JP5825182B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に囲まれる空間が形成されるように、全体として環状の熱交換器を使用し、ファンの回転軸が熱交換器の中心軸と同方向に配置される空調装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載の空調装置が知られている。この空調装置は、略円柱状のユニットケース(HVAC本体)内に略円筒状のエバポレータ、エアミックスドア、ヒータコア、仕切り壁が、略同心円状に配置されている。仕切り壁で囲まれたスペース内にはファンが配置されている。ファンとヒータコアとは、ファン軸方向に対して、少なくとも一部が互いに重なっている。
ヒータコア上部には、冷風通路およびエアミックス空間が設けられている。ヒータコアと仕切り壁との間には、温風通路が設けられている。HVAC本体の外周部に空気吸入口が設けられている。HVAC本体の下部かつ上記スペースの下部に吹出口が設けられている。
これにより、空気吸入口から吸入された空気は、エバポレータを通過する。エバポレータを通過した空気は、エアミックスドアによって、冷風通路を通過する空気とヒータコアを通過する空気とに分けられる。冷風通路を通過した冷風は、そのままエアミックス空間に到達する。
ヒータコアを通過した温風は、温風通路を通過してエアミックス空間に到達する。冷風と温風とはエアミックス空間で混合されて空調風となり、スペース上部からスペース内に導入され、ファンに吸込まれて、吹出口から車室内に送風される。以上の構成によって、一般的な直方体状の熱交換器を用いる場合に比べて、各要素部品間に無駄なスペースが少なく、空調装置全体の体積を小さくすることが可能と成っている。
特開2001−233041号公報
上記特許文献1の技術によると、エバポレータの直径がヒータコアの直径より大きく、ヒータコア直径が、ファンが格納されるスペースの直径より大きく、かつ、ファンが格納されるスペースの直径がファンの直径より大きい関係とする必要がある。その結果、エバポレータの直径とヒータコアの直径とが過大となり、ユニットケースの直径の増大につながり、車両等への搭載性が悪くなる。
換言すれば、円筒状の熱交換器で囲まれた空間内にファンを配置した結果、熱交換器とファンがファン径方向に対して重なっているため、熱交換器の直径が大きくなり、空調装置全体の直径も大きくなる。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、全体として環状の熱交換器を有し、ファンの回転軸が熱交換器の軸と同方向に配置される空調装置において、ユニットケースの直径を抑制することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、吸込通路(13)と吹出通路(12)とを備えたユニットケース(9)と、吸込通路(13)と吹出通路(12)とを区画する隔壁(14)と、吸込通路(13)の内部に設けられた熱交換器(18)と、吸込通路(13)の外部に設けられた吸込口(11)と、吹出通路(12)の内部に設けられたファン(8)と、吹出通路(12)の外部に設けられた吹出口(1〜4)とを備え、隔壁(14)は、吸込通路(13)と吹出通路(12)とをファン(8)の回転軸方向に分離し、熱交換器(18)は、ファンの回転軸(81)を延長した位置の吸込通路部分と成る空間(18s)の周りを取囲んで配置され、空間(18s)は、熱交換器(18)の空気流入面から熱交換器(18)内を通過した空気が空気流出面から出た位置に存在し、ファン(8)と空間(18s)との間の隔壁(14)部分にファン吸入開口(23)が形成され、吸込口(11)から吸込通路(13)内に流入した空気が、熱交換器(18)を通過して、ファン吸入開口(23)からファン(8)に流入し、更に、ファン(8)によって吹出通路(12)内を通過して吹出口(1〜4)から送風され、吸込通路(13)は、一方側に配置された一方吸込通路(13a)と他方側に配置された他方吸込通路(13b)とから成り、吹出通路(12)は、一方側に配置された一方吹出通路(12a)と他方側に配置された他方吹出通路(12b)とから成り、ファン(8)は、一方吹出通路(12a)内に配置された第1ファン(8a)と他方吹出通路(12b)内に配置された第2ファン(8b)とから成り、吸込通路(13)を挟んで一方吹出通路(12a)と他方吹出通路(12b)とが配置され、一方吸込通路(13a)に吸い込まれた空気は一方吸込通路(13a)内の熱交換器部分(18a)を通過して第1ファン(8a)に吸い込まれ、他方吸込通路(13b)に吸い込まれた空気は他方吸込通路(13b)内の熱交換器部分(18b)を通過して第2ファン(8b)に吸い込まれることを特徴としている。
この発明によれば、吸込口から吸込通路内に流入した空気は、熱交換器の内部から、吸込通路と吹出通路とをファンの回転軸方向に分離する隔壁のファン吸入開口を通過してファンに流入する。つまり吸込通路と吹出通路とをファンの回転軸方向に分離しているから、空調装置全体のファン直径方向の大きさを抑制することができる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態を示す空調装置の平面図である。 図2は、図1の矢印II−II線に沿う一部断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態を示す図2に対応する一部断面図である。 本発明の第3実施形態を示す図2に対応する一部断面図である。 本発明の第4実施形態を示す図2に対応する一部断面図である。 本発明の第5実施例を示す図2に対応する一部断面図である。 図8において下部モードドアを閉じた状態を示す一部断面図である。 本発明の第6実施例において、図2に対応する一部断面図である 図10において、下部モードドアを閉じた状態を示す一部断面図である。 図10の矢印XII方向から見た平面図である。 本発明の第7実施形態に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。 本発明の第7実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。 本発明の第8実施形態に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。 本発明の第8実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図4を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、車両内の天井方向側を上部、車両内の床または車外の地面方向を下部というが、取付け方向が関係しない場合等では、上部を第1、下部を第2ということもある。
この実施形態の空調装置は、全体として円柱形状であり、上面に1つ以上の吹出口1、2、3、4と、ブロワモータ5と、ドアアクチュエータ6とが設けられている。吹出口1〜4は、図示しない吹出口切替ドアによって開閉される。
図2において、ユニットケース(HVAC本体とも言う)9は、車両内において、ブロアモータ5の軸方向が天地方向になるように搭載される。車両前方側にデフ吹出口4、車両後方側(乗員手前側)にフット吹出口2、左右にフェイスまたはサイド吹出口1、3が配置されている。これらの吹出口1〜4には、図示しないダクトが接続され、乗員が着座する車室内の各空調風吹出口に空調風が導かれる。
ブロア5、8は、遠心ファンまたはターボファンと呼ばれるファン8とブロアモータ5から成る。このファン8は、中心方向から吸い込んで外周側に風を吹出す。空調装置のユニットケース9の側壁部の一箇所に設けられた吸込口11には、図示しない内外気切替ユニットが接続される。内外気切替ユニットは、周知のように車両外部の空気である外気と車室内の空気である内気とを選択的に取り入れる。
図2において、空調装置のユニットケース9は、上部の吹出通路12と下部の吸込通路13とに、隔壁14によって分割されている。吸込通路13内には、円筒状のフィルタ15、円筒状のエバポレータ16、円筒状のエアミックスドア17、および円筒状のヒータコア18が、外周側から内周側にかけて、同心円状に配置されている。
エアミックスドア17の一端に設けられたねじ部には、エアミックスドア17の駆動機構を成すドア駆動シャフト(ヘリカルスプライン)19が螺合している。ドアアクチュエータ6内のモータおよび減速歯車で、ドア駆動シャフト19が回転する。この回転により、エアミックスドア17の一端に設けられたねじ部が、図2の上下方向に動き、円筒形のエアミックスドア17が上下する。
フィルタ15およびエバポレータ16の高さは、吸込通路13の高さと同等であり、エアミックスドア17およびヒータコア18の高さは、吸込通路13の高さよりも小さい。暖房用熱交換器を成すヒータコア18は、吸込通路13の下面から吸込通路13の中ほどに至る高さを有している。ヒータコア18の上部は、冷風通路20を構成し、ヒータコア18の内周側は温風通路21を構成する。
ヒータコア入口側の空気とヒータコア出口側の空気との混合割合を調整するエアミックスドア17は、ドア駆動シャフト19によって上下にスライド移動が可能である。ドア駆動シャフト19は、ドアアクチュエータ6によって回転駆動される。エアミックスドア17は、ヒータコア18の外周面を完全に覆う最下点から、冷風通路20を完全に覆う最上点までの任意の位置で停止可能である。
冷風通路20の内周側、かつ温風通路21上部は、温風と冷風が合流して混合し合うエアミックス空間22である。エアミックス空間22上部の隔壁14には、吸込通路13と吹出通路12とを連通するファン吸入開口23が設けられている。
ファン吸入開口23の上部には、凹部24が設けられている。凹部24の下には、ブロワモータ5によって回転駆動されるファン8が設けられている。ユニットケース9上面のブロワモータ5を設置した凹部24はファン8のボス部82に対応して吹出通路12の中心側に窪んでいる。吹出通路12の中央にファン8が設けられている。ドア駆動シャフト19が吹出通路12を貫通している。
以下、空気流れについて説明する。図示しない内外気切替機構を経て、吸込口11から吸込通路13内に導入された空気(内気もしくは外気)は、円筒状のフィルタ15の外周全体から、内周側に向かってフィルタ15を通過する。また、同様に、エバポレータ16の外周全体から、内周側に向かってエバポレータ16を通過する。
エバポレータ16を通過した空気は、冷風通路20を流れる冷風となる。また、エバポレータ16を通過した空気は、ヒータコア18の外周側から内周側に向かってヒータコア18を通過して温風通路21に導かれる温風となる。
上記温風と冷風とは、エアミックスドア17の停止位置に応じて所望の割合で混合される。冷風と温風とは、エアミックス空間22で混合され、ファン吸入開口23を経由してファン8に吸込まれる。この結果、ファン8の内部で更に混合されて空調風となる。ファン8から吹出通路12の外周側に向かって吹出された空調風は、図示しない吹出口切替ドア(モードドアとも言う)の開閉状態に応じて、所望の吹出口1〜4と図示しないダクトとを経由して車室内に送風される。
(第1実施形態の作用効果)
従来技術では、ヒータコア18と、ファン8とが、ユニットケース9の径方向において互いに重なり合っていたのに対し、第1実施形態では、ファン8を上方向にオフセットさせて配置している。このことにより、ヒータコア18の直径は、ファン8による制約を受けず、必要最小限に設定可能となる。これに伴って、エバポレータ18およびユニットケース9の直径が従来技術に対して縮小可能となる。
また、ファン8を駆動するブロアモータ5を有し、ファン8は回転軸81が結合されたファンボス部82の厚さがファンのファン外周部83よりも薄い構造を有し、吹出通路12部分を構成するユニットケース9の一部がファンボス部82方向に窪んで凹部24が形成され、凹部24内にブロワモータ5の少なくとも一部が収納されている。これにより、ファンボス部の形状に伴うユニットケース外側の凹部を利用してブロワモータを収納している空調装置は、空調装置の回転軸方向の寸法を抑制することができる。
更に、ユニットケース9は円板状の第1面91と該第1面91に対向する第2面92と、第1面91と第2面92とを結ぶ円周側面93とを有し、吹出口1〜4は、第1面91または第2面92に環状に複数配置され、車室内に空調風を送風する空調装置は、全体として円筒形の径方向寸法が抑制された空調装置を提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。第1実施例では、ブロワモータ5をユニットケース9上面外側に配置した。しかし、この第2実施例では、図5のように、ヒータコア18で囲まれた空間の略中央部に、ブロワモータ5を配置している。また、ファン9の直径の方が、熱交換器を成すヒータコア18の空気流出面同士間の直径より大きくされている。
図5のように、第1実施例ではブロワモータ5が配置されていたスペースに、ドアアクチュエータ6を配置している。ドアアクチュエータ6の出力軸にて駆動歯車31を回転させ、駆動歯車31にて従動歯車32を駆動している。また、ドア駆動シャフト17と従動歯車32とを直結させている。ドアアクチュエータ6は、モータと減速歯車とが内蔵されたギヤードモータを使用している。
(第2実施形態の作用効果)
ヒータコア18で囲まれた空間の略中央部は、第1実施例においては温風通路21の一部を構成する空間18sであるが、ただ空気が渦を巻いて澱むだけの空間18sであり、ブロワモータ5を空間18s内に配置しても送風効率はほとんど変化しない。そればかりか、送風をブロワモータ5に直接当てることが可能となるため、暖房時にブロワモータ5の発熱を補助熱源として利用することが可能になる。
また、主に冷房時には、ブロワモータ5の冷却が容易になる。とりわけ、最大冷房時は送風量が大きいため、ブロワモータ5の電流値が高くなり、消費電力も大きくなるが、エバポレータ16を通過した冷風をブロワモータ5に当てることが可能となるため、ブロワモータ5の冷却効果が高まり、ブロワモータ5の電流値を下げ消費電力を小さくすることが可能となる。
そして、第1実施形態のブロワモータ5(図2)の位置に、代わりにドアアクチュエータ6を図5のように配置することで、ドアアクチュエータ6が、ユニットケース9の上方向に突出されるのを抑制して、ユニットケース9の上下方向寸法を抑制することが可能となる。この場合、一般的に歯車31、32の厚さは、ドアアクチュエータ6の厚さより小さいため、ユニットケース9の上下寸法を縮小可能となっている。ドアアクチュエータ6の内部には、正逆回転するモータが内蔵されている。
以上のように、ブロアモータ5が、上記空間18s内に設けられている空調装置、具体的には、ファン8を駆動するブロアモータ5を有し、該ブロアモータ5が空気流出面相互間内の空間18s内に配置されている空調装置は、ブロワモータ5を熱交換器18に囲まれた空間18sに配置することで、デッドスペースと成る空間18sを有効活用できる。
また、ユニットケース9の凹部24に、ドアアクチュエータ6が設けられた空調装置、具体的には、熱交換器18による空気との熱交換量を調整するエアミックスドア17を熱交換器18に隣接して配置しており、かつエアミックスドア17を駆動するドアアクチュエータ6をユニットケース9の外側に配置しており、ファン8は、回転軸81が結合されたファンボス部82の厚さ(軸方向高さ)がファン8のファン外周部83よりも薄い構造を有し、吹出通路12部分を構成するユニットケース9の一部がファンボス部82方向に窪んで凹部24が形成され、凹部24内に、ドアアクチュエータ6の少なくとも一部が収納されている空調装置は、ファンボス部の形状に伴うユニットケース外側の凹部を利用してドアアクチュエータを収納しているから、空調装置の回転軸方向の寸法を小さくすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。第1、第2実施例では吹出通路12をユニットケース9の上部にのみ設けたのに対し、図6の第3実施例では、上下にそれぞれ第1吹出通路12aおよび第2吹出通路12bを設けている。そして、第1吸込通路13aおよび第2吸込通路13bをはじめとする各構成要素を上下にそれぞれ分けて、あるいは、延長して設けている。
上下の吸込通路13a、13bは、仕切り板34によって仕切られている。また、第1ファン8aおよび第2ファン8bに吸い込まれる空気は、第1ファン吸入開口23aまたは第2ファン吸入開口23bを通過する。
なお、図6において、6a、6bは第1、第2のドアアクチュエータ、11a、11bは第1、第2吸込口、14a、14bは第1、第2隔壁、17a、17bは第1、第2エアミックスドア、18a、18bは第1、第2熱交換器と成る夫々熱交換器部である。
19a、19bは第1、第2駆動シャフト、21a、21bは第1、第2温風通路、22a、22bは第1、第2エアミックス空間、24a、24bは第1、第2凹部、31a、31bは第1、第2駆動歯車、32a、32bは第1、第2従動歯車である。
(第3実施形態の作用効果)
第1、2実施例では吹出口1、3等が上部のみであるため、車室内の下方(例えば足元)に送風するためには、ユニットケース9(HVAC本体)の周りを、上から下に回りこむような長大なダクトを設ける必要があるのに対し、第3実施例では、上部吹出口1a、3a等からは車室内上方に送風し、下部吹出口1b、3b等からは、車室内下方に送風可能であるため、ユニットケース9の周りを回りこむダクトが不要となる。
なお、第2実施形態の変形例として、内外気2層構造を採用することができるため、以下、これについて説明する。この場合は、図6の上部吸込通路13aおよび上部吹出通路12aを外気専用通路、下部吸込通路13bおよび下部吹出通路12bを内気専用通路とすることで、内外気2層構造となる。
乗員によって内外気2層モードが指示されたときには、上部の第1ファン8aにより外気が吸込まれて外気通路の第1吸込口13aに流入する。外気通路の第1吸込口13aに流入した外気は、第1フィルタ部を成すフィルタ15の上部を通過して清浄される。そして、この清浄された外気は、エバポレータ16の上部にて冷却された後、ヒータコア18の上部18aおよび第1エアミックスドア17aにて所望温度に調節され、所定の吹出口(フロントガラスに向かうデフロスタ吹出口および乗員の上半身に向かうフェイス吹出口等)から吹出される。
一方、下部の第2ファン8bにより内気が吸込まれて、内気通路の第2吸込通路13bに流入する。内気通路の第2吸込通路13bに流入した内気は、第2フィルタ部を成すフィルタ15の下部を通過して清浄される。そして、この清浄された内気は、エバポレータ16の下部にて冷却された後、ヒータコア18の下部18bおよび第2エアミックスドア17bにて所望温度に調節され、所定の吹出口(乗員の足元に向かうフット吹出口等)から車室内に吹出される。
このように、ユニットケース9が、内外気2層ユニットから成る場合において、外気導入時は、ユニットケース9から吹出す空調風が流れる領域を車室内の上層部だけとし、内気導入時は、ユニットケース9から吹出す空調風が流れる領域を車室内の乗員の足元が位置する車室内の下層部だけとすることができる。これによれば、ユニットケース9は、足元に向けた下層部の吹出が内気循環になるため、従来のような全外気導入に対し、車両全体の暖房熱量を低減し、車両の燃費向上を実現させることができる。
従って、この第3実施形態のように、複数の空調空間を夫々独立して制御する空調装置、具体的には、「吸込通路13は、一方側に配置された一方吸込通路13aと他方側に配置された他方吸込通路13bとから成り、吹出通路12は、一方側に配置された一方吹出通路12aと他方側に配置された他方吹出通路12bとから成り、ファン8は、一方吹出通路12a内に配置された第1ファン8aと他方吹出通路12b内に配置された第2ファン8bとから成り、吸込通路13を挟んで一方吹出通路12aと他方吹出通路12bとが配置され、一方吸込通路13aに吸い込まれた空気は一方吸込通路13a内の熱交換器部分18aを通過して第1ファン8aに吸い込まれ、他方吸込通路13bに吸い込まれた空気は他方吸込通路13b内の熱交換器部分18bを通過して第2ファン8bに吸い込まれる空調装置」は、複数の吹出通路から空気を吸い込んで複数の吹出通路から空気を吹出すことができ、複数の空調空間を夫々独立して制御できる。
また、一方吸込通路13aと一方吹出通路12aには、車室内の空気が循環されて空調され、他方吸込通路13bと他方吹出通路12bには、車外の空気が流れて空調され、ユニットケース9が内外気2層ユニットを形成している空調装置は、径方向の寸法が抑制された内外気2層ユニットにすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図7おいて、ブロワモータ5の周囲に、空気とブロワモータ5が熱交換するための熱交換部材となる冷却フィンとなる多数の突起41を設けている。これによれば、ブロワモータ5の冷却効果が高まる。かつブロワモータ5の発熱を空調風の暖房に活用することができる。
以上のように、ブロアモータに放熱フィンが設けられた空調装置、具体的には、ブロアモータ5の外周に放熱用のフィンとなる多数の突起41が設けられている空調装置は、ブロワモータの発熱を熱交換器に囲まれた空間に放出することができ、ブロワモータの熱の有効利用またはブロワモータの冷却ができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図8は第5実施形態を示す。図9は、図8において下部モードドア1b、3bを閉じた状態を示す。図8では、上部モードドア41a、43aと下部モードドア41b、43bとが共に開放して、上部吹出口1a、3aと下部吹出口1b、3bとの両方から送風する。一方、図9では、上部モードドア41a、43aが開放し、下部モードドア41b、43bが閉鎖して、上部吹出口1a、3aからのみ送風する。
第5実施形態では、図8のように、上部吸込通路13aと下部吸込通路13bとを互いに連通不能とするために、連通路46を左右の連通路仕切りドア47、48で閉じている。一方、図9のように、上部と下部との吸込通路13a、13bを互いに連通させるために、連通路46が、左右の連通路仕切りドア47、48を開放して、連通状態にされている。
これにより、図9では、下部モードドア41b、43bが閉鎖していても、連通路仕切りドア47、48が開放することで連通路46を通過した空気が上部吹出口1a、3aに導かれる。
(第5実施形態の作用効果)
上部吹出口1a、3aまたは下部吹出口1b、3bのいずれか一方のみから送風する場合に、上部と下部との吸込通路13a、13bの両方が利用可能となる。ちなみに吸込通路13a、13bの片側しか利用できない場合は、通風圧損が大きくなる上に、熱交換器の片側半分しか利用できないため、送風量および熱交換能力共に不足する場合が考えられる。
以上のように、連通路仕切りドア47、48を有する空調装置、具体的には、一方吸込通路13aと他方吸込通路13bとを熱交換器18の下流側で連通させる連通路46と、連通路46を開閉する連通路仕切りドア47、48を設けた空調装置は、一方吹出通路と他方吹出通路とのいずれか一方のみから送風する場合に、一方吸込通路と他方吸込通路との両方が利用可能となる。ちなみに一方吸込通路と他方吸込通路との片側しか利用できない場合は、通風圧損が大きくなる上に、熱交換器18の片側半分しか利用できないため、送風量および熱交換能力が共に不足してしまう。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図10は、上部モードドア41a、43aと下部モードドア41b、43bが共に開放して上部吹出口1a、3aと下部吹出口1b、3bとの両方から送風する場合である。一方、図11は、上部モードドア41a、43aが開放し、下部モードドア41b、43bが閉じて、上部吹出口1a、3aのみから送風する場合である。
第6実施例では、図11のように、上部と下部との吹出通路12a、12bを連通させるためのバイパス通路51を設けている。バイパス通路51は、上部バイパス開閉ドア52a、53aおよび下部バイパス開閉ドア52b、53bにて開閉可能である。
図11では、上部バイパス開閉ドア52a、53aおよび下部バイパス開閉ドア52b、53bが開放されることで、下部ファン吸入開口23bを通過した空気が、バイパス通路51を通過して上部吹出口1a、3aに導かれる。
(第6実施形態の作用効果)
バイパス通路51によって、上部吹出口1a、3aまたは下部吹出口1b、3bのいずれか一方のみから送風する場合において、上部吸込通路13aと下部吸込通路13bとの両方が利用可能となる。更に、上部ファン8aおよび下部ファン8bの両方が利用可能となる。
以上のように、バイパス通路を有する空調装置、具体的には、一方吹出通路12aと他方吹出通路12bとを結ぶバイパス通路51と、バイパス通路51を開閉するバイパス開閉ドア52a〜53bを設けた空調装置は、片方の吹出口からのみ送風する場合でも、両方の吸込通路およびファンを利用することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図13は、本発明の第7実施形態に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。図14は、本発明の第7実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。
第1実施形態においては、エバポレータ16は円筒形であり、平面図は閉じた円形であるが、図13において、エバポレータ16は、一部に開放部16kを有する。そして、開放部16kには、図示しない冷媒の流入配管と流出配管の各接続口が存在する。
これにより、エバポレータ16に冷媒が流入する流入配管を介して、エバポレータ16内を平面方向から見て円弧形状に流れた冷媒を流出配管から排出することができる。また、開放部16kに流入配管および流出配管を配置できる。つまり、開放部16kが、配管等を通すスペースとして利用できる。なお、図13では、上下の円弧形のタンク部(エバポレータのタンク部)が、図13の紙面の手前側および奥側に配置されている。
図14の変形例においては、円筒形のタンク部16t1、16t2が、図14の紙面の手前側および奥側に延在して配置されている。なお、エバポレータ16に限らず、フィルタ15、ヒータコア18、およびエアミックスドア17も円筒形状ではなく、一部に開放部を有するC字形状とすることができる。これにより、取り付け、配管の接続、製造のいずれかが容易になる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図15は、本発明の第8実施形態に使用するエバポレータ16を上方から見た模式平面図である。図16は、本発明の第8実施形態の変形例に使用するエバポレータを上方から見た模式平面図である。
第1実施形態においては、エバポレータ16は円筒形であり、平面から見た場合には閉じた円形であるが、図15において、エバポレータ16は、一部に開放部16kを有する全体として矩形である。これにより流入配管を介して、エバポレータ16内を平面方向から見て矩形状に流れた冷媒を流出配管から排出することができる。
また、開放部16kに流入配管および流出配管の各接続口を配置できる。つまり、開放部16kが、配管等を通すスペースとして利用できる。なお、図15では、エバポレータのタンク部が、図15の紙面の手前側および奥側に配置されている。
変形例を示す図16においては、通常の箱型のエバポレータ部16a、16b、16c、16dを4個組み合わせて、全体として多角形状のエバポレータ16を形成している。4個のエバポレータ部16a〜16dの各々は、箱型であり周知の形状であるから、製造が容易である。なお4個でなくても5個、6個でも良い。この場合、開放部16kは、16k1、16k2、16k3、16k4のように分散される。
なお、エバポレータ16に限らず、フィルタ15、ヒータコア18、およびエアミックスドア17も円筒形状ではなく、一部に開放部を有する矩形状または複数のセグメントを組み合わせた全体として多角形の形状に構成することができる。これにより、取り付け、配管の接続、製造のいずれかが容易になる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態のように、ヒータコア18とエバポレータ16とフィルタ15とエアミックスドア17とを全て吸込通路13に収容する必要はなく、ヒータコア18とエアミックスドア17だけを吸込通路13内に収容して、エバポレータ16とフィルタ15とは、図2の仮想線で示した吸込口の上流側のダクト11f内に配置しても良い。この場合は、図2の吸込口11にはエバポレータ16とフィルタ15とを通過した冷風が導かれる。この場合、エバポレータ16とフィルタ15とは箱型の周知のものを使用することができる。
本発明の空調装置は、車両室内のシート内に装備されたシート空調装置として使用することができる。また、小型かつ扁平な形状を利用して車両のドア内に内蔵したドアインタイプの空調装置とすることもできる。
また、図1において、矢印II方向は、第1実施形態において水平方向つまり車両の前方向になるように配置したが、矢印II方向を天方向に配置することもできる。この場合は、左右の吹出口1、3を、車室内のサイド吹出口またはフェイス吹出口に導き、上方の吹出口4をデフ吹出口に導き、下方の吹出口をフット吹出口に導くことができる。そのため、ダクトの配管が容易になる。
このように吹出口1〜4が、環状に配置され、かつ、天地方向の2箇所と左右の2箇所に配置されて、車室内に空調風を送風する空調装置によれば、吹出口が設けられた面を空調すべき車室内方向に向けているため、吹出口からの空調風をダクトで車室内に導き易い。
また、図2において、吸入口11は、ユニットケース9の円周方向に分散配置されても良い。更に、16が冷房用熱交換器であり、18が暖房用熱交換器であれば良く、冷媒が流れるエバポレータやエンジン冷却水が流れるヒータコアである必要は無い。つまり、これらの熱交換器16、18は、ペルチェ素子のような電気式であっても良い。
更に、ヒータコアへのエンジン冷却水の流量を調整してエアミックスドアを無くすこともできる。なお、図6等の一対の熱交換器部18a、18bは、夫々独立した熱交換器であっても良い。
9 ユニットケース
14 隔壁
18s 空気流出面相互間内の空間
24 凹部
46 連通路
47、48 連通路仕切りドア
51 バイパス通路
52a、53a、52b、53b バイパス開閉ドア
82 ファンボス部
83 ファン外周部

Claims (10)

  1. 吸込通路(13)と吹出通路(12)とを備えたユニットケース(9)と、
    前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを区画する隔壁(14)と、
    前記吸込通路(13)の内部に設けられた熱交換器(18)と、
    前記吸込通路(13)の外部に設けられた吸込口(11)と、
    前記吹出通路(12)の内部に設けられたファン(8)と、
    前記吹出通路(12)の外部に設けられた吹出口(1〜4)と、を備え、
    前記隔壁(14)は、前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを前記ファン(8)の回転軸方向に分離し、
    前記熱交換器(18)は、前記ファンの回転軸(81)を延長した位置の前記吸込通路部分と成る空間(18s)の周りを取囲んで配置され、
    前記空間(18s)は、前記熱交換器(18)の空気流入面から前記熱交換器(18)内を通過した空気が空気流出面から出た位置に存在し、
    前記ファン(8)と前記空間(18s)との間の前記隔壁(14)部分にファン吸入開口(23)が形成され、
    前記吸込口(11)から前記吸込通路(13)内に流入した空気が、前記熱交換器(18)を通過して、前記ファン吸入開口(23)から前記ファン(8)に流入し、更に、前記ファン(8)によって前記吹出通路(12)内を通過して前記吹出口(1〜4)から送風され、
    前記吸込通路(13)は、一方側に配置された一方吸込通路(13a)と他方側に配置された他方吸込通路(13b)とから成り、
    前記吹出通路(12)は、一方側に配置された一方吹出通路(12a)と他方側に配置された他方吹出通路(12b)とから成り、
    前記ファン(8)は、前記一方吹出通路(12a)内に配置された第1ファン(8a)と前記他方吹出通路(12b)内に配置された第2ファン(8b)とから成り、
    前記吸込通路(13)を挟んで前記一方吹出通路(12a)と前記他方吹出通路(12b)とが配置され、
    前記一方吸込通路(13a)に吸い込まれた空気は前記一方吸込通路(13a)内の熱交換器部分(18a)を通過して前記第1ファン(8a)に吸い込まれ、
    前記他方吸込通路(13b)に吸い込まれた空気は前記他方吸込通路(13b)内の熱交換器部分(18b)を通過して前記第2ファン(8b)に吸い込まれることを特徴とする空調装置。
  2. 吸込通路(13)と吹出通路(12)とを備えたユニットケース(9)と、
    前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを区画する隔壁(14)と、
    前記吸込通路(13)の内部に設けられた熱交換器(18)と、
    前記吸込通路(13)の外部に設けられた吸込口(11)と、
    前記吹出通路(12)の内部に設けられたファン(8)と、
    前記吹出通路(12)の外部に設けられた吹出口(1〜4)と、を備え、
    前記隔壁(14)は、前記吸込通路(13)と前記吹出通路(12)とを前記ファン(8)の回転軸方向に分離し、
    前記熱交換器(18)は、前記ファンの回転軸(81)を延長した位置の吸込通路部分と成る空間(18s)の周りを取囲んで配置され、
    前記空間(18s)は、前記熱交換器(18)の空気流入面から前記熱交換器(18)内を通過した空気が空気流出面から出た位置に存在し、
    前記ファン(8)と前記空間(18s)との間の前記隔壁(14)部分にファン吸入開口(23)が形成され、
    前記吸込口(11)から前記吸込通路(13)内に流入した空気が、前記熱交換器(18)を通過して、前記ファン吸入開口(23)から前記ファン(8)に流入し、更に、前記ファン(8)によって前記吹出通路(12)内を通過して前記吹出口(1〜4)から送風され、
    前記吸込通路(13)の内部にエバポレータ(16)と前記熱交換器(18)となるヒータコアとを備え、前記ヒータコアは、前記エバポレータよりも内周側に配置され、
    前記ヒータコアの空気流出面で囲まれた領域と前記ファン吸入開口(23)との間にエアミックス空間(22)を有し、
    前記ファン(8)の直径は、前記ヒータコアの空気流出面間の直径より大きく、前記エバポレータ(16)の空気流出面間の直径より小さいことを特徴とする空調装置。
  3. 更に、前記一方吹出通路(12a)と前記他方吹出通路(12b)とを結ぶバイパス通路(51)と、
    前記バイパス通路(51)を開閉するバイパス開閉ドア(52a、53a、52b、53b)を設けたことを特徴とする請求項に記載の空調装置。
  4. 更に、前記一方吸込通路(13a)と前記他方吸込通路(13b)とを前記熱交換器(18)の下流側で連通させる連通路(46)と、
    前記連通路(46)を開閉する連通路仕切りドア(47、48)を設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載の空調装置。
  5. 更に、前記ファン(8)を駆動するブロアモータ(5)を有し、該ブロアモータ(5)が前記空気流出面相互間内の前記空間(18s)内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空調装置。
  6. 前記ブロアモータ(5)の外周に放熱用のフィンとなる多数の突起(41)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の空調装置。
  7. 更に、前記ファン(8)を駆動するブロアモータ(5)を有し、前記ファン(8)は前記回転軸(81)が結合されたファンボス部(82)の厚さが前記ファンのファン外周部(83)よりも薄い構造を有し、前記吹出通路(12)部分を構成する前記ユニットケース(9)の一部が前記ファンボス部(82)方向に窪んで凹部(24)が形成され、前記凹部(24)内に前記ブロモータ(5)の少なくとも一部が収納されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空調装置。
  8. 更に、前記熱交換器(18)による空気との熱交換量を調整するエアミックスドア(17)を前記熱交換器(18)に隣接して配置しており、かつ前記エアミックスドア(17を駆動するドアアクチュエータ(6)を前記ユニットケース(9)の外側に配置しており、
    前記ファン(8)は前記回転軸(81)が結合されたファンボス部(82)の厚さが前記ファンのファン外周部(83)よりも薄い構造を有し、前記吹出通路(12)部分を構成する前記ユニットケース(9)の一部が前記ファンボス部(82)方向に窪んで凹部(24)が形成され、前記凹部(24)内に、前記ドアアクチュエータ(6)の少なくとも一部が収納されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の空調装置。
  9. 前記ユニットケース(9)は円板状の第1面(91)と該第1面(91)に対向する第2面(92)と、前記第1面(91)と前記第2面(92)とを結ぶ円周側面(93)とを有し、
    前記吹出口(1〜4)は、前記第1面(91)または前記第2面(92)に環状に複数配置され、車室内に空調風を送風することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の空調装置。
  10. 前記一方吸込通路(13a)と前記一方吹出通路(12a)には車室内の空気が循環されて空調され、前記他方吸込通路(13b)と前記他方吹出通路(12b)には車外の空気が流れて空調され、前記ユニットケース(9)は、内外気2層ユニットを形成していることを特徴とする請求項1と3と4とのいずれか一項に記載の空調装置。
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