JP3075662U - 圧接式同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

圧接式同軸ケーブルコネクタ

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JP3075662U JP2000005870U JP2000005870U JP3075662U JP 3075662 U JP3075662 U JP 3075662U JP 2000005870 U JP2000005870 U JP 2000005870U JP 2000005870 U JP2000005870 U JP 2000005870U JP 3075662 U JP3075662 U JP 3075662U
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明華 葉
ホランド マイケル
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明華 葉
ホランド マイケル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿、RFリーク防止機能が高く組立が容易
である同軸ケーブルコネクタの提供。 【解決手段】 ナットと、引込み端に凸縁を具え末端表
面に逆フックを具えた管軸と、溝付き本体部と、溝付き
本体部に接合されてコネクタ末端を形成する圧接スリー
ブとを包括し、同軸ケーブルの処理後の末端が該コネク
タのナット内の引込み端に挿入され並びに溝本体部を具
えたガイド孔を通過する時に、該管軸が同軸ケーブルの
外保護層及び導電網層と絶縁層を分離し、並びに管軸の
逆フック部分が両者の間に挿入され、圧接スリーブが溝
付き本体部にあって押し進められる時、それが同軸ケー
ブルの外層及び導電網層に対し2か所で圧接し、該圧接
スリーブが継続して押されて進み、その貫通孔内の突出
環状部が溝付き本体部表面の環状凹溝内に係合して停止
し、こうして同軸ケーブルとコネクタが緊密に結合させ
られ、第1のOリングが管軸とナットの間に装着され、
第2のOリングが溝付き本体部と圧接スリーブの間に装
着されて湿気の侵入を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の、同軸ケーブルをプラグに連接するのに用いられるコネクタに 関する。
【0002】
【従来の技術】
F型同軸ケーブルコネクタは、一般に、有線テレビ信号の伝送、データ伝送線 、及び導航衛星等に使用され、最近では、工業標準とFCC規則の改変による変 更がなされている。現在は、暴露した環境中で、コネクタは低RFリークレベル に符合しなければならない。コネクタと同軸ケーブル内部の導体間には防湿軸シ ールが設けられて湿気の侵入或いはRFリークを防止している。 コネクタの応用はすでに同軸ケーブルと雌ネジプラグの間にあって安全で緊密 な導電接合方式を提供している。このようなコネクタに係る周知の技術には、例 えばMing−Hua氏による米国パテント第5,024,605号、Hemm er氏による米国パテント第4,280,749号、Forney,Jr.氏等 による4,593,964号、Stirling氏による米国パテント第5,0 07,861号、Szegda氏による米国パテント第5,073,129号、 Holliday氏による米国パテント第5,651,699号、及びBurr is氏による米国パテント第5,879,191号等があり、これらはいずれも 防湿と信号リークを減少した同軸ケーブルコネクタに係るものである。現在、径 方向圧接式同軸ケーブルコネクタが広く使用されており、このようなコネクタに Szegda氏による米国パテント第5,632,651号がある。
【0003】 上述の防湿軸シールを具え及びRFリークの問題を改良した多くのコネクタは 、本質的にいずれもある制限を有していた。例えば、ケーブルとコネクタの間の 密接な結合は非常に掌握しにくい技術であり、操作者の技術によって決まってし まう。この段階にあって、コネクタと同軸ケーブル間の安全で緊密な結合の構造 を提供し、並びに取付けミスの機会の発生を排除する必要がある。同軸ケーブル コネクタを同軸ケーブルに取り付ける時、該ケーブル末端を先に処理してからコ ネクタと接合する必要がある。その後に、コネクタを手作業方式で施力して同軸 ケーブル末端の外保護層及び内導電網層を絶縁層と隔離する。該同軸ケーブルを 継続して手でコネクタ内に押し込んで必要な挿入深さとするが、これは操作者が 極めて大きな力を使うことにより完成する。最後に、圧接工具により人力でコネ クタを同軸ケーブルに圧接する。前述の周知の技術のコネクタのほとんどは、圧 接ステップの時に、該同軸ケーブルの外保護層と内導電網層が、末端に逆フック を有する管軸上に押しつけられる。仮に操作者が有効にコネクタを圧接できず、 特に圧接部分の末端の100分の20の部分を圧接できないと、コネクタがゆる んで動く恐れがある。不正確な取付け方式は許容できないRFリーク状況をもた らす。
【0004】 周知の技術によるコネクタはいずれも単点圧縮方式(即ち管軸の環状逆フック とコネクタ本体の間)を以て同軸ケーブルに圧接される。該管軸の逆フックは尖 角を有するため同軸ケーブルの末端をコネクタ内に圧入しにくい。単点圧接のコ ネクタは、同軸ケーブルの外層厚さが極めて小さい誤差範囲にある必要がある。 最近発展した建築法規は建築物内の特定区域、例えば高圧区通風口及び昇降機通 路内等の区域の同軸ケーブルが防火外層材質を具備しなければならないとしてい る。このような新たな外層材質と従来より使用されている標準同軸ケーブル外層 は異なる物理特性、例えば弾性、光滑度及び厚さを有し、このため前述のコネク タは有効にこれらの新材質に使用できない。熟練した技術者にとって、もしケー ブルコネクタの管軸の逆フックがより低い高さを有するなら大きな助けとなり、 これによりコネクタに容易に異なる厚さ、弾性及び光滑度を有する同軸ケーブル を挿入できる。以上から、防湿機能を有し、各種の異なる厚さの同軸ケーブル外 層に使用でき、取付けが容易で取付けミス率の少ない同軸ケーブルコネクタが求 められていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要な目的は、一種の湿気の侵入を防止できる同軸ケーブルコネクタ を提供することにある。
【0006】 本考案の次の目的は、僅かな力で同軸ケーブル末端をコネクタ内に圧入できる 同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
【0007】 本考案の別の目的は、上述の目的と構造に符合する同軸ケーブルコネクタを提 供することにある。
【0008】 本考案のさらに別の目的は、しっかりと各種の異なる厚さの同軸ケーブル外層 に圧接できる同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、中心導体、該中心導体の外周を被覆する絶縁層、該絶縁層 の外周を被覆する導電接地網層、及び該導電接地網層の外周を被覆する外保護層 を具えた同軸ケーブルを一端のプラグに連接するのに用いられる同軸ケーブルコ ネクタにおいて、 該コネクタが、コネクタ組合せ体を具え、該コネクタ組合せ体が、中空部を具 えたナットと、内部にガイド孔を具えた管軸とを包括し、該管軸のナットの中空 部内の引込み端に凸縁が設けられて係止され、該管軸の末端がナットの末端より 伸出し、該管軸の表面のナット末端に近い部分に一つの肩部が設けられ、管軸末 端表面に一つの逆フックが設けられ、該コネクタ組合せ体が別に一つの溝付き本 体部を具え、該溝付き本体部が円柱形体とされ一つの引込み端、一つの末端及び 全長を貫通する一つのガイド孔を具え、該溝付き本体部の表面に二つの環状凹溝 が設けられ、該溝付き本体部の末端に複数の溝が設けられ、一つの第1のOリン グが該管軸の凸縁とナット末端の間に取り付けられ、 一つの圧接スリーブが該コネクタ組合せ体の溝付き本体部に接合され、該圧接 スリーブが一つの円柱形体とされ、それが一つの引込み端、一つの末端及び全長 を貫通する一つの貫通孔を具え、該貫通孔の引込み端近くに一つの突出環状部が 設けられ、該突出環状部が前述の溝付き本体部表面の第1の環状凹溝内に係止さ れて、圧接スリーブがコネクタに接合されて取り出し不能とされたことを特徴と する、同軸ケーブルコネクタとしている。 請求項2の考案は、前記圧接スリーブの貫通孔内に第1の階段部と第2の階段 部が形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタとし ている。 請求項3の考案は、前記溝付き本体部のガイド孔の末端近くの孔壁に少なくと も1条或いは数条の歯が設けられ、溝付き本体部の表面の環状凹溝内側に突出環 状部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタと している。 請求項4の考案は、前記溝付き本体部のガイド孔の末端近くの孔壁に少なくと も1条或いは数条の歯が設けられ、溝付き本体部の表面の環状凹溝内側に突出環 状部が設けられたことを特徴とする、請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタと している。 請求項5の考案は、前記溝付き本体部の表面の突出環状部と溝付き本体部の引 込み端の間に一つの第2の環状凹溝が設けられ、圧接スリーブが溝付き本体部に 向けて押し動かされる時に、該圧接スリーブの貫通孔内の突出環状部が該第2の 環状凹溝内に係合することを特徴とする、請求項4に記載の同軸ケーブルコネク タとしている。 請求項6の考案は、前記同軸ケーブルコネクタにおいて、さらに一つの第2の Oリングを具え、該第2のOリングが溝付き本体部表面の第2の環状凹溝と該溝 付き本体部の引込み端間のO形の環状凹溝内に置かれたことを特徴とする、請求 項5に記載の同軸ケーブルコネクタとしている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の同軸ケーブルコネクタはナット、管軸、溝付き本体部、二つのOリン グ及び一つの圧接スリーブを包括する。該ナットは軸方向のガイド孔を具え、該 ガイド孔がネジ山を具えた第1直径部と末端の第2直径部を具え、該第2直径部 が第1直径部より小さい。第1のOリングの外径は第1直径部の直径と同じで、 それはナットのガイド孔の内部に置かれ並びにガイド孔末端と隣接する。管軸は 細長の円柱形管体とされ、それは凸縁を具えた引込み端と一つの末端を具えてい る。この凸縁はナットのガイド孔前端のOリング内縁に位置し、管軸の末端外縁 に環状の逆フックが設けられている。
【0011】 該付き本体部は圧接スリーブと一緒に作動し、同軸ケーブルの外層と内導電層 の間に二つの径方向の圧接部分を形成する。第1の圧接部分は本体部と管軸の間 とされ、第2の圧接部は上述の圧接スリーブと管軸の逆フックの間とされる。該 溝付き本体部は一つの円柱体とされ、それは引込み端、末端及び全長を貫通する ガイド孔を具備する。この溝付き本体部のガイド孔内部が階段状に形成され、そ の引込み端の直径が末端の直径より小さい。また溝付き本体部のガイド孔末端の 内壁に複数の溝と複数の突出する歯が設けられている。この溝付き本体部の引込 み端が管軸の肩部と嵌合し、この管軸の肩部がナット末端に位置する。管軸の末 端は溝付き本体部の末端より延伸され突出し、且つ該管軸の末端に比較的低い突 出すある逆フックが設けられている。
【0012】 以上のように、該管軸はその引込み端の凸縁と隣接する肩部を具えている。溝 付き本体部のガイド孔内の階段部と管軸の肩部が緊密に組み合わされる時、この 溝付き本体部の管軸とナットに対する回転が防止される。この溝付き本体部と管 軸の肩部が緊密に組み合わされた後、該ナット、第1のOリング、管軸及び溝付 き本体部が相互に結合されて必要構造を具えた組合せ体を形成する。この溝付き 本体部の表面に三つの環状凹溝と一つの突出部が設けられている。まず、最前端 の第1の凹溝に第2のOリングが置き入れられる。突出部第1の環状凹溝の後ろ にあり第2の環状凹溝と第3の環状凹溝の間にある。最末端の第3の環状凹溝が 圧接スリーブと結合される。
【0013】 圧接スリーブは円柱体とされ、それは一つの引込み端、一つの末端及び全長を 貫通する貫通孔を具え、圧接スリーブの内部の貫通孔は三段の階段状を呈し、そ の引込み端の直径が最大で、末端の直径が最小である。この圧接スリーブ内部の 貫通孔の引込み端に内壁面より突出する突出環状部が設けられている。該圧接ス リーブの引込み端が前方に、溝付き本体部の末端に押し込まれる時、該圧接スリ ーブの貫通孔内の突出環状部が溝付き本体部の第3の環状凹溝内に係合して相互 に結合し、並びに圧縮可能な同軸ケーブルコネクタの組合せを形成する。
【0014】 同軸ケーブルの末端が圧接スリーブの内部の貫通孔の末端に挿入され並びに前 向きに溝付き本体部内部に押し込まれる時、該管軸の末端はその逆フック上の同 軸ケーブル外層及び内導電網層を管軸と溝付き本体部の間の環状区域内に圧入す る。溝付き本体部を被覆する圧接スリーブが前進する時、同軸ケーブル外層の二 つの区域にあって同時に圧接動作が進行される。即ち、(a)圧接スリーブと管 軸逆フックの間、及び、(b)管軸と溝付き本体部の貫通孔内の歯との間、であ る。圧接スリーブが継続して前進し圧接スリーブのガイド孔内の突出環状部が溝 付き本体部の表面中間の第2の環状凹溝内に係合し停止する。同軸ケーブルの外 層と内導電網層が径方向に管軸の逆フック上と、溝付き本体部の歯の下に圧接さ れることによりしっかりとした2か所の圧接構造が提供される。
【0015】
【実施例】
図1には同軸ケーブル10の処理後の末端が示されている。同軸ケーブル10 とコネクタ20を接合する前に、同軸ケーブル10のコネクタと接合する末端を 先に処理する必要がある。操作者は切削工具(図示せず)を使用して同軸ケーブ ル10の末端を切開し、図1に示されるように、その中心導体11、絶縁心軸1 2と導電網層13の一部を露出させる。同軸ケーブル10の各露出部分の長さは 工業標準規定による。続いて導電網層13の露出部分を後ろ向きに折り返して同 軸ケーブル10の保護外層14を被覆させる。これは図2に示されるとおりであ る。同軸ケーブル10の導電網層13の内側にさらに一層或いは数層の導電銅箔 81が設けられる。これは図8に示されるとおりである。導電網層13の厚さは 製造者により改変可能であり、操作者は各種の異なる力で圧接前にコネクタ内に 挿入する同軸ケーブル末端の位置を修正できる。
【0016】 本考案の同軸ケーブルコネクタの断面は図3に示されるとおりである。コネク タ20は円柱形を呈し、それは一つの引込み端15、一つの末端16及び全長を 貫通する中空部17を具えている。ナット22がコネクタ20の引込み端15を 形成し、圧接スリーブ23がコネクタ20の末端を形成する。管軸36の引込み 端に一つの凸縁40が設けられ且つその末端表面に一つの逆フック38が設けら れている。溝付き本体部21は、その引込み端が緊密に管軸36の肩部35に圧 接される。圧接スリーブ23の貫通孔内に一つの突出環状部33があり(図4及 び図6参照)、それは溝付き本体部21の表面の一つの環状凹溝48内に係合す る(図5参照)。該同軸ケーブル10の露出した導電網層13及び後方に折り返 された導電網層13により被覆された保護外層14は管軸と溝付き本体部及び圧 接スリーブの間に形成された環状空間内に圧迫される。このコネクタは二か所で の圧接により同軸ケーブルと緊密に圧接される。これにより中心導体11が正確 に雌型コネクタ(図示せず)と接合される。第1の圧接部分は溝付き本体部末端 内面の歯と管軸の間で、第2の圧接部分は圧接スリーブと管軸の逆フックの間と される。この二つの圧接構造により同軸ケーブルとコネクタが緊密に圧接されて 、管軸の逆フックの高さ寸法を減少させ、ただ管軸末端及びその上の逆フックの 軸方向長さを増加し、及び圧接スリーブ23末端16の溝付き本体部21末端に 対する被覆長さを増加すれば達成できる。二つのOリング41、42が湿気のナ ットと管軸の間から、及び溝付き本体部と圧接スリーブの間からの侵入を防止す る。
【0017】 図3は圧接前の同軸ケーブルコネクタ20の断面図であり、図4は同軸ケーブ ルコネクタ20に同軸ケーブルを挿入する前の断面図である。このコネクタ20 は円柱形とされ、一つの引込み端15、一つのまったんん16及び全長を貫通す る中空部17を具えている。該ナット22の末端開口部分の直径は管軸36の第 一の肩部71が通過可能に設けられる。第1のOリング41は管軸36の引込み 端の凸縁40とナット22末端の間に置かれて湿気の侵入を防止する。溝付き本 体部21の末端は第2の肩部72に緊密に圧接される。圧接スリーブ23内部の ガイド孔の引込み端に突出環状部33が設けられ、それは溝付き本体部21の末 端表面の環状凹溝34内に係合する。該突出環状部33と環状凹溝34の係合は 圧接スリーブ23の溝付き本体部21に対しての継続しての前進を可能とするが 、後方への引き戻しは行えない。
【0018】 該コネクタ20の溝付き本体部21は図5の縦断面図及び図7、8の斜視図に 示される。上述したように、溝付き本体部21内部のガイド孔17の引込み端5 0の直径は管軸36の第2の肩部72と緊密に組み合わされ、ナット、管軸及び 溝付き本体部が結合され組合せ体が形成される。溝付き本体部21の外表面に第 1の環状凹溝34、第2の環状凹溝48、及び中間に位置する固定凸環47が設 けられている。また溝付き本体部21内部のガイド孔17の末端の孔壁に少なく とも1条の歯43が設けられている。溝付き本体部21に複数の溝が設けられ、 そのうち二つの溝61a、61bは図7中に詳細に示されている。該溝は環状凹 溝48より延伸されて溝付き本体部21の末端に至る。径方向の圧接力が加えら れる時、該溝61a、61bが実質的に本体部末端の直径を減少する。これによ り、溝付き本体部21末端の溝の設計によりその直径を製造時に溝を設けない場 合より大きくすることができる。この溝付き本体部21内部のガイド孔の末端が もし比較的大きい直径を有すると、一定寸法範囲内の各種同軸ケーブルの挿入が 容易となる。第2のOリング42(図4及び図8参照)が溝付き本体部21末端 の凹溝45内に置き入れられる。
【0019】 圧接スリーブ23は円柱形体とされ、その内部に全長を貫通する貫通孔17が 設けられ、該貫通孔17内部に階段状の直径が形成され、これは図6中の符合3 1及び32に示されるとおりである。この圧接スリーブ23内部の貫通孔17の 引込み端52に接近する内壁に一つの突出環状部33が設けられている。圧接ス リーブ23の引込み端52が挿入され並びに溝付き本体部21の末端51に押さ れて至るとき、該溝付き本体部21末端の溝61a、61bが弾性を有する本体 部末端を圧接スリーブ23内の階段部32の圧接により内縮させる。圧接スリー ブ23が溝付き本体部21にあって継続して押し進められ、その突出環状部33 が溝付き本体部21の末端の第2の環状凹溝34内に至ると停止する。該突出環 状部33と第2の環状凹溝34の係合により圧接スリーブ23の溝付き本体部2 1においての後方への滑動が防止されるが、しかし十分な力を加えられると(例 えば圧接工具の使用により)、圧接スリーブが溝付き本体部にあって前方に移動 させられる。
【0020】 コネクタを同軸ケーブル10に固定するため、同軸ケーブルの処理後の末端( 図2参照)をコネクタの末端16に挿入し、並びに同軸ケーブルの中心導体11 をコネクタの引込み端より突出させる。該コネクタの圧接スリーブは適合する圧 接工具を使用して継続して押し動かされ溝付き本体部を被覆する。圧接スリーブ が押し動かされる時、その貫通孔内部の階段部32、31が同軸ケーブルの外層 と導電網層に対して2か所で圧接される。即ち、(a)圧接スリーブと管軸逆フ ックの間、及び、(b)管軸と溝付き本体部の貫通孔内の歯との間、である。圧 接作業は圧接スリーブの突出環状部33が溝付き本体部21の第2の環状凹溝4 8内に嵌入して終わる。該圧接スリーブの移動時に、該溝付き本体部の外表面の 突出部47に圧力が加えられて、該溝付き本体部のガイド孔内の歯43が内向き に同軸ケーブルの外保護層と導電網層を圧迫して強固な結合を形成し、こうして 管軸の逆フック部分の付着力を補充し、さらにコネクタと同軸ケーブル間の結合 を強化している。
【0021】 図8は本考案の同軸ケーブルコネクタの各部品と同軸ケーブル処理後の末端の 噛み合わせを示す立体断面図である。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、湿気の侵入を防止でき、僅かな力で同軸ケーブル末端をコネクタ内 に圧入でき、しっかりと各種の異なる厚さの同軸ケーブル外層に圧接できる同軸 ケーブルコネクタを提供しており、実用性、新規性、進歩性及び産業上の利用価 値を有している。なお本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれ も本考案の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の同軸ケーブル末端処理後の平面図であ
る。
【図2】図1の同軸ケーブルの内導電網層を後ろ向きに
折り返して一部の外保護層を被覆させた状態の平面図で
ある。
【図3】本考案の同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブル
に装着した圧接前の状態を示す断面図である。
【図4】図3の同軸ケーブルコネクタの同軸ケーブルへ
の装着前の断面図である。
【図5】図3と図4中の同軸ケーブルコネクタの溝付き
本体部の縦断面図である。
【図6】図3と図4中の圧接スリーブの縦断面図であ
る。
【図7】図5の溝付き本体部の、引込み端よりみた斜視
図であり、固定凸環と複数の凹溝を具えている。
【図8】本考案の同軸ケーブルコネクタの構成要件と同
軸ケーブルの末端を結合させた状態の断面図である。
【符号の説明】
10 同軸ケーブル 11 中心導体 12 絶縁心軸 13 導電網層 14 保護外層 20 コネクタ 21 溝付き本体部 23 圧接スリーブ 36 管軸 38 逆フック 41、42 Oリング 47 固定凸環 48 環状凹溝 61a、61b 溝 71 第1肩部 81 導電銅箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 マイケル ホランド アメリカ合衆国 カリフォルニア州 93003 ベンチュラ トランスポートスト リート 4219

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体、該中心導体の外周を被覆する
    絶縁層、該絶縁層の外周を被覆する導電接地網層、及び
    該導電接地網層の外周を被覆する外保護層を具えた同軸
    ケーブルを一端のプラグに連接するのに用いられる同軸
    ケーブルコネクタにおいて、 該コネクタが、コネクタ組合せ体を具え、該コネクタ組
    合せ体が、中空部を具えたナットと、内部にガイド孔を
    具えた管軸とを包括し、該管軸のナットの中空部内の引
    込み端に凸縁が設けられて係止され、該管軸の末端がナ
    ットの末端より伸出し、該管軸の表面のナット末端に近
    い部分に一つの肩部が設けられ、管軸末端表面に一つの
    逆フックが設けられ、該コネクタ組合せ体が別に一つの
    溝付き本体部を具え、該溝付き本体部が円柱形体とされ
    一つの引込み端、一つの末端及び全長を貫通する一つの
    ガイド孔を具え、該溝付き本体部の表面に二つの環状凹
    溝が設けられ、該溝付き本体部の末端に複数の溝が設け
    られ、一つの第1のOリングが該管軸の凸縁とナット末
    端の間に取り付けられ、 一つの圧接スリーブが該コネクタ組合せ体の溝付き本体
    部に接合され、該圧接スリーブが一つの円柱形体とさ
    れ、それが一つの引込み端、一つの末端及び全長を貫通
    する一つの貫通孔を具え、該貫通孔の引込み端近くに一
    つの突出環状部が設けられ、該突出環状部が前述の溝付
    き本体部表面の第1の環状凹溝内に係止されて、圧接ス
    リーブがコネクタに接合されて取り出し不能とされたこ
    とを特徴とする、同軸ケーブルコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記圧接スリーブの貫通孔内に第1の階
    段部と第2の階段部が形成されたことを特徴とする、請
    求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記溝付き本体部のガイド孔の末端近く
    の孔壁に少なくとも1条或いは数条の歯が設けられ、溝
    付き本体部の表面の環状凹溝内側に突出環状部が設けら
    れたことを特徴とする、請求項1に記載の同軸ケーブル
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記溝付き本体部のガイド孔の末端近く
    の孔壁に少なくとも1条或いは数条の歯が設けられ、溝
    付き本体部の表面の環状凹溝内側に突出環状部が設けら
    れたことを特徴とする、請求項2に記載の同軸ケーブル
    コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記溝付き本体部の表面の突出環状部と
    溝付き本体部の引込み端の間に一つの第2の環状凹溝が
    設けられ、圧接スリーブが溝付き本体部に向けて押し動
    かされる時に、該圧接スリーブの貫通孔内の突出環状部
    が該第2の環状凹溝内に係合することを特徴とする、請
    求項4に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記同軸ケーブルコネクタにおいて、さ
    らに一つの第2のOリングを具え、該第2のOリングが
    溝付き本体部表面の第2の環状凹溝と該溝付き本体部の
    引込み端間のO形の環状凹溝内に置かれたことを特徴と
    する、請求項5に記載の同軸ケーブルコネクタ。
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