JP5822886B2 - 汚泥掻き寄せ機のスプロケット及び汚泥掻き寄せ機 - Google Patents
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Description
また、一般的には汚泥掻き寄せ機のスプロケットは、高所に設置されていることが多く、より作業性の悪いものであった。
従って、高所作業であっても手間が少なく簡単に交換作業が可能となる。
従って、長期に亘って安定して汚泥掻き寄せ機を使用できる。
従って、軸部材が側板から脱落するのを、簡単な構造で防止でき、抜け止め部材は一括抜け止め部材としての機能を発揮できる。
図1は、汚水処理設備における沈澱池Aの縦断面を示し、汚泥掻き寄せ機BとスカムスキマCとが設置され、汚泥掻き寄せ機Bには、本発明による無端チェーン2の駆動構造が設けられている。
ませてノッチ14に軸部材30を係合させた状態で、駆動装置5による駆動用スプロケット3の駆動回転で、左右一対のノッチチェーン2を駆動回動させて、各汚泥掻き寄せ具1を、駆動用スプロケット3,第1従動用スプロケット4a,第2従動用スプロケット4b,第3従動用スプロケット4cの順に経由するように循環移動させ、駆動用スプロケット3側から第1従動用スプロケット4a側に向けた移動で、沈澱池Aの水面WL近くに浮いているスカムをスカムスキマC側に掻き寄せ、第2従動用スプロケット4b側から第3従動用スプロケット4c側に向けた移動で、沈澱池Aの底面6近くに沈澱している汚泥を沈澱池Aの底部に設けてある排出溝15に掻き寄せることができるように構成してある。
前記側板9には、切欠き部Dを通しての軸部材30の抜け出しを阻止するプレートPから成る抜け止め部材18を、側板9にボルト19、ナット20を介して着脱可能に取り付けてある。
切欠き部Dと切欠き溝Eとの切欠き方向を異ならせ、切欠き部D及び切欠き溝Eに対する軸部材30の相対的抜け出し方向を異ならせることにより、軸部材30が切欠き部Dから抜け出そうとしても、その抜け出し方向に障害物としての切欠き溝Eの内面に阻まれて、軸部材30の抜け出しが確実に阻止され、軸部材30が外れにくくなるように構成してある。
取り付け部17に繋がって一連一体型に形成された切欠き部Dは、図5〜図9に示すように、側板9の横軸心Xを通る法線上に沿った放射状にU字状の切欠きを形成し、開口部が径方向の外側を向けられている。
つまり、切欠き部D夫々の切欠き方向を、側板9の横軸心Xから放射状に形成してあるために、各切欠き部Dを通して取り付けてある軸部材30は、側板9から取り外す際には夫々異なった方向に抜け出す。そこで、側板9に取付けた複数の軸部材30夫々を係止する係止部を抜け止め部材18に設けてあることによって、複数の軸部材30が不測に緩んで切欠き部から抜け出そうとしても、各軸部材30を係止している抜け止め部材18の係止部が、夫々異なった方向に引っ張られ、複数の軸部材30の抜け出しを互いに阻止する。
これは、初期段階で第1切欠き部D1に軸部材30を取り付けて第1円周S1上に配置し(図2、図10)、無端チェーン2を第1円周S1上の軸部材30に巻きかけて使用し、使用に伴って無端チェーン2が伸びてくると、軸部材30を第2切欠き部D2に移し変えて第2円周S2上に配置することで(図2、図11)、隣接する軸部材30間の離間距離L1からL2に変更して無端チェーン2の弛みをなくせるようにしてある。また、第1切欠き部D1と第2切欠き部D2に対応して、前記切欠き溝Eも、夫々異なった円周上に溝の底部を配置した第1切欠き溝E1と第2切欠き溝E2とを設けてある。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 前記側板9に形成した切欠き部Dは、U字状の切欠き形状に代えて、図12、図13に示すように、折れ曲がったカギ形に形成してあっても良い。
〈3〉 前記側板9に放射状に形成した切欠き部Dに対し、軸部材30を複数同時に抜け止めして一括抜け止め部材となるようにするには、抜け止め部材18に設ける切欠き溝Eに代えて、軸部材30を取付できる孔であってもよく、それらを係止部と総称する。尚、この場合、抜け止め部材18は、必ずしも側板9にボルト19とナット20で取り付けてなくても良い。
〈4〉 前記抜け止め部材18をボルト19で側板9に取り付けてある場合、前記軸部材30を通す切欠き部Dは、その切欠き方向を側板9に放射状に形成するのに限らず、互いに平行であっても良い。
〈5〉 前記抜け止め部材18に設けた複数の切欠き溝Eは、側板9に形成する切欠き部Dとその切欠き方向を異ならせてあれば良いために、カギ形に形成してあるものに限らず、切欠き部Dの切欠き方向とは異なった直線状に形成してあっても良い。
〈6〉 前記プレートPには、図12に示すように、切欠き溝Eを設けることなく、夫々の軸部材30の切欠き部Dからの抜け出しを阻止する当て付け部24を形成してあっても良い。
〈7〉 前記抜け止め部材18は、複数の軸部材30を同時に抜け止め阻止するもの以外に、図13に示すように、各軸部材30に個別に抜け止めする阻止板部材25をボルト19で側板9に固定してあっても良い。
〈8〉 プレートPを側板9に固定するボルト19は、軸部材30よりも短く、ボルト19を側板9に固定するのに、切欠き部D及び切欠き溝Eを兼用使用する以外に、図12や図13に示すように、専用の挿通孔を側板9とプレートPとの夫々に、設けても良い。
2 無端チェーン
3 スプロケット
9 側板
12 リンクプレート
13 側縁部
14 ノッチ
D 切欠き部
18 抜け止め部材
E 切欠き溝(係止部)
30 軸部材
Claims (5)
- 一対の側板夫々に周方向に間隔を隔てた複数箇所で、前記側板の周縁部に切欠き部を設け、一対の側板間に亘る無端チェーン係合用の軸部材を、前記切欠き部を通して前記側板の面に着脱自在に取り付けてあり、前記切欠き部の開口に位置することで切欠き部からの前記軸部材の抜け出しを阻止する抜け止め部材を設けてあり、
前記抜け止め部材には、前記軸部材を係止すると共に前記側板の面に沿って移動させることにより前記軸部材との係止状態を解除する切欠き溝を、前記側板の周方向に沿った横長溝部と、前記側板の回転中心側に切り欠いた開放溝部とが繋がったカギ形に形成してある汚泥掻き寄せ機のスプロケット。 - 前記切欠き部夫々の切欠き方向を、前記側板の回転中心から放射状に形成してある請求項1に記載の汚泥掻き寄せ機のスプロケット。
- 前記抜け止め部材は、ボルトを介して前記側板に着脱自在に取り付けてある請求項1又は2に記載の汚泥掻き寄せ機のスプロケット。
- 前記側板が、切欠き深さがそれぞれ異なる第1切欠き部及び第2切欠き部を備え、
前記抜け止め部材が、前記第1切欠き部及び前記第2切欠き部のそれぞれに対応するように、夫々異なった円周上に溝の底部を配置した第1切欠き溝及び第2切欠き溝を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚泥掻き寄せ機のスプロケット。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の汚泥掻き寄せ機のスプロケットを設け、汚泥掻き寄せ具を回動方向に間隔を隔てて取り付けてある無端チェーンを前記スプロケットに係合させた状態で前記スプロケットを回転させて、前記無端チェーンを駆動回動させるように構成してある汚泥掻き寄せ機。
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JP2013181608A JP5822886B2 (ja) | 2013-09-02 | 2013-09-02 | 汚泥掻き寄せ機のスプロケット及び汚泥掻き寄せ機 |
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