JP5820321B2 - 携帯端末装置、情報収集システム、情報収集方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

携帯端末装置、情報収集システム、情報収集方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、現在位置を測定可能な携帯端末装置と情報収集サーバとの間で現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送受信する技術に関する。
現在、多くの自動車にカーナビゲーションシステムが搭載されている。カーナビゲーションシステムは、GPS(Global Positioning System)のような測位システムを用いて測定した現在位置を利用して、経路の案内や自車位置の表示を行っている。従来、カーナビゲーションシステムによって取得された現在位置を示す情報を含むプローブ情報を情報収集センターの情報収集サーバに集約し、情報収集サーバにおいてプローブ情報を分析することにより、自動車の交通状況(例えば渋滞状況)を把握する技術が提案されてきた。さらに近年では、自動車だけではなく、携帯電話機や携帯ゲーム機、PND(Personal Navigation Device)、PDA(Personal Digital Assistant)といった様々な携帯端末装置にGPS受信機が搭載されつつあることから、これらの携帯端末装置により生成されたプローブ情報を利用することにより、自動車の交通状況の把握に限らず、多様な目的のためのプローブ情報分析をよりきめ細かく行うことが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−119990号公報
プローブ情報分析の目的によっては、プローブ情報の生成・送信が可能な携帯端末装置の内、一部の携帯端末装置により生成されたプローブ情報のみが必要であり、残りの一部の携帯端末装置により生成されたプローブ情報は不要である場合がある。例えば、自動車の渋滞状況を把握することが目的である場合には、道路を走行中の自動車に乗っているユーザの携帯端末装置からのプローブ情報は必要とされるが、歩いているユーザの携帯端末装置からのプローブ情報は不要である。分析の目的に照らすと不要なプローブ情報が携帯端末装置から情報収集サーバに送信されることは、通信量の増大や情報収集サーバの分析処理負荷の増大、分析精度の低下につながるため、好ましくない。
これらの問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、携帯端末装置と情報収集サーバとの間のプローブ情報送受信のための通信量の増大、情報収集サーバによる分析処理負荷の増大および分析精度の低下を抑制可能な技術を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の一形態は、携帯端末装置である。この携帯端末装置は、現在位置を測定する測位部と;前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であるか否かを判定する判定部であって、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する移動手段判別部と、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する移動手段推定部とを含む判定部と;前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送信し、前記特定移動手段でないと判定された場合には、前記プローブ情報を送信しない情報送信部とを備える。
[適用例1]携帯端末装置であって、現在位置を測定する測位部と、前記携帯端末装置に関して予め設定された条件が満たされているか否かを判定する判定部と、前記条件が満たされていると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送信し、前記条件が満たされていないと判定された場合には、前記プローブ情報を送信しない情報送信部と、を備える、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、予め設定された条件が満たされていると判定された場合には、プローブ情報の送信が実行され、前記条件が満たされていないと判定された場合には、プローブ情報の送信が実行されないため、プローブ情報の分析の目的に応じた条件を設定することにより、当該目的のためには不要なプローブ情報は送信されない。そのため、この携帯端末装置では、プローブ情報の分析を行う情報収集装置の分析処理負荷の増大や分析精度の低下を抑制することができると共に、携帯端末装置と情報収集装置との間のプローブ情報送受信のための通信量の増大を抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載の携帯端末装置であって、前記判定部は、前記携帯端末装置の移動手段を判別する移動手段判別部を含み、前記条件は、前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であることである、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、特定移動手段の交通状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のためには不要なプローブ情報は送信されないため、当該目的のためのプローブ情報分析の際の処理負荷の増大や分析精度の低下を抑制することができる。
[適用例3]適用例2に記載の携帯端末装置であって、前記移動手段判別部は、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別し、前記判定部は、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する移動手段推定部を含む、携帯端末装置。
携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合であっても、移動手段は自動車であると推定された場合には、生成されたプローブ情報は、特定移動手段の交通状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のために有用である可能性が高い。この携帯端末装置では、移動手段は自動車であると推定された場合には、条件が満たされていると判定されてプローブ情報の送信が実行されるため、特定移動手段の交通状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のために有用である可能性が高いプローブ情報をより多く収集することができ、このようなプローブ情報の分析の質を向上させることができる。
[適用例4]適用例3に記載の携帯端末装置であって、前記移動手段推定部は、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴が、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された第1の期間の直近の第2の期間に前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると判別された履歴である場合には、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると推定する、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、移動手段が特定移動手段であるか否かの推定を精度良く行うことができる。
[適用例5]適用例4に記載の携帯端末装置であって、前記移動手段推定部は、前記第1の期間の長さが予め設定された閾値以上である場合には、前記第2の期間における判別結果にかかわらず、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段ではないと推定する、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、移動手段が特定移動手段であるか否かの推定をさらに精度良く行うことができる。
[適用例6]適用例3に記載の携帯端末装置であって、前記移動手段推定部は、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された第1の期間における単位時間あたりの前記携帯端末装置の移動距離が予め設定された閾値以上である場合には、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると推定する、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、移動手段が特定移動手段であるか否かの推定を精度良く行うことができる。
[適用例7]適用例3ないし適用例6のいずれかに記載の携帯端末装置であって、前記移動手段推定部は、アルゴリズムに従い前記推定を行い、前記携帯端末装置は、さらに、前記アルゴリズムを特定する情報を受信し、受信した前記アルゴリズムを特定する情報に基づき前記推定に用いる前記アルゴリズムを更新するアルゴリズム管理部を備える、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、推定処理に用いられるアルゴリズムを最適化することができ、推定処理の精度向上を通じて、プローブ情報分析の質をさらに向上させることができる。
[適用例8]適用例1に記載の携帯端末装置であって、前記条件は、測定された前記現在位置が予め設定された地理的範囲内であることである、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、予め設定された地理的範囲内における携帯端末装置の分布状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のためには不要なプローブ情報は送信されないため、当該目的のためのプローブ情報分析の際の処理負荷の増大や分析精度の低下を抑制することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の携帯端末装置であって、さらに、前記条件を特定する情報を受信し、受信した前記条件を特定する情報に基づき前記条件を更新する条件管理部を備える、携帯端末装置。
この携帯端末装置では、プローブ情報の分析の目的に応じて最適な条件を設定することができ、多様な目的のためのプローブ情報分析を精度良く、かつ、効率的に実現することができる。
[適用例10]ネットワークを介して互いに接続される携帯端末装置と情報収集装置とを備える情報収集システムであって、前記携帯端末装置は、現在位置を測定する測位部と、前記携帯端末装置の移動手段が、予め設定された特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する移動手段判別部と、測定された前記現在位置を示す現在位置情報と前記携帯端末装置の移動手段の判別結果を示す移動手段情報とを含むプローブ情報を前記情報収集装置に送信する送信部と、を備え、前記情報収集装置は、前記携帯端末装置から送信された前記プローブ情報を受信する受信部と、前記プローブ情報に含まれる前記移動手段情報の示す判別結果が移動手段は不明であるという判別結果である場合に、以前に受信した前記プローブ情報に含まれる前記移動手段情報の示す判別結果の履歴と前記現在位置情報の示す現在位置測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する移動手段推定部と、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段である場合には、前記携帯端末装置から送信された前記プローブ情報を特定の記憶領域に格納すると共に、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段ではない場合には、前記携帯端末装置から送信された前記プローブ情報を前記特定の記憶領域に格納しない情報格納制御部と、を備える、情報収集システム。
この情報収集システムでは、携帯端末装置において携帯端末装置の移動手段は特定移動手段であると判別された場合には、情報収集装置は当該携帯端末装置から送信されたプローブ情報を特定の記憶領域に格納する。さらに、携帯端末装置において携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合であっても、情報収集装置は、移動手段は自動車であると推定された場合には、当該携帯端末装置から送信されたプローブ情報を特定の記憶領域に格納する。そのため、この情報収集システムでは、特定移動手段の交通状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のために有用である可能性が高いプローブ情報をより多く収集することができるため、このようなプローブ情報の分析の質を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、携帯端末装置、情報送信方法および装置、携帯端末装置と情報収集サーバとを備える情報収集システム、これらの装置、方法、システムを実現するためのコンピュータプログラム等の形態で実現することができる。また、これらのコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体(例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等)に記録されていてもよい。
本発明の第1実施例におけるプローブ情報収集システム10の概略構成を示す説明図である。 プローブ情報の一例を示す説明図である。 プローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。 移動手段の判別結果の履歴に基づく移動手段推定方法の一例を示す説明図である。 現在位置の測定結果の履歴に基づく移動手段推定方法の一例を示す説明図である。 第2実施例におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。 第3実施例におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.プローブ情報収集システムの構成:
A−2.プローブ情報収集処理:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A−1.プローブ情報収集システムの構成:
図1は、本発明の第1実施例におけるプローブ情報収集システム10の概略構成を示す説明図である。本実施例のプローブ情報収集システム10は、情報収集サーバ100と携帯端末装置としての携帯電話機200とを備えている。図1には、携帯電話機200を1台のみ示しているが、プローブ情報収集システム10には、複数の携帯電話機200が含まれ得る。
携帯電話機200は、GPS受信機201と、表示パネル202と、音声出力部203と、加速度センサ204と、無線通信回路205と、操作部206と、主制御部210と、通話制御部220とを備えている。
GPS受信機201は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信して、現在位置(緯度、経度)および高さを測定する。表示パネル202は、液晶ディスプレイとこれを駆動する駆動回路とを備えている。表示パネル202としては、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示デバイスを採用することが可能である。音声出力部203は、音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する回路などから構成される。加速度センサ204は、携帯電話機200の加速度を検出する。無線通信回路205は、基地局BSとの間でデータ通信もしくは音声通信を無線によって行う。操作部206は、テンキー206aやカーソルキー206bなどのボタン群から構成される入力デバイスである。通話制御部220は、音声通話のための着信や呼出、音声信号と電気信号の変換などを行う回路である。
主制御部210は、携帯電話機200の各部を制御する。主制御部210は、CPU211と、RAM212と、ROM213とを備えている。CPU211は、ROM213に記憶されたプログラムをRAM212にロードして実行することで、後述する種々の処理を実行するための機能を実現する。例えば、主制御部210は、表示パネル202を制御することで、地図画像や推奨経路、現在位置などを表示する。また、主制御部210は、無線通信回路205を制御することで、基地局BSを介して(より詳細には、送受信アンテナ、基地局BS、交換局を介して)、インターネットINT上の情報収集サーバ100と通信する。
また、主制御部210は、加速度センサ204からの信号(センサ検出値)に基づき、携帯電話機200(のユーザ)の移動手段が、自動車か(すなわち、携帯電話機200のユーザが自動車に乗っているか)、徒歩か(すなわち、携帯電話機200のユーザが歩いているか)、不明か、のいずれであるかを判別する。例えば、主制御部210は、加速度センサ204を介して予め設定された閾値以上の加速または減速を検出した場合には、移動手段は自動車であると判別する。また、主制御部210は、加速度センサ204を介して略一定周期の上下動を検出した場合には、移動手段は徒歩であると判別する。また、主制御部210は、加速度センサ204からの信号が、移動手段が自動車であると判別される条件と移動手段が徒歩であると判別される条件とのいずれにも該当しない場合には、移動手段は不明であると判別する。
また、主制御部210は、GPS受信機201により測定された現在位置に基づき、現在位置を示す位置情報を含むプローブ情報を生成する。図2は、プローブ情報の一例を示す説明図である。図2に示すように、本実施例では、プローブ情報は、個々の各携帯電話機200を識別する端末IDと、携帯電話機200の現在位置(緯度および経度)を示す位置情報と、携帯電話機200の現在の標高を示す高さ情報と、携帯電話機200が位置する道路を特定する道路IDと、現在位置を測定した時刻を示す時刻情報と、上述のようにして判別された移動手段を示す移動手段情報と、加速度センサ204からの信号(検出値)を示す情報と、情報収集サーバ100による分析処理の際の優先度を示す優先フラグと、を含んでいる。
なお、端末IDは、携帯電話機200の特定の記憶領域に格納されている。また、道路IDは、携帯電話機200および/または情報収集サーバ100が有する地図データに含まれる道路データにおいて各道路に付されたIDである。携帯電話機200が位置する道路は、主制御部210が、GPS受信機201により測定された現在位置を周知のマッチング処理によって道路上の位置に補正することにより特定される。また、優先度は、携帯電話機200において予め設定されている。本実施例において用いられるプローブ情報は、少なくとも端末IDと、位置情報と、時刻情報と、移動手段情報とを含んでいればよく、その他の情報は適宜省略可能である。なお、マッチング処理による現在位置の補正先は、道路上の位置に限られない。例えば、経路が設定されている場合に、主制御部210は、GPS受信機201により測定された現在位置を周知のマッチング処理によって経路上の位置に補正するとしてもよい。
情報収集サーバ100(図1)は、インターネットINTを介して携帯電話機200との通信を行う通信部102と、CPUやRAM、ROMにより構成された制御部104と、情報を記憶する記憶装置105とを備えている。記憶装置105は、例えば、ハードディスク装置により構成されている。記憶装置105内には、プローブ情報データベース(DB)103が構築されている。
情報収集サーバ100の制御部104は、携帯電話機200から送信され、通信部102を介して受信されたプローブ情報を、プローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に格納すると共に、格納されたプローブ情報の分析を行う。上述したように、プローブ情報には、携帯電話機200がGPS受信機201を用いて測定した現在位置を示す情報が含まれる。制御部104は、プローブ情報収集システム10に含まれる各携帯電話機200から受信した複数のプローブ情報を分析することで、例えば自動車の渋滞状況を把握することができる。
A−2.プローブ情報収集処理:
図3は、プローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。プローブ情報収集処理は、携帯端末装置としての携帯電話機200が生成するプローブ情報を情報収集サーバ100によって収集する処理である。本実施例のプローブ情報収集処理は、自動車の交通状況の把握を目的としている。そのため、携帯電話機200の移動手段が自動車である場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報が情報収集サーバ100により収集され、移動手段が自動車ではない場合には、プローブ情報は収集されない。なお、本実施例における移動手段としての自動車は、請求項における特定移動手段に相当する。
はじめに、携帯電話機200の主制御部210は、予め設定されたタイミングで、GPS受信機201を用いて携帯電話機200の現在位置を測定する(ステップS110)。現在位置を測定するタイミングは任意に設定可能であり、例えば1秒に1回とすることができる。次に、主制御部210は、加速度センサ204を用いて、携帯電話機200の移動手段が、自動車か、徒歩か、不明かを判別する(ステップS130)。このとき、主制御部210は、請求項における移動手段判別部および判定部として機能する。主制御部210は、携帯電話機200の移動手段の判別結果の履歴を特定の記憶領域に記憶する。
移動手段の判別(ステップS130)において移動手段は自動車であると判別された場合には、主制御部210は、測定された現在位置に基づきプローブ情報を作成し、無線通信回路205を用いてプローブ情報を情報収集サーバ100に向けて送信する(ステップS160)。その後、主制御部210は、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。一方、移動手段の判別において移動手段は徒歩であると判別された場合には、主制御部210は、プローブ情報の送信(ステップS160)を行うことなく、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。なお、現在位置の測定(ステップS110)と移動手段の判別(ステップS130)の実行順序は、逆であってもよい。また、現在位置の測定と移動手段の判別の実行頻度は、互いに同じ頻度である必要はない。
他方、移動手段の判別(ステップS130)において移動手段は不明であると判別された場合には、主制御部210は、携帯電話機200の移動手段が自動車であるか否かを推定する(ステップS150)。このとき、主制御部210は、請求項における移動手段推定部および判定部として機能する。主制御部210による推定は、携帯電話機200の移動手段の判別結果の履歴に基づき実行される。図4は、移動手段の判別結果の履歴に基づく移動手段推定方法の一例を示す説明図である。まず、主制御部210は、判別結果の履歴を参照して、直近の移動手段が自動車であるか徒歩であるかを判定する。直近の移動手段とは、携帯電話機200の移動手段の判別において、不明と判別された期間の直近の期間で出された不明以外の判別結果(すなわち自動車または徒歩)である。一般に、移動手段が不明と判別されたときの真の移動手段は、移動手段が不明である期間(以下、「不明期間」と呼ぶ)の長さがある程度短い限りにおいて、直近の移動手段と同じであることが多いと考えられる。そのため、主制御部210は、直近の移動手段が自動車であり(すなわち、移動手段の判別結果が「自動車」から「不明」に推移した場合であり)、かつ、不明期間の長さが予め設定された閾値Tthより短い場合には、移動手段は自動車であると推定する。一方、主制御部210は、直近の移動手段が自動車であるが不明期間の長さが予め設定された閾値Tth以上である場合、および、直近の移動手段が徒歩である場合(すなわち、移動手段の判別結果が「徒歩」から「不明」に推移した場合)には、移動手段は自動車ではないと推定する。このようにすれば、携帯電話機200の移動手段が自動車であるか否かの推定を精度良く行うことができる。なお、上記不明期間は、請求項における第1の期間に相当し、上記直近の期間は、請求項における第2の期間に相当する。
なお、移動手段の推定(ステップS150)は、携帯電話機200の現在位置の測定結果の履歴に基づいて実行することもできる。図5は、現在位置の測定結果の履歴に基づく移動手段推定方法の一例を示す説明図である。主制御部210は、携帯電話機200の現在位置の測定結果の履歴に基づき、不明期間における単位時間あたりの移動距離(すなわち平均速度)を算出し、算出値が予め設定された閾値Vth以上である場合には、移動手段は自動車であると推定し、算出値が予め設定された閾値Vthより小さい場合には、移動手段は自動車ではないと推定する。このようにしても、携帯電話機200の移動手段が自動車であるか否かの推定を精度良く行うことができる。
また、移動手段の推定(ステップS150)は、図4に示した移動手段の判別結果の履歴に基づく推定方法と、図5に示した現在位置の測定結果の履歴に基づく推定方法と、を組み合わせた方法に従い実行されるとしてもよい。すなわち、両方の推定方法で移動手段は自動車であると推定された場合に限り、最終的に移動手段は自動車であると推定し、いずれか一方または両方の推定方法で移動手段は自動車ではないと推定された場合には、最終的に移動手段は自動車ではないと推定するものとしてもよい。このようにすれば、真の移動手段は自動車ではない場合に携帯電話機200の移動手段は自動車であると推定される事態の発生を抑制することができる。
また、移動手段の推定(ステップS150)は、道路種別に基づいて実行することもできる。例えば、主制御部210は、GPS受信機201により測定された現在位置を周知のマッチング処理によって道路上の位置に補正することにより、携帯電話機200が位置する道路を特定し、特定された道路の種別が自動車専用道路である場合には、移動手段は自動車であると推定し、特定された道路の種別が自動車が通行できない道路である場合には、移動手段は自動車ではないと推定する。
なお、移動手段の推定(ステップS150)は、1つの測位点の位置情報(現在位置の測定結果)に基づき実行されるとしてもよいし、複数の測位点の位置情報に基づき実行されるとしてもよい。
主制御部210は、移動手段の判別(ステップS130)において移動手段は不明であると判別され、かつ、移動手段の推定(ステップS150)において移動手段は自動車であると推定された場合には、プローブ情報を情報収集サーバ100に向けて送信する(ステップS160)。その後、主制御部210は、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。一方、移動手段の推定(ステップS150)において移動手段は自動車ではないと推定された場合には、主制御部210は、プローブ情報の送信(ステップS160)を行うことなく、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。
情報収集サーバ100の制御部104は、携帯電話機200から送信されたプローブ情報を受信し(ステップS210)、受信したプローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶する(ステップS230)。
以上説明したように、本実施例のプローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理では、携帯電話機200は、移動手段の判別(図3のステップS130)において移動手段は自動車であると判別された場合には、情報収集サーバ100に向けてプローブ情報を送信するが、移動手段は徒歩であると判別された場合には、プローブ情報を送信しない。そのため、情報収集サーバ100には、移動手段は徒歩であると判別された携帯電話機200により生成されたプローブ情報のように自動車の交通状況の把握のために不要なプローブ情報は収集されない。従って、本実施例のプローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理では、情報収集サーバ100による分析処理負荷の増大や分析精度の低下を抑制することができると共に、携帯電話機200と情報収集サーバ100との間のプローブ情報送受信のための通信量の増大を抑制することができる。
また、本実施例のプローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理では、携帯電話機200は、移動手段の判別において移動手段は不明であると判別された場合には、移動手段の判別結果の履歴と現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、携帯電話機200の移動手段は自動車であるか否かを推定し、移動手段は自動車であると推定された場合には、移動手段は自動車であると判別された場合と同様に、情報収集サーバ100に向けてプローブ情報を送信する。移動手段は不明であると判別された場合であっても、移動手段は自動車であると推定された場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報は、自動車の交通状況の把握のために有用である可能性が高い。そのため、本実施例のプローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理では、自動車の交通状況の把握を目的としたプローブ情報の分析のために有用である可能性が高いプローブ情報をより多く収集することができ、情報収集サーバ100によるプローブ情報分析の質を向上させることができる。
なお、本実施例のプローブ情報収集システム10におけるプローブ情報収集処理では、携帯電話機200が経路案内中であるか否かに関わらず、図3に示した処理を実行するものとしている。そのため、情報収集サーバ100は、多くの携帯電話機200から継続的にプローブ情報を収集することができ、プローブ情報分析の質を向上させることができる。ただし、携帯電話機200は、経路案内中にのみ図3に示した処理を実行するものとしてもよい。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。第2実施例におけるプローブ情報収集処理は、主として、携帯電話機200における移動手段の判別結果にかかわらず情報収集サーバ100に向けてプローブ情報が送信される点、および、情報収集サーバ100において携帯電話機200の移動手段に応じたプローブ情報記憶要否判定が実行される点が、図3に示した第1実施例におけるプローブ情報収集処理とは異なっている。
すなわち、携帯電話機200の主制御部210は、現在位置を測定すると共に(ステップS110)、携帯電話機200の移動手段が、自動車か、徒歩か、不明かを判別する(ステップS130)。主制御部210は、移動手段の判別結果を特定する移動手段情報(図2参照)を含むプローブ情報を作成し、情報収集サーバ100に向けて送信する(ステップS160)。
情報収集サーバ100の制御部104は、携帯電話機200から送信されたプローブ情報を受信すると(ステップS210)、プローブ情報に含まれる移動手段情報を読み込む(ステップS220)。プローブ情報に含まれる移動手段情報の特定する移動手段が「自動車」である場合には、制御部104は、受信したプローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶する(ステップS230)。一方、プローブ情報に含まれる移動手段情報の特定する移動手段が「徒歩」である場合には、制御部104は、プローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶すること(ステップS230)はしない。この場合には、制御部104は、受信したプローブ情報を廃棄するか、プローブ情報データベース103以外の他のデータベースのレコードとして記憶する。
また、情報収集サーバ100の制御部104は、プローブ情報に含まれる移動手段情報の特定する移動手段が「不明」である場合には、携帯電話機200の移動手段が自動車であるか否かを推定する(ステップS222)。情報収集サーバ100の制御部104による推定処理は、第1実施例における携帯電話機200の主制御部210による推定処理(図3のステップS150)と同様に実行される。すなわち、情報収集サーバ100の制御部104は、プローブ情報に含まれる移動手段情報により特定される携帯電話機200の移動手段の判別結果の履歴を特定の記憶領域に記憶し、当該履歴に基づき推定処理を実行する。あるいは、制御部104は、プローブ情報に含まれる現在位置情報により特定される携帯電話機200の現在位置の測定結果の履歴を特定の記憶領域に記憶し、当該履歴に基づき推定処理を実行するとしてもよい。あるいは、制御部104は、両方の推定方法で移動手段は自動車であると推定された場合に限り、最終的に移動手段は自動車であると推定し、いずれか一方または両方の推定方法で移動手段は自動車ではないと推定された場合には、最終的に移動手段は自動車ではないと推定するものとしてもよい。
移動手段の推定(ステップS222)において移動手段は自動車であると推定された場合には、情報収集サーバ100の制御部104は、プローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶する(ステップS230)。一方、移動手段の推定において移動手段は自動車ではないと推定された場合には、制御部104は、プローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶すること(ステップS230)はしない。
以上説明したように、第2実施例におけるプローブ情報収集処理では、携帯電話機200は、移動手段の判別(ステップS134)を行い、判別結果(自動車か徒歩か不明か)を示す移動手段情報を含むプローブ情報を情報収集サーバ100に向けて送信する。情報収集サーバ100は、プローブ情報に含まれる移動手段情報が「自動車」である場合、および、移動手段情報が「不明」であり、かつ、移動手段は自動車であると推定された場合には、プローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶する。一方、情報収集サーバ100は、プローブ情報に含まれる移動手段情報が「徒歩」である場合、および、移動手段情報が「不明」であり、かつ、移動手段は自動車ではないと推定された場合には、プローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶することはしない。そのため、第2実施例におけるプローブ情報収集処理では、情報収集サーバ100による分析処理負荷の増大を抑制することができると共に、分析の質を向上させることができる。
C.第3実施例:
図7は、第3実施例におけるプローブ情報収集処理の流れを示す説明図である。第3実施例におけるプローブ情報収集処理は、主として、プローブ情報収集の条件が図3に示した第1実施例におけるプローブ情報収集処理とは異なっている。具体的には、第3実施例のプローブ情報収集処理は、予め設定された地理的範囲(以下、「対象エリア」と呼ぶ)内における携帯電話機200の分布状況の把握を目的としている。そのため、携帯電話機200の現在位置が対象エリア内である場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報が情報収集サーバ100により収集され、携帯電話機200の現在位置が対象エリア内ではない場合には、プローブ情報は収集されない。
携帯電話機200の主制御部210は、現在位置を測定すると共に(ステップS110)、測定された現在位置が対象エリア内であるか否かを判定する(ステップS132)。携帯電話機200の現在位置は対象エリア内であると判定された場合には、主制御部210は、測定された現在位置に基づきプローブ情報を作成し、プローブ情報を情報収集サーバ100に向けて送信する(ステップS160)。その後、主制御部210は、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。一方、携帯電話機200の現在位置は対象エリア内ではないと判定された場合には、主制御部210は、プローブ情報の送信(ステップS160)を行うことなく、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。情報収集サーバ100は、携帯電話機200から送信されたプローブ情報を受信し(ステップS210)、受信したプローブ情報をプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶する(ステップS230)。
以上説明したように、第3実施例におけるプローブ情報収集処理では、携帯電話機200は、携帯電話機200の現在位置が対象エリア内であると判定された場合には、情報収集サーバ100に向けてプローブ情報を送信するが、携帯電話機200の現在位置が対象エリア内ではないと判定された場合には、プローブ情報を送信しない。そのため、情報収集サーバ100には、対象エリア外に位置する携帯電話機200により生成されたプローブ情報のように、対象エリア内における携帯電話機200の分布状況の把握のためには不要なプローブ情報は収集されない。従って、第3実施例におけるプローブ情報収集処理では、情報収集サーバ100による分析処理負荷の増大や分析精度の低下を抑制することができると共に、携帯電話機200と情報収集サーバ100との間のプローブ情報送受信のための通信量の増大を抑制することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例におけるプローブ情報収集システム10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施例では、携帯電話機200は、GPS受信機201を備えるとしているが、GPS受信機201の代わりに、GPS以外の他の測位システムを利用して携帯電話機200の現在位置を測定するデバイスを備えるとしてもよい。また、上記実施例では、GPS受信機201は携帯電話機200の現在位置に加えて現在の高さを測定するとしているが、高さの測定は省略可能である。
また、上記実施例では、携帯端末装置として携帯電話機200を適用した例を示したが、携帯端末装置の態様はこれに限られない。例えば、無線通信機能および測位機能を備えたポータブル型のナビゲーション装置や持ち運び可能なパーソナルコンピュータ、ゲーム機、PND(Personal Navigation Device)、PDA(Personal Digital Assistant)等を携帯端末装置として適用することが可能である。
D2.変形例2:
上記第1実施例のプローブ情報収集処理(図3)では、携帯電話機200の移動手段は不明であると判別された場合に、移動手段は自動車であるか否かの推定処理(ステップS150)が実行されるとしているが、このような推定処理は省略可能である。例えば、携帯電話機200の移動手段は不明であると判別された場合には、推定処理が行われることなく、情報収集サーバ100へのプローブ情報送信は実行されないとしてもよい。
D3.変形例3:
上記第1実施例および第2実施例において、移動手段は自動車であるか否かの推定処理に用いられるアルゴリズムは、任意に変更可能である。例えば、上記第1実施例において、携帯電話機200の主制御部210は、推定処理に用いられるアルゴリズムを特定する情報をインターネットINTを介して受信し、当該情報に基づき推定処理に用いられるアルゴリズムを変更(更新)することができるとしてもよい。同様に、上記第2実施例において、情報収集サーバ100の制御部104は、推定処理に用いられるアルゴリズムを特定する情報を取得し、当該情報に基づき推定処理に用いられるアルゴリズムを変更(更新)することができるとしてもよい。このようにすれば、推定処理に用いられるアルゴリズムを最適化することができ、推定処理の精度向上を通じて情報収集サーバ100による分析の質をさらに向上させることができる。
D4.変形例4:
上記第1実施例および第2実施例では、携帯電話機200の移動手段の判別は、自動車か徒歩か不明かのいずれであるかを判別するものとしているが、移動手段の判別態様はこれに限られない。例えば、携帯電話機200の移動手段の判別結果の選択肢としては、自動車、徒歩、自転車、バス、鉄道、飛行機、船舶、不明の内の少なくとも2つであればよい。
また、上記第1実施例および第2実施例では、プローブ情報収集処理の目的は自動車の交通状況の把握であるとし、特定移動手段は自動車であるとしている。すなわち、上記第1実施例では、携帯電話機200の移動手段が自動車である場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報が情報収集サーバ100により収集され、移動手段が自動車ではない場合には、プローブ情報は収集されないとしている。また、上記第2実施例では、携帯電話機200の移動手段が自動車である場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報がプローブ情報データベース103のレコードとして記憶装置105に記憶され、移動手段が自動車ではない場合には、プローブ情報は記憶されないとしている。これに代えて、プローブ情報収集処理の目的は自動車以外の上記他の移動手段の状況の把握であり、特定移動手段は当該他の移動手段であるとしてもよい。すなわち、上記第1実施例において、携帯電話機200の移動手段が当該他の移動手段である場合には、携帯電話機200により生成されたプローブ情報が情報収集サーバ100により収集され、移動手段が当該他の移動手段ではない場合には、プローブ情報は収集されないとしてもよい。また、この場合にも、上記第1実施例と同様に、携帯電話機200の移動手段は不明であると判別された場合には、移動手段の判別結果の履歴と現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、移動手段は特定移動手段であるか否かの推定処理が実行されるとしてもよい。上記第2実施例においても同様である。また、特定移動手段は1種類の移動手段に限られず、複数種類の移動手段が特定移動手段に設定されるとしてもよい。
D5.変形例5:
上記第2実施例では、携帯電話機200における移動手段の判別結果にかかわらず情報収集サーバ100に向けてプローブ情報が送信されるとしているが、これに代えて、移動手段が自動車である(すなわち特定移動手段である)と判別された場合、および、移動手段が不明であると判別された場合にはプローブ情報が送信されるが、移動手段が徒歩である(すなわち特定移動手段以外の移動手段である)と判別された場合にはプローブ情報が送信されないとしてもよい。このようにすれば、携帯電話機200と情報収集サーバ100との間のプローブ情報送受信のための通信量の増大を抑制することができる。
D6.変形例6:
携帯電話機200により生成されたプローブ情報が情報収集サーバ100によって収集される条件は、上記第1実施例(図3)および第2実施例(図6)では携帯電話機200の移動手段が自動車であることであり、第3実施例(図7)では携帯電話機200の現在位置が対象エリア内であることであるが、プローブ情報が情報収集サーバ100により収集される条件としては、プローブ情報収集処理の目的に応じて、他の任意の条件を設定することが可能である。また、例えば、携帯電話機200の主制御部210は、当該条件を特定する情報をインターネットINTを介して受信し、当該条件を変更(更新)することができるとしてもよい。このようにすれば、プローブ情報の分析の目的に応じて最適な条件を設定することができ、多様な目的のためのプローブ情報分析を精度良く、かつ、効率的に実現することができる。
10…プローブ情報収集システム
100…情報収集サーバ
102…通信部
103…プローブ情報データベース
104…制御部
105…記憶装置
200…携帯電話機
201…GPS受信機
202…表示パネル
203…音声出力部
204…加速度センサ
205…無線通信回路
206…操作部
210…主制御部
211…CPU
212…RAM
213…ROM
220…通話制御部

Claims (8)

  1. 携帯端末装置であって、
    現在位置を測定する測位部と、
    前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であるか否かを判定する判定部であって、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する移動手段判別部と、
    前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する移動手段推定部と
    を含む判定部と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送信し、前記特定移動手段でないと判定された場合には、前記プローブ情報を送信しない情報送信部
    を備える携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    前記移動手段推定部は、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴が、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された第1の期間の直近の第2の期間に前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると判別された履歴である場合には、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると推定する、携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    前記移動手段推定部は、前記第1の期間の長さが予め設定された閾値以上である場合には、前記第2の期間における判別結果にかかわらず、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段ではないと推定する、携帯端末装置。
  4. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    前記移動手段推定部は、前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された第1の期間における単位時間あたりの前記携帯端末装置の移動距離が予め設定された閾値以上である場合には、前記第1の期間における前記携帯端末装置の移動手段は前記特定移動手段であると推定する、携帯端末装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の携帯端末装置であって、
    前記移動手段推定部は、アルゴリズムに従い前記推定を行い、
    前記携帯端末装置は、さらに、
    前記アルゴリズムを特定する情報を受信し、受信した前記アルゴリズムを特定する情報に基づき前記推定に用いる前記アルゴリズムを更新するアルゴリズム管理部を備える、携帯端末装置。
  6. ネットワークを介して互いに接続される携帯端末装置と情報収集装置とを備える情報収集システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    現在位置を測定する測位部と、
    前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であるか否かを判定する判定部であって、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する移動手段判別部と、
    前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する移動手段推定部と
    を含む判定部と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を、前記情報収集装置に送信し、前記特定移動手段でないと判定された場合には、前記プローブ情報を前記情報収集装置に送信しない情報送信部と
    を備え、
    前記情報収集装置は、
    前記携帯端末装置から送信された前記プローブ情報を受信する受信部と、
    前記携帯端末装置から受信した前記プローブ情報を特定の記憶領域に格納する情報格納制御部と
    を備える、情報収集システム。
  7. 携帯端末装置において情報を収集する情報収集方法であって、
    前記携帯端末装置の現在位置を測定する工程と、
    前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であるか否かを判定する工程と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを判定する際、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する工程と、
    前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する工程と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送信し、前記特定移動手段でないと判定された場合には、前記プローブ情報を送信しない工程と
    を前記携帯端末装置が行うことを特徴とする情報収集方法。
  8. 携帯端末装置のコンピュータに情報をやり取りする機能を実現させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記携帯端末装置の現在位置を測定する機能と、
    前記携帯端末装置の移動手段が予め設定された特定移動手段であるか否かを判定する機能と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを判定する際、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段と前記特定移動手段以外の移動手段と不明とのいずれであるかを判別する機能と、
    前記携帯端末装置の移動手段は不明であると判別された場合に、前記携帯端末装置の移動手段の判別結果の履歴と前記現在位置の測定結果の履歴との少なくとも一方に基づいて、前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であるか否かを推定する機能と、
    前記携帯端末装置の移動手段が前記特定移動手段であると判定された場合には、測定された前記現在位置を示す情報を含むプローブ情報を送信し、前記特定移動手段でないと判定された場合には、前記プローブ情報を送信しない機能とを実現させるためのコンピュータプログラム。
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