JP5826331B1 - 緩衝材及び梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝能力が向上した緩衝材を提供する。【解決手段】緩衝材20は、外箱と外箱に収容される収容物との間に配設される。緩衝材20は、収容物に衝撃が加わることに伴って座屈する側面24bを有する。側面24bには、突出部26bが内周に形成された開口部25bが形成されている。外箱に衝撃が加わった場合、側面24bは座屈していき、側面24bの座屈に伴って突出部26bが潰れていく。これにより、緩衝材20は、開口部25bに突出部26bが形成されていない緩衝材よりも、緩衝能力を向上させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、緩衝材及び梱包材に関する。
従来、運搬される物品に衝撃が加わることを防止するため、該物品と該物品が収容された外箱との間に緩衝材が配設されている。このような緩衝材では、運搬される物品の破損を防止するために、緩衝能力が高いことが望ましい。
例えば、特許文献1及び2には、物品の荷重が加わる方向に沿った面に開口部を形成し、当該面が座屈しやすくなることによって、収容物に加わった衝撃を緩和する緩衝材が開示されている。
特開平7−291362号公報 特開平6−56147号公報
このように、特許文献1及び2に記載の緩衝材は座屈することで、収容物にかかる衝撃を和らげるものであるが、それでも、なお収容物に一定以上の衝撃がかかることを防ぐことは困難である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、緩衝材が有する緩衝能力を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る緩衝材は、
外箱と前記外箱に収容される収容物との間に配設される緩衝材であって、
前記収容物に衝撃が加わることに伴って座屈する第1の面を有し、
前記第1の面には、第1突出部が内周に形成された第1開口部が形成され
前記第1突出部は、前記第1の面の座屈に伴い、先端から根元に向かって徐々に潰れる三角形状に形成されている。
本発明によれば、緩衝材には、突出部が形成された開口部が形成されている。外箱に衝撃が加わった場合、開口部が形成された面は座屈していき、当該面の座屈に伴って突出部が潰れていく。これにより、緩衝能力を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る外箱に緩衝材が配設された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る梱包材の組立斜視図である。 本発明の実施形態に係る梱包材に収容物が配設された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る梱包材の図3のA−A矢視における断面図である。 本発明の実施形態に係る緩衝材の斜視図である。 本発明の実施形態に係る緩衝材の展開図である。 従来の緩衝材が収容物から衝撃を受ける様子を示す模式図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る緩衝材の模式図である。(b)は、本発明の実施形態に係る緩衝材の突出部が収容物に接触する様子を示す模式図である。(c)は、本発明の実施形態に係る緩衝材の突出部が潰れる様子を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る緩衝材の緩衝特性評価試験の試験方法の概要を説明した説明図である。 本発明の比較例1の緩衝特性評価試験に使用される緩衝材の斜視図である。 本発明の比較例2の緩衝特性評価試験に使用される緩衝材の斜視図である。 本発明の実施例1、2の緩衝特性評価試験に使用される緩衝材の斜視図である。 本発明の比較例1、2及び実施例1、2の緩衝特性評価試験の緩衝材の特徴を示す図である。 本発明の比較例1、2及び実施例1、2の緩衝特性評価試験の加速度及び変位量についての結果を示す図である。 本発明の比較例1、2及び実施例1、2の緩衝特性評価試験の加速度についての結果を示すグラフである。 本発明の比較例1、2及び実施例1、2の緩衝特性評価試験の変位量についての結果を示すグラフである。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。説明には、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。本実施形態では、X軸とY軸に平行なXY平面は水平面であり、Z軸は鉛直軸に平行な軸である。
梱包材1は、図1に示すように、2つの緩衝材20と、中敷30と、これらを収納する外箱10と、を有する。梱包材1の各部材は、それぞれが1枚の段ボールを切抜き加工及び折曲げ加工することによって形成されている。収容物2は、図2及び図3に示すように、梱包材1に収容される。
外箱10は、直方体形状の段ボール箱であり、+Z側に開口している。
収容物2は、液晶ディスプレイの液晶部である。当該液晶部は、小さな衝撃がかかるだけでも故障するおそれがあり、運搬に注意が必要とされる物品である。収容物2は、直方体2aと、直方体2aよりも一回り小さい直方体2bとが合わせられた形状に形成されている。
緩衝材20は、外箱10の内周に沿って、折り曲げられた四角筒の部材である。言い換えると、緩衝材20は、2つの角部21において折り曲げられたコの字状の部材である。緩衝材20は、2つの緩衝材20の端部が、外箱10のX軸方向の中間で合わせられた状態で、外箱10の底面に接するように配設されている。合わせられた2つの緩衝材20の外周は、外箱10の内周よりも、わずかに小さい。これにより、2つの緩衝材20は、外箱10の側面に沿って隙間無く配設されている。2つの緩衝材20によって囲まれた領域は、直方体2bの底面よりもわずかに大きい。また、緩衝材20は、収容物2と外箱10との間に配設されている。より詳しくは、緩衝材20は、図4に示すように、直方体2aの底面と外箱10の底面との間に配設されるとともに、直方体2bの側面と外箱10の側面との間に配設されている。収容物2からの荷重は、緩衝材20の上面24aに加わる。
緩衝材20は、図5に示すように、外箱10の中心部側の側面24bに形成された3つの開口部25bと、側面24bに直交する上面24aに形成され、開口部25bと同一の形状の3つの開口部25aと、を有する。開口部25aと開口部25bは、1つの開口部25として構成されており、上面24aと側面24bとがなす辺に沿って形成されている。さらに、緩衝材20は、側面24bのそれぞれの角部21に形成された2つの開口部22bと、上面24aのそれぞれの角部21に形成された2つの開口部22aと、を有する。開口部22aと開口部22bは、1つの開口部22として構成されており、上面24aと側面24bとがなす辺に沿って形成されている。
開口部25a、25bの縁には、内周に向かって、三角形に形成された複数の突出部26a、26bが形成されている。複数の突出部26a、26bは、それぞれが同一の形状であり等間隔に形成されている。言い換えると、開口部25a、25bには、上面24aと側面24bとが直交する角に向かって、突出部26a、26bを有する連続山型形状が形成されている。開口部22a、22bの縁には、内周に向かって、突出部26a、26bと同様の突出部が形成されている。
緩衝材20は、図6に示す1枚の長方形の段ボールシート20’から構成されている。段ボールシート20’は、−Y側から順に、長手方向に沿った直線状の折り目27a〜27eが形成されている。折り目27a、27eには、切抜き加工によって形成された複数の開口部25が形成されている。また、段ボールシート20’には、+X側から順に、短手方向に沿った直線状の折り目27g、27fが形成されている。折り目27f、27gには、−Y側の端から折り目27eまで、直線状の切り込み28a、28bが形成されている。
段ボールシート20’は、折り目27a〜27eに沿って折り曲げられた後、折り目27fに沿って折り曲げられることにより、四角筒の緩衝材20が形成される。折り目27aの−Y側に位置する面は、折り目27eの−Y側に位置する面の内側に接する。折り目27aの+Y側に位置する面は、折り目27eの+Y側に位置する面の内側に接する。これにより、図5に示すように、上面24a、側面24bは、それぞれ2重の面から構成される。
図1及び図2に戻り、中敷30は、四辺が−Z側に向かって折り曲げられた部材である。中敷30は、外箱10の底面に接するように、2つの緩衝材20によって囲まれた領域に嵌め込まれている。直方体2bの底面は、中敷30の上面に接している。また、中敷30の表面には、収容物2の付属部品等が収容されるための四角の切抜き部31が2つ形成されている。このため、外箱10に衝撃が加わった場合、中敷30の上面は座屈しやすい。これにより、中敷30は、切り抜き部31が形成されていない中敷よりも、高い緩衝能力を有する。
また、緩衝材20の上面24aには、突出部26aが内周に形成された開口部25aが形成されている。外箱10に水平方向の衝撃が加わることによって、上面24aが座屈した場合であっても、突出部26aが衝撃を緩和することができる。これにより、緩衝材20は、開口部25aに突出部26aが形成されていない緩衝材よりも、高い緩衝能力を有する。
緩衝材20が衝撃を緩和する様子を図7及び図8(a)〜(c)を参照して詳細に説明する。
緩衝材20の側面24bには、突出部26bが内周に形成された開口部25bが形成されている。外箱10に衝撃が加わった場合、側面24bは座屈していき、側面24bの座屈に伴って突出部26bが潰れていく。これにより、緩衝材20は、開口部25bに突出部26bが形成されていない緩衝材よりも、緩衝能力を向上させることができる。
具体的には、図7に示すように、従来の緩衝材20eには、開口部25bに突出部26bが形成されていなかった(特許文献1、2参照)。側面24bの支持部29は、上面24a及び収容物2を支持する。そして、収容物2が所定以上の衝撃を受けると、支持部29が潰れることによって衝撃は緩和されるものの、それでもなお一定の衝撃が収容物2に加わっていた。しかしながら、開口部25bに、図8(a)に示す突出部26bが形成されることにより、支持部29が潰れる際、突出部26bが収容物2に加わる一定の衝撃をさらに緩和することができる。より詳しくは、図8(b)に示すように、支持部29が潰れることにより、突出部26bの先端と収容物2の下端が接触する。そして、図8(c)に示すように、突出部26bが潰れることによって、収容物2に加わる衝撃を緩和する。
また、図5に示すように、緩衝材20の上面24aには、突出部26aが内周に形成された開口部25aが形成されている。外箱10に水平方向の衝撃が加わった場合、上面24aは座屈していき、上面24aの座屈に伴って突出部26aが潰れていく。これにより、緩衝材20は、開口部25aに突出部26aが形成されていない緩衝材よりも、高い緩衝能力を有する。
突出部26a、26bは、開口部25a、25bの内周に向かって、複数形成されている。これにより、突出部26a、26bが1つである場合よりも、より大きな衝撃を緩和することができる。
複数の突出部26a、26bは、等間隔に形成されている。これにより、突出部26a、26bが不揃いに形成されている場合よりも、それぞれの突出部26a、26bは均等に衝撃を分散して受けることができる。このため、突出部26a、26bが衝撃を受けて潰れた後であっても、収容物2が外箱10の中で傾きにくくなる。
複数の突出部26a、26bは、三角形に形成されている。これにより、突出部26a、26bが衝撃を受けた場合、突出部26a、26bは先端から根元に向かって徐々に潰れることができるため、緩衝材20の側面24bが座屈を開始する加速度が小さくなる。
開口部25a、25bは、緩衝材20の内周側において、X軸方向の辺の中心と、Y軸方向の辺の中心と、にそれぞれ形成されている。これにより、緩衝材20は、より均等に衝撃を分散して受けることができる。
開口部22a、22bは、緩衝材20の内周側における角部21にそれぞれ形成されている。緩衝材20の内周側における角部21に、開口部22a、22bが形成されていない場合、収容物2の角部21は、緩衝材20の内周側における角部21に接触するため、角部21に対して衝撃が集中する。しかしながら、角部21に開口部22a、22bが形成されることにより、緩衝材20は衝撃が集中する箇所を有しなくなる。これにより、緩衝材20は、より均等に衝撃を分散して受けることができる。
上面24a、側面24bは、それぞれ2重の面から構成されている。このため、上面24a、側面24bに形成されている突出部26a、26bも、2重の面から構成されている。これにより、突出部26a、26bが1重の面から構成されている場合と比較し、突出部26a、26bが完全に潰れることなく、より大きな衝撃を受けることができる。
緩衝材20は、外箱10の内周に沿って折り曲げられている。さらに、2つの緩衝材20の端部が、外箱10のX軸方向の中間で合わせられた状態で、外箱10の底面に接するように配設されている。これにより、2つの緩衝材20を、外箱10の内周に、隙間無く配設することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、以下のように変形して実施することもできる。
上述した実施形態では、梱包材1の各部材は、それぞれが1枚の段ボールから形成されていた。しかしながら、梱包材1の各部材は、複数の段ボールから形成されていてもよい。また、梱包材1の各部材は、例えば、パルプモールド緩衝材といった段ボール以外の緩衝部材から形成されていてもよい。
上述した実施形態では、開口部25aと開口部25bは、1つの開口部25として構成されていた。しかしながら、開口部25aと開口部25bは、それぞれが別個の開口部として形成されていてもよい。これにより、上面24a及び側面24bの任意の場所に、開口部25a、25bを形成することができる。
上述した実施形態では、緩衝材20は、段ボールシート20’が6つの折り目27a〜27fを折り曲げられることにより組み立てられていた。しかしながら、緩衝材20は、折り目27a〜27fの一部の代わりに、段ボールシート20’の差し込み片とスリットとを形成し、差し込み片をスリットに差し込む構成としてもよい。また、緩衝材20は、接着剤を使って組み立てられていてもよい。
上述した実施形態では、緩衝材20の上面24a、側面24bは、それぞれ2重の面から構成されていた。しかしながら、上面24a、側面24bは、それぞれ1つの面から構成されていてもよい。また、上面24a、側面24b以外の面が2重の面から構成されていてもよい。
上述した実施形態では、突出部26a、26bは、三角形の形状であった。しかしながら、突出部26a、26bは、拡底形状であればよく、三角形の形状に限定されない。拡底形状とは、先端よりも根元の断面積が大きくなる形状のことである。具体的には、突出部26a、26bは、先端及び表面が丸みを帯びていてもよい。また、突出部26a、26bは、鋸歯状や波形形状のように、先端が一方向に偏った形状であってもよい。
緩衝材20が衝撃を緩和することを検証するために、図9に示す試験装置を用いて緩衝適性評価試験を行った。従来の緩衝材20a、20bにおける試験をそれぞれ比較例1、2とし、緩衝材20に相当する緩衝材20c、20dにおける試験をそれぞれ実施例1、2とする。比較例1、2及び実施例1、2について、図10〜16を参照して詳細に説明する。
[比較例1]
緩衝材の側面が座屈する際の加速度及び変位量を計測するため、緩衝特性評価試験を行った。図9に示すように、試験装置100のテーブル101の上に試験対象である図10に示す緩衝材20aを載せた。
比較例1で用いられる緩衝材20aは、図10に示すように、四角筒の部材である。緩衝材20aは、段ボールを切抜き加工又は折曲げ加工することにより、形成されている。側面24bは、図13に示すように、Z軸方向の長さL1(上面24aの下端から側面24bの下端までの長さ)が50mmである。
緩衝材20aの上方から、測定装置103に接続された加速度センサー104を備えた3kgのおもり105を高さ30cm上方から自由落下させ、テーブル101が受ける衝撃加速度、すなわち緩衝材20aの側面24bが座屈を開始する加速度を計測した。さらに、緩衝材20aの側面24bの変位量を計測した。その結果、図14に示すように、加速度は36Gであり、変位量は18mmであった。
[比較例2]
比較例2で用いられる緩衝材20bは、図11に示すように、開口部25bが形成されている点で、実施例1で用いられる緩衝材20aと相違している。側面24bには、上面24aを支持する支持部29が形成されている。支持部29は、図13に示すように、X軸方向の長さWは52mmである。また、Z軸方向の長さL2(上面24aの下端から開口部25bの下端までの長さ)は20mmである。実施例1と同様の試験方法で、緩衝材20bの側面24bが座屈を開始する加速度を計測した。さらに、緩衝材20bの側面24bの変位量を計測した。その結果、図14に示すように、加速度は31Gであり、変位量は30mmであった。
[実施例1]
実施例1で用いられる緩衝材20cは、図12に示すように、開口部25bの内周に山型の突出部26bが複数形成されている点で、比較例2で用いられる緩衝材20bと相違している。山型の突出部26bの深さDは、図13に示すように、10mmである。実施例2と同様の試験方法で、緩衝材20cの側面24bが座屈を開始する加速度を計測した。さらに、緩衝材20cの側面24bの変位量を計測した。その結果、図14に示すように、加速度は21Gであり、変位量は28mmであった。
[実施例2]
実施例2で用いられる緩衝材20dは、図13に示すように、山型の突出部26bの深さDが15mmである点で、実施例1で用いられる緩衝材20cと相違している。実施例3と同様の試験方法で、緩衝材20dの側面24bが座屈を開始する加速度を計測した。さらに、緩衝材20dの側面24bの変位量を計測した。その結果、図14に示すように、加速度は22Gであり、変位量は31mmであった。
図15は、比較例1、2及び実施例1、2の加速度についての実験結果のグラフを示している。これによると、緩衝材20aに開口部25bが形成されると、加速度は減少する。開口部25bに突出部26bが形成されると、さらに加速度は減少する。しかしながら、突出部26bの深さが異なっても、加速度はほぼ一定である。
図16は、比較例1、2及び実施例1、2の変位量についての実験結果のグラフを示している。これによると、緩衝材20aに開口部25bが形成されると、変位量は増大する。しかしながら、開口部25bに突出部26bが形成されているか否かに関わらず、変位量はほぼ一定である。
以上の試験結果に基づけば、緩衝材20c、20dにおける収容物に加わる加速度は、緩衝材20a、20bにおける収容物に加わる加速度よりも低い。したがって、開口部25bに突出部26bが形成された緩衝材20c、20dは、開口部25bが形成されていない緩衝材20aや、開口部25bに突出部26bが形成されていない緩衝材20bよりも、緩衝能力が向上している。また、緩衝材20c、20dにおける変位量は、突出部26bの深さにかかわらず、ほぼ一定であった。したがって、突出部26bの深さが所定値以内で変化するとしても、収容物の変位量を一定に保つことができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本考案の範囲を限定するものではない。
1 梱包材、2 収容物、2a、2b 直方体、10 外箱、20、20a、20b、20c、20d、20e 緩衝材、20’ 段ボールシート、21 角部、22、22a、22b 開口部、24a 上面、24b 側面、25、25a 開口部、26a、26b 突出部、27a、27b、27c、27d、27e、27f、27g 折り目、28a、28b 切り込み、29 支持部、30 中敷、31 切抜き部、100 試験装置、101 テーブル、103 測定装置、104 加速度センサー、105 おもり、D 深さ、L1、L2、W 長さ

Claims (10)

  1. 外箱と前記外箱に収容される収容物との間に配設される緩衝材であって、
    前記収容物に衝撃が加わることに伴って座屈する第1の面を有し、
    前記第1の面には、第1突出部が内周に形成された第1開口部が形成され
    前記第1突出部は、前記第1の面の座屈に伴い、先端から根元に向かって徐々に潰れる三角形状に形成されている緩衝材。
  2. 前記第1突出部は、前記第1開口部の内周に沿って複数形成されている請求項1に記載の緩衝材。
  3. 前記第1突出部は、等間隔に形成されることで、連続山型形状に形成されている請求項2に記載の緩衝材。
  4. 前記収容物に衝撃が加わることに伴って座屈する第2の面を有し、
    前記第2の面には、第2突出部が内周に形成された第2開口部が形成され
    前記第2突出部は、前記第2の面の座屈に伴い、先端から根元に向かって徐々に潰れる三角形状に形成されている請求項1からのいずれか一項に記載の緩衝材。
  5. 前記第2突出部は、前記第2開口部の内周に沿って複数形成されている請求項に記載の緩衝材。
  6. 前記第2突出部は、等間隔に形成されることで、連続山型形状に形成されている請求項に記載の緩衝材。
  7. 前記第1開口部及び前記第2開口部は、一つの開口部として構成されている請求項からのいずれか一項に記載の緩衝材。
  8. 2つの角部においてコの字状に折り曲げられた四角筒形状の部材であり、
    前記一つの開口部は、前記四角筒形状の2つの角部と、当該2つの角部の間の中央部分と、に形成されている請求項7に記載の緩衝材。
  9. 前記第1の面と前記第2の面とは直交し、
    前記第1突出部の三角形状の先端及び前記第2突出部の三角形状の先端は、前記第1の面と前記第2の面とが直交する角に向かって突出している請求項4から8のいずれか一項に記載の緩衝材。
  10. 前記外箱と、
    前記外箱に収納されている請求項1から9のいずれか一項に記載の2つの前記緩衝材と、
    を有する梱包材。
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