JP5823309B2 - 同軸ケーブル加工具 - Google Patents
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Description
一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有する筒状の本体を備え、前記第1、第2の開口は同軸配置されており、それぞれ前記同軸ケーブルが挿入可能となっており、
前記第1の開口の内奥には、
前記中心導体に内嵌可能な円柱形状を有する第1のガイド柱と、
前記第1のガイド柱に連結されて前記第1のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態で前記外被の端面に選択的に接する外被除去刃と、
前記第1のガイド柱に連結されており前記第1のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態では前記ケーブル絶縁体の端面と前記外部導体の端面とに選択的に接するもしくは前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に接する外部導体除去刃とを有し、
前記コネクタ連結端において前記第1のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記外被除去刃の刃先を前記外被の端面に選択的に当接させた状態で、前記外被除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記外被を前記外被除去刃により除去し、
前記コネクタ連結端において前記第1のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記外部導体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に当接させた状態でまたは前記外部導体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面と前記外部導体の端面とに選択的に当接させた状態で、前記外部導体除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記ケーブル絶縁体と前記外部導体とを、もしくは前記ケーブル絶縁体を前記外部導体除去刃により除去し、
前記第2の開口の内奥には、
前記中心導体に内嵌可能な円柱形状を有する第2のガイド柱と、
前記第2のガイド柱に連結されて前記第2のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態で、前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に接する切除刃と、前記ケーブル絶縁体の前記外部導体の端面に選択的に接する切除刃の2組の切除刃からなるケーブル絶縁体除去刃とを有し、
前記コネクタ連結端において前記第2のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に当接させた状態で、前記ケーブル絶縁体除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記ケーブル絶縁体を前記ケーブル絶縁体除去刃により除去するとともに前記外部導体を前記ケーブル絶縁体除去刃により拡開する。
前記第1のガイド柱は、その外周面の軸方向中途部に停止突起を有しており、
前記外部導体除去刃の刃先と前記外被除去刃の刃先とは、停止突起形成位置より軸方向前記コネクタ連結端側に位置しており、前記停止突起形成位置と前記外部導体除去刃の刃先との間の離間距離は、前記外部導体除去刃により切除する前記外部導体と前記ケーブル絶縁体との軸方向長さまたは前記ケーブル絶縁体の軸方向長さと同等に設定され、前記停止突起形成位置と前記外被除去刃の刃先との間の離間距離は、前記外被除去刃により切除する前記外被の軸方向長さと同等に設定される、という態様がある。
また、本発明の同軸ケーブル加工具には、
前記第2のガイド柱は、その外周面の軸方向中途部に停止突起を有しており、
前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先は、停止突起形成位置より軸方向前記コネクタ連結端側に位置しており、前記停止突起形成位置と前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先との間の離間距離は、前記ケーブル絶縁体除去刃により切除する前記ケーブル絶縁体の軸方向長さ及び前記ケーブル絶縁体除去刃により拡開する前記外部導体の軸方向長さと同等に設定される、という態様がある。
同軸ケーブルAのケーブル連結端Aaをケーブル軸方向に対して直角方向(すなわち径方向)に沿って切断加工し、さらに切断面における中心導体Bや外部導体Cの内面の切断バリをナイフ等で除去する。
第1の加工工程が終了すると、ケーブル連結端Aaに第1の開口11aを外嵌していた同軸ケーブル加工具10を同軸ケーブルAから引き抜き、同軸ケーブルAのコネクタ連結端Aaに、袋ナット2を外嵌挿入したうえで、図6(a)、(b)に示すように、第1の開口11aに替わって第2の開口11bから同軸ケーブル加工具10を同軸ケーブルAのコネクタ連結端Aaに外嵌挿入し、さらに第2のガイド円柱16を中心導体Bに挿入する。なお、図6(a)、(b)では、作業要部のみを図示しており、袋ナット2は図示省略している。
2b 突起 2c 第1のテーパ面 2d 受け座
3 シェル 3a 第1の雄ねじ部 3b 第2の雄ねじ部
3c 内周面 3d 第2のテーパ面 4 中心コンタクト
4a 筒状接続端 4b 周壁 4c すり割り溝
4d もう一つの筒状接続端 4e 外周面
5 コネクタ絶縁体 5a 外周面 5b 内周面
6 第1のOリング 7 第2のOリング 8 防水体
10 同軸ケーブル加工具 11 本体 11a 第1の開口
11b 第2の開口 12 外被除去刃 12a 第1の切除刃
12a1 刃線 12b 第1のガイド刃 12b1 刃線
13 外部導体除去刃 13a 第2の切除刃 13a1 刃線
13b 第2のガイド刃 13b1 刃線 14 第1のガイド円柱
14a 基端部 14b 先端部 14c 段部
15 ケーブル絶縁体除去刃 15a 刃基部
15a1 先端端面 15b 切除刃本体 15b1 第3の切除刃
15b11 刃線一端 15b12 刃線他端 15b2 第4の切除刃
15b21 刃線一端 15b22 刃線他端 16 第2のガイド円柱
16a 基端部14a 16b 先端部 16c 段部
17 窓
w1 刃線12b1と軸心oとの間の離間間隔
w2 刃線13b1と軸心oとの間の離間間隔
w3 刃線13a1と刃線12a1との間の離間間隔
w4 外部導体Cのケーブル軸方向における露出長さ
w5 段部14cと刃線13a1との間の離間間隔
w6 内部導体Bのケーブル軸方向における露出長さ
w7 段部16cと第3、第4の除去刃15b、15cの刃線との間の離間距離
A 同軸ケーブル Aa コネクタ連結端 B 中心導体
Ba コネクタ連結端 C 外部導体 Ca コネクタ連結端
D ケーブル絶縁体 Da コネクタ連結端 E 外被
Ea コネクタ連結端 o 軸心 α 隙間
Claims (3)
- 円筒形状の中心導体と、前記中心導体の周囲に同軸に配置された外部導体と、前記中心導体と前記外部導体との間の隙間に充填されたケーブル絶縁体と、前記外部導体を覆う外被とを有する同軸ケーブルのコネクタ連結端を、同軸コネクタ取り付け可能状態に加工する同軸ケーブル加工具であって、
一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有する筒状の本体を備え、前記第1、第2の開口は同軸配置されており、それぞれ前記同軸ケーブルが挿入可能となっており、
前記第1の開口の内奥には、
前記中心導体に内嵌可能な円柱形状を有する第1のガイド柱と、
前記第1のガイド柱に連結されて前記第1のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態で前記外被の端面に選択的に接する外被除去刃と、
前記第1のガイド柱に連結されており前記第1のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態では前記ケーブル絶縁体の端面と前記外部導体の端面とに選択的に接するもしくは前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に接する外部導体除去刃とを有し、
前記コネクタ連結端において前記第1のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記外被除去刃の刃先を前記外被の端面に選択的に当接させた状態で、前記外被除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記外被を前記外被除去刃により除去し、
前記コネクタ連結端において前記第1のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記外部導体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に当接させた状態でまたは前記外部導体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面と前記外部導体の端面とに選択的に当接させた状態で、前記外部導体除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記ケーブル絶縁体と前記外部導体とを、もしくは前記ケーブル絶縁体を前記外部導体除去刃により除去し、
前記第2の開口の内奥には、
前記中心導体に内嵌可能な円柱形状を有する第2のガイド柱と、
前記第2のガイド柱に連結されて前記第2のガイド柱が前記中心導体に内嵌された状態で、前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に接する切除刃と、前記ケーブル絶縁体の前記外部導体の端面に選択的に接する切除刃の2組の切除刃からなるケーブル絶縁体除去刃とを有し、
前記コネクタ連結端において前記第2のガイド柱を前記中心導体に内嵌しかつ前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先を前記ケーブル絶縁体の端面に選択的に当接させた状態で、前記ケーブル絶縁体除去刃を前記同軸ケーブルの軸方向内側に向けて予圧を与えながら前記中心導体を軸心にして回転させることで、前記ケーブル絶縁体を前記ケーブル絶縁体除去刃により除去するとともに前記外部導体を前記ケーブル絶縁体除去刃により拡開する、
同軸ケーブル加工具。 - 前記第1のガイド柱は、その外周面の軸方向中途部に停止突起を有しており、
前記外部導体除去刃の刃先と前記外被除去刃の刃先とは、停止突起形成位置より軸方向前記コネクタ連結端側に位置しており、前記停止突起形成位置と前記外部導体除去刃の刃先との間の離間距離は、前記外部導体除去刃により切除する前記外部導体と前記ケーブル絶縁体との軸方向長さまたは前記ケーブル絶縁体の軸方向長さと同等に設定され、前記停止突起形成位置と前記外被除去刃の刃先との間の離間距離は、前記外被除去刃により切除する前記外被の軸方向長さと同等に設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル加工具。 - 前記第2のガイド柱は、その外周面の軸方向中途部に停止突起を有しており、
前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先は、停止突起形成位置より軸方向前記コネクタ連結端側に位置しており、前記停止突起形成位置と前記ケーブル絶縁体除去刃の刃先との間の離間距離は、前記ケーブル絶縁体除去刃により切除する前記ケーブル絶縁体の軸方向長さ及び前記ケーブル絶縁体除去刃により拡開する前記外部導体の軸方向長さと同等に設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル加工具。
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