JP5820849B2 - スライス片の搬送装置及びその方法 - Google Patents

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本発明は、ハムやチーズ又はベーコン等の食品原木をスライスしたスライス片を搬送する搬送装置及びその方法に関する。
一般に、丸ハム、角ハム、ソーセージやチーズ又はベーコン等のスライス片を製造するに当たっては、柱状の食品原木(ハム原木、ソーセージ原木、チーズ原木、ベーコン原木等)を食品原木スライス装置で所定の厚さにスライスしている。
このような食品原木スライス装置によりスライスされたスライス片は、下記の特許文献1に示すように、食品原木スライス装置に連設された縦列コンベアの搬送ベルト上において縦列状に等間隔で連続して搬送されるようにしている。
特開2004−90115号公報
ところで、縦列コンベアで搬送されるスライス片を、この縦列コンベアと平行な搬送コンベア上に縦列方向及び横列方向にそれぞれ複数枚ずつまとめたスライス片群として搬送したいという要求がある。
その場合、縦列コンベアと搬送コンベアとの間に、縦列コンベアの搬送ベルト上を縦列状に等間隔で連続して搬送されるスライス片を複数枚毎のスライス片体にした上で、このスライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する横列方向の搬送経路を構成する必要がある。
具体的には、搬送ベルト上を縦列状に等間隔で連続して搬送されるスライス片をその下方に設けられた第1受け渡し面に対し複数枚毎に受け渡す縦列コンベアと、第1受け渡し面に受け渡された複数枚毎のスライス片体を縦列コンベアの搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面に受け渡す横列コンベアと、第2受け渡し面に受け渡されたスライス片体を横列コンベアと同期して当該横列コンベアの搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、スライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面にスライス片群を受け渡す形成コンベアと、この形成コンベアの下方より当該形成コンベアの搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において形成コンベアと直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベアに対し第3受け渡し面に受け渡されたスライス片群を投入する投入コンベアと、を備えることが好ましい。
しかし、搬送コンベアが横列方向の搬送経路つまり横列コンベア、形成コンベア及び投入コンベアと直交する方向へ連続して搬送されているため、スライス片群を投入コンベアから搬送コンベアに投入する際に、その横列方向から順に投入されるスライス片体毎に時間差が生じる。このため、搬送コンベアに投入されたスライス片群には、その各スライス片体個々の時間差によって横列方向でズレが生じてしまい、搬送コンベア上においてスライス片群を横列方向に整列させることができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送方向と直交する横列方向から投入されたスライス片群を搬送コンベア上において横列方向に整列させることができるスライス片の搬送装置及びその方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、スライス片の搬送装置として、食品原木をスライスしたスライス片を搬送ベルト上において縦列状に等間隔で連続して搬送し、その搬送されるスライス片を下方に設けられた第1受け渡し面に対し設定された複数枚毎に受け渡す縦列コンベアと、前記第1受け渡し面を有していると共に当該第1受け渡し面に受け渡された複数枚毎のスライス片体を前記縦列コンベアの搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面に前記スライス片体を受け渡す横列コンベアと、前記第2受け渡し面を有していると共に当該第2受け渡し面に受け渡されたスライス片体を前記横列コンベアと同期して当該横列コンベアの搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、前記スライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面に前記スライス片群を受け渡す形成コンベアと、前記第3受け渡し面を有していると共に前記形成コンベアの下方より当該形成コンベアの搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において前記形成コンベアと直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベアに対し前記第3受け渡し面に受け渡されたスライス片群を投入する投入コンベアと、を備えたものを前提とする。そして、前記縦列コンベアは、前記搬送ベルトを駆動する第1駆動手段と、前記搬送ベルト上の複数枚毎のスライス片体を前記第1受け取り面に移載すべく、前記搬送ベルトが巻き掛けられかつ前記搬送ベルトと共に搬送方向に進退移動可能な排出端部と、前記排出端部を進退移動させる第2駆動手段と、前記排出端部に取り付けられ、前記搬送ベルト上のスライス片体のうちの先頭のスライス片の通過を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づいて前記排出端部を待機位置から進出移動させて前記搬送ベルト上のスライス片体を前記第1受け取り面に受け渡すことを前記形成コンベアの第2受け渡し面上において前記スライス片群を形成し終えるまで繰り返し、そのスライス片群を形成し終えるまで繰り返される前記排出端部のスライス片体毎の進出移動量を、前記投入コンベアから投入されるスライス片群を前記搬送コンベア上においてスライス片体毎に横列方向で整列させるべく前記搬送コンベアに対する前記投入コンベアの投入速度と前記搬送コンベアの搬送速度とに応じて、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と同方向であるときに漸増させる一方、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と逆方向であるときに漸減させるように、前記第2駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
また、前記横列コンベアと前記形成コンベアとの間に、前記横列コンベアから受け渡された一列の前記スライス片体を前記形成コンベアと同期して当該形成コンベアの第2受け渡し面に対し順次横列方向へタクト搬送する一列形成コンベアを設けることが好ましい。
これに対し、スライス片の搬送方法として、食品原木をスライスしたスライス片を搬送ベルト上において縦列状に等間隔で連続して搬送し、その搬送されるスライス片を下方に設けられた第1受け渡し面に対し設定された複数枚毎に受け渡す縦列コンベアと、前記第1受け渡し面を有していると共に当該第1受け渡し面に受け渡された複数枚毎のスライス片体を前記縦列コンベアの搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面に前記スライス片体を受け渡す横列コンベアと、前記第2受け渡し面を有していると共に当該第2受け渡し面に受け渡されたスライス片体を前記横列コンベアと同期して当該横列コンベアの搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、前記スライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面に前記スライス片群を受け渡す形成コンベアと、前記第3受け渡し面を有していると共に前記形成コンベアの下方より当該形成コンベアの搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において前記形成コンベアと直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベアに対し前記第3受け渡し面に受け渡されたスライス片群を投入する投入コンベアと、を同様に具備する。そして、前記搬送ベルトが巻き掛けられて当該搬送ベルトと共に搬送方向に進退移動可能な排出端部に取り付けられた検出手段によって前記搬送ベルト上でのスライス片体のうちの先頭のスライス片の通過を検出し、この検出信号に基づいて前記排出端部を待機位置から進出移動させて前記搬送ベルト上のスライス片体を複数組毎に前記第1受け取り面に受け渡すことを前記形成コンベア上においてスライス片群を形成し終えるまで繰り返し、そのスライス片群を形成し終えるまで繰り返される前記排出端部のスライス片体毎の進出移動量を、前記搬送コンベアに対する前記投入コンベアの投入速度と前記搬送コンベアの搬送速度とに応じて、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と同方向であるときに漸増させる一方、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と逆方向であるときに漸減させて、前記投入コンベアから投入されるスライス片群を前記搬送コンベア上においてスライス片体毎に横列方向で整列させることを特徴としている。
以上、要するに、スライス片群を形成し終えるまで繰り返される排出端部のスライス片体毎の進出移動量を、投入コンベアから投入されるスライス片群を搬送コンベア上において横列方向で整列させるべく投入コンベアの投入速度と搬送コンベアの搬送速度とに応じて、搬送コンベアの搬送方向が排出端部の進出方向と同方向であるときに漸増させる一方、搬送コンベアの搬送方向が排出端部の進出方向と逆方向であるときに漸減させるように制御することで、スライス片群を投入コンベアから搬送コンベアに投入する際にその横列方向のスライス片体個々に生じる時間差が、排出端部のスライス片体毎の進出移動量の漸増又は漸減により横列方向に段差状となる各スライス片体によって吸収される。これにより、搬送コンベアに投入されたスライス片群にその各スライス片体個々の時間差によって横列方向にズレが生じることがなく、搬送コンベア上においてスライス片群を横列方向に整列させることができる。
また、横列コンベアと形成コンベアとの間に、横列コンベアから受け渡された一列のスライス片体を形成コンベアと同期して当該形成コンベアの第2受け渡し面に対し順次横列方向へタクト搬送する一列形成コンベアを設けることで、形成コンベア上のスライス片群を投入コンベアの第3受け渡し面に対し横列方向へ受け渡す間、横列コンベア上の一列のスライス片体を一列形成コンベア上にて待機させておくことができ、横列コンベアと形成コンベアとの間でのスライス片体の横列方向への搬送をスムーズに行うことができる。
本発明の一実施形態に係るスライス片の搬送装置及びスライス装置の平面図である。 図1のスライス片の搬送装置及びスライス装置を縦列コンベア側から見た一側面図である。 図1のスライス片の搬送装置を投入コンベア側から見た他側面図である。 投入コンベアを進出させた状態でのスライス片の搬送装置の正面図である。 縦列コンベアの駆動装置の正面図である。 横列コンベアに対し各スライス片を受け渡す際の縦列コンベアの排出端部の進出位置を説明する説明図であって、(a)はスライス片体のうちの先頭のスライス片を受け渡す際の排出端部の進出位置、(b)はスライス片体のうちの2つ目のスライス片を受け渡す際の排出端部の進出位置、(c)はスライス片体のうちの3つ目のスライス片を受け渡す際の排出端部の進出位置、(d)は3つ目のスライス片を受け渡した排出端部の待機位置、(e)は横列コンベアから一列形成コンベアに搬送させた状態をそれぞれ示している。 横列コンベアに対し6個のスライス片体を順に受け渡す際の縦列コンベアの排出端部のスライス片体毎の進出位置を説明する説明図であって、(a)は1個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置、(b)は2個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置、(c)は3個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置、(d)は4個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置、(e)は5個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置、(f)は最後の6個目のスライス片体を受け渡す際の排出端部の進出位置をそれぞれ示している。 第3受け渡し面上に受け渡されたスライス片群を搬送コンベア上に投入する進出位置まで進出させた状態を示す投入コンベアの平面図である。 搬送コンベアに対し6個のスライス片体を投入する際の投入コンベアのスライス片体毎の進出位置を説明する説明図であって、(a)は1個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置、(b)は2個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置、(c)は3個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置、(d)は4個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置、(e)は5個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置、(f)は最後の6個目のスライス片体を投入する際の投入コンベアの進出位置をそれぞれ示している。 投入コンベアから投入された直後のスライス片群の状態を示す搬送コンベアの平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るスライス片の搬送装置を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るスライス片の搬送装置及びスライス装置の平面図、図2はスライス片の搬送装置及びスライス装置を縦列コンベア側から見た一側面図、図3はスライス片の搬送装置を投入コンベア側から見た他側面図、図4は投入コンベアを進出させた状態でのスライス片の搬送装置の正面図をそれぞれ示している。
図1〜図4に示すように、搬送装置1は、食品原木としての角ハム原木(図示せず)をスライス装置Sによりスライスしたスライス片X(角ハム片)を搬送ベルト20上において縦列状に等間隔で連続して搬送し、かつその搬送されるスライス片Xを下方に設けられた第1受け渡し面31に対し設定された3枚ずつ受け渡す縦列コンベア2と、第1受け渡し面31を搬送ベルト上30に有していると共に当該第1受け渡し面31に受け渡された3枚ずつのスライス片体XTを縦列コンベア2の搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面41にスライス片体XTを受け渡す横列コンベア3と、第2受け渡し面41を搬送ベルト40上に有していると共に当該第2受け渡し面41に受け渡されたスライス片体XTを横列コンベア3と同期して当該横列コンベア3の搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、スライス片体XTを6組横列状に組み合わせたスライス片群TGを形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面51にスライス片群TGを受け渡す形成コンベア4と、第3受け渡し面51を搬送ベルト50上に有していると共に形成コンベア4の下方より当該形成コンベア4の搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において形成コンベア4と直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベア6に対し第3受け渡し面51に受け渡されたスライス片群TGを投入する投入コンベア5と、を備えている。なお、搬送装置1は、スライス装置Sも含めて、ハムスライサーと称されることもある。
また、横列コンベア3と形成コンベア4との間には、横列コンベア3から搬送ベルト70上に受け渡された一列のスライス片体XTを形成コンベア4と同期して当該形成コンベア4の第2受け渡し面41に対し順次横列方向へタクト搬送する一列形成コンベア7が設けられている。この場合、縦列コンベア2、横列コンベア3、形成コンベア4、投入コンベア5、搬送コンベア6及び一列形成コンベア7のそれぞれの搬送ベルト20,30,40,50,60,70は、平ベルトよりなり、ウレタン樹脂などにより成形されている。
スライス装置Sは、基台S1と、この基台S1上に設けられた円盤状の丸刃S0とを備えている。この丸刃S0は、図示しない第1のモータの回転軸回りに中心が回転する回転板に設けられた偏心軸を回転させる第2のモータの回転軸に連結され、この2つのモータによって自転しながら公転する。なお、このように丸刃S0を自転させながら公転させる機構は、この種のスライス装置に一般的に採用されている公知の構成であるので、詳細な説明を省略する。
基台S1の上面には、略長方形の枠体状のフレーム体S2が支持されている。このフレーム体S2の内側には、角ハム原木を送り込み可能に搬送する送り込みコンベアS3が設けられている。この送り込みコンベアS3は、角ハム原木を丸刃S0に臨む位置まで送り込まれる。更に、丸刃S0の下方には、丸刃S0によりスライスされて落下するスライス片X(図6以降に表れる)を受け取る受け取りコンベヤS5が設けられている。この受け取りコンベアS5は、送り込みコンベアS3の丸刃S0側端に連設され、丸刃S0によりスライスされたスライス片Xを一枚ずつ等間隔で連続して搬送する。
横列コンベア3は、縦列コンベア2の搬送ベルト20より搬送ベルト30の第1受け渡し面31に受け渡されたフライス片体XTを一列形成コンベア7に対し順次横列方向一側(図1では上方)へタクト搬送する。この横列コンベア3は、図示しない正逆回転可能なサーボモータにより駆動する。なお、図1及び図2中の符号39は、丸刃S0によりスライスされる角ハム原木のスライス開始端や終端での不完全なスライス片Xを回収する回収ボックスであって、搬送ベルト30上に搬送されたスライス片体XTを当該搬送ベルト30の逆回転によって反一列形成コンベア7側にタクト搬送して回収可能としている。
一列形成コンベア7は、横列コンベア3の搬送ベルト30より搬送ベルト70に受け渡されたフライス片体XTを形成コンベア4と同期して当該形成コンベア4の搬送ベルト40の第2受け渡し面41に対し順次横列方向一側へタクト搬送する。この一列形成コンベア7は、図示しないサーボモータにより駆動する。
形成コンベア4は、搬送ベルト40の第2受け渡し面41に受け渡されたスライス片体XTを横列コンベア3及び一列形成コンベア7と同期して当該一列形成コンベア7の搬送方向へ順次横列状にタクト搬送する。そして、形成コンベア4では、順次横列方向にタクト搬送されるスライス片体XTを6組横列状に組み合わせたスライス片群TGを形成し、その形成されたスライス片群TGを投入コンベア5の第3受け渡し面51に受け渡す。この形成コンベア4は、図示しないサーボモータにより駆動する。
投入コンベア5は、形成コンベア4の下方に収容され、投入コンベア5の後方(図1では右側方)に設けられた出没機構52によって出没動作する。この出没機構52は、投入コンベア5の後方の出没機構用筐体520内に設けられている。出没機構52は、投入コンベア5の後方に取り付けられたスライダ521と、このスライダ521が摺動自在に支持され、出没機構用筐体520内を投入コンベア5の出没方向に添って延びる前後一対の案内ロッド522と、この案内ロッド522間の左右両位置にそれぞれ支持された左右一対のタイミングローラ523と、このタイミングローラ523間に巻回されたタイミングベルト524とを備えている。タイミングベルト524の往路(図1では左側)には、スライダ521が固着されている。そして、一方のタイミングローラ523は、図示しない正逆回転可能なサーボモータの出力軸に連結され、タイミングベルト524及びスライダ521を介して投入コンベア5を出没動作させている。また、投入コンベア5は、図示しないサーボモータにより駆動する。
縦列コンベア2は、受け取りコンベアS5の下流側端(図2では左端)において当該受け取りコンベアS5と同一方向向きに連設され、受け取りコンベアS5で搬送されたスライス片Xを一枚ずつ受け取って等間隔で搬送する。この縦列コンベア2は、搬送ベルト20を駆動する第1駆動手段21と、搬送ベルト20上の3枚毎のスライス片体XTを第1受け取り面31に移載すべく、搬送ベルト20が巻き掛けられかつ当該搬送ベルト20と共に搬送方向に進退移動可能な排出端部22と、この排出端部22を進退移動させる第2駆動手段23と、排出端部22に取り付けられ、搬送ベルト20上のスライス片体XTのうちの先頭のスライス片Xの通過を検出する検出手段としての検出センサ24と、この検出センサ24からの検出信号に基づいて排出端部22を待機位置から進出移動させるように第2駆動手段23を制御する制御手段としてのコントローラ25とを備えている。この場合、検出センサ24としては、CCDカメラが適用されている。
第1駆動手段21は、図2に示すように、コンベア装置1の筐体10内に設けられている。この第1駆動手段21は、受け取りコンベアS5の下流側端近傍に設けられた第1ローラ211と、排出端部22の基端(図2では右端)に設けられ、第1ローラ211からの搬送ベルト20を排出端部22の先端(図2では左端)に導く第2ローラ212と、排出端部22の先端より折り返された搬送ベルト20を下方に導く第3ローラ213と、この第3ローラ213により下方へ導かれた搬送ベルト20を上方へ折り返す第4ローラ214と、この第4ローラ214により上方へ折り返された搬送ベルト20を下方へ折り返す第5ローラ215と、この第5ローラ215により下方へ折り返された搬送ベルト20を上方へ折り返す第6ローラ216と、この第6ローラ216により上方へ折り返された搬送ベルト20を第1ローラ211へ導く第7ローラ217とを備えている。第1ローラ211は、図示しないサーボモータの出力軸に連結され、搬送ベルト20を一定速度で駆動している。
図5は縦列コンベアの駆動装置の正面図を示している。図5に示すように、第4及び第6ローラ214,216は、筐体10に対し上下昇降自在なスライダ218に支持されている。このスライダ218は、筐体10に設けられた上下方向へ延びる左右一対のスライドシャフト219に左右両端部が摺動自在に支持されている。更に、第7ローラ217は、搬送ベルト20にテンションを付与する方向(図2では左方向)へ付勢され、第4及び第6ローラ214,216がスライダ218を介して上下昇降する際に発生する搬送ベルト20の弛みを除去するテンションローラとしての機能を有している。
排出端部22は、縦列コンベア2の斜め上方に設けられた進退移動機構220によって搬送方向へ進退移動する。進退移動機構220は、排出端部22の一側方(図1では上側)に設けられたスライダ221と、このスライダ221が摺動自在に支持され、縦列コンベア2の搬送面に添って平行に延びる左右一対の案内レール222と、この案内レール222間に設けられ、ロッド223の先端がスライダ221に連結されて排出端部22(スライダ221)を進出方向へ常時付勢する付勢シリンダ224とを備えている。
第2駆動手段23は、図5に示すように、筐体10の下端部に回転自在に支持された第1タイミングホイール231と、スライダ218の昇降両位置よりも外方(上方及び下方)の筐体10に回転自在に支持された上下一対の第2及び第3タイミングホイール232,233と、各タイミングホイール231〜233に巻掛けられたタイミングベルト234と、第1タイミングホイール231に出力軸が連結された正逆回転可能なサーボモータ235とを備えている。スライダ218には、第2及び第3タイミングホイール232,233間に位置するタイミングベルト234が固定され、サーボモータ235の正逆回転に応じてスライダ218を昇降させている。なお、図5中の符号236は、タイミングベルト234にテンションを付与する方向(図5では斜め左下向き)へ付勢されたテンションローラである。
図6は横列コンベア3に対し各スライス片Xを受け渡す際の縦列コンベア2の排出端部22の進出位置を説明する説明図であって、(a)はスライス片体XTのうちの先頭のスライス片Xを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(b)はスライス片体XTのうちの2つ目のスライス片Xを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(c)はスライス片体XTのうちの3つ目のスライス片Xを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(d)は3つ目のスライス片Xを受け渡した排出端部22の待機位置、(e)は横列コンベア3から一列形成コンベア7に搬送させた状態をそれぞれ示している。
ここで、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の各スライス片Xを受け渡す際のコントローラ25による第2駆動手段23の基本制御の手順を図6に基づいて説明する。
縦列コンベア2上においてスライス片Xが等間隔で連続して搬送され、その搬送ベルト20上のスライス片体XTのうちの先頭のスライス片Xの通過を検出センサ24により検出すると、この検出センサ24からの検出信号に基づいて排出端部22を待機位置(図6の(d)及び(e)に示す位置)から進出移動させるように第2駆動手段23を制御する。このとき、スライダ218に伴う第4及び第6ローラ214,216の上昇によって生じる搬送ベルト20の弛みが、進退移動機構220の付勢シリンダ224の進出によって吸収され、図6の(a)に示すように、排出端部22がスライス片体XTのうちの先頭のスライス片Xを受け渡す際の進出位置まで進出する。
次いで、排出端部22を進出位置(図6の(a)に示す位置)から後退移動させるように第2駆動手段23を制御し、スライダ218による第4及び第6ローラ214,216の下降によって生じる搬送ベルト20の張りに伴い排出端部22を後退させる。このとき、図6の(a)に示す途中位置から図6の(b)に示す途中位置まで排出端部22が後退する際の搬送ベルト20の搬送に伴って、先頭のスライス片Xが横列コンベア3の第1受け渡し面31に受け渡される。
その後、図6の(b)に示す途中位置から図6の(c)に示す途中位置まで排出端部22が後退する際の搬送ベルト20の搬送に伴って、スライス片体XTのうちの次のスライス片Xが横列コンベア3の第1受け渡し面31に受け渡される。しかる後、図6の(c)に示す途中位置から図6の(d)に示す待機位置まで排出端部22が後退する際の搬送ベルト20の搬送に伴って、スライス片体XTのうちの最後のスライス片Xが横列コンベア3の第1受け渡し面31に受け渡される。
それから、図6の(e)に示すように、排出端部22を待機位置に待機させた状態で、横列コンベア3の第1受け渡し面31上のスライス片体XTを一列形成コンベア7の搬送ベルト70に横列方向へタクト搬送して受け渡す。以上、縦列コンベア2の搬送ベルト20上においてスライス片体XTのうちの先頭のスライス片Xの通過を検出センサ24が検出する都度、図6の(a)〜(e)に示すように、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の各スライス片Xを受け渡す際のコントローラ25による第2駆動手段23の制御を繰り返す。
また、コントローラ25では、形成コンベア4の第2受け渡し面41上においてスライス片群TGを形成し終えるまで繰り返される排出端部22のスライス片体XT毎の進出移動量を、投入コンベア5から投入されるスライス片群TGを搬送コンベア6上においてスライス片体XT毎に横列方向で整列させるべく搬送コンベア6に対する投入コンベア5の投入速度と搬送コンベア6の搬送速度とに応じて漸増させるように、第2駆動手段23を制御している。このとき、排出端部22のスライス片体XT毎の進出移動量は、搬送コンベア6の搬送方向が排出端部22の進出方向と同方向であるために漸増させるようにしている。
図7は横列コンベア3に対し6個のスライス片体XTを順に受け渡す際の縦列コンベア2の排出端部22のスライス片体XT毎の進出位置を説明する説明図であって、(a)は1個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(b)は2個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(c)は3個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(d)は4個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(e)は5個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置、(f)は最後の6個目のスライス片体XTを受け渡す際の排出端部22の進出位置をそれぞれ示している。
ここで、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の6個のスライス片体XTを受け渡す際のコントローラ25による各スライス片体XT毎の排出端部22の進出位置の制御手順を図7に基づいて説明する。
図7の(a)に示すように、形成コンベア4上においてスライス片群TGを形成するに当たり、1個目のスライス片体XTの先頭のスライス片Xの通過が検出センサ24により検出されると、排出端部22を待機位置から進出位置(図7の(a)に示す位置)まで進出させるように第2駆動手段23を制御し、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の1個目のスライス片体XTを受け渡す。
次いで、図7の(b)に示すように、2個目のスライス片体XTの先頭のスライス片Xの通過が検出センサ24により検出されると、排出端部22を待機位置から進出位置(図7の(b)に示す位置)まで進出させるように第2駆動手段23を制御し、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の2個目のスライス片体XTを受け渡す。このとき、排出端部22の進出位置は、搬送コンベア6に対する投入コンベア5の投入速度と搬送コンベア6の搬送速度とに応じて1個目のスライス片体XTを横列コンベア3に受け渡す際の進出位置よりも微量Lだけ増加、つまり搬送コンベア6の搬送方向寄りとなっている。
以後、図7の(c)〜(f)に示すように、3個目〜6個目のスライス片体XTの先頭のスライス片Xの通過が検出センサ24により検出される都度、排出端部22をスライス片体XT毎に待機位置から微量Lずつだけ増加させた進出位置まで進出させるように第2駆動手段23を制御し、横列コンベア3に対し縦列コンベア2上の3個目〜6個目のスライス片体XTを順次受け渡す。この横列コンベア3に順次受け渡された6個のスライス片体XTは、一列形成コンベア7を経て形成コンベア4の第2受け渡し面41上に順次タクト搬送されて受け渡され、形成コンベア4の第2受け渡し面41上においてスライス片体XTを6組横列状に組み合わせたスライス片群TGを形成する。
図8は第3受け渡し面51上に受け渡されたスライス片群TGを搬送コンベア6上に投入する進出位置まで進出させた状態を示す投入コンベア5の平面図を示している。形成コンベア4の第2受け渡し面41上に形成されたスライス片群TGは、図8に示すように、形成コンベア4の搬送に伴い進出する投入コンベア5の第3受け渡し面51上に受け渡される。このとき、投入コンベア5の第3受け渡し面51上に受け渡されたスライス片群TGは、スライス片体XT毎に微量Lずつだけ搬送コンベア6の搬送方向寄りに位置ずれしている。
図9は搬送コンベア6に対し6個のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5のスライス片体XT毎の進出位置を説明する説明図であって、(a)は1個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置、(b)は2個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置、(c)は3個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置、(d)は4個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置、(e)は5個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置、(f)は最後の6個目のスライス片体XTを投入する際の投入コンベア5の進出位置をそれぞれ示している。図10は投入コンベア5から投入された直後のスライス片群TGの状態を示す搬送コンベア6の平面図を示している。
投入コンベア5の第3受け渡し面51上に受け渡されたスライス片群TGは、図9の(a)に示すように、その搬送方向上流端のスライス片体XTを投入コンベア5の先端53まで搬送させた状態で、投入コンベア5の先端53を搬送コンベア6の搬送ベルト60上において対応するスライス片Xに一致させてから、図9の(b)〜(f)に示すように、投入コンベア5を搬送しながら没入させて搬送コンベア6の搬送ベルト60上に受け渡される。このとき、搬送コンベア6の搬送ベルト60上に受け渡されたスライス片群TGは、図10に示すように、スライス片体XT毎に搬送コンベア6の搬送方向寄りに位置ずれしていた微量Lが搬送コンベア6に対する投入コンベア5の投入速度と搬送コンベア6の搬送速度とに応じて吸収され、スライス片体XT毎に横列方向で整列している。
したがって、本実施の形態では、スライス片群TGを形成し終えるまで繰り返される排出端部22のスライス片体XT毎の進出移動量を、投入コンベア5から投入されるスライス片群TGを搬送コンベア6上において横列方向で整列させるべく投入コンベア5の投入速度と搬送コンベア6の搬送速度とに応じて漸増させるように制御することで、スライス片群TGを投入コンベア5から搬送コンベア6に投入する際にその横列方向のスライス片体XT個々に生じる時間差が、排出端部22のスライス片体XT毎の進出移動量の漸増により横列方向に段差状となる各スライス片体XTによって吸収される。これにより、搬送コンベア6に投入されたスライス片群TGにその各スライス片体XT個々の時間差によって横列方向にズレが生じることがなく、搬送コンベア6上においてスライス片群TGを横列方向に整列させることができる。
また、横列コンベア3と形成コンベア4との間に、横列コンベア3から受け渡された一列のスライス片体XTを形成コンベア4と同期して当該形成コンベア4の第2受け渡し面41に対し順次横列方向へタクト搬送する一列形成コンベア7を設けることで、形成コンベア4上のスライス片群TGを投入コンベア5の第3受け渡し面51に対し横列方向へ受け渡す間、横列コンベア3上の一列のスライス片体XTを一列形成コンベア7上にて待機させておくことができ、横列コンベア3と形成コンベア4との間でのスライス片体XTの横列方向への搬送をスムーズに行うことができる。
なお、本実施の形態では、排出端部22のスライス片体XT毎の進出移動量を投入コンベア5の投入速度と搬送コンベア6の搬送速度とに応じて漸増させたが、搬送コンベアの搬送方向が排出端部の進出方向と逆方向である場合には排出端部のスライス片体毎の進出移動量を漸減させるように第2駆動手段を制御すればよい。
また、本実施の形態では、横列コンベア3と形成コンベア4との間に一列形成コンベア7を設けたが、形成コンベア上のスライス片群を投入コンベアの第3受け渡し面に対し横列方向へ受け渡す間、横列コンベア上の一列のスライス片体を待機させておくことが可能な構成、例えば横列コンベアの搬送方向にスライス片体を待機可能な長さであれば、一列形成コンベアを別途設ける必要がない。
更に、本実施の形態では、3枚のスライス片Xよりなるスライス片体XTを6組組み合わせたスライス片群TGを搬送する搬送装置1について述べたが、スライス片体及びスライス片群はこれに限定されるものではない。また、本実施の形態では、角ハム原木をスライスしたスライス片Xについて述べたが、丸ハム原木、ソーセージ原木やチーズ原木又はベーコン原木などをスライスしたスライス片についても適用できるのはいうまでもない。
2 縦列コンベア
20 搬送ベルト
21 第1駆動手段
22 排出端部
23 第2駆動手段
24 検出センサ(検出手段)
25 コントローラ(制御手段)
3 横列コンベア
31 第1受け渡し面
4 形成コンベア
41 第2受け渡し面
5 投入コンベア
51 第3受け渡し面
6 搬送コンベア
7 一列形成コンベア
X スライス片
XT スライス片体
TG スライス片群

Claims (3)

  1. 食品原木をスライスしたスライス片を搬送ベルト上において縦列状に等間隔で連続して搬送し、その搬送されるスライス片を下方に設けられた第1受け渡し面に対し設定された複数枚毎に受け渡す縦列コンベアと、
    前記第1受け渡し面を有していると共に当該第1受け渡し面に受け渡された複数枚毎のスライス片体を前記縦列コンベアの搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面に前記スライス片体を受け渡す横列コンベアと、
    前記第2受け渡し面を有していると共に当該第2受け渡し面に受け渡されたスライス片体を前記横列コンベアと同期して当該横列コンベアの搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、前記スライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面に前記スライス片群を受け渡す形成コンベアと、
    前記第3受け渡し面を有していると共に前記形成コンベアの下方より当該形成コンベアの搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において前記形成コンベアと直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベアに対し前記第3受け渡し面に受け渡されたスライス片群を投入する投入コンベアと、
    を備え、
    前記縦列コンベアは、
    前記搬送ベルトを駆動する第1駆動手段と、
    前記搬送ベルト上の複数枚毎のスライス片体を前記第1受け取り面に移載すべく、前記搬送ベルトが巻き掛けられかつ前記搬送ベルトと共に搬送方向に進退移動可能な排出端部と、
    前記排出端部を進退移動させる第2駆動手段と、
    前記排出端部に取り付けられ、前記搬送ベルト上のスライス片体のうちの先頭のスライス片の通過を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの検出信号に基づいて前記排出端部を待機位置から進出移動させて前記搬送ベルト上のスライス片体を前記第1受け取り面に受け渡すことを前記形成コンベアの第2受け渡し面上において前記スライス片群を形成し終えるまで繰り返し、そのスライス片群を形成し終えるまで繰り返される前記排出端部のスライス片体毎の進出移動量を、前記投入コンベアから投入されるスライス片群を前記搬送コンベア上においてスライス片体毎に横列方向で整列させるべく前記搬送コンベアに対する前記投入コンベアの投入速度と前記搬送コンベアの搬送速度とに応じて、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と同方向であるときに漸増させる一方、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と逆方向であるときに漸減させるように、前記第2駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とするスライス片の搬送装置。
  2. 前記横列コンベアと前記形成コンベアとの間には、前記横列コンベアから受け渡された一列の前記スライス片体を前記形成コンベアと同期して当該形成コンベアの第2受け渡し面に対し順次横列方向へタクト搬送する一列形成コンベアが設けられている請求項1に記載のスライス片の搬送装置。
  3. 食品原木をスライスしたスライス片を搬送ベルト上において縦列状に等間隔で連続して搬送し、その搬送されるスライス片を下方に設けられた第1受け渡し面に対し設定された複数枚毎に受け渡す縦列コンベアと、
    前記第1受け渡し面を有していると共に当該第1受け渡し面に受け渡された複数枚毎のスライス片体を前記縦列コンベアの搬送方向と直交する方向へ順次横列状にタクト搬送し、その搬送方向に連設された第2受け渡し面に前記スライス片体を受け渡す横列コンベアと、
    前記第2受け渡し面を有していると共に当該第2受け渡し面に受け渡されたスライス片体を前記横列コンベアと同期して当該横列コンベアの搬送方向へ順次横列状にタクト搬送し、前記スライス片体を複数組横列状に組み合わせたスライス片群を形成する際にその搬送方向に連設された第3受け渡し面に前記スライス片群を受け渡す形成コンベアと、
    前記第3受け渡し面を有していると共に前記形成コンベアの下方より当該形成コンベアの搬送方向へ出没自在に進出し、その進出位置の下方において前記形成コンベアと直交する方向へ連続して搬送する搬送コンベアに対し前記第3受け渡し面に受け渡されたスライス片群を投入する投入コンベアと、
    を具備し、
    前記搬送ベルトが巻き掛けられて当該搬送ベルトと共に搬送方向に進退移動可能な排出端部に取り付けられた検出手段によって前記搬送ベルト上でのスライス片体のうちの先頭のスライス片の通過を検出し、この検出信号に基づいて前記排出端部を待機位置から進出移動させて前記搬送ベルト上のスライス片体を複数組毎に前記第1受け取り面に受け渡すことを前記形成コンベア上においてスライス片群を形成し終えるまで繰り返し、そのスライス片群を形成し終えるまで繰り返される前記排出端部のスライス片体毎の進出移動量を、前記搬送コンベアに対する前記投入コンベアの投入速度と前記搬送コンベアの搬送速度とに応じて、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と同方向であるときに漸増させる一方、前記搬送コンベアの搬送方向が前記排出端部の進出方向と逆方向であるときに漸減させて、前記投入コンベアから投入されるスライス片群を前記搬送コンベア上においてスライス片体毎に横列方向で整列させることを特徴とするスライス片の搬送方法。
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