JP5825182B2 - 空調装置 - Google Patents
空調装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5825182B2 JP5825182B2 JP2012086552A JP2012086552A JP5825182B2 JP 5825182 B2 JP5825182 B2 JP 5825182B2 JP 2012086552 A JP2012086552 A JP 2012086552A JP 2012086552 A JP2012086552 A JP 2012086552A JP 5825182 B2 JP5825182 B2 JP 5825182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- air
- fan
- suction
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図4を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、車両内の天井方向側を上部、車両内の床または車外の地面方向を下部というが、取付け方向が関係しない場合等では、上部を第1、下部を第2ということもある。
従来技術では、ヒータコア18と、ファン8とが、ユニットケース9の径方向において互いに重なり合っていたのに対し、第1実施形態では、ファン8を上方向にオフセットさせて配置している。このことにより、ヒータコア18の直径は、ファン8による制約を受けず、必要最小限に設定可能となる。これに伴って、エバポレータ18およびユニットケース9の直径が従来技術に対して縮小可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。第1実施例では、ブロワモータ5をユニットケース9上面外側に配置した。しかし、この第2実施例では、図5のように、ヒータコア18で囲まれた空間の略中央部に、ブロワモータ5を配置している。また、ファン9の直径の方が、熱交換器を成すヒータコア18の空気流出面同士間の直径より大きくされている。
ヒータコア18で囲まれた空間の略中央部は、第1実施例においては温風通路21の一部を構成する空間18sであるが、ただ空気が渦を巻いて澱むだけの空間18sであり、ブロワモータ5を空間18s内に配置しても送風効率はほとんど変化しない。そればかりか、送風をブロワモータ5に直接当てることが可能となるため、暖房時にブロワモータ5の発熱を補助熱源として利用することが可能になる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。第1、第2実施例では吹出通路12をユニットケース9の上部にのみ設けたのに対し、図6の第3実施例では、上下にそれぞれ第1吹出通路12aおよび第2吹出通路12bを設けている。そして、第1吸込通路13aおよび第2吸込通路13bをはじめとする各構成要素を上下にそれぞれ分けて、あるいは、延長して設けている。
第1、2実施例では吹出口1、3等が上部のみであるため、車室内の下方(例えば足元)に送風するためには、ユニットケース9(HVAC本体)の周りを、上から下に回りこむような長大なダクトを設ける必要があるのに対し、第3実施例では、上部吹出口1a、3a等からは車室内上方に送風し、下部吹出口1b、3b等からは、車室内下方に送風可能であるため、ユニットケース9の周りを回りこむダクトが不要となる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図7おいて、ブロワモータ5の周囲に、空気とブロワモータ5が熱交換するための熱交換部材となる冷却フィンとなる多数の突起41を設けている。これによれば、ブロワモータ5の冷却効果が高まる。かつブロワモータ5の発熱を空調風の暖房に活用することができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図8は第5実施形態を示す。図9は、図8において下部モードドア1b、3bを閉じた状態を示す。図8では、上部モードドア41a、43aと下部モードドア41b、43bとが共に開放して、上部吹出口1a、3aと下部吹出口1b、3bとの両方から送風する。一方、図9では、上部モードドア41a、43aが開放し、下部モードドア41b、43bが閉鎖して、上部吹出口1a、3aからのみ送風する。
上部吹出口1a、3aまたは下部吹出口1b、3bのいずれか一方のみから送風する場合に、上部と下部との吸込通路13a、13bの両方が利用可能となる。ちなみに吸込通路13a、13bの片側しか利用できない場合は、通風圧損が大きくなる上に、熱交換器の片側半分しか利用できないため、送風量および熱交換能力共に不足する場合が考えられる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図10は、上部モードドア41a、43aと下部モードドア41b、43bが共に開放して上部吹出口1a、3aと下部吹出口1b、3bとの両方から送風する場合である。一方、図11は、上部モードドア41a、43aが開放し、下部モードドア41b、43bが閉じて、上部吹出口1a、3aのみから送風する場合である。
バイパス通路51によって、上部吹出口1a、3aまたは下部吹出口1b、3bのいずれか一方のみから送風する場合において、上部吸込通路13aと下部吸込通路13bとの両方が利用可能となる。更に、上部ファン8aおよび下部ファン8bの両方が利用可能となる。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図13は、本発明の第7実施形態に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。図14は、本発明の第7実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図15は、本発明の第8実施形態に使用するエバポレータ16を上方から見た模式平面図である。図16は、本発明の第8実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態のように、ヒータコア18とエバポレータ16とフィルタ15とエアミックスドア17とを全て吸込通路13に収容する必要はなく、ヒータコア18とエアミックスドア17だけを吸込通路13内に収容して、エバポレータ16とフィルタ15とは、図2の仮想線で示した吸込口の上流側のダクト11f内に配置しても良い。この場合は、図2の吸込口11にはエバポレータ16とフィルタ15とを通過した冷風が導かれる。この場合、エバポレータ16とフィルタ15とは箱型の周知のものを使用することができる。
14 隔壁
18s 空気流出面相互間内の空間
24 凹部
46 連通路
47、48 連通路仕切りドア
51 バイパス通路
52a、53a、52b、53b バイパス開閉ドア
82 ファンボス部
83 ファン外周部
Claims (10)
- 吸込通路(13)と吹出通路(12)とを備えたユニットケース(9)と、
前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを区画する隔壁(14)と、
前記吸込通路(13)の内部に設けられた熱交換器(18)と、
前記吸込通路(13)の外部に設けられた吸込口(11)と、
前記吹出通路(12)の内部に設けられたファン(8)と、
前記吹出通路(12)の外部に設けられた吹出口(1〜4)と、を備え、
前記隔壁(14)は、前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを前記ファン(8)の回転軸方向に分離し、
前記熱交換器(18)は、前記ファンの回転軸(81)を延長した位置の前記吸込通路部分と成る空間(18s)の周りを取囲んで配置され、
前記空間(18s)は、前記熱交換器(18)の空気流入面から前記熱交換器(18)内を通過した空気が空気流出面から出た位置に存在し、
前記ファン(8)と前記空間(18s)との間の前記隔壁(14)部分にファン吸入開口(23)が形成され、
前記吸込口(11)から前記吸込通路(13)内に流入した空気が、前記熱交換器(18)を通過して、前記ファン吸入開口(23)から前記ファン(8)に流入し、更に、前記ファン(8)によって前記吹出通路(12)内を通過して前記吹出口(1〜4)から送風され、
前記吸込通路(13)は、一方側に配置された一方吸込通路(13a)と他方側に配置された他方吸込通路(13b)とから成り、
前記吹出通路(12)は、一方側に配置された一方吹出通路(12a)と他方側に配置された他方吹出通路(12b)とから成り、
前記ファン(8)は、前記一方吹出通路(12a)内に配置された第1ファン(8a)と前記他方吹出通路(12b)内に配置された第2ファン(8b)とから成り、
前記吸込通路(13)を挟んで前記一方吹出通路(12a)と前記他方吹出通路(12b)とが配置され、
前記一方吸込通路(13a)に吸い込まれた空気は前記一方吸込通路(13a)内の熱交換器部分(18a)を通過して前記第1ファン(8a)に吸い込まれ、
前記他方吸込通路(13b)に吸い込まれた空気は前記他方吸込通路(13b)内の熱交換器部分(18b)を通過して前記第2ファン(8b)に吸い込まれることを特徴とする空調装置。 - 吸込通路(13)と吹出通路(12)とを備えたユニットケース(9)と、
前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを区画する隔壁(14)と、
前記吸込通路(13)の内部に設けられた熱交換器(18)と、
前記吸込通路(13)の外部に設けられた吸込口(11)と、
前記吹出通路(12)の内部に設けられたファン(8)と、
前記吹出通路(12)の外部に設けられた吹出口(1〜4)と、を備え、
前記隔壁(14)は、前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを前記ファン(8)の回転軸方向に分離し、
前記熱交換器(18)は、前記ファンの回転軸(81)を延長した位置の吸込通路部分と成る空間(18s)の周りを取囲んで配置され、
前記空間(18s)は、前記熱交換器(18)の空気流入面から前記熱交換器(18)内を通過した空気が空気流出面から出た位置に存在し、
前記ファン(8)と前記空間(18s)との間の前記隔壁(14)部分にファン吸入開口(23)が形成され、
前記吸込口(11)から前記吸込通路(13)内に流入した空気が、前記熱交換器(18)を通過して、前記ファン吸入開口(23)から前記ファン(8)に流入し、更に、前記ファン(8)によって前記吹出通路(12)内を通過して前記吹出口(1〜4)から送風され、
前記吸込通路(13)の内部にエバポレータ(16)と前記熱交換器(18)となるヒータコアとを備え、前記ヒータコアは、前記エバポレータよりも内周側に配置され、
前記ヒータコアの空気流出面で囲まれた領域と前記ファン吸入開口(23)との間にエアミックス空間(22)を有し、
前記ファン(8)の直径は、前記ヒータコアの空気流出面間の直径より大きく、前記エバポレータ(16)の空気流出面間の直径より小さいことを特徴とする空調装置。 - 更に、前記一方吹出通路(12a)と前記他方吹出通路(12b)とを結ぶバイパス通路(51)と、
前記バイパス通路(51)を開閉するバイパス開閉ドア(52a、53a、52b、53b)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。 - 更に、前記一方吸込通路(13a)と前記他方吸込通路(13b)とを前記熱交換器(18)の下流側で連通させる連通路(46)と、
前記連通路(46)を開閉する連通路仕切りドア(47、48)を設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載の空調装置。 - 更に、前記ファン(8)を駆動するブロアモータ(5)を有し、該ブロアモータ(5)が前記空気流出面相互間内の前記空間(18s)内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空調装置。
- 前記ブロアモータ(5)の外周に放熱用のフィンとなる多数の突起(41)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の空調装置。
- 更に、前記ファン(8)を駆動するブロアモータ(5)を有し、前記ファン(8)は前記回転軸(81)が結合されたファンボス部(82)の厚さが前記ファンのファン外周部(83)よりも薄い構造を有し、前記吹出通路(12)部分を構成する前記ユニットケース(9)の一部が前記ファンボス部(82)方向に窪んで凹部(24)が形成され、前記凹部(24)内に前記ブロアモータ(5)の少なくとも一部が収納されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空調装置。
- 更に、前記熱交換器(18)による空気との熱交換量を調整するエアミックスドア(17)を前記熱交換器(18)に隣接して配置しており、かつ前記エアミックスドア(17)を駆動するドアアクチュエータ(6)を前記ユニットケース(9)の外側に配置しており、
前記ファン(8)は前記回転軸(81)が結合されたファンボス部(82)の厚さが前記ファンのファン外周部(83)よりも薄い構造を有し、前記吹出通路(12)部分を構成する前記ユニットケース(9)の一部が前記ファンボス部(82)方向に窪んで凹部(24)が形成され、前記凹部(24)内に、前記ドアアクチュエータ(6)の少なくとも一部が収納されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の空調装置。 - 前記ユニットケース(9)は円板状の第1面(91)と該第1面(91)に対向する第2面(92)と、前記第1面(91)と前記第2面(92)とを結ぶ円周側面(93)とを有し、
前記吹出口(1〜4)は、前記第1面(91)または前記第2面(92)に環状に複数配置され、車室内に空調風を送風することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の空調装置。 - 前記一方吸込通路(13a)と前記一方吹出通路(12a)には車室内の空気が循環されて空調され、前記他方吸込通路(13b)と前記他方吹出通路(12b)には車外の空気が流れて空調され、前記ユニットケース(9)は、内外気2層ユニットを形成していることを特徴とする請求項1と3と4とのいずれか一項に記載の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012086552A JP5825182B2 (ja) | 2012-04-05 | 2012-04-05 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012086552A JP5825182B2 (ja) | 2012-04-05 | 2012-04-05 | 空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013216159A JP2013216159A (ja) | 2013-10-24 |
JP5825182B2 true JP5825182B2 (ja) | 2015-12-02 |
Family
ID=49588848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012086552A Expired - Fee Related JP5825182B2 (ja) | 2012-04-05 | 2012-04-05 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5825182B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6262790B2 (ja) * | 2016-03-28 | 2018-01-17 | 株式会社ケーヒン | 車両用空調装置及びその組み付け方法 |
-
2012
- 2012-04-05 JP JP2012086552A patent/JP5825182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013216159A (ja) | 2013-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5569513B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2012114573A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
US20110061400A1 (en) | Heat exchanger having thermoelectric element | |
JP4432992B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2007320514A (ja) | 車両用空調装置の空気通路開閉装置 | |
WO2019077959A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2010100140A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4670437B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009113560A (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2016047522A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
KR20160146486A (ko) | 자동차의 공기 조절 시스템을 위해 공기를 분배하기 위한 어셈블리 | |
JP5825182B2 (ja) | 空調装置 | |
JP2018069860A (ja) | 車両用の空調装置 | |
JP2006321361A (ja) | ベント開口部構成部材及びこれを用いた車両用空調ユニット | |
JP2016196209A (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP3876514B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
WO2020137279A1 (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP2006151068A (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP3694990B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6058784B2 (ja) | 車両の客室の熱調整のための装置 | |
JP7363057B2 (ja) | 乗り物用空調装置 | |
WO2020170753A1 (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP2009018644A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2012076683A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4538815B2 (ja) | 車両用空調ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150928 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5825182 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |