタ6bに表示出力することができる。
以上説明したように、本実施形態の管理装置6は、記憶部40に蓄積された顔画像の内、判定の対象となる顔画像と会員IDが一致する一致遊技者の顔画像であって、同一の遊技者を撮像したものと判定された顔画像に対応する一致遊技者と、同一の遊技者を撮像したものではないと判定された遊技者画像に対応する複数の一致遊技者と、のうち少なくとも何れか一方の遊技者数を計数する計数処理を実行し、その計数した遊技者数と顔画像を当該会員IDに対応する識別情報単位で出力する。
これによれば、例えば、所定期間に亘って同一の会員カード8を利用した人数が多く、集団での会員カード8の使い回しによる遊技が行われている場合、或いは夫婦間といったように特定の人物間で会員カード8を使い回している場合であっても、同一の会員カード8を利用した遊技者がどの程度いるか、又どのような遊技者かを、計数した遊技者数及び顔画像として比較可能に出力することができ、一つの会員カード8が使い回されているかの状況把握を適切にサポート可能となる。
本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。なお、
図3に示した「日付」は任意の操作入力により所定期間を設定するものとして例示したが、各設定値は予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定してもよい。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定してもよい。また、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による電文のような信号入力としてもよい。
図3に示した「日付」は任意の操作入力により所定期間を設定するものとして例示したが、各設定値は予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定してもよい。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定してもよい。また、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による電文のような信号入力としてもよい。
機種としては、例えばレート別やフロア別に機種をグループ化する等、どのような区分により機種を構成してもよい。数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用してもよいし、適宜採用しない項目を設けてもよい。また、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としてもよく、出力としては印字出力、表示出力が少なくとも想定される。また、入力の例示として数値を選択することを例示した箇所もあるが、適宜、数値を直接的に入力してもよい。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式やクレジット式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等にも採用できることから、所謂封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置6が行う処理の一部を中継装置4、情報表示装置3、或いは遊技装置2等にて行ってもよく、遊技情報の特定や管理等を行う手段はどの様に構成してもよい。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組合わせてもよいし、適宜、採用しない構成を設けてもよい。
図面中、1は遊技機、6は管理装置、6bはモニタ(出力手段)、20はカメラ(撮像手段)、8は会員カード(遊技者識別媒体)、39は制御部(蓄積手段、判定手段、遊技者数計数手段、出力手段)、40は記憶部(蓄積手段)である。
Claims (3)
- 遊技機で遊技する遊技者を遊技者単位で撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された遊技者画像と、当該遊技者画像の遊技者が遊技機で遊技する際に使用した遊技者識別媒体の識別情報とを対応付けて蓄積する蓄積手段と、
前記撮像手段により撮像され、蓄積される遊技者画像を対象として、前記蓄積手段に蓄積された遊技者画像を照合することにより、同一の遊技者を撮像した遊技者画像であるかを判定する判定手段と、
前記蓄積手段により蓄積された遊技者画像の内、前記判定の対象となる遊技者画像と前記識別情報が一致する一致遊技者の遊技者画像であって、前記同一の遊技者を撮像したものと判定された遊技者画像に対応する一致遊技者と、前記同一の遊技者を撮像したものではないと判定された遊技者画像に対応する複数の一致遊技者と、のうち少なくとも何れか一方の遊技者数を計数する遊技者数計数手段と、
前記遊技者数計数手段により計数された遊技者数と前記遊技者画像とを当該識別情報に対応する識別情報単位で出力する出力手段と、
を備える遊技場用システム。 - 前記遊技者数計数手段は、営業日単位で前記一致遊技者を特定し、特定された一致遊技者が当該識別情報に対応する前記遊技者識別媒体を使用して過去に遊技していない場合に前記遊技者数に加算して計数する請求項1に記載の遊技場用システム。
- 前記遊技者数計数手段は、所定期間内において前記複数の一致遊技者の来店日数を計数し、
前記出力手段は、前記来店日数を遊技者単位で出力する請求項1又は2に記載の遊技場用システム。
Priority Applications (1)
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