JP5824890B2 - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用したレーザプリンタでは、感光ドラムの周囲に、帯電器、現像器および転写ローラなどが配置されている。
画像形成動作が開始されると、感光ドラムの回転が開始されるとともに、感光ドラムの表面に対して帯電器の放電が開始される。これにより、感光ドラムの表面は、帯電器と対向した部分から正極性に帯電していく。そして、帯電した感光ドラムの表面は、レーザ光により選択的に露光され、その露光された部分の電荷が抜けることにより、静電潜像が形成される。
感光ドラムの回転に伴って、静電潜像が現像器に対向すると、現像バイアスが印加された現像器と静電潜像との間の電位差により、現像器から静電潜像にトナーが供給される。これにより、静電潜像がトナー像に現像されて、感光ドラムの表面にトナー像が担持される。
感光ドラムの回転に伴って、トナー像が転写ローラに対向する位置まで移動すると、そのタイミングに合わせて、感光ドラムと転写ローラとの対向部分に向けて用紙が送られる。そして、転写ローラに感光ドラムの表面の帯電極性と逆極性(負極性)の転写バイアスが印加されることにより、感光ドラムの表面から用紙にトナー像が転写され、用紙への画像の形成が達成される。(特許文献1参照。)
このような構成のプリンタにおいて、用紙の後端部が感光ドラムと転写ローラとの対向部分(転写位置)から抜けるときに、用紙の後端部と感光ドラムとの間で剥離放電が発生する場合がある。剥離放電が発生すると、感光ドラム上に放電の履歴が残り、次に送られてくる用紙において、前の用紙の後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に横筋が発生する恐れがある。
この問題を解決するために、特許文献2では、用紙の後端部が、感光ドラムと転写ローラとの対向部分(転写位置)に到達する前に、転写バイアスを0Vにしている。
特開2010−256799号公報 特開2004−170968号公報
しかしながら、特許文献2のような制御では、用紙の後端部が転写位置を通過する直前に転写バイアスの印加を停止する必要があるため、転写バイアスの印加タイミングを高精度で制御しなければならない。
また、剥離放電による横筋は、自然画像やグラフィック画像が印字された領域で特に顕著に現れる。
本発明の目的は、自然画像やグラフィック画像などで目立つ横筋の発生を抑制した画像を形成することができる、画像形成システムおよび画像形成装置を提供することにある。
(1)前記した目的を達成するために、本発明の画像形成システムは、外部装置と、画像形成装置とを備える。
画像形成装置は、外部装置から受け取った画像データに基づいて画像を形成し、画像形成部と、記録シート供給部と、制御部とを備える。
外部装置は、画像データを作成し、判断部を備える。
画像形成部は、感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する。
記録シート供給部は、連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを画像形成部に供給する。
制御部は、通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、記録シート供給部が次の記録シートを供給するように制御する。
判断部は、次の記録シートの画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する。
また、制御部は、判断部の判断結果に応じて、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで、記録シート供給部に次の記録シートを供給させる。
(2)また、判断部は、前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる第1位置に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することが好ましい。
(3)また、判断部は、次の記録シートの画像データ全体を見て、画像データ内に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することが好ましい。
(4)また、制御部は、判断部が写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、特定タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、判断部が写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、通常タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングであることが好ましい。
(5)また、判断部は、第1位置に写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、第1位置と次の記録シートの画像形成領域の先端との間で写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することが好ましい。
(6)また、判断部は、第1位置から次の記録シートの画像形成領域の先端に向けて所定間隔ごとに、写真画像またはグラフィック画像がないと判断される第2位置まで、写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することが好ましい。
(7)また、制御部は、判断部が第1位置に写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、特定タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、判断部が第1位置に写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、通常タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、特定タイミングは、前の記録シートの後端部から第2位置までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分と等しくなるようなタイミングであることが好ましい。
(8)また、第2位置がなかった場合の前記特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングであることが好ましい。
(9)また、次の記録シートの画像データにおいて、前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置を第1位置としたときに、判断部は、記録シートの先端から第1位置までの領域を所定数の領域に分割して、分割した領域毎に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを順次判断することが好ましい。
(10)また、特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングであることが好ましい。
(11)また、特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が複数あるときに、第1位置に最も近い領域が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングであることが好ましい。
(12)本発明の画像形成装置は、画像形成部と、記録シート供給部と、制御部と、判断部とを備える。
画像形成部は、感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する。
記録シート供給部は、連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを画像形成部に供給する。
制御部は、通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、記録シート供給部が次の記録シートを供給する。
判断部は、次の記録シートの画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する。
また、制御部は、判断部の判断結果に応じて、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで、記録シート供給部に次の記録シートを供給させる。
(1)このように構成された画像形成システムによれば、画像形成装置は、感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する画像形成部と、連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを画像形成部に供給する記録シート供給部と、通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、記録シート供給部が次の記録シートを供給するように制御する制御部と、を備え、外部装置は、次の記録シートの画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する判断部を備える。また、制御部は、判断部の判断結果に応じて、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで、記録シート供給部に次の記録シートを供給させる。
よって、記録シートの搬送途中に、転写バイアスの値を変える等の高精度な制御が必要でなく、記録シートの供給タイミング(紙間)を変更するという簡単な制御によって、横筋の発生を抑制することが出来る。
(2)判断部は、前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる第1位置に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する場合、第1位置のみを判断すればよいので、制御が簡単である。
(3)判断部は、次の記録シートの画像データ全体を見て、画像データ内に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する場合、写真画像またはグラフィック画像の位置を特定する必要がないので、制御が簡単である。
(4)制御部は、判断部が写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、特定タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、判断部が写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、通常タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングである場合、タイミングが2通りであるので、タイミングを切り替える制御が複雑でない。
(5)判断部は、第1位置に写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、第1位置と次の記録シートの画像形成領域の先端との間で写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する場合、画像データ全体を判断する必要がないので、より効率的である。
(6)判断部は、第1位置から次の記録シートの画像形成領域の先端に向けて所定間隔ごとに、写真画像またはグラフィック画像がないと判断される第2位置まで、写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する場合、写真画像またはグラフィック画像がないと判断されるまで処理を繰り返すので、写真画像またはグラフィック画像がない正確な位置を判断することが出来る。
(7)制御部は、判断部が第1位置に写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、特定タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、判断部が第1位置に写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、通常タイミングで記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、特定タイミングは、前の記録シートの後端部から第2位置までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分と等しくなるようなタイミングである場合、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
(8)第2位置がなかった場合の前記特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングである場合、写真画像またはグラフィック画像の位置に係らず、紙間を制御するのみでよいので、制御が簡単である。
(9)次の記録シートの画像データにおいて、前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置を第1位置としたときに、判断部は、記録シートの先端から第1位置までの領域を所定数の領域に分割して、分割した領域毎に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを順次判断する場合、写真画像またはグラフィック画像がない正確な位置を判断することが出来る。
(10)特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングである場合、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
(11)特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が複数あるときに、第1位置に最も近い領域が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングである場合、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
(12)感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する画像形成部と、連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを画像形成部に供給する記録シート供給部と、通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、記録シート供給部が次の記録シートを供給するように制御する制御部と、次の記録シートの画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する判断部と、を備え、制御部は、判断部の判断結果に応じて、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで、記録シート供給部に次の記録シートを供給させる画像形成装置では、記録シートの搬送途中に、転写バイアスの値を変える等の高精度な制御が必要でなく、記録シートの供給タイミング(紙間)を変更するという簡単な制御によって、横筋の発生を抑制することが出来る。
画像形成装置の一例としてのプリンタの一実施例を示す側断面図である。 本実施形態の画像形成システムを示すブロック図である。 パソコンによる画像データ処理のフローチャートである。(実施例1) プリンタによる画像形成の流れのフローチャートである。(実施例1) 前の用紙と次の用紙の間隔を概略的に表す図である。(実施例1) パソコンによる画像データ処理のフローチャートである。(実施例2) プリンタによる画像形成の流れのフローチャートである。(実施例2) パソコンによる画像データ処理を概略的に表す図である。(実施例2) 紙間と位置データを表すテーブルである。(実施例2) パソコンによる画像データ処理のフローチャートである。(実施例3) プリンタによる画像形成の流れのフローチャートである。(実施例3) パソコンによる画像データ処理を概略的に表す図である。(実施例3) 紙間と位置データを表すテーブルである。(実施例3) プリンタによる画像データ処理と画像形成の流れのフローチャートである(変形例)。 プリンタによる画像データ処理と画像形成の流れのフローチャートである(変形例)。 プリンタによる画像データ処理と画像形成の流れのフローチャートである(変形例)。
1.カラープリンタの全体構成
本発明について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタ1の一実施例を示す側断面図である。尚、紙面左側をプリンタ1における前側、紙面右側をプリンタ1における後側として、プリンタ1を前側から見たときをプリンタ1における左右の基準とする。
図1に示すように、プリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録シートの一例としての用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、用紙Pを本体ケーシング2外へ排出するための排紙部5とを備えている。
給紙部3は、プリンタ1の最下部に設けられており、用紙Pを収容する給紙トレイ6と、記録シート供給部の一例としての給紙ローラ7とを備えている。そして、給紙トレイ6に収容された用紙Pは、給紙ローラ7により、給紙トレイ6から1枚ずつ取り出され、搬送ローラ8等を介して画像形成部4に送られる。
画像形成部4は、4つのプロセスカートリッジ9と、4つのLEDユニット10と、用紙搬送部11と、定着部12と、を備えている。
各プロセスカートリッジ9は、本体ケーシング2の上面に設けられたトップカバー13を開放した状態で、本体ケーシング2内に対して上方から装着することができる。
4つのプロセスカートリッジ9は、前側から後側に向かって、ブラックプロセスカートリッジ9K、イエロープロセスカートリッジ9Y、マゼンダプロセスカートリッジ9M、シアンプロセスカートリッジ9Cが順次配置されている。また、各プロセスカートリッジ9は、内部にブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色のトナーを収容している。また、各プロセスカートリッジ9は、感光ドラム14と、現像ローラ15と、スコロトロン型帯電器16と、クリーニングローラ17とを備えている。
各感光ドラム14は、各プロセスカートリッジ9において、回転可能に支持され、略円筒形状の部材で構成されている。各現像ローラ15は、各プロセスカートリッジ9において、回転可能に支持され、各感光ドラム14に対して上側から対向し、接触している。スコロトロン帯電器16は、感光ドラム14の表面に対して放電する。クリーニングローラ17は、感光ドラム14の周面上に付着している残留トナーや用紙Pの紙粉などの付着物を感光ドラム14の回転に伴って、回収する。
4つのLEDユニット10は、各プロセスカートリッジ9に対応して設けられている。各LEDユニット10の先端部は、感光ドラム14の周面に対向配置されている。
用紙搬送部11は、用紙搬送ベルト18と、転写ローラ19とを備えている。用紙搬送ベルト18は、4つの感光ドラム14に下方から対向して配置されている。転写ローラ19は、各感光ドラム14に対して用紙搬送ベルト18の上側部分を挟んで対向する各位置に配置されている。
感光ドラム14の回転に伴って、感光ドラム14の表面は、スコロトロン型帯電器16からの放電により正極性に帯電され、その帯電した部分がLEDユニット10の先端部に設けられたLEDによって露光される。これにより、感光ドラム14の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、感光ドラム14の回転に伴って、静電潜像が現像ローラ15に対向すると、静電潜像にトナーが供給され、感光ドラム14の表面にトナー像が形成される。
そして、感光ドラム14の表面上のトナー像は、用紙搬送ベルト18上に搬送された用紙Pと対向したときに、転写ローラ19に印加された感光ドラム14の表面の帯電極性と逆極性(負極性)の転写バイアスによって、用紙Pに転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部12に送られる。
定着部12は、加熱ローラ20と、加圧ローラ21とを備えている。定着部12は、4色のトナー像を担持した用紙Pを、加熱ローラ20及び加圧ローラ21によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、トナー像を用紙Pに定着させる。トナー像が定着された用紙Pは、排紙部5へと送られる。
排紙部5は、排出ローラ22と、排紙トレイ23とを備えている。排紙トレイ23はプリンタ1の上面に設けられている。排出ローラ22は、用紙Pを定着部12から排紙トレイへ23と搬送する。
このような印字過程において、用紙Pの後端部が感光ドラム14と転写ローラ19との対向部分(転写位置)から抜けるときに、用紙Pの後端部と感光ドラム14との間で剥離放電が発生する。剥離放電が発生すると、感光ドラム14上に放電の履歴が残り、次に送られてくる用紙Pに横筋が発生する恐れがある。具体的には、次の用紙Pは、前の用紙Pの後端が感光ドラム14と転写ローラ19の対向位置を通過してから感光ドラム1周後(例えば、感光ドラム14の直径が30mmであるとすると、約94mmの位置)の位置に横筋が発生する。この横筋は、テキストが印字された領域と重なっても目立たないが、自然画像の一例としての写真やグラフィックなどが印字された領域と重なると目立つ。
2.画像形成システムの電気的構成
次に、図2を用いて、外部装置の一例としてのパソコンPCおよびプリンタ1から構成される画像形成システムの電気的構成について説明する。
(1)パソコンの電気的構成
パソコンPCは、判断部の一例としてのCPU24と、ROM25と、RAM26と、HDD(ハードディスクドライブ)27と、表示部28と、操作部29と、ネットワークインターフェース30とを備えている。
CPU24は、ROM25に記憶されている各種のプログラムを実行することによりパソコンPCの各部を制御する。ROM25は、CPU24が実行するための各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM26は、CPU24が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。HDD27は、OSや、印刷用の画像データを作成可能なアプリケーションソフト、プリンタ1を制御するためのプリンタドライバなどの各種プログラムが記憶されている外部記憶装置である。表示部28は、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置で構成されている。操作部29は、マウスやキーボードなどで構成されている。ネットワークインターフェース30は、ネットワークを介してプリンタ1と接続される。
(2)プリンタの電気的構成
プリンタ1は、制御部の一例としてのCPU31を備えている。CPU31は、本体ケーシング2内の適宜な位置に設けられており、プリンタ1の各動作を制御する。また、CPU31は、連続印字時において、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の先端との距離が所定間隔となるようなタイミングで、給紙ローラ7に次の用紙P2を供給させている。このタイミングは、前の用紙P1の後端から次の用紙P2の画像形成領域の先端部までの間隔Lが94mm(感光ドラム1周の長さ)以下となるようなタイミングで、ある。さらに、CPU31は、スコロトロン帯電器16に印加される帯電バイアスを制御する。帯電バイアスは、例えば、750Vに設定され、印字中は、750Vのまま一定である。また、CPU31は、転写ローラ19に印加される転写バイアスを制御する。転写バイアスは、例えば、−10μAに設定され、印字中は、−10μAのまま一定である。また、プリンタ1は、ネットワークインターフェイス32を介してパソコンPCから印字情報を受け取る。
3.画像データ処理および給紙制御
次に、パソコンPCによる画像データの処理からプリンタ1による画像形成までの流れについて3つの実施例を説明する。尚、プリンタ1およびパソコンPCの基本構成は上記したものと同様なので、詳細な説明は省略するものとする。
<実施例1>
図3に示すように、まず、パソコンPCのCPU24は、1枚目の画像データをプリンタ1に送信する(S101)。次に、次ページがあるか判断する(S102)。そして、次ページがない場合(S102、No)、処理を終了する。次ページがある場合(S102、Yes)、次に印字される画像データの全体を見る(S103)。そして、CPU24は、その画像データの中に写真またはグラフィックがあるかどうか判断する(S104)。画像データの中に写真またはグラフィックがあると判断した場合(S104、Yes)、パソコンPCは画像データに写真またはグラフィックがあることを示すタグを付けて、プリンタ1に送信する(S105)。また、画像データに写真またはグラフィックがないと判断した場合(S104、No)、パソコンPCはプリンタ1に画像データのみを送信する。次に、S102に戻り、次ページがあるか判断する。そして、次ページがある限り、S103からS106までの処理を繰り返す。
次にプリンタ1の動作について、図4を用いて、説明する。プリンタ1は、パソコンPCから1枚目の画像データを受信する(S201)。次に、プリンタ1のCPU31は、1枚目の用紙を給紙し(S202)、印字する(S203)。その後、次ページがあるかを判断する(S204)。そして、次ページがない場合(S204、No)、処理を終了する。また、次ページがある場合(S204、Yes)、パソコンPCから画像データを受信する(S205)。次に、プリンタ1のCPU31は、パソコンPCから写真またはグラフィックがあることを示すタグ付きの画像データを受け取ったかを判定する(S206)。そして、タグつきの画像データを受け取った場合(S206、Yes)、CPU31は、図5(a)に示すように、前の用紙P1の後端部と次の用紙P2の画像形成領域の先端部との間隔Lが感光ドラム14の周長以上、例えば、L=100mmとなるような特定タイミングで、次の用紙P2を送り出すように給紙ローラ7を制御し、制御された給紙ローラ7は次の用紙P2を送り出す(S207)。また、タグ付の画像データを受け取らなかった場合(S206、No)、CPU31は、図5(b)に示すように、前の用紙P1の後端部と次の用紙P2の画像形成領域の先端部の間隔Lが、感光ドラム14の周長よりも短い、例えば、L=60mmとなるような通常タイミングで、次の用紙P2を送り出すように給紙ローラ7を制御し、制御された給紙ローラ7は次の用紙P2を送り出す(S208)。最後に、決められたタイミングでピックアップされた用紙に印字し(S209)、印字後、S204に戻り、次ページがあるか判断する。そして、次のページがある限り、S205からS209の処理を繰り返す。
次に、図5を使って、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔について説明する。尚、図5(a)は、次の用紙P2にグラフィックGが印字され、図5(b)は、次の用紙P2にテキストが印字されている。図5(a)に示すように、次の用紙P2の画像データ中にグラフィックGがある場合、前の用紙P1の後端部と次の用紙P2の画像形成領域の先端部の間隔がL>94mmとなるように次の用紙P2を供給する。また、通常印字時は、図5(b)に示すように、前の用紙P1の後端部と次の用紙P2の画像形成領域の先端部の間隔がL≦94mmなるように次の用紙P2を供給する。また、図5(b)では、テキストと前の用紙P1の後端から感光ドラム14の1周後の位置が重なっているが、テキストの場合は、横筋は目立たないので重なってよい。
以上のように、プリンタ1は、感光ドラム14の表面に担持された現像剤像を用紙に転写した画像を形成する画像形成部4と、連続印字時に、前の用紙P1に連続して次の用紙P2を画像形成部4に供給する給紙ローラ7と、通常の連続印字時において、前の用紙P1の後端部から次の用紙P2の画像形成領域の先端までの距離が前の用紙P1の後端部から感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、供給ローラ7が次の用紙P2を供給するように制御するCPU31と、を備える。また、パソコンPCは、次の用紙P2の画像データに写真またはグラフィックがあるか否かを判断するCPU14を備える。また、プリンタ1のCPU31は、パソコンPCのCPU24の判断結果に応じて、次の用紙P2における前の用紙P1の後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真またはグラフィックが印字されないような特定タイミングで、給紙ローラ7に次の用紙P2を供給させる。
よって、用紙の搬送途中に、転写バイアスの値を変える等の高精度な制御が必要でなく、用紙の供給タイミング(紙間)を変更するという簡単な制御によって、横筋の発生を抑制することが出来る。
尚、本実施例では、次に印字される画像データの全体を見ているが、これに変えて、前の用紙P1の後端から感光ドラム14の1周分の距離となる位置(例えば、前の用紙P1の後端から94mmの位置、図8参照)における画像データのみを見てもよい。
この場合、写真やグラフィックのある位置が横筋の発生する位置でない場合は、用紙間隔を通常の連続印字時と同じにすることができ、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
<実施例2>
図6に示すように、パソコンPCのCPU24は、1枚目の画像データをプリンタ1に送信する(S301)。次に、次ページがあるか判断する(S302)。そして、次ページがない場合(S302、No)、処理を終了する。次ページがある場合(S302、Yes)、前の用紙P1の後端から感光ドラム14の1周分の距離となるA=0の位置(例えば、前の用紙P1の後端から94mmの位置、図8参照)における画像データを見る(S303)。次に、CPU24は、A=0の位置の画像データに写真またはグラフィックがあるかどうか判断する(S304)。A=0の位置の画像データに写真またはグラフィックがないと判断した場合(S304、No)、プリンタ1に画像データを送信する(S309)。また、A=0の位置の画像データに写真またはグラフィックがあると判断した場合(S304、Yes)、A=0の位置から用紙の先端へ向かう方向へ所定間隔(例えば、6mm)開けたA=1の位置(図8参照)の画像データを見る(S305)。次に、Aの位置が次の用紙P2の画像形成領域の先端であるかどうか判断する(S306)。Aの位置が次の用紙P2の画像形成領域の先端でない場合(S306、No)、位置A=1の画像データに写真またはグラフィックがあるかどうか判断する(S307)。そして、位置A=1に写真またはグラフィックがあった場合(S307、Yes)、位置A=1から用紙の先端へ向かう方向へ所定間隔(例えば、6mm)開けた位置A=2(図8参照)の画像データに写真またはグラフィックがあるかどうかを判断する。この判断は、写真やグラフィックがない位置を判断するまで繰り返される。また、位置Aが次の用紙P2の画像形成領域の先端である場合(S306、Yes)や位置Aに写真またはグラフィックがないと判断された場合(S307、No)、画像データに写真またはグラフィックがない位置を示すタグを付けてプリンタ1に送信する(S308)。次に、S302に戻り、次ページがあるか判断する。そして、次ページがあった場合、S303からS309までの処理を繰り返す。尚、A=0が請求項において第1位置に相当し、写真またはグラフィックがないと判断された位置が請求項において第2位置に相当する。
次にプリンタ1の動作について、図7を用いて、説明する。プリンタ1は、パソコンPCから1枚目の画像データを受信する(S401)。次に、プリンタ1のCPU31は、1枚目の用紙を給紙し(S402)、印字する(S403)。その後、次ページがあるかを判断する(S404)。そして、次ページがない場合(S404、No)、処理を終了する。また、次ページがある場合(S404、Yes)、パソコンPCから画像データを受信する(S405)。次に、パソコンPCから写真またはグラフィックがない位置を表すタグ付の画像データを受け取ったか判断する(S406)。そして、パソコンPCからタグ付のデータを受け取らなかった場合(S406、No)、A=0の位置と感光ドラム1周後の位置が重なる通常タイミングで、次の用紙P2を送り出すように給紙ローラ7を制御し、制御された給紙ローラ7は次の用紙P2を送り出す(S408)。パソコンPCからタグ付のデータを受け取った場合(S406、Yes)、プリンタ1のCPU31は、タグのデータを読み込んで、前の用紙P1の後端部から感光ドラム14の1周分の位置(例えば、94mm)が、パソコンPCにより、写真またはグラフィックがないと判断された位置と重なる特定タイミングで、次の用紙P2を送り出すように給紙ローラ7を制御し、制御された給紙ローラ7は次の用紙P2を送り出す(S407)。そして、送り出された用紙に印字し(S409)、印字後、S404に戻り、次ページがあるか判断する。そして、次のページがある限り、S405からS409の処理を繰り返す。
ここで、本実施例の給紙について、図8と図9を用いて、2つの具体例を説明する。
尚、図9の表において、A=0は前の用紙の後端から感光ドラム1周分の位置を表し、A=1、A=2・・・と番号が増えるにつれて、用紙の先端へ向かう方向へ6mmずつ上側の位置を表している。下段は、前の用紙の後端から次の用紙の画像形成領域の先端までの間隔を表している。
(具体例1)A=0に写真またはグラフィックがない場合
図9に示すように、A=0に写真またはグラフィックがない場合は、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが64mmとなる。よって、プリンタ1は、タグがついていない画像データを受け取ると、図8(a)に示すように、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが64mmとなるように、次の用紙P2を送る。
(具体例2)A=2に写真またはグラフィックがない場合
図9に示すように、A=2に写真またはグラフィックがない場合は、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが76mmとなる。よって、プリンタ1は、A=2に写真またはグラフィックがないことを示すタグが画像データについていた場合、図8(b)に示すように、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが76mmとなるように、次の用紙P2を送る。
以上のように、CPU24は、前の用紙の後端部から感光ドラム1周分の距離となる第1位置に写真またはグラフィックがあると判断したら、第1位置と次の用紙の画像形成領域の先端との間で写真またはグラフィックがあるか否かを判断する。具体的には、第1位置から用紙の先端へ向かう方向へ6mm開けた位置に写真またはグラフィックがあるか否かを判断する。この位置に写真またはグラフィックがあると判断したら、さらに用紙の先端へ向かう方向へ6mm開けた位置に写真またはグラフィックがあるか否かを判断する。写真またはグラフィックがあると判断されるまで、これを繰り返す。
プリンタ1のCPU31は、第1位置に自然画像またはグラフィックがないと判断した場合、通常タイミングで、次の用紙を供給する。また、特定タイミングは、前の用紙の後端部から第2位置までの距離が前の用紙の後端部から感光ドラム1周分と等しくなるようなタイミングである。
よって、写真またはグラフィックのない位置を判断してから、次の用紙を供給するため、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
<実施例3>
図10に示すように、パソコンPCのCPU24は、始めに、1枚目の画像データを送信する(S501)。次に、次ページがあるかを判定する(S502)。そして、次ページがない場合(S502、No)、処理を終了する。次ページがある場合(S502、Yes)、図12に示すように、次の用紙P2の先端から前の用紙P1の後端から感光ドラム14の1周分の距離となる第1位置までの領域Sを所定数、例えば、10の領域(A=1からA=10)に分割する(S503)。そして、A=1よりも上の仮想領域をA=0とし(S504)、RAM26に「0」を記憶させておく(S505)。次に、A=0の次の領域A=1(図12参照)に移り(S506)、領域A=1を見る(S507)。そして、CPU24は、領域A=1の画像データの中に写真またはグラフィックがあるかどうか判断する(S508)。そして、A=1の画像データに写真またはグラフィックがないと判断した場合(S508、No)、S504において、RAM26中に記憶された「0」をA=1の位置を表すデータに上書して、記憶する(S510)。RAMに上書きした後、第1位置を含む領域A=10であるか判定する(S509)。また、A=1の画像データに写真またはグラフィックがあると判断された場合も(S508、Yes)、第1位置を含む領域A=10であるか判定する(S509)。そして、領域A=10でない場合(S509、No)、次の領域A=A+1を見る(S506)。このように、用紙P2の最も先端側の領域A=1からA=2、A=3・・・という順に、各領域Aに写真またはグラフィックがある否かを順次判断していく。そして、領域A=10まで判断した場合(S509、Yes)、RAM26に記憶された位置データと画像データをプリンタ1に送信する(S511)。その後、S502にも戻り、次ページがあるか判断する。
上述した処理を繰り返すことにより、全ての領域Aに写真またはグラフィックがあった場合、RAM26中のデータは上書きされないので、「0」が記憶されたままであり、プリンタ1に「0」が送信される。また、複数の領域Aに写真またはグラフィックがないと判断された場合、RAM26中の位置データは順次上書きされるため、第1位置に最も近い位置データが残り、その位置データのみがプリンタ1に送信される。
次にプリンタ1の動作について、図11を用いて、説明する。プリンタ1は、パソコンPCから1枚目の画像データ受信する(S601)。次に、プリンタ1のCPU31は、1枚目の用紙を給紙し(S602)、印字する(S603)。その後、次ページがあるかを判断する(S604)。そして、次ページがない場合(S604、No)、処理を終了する。また、次ページがある場合(S604、Yes)、パソコンPCから画像データとRAM26に記憶された位置データを受信する(S605)。そして、RAM26に記憶された位置データ、言い換えると、写真またはグラフィックがない領域の位置データを読み込む(S606)。そして、プリンタ1のCPU31は、前の用紙P1の後端部から感光ドラム14の1周分の位置(例えば、94mm)が、パソコンPCのRAM26に記憶された写真またはグラフィックがないと判断された位置と重なる特定タイミングで、次の用紙P2を送り出すように給紙ローラ7を制御し、制御された給紙ローラ7は次の用紙P2を送り出す(S607)。そして、印字し(S608)、S604に戻り、次ページがあるか判断する。
ここで、RAM26へのデータの記憶から給紙までの処理について、図12と図13を用いて、3つの具体例を説明する。尚、図13の表において、A=0からA=10は図12の領域を表している。下段は、前の用紙の後端から次の用紙の画像形成領域の先端までの間隔を表している。
(具体例1)A=5のみに写真またはグラフィックがない場合
始めは、RAM26に写真またはグラフィックがあることを表す「0」が記憶されている。そして、A=5の領域に写真またはグラフィックがないと判断された後で、A=5の位置を表すデータに上書されて、RAM26記憶される。その後、A=6からA=10の領域に写真またはグラフィックがあるかどうか判断していくが、写真またはグラフィックがあるので、RAM26のデータはA=5の位置データのまま、上書きされず、プリンタ1にA=5の位置データが送信される。A=5の位置データを受け取ったプリンタ1は、図13に示すように、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが、79mmとなるように、CPU31によって制御され、給紙ローラ7によって次の用紙P2が送られる。
(具体例2)A=3とA=8に写真またはグラフィックがない場合
始めは、RAM26に写真またはグラフィックがあることを表す「0」が記憶されている。そして、A=3の領域に写真またはグラフィックがないと判断した後で、A=3の位置を表すデータに上書されて、RAM26記憶される。その後、A=8の領域に写真またはグラフィックがないと判断した場合、A=8の位置を表すデータにA=3の位置を表すデータが上書される。そして、A=9、A=10には、写真またはグラフィックがあるので、RAM26のデータはA=8の位置を表すデータのまま、上書きされず、プリンタ1にA=8の位置を表すデータが送信される。A=8の位置を表すデータを受け取ったプリンタ1は、図13に示すように、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが、70mmとなるように、CPU31によって制御され、給紙ローラ7によって次の用紙P2が送られる。
(具体例3)全ての領域に写真またはグラフィックがある場合
全ての領域に写真またはグラフィックがある場合は、始めにRAM26に記憶された「0」が上書きされない。よって、プリンタ1には「0」が送信される。「0」を受け取ったプリンタ1は、図13に示すように、前の用紙P1の後端と次の用紙P2の画像形成領域の先端までの間隔Lが、94mmとなるように、CPU31によって制御され、給紙ローラ7によって次の用紙P2が送られる。
以上のように、次の用紙P2の画像データにおいて、前の用紙P1の後端部から感光ドラム1周分の距離となる位置を第1位置とし、CPU24は、用紙P2の先端から第1位置までの領域Sを所定数の領域に分割して、分割した領域A毎に写真またはグラフィックがあるか否かを順次判断する。そして、写真またはグラフィックがないと判断された領域Aが前の用紙P1の後端部から感光ドラム1周分の距離に重なるように次の用紙P2を給紙する。また、写真またはグラフィックがないと判断された領域Aが複数あるときは、第1位置に最も近い領域Aが前の用紙P1の後端部から感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングで、次の用紙P2を給紙する。
よって、写真またはグラフィックのない位置を判断してから、次の用紙を供給するため、無駄に印刷速度を遅くすることがない。
<変形例>
本実施例では、パソコンPCで写真またはグラフィックがあるかを判断していたが、プリンタ1側で判断してもよい。より具体的には、図14に示すように、図3のS103とS104の処理をプリンタ1側で行ってもよい。また、図15に示すように、図6のS303からS307の処理をプリンタ1側で行ってもよい。また、図16に示すように、図10のS503からS509の処理をプリンタ1側で行ってもよい。尚、各処理は上述したものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
1 プリンタ
3 給紙部
4 画像形成部
5 排紙部
7 給紙ローラ
14 感光ドラム
16 スコロトロン型帯電器
19 転写ローラ
24 CPU
25 ROM
26 RAM
31 CPU

Claims (12)

  1. 画像データを作成する外部装置と、前記外部装置から受け取った前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置とを備える画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する画像形成部と、
    連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを前記画像形成部に供給する記録シート供給部と、
    通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、前記記録シート供給部が次の記録シートを供給するように制御する制御部と、
    前記外部装置は、
    次の記録シートの前記画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する判断部を備え、
    前記制御部は、
    前記判断部が写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで前記記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、
    前記判断部が写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、前記通常タイミングで前記記録シート供給部に次の記録シートを供給させることを特徴とする、画像形成システム。
  2. 前記判断部は、前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離となる第1位置に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記判断部は、次の記録シートの前記画像データ全体を見て、当該画像データ内に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 記特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の画
    像形成システム。
  5. 前記判断部は、前記第1位置に写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、前記第1位置と次の記録シートの画像形成領域の先端との間で写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成システム。
  6. 前記判断部は、前記第1位置から次の記録シートの画像形成領域の先端に向けて所定間隔ごとに、写真画像またはグラフィック画像がないと判断される第2位置まで、写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断することを特徴とする、請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 記特定タイミングは、前の記録シートの後端部から第2位置までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分と等しくなるようなタイミングであることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記第2位置がなかった場合の前記特定タイミングは、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離より大きくなるようなタイミングであることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 次の記録シートの画像データにおいて、前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離となる位置を第1位置としたときに、
    前記判断部は、記録シートの先端から第1位置までの領域を所定数の領域に分割して、分割した領域毎に写真画像またはグラフィック画像があるか否かを順次判断することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングであることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記特定タイミングは、写真画像またはグラフィック画像がないと判断された領域が複数あるときに、前記第1位置に最も近い当該領域が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離に重なるようなタイミングであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 感光ドラムの表面に担持された現像剤像を記録シートに形成する画像形成部と、
    連続印字時に、前の記録シートに連続して次の記録シートを前記画像形成部に供給する記録シート供給部と、
    通常の連続印字時において、前の記録シートの後端部から次の記録シートの画像形成領域の先端までの距離が前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離以下となる通常タイミングで、前記記録シート供給部が次の記録シートを供給するように制御する制御部と、
    次の記録シートの前記画像データに写真画像またはグラフィック画像があるか否かを判断する判断部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記判断部が写真画像またはグラフィック画像があると判断した場合、次の記録シートにおける前の記録シートの後端部から前記感光ドラム1周分の距離となる位置に、写真画像またはグラフィック画像が印字されないような特定タイミングで前記記録シート供給部に次の記録シートを供給させ、
    前記判断部が写真画像またはグラフィック画像がないと判断した場合、前記通常タイミングで前記記録シート供給部に次の記録シートを供給させることを特徴とする、画像形成装置。
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