JP5829325B1 - 発熱ユニット及び給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】固体酸化物形燃料電池を利用し、CO2を排出することなく熱を発生させることができる発熱ユニットを提供する。【課題を解決するための手段】発熱ユニット200は、固体酸化物形電解セル210と固体酸化物形燃料電池220とを備えて構成される。固体酸化物形電解セルは、水及び電力が供給され、水を分解して水素及び酸素を生成するとともに熱を発生させ、水素及び酸素を固体酸化物形燃料電池に供給する。固体酸化物形燃料電池は、固体酸化物形電解セルから供給された水素と酸素とを反応させることによって水を生成するとともに電力及び熱を発生させ、水及び電力を固体酸化物形電解セルに供給する。固体酸化物形電解セル及び固体酸化物形燃料電池は、共通の容器内260に収容されている。【選択図】図1

Description

この発明は、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)を利用した発熱ユニット及び給湯システムに関する。
SOFCを発熱器として利用する給湯システムがある。SOFCは、水素を燃料として発電を行う。SOFCの発電の際における動作温度は、700℃〜1000℃程度の高温となる。給湯システムでは、この高温の排熱を利用することによって給湯を行う。
ここで、SOFCの燃料となる水素は、天然ガスやプロパンガスを水蒸気改質することによって生成される。改質には、上述したSOFCの高温の排熱が利用される。
水蒸気改質によって天然ガスやプロパンガスから水素を生成する場合には、水素とともに一酸化炭素が発生する。さらに、一酸化炭素が水蒸気と水性ガスシフト反応することによって、二酸化炭素(CO)が発生する。このため、従来のSOFCを利用した給湯システムでは、SOFCに水素を供給するに際して、COを排出していた。従って、従来のSOFCを利用した給湯システムには、環境保護の観点において改善の余地があった。
この発明の目的は、SOFCを利用した発熱ユニットであって、COを排出することなく熱を発生させることができる発熱ユニット、及びこの発熱ユニットを備える給湯システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、この発明による発熱ユニットは、以下の特徴を備えている。
発熱ユニットは、固体酸化物形電解セル(SOEC:Solid Oxide Electrolysis Cell)とSOFCとを備えて構成される。SOECは、水及び電力が供給され、水を分解して水素及び酸素を生成するとともに熱を発生させ、水素及び酸素をSOFCに供給する。SOFCは、SOECから供給された水素と酸素とを反応させることによって水を生成するとともに電力及び熱を発生させ、水及び電力をSOECに供給する。SOEC及びSOFCは、共通の容器内に収容されている。
また、この発明による給湯システムは、上述した発熱ユニットと、固体酸化物形電解セル及び固体酸化物形燃料電池が発生させる熱を用いて、水を加熱する給湯部とを備えて構成される。
この発明による発熱ユニット及び給湯システムでは、SOECが水を分解することによって、SOFCの燃料となる水素及び酸素を生成する。SOFCは、SOECが生成した水素と酸素とを反応させることによって発電を行う。SOFCの燃料を生成するに際して、天然ガスやプロパンガスを水蒸気改質する過程が不要であるため、この発明による発熱ユニットではCOが発生しない。従って、この発明による発熱ユニット及び給湯システムは、従来と比べ、環境保護の観点において有利である。
この発明の発熱ユニットを示す概略図である。 この発明の給湯システムを示す概略図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(発熱ユニット)
図1を参照して、この発明の実施の形態による発熱ユニットについて説明する。図1は、発熱ユニットを示す概略図である。
この実施の形態による発熱ユニット200は、SOEC210とSOFC220とを備えて構成されている。SOEC210とSOFC220とは、共通の、断熱性の容器260内に収容されている。また、SOEC210及びSOFC220は、それぞれ制御部60と接続されている。
SOEC210及びSOFC220としては、公知のSOEC及びSOFCから選択された、任意好適なものを用いることができる。ここでは、SOEC210及びSOFC220共に、例えば日本特殊陶業株式会社製の1kW級固体酸化物形燃料電池スタックを用いることができる。
SOEC210は、SOEC本体部214と、SOEC本体部214を収容するチャンバ217とを含んでいる。SOEC本体部214は、カソード211及びアノード213、並びにカソード211及びアノード213に挟み込まれた電解質212を含んでいる。
チャンバ217は、SOEC本体部214によって2つの空間に区分けされている。ここでは、チャンバ217の、カソード211側の空間が水素発生チャンバ215であり、アノード213側の空間が酸素発生チャンバ216である。
カソード211には、カソード211に電子を与える電線231が接続されている。また、アノード213には、アノード213から電子を受け取る電線232が接続されている。電線231及び電線232は、制御部60と接続されている。
水素発生チャンバ215には、水素の送出経路となる水素送出路241、及び水の供給経路となる水供給路242が、それぞれ接続されている。また、酸素発生チャンバ216には、酸素の送出経路となる酸素送出路243、及び酸素の供給経路となる酸素供給路244が、それぞれ接続されている。
SOFC220は、SOFC本体部224と、SOEC本体部224を収容するチャンバ227とを含んでいる。SOFC本体部224は、カソード221及びアノード223、並びにカソード221及びアノード223に挟み込まれた電解質222を含んでいる。
チャンバ227は、SOFC本体部224によって2つの空間に区分けされている。ここでは、チャンバ227の、カソード221側の空間が酸素供給チャンバ225であり、アノード223側の空間が水素供給チャンバ226である。
カソード221には、カソード221に電子を与える電線233が接続されている。また、アノード223には、アノード223から電子を受け取る電線234が接続されている。電線233及び電線234は、制御部60と接続されている。
酸素供給チャンバ225には、酸素の供給経路となる酸素供給路251、及び酸素の送出経路となる酸素送出路252が、それぞれ接続されている。酸素供給路251は、SOEC210の酸素送出路243と接続されている。一方、酸素送出路252は、SOEC210の酸素供給路244と接続されている。
また、水素供給チャンバ226には、水素の供給経路となる水素供給路253、及び水の送出経路となる水送出路254が、それぞれ接続されている。水素供給路253は、SOEC210の水素送出路241と接続されている。一方、水送出路254は、SOEC210の水供給路242と接続されている。
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどの記憶装置を含むコンピュータシステムを含んで構成されている。制御部60は、SOEC210へ電力を供給する。また、制御部60は、SOFC220が発生させた電力を受け取る。これによって、制御部60は、発熱ユニット200の動作を制御する。
SOEC210には、水蒸気の状態の水及び電力が供給される。水は水素発生チャンバ215に供給される。また、電力は、制御部60から電線231及び232を経て供給される。これによって、カソード211に電子が送られ、水素発生チャンバ215内の水が電気分解(単に分解とも称する)される。その結果、水素発生チャンバ215内に、水から分解された水素が発生する。また、水から分解された酸化物イオンが、SOEC本体部214を通過して、酸素発生チャンバ216へ移動する。酸化物イオンは、アノード213へ電子を与える。これによって、酸素発生チャンバ216内に酸素が発生する。アノード213は、酸化物イオンから受け取った電子を、電線232を経て、制御部60へ送る。制御部60は、電子を、電線233を経て、SOFC220のカソード221へ送る。
水素発生チャンバ215に発生した水素は、水素送出路241を経て、水素供給路253から、SOFC220の水素供給チャンバ226へ送られる。一方、酸素発生チャンバ216に発生した酸素は、酸素送出路243を経て、酸素供給路251から、SOFC220の酸素供給チャンバ225へ送られる。
SOFC220は、SOEC210から供給された酸素と水素とを反応させることによって水を生成する。酸素供給チャンバ225へ供給された酸素は、カソード221から電子を受け取り、酸化物イオンとなる。酸化物イオンは、SOFC本体部224を通過して、水素供給チャンバ226へ移動する。
一方、水素供給チャンバ226へ供給された水素は、酸素供給チャンバ225から移動した酸化物イオンと反応する。その結果、水素供給チャンバ226内で水が生成される。この際に、酸化物イオンが、電子を放出することによって電力が発生する。酸化物イオンが放出した電子は、アノード223に与えられる。アノード223は、酸化物イオンから受け取った電子を、電線234を経て、制御部60へ送る。制御部60は、電子を、電線231を経て、SOEC210のカソード211へ送る。
水素供給チャンバ226に発生した水は、水送出路254を経て、水供給路242から、SOEC210の水素発生チャンバ215へ送られる。一方、酸素供給チャンバ225において、電子を受け取らずに残存した酸素は、酸素送出路252を経て、酸素供給路244から、SOEC210の酸素発生チャンバ216へ送られる。
このように、発熱ユニット200では、SOEC210が水を分解することによって水素及び酸素を生成する。そして、SOFC220が、SOEC210から供給された水素及び酸素から水を生成する。SOFC220で生成された水は、再びSOEC210に供給される。また、SOFC220において発生した電力(すなわち酸化物イオンが放出する電子)は、SOEC210に供給される。
SOEC210が水を分解する際の動作温度は、700℃〜1000℃程度の高温となる。同様に、SOFC220が水を生成する際の動作温度は、700℃〜1000℃程度の高温となる。なお、水の分解は吸熱反応である。そのため、SOEC210全体としての動作時の温度は、上記700℃〜1000℃程度の温度よりも若干低くなる。一方、水の生成は発熱反応である。そのため、SOFC220全体としての動作時の温度は、上記700℃〜1000℃程度の温度よりも若干高くなる。これらSOEC210及びSOFC220が発生する高温の熱は、例えば給湯に利用することができる。
発熱ユニット200では、SOFC220の燃料を生成するに際して、天然ガスやプロパンガスを水蒸気改質する過程が不要である。従って、発熱ユニット200ではCOを発生させることなく、発電及び発熱を行うことができる。
なお、SOEC210における水の分解、及びSOFC220における水の生成を繰り返すに従い、水及び電力の損失が生じる。そこで、発熱ユニット200の動作時において、SOEC210の水素発生チャンバ215には、外部から水が供給される。また、SOEC210のカソード211には、外部電源を利用して、制御部60から電力が供給される(すなわち電子が送られる)。これによって、水及び電力の損失が補われ、発熱ユニット200の動作を継続することができる。なお、発熱ユニット200には、発熱ユニット200が発生する熱を利用して発電を行う発電部を追加して設けることもできる。そして、上述した電力の損失を、外部電源からの電力のみならず、発電部からの電力によっても補うことができる。この発電部に関する説明は後述する。
また、発熱ユニット200の動作を開始するには、SOEC210及びSOFC220を、動作温度である700℃〜1000℃程度となるまで加熱する必要がある。そこで、発熱ユニット200においては、容器260内に、SOEC210及びSOFC220を加熱するためのヒータを設けることができる。
(給湯システム)
図2を参照して、この発明の実施の形態による給湯システムについて説明する。図2は、給湯システムを示す概略図である。
この実施の形態による給湯システム10は、発熱部20、発電部30、給湯部40、水補給部50、上述した制御部60及び操作部70を含んで構成されている。
発熱部20としては、上述した発熱ユニット200を用いることができる(図1)。発熱ユニット200の容器260内には、SOEC210及びSOFC220を加熱するためのヒータ270が設けられる。
発熱ユニット200では、上述したように、SOEC210及びSOFC220が高温の熱を発生させる。SOEC210及びSOFC220の発熱によって生成される、容器260内の熱気は、送風機81、83及び87によって、発電部30、給湯部40及び水補給部50にそれぞれ送られる。
SOEC210には、SOEC210の発熱温度を検知する温度センサ90が設けられている。また、SOFC220には、SOFC220の発熱温度を検知する温度センサ91、及びSOFC220が発電する電力を検知する電力センサ92が設けられている。また、ヒータ270には、SOEC210及びSOFC220に対する加熱温度を検知する温度センサ93が設けられている。
発電部30は、所謂温度差発電装置として構成されていて、発熱ユニット200が発生させた熱を用いて温度差発電を行う。発電部30は、熱気槽31及び冷気槽33、並びに熱気槽31及び冷気槽33に挟まれた熱電変換素子32を含んでいる。熱電変換素子32としては、公知の熱電変換素子から選択された、任意好適なものを用いることができる。ここでは、熱電変換素子32として、例えばヤマハ製のペルチェモジュールを用いることができる。熱気槽31には、発熱ユニット200から熱気が供給される。また、冷気槽33には、送風機85によって、外気が供給される。これら熱気と外気との温度差による、ゼーベック効果によって、熱電変換素子32が電力を発生させる。発生した電力は、制御部60へ送る。
熱気槽31には、熱気槽31内の温度を検知する温度センサ94が設けられている。また、冷気槽33には、冷気槽33内の温度を検知する温度センサ95が設けられている。さらに、発電部30には、熱電変換素子32が発電する電力を検知する電力センサ96が設けられている。
給湯部40は、熱気槽41及び水槽43を含んでいる。熱気槽41には、発熱ユニット200から熱気が供給される。また、水槽43には、水道等から水が供給される。水槽43に供給された水は、熱気槽41の熱気によって加熱される。その結果、温水が生成される。生成された温水は、生活用等の種々の用途で利用することができる。また、温水の一部は、水補給部50に送られる。
熱気槽41には、熱気槽41内の温度を検知する温度センサ97が設けられている。また、水槽43には、水槽43内の温度を検知する温度センサ98が設けられている。
水補給部50は、熱気槽51及び水槽53を含んでいる。熱気槽51には、発熱ユニット200から熱気が供給される。また、水槽53には、給湯部40から水が供給される。水槽53に供給された水は、熱気槽51の熱気によって加熱される。その結果、水槽53の水が蒸発し、純水の水蒸気が生成される。水蒸気の状態の水は、SOEC210に供給される。また、水槽53には、水槽53で生成される水蒸気の水量を検知する水量センサ99が設けられている。
制御部60は、温度センサ90、91、93、94、95、97及び98、電力センサ92及び96、並びに水量センサ99が検知した情報を受け取る。そして、制御部60は、各センサから受け取った情報に基づいて、発熱部20(発熱ユニット200)、発電部30、給湯部40及び水補給部50、並びに送風機81〜87の動作を制御する。
また、制御部60は、外部電源65からの電力、発熱ユニット200のSOFC220が発生させた電力、及び熱電変換素子32が発生させた電力をSOEC210に供給する。
操作部70は、電源スイッチや、制御部60を介して給湯システム10の操作を行う各種操作手段等を含んでいる。これら電源スイッチや操作手段等は、作業員によって手動で操作される。
(動作)
まず、ヒータ270によって、発熱ユニット200のSOEC210及びSOFC220を、動作温度である700℃〜1000℃程度となるまで加熱する。この際に、ヒータ270によって生成される熱気が、水補給部50に送られる。この熱気によって、水補給部50では、水槽53の水から水蒸気が生成される。水蒸気の状態の水は、SOEC210に供給される。また、制御部60によって、外部電源65からの電力が、SOEC210に供給される。
SOEC210及びSOFC220が動作温度に達した後、ヒータ270による加熱を停止する。発熱ユニット200では、SOEC210が、水補給部50から供給された水(水蒸気)を水素及び酸素に分解する。そして、SOFC220が、これら水素及び酸素から水を生成するとともに、電力を発生させる。SOFC220が生成した水及び電力は、SOEC210に供給される。発熱ユニット200では、SOEC210による水の分解、及びSOFC220による水の生成が繰り返される。なお、これら動作の繰り返しによって生じる水の損失は、水補給部50から供給される水蒸気で補われる。また、電力の損失は、発電部30及び外部電源65から制御部60を経て供給される電力で補われる。
このような発熱ユニット200の動作によって、SOEC210及びSOFC220が高温の熱を発生させる。ヒータ270による加熱の停止後は、SOEC210及びSOFC220の発熱によって、SOEC210及びSOFC220の動作温度が保たれる。
上述したように、SOEC210及びSOFC220の発熱によって生成される、容器260内の熱気は、送風機81、83及び87によって、発電部30、給湯部40及び水補給部50にそれぞれ送られる。
発電部30は、発熱ユニット200から熱気槽31に供給される熱気と、外部から冷気槽33に供給される外気との温度差を利用し、電力を発生させる。この際に、制御部60は、温度センサ94及び95からの温度の情報に基づき、送風機81及び85の動作を制御する。そして、熱気と外気との温度差が発電に好適となるように、熱気槽31への熱気の供給量及び冷気槽33への外気の供給量を調節する。発電部30が発生させた電力は、制御部60を経て、発熱ユニット200のSOEC210に供給される。
制御部60は、SOFC220が発電する電力を、電力センサ92からの情報によって監視する。また、制御部60は、発電部30が発電する電力を、電力センサ96からの情報によって監視する。そして、制御部60は、SOFC220及び発電部30が発生させる電力の、発熱ユニット200を動作させる定格の電力に対する不足分を算出する。制御部60は、この不足分の電力を、外部電源65からの電力をSOEC210へ供給することによって補う。
また、制御部60は、SOFC220が発電する電力に対応して、SOFC220が生成する水量の、発熱ユニット200を動作させる定格の水量に対する不足分を算出する。制御部60は、この不足分の水量を、水補給部50からSOEC210へ水蒸気を供給させることによって補う。なお、制御部60は、水量センサ99からの情報によって、水補給部50が生成する水蒸気の量を監視する。そして、制御部60は、送風機87を制御することによって、水補給部50が生成する水蒸気の量が所望量となるように、発熱ユニット200から水補給部50への熱気の供給量を調節する。
給湯部40は、発熱ユニット200から熱気槽41に供給される熱気を利用して、水槽43の水を加熱する。制御部60は、温度センサ97及び98からの温度の情報に基づき、送風機83の動作を制御する。そして、水槽43の水から所望の温度の温水が生成されるように、熱気槽41への熱気の供給量を調節する。
また、給湯システム10の動作を停止させる際には、SOEC210に対する、制御部60からの電力の供給を停止する。これによって、発熱ユニット200の動作が停止し、その結果、給湯システム10の動作が停止する。
以上に説明したように、この実施の形態による給湯システム10では、上述した発熱ユニット200の発熱を利用することによって、COを発生させることなく、温水の生成(すなわち給湯)を行うことができる。従って、この実施の形態による給湯システム10は、従来と比べ、環境保護の観点において有利である。
さらに、この実施の形態による給湯システム10は、温度差発電を行う発電部30を備えている。これによって、発熱ユニット200が生成する熱気を利用し、SOFC220とは別に、発電を行うことができる。そして、発熱ユニット200における電力の損失を、発電部30が発電する電力によって補充することができる。従って、この実施の形態による給湯システム10は、発熱ユニット200における電力の損失を補うに当たり、外部電源65から供給する電力を抑えることができる。従って、この実施の形態による給湯システム10は、省電力の観点においても有利である。
10:給湯システム
20:発熱部
30:発電部
40:給湯部
50:水補給部
60:制御部
70:操作部
200:発熱ユニット
210:SOEC
220:SOFC

Claims (3)

  1. 固体酸化物形電解セルと固体酸化物形燃料電池とを備え、
    前記固体酸化物形電解セルは、水及び電力が供給され、該水を分解して水素及び酸素を生成するとともに熱を発生させ、該水素及び該酸素を前記固体酸化物形燃料電池に供給し、
    前記固体酸化物形燃料電池は、前記固体酸化物形電解セルから供給された水素と酸素とを反応させることによって水を生成するとともに電力及び熱を発生させ、該水及び該電力を前記固体酸化物形電解セルに供給し、
    前記固体酸化物形電解セル及び前記固体酸化物形燃料電池は、共通の容器内に収容されている
    ことを特徴とする発熱ユニット。
  2. さらに発電部を追加して備え、
    前記発電部は、前記固体酸化物形電解セル及び前記固体酸化物形燃料電池が発生させた熱を用い、温度差発電を行うことによって電力を発生させ、
    前記発電部が発生させた電力は、前記固体酸化物形電解セルに供給される
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の発熱ユニットと、
    前記固体酸化物形電解セル及び前記固体酸化物形燃料電池が発生させる熱を用いて、水を加熱する給湯部と
    を備えることを特徴とする給湯システム。
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