JP5821211B2 - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子オルガン、電子ピアノなどの電子楽器の鍵盤装置に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に示されているように、鍵に係合する係合部を有していて、鍵の揺動に連動して揺動するハンマーを備えた電子楽器の鍵盤装置は知られている。この鍵盤装置においては、低音部から高音部に向かうに従って、ハンマーの質量を徐々に小さくしている。
特開2011−17907号公報
上記のように、ハンマーの質量は、係合する鍵に割り当てられた音高ごとに異なる。しかし、音高が近接するハンマー同士の質量の差は僅かであり、それらの形状の差も僅かであるので、それぞれのハンマーを識別するのが困難であった。そのため、鍵盤装置の組み立て性及び検査効率が低下していた。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、互いに異なる複数の質量体を有する電子楽器の鍵盤装置の組み立て性及び検査効率を向上することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
前記目的を達成するため、本発明の特徴は、押離鍵操作されてそれぞれ揺動する複数の鍵(11w,11b)と、複数の鍵の揺動にそれぞれ連動して揺動する互いに異なる複数の質量体(16w,16b)と、複数の鍵及び複数の質量体を支持する支持部材(12)とを有する電子楽器の鍵盤装置において、質量体を識別するための識別子を、複数の質量体の上面であって、複数の質量体を支持部材に組み付けた状態で視認可能であり、かつ複数の鍵を支持部材に組み付けた状態で視認不可能である、複数の鍵の下方に位置する領域に設け、前記識別子に対応していて、それぞれの質量体の組み付け位置を表す標識を、支持部材の表面であって、複数の質量体を支持部材に組み付けた状態で視認可能であり、かつ支持部材を電子楽器に組み付けた状態で視認不可能である、電子楽器の本体内に位置する領域に設けたことにある。
この場合、複数の質量体は、複数の鍵の揺動にそれぞれ連動して揺動する複数のハンマーとするとよい
この場合、識別子として、序列概念のある文字又は記号を含む印を設けるとよい。また、識別子として、質量体ごとに色彩が異なる印を設けてもよい。また、識別子として、質量体ごとに寸法が異なる印を設けてもよい。また、識別子として、質量体ごとに向きが異なる印を設けてもよい。また、識別子として、質量体ごとに前記領域内の異なる位置に印を設けてもよい。また、識別子として、コード化されていて、所定の装置によって読み取り可能な印を設けてもよい。
上記のように構成した電子楽器の鍵盤装置によれば、質量体に設けられた識別子に対応する標識が設けられている位置に、その質量体を組み付ければよいので、鍵盤装置の組み立て性を向上させることができる。また、質量体に設けられた識別子及び支持部材に設けられた標識は、質量体を支持部材に組み付けた後においても視認可能なので、質量体の組み付け位置の検査効率を向上させることができる。さらに、前記検査の後、支持部材(すなわち、鍵盤装置)を電子楽器に組み付けた後には、前記識別子及び前記標識は外部から視認不可能なので、電子楽器の美観に影響を与えない。
本発明の第1実施形態に係る鍵盤装置の白鍵に関する構成を示す右側面図である。 本発明の第1実施形態に係る鍵盤装置の黒鍵に関する構成を示す右側面図である。 音高と質量体の質量との関係を示す特性曲線図である。 図1及び図2の白鍵用ハンマー及び黒鍵用ハンマーの平面図である。 図1及び図2の白鍵用ハンマー及び黒鍵用ハンマーの各部の位置関係を示す側面図である。 音高とハンマーの揺動中心回りの慣性モーメントとの関係を示す特性曲線図である。 音高と鍵タッチとの関係を示す特性曲線図である。 本発明の第2実施形態に係る鍵盤装置の白鍵に関する構成を示す右側面図である。 本発明の第2実施形態に係る鍵盤装置の黒鍵に関する構成を示す右側面図である。 音高と鍵の質量との関係を示す特性曲線図である。 本発明の第2実施形態に係る鍵盤装置の平面図である。 ハンマーの組み付け位置を表す標識を、基板に付した例を示す平面図である。 ハンマーの組み付け位置を表す標識を、鍵ガイドに付した例を示す平面図である。 ハンマーの組み付け位置を表す標識を、鍵の下限ストッパーに付した例を示す平面図である。 鍵を識別するための識別子として、ひらがなを50音順に1文字ずつ記した例を示す平面図である。 鍵を識別するための識別子として、鍵ごとに色彩の異なる印を付した例を示す平面図である。 鍵を識別するための識別子として、鍵ごとに寸法の異なる印を付した例を示す平面図である。 鍵を識別するための識別子として、鍵ごとに指し示す方向の異なる印を付した例を示す平面図である。 鍵を識別するための識別子として、鍵ごとに異なる位置に印を付した例を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。以下の説明では、演奏者に近い側を「前側」とし、演奏者から遠い側を「後側」とする。また、高音部側を「右側」とし、低音部側を「左側」とする。
この鍵盤装置は、図1及び図2に示すように、複数の白鍵11w及び複数の黒鍵11bを有している。白鍵11w及び黒鍵11bは、それぞれ合成樹脂によって長尺状に一体成型されている。白鍵11wは、黒鍵11bに比べて前後方向に長い。また、白鍵11wは、黒鍵11bに比べて、上下方向の幅が小さく、左右方向の幅が大きい。白鍵11w及び黒鍵11bは、前後方向に延設された薄肉の上壁及び上壁の左右端からそれぞれ下方へ延設された薄肉の側壁を有し、下方に開放した中空状に形成されている。また、白鍵11w及び黒鍵11bの側壁の後部には、それぞれ対向する貫通孔Kw及び貫通孔Kbが設けられている。そして、白鍵11w及び黒鍵11bは、鍵フレーム12の鍵支持部13により支持されている。
鍵フレーム12は、樹脂の一体成型により左右方向に延設されている。鍵フレーム12は、前後方向及び左右方向に延設された前板12a及び後板12bを有する。後板12bは、前板12aよりも前後方向の幅が狭い。上記の鍵支持部13は、後板12bの上面から上方へ突出するように形成されている。鍵支持部13は、それぞれ対向する2枚の板状に形成されていて、内側に対向する突出部13aを備えている。前記突出部13aは、貫通孔Kw及び貫通孔Kbに嵌合している。これにより、白鍵11w及び黒鍵11bは、突出部13a回りに回転可能に支持され、前端部が上下方向に揺動可能となっている。前板12a及び後板12bには、下方に延設された複数のリブ12dの上端部が一体的に接続されている。リブ12dは、左右方向に薄肉で前後方向に延設されており、左右方向に所定の間隔をおいて設けられている。また、リブ12dは、前板12aの前端よりも前方へ張り出している。この張り出した部分に、後述のレール部17、レール部19及びレール部21が設けられる。また、後板12bの後端から下方へ垂直壁12eが延設されており、垂直壁12eの下端から後方へ水平板12fが延設されている。
また、白鍵11wの中間部から下方へ向かって駆動部11w1が延設されている。駆動部11w1は、上下に延設された薄肉の前壁及び前壁の左右端からそれぞれ後方へ延設された薄肉の側壁を有し、後方に開放した中空状に形成されている。駆動部11w1の下端は下端壁により閉じている。一方、黒鍵11bも白鍵11wと同様の駆動部11b1を有する。黒鍵11bは、離鍵状態において白鍵11wの上面よりも上方に突出した部分(以下、黒鍵11bの見え掛り部という。)の前端から下方へ延設された後、僅かに前方へ湾曲させられた連結部を有し、この連結部の先端に、駆動部11b1の上端が接続されている。駆動部11w1と駆動部11b1の前後方向の位置は同一であり、駆動部11w1と駆動部11b1の下端壁の上下方向の位置も同一である。すなわち、駆動部11w1及び駆動部11b1は、黒鍵11bの見え掛り部の前端よりも前方に位置する。なお、この駆動部11w1及び駆動部11b1の前後方向の位置の詳細については、後述する。前板12aの前方に設けられた上下に開口した開口部内にて、駆動部11w1及び駆動部11b1の下端部が、ハンマー16w及びハンマー16bの前端部にそれぞれ係合している。
ハンマー16wは、合成樹脂製の基部16w1と、金属製の連結棒16w2及び質量体16w3とからなる。ハンマー16bは、ハンマー16wと同様に、基部16b1、連結棒16w2及び質量体16b3からなる。基部16w1及び基部16b1は、板状の部材であって、右側面から左側面に貫通する貫通孔Hw及び貫通孔Hbを有する。リブ12dの中間下端部には、隣り合うリブ12dの下端部を繋ぐレール部17が延設されている。レール部17は、前板12a及び後板12bに比べて前後方向の幅が狭い。レール部17の上面には、上方に突出するようにして、ハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bが形成されている。ハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bは、それぞれ対向する2枚の板状に形成されていて、それぞれ内側に対向する突出部18w1及び突出部18b1を備えている。前記突出部18w1及び突出部18b1は、貫通孔Hw及び貫通孔Hbにそれぞれ嵌合している。これにより、基部16w1及び基部16b1は、突出部18w1及び突出部18b1回りに回転可能に支持されている。すなわち、ハンマー16w及びハンマー16bは、前端部及び後端部が上下方向に揺動可能に支持されている。ハンマー支持部18wは、レール部17の前部に設けられ、ハンマー支持部18bは、レール部17の後部に設けられている。すなわち、ハンマー16bの揺動中心は、ハンマー16wの揺動中心の後方に位置する。ハンマー16wの揺動中心の前後方向の位置は、全てのハンマー16wについて共通であり、ハンマー16bの揺動中心の前後方向の位置は、全てのハンマー16bについて共通である。このハンマー16w及びハンマー16bの揺動中心の前後方向の位置の詳細については後述する。
また、基部16w1は、前端部に上下一対の脚部Fw1及び脚部Fw2を備え、上側に位置する脚部Fw1は下側に位置する脚部Fw2より短く形成されている。基部16b1も、基部16w1と同様に、前端部に上下一対の脚部Fb1及び脚部Fb2を備えている。脚部Fw1と脚部Fw2の間には、駆動部11w1の下端壁が侵入しており、脚部Fb1と脚部Fb2の間には、駆動部11b1の下端壁が侵入している。脚部Fw1及び脚部Fb1は、それぞれ、駆動部11w1及び駆動部11b1の下端壁と、駆動部11w1及び駆動部11b1内であって、それぞれの下端壁との間に隙間を形成する中間壁との間に侵入している。駆動部11w1及び駆動部11b1の下端壁には、ゴム、ウレタン、フエルトなどの衝撃吸収材が嵌め込まれて固着されている。この衝撃吸収材は、駆動部11w1と脚部Fw2の上面との衝突、駆動部11b1の下端と脚部Fb2の上面との衝突、駆動部11w1の下端と脚部Fw1の下面との衝突、及び駆動部11b1の下端と脚部Fb1の下面との衝突による衝撃をそれぞれ緩和している。
基部16w1及び基部16b1の後端部に、連結棒16w2及び連結棒16b2の前端部がそれぞれ組み付けられている。連結棒16w2及び連結棒16b2は、それぞれ後方へ延設されている。連結棒16w2と連結棒16b2の後端の前後方向の位置は同一である。そして、次に説明する質量体16w3及び質量体16b3の後端が白鍵11w及び黒鍵11bの揺動中心よりも僅かに前方に位置するように、連結棒16w2及び連結棒16b2の長さが調整されている。
質量体16w3及び質量体16b3の重心が、連結棒16w2及び連結棒16b2の後端に一致するようにして組み付けられている。図3に示すように、質量体16w3及び質量体16b3の質量は、低音部から高音部に向かうに従って、音高順に軽くなっている。本実施形態においては、図4に示すように、質量体16w3及び質量体16b3の外形寸法(例えば、前後方向の長さ)を、低音部から高音部に向かうに従って小さくしている。音高に対する質量体16w3及び質量体16b3の質量は、低音部から高音部に向かうに従って常に一定の変化率で変化するようにしてもよいし、所定の鍵域ごと(例えば、1オクターブごと)に変化率を異ならせてもよい。なお、基部16w1及び基部16b1の質量と、連結棒16w2及び連結棒16b2の質量とは、質量体16w3及び質量体16b3の質量に比べて小さいので、ハンマー16wの重心Gw及びハンマー16bの重心Gbは、それぞれハンマー16w及びハンマー16bの揺動中心から見て質量体16w3及び質量体16b3側に位置する。
本実施形態においては、ハンマー16wの揺動中心から連結棒16w2の後端までの距離及びハンマー16bの揺動中心から連結棒16b2の後端までの距離、並びにハンマー16wの揺動中心から脚部Fw2における駆動部11w1との当接部Pw1までの距離及びハンマー16bの揺動中心から脚部Fb2における駆動部11b1との当接部Pb1までの距離が、次のように調整されている。すなわち、白鍵11wと黒鍵11bにおける押鍵位置、当接部、鍵の揺動中心及びハンマーの揺動中心の位置関係の違いに起因する鍵タッチの違いを解消するために、ハンマー16w及びハンマー16bのそれぞれの揺動中心回りの慣性モーメント、並びに押鍵によってハンマー16w及びハンマー16bに加えられる荷重の大きさが調整されている。
ここで、白鍵11wの押鍵位置から、白鍵11wの揺動中心までの距離を距離Lkw1とし、当接部Pw1から、白鍵11wの揺動中心までの距離を距離Lkw2とする。また、黒鍵11bの押鍵位置から、黒鍵11bの揺動中心までの距離を距離Lkb1とし、当接部Pb1から、黒鍵11bの揺動中心までの距離を距離Lkb2とする。また、図5に示すように、ハンマー16wの揺動中心から連結棒16w2の後端までの距離を距離Lhw1とし、ハンマー16wの揺動中心から当接部Pw1までの距離を距離Lhw2とする。また、ハンマー16bの揺動中心から連結棒16b2の後端までの距離を距離Lhb1とし、ハンマー16bの揺動中心から当接部Pb1までの距離を距離Lhb2とする。このとき、各距離が、(Lhw1/Lhw2)×(Lkw2/Lkw1)=(Lhb1/Lhb2)×(Lkb2/Lkb1)の関係を満たすように、ハンマー16w及びハンマー16bの揺動中心の位置並びに当接部Pw1及び当接部Pb1の位置が調整されている。すなわち、距離Lhb1を距離Lhw1よりも短くするとともに、距離Lhb2を距離Lhw2よりも長くしている。
上記のように、質量体16w3の質量は、対応する鍵の音高が高くなるに従って徐々に小さくなっているので、ハンマー16wの揺動中心から重心Gwまでの距離は、低音部から高音部に向かうに従って、徐々に小さくなっている。また、質量体16b3の質量は、対応する鍵の音高が高くなるに従って徐々に小さくなっているので、ハンマー16bの揺動中心から重心Gbまでの距離も、低音部から高音部に向かうに従って、徐々に小さくなっている。さらに、ハンマー16bの揺動中心から重心Gbまでの距離は、隣接するそれぞれのハンマー16wの揺動中心から重心Gwまでの距離よりも小さくなっている。
言い換えれば、ハンマー16wの揺動中心回りの慣性モーメントは、低音部から高音部に向かうに従って、徐々に小さくなっている。また、ハンマー16bの揺動中心回りの慣性モーメントも、低音部から高音部に向かうに従って、徐々に小さくなっている。さらに、ハンマー16bの揺動中心回りの慣性モーメントは、隣接するそれぞれのハンマー16wの揺動中心回りの慣性モーメントよりも小さくなっている。すなわち、図6に示すように、音高順にハンマー16w及びハンマー16bの揺動中心まわりの慣性モーメントを表した特性曲線図において、ハンマー16wの特性曲線及びハンマー16bの特性曲線は、右下がりの平行な曲線であって、かつハンマー16bの特性曲線がハンマー16wの特性曲線の下側に位置する。
また、ハンマー16w及びハンマー16bの上面(例えば、基部16w1及び基部16b1の上面)には、それぞれのハンマーを識別するための識別子として、対応する鍵の音名(C,C#,D・・・B)及び鍵域番号(1,2・・・7)が記されている。この音名及び鍵域番号を、樹脂成型により基部16w1及び基部16b1と一体的に設けるとよい。なお、この音名及び鍵域番号を、印刷により設けてもよいし、音名及び鍵域番号を記した別部品を組み付けるようにしてもよい。
白鍵11w及び黒鍵11bの離鍵時には、ハンマー16w及びハンマー16bは、自重により、前端部が上方へ変位する。このとき、脚部Fw2及び脚部Fb2により駆動部11w1及び駆動部11b1がそれぞれ上方へ付勢され、白鍵11w及び黒鍵11bの前端部はそれぞれ上方へ変位する。一方、白鍵11w及び黒鍵11bの押鍵時には、駆動部11w1及び駆動部11b1の下端面が脚部Fw2及び脚部Fb2の上面をそれぞれ押圧し、ハンマー16w及びハンマー16bの前端部がそれぞれ下方へ変位する。
また、隣り合うリブ12dの前端部を繋ぐようにして、レール部19が左右方向に延設されている。レール部19の前後方向の幅は、前板12a及び後板12bの前後方向の幅に比べて狭い。レール部19の上面から上方に突出するようにして、白鍵11wの揺動をガイドするための鍵ガイド19wが形成されている。鍵ガイド19wは、白鍵11wに下方から侵入しており、押離鍵時に鍵ガイド19wの側面と白鍵11wの側壁の内側の面が摺接するようになっている。これにより、押離鍵時の白鍵11wの左右方向の微少な変位を抑制している。
また、隣り合うリブ12dの上端部であって、黒鍵11bの見え掛り部の前端部の下方に位置する部分を繋ぐようにして、レール部21が左右方向に延設されている。レール部21の前後方向の幅は、前板12a及び後板12bの前後方向の幅に比べて狭い。レール部21の上面から上方に突出するようにして、黒鍵11bの揺動をガイドするための鍵ガイド21bが形成されている。鍵ガイド21bは、黒鍵11bに下方から侵入しており、押離鍵時に鍵ガイド21bの側面と黒鍵11bの側壁の内側の面が摺接するようになっている。これにより、押離鍵時の黒鍵11bの左右方向の微少な変位を抑制している。
また、各リブ12dの中間部には、上端から下方へ向かって方形状に切り欠いた、切り欠き12d1が設けられている。この切り欠き12d1を一体成型により形成するために、切り欠き12d1の上方に位置する前板12aの中間部には、上面から下面に貫通した方形状の貫通孔が設けられている。そして、前板12aの下面には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の下限ストッパ22が、リブ12dの切り欠き12d1を通って、左右方向に延設されて固着されている。この下限ストッパ22は、押鍵時にハンマー16w及びハンマー16bの後部に当接して、ハンマー16w及びハンマー16bの後端部の上方への変位を規制することにより、白鍵11w及び黒鍵11bの前端部の下方への変位を規制する。また、フレームFRの後部には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した上限ストッパ23が、固着されている。離鍵時において、質量体16w3及び質量体16b3の下面に当接して、ハンマー16w及びハンマー16bの後端部の下方への変位を規制することにより、白鍵11w及び黒鍵11bの前端部の上方への変位を規制する。
また、白鍵11w及び黒鍵11bの中間部の下面には、スイッチ駆動部24が設けられている。スイッチ駆動部24は、基板25上に配置されたスイッチSWの上面に当接している。スイッチSWは、各鍵ごとに設けられ、各鍵の揺動に伴って押圧されて、各鍵の押離鍵状態を検出する。また、基板25には、上面から下面に貫通した貫通孔が設けられている。この貫通孔の位置は、前板12aの上面に一体的に形成されたボス26の位置に対応している。この貫通孔にねじを通してボス26にねじ込むことにより、基板25が、鍵フレーム12に固定される。
また、リブ12dとレール部17の接続部には、ボス27が形成されている。電子楽器のフレームFRに貫通孔を設けておいて、この貫通孔にねじを下方から通して、ボス27にねじ込むことにより、この鍵盤装置が電子楽器のフレームFRに固定される。
また、水平板12fの上面には、それぞれのハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bに対応した位置に、ハンマーの組み付け位置を表す標識として、それらのハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bに組み付けられるハンマー16w及びハンマー16bに対応する鍵の音名及び鍵域番号が記されている。この水平板12fの音名及び鍵域番号も、基部16w1及び基部16b1と同様に、樹脂成型により水平板12fと一体的に設けるとよい。また、印刷により設けてもよいし、音名及び鍵域番号を記した別部品を組み付けるようにしてもよい。
上記のように構成した本実施形態に係る鍵盤装置においては、ハンマー16w及びハンマー16bのそれぞれの揺動中心の位置、並びに当接部Pw1及び当接部Pb1の位置を調整して、各部間の距離が上記の所定の関係を満たすようにしたので、白鍵11wと黒鍵11bにおける押鍵位置、当接部、鍵の揺動中心及びハンマーの揺動中心の位置関係の違いに起因する鍵タッチの違いを解消できる。すなわち、図7に示すように、低音部の鍵から高音部の鍵に向かうに従って鍵タッチを軽くすることができる。そして、それぞれのハンマー16w及びハンマー16bを識別する識別子を設けた。また、それぞれのハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bの後方の水平板12fの上面に、ハンマーの組み付け位置を表す標識を設けた。これによれば、鍵盤装置の組み立て工程において、ハンマー16w及びハンマー16bに記された音名及び鍵域番号と同じ音名及び鍵域番号のハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bに、それらのハンマー16w及びハンマー16bを組み付ければよいので、簡単に作業できる。したがって、鍵盤装置の組み立て性を向上させることができる。また、確実に正しい位置にハンマー16w及びハンマー16bを組み付けることができる。
さらに、基部16w1及び基部16bの上面に音名及び鍵域番号を記しておくようにしたので、ハンマー16w及びハンマー16bの鍵フレーム12への組み付け後においても音名及び鍵域番号を視認できる。ハンマー16bの両隣のハンマー16w同士の構成の差は僅かであるが、ハンマー16w自体が隣り合っていないために、それらが鍵フレーム12に組み付けられた後においては両者の比較が困難である。すなわち、両者を近づけること、及び重ね合わせることができないので、視覚的に比較することが困難である。しかし、上記のように構成しておけば、ハンマー16w及びハンマー16bに記された音名及び鍵域番号と水平板12fに記された音名及び鍵域番号とを対比させるだけでハンマー16w及びハンマー16bの鍵フレーム12における組み付け位置を検査できるので、検査効率を向上させることができる。
また、白鍵11w及び黒鍵11bを鍵フレーム12に組み付けた後には、ハンマー16w及びハンマー16bに記された音名及び鍵域番号は、白鍵11w及び黒鍵11bの下方に位置するので、外部から視認できなくなる。さらに、この鍵盤装置を電子楽器本体に組み付けた後には、鍵フレーム12の水平部12fは、電子楽器本体内に位置するので、外部から視認できなくなる。したがって、ハンマー16w、ハンマー16b及び鍵フレーム12に記された音名及び鍵域番号は、電子楽器の美観に影響を与えない。
次に本発明の第2実施形態に係る鍵盤装置について説明する。第2実施形態においては、図8及び図9に示すように、白鍵11w及び黒鍵11bの前端部に質量体Mw及び質量体Mbをそれぞれ組み付けている。これにより、白鍵11w及び黒鍵11bの質量を低音部から高音部に向かうに従って徐々に重くしている。具体的には、図10に示すように、音高と鍵の質量との関係を表した特性曲線図において、白鍵11wの特性曲線と黒鍵11bの特性曲線は、平行な右上がりの曲線であって、黒鍵11bの特性曲線が、白鍵11wの特性曲線の上側に位置するようにしている。なお、白鍵11w及び黒鍵11bの上壁及び側壁の肉厚を音高順に徐々に厚くすることにより、白鍵11w及び黒鍵11bの質量を徐々に大きくしてもよい。
本実施形態においては、白鍵11w及び黒鍵11bの質量の特性を上記のように設定したので、ハンマー16w及びハンマー16bのそれぞれの揺動中心回りの慣性モーメントの特性曲線のずれが、上記第1実施形態よりも小さくなるように、ハンマー16w及びハンマー16bの揺動中心の位置、質量体16w3及び質量体b3の質量を調整している。なお、上記第1実施形態におけるハンマー16w及びハンマー16bの構成を全ての白鍵11w及び黒鍵11bについて同一としてもよい。この場合、ハンマー16w及びハンマー16bは、白鍵11w及び黒鍵11bの前端を上方へ付勢する手段としてのみ機能し、鍵タッチの調整には関与しない。また、ハンマー16w及びハンマー16bに代えて、バネによって白鍵11w及び黒鍵11bの前端を上方へ付勢してもよい。この場合、音高とバネによる鍵への付勢力との関係を表した特性曲線図において、白鍵11wの特性曲線と黒鍵11bの特性曲線とが右下がりの平行な曲線であって、黒鍵11bの特性曲線が白鍵11wの特性曲線の下側に位置するようにすればよい。また、全ての鍵についてバネによる付勢力が一定になるようにしてもよい。
上記のように、白鍵11w及び黒鍵11bの質量は、割り当てられた音高ごとに異なっている。しかし、割り当てられた音高が近接する白鍵11w同士及び黒鍵11b同士の質量の差は僅かである。そこで、それぞれの白鍵11w及び黒鍵11bを識別するための識別子として、それぞれに割り当てられた音名及び鍵域番号が記されている。この音名及び鍵域番号は、図11に示すように、それぞれ白鍵11w及び黒鍵11bの上面の後端部に記されている。すなわち、白鍵11w及び黒鍵11bを鍵フレーム12に組み付けた状態で、黒鍵11bの見え掛り部の後端よりも後方に位置する。また、この音名及び鍵域番号を、樹脂成型により白鍵11w及び黒鍵11bと一体的に設けるとよい。なお、この音名及び鍵域番号を、印刷により設けてもよいし、音名及び鍵域番号を記した別部品を組み付けるようにしてもよい。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
上記のように構成した鍵盤装置においては、白鍵11w及び黒鍵11bの質量、ハンマー16w及びハンマー16bのそれぞれの揺動中心回りの慣性モーメントを調整して、第1実施形態と同様に、白鍵11wと黒鍵11bにおける押鍵位置、当接部、鍵の揺動中心及びハンマーの揺動中心の位置関係の違いに起因する鍵タッチの違いを解消するようにした。そして、鍵フレーム12への白鍵11w及び黒鍵11bの組み付け作業において、白鍵11w及び黒鍵11bに記された音名及び鍵域番号と同じ音名及び鍵域番号が記されている位置に、それらの鍵を組み付ければよいので、簡単に作業できる。したがって、鍵盤装置の組み立て性を向上させることができる。また、白鍵11wの後端部の上面及び黒鍵11bの見え掛り部よりも後方の後端部の上面に音名及び鍵域番号を記すようにしたので、白鍵11w及び黒鍵11bの鍵フレーム12への組み付け後においても音名及び鍵域番号を視認できる。したがって、白鍵11w及び黒鍵11bに記された音名及び鍵域番号と水平板12fに記された音名及び鍵域番号とを対比させるだけで検査できるので、白鍵11w及び黒鍵11bの鍵フレーム12への組み付け位置の検査効率を向上させることができる。さらに、この鍵盤装置を電子楽器本体に組み付けた後には、白鍵11w及び黒鍵11bの後端部、並びに鍵フレーム12の水平部12fは、電子楽器本体内に位置するので、外部から視認できなくなる。したがって、白鍵11w、黒鍵11b及び鍵フレーム12に記された音名及び鍵域番号は、電子楽器の美観に影響を与えない。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、それぞれのハンマー16w及びハンマー16bの組み付け位置を示すために、鍵フレーム12の水平板12fの上面に音名及び鍵域番号を記すようにした。しかし、ハンマー16w及びハンマー16bの組み付け位置を示すための音名及び鍵域番号を記す部位は、水平板12fに限られない。すなわち、ハンマー支持部18w及びハンマー支持部18bにハンマー16w及びハンマー16bを組み付ける前及び組み付けた後のいずれの段階においても、上方から視認可能な位置に前記音名及び鍵域番号を記せばよい。この場合、例えば、左右方向に延設された部品、左右方向に併設された部品などに、前記音名及び鍵域番号を記すとよい。具体的には、図12に示すように、基板25の後端部(又は前端部)に、前記音名及び鍵域番号を記すようにしてもよい。また、図13に示すように、鍵ガイド19w及び鍵ガイド21bの上面に、前記音名及び鍵域番号を記すようにしてもよい。また、図14に示すように、レール部19及びレール部21に、白鍵11w及び黒鍵11bの前端部の下方への揺動を規制する下限ストッパをそれぞれ延設しておき、この下限ストッパの上面に前記音名及び鍵域番号を記すようにしてもよい。これらのように構成しても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記第1実施形態においては、鍵盤装置の組み立て性の向上及び検査効率の向上のために、ハンマー16w、ハンマー16b及び鍵フレーム12にそれぞれ音名及び鍵域番号を記すようにした。一方、上記第2実施形態においても、鍵盤装置の組み立て性の向上及び検査効率の向上のために、白鍵11w、黒鍵11b及び鍵フレーム12にそれぞれ音名及び鍵域番号を記すようにした。しかし、音名及び鍵域番号に代えて、以下の様な印を設けてもよい。なお、以下の説明においては、印を白鍵11w及び黒鍵11bに設けた例を示すが、ハンマー16w、ハンマー16b及び鍵フレーム12に同様の印を設けてもよい。また、ハンマー16w及びハンマー16bに設ける印と、鍵フレーム12に設ける印の種類は、同一でなくてもよく、対応する印であればよい。すなわち、ハンマー16w及びハンマー16bに設ける印と、鍵フレーム12に設ける印との対応関係が明確であれば、両者の印の種類が異なっていてもよい。また、白鍵11w及び黒鍵11bに設ける印と、鍵フレーム12に設ける印も、同一でなくてもよい。すなわち、白鍵11w及び黒鍵11bに設ける印と、鍵フレーム12に設ける印との対応関係が明確であれば、両者の印の種類が異なっていてもよい。
例えば、図15に示すように、鍵ごとに、序列概念のある文字又は記号を記してもよい。この場合、例えば、ひらがなの50音(「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」・・)のそれぞれの文字を音名及び鍵域番号(C1、C1#、D1、D1#、E・・・)に対応させるとよい。また、例えば、音高に対応する番号を記すようにしてもよい。また、この場合、白鍵11wと黒鍵11bに設ける文字又は記号の種類を区別するようにしてもよい。
例えば、図16に示すように、鍵ごとに異なる色彩の印を設けてもよい。この場合、例えば、低音部の鍵から高音部の鍵に向かうに従って、濃度を薄く(又は濃く)するとよい。また、この場合、白鍵11wの印の色調と黒鍵11bの印の色調を区別してもよい。
また、例えば、図17に示すように、鍵ごとに前後方向及び横方向の寸法が異なる印を設けてもよい。この場合、例えば、白鍵11wには、横方向の幅が同一であって、低音部の白鍵11wから高音部の白鍵11wに向かうに従って、前後方向の長さが長くなる長方形の印を設け、黒鍵11bには、前後方向の長さが同一であって、低音部の黒鍵11bから高音部の黒鍵11bに向かうに従って、横方向の幅が狭くなる長方形の印を設けるとよい。また、この場合、白鍵11wと黒鍵11bの印を区別しなくてもよい。例えば、白鍵11w及び黒鍵11bのいずれについても、横方向の幅が同一であって、割り当てられた音高が高くなるに従って、前後方向の長さが長くなる長方形の印を設けてもよい。
また、例えば、図18に示すように、鍵ごとに示す方向が異なる印を付してもよい。この場合、例えば、低音部の鍵から高音部の鍵に向かうに従って、矢印の方向を時計回りに所定の角度θずつ回転させた印を設けるとよい。また、この場合、白鍵11wに設ける矢印の向きが変化する領域と黒鍵11bに設ける矢印の向きが変化する領域とを区別するようにしてもよい。例えば、白鍵11wに設ける矢印の向きは、後方を中心とする±90°の領域内で変化するようにし、黒鍵11bに設ける矢印の向きは、前方を中心とする±90°の領域内で変化するようにするとよい。
また、例えば、図19に示すように、鍵ごとに、異なる位置に印を設けてもよい。この場合、例えば、低音部の白鍵11wから高音部の白鍵11wに向かうに従って、丸印を設ける位置を白鍵11wの前端部側に徐々に移動させ、低音部の黒鍵11bから高音部の黒鍵11bに向かうに従って、丸印を設ける位置を黒鍵11bの左端部から右端部に向かって徐々に移動させるとよい。また、この場合、白鍵11wと黒鍵11bにおける印を設ける位置を区別しなくてもよい。例えば、割り当てられた音高が高くなるに従って、丸印を設ける位置を鍵の前端部側に徐々に移動させてもよい。
また、例えば、鍵ごとに、バーコード、QRコードなど、コード化されていて、バーコードリーダ、QRコードリーダなどの所定の装置によって読み取り可能な印を設けてもよい。
これらの印によっても、鍵及びハンマーを識別することができ、鍵フレーム12へのそれぞれの組み付け位置を特定することができるので、上記実施形態と同様の効果が得られる。
11w・・・白鍵、11b・・・黒鍵、11w1,11b1・・・駆動部、12・・・鍵フレーム、13・・・鍵支持部、16w,16b・・・ハンマー、16w1,16b1・・・基部、16w2,16b2・・・連結棒、16w3,16b3・・・質量体、18w,18b・・・ハンマー支持部、Pw1,Pb1・・・当接部、FR・・・フレーム

Claims (8)

  1. 押離鍵操作されてそれぞれ揺動する複数の鍵と、
    前記複数の鍵の揺動にそれぞれ連動して揺動する互いに異なる複数の質量体と、
    前記複数の鍵及び前記複数の質量体を支持する支持部材とを有する電子楽器の鍵盤装置において、
    前記質量体を識別するための識別子を、前記複数の質量体の上面であって、前記複数の質量体を前記支持部材に組み付けた状態で視認可能であり、かつ前記複数の鍵を前記支持部材に組み付けた状態で視認不可能である、前記複数の鍵の下方に位置する領域に設け、
    前記識別子に対応していて、それぞれの前記質量体の組み付け位置を表す標識を、前記支持部材の表面であって、前記複数の質量体を前記支持部材に組み付けた状態で視認可能であり、かつ前記支持部材を前記電子楽器に組み付けた状態で視認不可能である、前記電子楽器の本体内に位置する領域に設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置において
    記複数の質量体は、前記複数の鍵の揺動にそれぞれ連動して揺動する複数のハンマーであることを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、序列概念のある文字又は記号を含む印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、前記質量体ごとに色彩が異なる印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  5. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、前記質量体ごとに寸法が異なる印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  6. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、前記質量体ごとに向きが異なる印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  7. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、前記質量体ごとに前記領域内の異なる位置に印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  8. 請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置において、
    前記識別子として、コード化されていて、所定の装置によって読み取り可能な印を設けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
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