JP5818916B2 - 尿路感染症の診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、尿路感染症の診断及び治療に関する。
尿路感染症(UTI)は、子供及び成人の両方において重篤な合併症をもたらしうる、よく見られる診断である。腎不全のリスク及び抗生物質の過剰使用を低減させるために、効率的な診断及び治療が重要である。細菌培養の代わりとして、迅速且つ安全な診断方法が必要とされる。早期治療は尿路感染症の予後を改善し、したがって、早期診断は極めて重要である。個体が尿路感染症を有するか否かをできるだけ早く判定するための信頼できる生物学的又は臨床的マーカーが必要とされる。
ヘパリン結合タンパク質(HBP、CAP37、アズロシジン)は、ヒト好中球エラスターゼと44%の配列同一性を示す、グリコシル化された一本鎖の正電荷を有する37kDa不活性セリンプロテアーゼホモログである。HBPの3次元構造は、公表されている(Iversenら、Nat Struct Biol.1997 Apr;4(4):265〜8ページ)。HBPは、ヒト好中球のアズール顆粒及び分泌胞に含まれる(Lindmarkら、J Leukoc Biol 1999;66(4):634〜43ページ及びTapperら、Blood 2000;96:2329〜2337ページ)。HBPは、血管細胞骨格のCa2+バランスを変更することによって血管漏出を誘発することが示された多機能タンパク質である(Gautamら、Nature Medicine、2001;7(10):1123〜7ページ)。フィブリノーゲンと複合体形成したA群連鎖球菌(GAS)のM−タンパク質は、好中球のB2−インテグリン受容体を刺激することによってHBP放出を誘発することが示されている(Herwaldら、Cell 2004;116(3):367〜79ページ)。LPSも、未知のメカニズムによってHBP放出を誘発することができる(Rasmussenら、FEBS Lett 1996;390(1):109 12ページ)。HBPの配列は、公表されており(例えば、NCBI寄託番号NP_001691 REGION:27..248として)、以下に配列番号1として複製される。
尿路感染症を有することが疑われる患者における尿HBPレベルは、これまで調査されていなかった。本発明者らは、HBPレベルが尿路感染症を有する個体において増加していることを初めて示した。こうして本発明によれば、個体が尿路感染症を有するか否かを同定する方法であって、該個体においてHBPを測定し、それによって該個体が尿路感染症を有するか否かを決定することを含む上記方法が提供される。
本発明はさらに、
− 個体が尿路感染症を有するか否かを決定することにおける使用のための、HBPの検出用の作用物質;
− 個体が尿路感染症を有するか否かを決定する方法における使用のための試験キットであって、個体におけるHBPの検出用の作用物質を含む上記試験キット;
− 個体の尿路感染症を治療する方法であって、
(i)本発明の方法を用いて、個体が尿路感染症を有するか否かを決定するステップと、
(ii)(i)においてリスクを有すると同定された個体に、尿路感染症の治療に好適な少なくとも一種の作用物質の治療的有効量を投与するステップと
を含む上記方法
を提供する。
図1は、HBP、U−WBC及びIL−6の尿レベルを示す。各点は、HBP(A及びB)、WBC(C及びD)並びにIL−6(E及びF)の個体尿サンプル中濃度を表す。方法の項において4つの患者群が記載される。バーは、値の中央値を表す。推奨されるカットオフ値は、HBPに関して32ng/ml、WBCに関して2WBC/μL及びIL−6に関して10pg/mLにマークされる。 図2は、尿中の細菌濃度に相関するHBP及びIL−6の尿レベルを示す。各点は、HBP(A)及びIL−6(B)の個体尿サンプル中濃度を表す。バーは、値の中央値を表す。 図3は、尿中のHBP及びWBCの間、並びに尿中のIL−6及びU−WBCの間の相関を示す。スピアマンの順位相関係数(rho)=0.79は、尿中のHBPとWBCレベルの間に相関関係があることを示す(A)。IL−6に関するスピアマンの順位相関係数は、0.338である。各点は、個体尿サンプル中のHBP、WBC及びIL−6濃度を表す。 図4は、UTIと非UTIを鑑別する、尿中HBP及びWBCの受信者動作特性(ROC)曲線を示す。ROC曲線下面積(AUC)は、HBPに関して0.942(95%信頼区間、0.889〜0.996)、IL−6に関して0.808(95%信頼区間、0.675〜0.941)、WBCに関して0.858(95%信頼区間、0.742〜0.974)であった。
診断
本発明は、対象が尿路感染症を有するか否かを同定する方法に関する。したがって、本発明は、尿路感染症の診断に関する。
本発明者らは、尿路感染症を有することが疑われる患者における尿HBPのレベルを最初に調査した。本発明者らは、尿路感染症を有さない患者に比べて、尿路感染症患者において尿HBPレベルが上昇していることを実証した。
被験個体は、典型的に、尿路感染症を有することが疑われる。個体は、典型的に哺乳類である。哺乳類は、典型的にヒト、又はウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ若しくはネコなどの家畜哺乳類である。個体は、好ましくはヒトである。
被験個体は、例えば、典型的に37.5℃を超える発熱、腹痛若しくは背痛、及び/又は陽性の亜硝酸塩試験を含む、尿路感染症に関連した1つ又は複数の症状を有しうる。
HBPのレベルは、典型的に、個体から得られたサンプル中でインビトロで測定される。サンプルは典型的に、個体の体液を含む。体液サンプルは、血液、血漿、血清、尿、脳脊髄液又は関節滑液のサンプルであってよい。サンプルは、尿サンプルであることが好ましい。
本発明に従って、ベースラインレベル又は濃度に比べて増加したHBPのレベル又は濃度は、個体が尿路感染症を有することを示す。ベースラインレベルは、典型的に、尿路感染症を有さない、又は尿路感染症を有することが疑われるが、その後、尿路感染症を有さないと確認される個体におけるHBPレベルである。したがって、本発明による方法は、サンプル中のHBPレベルのベースラインレベルへの比較を含んでよい。
本発明によれば、HBPの濃度は、サンプル中、15ng/ml超、好ましくは25ng/ml超、より好ましくは30ng/ml超、より好ましくは32ng/ml超、より好ましくは35ng/ml超、そして、最も好ましくは50ng/ml超である。かかるレベルは、個体が尿路感染症を有することを示すために使用可能である。
別の態様において、上記方法は、ベースラインレベル又は濃度に比較した、サンプル中のHBPの相対レベル又は濃度を評価することを含んでよい。典型的に、サンプル中のHBPのレベル又は濃度が、HBPのベースラインレベル又は濃度を基準として少なくとも3倍又は4倍増加する方法は、尿路感染症の指標となる。
白血球数(WBC)、特に尿WBC、及び/又はIL−6などの他のマーカーも、分析に含まれてよい。HBPは、亜硝酸塩試験と組み合わせて使用されてもよい。
HBPの検出
本発明は、典型的に、個体から得られたサンプル中のHBPレベルをインビトロで測定することによって実施される。サンプルは、典型的に個体の体液を含む。体液サンプルは、血液、血漿、血清、尿、脳脊髄液又は関節滑液であってもよい。サンプルは好ましくは、尿サンプルである。
サンプルは、アッセイされる前に、遠心分離などによって処理されてよい。サンプルは、典型的に、アッセイ前に、好ましくは−70℃未満で貯蔵されてもよい。
本分野で知られた標準的方法が、HBPレベルのアッセイに使用されてよい。これらの方法は、典型的にHBPの検出用の作用物質を用いることを含む。この作用物質は、典型的にHBPに特異的に結合する。この作用物質は、HBP特異的な抗体、HBPに結合するアプタマー、例えば、Petersenら、Eur J Biochem 1993;271〜9ページに記載されたアプロチニンなどのセリンプロテイナーゼ阻害剤、又は例えば、Cai及びWright、S.D.J Exp Med 1996;184:213〜23ページに記載されたインテグリンの可溶性断片であってもよい。特異的によって、この作用物質又は抗体が、任意の他の分子、特に任意の他のタンパク質に対するいかなる有意な交差反応性もなく、HBPに結合することが理解されるであろう。例えば、HBPに対して特異的な作用物質又は抗体は、ヒト好中球エラスターゼとのいかなる有意な交差反応性も示さない。交差反応性は、任意の好適な方法によって評価されることができる。
本発明の方法において使用される抗体は、HBPに結合可能な全抗体又はその断片のいずれであってもよい。抗体はモノクローナルであってもよい。かかる全抗体は、典型的に、本分野で知られた任意の好適な方法によって作製される抗体である。例えば、ポリクローナル抗体は、哺乳類、典型的にはウサギ又はマウスを好適な条件下でHBPにより免疫化し、哺乳類の血清などから抗体分子を単離することによって得ることができる。モノクローナル抗体は、ハイブリドーマ又は組換え法によって得ることができる。
ハイブリドーマ法は、哺乳類、典型的にはウサギ、ラット又はマウスを好適な条件下でHBPにより免疫化し、次いで、哺乳類の脾細胞を採取し、それらを骨髄腫細胞と融合させることを含む。次いで、融合細胞の混合物は、希釈され、クローンが単一の親細胞から培養される。異なるクローンにより分泌される抗体が、HBPに結合するそれらの能力に関して試験され、最も繁殖能力があり、安定なクローンが大量に培地中で培養される。分泌された抗体が集められて、精製される。
組換え法は、ファージ又は酵母中に、異なるイムノグロブリン遺伝子断片をクローニングして、わずかに異なるアミノ酸配列を有する抗体のライブラリーを作製することを含む。HBPに結合する抗体を生じさせる配列が選択されることができ、該配列は、産生のために、例えば、細菌細胞系中にクローニングされる。
抗体は、典型的に哺乳類の抗体、例えば、霊長類、ヒト、げっ歯類(例えば、マウス又はラット)、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウマ又はラクダ抗体である。抗体は、ラクダ科動物又はサメの抗体であってもよい。抗体はナノ体(nanobody)であってもよい。抗体は、抗体の任意のクラス又はアイソタイプ、例えば、IgM、であってもよいが、好ましくは、IgGである。
上記方法において使用されうる全抗体の断片は、抗原結合部位、例えば、Fab若しくはF(ab)2断片又はScFVを含む。全抗体又は断片は、2つ以上の断片又は抗体をつなぎ合わせるために使用されうるリンカーなどの他の部分と結合させることもできる。かかるリンカーは、化学的リンカーであってもよく、又は断片若しくは全抗体との融合タンパク質の形態で存在することもできる。したがって、リンカーは、同じ又は異なる結合特異性を有する全抗体又は断片、例えば、同じ又は異なる多型を結合可能なものをつなぎ合わせるために使用することもできる。抗体は、2つの異なる抗原、典型的には、本明細書中で言及される多型の任意の2つに結合可能な二重特異性抗体であってもよい。抗体は、2つの可変ドメインを連続してつなぐことにより形成される「二特異性抗体(diabody)」であってよい。上記方法において使用される抗体が、異なる特異性の異なる抗原結合部位を有する上記の形態のいずれかで存在する場合、これらの異なる特異性は、典型的に異なる位置又は異なるタンパク質における多型に対する。一実施態様において、抗体は、異なる自然抗体由来の配列を含むキメラ抗体、例えば、ヒト化抗体である。
HBPレベルを評価する方法は、典型的に、HBPに特異的に結合可能な作用物質又は抗体とサンプルを接触させることを含む。かかる方法は、ディップスティックアッセイ及び酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を含みうる。典型的に、ディップスティックはHBPに特異的に結合する一種又は複数種の抗体又はタンパク質を含む。一種又は複数種の抗体が存在する場合、該抗体は、それらが同時にHBPに結合しうるように、異なる重複しない決定基を有することが好ましい。
ELISAは、試薬の分離を必要とする不均一な固相アッセイである。ELISAは、典型的にサンドイッチ技術又は競合技術を用いて実施される。サンドイッチ技術は、二種の抗体を必要とする。第一のものは、HBPを特異的に結合し、固相支持体に結合される。二次抗体は、マーカー、典型的には、酵素コンジュゲートに結合する。酵素の基質は、HBP−抗体複合体、したがって、サンプル中のHBPの量を定量するために使用される。抗原競合阻害アッセイも、典型的、支持体に結合したHBP特異的抗体を必要とする。HBP−酵素コンジュゲートが、アッセイされるべき(HBPを含む)サンプルに添加される。HBP−酵素コンジュゲートと非標識HBPの間の競合阻害は、サンプル中のHBP量の定量を可能とする。ELISA反応のための固相支持体は、ウエルを含むことが好ましい。
本発明は、表面プラズモン共鳴、表面音響波、水晶振動子マイクロバランス、微小熱量測定、又は電気化学的インピーダンス分光法に基づくものを含むが、これらに限定されない直接検知技術において、HBPに対する抗体を使用してもよい。
本発明は、抗体を含まないHBPの測定方法も使用してよい。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分離及び蛍光検出が、HBPレベルの決定方法として使用されることが好ましい。先に記載されたHPLCの装置及び方法が使用されてよい(Tsikas Dら、J Chromatogr B Biomed Sci Appl 1998;705:174〜6ページ)。HPLCの間の分離は、典型的にサイズ又は電荷に基づいて行われる。典型的には、HPLCの前に内因性アミノ酸及び内部標準−ホモアルギニンがアッセイサンプルに添加され、これらはCBAカートリッジで相分離抽出される(Varian、Habor City、CA)。サンプル内のアミノ酸は、o−フタルアルデヒド(OPA)で誘導体化されることが好ましい。アッセイの正確度及び精度は、すべてのアミノ酸に関する品質管理サンプル内で決定されることが好ましい。
本発明はさらに、個体におけるHBPレベルを測定し、それによって該個体が尿路感染症を有するか否かを決定する手段を含む診断キットを提供する。該キットは、典型的に特異的にHBPに結合する一種又は複数種の抗体を含む。例えば、該キットは、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、一本鎖抗体、キメラ抗体、CDR−グラフト化抗体又はヒト化抗体を含んでよい。抗体は、完全なイムノグロブリン分子、又はFab、F(ab’)若しくはFv断片などのその断片であってよい。一種超の抗体が存在する場合、該抗体は、それらが同時にHBPに結合しうるように、異なる重複しない決定基を有することが好ましい。
上記キットは、さらに、他の実験的又は臨床的パラメータの測定手段を含んでよい。例えば、該キットは、個体におけるWBC数及び/又は尿中亜硝酸塩、IL−6、グルコース、タンパク質及び血漿C反応性タンパク質のうちの1つ若しくは複数のレベル若しくは濃度を測定するための手段を含んでよい。
上記キットは、さらに、上記の方法の任意の実施態様が実施されることを可能とする他の試薬又は機器の1つ又は複数を含んでよい。かかる試薬又は機器は、好適な緩衝液(単数又は複数)(水溶液)、サンプルからHBPを単離する手段、(針を含む容器又は機器などの)個体からサンプルを得る手段、又はそこで定量的反応が行われうるウエルを含む支持体のうちの1つ又は複数を含む。該キットは、場合により、該キットが本発明の方法において使用されることを可能とする指示書又は上記方法がどの個体において実施されうるかについての詳細を含んでよい。
治療
本発明は、本発明の方法によって尿路感染症を有することが同定された個体の治療にも関する。したがって、尿路感染症の治療における使用のための物質は、本発明の方法によって尿路感染症を有することが同定された個体の治療における使用のための医薬品の製造において使用されてよい。したがって、本発明の方法によって尿路感染症を有することが同定された個体の状態は、かかる物質の投与によって改善されることができる。尿路感染症の治療のために有用な物質の治療的有効量が、本発明の方法によってそれを必要とすることが同定された個体に与えられてよい。尿路感染症の治療に好適な物質は、典型的に、一種又は複数種の抗生物質を含む。
以下の実施例は、本発明を例示する:
方法
試験対象母集団
この前向き試験は、the Department of Paediatric Diseases、the Hospital of Helsingborg、スウェーデンに、2009年3月から6月の間に入院した、78個体(26人の男性及び52人の女性)を含んだ。該試験の患者の組み入れ基準は、年長の個体における発熱(体温≧37.5℃)又は尿路感染症を示唆する症状、腹痛又は背痛、及び低年齢の小児における易刺激性又は摂食困難などの非特異的徴候であった。尿路感染症には、下部尿路感染症及び腎盂腎炎の両方を含んだ。好中球減少症(好中球≦0.5×10/L)の患者又は先行する72時間中に抗生物質を投与された患者は除外した。プロジェクトプロトコールはLund University Hospitalの倫理委員会により承認され、同意をすべての患者から彼らの親によって得た。患者を以下の群に分けた:1)細菌培養、単一種の微生物を10コロニー形成単位(CFU)/ml以上含む尿サンプル、及び典型的な臨床症状に基づき、最終的に尿路感染症と診断された患者。2)臨床的特徴又は単一種の微生物を10CFU/ml以上含む尿サンプル、又は陽性の亜硝酸塩試験に基づき、尿路感染症が疑われる患者。細菌尿に関する下部カットオフ値は、Swedish Institute for Infectious Disease Controlの推奨に基づく。3)発熱しているが、尿路感染症でない患者。4)発熱しておらず、尿路感染症ではない患者。
臨床及び臨床試験評価
体温を記録し、血漿CRPを分析した。中間サンプル(75サンプル)又は恥骨上膀胱穿刺(2サンプル)によって尿を集めた。1人の患者では、該技術を記録しなかった。尿サンプルの分析を、細菌培養、並びに亜硝酸塩、白血球(WBC)、アルブミン、赤血球及びグルコースに関する試験を含むディップスティック試験により行った。ディップスティック(Multisticks(登録商標)7、Siemens)を、Clinitek Status(Bayer Health Care)において分析した。亜硝酸塩は、陽性又は陰性のいずれかとして、WBCは、以下の:0<15白血球/μL尿、1≧15白血球/μL尿、2≧70白血球/μL尿、3≧125白血球/μL尿、4≧500白血球/μL尿の段階スケールによる準定量値として表した。HBPレベルの決定のために、サンプリングの1時間以内に尿を遠心分離し、上清のアリコートを分析まで−70℃で貯蔵した。HBP濃度は、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)により決定した。コーティング緩衝液(0.05M NaHCO、pH9.6)中HBPに対するマウスモノクローナル抗体でマイクロタイタープレート(NUNC)をコーティングした。プレートをリン酸緩衝食塩水で洗浄し、ウシ血清アルブミン(Sigma)でブロッキングした。尿サンプルをサンプル緩衝液(1M NaCl)で1/40に希釈し、二連でウエルに添加し、37℃で30分間インキュベートした。各プレートは、既知濃度の組換えHBPの較正サンプルも含んだ。洗浄後、プレートを、1/7000に希釈したHBPに対するポリクローナルウサギ抗血清とともにインキュベートした。結合した抗体を、ペルオキシダーゼと結合した抗ウサギIgG抗体(Bio−Rad)(1/3000)とともにインキュベートすることによって検出した。各患者サンプル中のHBPのレベルを、二つ組の平均光学密度を計算し、これを標準曲線からの結果に相関させることによって決定した。製造者の説明に従って、サンドイッチELISA(ELISA MAX(商標)Deluxe Sets)により尿中IL−6のレベルを分析した。インキュベーションバッファーで尿サンプルを1/2に希釈し、二つ組で分析した。
統計解析
群間の比較を、歪んだ分布を有する連続変数のためのノンパラメトリックなクラスカル−ウォリス(Kruskal−Wallis)検定及びマン−ホイットニー(Mann−Whitney)U検定によって行った。スピアマンのノンパラメトリック検定により関係づけた。HBP、IL−6、U−WBC及び亜硝酸塩の能力を図示するために、受信者動作特性曲線下面積を使用した。HBP、IL−6及びU−WBCに関して、感度、特異度、陽性及び陰性の予測値を計算した。統計的有意性のレベルを、両側P値<0.05として定義した。統計解析のためにSPSS 17.0 ソフトウエアシステム(SPSS)を使用した。
結果
患者の特徴及び臨床検査的徴候
78人の個体が試験に参加した。患者の年齢は、1カ月齢〜18歳(平均5.96歳)の範囲にわたり、75%は1歳より年長であった。10人の患者が尿路感染症(下部尿路感染症を有する2人と腎盂腎炎を有する8人)と診断され、全員が尿培養中に大腸菌(Escherichia coli)を有した(グループ1)。5人の患者は、尿路感染症を示す特徴的症状又は臨床検査結果に基づいて、尿路感染症の疑いを有した(グループ2)。これら5人の患者のうちの3人は、尿中の大腸菌又はB群β溶血性連鎖球菌(beta−hemolytic Streptococci group B)の弱い増殖(≧10〜≦10CFU/ml)のみを有し、1人の患者は典型的な膀胱炎の臨床症状があったが、培養は行わず、ディップスティック試験陰性であり、1人の患者は腎盂腎炎の特徴的な徴候を有し、尿培養陰性且つ亜硝酸塩に関してディップスティック試験陽性であった。30人の患者に発熱があったが、尿路感染症の臨床検査的又は臨床的徴候はなかった(グループ3)。彼らの尿培養は陰性又は細菌菌株混合物(サンプル汚染の指標)を含んでいた。33人の患者に発熱はなく、尿路感染症の臨床検査的徴候もなかった(グループ4)。彼らの尿培養は陰性であった。これらのうちの何人かは(試験開始前に知られた)遺尿症、アルポート症候群、ヘノッホシェーンライン紫斑病及びネフローゼ症候群様などの診断を受けていた。
血漿及び尿からの結果の統計解析
グループ1(尿路感染症)とグループ2(尿路感染症の疑い)の間で、年齢、性別、体温、血漿中CRP、尿中HBP、尿中IL−6、尿中WBC又は亜硝酸塩の中央値において有意差はなかった。どの群の間でも、血漿CRPと尿グルコースは有意差をもたらさなかった。尿アルブミンは、グループ1と3(発熱、非尿路感染症)、1と4(発熱なし、非感染)、2と3の間で有意差があったが、その他の間ではなかった。尿赤血球は、グループ1と3、1と4の間で有意差があったが、その他の間ではなかった。グループ1と3の間では、尿中HBP、IL−6及びWBCの中央値レベルに有意差があった。グループ1と4の比較でも、尿中HBP、IL−6及びWBCの中央値レベルに有意差があった。グループ1とグループ2を併せたものをグループ3とグループ4を併せたものに比較すると、HBP、IL−6及びWBCの尿レベルに有意差があった(図1A〜F)。興味深い推測は、高濃度の細菌(≧10CFU/ml)を含む尿が、より少ない細菌を含むか又は細菌を含まない尿に比べて、高レベルのHBP及びWBCを含むようであったことである(図2A〜B)。順位相関係数(rho)=0.79のスピアマンの検定は、尿中HBPとWBCレベルの間の比較的強い相関を示した(図3)。IL−6は、尿中WBCとこの強い相関を有さなかった(rho=0.38)。
感度、特異度、陽性の予測値及び陰性の予測値の計算のために、グループ1及び2を併合し、尿路感染症群と称し、非尿路感染症と称する、併合したグループ3及び4と比較した。≧32ng/mlのHBPのカットオフレベルを用いて、尿路感染症の診断における感度及び特異度は、それぞれ、93.3%及び90.3%であった。尿中HBPは、WBC、亜硝酸塩及びIL−6に比較して、最も高い感度を有した。尿中HBPはまた、WBC及びIL−6に比較して、最も高い特異度を有した(表2)。亜硝酸塩は他のマーカーに比較して、最も優れた特異度を有した。この試験における尿路感染症の有病率19.2%に基づいて、尿路感染症の予測のためのHBPの陽性及び陰性の予測値は、それぞれ、70.0%及び98.3%であった(表2)。ROC曲線は、0.94の曲線下面積(AUC)によって、U−WBC及びIL−6に比較して尿中HBPが尿路感染症の最も優れた予測因子であることを実証した(図4)。
考察
尿路感染症は、深刻な結果となる可能性があり、抗生物質耐性は大きくなりつつある問題である。したがって、より感度及び特異度の高い試験が必要とされている。数回の先の試験では、尿路感染症の検出のために、IL−6、ラクトフェリン、IL−8、TNF−α、エラスターゼ及びクララ細胞タンパク質などの尿中バイオマーカーを調査した。血漿中HBPは成人における敗血症のためのバイオマーカーとして研究されており、データは、感染の疑いのある熱性患者におけるHBPの正常な血漿レベルは、高い確率で(陰性の予測値94.5%)重篤な敗血症を発症するリスクを除外しうることを示唆した。本試験においては、尿中HBP濃度を、尿IL−6、亜硝酸塩、WBC、赤血球、アルブミン、グルコース及び血漿CRPと比較した。尿中HBPは、IL−6、亜硝酸塩及びWBCよりも高いAUC値(0.94)を有し、したがって、尿路感染症の最も優れた予測因子であった。尿中HBPは、高い陰性の予測値(98.3%)を有し、したがって、高い確率で疾患を除外することができた。亜硝酸塩試験は、その低い感度により限界がある。スタフィロコッカス・サプロフィチカス(Staphylococcus saprophyticus)及び腸球菌(Enterococcus)などのいくつかの細菌種は、硝酸塩を亜硝酸塩に変換できない。偽陰性の亜硝酸塩の他の理由は、膀胱中の尿の短いインキュベーション時間及び高用量のビタミンCの取り込みである。該試験においては外れ値が存在する。グループ2(尿路感染症の疑い)においては、腎盂腎炎の症状と尿培養中のB群β溶血性連鎖球菌(10〜10CFU/ml)を有する1人の患者が、低いレベルのHBP(6.3ng/ml)を有した。この患者は、尿中亜硝酸塩及びWBCに関する迅速試験においても陰性であった。尿HBPレベルは、尿路感染症患者において他の種類の感染を有する患者よりも高く、尿中へのHBPの放出が、尿における細菌感染などによる白血球の活性化に依存することを示している。

Claims (10)

  1. 個体が尿路感染症を有するか否かを同定するための測定方法であって、前記個体から採取されたサンプルにおいてヘパリン結合タンパク質(HBP)を測定することを含む、上記方法。
  2. 前記サンプル中のHBPの濃度が15ng/ml超であるか否かを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記サンプル中のHBPの濃度が25ng/ml超であるか否かを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サンプル中のHBPの濃度が35ng/ml超であるか否かを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記サンプル中のHBPの濃度が50ng/ml超であるか否かを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記サンプル中のHBPのレベル又は濃度が、HBPのベースラインレベル又は濃度を基準として、少なくとも3倍又は4倍増加している、請求項1に記載の方法。
  7. 前記個体が尿路感染症を有することが疑われる、請求項1から6までのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記個体が哺乳類である、請求項1から7までのいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記哺乳類がヒトである、請求項8に記載の方法。
  10. HBP特異的抗体を活性成分として含む、個体が尿路感染症を有するか否かを決定するための、診断薬。
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