JP5822866B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の進行方向を撮像した画像を処理する画像処理装置に関する。
従来、車両の前方の撮像画像から、この車両が走行している道路における左右の区分線及び道路鋲等のレーンマークを抽出する画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−309605号公報
特許文献1に記載された画像処理装置では、撮像画像のうちレーンマークの画像部分が存在する可能性が低い領域に対してもレーンマークを抽出するための画像処理が行われる。このため、撮像画像からレーンマークの画像部分を抽出するための演算負荷が大きい。
演算負荷が大きいという問題は、撮像画像からレーンマークの画像部分を抽出するときのみならず、撮像画像からレーンマーク以外の所定の対象物(例えば、車両又は人)の画像部分を抽出するときに、該所定の対象物が撮像されていない領域に対して画像処理が行われた場合にも生じる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、撮像画像から所定の対象物の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されて該車両の進行方向を撮像する第1カメラと、前記車両の前記第1カメラよりも下部に配置され、該車両の進行方向の前記第1カメラの撮像範囲と重複する撮像範囲を有する第2カメラと、前記第1カメラによる第1撮像画像、及び前記第2カメラによる第2撮像画像が入力される抽出部と
を備えた画像処理装置であって、前記抽出部は、前記第2カメラが配置されている高さに対応する前記第2撮像画像上の位置である第2位置を検知する第2検知部と、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像と前記第2位置とに基づいて、前記第2カメラが配置されている高さに対応する前記第1撮像画像上の位置である第1位置を検知する第1検知部と、前記第1撮像画像と前記第1位置とに基づいて、前記第1撮像画像において、所定の対象物を抽出する対象である抽出対象領域を決定する決定部と、前記抽出対象領域から、前記所定の対象物を抽出する対象抽出部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1検知部が、第1撮像画像と第2撮像画像と第2検知部によって検知された第2位置とに基づいて、第1撮像画像内における第1位置を検知する。そして、決定部が、第1撮像画像と第1位置とに基づいて、第1撮像画像において、所定の対象物を抽出する抽出対象領域を決定する。ここで、第1位置は、第2カメラが搭載された高さに対応する位置である。そのため、第1位置を境に対象物の高さと車両からの距離により、対象物が存在する可能性が高い領域を、第1撮像画像の全体の領域から絞り込んで抽出対象領域に決定することができる。
そして、このようにして決定した抽出対象領域に対して抽出を行うことで、対象物が存在する可能性が低い領域についても抽出を行う場合よりも、第1撮像画像(撮像画像)から所定の対象物の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
本発明において、前記所定の対象物は、道路上のレーンマークであり、前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以下である領域内で前記抽出対象領域を決定することが好ましい。
第2カメラは、第1カメラよりも下部であるが、少なくとも車両が走行する道路よりも上の位置に配置される。このため、第1撮像画像内のうち垂直方向の位置が第2カメラが配置されている高さに対応する位置(第1位置)より上の領域(以下、「第1上部領域」という)に、レーンマークの画像部分が含まれる可能性は低い。
そこで、決定部は、第1撮像画像のうち垂直方向の位置が第1位置以下である領域(以下、「第1下部領域」という)を抽出対象領域として決定する。そして、抽出部は、第1撮像画像からレーンマークの画像部分が含まれる可能性が低い第1上部領域を除いて、第1下部領域に対してレーンマークを抽出する画像処理を行う。従って、第1撮像画像(撮像画像)から所定の対象物(レーンマーク)の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
本発明において、前記所定の対象物は、前記車両の進行方向に存在する立体物であり、前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以上である領域内で前記抽出対象領域を決定することが好ましい。
車両の進行方向に存在する立体物はある程度の高さがあるので、第1撮像画像における当該立体物の画像部分は、第1撮像画像のうち垂直方向の位置が第1位置以上である領域(以下、「第2上部領域」という)に存在する可能性が高い。そこで、決定部は、第2上部領域を抽出対象領域として決定する。そして、抽出部は、第1撮像画像から立体物の画像部分が含まれる可能性が低い、第1位置よりも下の領域(以下、「第2下部領域」という)を除いて、第2上部領域に対して立体物を抽出する画像処理を行う。従って、第1撮像画像(撮像画像)から所定の対象物(車両の進行方向に存在する立体物)の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
本発明において、前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以上である領域と、前記第1位置以上である領域から前記第1位置より下である領域に連続している画像部分のうちの前記第1位置より下の部分とからなる領域内で、前記抽出対象領域を決定することが好ましい。第1撮像画像における当該立体物の画像部分は、第2上部領域から第2下部領域に連続して存在することが多い。従って、決定部が、第2上部領域に加え第2上部領域から第2下部領域に連続している画像部分を含めて抽出対象領域を決定することで、抽出部が、より適切に立体物の画像部分を抽出できる。
本発明において、前記第2検知部は、前記第2撮像画像内における無限遠点を、当該第2撮像画像内における前記第2カメラが配置されている高さに対応する位置として検知することができる。
本発明において、前記第1検知部は、同一の対象物の画像部分を、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とから抽出することで、前記第2位置に対応する前記第1撮像画像内における位置を前記第1位置として検知することが好ましい。この構成によれば、第1検知部は、第1撮像画像と第2撮像画像とに共通する画像部分を検知する。これにより、第2撮像画像の各画素の位置に対応する第1撮像画像における位置の関係が分かる。従って、第1検知部は、第2撮像画像の第2位置に対応する第1撮像画像内における位置を第1位置として検知できる。
本実施形態の画像処理装置を備える車両の説明図。 画像処理装置の構成図。 (a)は第1カメラで撮像した画像を示す図、(b)は第2カメラで撮像した画像を示す図、(c)は変換部が(b)の画像を変換したときの画像を示す図。 画像処理装置による画像処理の概略を示すフローチャート。 図4のステップST1の詳細を示すフローチャート。 レーンマークを抽出する場合の、図4のステップST2の詳細を示すフローチャート。 立体物を抽出する場合の、図4のステップST2の詳細を示すフローチャート。 (a)は第1領域を示す図、(b)は第2領域を示す図。
以下、本発明の画像処理装置の実施形態について説明する。図1を参照して、本実施形態の画像処理装置1は、車両Cに搭載して使用される。
画像処理装置1は、画像抽出装置10(本発明における「抽出部」に相当する)と、第1カメラ20と、第2カメラ30とを備える。
第1カメラ20は、車両Cの前方をフロントウィンドウ越しに撮像するように、光軸を車両Cの前後方向に合わせて車内に取り付けられている。第1カメラ20は、その撮像のためのレンズが所謂標準レンズで構成されており,該レンズの光軸方向(車両Cの前方向)を比較的遠方まで撮像可能である。
なお、カメラ20の取付部を原点として、車両Cの左右方向(車幅方向)をX軸、上下方向(鉛直方向)をY軸、前後方向(進行方向)をZ軸とした実空間座標系が定義されている。
また、第2カメラ30は、車両Cの第1カメラ20よりも下部(フロントバンパー付近)に配置され、光軸を車両Cの前後方向に合わせて配置されている。また、第2カメラ30は、その撮像範囲の少なくとも一部が第1カメラ20の撮像範囲と重複するように設置されている。第2カメラ30は、その撮像のためのレンズが所謂魚眼レンズで構成されており、第1カメラ20よりも広い画角で車両Cの周辺近傍を撮像可能である。
以下、第1カメラ20で撮像された画像を第1画像I1(本発明における「第1撮像画像」に相当する)といい(図3(a)参照)、第2カメラ30で撮像された画像を第2原画像I2’(本発明における「第2撮像画像」に相当する)という(図3(b)参照)。
図2を参照して、画像抽出装置10は、CPU及びメモリ等により構成された電子ユニットであり、第1カメラ20及び第2カメラ30の映像信号が入力される。また、画像抽出装置10は、メモリに保持された車両Cの制御用プログラムをCPUで実行することによって、第1検知部11、変換部12、第2検知部13、決定部14、及び対象抽出部15として機能する。
第1画像I1は標準レンズによって撮像された画像であり、第2原画像I2’は魚眼レンズによって撮像された画像であるので、第1画像I1の画角と第2原画像I2’の画角とは異なっている。また、第1カメラ20及び第2カメラ30は、車両Cに取り付けられた高さが異なる。そのため、各画素に対応する実空間位置が、第1画像I1と第2原画像I2’との間で相違する。そこで、変換部12は、各画像I1,I2’の同一位置(水平方向x及び垂直方向yで表される座標が同一である位置)の画素に対応する実空間の左右方向Xの位置を整合させる処理を行う。
詳細には、変換部12は、第2原画像I2’を第1カメラ20の画角と同一の画角による画像に変換して新たな画像(以下、「第2画像」という。(図3(c)参照))I2を得る(図5のステップST11に相当)。これにより、各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置が第1画像I1に整合した第2画像I2が得られる。なお、第2画像I2は、第2原画像I2’に基づいて得られた画像であるので、第2画像I2に基づいて処理することは、第2原画像I2’に基づいて処理することである。
なお、本実施形態においては、変換部12は、第2原画像I2’の各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置を第1画像I1に整合させたが、変換部12の他の態様として、第2原画像I2’に対しては当該処理を行わずに、第1画像I1の各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置を第2原画像I2’に整合させる処理を行う態様も取り得る。更に、変換部12の他の態様としては、第1画像I1及び第2画像I2の各々に対して、各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置を、予め設定した実空間の左右方向Xの位置に整合させる処理を行う態様も取り得る。また、第1カメラ20及び第2カメラ30のレンズの画角が同一(撮像範囲が同一)であり、配置された高さが異なっているだけであるならば、各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置が整合しているので、上記のような第1画像I1と第2原画像I2’間の整合処理は不要である。
次に、第2検知部13は、第2カメラ30が配置されている高さに対応する第2画像I2上の位置である第2位置P2を検知する(図5のステップST12に相当)。
第1検知部11は、第1画像I1と第2画像I2と第2位置P2とに基づいて、第2カメラ30が配置されている高さに対応する第1画像I1上の位置である第1位置P1を検知する(図5のステップST14に相当)。
決定部14は、第1画像I1と第1位置P1とに基づいて、第1画像I1において、所定の対象物T(本実施形態においては、レーンマークT1及び立体物T2である(図3参照))を抽出する対象である抽出対象領域Aを決定する(対象物TがレーンマークT1の場合には図6のステップST21に相当し、対象物Tが立体物T2の場合には図7のステップST31に相当する)。
そして、対象抽出部15は、抽出対象領域Aから対象物T(レーンマークT1及び立体物T2)を抽出する(対象物TがレーンマークT1の場合には図6のステップST22に相当し、対象物Tが立体物T2の場合には図7のステップST32に相当する)。
ここで、第1位置P1は、第2カメラ30が搭載された高さに対応する位置である。そのため、第1位置P1を境に対象物Tの高さと車両からの距離により、対象物Tが存在する可能性が高い領域を、第1画像I1の全体の領域から絞り込んで抽出対象領域Aに決定することができる。
そして、対象抽出部15は、このように決定された抽出対象領域Aに対して抽出を行うことで、対象物Tが存在する可能性が低い領域についても抽出を行う場合よりも、撮像画像(第1画像I1)から対象物Tの画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
以下、図4〜図8を参照して、画像抽出装置10が実行する処理(図4〜図7)について説明する。画像抽出装置10は、所定の制御周期(例えば、10 msec)毎に図4のフローチャートによる処理を実行して、第1画像I1から対象物Tを抽出している。
画像抽出装置10は、図4の最初のステップST1では、前処理として、第1画像I1における第1位置P1を検知する処理を行う(図5参照)。画像抽出装置10は、続いてステップST2に進み、第1位置P1と第1画像I1とに基づいて対象物Tの抽出処理を行う。
なお、本実施形態においては、対象物Tは、車両Cが走行している道路における左右の区分線及び道路鋲等のレーンマークT1と、車両Cの進行方向に存在する立体物T2との両方である。すなわち、画像抽出装置10は、第1画像I1から、レーンマークT1と立体物T2との両方を抽出する。
このため、図4では明記されていないが、画像抽出装置10は、ステップST2において、第1画像I1からレーンマークT1を抽出する処理(図6参照)と、第1画像I1から立体物T2を抽出する処理(図7参照)とを並列に処理している。なお、これらの処理としては、並列に処理される態様ではなく、直列に処理される態様も取り得る。
次に、図4のステップST1の詳細について、図5を参照して説明する。
画像抽出装置10は、まず最初のステップST11で、第2原画像I2’(魚眼レンズによって撮像された画像。図3(b)参照)を、第1カメラ20の撮像レンズと同じ標準レンズの画角による撮像画像に変換して画像I2''を得る(図3(c)参照)。
また、本実施形態においては、第2カメラ30の撮像レンズは魚眼レンズであるので、撮像レンズとして標準レンズを備える第1カメラ20の画角に比べて、第2カメラ30の画角は大きい。そこで、画像抽出装置10は、該変換された画像I2''の画角(すなわち、第2カメラ30の画角)を第1カメラ20の画角に合わせた画像(すなわち、第2画像)I2を抽出する(図3(c)参照)。
続いて、画像抽出装置10は、ステップST12に進み、第2カメラ30が配置されている高さに対応する第2画像I2上の位置である第2位置P2を検知する。本実施形態において、画像抽出装置10は、第2画像I2内における無限遠点Piを、第2画像I2内における第2カメラ30が配置されている高さに対応する位置として検知している。なお、画像抽出装置10の態様としては、第2画像I2内における無限遠点Piを第2位置P2として検知する態様だけではなく、他の位置を第2位置P2として検知する態様も取り得る。
続いて、画像抽出装置10は、ステップST13に進み、同一の対象物Tの画像部分を第1画像I1と第2画像I2とから抽出するマッチング処理を行う。詳細には、画像抽出装置10は、各画像I1,I2の垂直方向y(図3の上下方向)に、SSD(Sum of Squared Difference)又はSAD(Sum of Absolute Difference)を用いて、各画像I1,I2の画像間の類似度又は相違度を算出する。そして、該算出された類似度又は相違度によって、類似している度合が大きくなるように、各画像I1,I2間の垂直方向yのずらし量を決定する。
該決定された垂直方向yのずらし量により、画像I1,I2の各々において、実空間の鉛直方向Yにおける同一位置に対応する位置が取得される。
上述したステップST11で各画像I1,I2において各画素に対応する実空間の左右方向Xの位置が整合されているので、該マッチング処理によって上記ずらし量が決定されることにより、画像I1,I2の各々において、実空間の左右方向X及び鉛直方向Yにおける同一位置に対応する各画素の位置(水平方向x及び垂直方向yで表される座標)が分かる。
このため、画像抽出装置10は、ステップST13に続くステップST14において、第2位置P2に対応する第1画像I1内における位置を第1位置P1として検知している。
以上が、図4のステップST1の詳細である。
次に、第1画像I1からレーンマークT1を抽出する場合における図4のステップST2の詳細について図6を参照して説明する。
画像抽出装置10は、まず最初のステップST21で、第1画像I1において、その垂直方向yの位置が第1位置P1以下である領域(以下、「第1下部領域」という)内で抽出対象領域Aを決定する。以降の説明では、第1画像I1からレーンマークT1を抽出する場合における抽出対象領域Aを「第1領域A1」という。
本実施形態では、画像抽出装置10は、第1画像I1において、第1下部領域全てを第1領域A1として決定する(図8(a)参照)。なお、画像抽出装置10の態様としては、第1画像I1において、第1下部領域の一部の領域を第1領域として決定するような態様も取り得る。
第2カメラ30は、第1カメラ20よりも下部であるが、少なくとも車両Cが走行する道路よりも上の位置に配置される。このため、第1画像I1内のうち垂直方向yの位置が第2カメラ30が配置されている高さに対応する第1位置P1より上の領域(以下、「第1上部領域」という)に、レーンマークT1の画像部分が含まれる可能性は低い。すなわち、上記のように決定された第1領域A1は、第1画像I1から、レーンマークT1の画像部分が含まれる可能性が低い領域が除外された領域である。
そして、画像抽出装置10は、続いて、ステップST22に進み、第1領域A1内からレーンマークT1を抽出する。例えば、画像抽出装置10は、輝度の変化等を検知してレーンマーク(区分線及び道路鋲等)のエッジ線を抽出することで、車両Cが走行している道路の左側及び右側の各々に配置されているレーンマークを抽出している。左側レーンマーク及び右側レーンマークの各々として検知する。
上述したように、第1領域A1は、レーンマークT1の画像部分が含まれる可能性が低い領域が、第1画像I1から除外された領域である。従って、第1領域A1からレーンマークT1の抽出を行うことで、レーンマークT1が存在する可能性が低い領域についても抽出を行う場合(すなわち、第1画像I1全体からレーンマークT1を抽出する場合等)よりも、第1画像I1からレーンマークT1の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
以上が、第1画像I1からレーンマークT1を抽出する場合における図4のステップST2の詳細である。
次に、第1画像I1から立体物T2を抽出する場合における図4のステップST2の詳細について図7を参照して説明する。
画像抽出装置10は、まず最初のステップST31で、第1画像I1において、その垂直方向yの位置が第1位置P1以上である領域(以下、「第2上部領域」という)内で抽出対象領域Aを決定する。以降の説明では、第1画像I1から立体物T2を抽出する場合における抽出対象領域Aを「第2領域A2」という。
本実施形態では、画像抽出装置10は、第1画像I1において、まず第2上部領域全てを第2領域A2として決定する(図8(b)参照)。
車両Cの進行方向に存在する立体物T2はある程度の高さがあるので、第1画像I1における当該立体物T2の画像部分は、第2上部領域に存在する可能性が高い。すなわち、上記のように決定された第2領域A2は、第1画像I1から立体物T2の画像部分が含まれる可能性が低い領域が除外された領域である。
更に、第2上部領域に加えて、第1画像I1において、第2上部領域から第1位置P1よりも下の領域(以下、「第2下部領域」という)に連続している画像部分のうちの第1位置P1よりも下の領域(以下、この領域を「連続領域」という)A2Uを第2領域A2として決定する。
第1画像I1における立体物T2の画像部分は、第2上部領域から第2下部領域に連続して存在することが多い。従って、画像抽出装置10は、第2上部領域に加え、第2上部領域から第2下部領域に連続している画像部分を含めて第2領域A2を決定することで、より適切に第2領域A2に立体物T2を含めることができる。
なお、画像抽出装置10の態様としては、第1画像I1において、第1位置P1よりも第2上部領域の一部の領域を第2領域として決定するような態様も取り得る。また、画像抽出装置10の態様としては、連続領域A2Uを第2領域とせずに、第2上部領域内のみで第2領域を決定する態様も取り得る。
画像抽出装置10は、続いて、ステップST32に進み、第2領域A2内から立体物T2を抽出する。詳細には、画像抽出装置10は、第2領域A2から抽出された画像部分に対して車両又は歩行者等のような特徴を有するか否かを判定することで、所定種別(車両又は歩行者等)の立体物を抽出する。
上述したように、第2領域A2は、立体物T2の画像部分が含まれる可能性が低い領域が、第1画像I1から除外された領域である。従って、第2領域A2から立体物T2の抽出を行うことで、立体物T2が存在する可能性が低い領域についても抽出を行う場合(すなわち、第1画像I1全体から立体物T2を抽出する場合等)よりも、第1画像I1から立体物T2の画像部分を抽出するときの演算負荷を軽減できる。
以上が、第1画像I1から立体物T2を抽出する場合における図4のステップST2の詳細である。
なお、本実施形態では、対象物Tは、レーンマークT1及び立体物T2であったが、このいずれかのみであってもよいし、又はこれ以外のものが対象物であってもよい。
1…画像処理装置、C…車両、20…第1カメラ、30…第2カメラ、10…画像抽出装置(抽出部)、11…第1検知部、13…第2検知部、14…決定部、I1…第1画像(第1撮像画像)、I2’…第2原画像(第2撮像画像)、P1…第1位置、P2…第2位置、A1…第1領域(抽出対象領域)、A2…第2領域(抽出対象領域)、T…対象物(所定の対象物)、T1…レーンマーク(所定の対象物)、T2…立体物(所定の対象物)、y…垂直方向。

Claims (6)

  1. 車両に搭載されて該車両の進行方向を撮像する第1カメラと、
    前記車両の前記第1カメラよりも下部に配置され、該車両の進行方向の前記第1カメラの撮像範囲と重複する撮像範囲を有する第2カメラと、
    前記第1カメラによる第1撮像画像、及び前記第2カメラによる第2撮像画像が入力される抽出部と
    を備えた画像処理装置であって
    前記抽出部は、
    前記第2カメラが配置されている高さに対応する前記第2撮像画像上の位置である第2位置を検知する第2検知部と、
    前記第1撮像画像と前記第2撮像画像と前記第2位置とに基づいて、前記第2カメラが配置されている高さに対応する前記第1撮像画像上の位置である第1位置を検知する第1検知部と、
    前記第1撮像画像と前記第1位置とに基づいて、前記第1撮像画像において、所定の対象物を抽出する対象である抽出対象領域を決定する決定部と、
    前記抽出対象領域から、前記所定の対象物を抽出する対象抽出部
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記所定の対象物は、道路上のレーンマークであり、
    前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以下である領域内で前記抽出対象領域を決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記所定の対象物は、前記車両の進行方向に存在する立体物であり、
    前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以上である領域内で前記抽出対象領域を決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、前記決定部は、前記第1撮像画像のうち垂直方向の位置が前記第1位置以上である領域と、前記第1位置以上である領域から前記第1位置より下である領域に連続している画像部分のうちの前記第1位置より下の部分とからなる領域内で、前記抽出対象領域を決定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記第2検知部は、前記第2撮像画像内における無限遠点を、当該第2撮像画像内における前記第2カメラが配置されている高さに対応する位置として検知することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記第1検知部は、同一の対象物の画像部分を、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とから抽出することで、前記第2位置に対応する前記第1撮像画像内における位置を前記第1位置として検知することを特徴とする画像処理装置。
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