JP5820134B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用計器、船舶用計器、航空機用計器などに用いる表示装置に関するものである。
従来、自動車などに用いる各種の計器には、通常一般に、作動状態の現在状況などを作業者に知らせるための表示装置が設けられている。しかし、近年、これらの計器の進歩に伴って、表示装置にも表示項目の増加、表示内容の多様化などが求められている。また、計器の視認性の改善要求や高機能化などに伴い、表示内容がカラー化された表示装置も提案され、開発されている(例えば、特許文献1参照)。
即ちこれは、図10に示すように、自動車の計器に付設して搭載された表示装置100であって、各部の故障状態などの警告情報を表示する警告表示装置として用いられている。また、この表示装置100は、自動車用計器(コンビネーションメータ)に組み込まれるもので、図11に示すように、前後に開口部111を備えたハウジング110を有している。
このハウジング110の前方の開口部111には、透明または半透明のスクリーン板120が装着されるとともに、後方の開口部112には、複数のLEDランプからなる光源130がプリント配線基板140に実装された状態で配置されている。また、このハウジング110の内部には、所望のシンボルを記録したフィルム150とともにレンズ体160を備えており、光源130からの光がフィルム150を通過後、前方のスクリーン板120に拡大された状態で投射される。
特開平7−117527号公報
ところで、このような表示装置では、多数のレンズ体を設置する必要があるため、その分、コストが嵩む。しかも、表示内容が常時同一種類のシンボルパターンで表示されるだけである。従って、表示内容が画一的である。つまり、限られたスペース内で、多数パターンのシンボル表示を行う多機能のカラー表示が実現困難であった。
このような事情から、限られた表示装置内で複数種類のパターンのシンボル表示を実現できるような表示装置の開発が要望されていた。そこで、フルカラーのLCD(Luquid Crystal Display)を用いて各種のシンボルを切り替えて表示させるフルカラーの表示装置の開発も検討されている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、限られた領域内であっても、画面を簡易に切り替えて各種異なるパターンのシンボルをカラー表示させることができる、簡易な構造の表示装置を低コストで提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、下記(1)から(3)を特徴としている。
(1)複数の仕切板で区画された照明室を複数有するハウジングと、
前記ハウジングの底部側とは反対側から外部に向けて開口した開口部に設けたLCDと、
前記LCDのバックライト用として少なくとも2種類の異なる波長光を出射させるため前記照明室ごとにハウジングの底部に設置した、少なくとも2種類の異なる波長のものからなる光源と、
前記LCD及び前記光源の動作を制御する制御部と、
を備え、各種シンボルからなる複数種類のシンボルパターンを、前記発光色を切替えて表示する表示装置であって、
前記LCDは、前記光源からの光を前記波長の種類に関係なく透過させる透過領域を、前記シンボルパターンごとに異ならせて形成するとともに、前記複数種類のシンボルパターンに合わせて前記各透過領域を選択的に切替えることで複数種類の画像が形成可能であり、
前記制御部は、1つのシンボルパターンを1つの照明室で表示する場合、当該照明室の光源を、予め定められた波長の発光色で点灯動作させ、かつ、前記1つのシンボルパターンに関連する1つ以上のシンボルパターンを追加的に表示する場合、前記1つのシンボルパターンおよび前記関連する1つ以上のシンボルパターンを互いに隣接する複数の照明室に対応する領域にそれぞれ割り当て、当該複数の照明室の各光源を共通の前記予め定められた波長の発光色で点灯動作させるように切替えることで連結照明室を形成するとともに、前記複数種類のシンボルパターン表示に合わせて前記連結照明室を変更させることで、前記LCDでの複数種類のカラー画像表示を変更可能に構成した、
こと。
(2) 上記(1)の構成の表示装置であって、
前各照明室のうち互いに隣り合う前記照明室との間の仕切板およびその周辺部分に対応するLCDの仕切領域は、前記光源からの光が透過しない非透過領域で構成されたこと。
(3) 上記(1)または(2)の構成の表示装置であって、
前記光源は、R、G、Bの3種の波長のうちの少なくともいずれか2種類の波長の照明光をそれぞれ出射する、少なくとも2種類のLEDで構成したこと。
上記(1)の構成の表示装置によれば、LCDは、表示すべき複数種類のシンボルパターンでの透過領域を、選択的に切替えて形成可能な構成である。ところが、このLCDは、各シンボルパターンに関しては、光源からの各種波長光のいずれであっても同一透過領域とした、単一の構造である。換言すれば、画素に応じたLCDのセルごとに、光源となるRGBを選択的に点灯動作させるわけではない。従って、簡易な構造のものを用いて、シンボルパターンを構成する各シンボルをそれぞれ単一色でカラー表示させることができる。
しかも、本発明の表示装置によれば、LCDは前述のような各種波長の単色光が同じパターンの透過領域を透過する簡易な表示構成である。従って、隣接する照明室での表示色について共通の同じ波長のものを用いることで、連結照明室を形成することにより、シンボルパターン内の個々のシンボルの表示領域を適宜自由に拡大させることもできる。これにより、シンボルパターンを変更させる場合に、簡易な方法での表示切替が実現できる。
上記(2)の構成の表示装置によれば、各照明室のうち、互いに隣り合う照明室との間の仕切板に対応する仕切領域の周辺には、前記LEDによる前記光源からの光が透過しない領域を設けるように構成したので、光源からの光が透過することがない。つまり、仕切領域にもLEDの背景色と同じ色、例えば黒色で表示できるので、照明室を画成する仕切板の影などが画面に顕在化して視認されるといったことがなく、良質のカラー表示を実現できる。
上記(3)の構成の表示装置によれば、光の三原色である、R、G、Bの3種の波長のうちの少なくともいずれか2種類の波長の照明光を用いる構成とすることで、これらの波長の光を合成することで、ほかの波長の照明光を形成することもできるので、その分、コスト及び設置スペースを削減できる。
本発明の表示装置によれば、限られた領域内であっても、画面を簡易に切り替えて各種異なるパターンのシンボルをカラー表示させることができる、簡易な構造の表示装置を低コストで提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の表示装置が適用されたモータケースを備えるコンビネーションメータを示す平面図である。 図1におけるII−II線の矢視断面図である。 図3(A)は、図1の表示装置のハウジングを示す平面図であり、図3(B)は、LCDの標準表示エリアを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示装置での初期画面を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る表示装置での標準表示モードでの表示画面内容を示す説明図である。 図8(A)は、その表示装置での拡大表示モードでの照明室の構成を示す説明図であり、図8(B)はその表示装置での拡大表示モードでの表示画面内容を示す説明図である。 図9(A)は、その表示装置の変形例における、他の拡大表示モードでの照明室の構成を示す説明図であり、図9(B)は、その表示装置の変形例における、他の拡大表示モードでの表示画面内容を示す説明図である。 従来の表示装置である警告表示装置を示す説明図である。 従来の表示装置のハウジング内部の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置1などを示すものであり、この表示装置1は、コンビネーションメータ10の一部を構成しており、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を、所定のシンボルを組み合わせた所定パターン(以下、「シンボルパターン」とよぶ)によって表示するようになっている。
このコンビネーションメータ10は、表面側を形成する表示板11が全面に亘って嵌め込まれている。また、この表示板11には、後述するメータ装置及び表示装置1を含む各種計器類を設置するための各種表示窓を開口させており、側面及び背面側を構成するコンビネーションメータケース12と一体化されている。更に、この表示板11は、黒色系などの透明なカバーガラス13で上部が覆われている。なお、図1において、符号14及び15はそれぞれメータ装置を構成する速度計(スピードメータ)及び回転計(レヴカウンタ)、16はウォーニング部、17は左右のターン表示部、18はトリップメータをリセットさせるトリップノブを示す。
表示装置1は、図2に示すように、ハウジング2と、後述する照明室22ごとに単色カラーによる各種シンボルパターンでの表示を行うLCD3と、各種のLEDからなりLCD3のバックライトを構成する光源4と、CAN(Controller Area Network)を実現するプログラム及び本発明のカラー表示方法の動作手順を格納したプログラムを格納したROM、RAMを含むEEPROMなどを備えたCPUからなる制御部5(図4参照)と、を備えている。
ハウジング2は、図2及び図3(A)、図3(B)に示すように、上面が全面に亘って開口した上側開口部2Aと、下面の全面に開口した下側開口部2Bとを設けている。また、このハウジング2は、内部が複数の仕切板21で区画された複数の照明室22、即ち、照明室22A,照明室22B,・・・,照明室22Gを有している。
本実施形態では、詳細は後述するが、「標準エリア表示モード」の場合には、トリップメータ及び時計を常時白色で表示させる必須画面表示領域が、LCD3での、照明室22Aに対応する領域に設定される。同様に、シフトレバーの現在状況を常時表示させる必須画面表示領域が、LCD3での、照明室22Dに対応する領域に設定される。
なお、これ以外の表示領域は、必須表示領域ではないが、「標準エリア表示モード」の場合には、簡易なナビゲーションを青色で表示させる画面表示領域が、LCD3での、照明室22Bおよび照明室22Cに対応する領域に設定される。「標準エリア表示モード」の場合には、このほかに、各種ウォーニングの発生に備え、ウォーニングの危険性の程度などに合わせてこれを赤、緑、青のいずれかの色で表示させる画面表示領域が、LCD3での、照明室22E〜照明室22Gに対応する領域に設定される。
このように、上記の表示モードでの各種シンボルを表示するシンボルパターンは、予め一義的に決定されているが、別のモード、例えば後述する「拡大エリア表示モード」の場合にも、LCD3での各領域に応じて、所定のシンボルが各種の単色カラーで表示される。但し、この「拡大エリア表示モード」の場合には、シンボルの表示エリアを一部拡大させる構成となっているため、後述する連結照明室Yが形成されている。
なお、照明室22に対応するハウジング2の上面開口部分には、全面に亘り後述するLCD3及び拡散板3Aが配置されている。また、照明室22間に設けた仕切板21の部分にも、ここを跨った状態でLCD3が配置されている。従って、詳細は後述するが、LCD3では、図3(B)に示すように、各照明室22に対応して、所定のいずれかのシンボルパターンに応じた形状の単色カラー領域(以下、「シンボルパターン領域α」とよぶ)と、上記光源4の光が透過しない黒色の非シンボルパターン領域(以下、「背景領域β」とよぶ)とが形成される。
また、さらに、LCD3では、ハウジング2に設けた仕切板21に対応する領域(以下、「仕切領域γ」とよぶ)も形成されるが、この部分には光源からの光が透過しないように、非透過領域として構成されている。即ち、この非透過領域は、制御部5によるLCDドライバ31制御により所定の電圧が印加されることがないように処理が施されている。
このように、LCD3では、仕切板21に対応する仕切領域γにおいて、上記光源4の光が透過しない構成であるので、黒色の背景領域βと同様に黒色を呈する。このため、LCD3では、仕切板21に対応する仕切領域γが、図3(B)に示すような白色などに色抜けした状態で外部から視認されることがない。
LCD3は、所望のシンボルパターンに対応する領域のみを所定の色でカラー表示させるために、その表示すべきシンボルパターンの種類の数だけ透過領域を切り替えて変更させるように構成されている。このため、図4に示すように、LCD3では、制御部5によって、各光源4のLEDの点灯制御と同期して、各画素に対応する各セルへの印加電圧のオン・オフ制御がLCDドライバ31を介して行われる。
本実施形態のLCD3には、図3(B)に示すように、各照明室22に対応して、各光源4からいずれかの波長の単色光が、いずれかのシンボルパターンに対応した所定のパターンの透過領域を透過することでカラー表示される単色カラー領域である、シンボルパターン領域αと、光源4の光が透過しない黒色の非シンボルパターン領域である、背景領域βとが形成される。同様に、LCD3では、仕切板21に対応する仕切領域γにおいて、光源4の光が透過しない構成であるので、黒色の背景領域と同様に黒色を呈する。このため、仕切板21に対応する部分が、白色などに色抜けした状態で外部から視認されることがない。
さらに、このLCD3には、後述するイグニッションキー部(IGN)をキー操作し、エンジンを始動させるのと同期して、LCDドライバ31を介して図6に示す初期画面が表示される。即ち、「拡大表示画面を形成させますか?」の質問文が所定の照明室22A〜22Cに対応する画面領域に表示されるとともに、その下の所定の照明室22E及び22Fに対応する画面領域に、選択肢、つまり、「YES」と「NO」とが表示される。
また、このLCD3では、図示外のパネルスイッチが照明室22E及び22Fに対応する、LCD3の設置領域と拡散板3Aの設置領域との直下に形成されており、この領域のいずれかを指などで押圧操作することで、「YES」と「NO」とのいずれかを選択させて入力することができるように構成されている。
光源4は、LCD3の画面上で、白色でのシンボルパターンを表示させるほかに、赤色、緑色、青色の各単色カラーでのシンボルパターン表示を行うために、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応する各波長(λ1〜λ4)の光をそれぞれ出射するLEDが、ハウジング2の上面開口とは反対側である下面を構成するプリント基板P上に実装されている。
なお、本実施形態では、白色でシンボルパターン領域αを発光表示させる場合には、コスト削減のため、3種類のLEDの全て、つまり、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類のLEDを同時に点灯させる。これにより、これら3原色の波長の光を加法混合させて白色光を合成させているが、専用の白色(W)のLEDを設置してもよい。また、後述するように、図9(A)、図9(B)に示すような黄色(Y)でのカラー表示を行う場合には、赤色(R)と緑色(G)の波長光を出射する2種類のLEDを同時に点灯動作させることで、双方の光を合成させればよい。
制御部5は、表示すべきカラーでのシンボルパターンに応じて、照明室22ごとにR、G、BのLEDの光源4うちのいずれか一種類の光源4のものに切替えて、或いは2種類、または3種類全てを点灯動作させる制御を行う。また、制御部5は、これと同時に、LCD3による表示を複数種のシンボルパターンのいずれかに切替えさせるために、各画素に対応する各セルへの印加電圧のオン・オフ制御をLCDドライバ31を介して行う。これにより、表示すべきシンボルパターンに応じて、シンボルパターン領域αに見合った光透過領域を形成する。
なお、この制御部5では、図4に示すように、上述のような光源4及びLCD3の駆動制御を行うほかに、速度計14や回転計15の制御も行っている。例えば、速度計14については、図示しないセンサによって検出された現在速度に対応したセンサ信号に基づき、指針を所定角度だけ回動させ、表示板に形成された特定の数字を指し示す。
さらに、制御部5では、ウォーニング部16のシンボル表示のためにウォーニング用LEDを点灯動作させるとともに、トリップノブを押下させることで、これに連動するスイッチを作動させると、トリップメータのデジタル数字をオールゼロにリセットさせる制御動作も行っている。なお、制御部5は、電源回路51を介してバッテリBと接続されて給電されるように構成されているとともに、各インターフェース(I/F)を介してイグニッションキー部(IGN)及びカーエアコン部(CA)などとも接続されている。
次に、本発明に係るカラー表示方法について、本実施形態の表示装置1を用いて詳細に説明する。
初めに、イグニッションキー部(IGN)をキー操作し、エンジンを始動させると、制御部5の制御によって各種計器が初期化された後に動作を開始する(第1ステップS1)。
即ち、制御部5では、LCD3がLCDドライバ31を介して図6に示すような初期画面が表示される。これにより、「拡大表示画面を形成させますか?」の質問文が所定の照明室22A〜22Cに対応する領域に表示されるとともに、その下の所定の照明室22E及び22Fに対応する領域に選択肢、つまり、「YES」と「NO」とが表示される(第2ステップS2)。
そこで、例えば「NO」に対応する照明室22Fの直上のLCD3画面を押下することで、「標準エリア表示モード」を選択したとする。すると、その部分に設けたパネルスイッチがオンし、制御部5の制御により、標準エリア表示モードの設定動作が開始する(第3ステップS3)。
これにより、図3(B)に示すように、ハウジング2の内部が標準エリア用の照明室22として割付けられる(第4ステップS4)。即ち、図3(B)に示すように、照明室22Aから照明室22Gの6つの照明室に画面が割り付けられる。照明室22Aは、白色のシンボルパターンでトリップメータ及び時計を常時単色カラー表示する。照明室22Bおよび22Cは、青色のシンボルパターンで簡易ナビゲーションを単色カラー表示する連結照明室(X)を構成する。照明室22Dは、白色のシンボルパターンで例えばパーキングモードなどを単色カラー表示する。照明室22Eは、例えばシートベルトの付け忘れがあれば赤色のシンボルパターンで警告する単色カラー表示する。照明室22Fは、エコ運転中のときに緑色のシンボルパターンで単色カラー表示する。照明室22Gは、例えば前照灯がハイビーム状態であるときに青色のシンボルパターンでこの状態を知らせるためこれを単色カラー表示する。
つまり、制御部5により、各照明室22の領域に対応して設置してある光源4のなかで所定波長のLEDが点灯動作を開始する。これに加え、各照明室22の領域に対応するLCD3の領域に所定のシンボルパターンで光源4からの光が透過可能となるように、制御部5によって各画素に合わせた各セルに所定電圧が印加される。
これにより、LCD3には、LCDドライバ31を介して標準エリア用の制御信号が出力されるので、表示装置1の画面には、図7に示すような標準画像が表示される(第9ステップS9)。
一方、第2ステップS2において、「YES」に対応する照明室22Eを押下して選択すると、次に第5ステップS5へ移行し、前述の「標準エリア表示モード」とは異なる「拡大エリア表示モード」に設定変更される。即ち、この第5ステップS5では、LCD3画面上での必須画面表示エリアが変更される。
即ち、制御部5の制御により、拡大エリア画面が割付けられる(第6ステップS6)。これにより、図8(A)、図8(B)に示すように、赤色のシンボルパターンで、例えばどの部分のシートベルトが付け忘れであるかを警告表示させるため、単色カラーで拡大エリア表示画面を構成するように、連結照明室(Y)を構成する照明室22D〜22Fが形成される。
第7ステップS7では、他画面の表示エリアも変更され、所定のシンボルパターンが切替えられるとともに、第8ステップS8ではその表示エリアでの光源4についても発光する色の波長のLEDの種類も所定のものに切り替えられる。なお、本実施形態の場合には、残りのエリア画面については、前述の「標準エリア表示モード」の場合と同じ単色カラーで、かつ、同一のシンボルパターンで単色カラーが表示される。つまり、これらの他画面の表示エリアのシンボルパターンに変更はない。
これにより、図8(A)、図8(B)に示す「拡大エリア表示モード」では、照明室22Aから照明室22Gの4つの照明室に画面が割り付けられる。照明室22Aは、白色のシンボルパターンでトリップメータ及び時計を単色カラー表示する。照明室22Bおよび22Cは、青色のシンボルパターンで簡易ナビゲーションを単色カラー表示する。連結照明室(Y)である照明室22D〜22Fは、赤色のシンボルパターンでシートベルトの付け忘れを単色カラー表示する。照明室22Gは、青色のシンボルパターンで前照灯がハイビーム状態であることを単色カラー表示する。
従って、第9ステップS9では、制御部5により、各照明室の領域に対応して設置してある光源4のなかで所定波長のLEDがバックライトとして点灯動作を開始する。また、これと同時に、各照明室22の領域に対応するLCD3の領域に所定のシンボルパターンで光源4からの光が透過可能となるように各画素に合わせた各セルに所定電圧が制御部5によって印加される。その結果、図8(B)に示すような、拡大エリア画像が表示される。
なお、本実施形態の「拡大エリア表示モード」では、図8(A)、図8(B)に示すような所定の単一カラーでの所定のシンボルパターンで表示画面を構成しているが、特にこの構成に限定されるものではない。即ち、白は、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色のLEDをすべて点灯させることで、加法混合による白色を再現するとともに、黄は赤(R)と緑(G)のLEDを当時に点灯動作させて再現させる。例えば、図9(A)、図9(B)に示すように、白、赤、緑、青、黄の5色の単色カラーでシンボルパターンを表示させる構成などとしてもよい。その場合、照明室22Aは、白色のシンボルパターンでトリップメータ及び時計を単色カラー表示する。照明室22Bは、黄色のシンボルパターンで簡易ナビゲーションを単色カラー表示する。連結照明室(Z)を構成する照明室22Cは、緑色のシンボルパターンで簡易ナビゲーションを単色カラー表示する。照明室22Dは、赤色のシンボルパターンでシートベルトの付け忘れを単色カラー表示する。照明室22Eは、青色のシンボルパターンで前照灯がハイビーム状態であることを単色カラー表示する。連結照明室(Z)を構成する照明室22F、22Gは、緑色のシンボルパターンで簡易ナビゲーションを単色カラー表示する。なお、この図9(A)、図9(B)の拡大エリア表示モードの場合には、照明室22C,22F,22Gの都合3つの照明室が連結照明室(Z)を構成している。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
即ち、LCD3は、複数種類の表示すべきシンボルパターンでの透過領域を選択的に切替えて形成可能な構成であるが、各シンボルパターンに関しては、光源4からの各種波長光のいずれをも透過可能な、単一のシンボルパターンで構成する構造のものである。
LCD3には、各シンボルパターンに関しては、このパターン応じた各画素のセルを各色ごとに透過させる構成とする必要がない。換言すれば、RGBの各色に対応して、各セルの開閉動作を3種類のパターンで動作させる、いわゆるフルカラーの動作が不要である。或いは、各画素に対応するセルごとにRGBの3種類の光源を設けて、各セルごとにRGBを個別に微細に制御動作させるといった構成とすることが必要ない。
このように、本実施形態では、単一カラーでの表示のため、LCD3の構成及びLCDドライバ31の構成が、フルカラーの場合のLCDやLCDドライバに比べて簡易なもので済み、その分、コストの削減を図ることができる。
しかも、LCD3を駆動するLCDドライバ31については、予め設定された複数種類のシンボルパターンを表示させるようにするため、それぞれのシンボルパターンの外形に応じた透過領域を、シンボルパターンの数だけ形成させるように、各セルを電圧制御すればよい。つまり、本実施形態では、ハウジング2の各照明室に対応する、LCDでのシンボルパターン領域αごとに光透過領域となるシンボルパターンを形成するように、LCD3の画面表示を制御すればよい。
さらに、本実施形態では、光源4については、例えば「標準エリア表示モード」の場合には、各照明室22の単位で光源4のLEDの種類を簡易に制御して点灯動作させればよい。つまり、各画素に対応するセルごとにRGBの3種類の光源を設けて、各セルごとにRGBを個別に微細に制御動作させることも不要である。
このように、本実施形態では、LCD3及び光源4の制御を簡易な方法で行う構成となっており、シンボルパターンに対応する透過領域の内部を、光源4のいずれの光が透過する単純なセルの動作制御を行うだけでよいので、コストの削減が図れる。
しかも、本実施形態のLCD3は、前述のような単色光が、その波長の種類によらず、同じパターンの透過領域を透過するだけの単純な構成である。このため、隣り合う照明室22の光源4でのLEDから出射する波長光の種類を同一のものとすれば、シンボルパターン領域αを自在に拡大できる。これによって、「拡大エリア表示モード」が設定できる。
つまり、シンボルパターン領域αの拡大のために、仕切板21を変更して照明室22の割付けを物理的に作り直すといった複雑な構成が必要はない。このため、限られた狭いLCD3の領域内であっても、シンボルパターン領域αを容易に、かつ、低コストで可変構造とすることができるようになる。
しかも、本実施形態によれば、各照明室22のうち、互いに隣り合う照明室22との間の仕切板21に対応する仕切領域γおよびこの周辺には、LEDによる光源4からの光が透過しない領域を設けるように構成した。つまり、仕切領域γおよびこの周辺には、光源4からの光が透過するような透過領域を設けていないので、光源からの光が透過することがない。従って、仕切領域γもLEDの背景色と同じ色、例えば黒色で表示できるので、照明室を画成する仕切板の影などが画面に顕在化して視認されるといったことがなく、良質のカラー表示を実現できる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。本実施形態の表示装置では、各種の単色カラーにより、各種警告灯、トリップメータ、時計、及び簡易のナビゲーションなどを所定のシンボルパターンで表示させる構成であるが、特にこれらのシンボル及びシンボルパターンに限定されるものではない。例えば、本発明の表示装置では、例えば水温計、燃料計、電圧計、その他の各種計器類をシンボルパターンで表示させるような構成としてもよい。また、本実施形態では、エンジンを用いた自動車について適用したが、エンジン及びモータを備えたハイブリッド車(HYB)や電気自動車(EV)などにおいて、各種計器類を表示させる表示装置であっても適用可能である。
さらに、本発明表示装置では、自動車用の計器類などをカラー表示させる構成としたが、これ以外の乗り物、例えば船舶、航空機、列車、その他の各種乗り物用の計器類に適用することも勿論可能である。
1 表示装置
10 コンビネーションメータ
11 表示板
12 コンビネーションメータケース
13 カバーガラス
14 速度計(スピードメータ)
15 回転計(レヴカウンタ)
16 ウォーニング部
17 左右のターン表示部
18 トリップメータをリセットさせるトリップノブ
2 ハウジング
2A 上側開口部
2B 下側開口部
21 仕切板
22 照明室
22B〜22C 連結照明室(X)
22D〜22F 連結照明室(Y)
22C,22F,22G 連結照明室(Z)
3 LCD
3A 拡散板
31 LCDドライバ
4 光源
5 制御部
B 青色LED
G 緑色LED
R 赤色LED
P プリント基板
α 単色カラー領域(シンボルパターン領域)
β 非シンボルパターン領域(背景領域)
γ 仕切領域

Claims (3)

  1. 複数の仕切板で区画された照明室を複数有するハウジングと、
    前記ハウジングの底部側とは反対側から外部に向けて開口した開口部に設けたLCDと、
    前記LCDのバックライト用として少なくとも2種類の異なる波長光を出射させるため前記照明室ごとにハウジングの底部に設置した、少なくとも2種類の異なる波長のものからなる光源と、
    前記LCD及び前記光源の動作を制御する制御部と、
    を備え、各種シンボルからなる複数種類のシンボルパターンを、前記発光色を切替えて表示する表示装置であって、
    前記LCDは、前記光源からの光を前記波長の種類に関係なく透過させる透過領域を、前記シンボルパターンごとに異ならせて形成するとともに、前記複数種類のシンボルパターンに合わせて前記各透過領域を選択的に切替えることで複数種類の画像が形成可能であり、
    前記制御部は、1つのシンボルパターンを1つの照明室で表示する場合、当該照明室の光源を、予め定められた波長の発光色で点灯動作させ、かつ、前記1つのシンボルパターンに関連する1つ以上のシンボルパターンを追加的に表示する場合、前記1つのシンボルパターンおよび前記関連する1つ以上のシンボルパターンを互いに隣接する複数の照明室に対応する領域にそれぞれ割り当て、当該複数の照明室の各光源を共通の前記予め定められた波長の発光色で点灯動作させるように切替えることで連結照明室を形成するとともに、前記複数種類のシンボルパターン表示に合わせて前記連結照明室を変更させることで、前記LCDでの複数種類のカラー画像表示を変更可能に構成した、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前各照明室のうち互いに隣り合う前記照明室との間の仕切板およびその周辺部分に対応するLCDの仕切領域は、前記光源からの光が透過しない非透過領域で構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光源は、R、G、Bの3種の波長のうちの少なくともいずれか2種類の波長の照明光をそれぞれ出射する、少なくとも2種類のLEDで構成した、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
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