JP5818191B1 - 防塵防菌マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクの提供を図る。【解決手段】本発明の防塵防菌マスクは、マスク本体と外気遮蔽パットとで構成され、該マスク本体は、柔軟性を有する多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する略矩形状に形成され、外気遮蔽パットは、連続状の柔軟性とクッション性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されると共に、前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、顔面の顎部先端の形状に倣って屈曲成形させた排出口を形成した手段を採る。【選択図】図1
Description
本発明は、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクに関する。
従来から使用されている防塵防菌を目的とする衛生マスクの多くは、マスク本体の上辺内側に柔軟な曇り防止遮蔽体を設けた構造を採用している。
しかしながら、それらのメガネの曇りを防止する衛生マスクは、マスク装着時における呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する手段を備えているものではなかった。
従来から提案されているメガネの曇りを防止することや、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を阻止する手段を備えている衛生マスクとしては、例えば通気フィルタとしてのマスク本体の周辺部に、形状維持性と可撓性を有する形状維持材によって形成された無端形状の形状維持体が配置されると共に、形状維持体の顔面当接側に肌密着性を有するジェル層が形成されており、更にマスク本体には、装着者の鼻に対応して、形状維持材によってマスク本体の外側方向に凸の湾曲形状に形成された湾曲維持体が設けられており、湾曲維持体の形状維持作用は形状維持体の形状維持作用より大きく形成されていることを特徴とする「マスク」(特許文献1参照)が提案されている。
しかしながら、係る「マスク」の提案は、無端形状の形状維持体によって形成される通気フィルタを備えるマスク本体と顔面との間に隙間が生じてしまうことを防止するために、形状維持体が無端形状であることを必須要件とするもので、その無端形状の形状維持体に排出口を設けることは当初の特許請求の範囲の内容から見ても想定されているものではなく、事実、特許請求の範囲、明細書、図面の何れにもその排出口に関しての記載は一切されていない。
また、無端形状の形状維持体に排出口を設けることは、形状維持体が排出口によって分断されて開口することによって形状維持体の形状維持性と可撓性が大きく損なわれる要因ともなるもので、仮に無端形状の形状維持体に排出口を付加する手段を採るとするならば、発明を構成する形状維持体は無端形状であることが必須要件となっていることによって、発明自体が成立しないこととなり、その付加される排出口は、発明の目的を達成するための阻害要件と言わざる得ないものとなる。
また、形状維持体は、「通気フィルタとしてのマスク本体の周辺部に、形状維持性と可撓性を有する形状維持材によって形成された無端形状の形状維持体が配置されると共に、形状維持体の顔面当接側に肌密着性を有するジェル層が形成されており、・・・」(特許請求の範囲:請求項1参照)と記載されているように、形状維持体自体が一定の形状維持性と可撓性を有した上で、顔面当接側には肌密着性を有するジェル層が貼着される構造を採用していることによって、マスクの装着時においては一定の形状維持性と可撓性を有している状態になることから、話したり、笑ったりする顔面の変化に対して受動的且つ部分的に亘ってその顔の変化に対して柔軟に対応することができない構造となっている。
さらに、形状維持体は、無端形状とすると共に顔面当接側に肌密着性を有するジェル層を形成することによって密封性を高める構造を採用しているもので、マスクを装着して呼吸をする際は、形状維持体の内側空間はジェル層によって完全に密封されていることによって、吸気は形状維持体内のマスク本体のフィルタ構造を通して通常の呼吸の動作に合わせてゆっくりと吸い込まれるのに対し、呼気は形状維持体の内側の隙間空間内に鼻孔と口から一気に排出されることで、その隙間空間内に呼気の一部がマスク本体のフィルタ構造を通して排出しきれない状態で残留する可能性があるもので、その結果、呼気による息苦しさを解消することができないものであった。
一方、形状維持体の形状が図12に示されるような顔面の鼻孔部と口角部を回避する隙間空間を狭めて無端形状に形成される形態は、排出口が形成されていないことによって、外部からの細菌や塵埃の侵入を阻止する役割を果たす以外は何の効力も持たないものであり、むしろ上記の密封性に関する要因からより一層の呼気による息苦しさを感じる構造となる上に、形状維持体が狭小となることでマスク全体の形状維持性が損なわれるものとなる。仮に形状維持体の下方に排出口を設けたとした場合は、顎部が排出口の出口を塞ぐ形となり、本来の目的とする息苦しさを解消する問題を解決することができないものであった。
また、形状維持体を縦型に変形させた形態は、顔面の鼻孔部と口角部の窪み(口元のホウレイ線部)に密着するジェル層の密着性が稀薄になるといった装着性における新たな問題点が生じるものである。
また、本発明の防塵防菌マスクのように逆止弁の働きを可能にする構造は、径路状の隙間空間が顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する形状に形成されることによって初めて達成することができるもので、無端形状の形状維持体によって単に鼻と口を囲った形状では達成することはできないものである。
また、無端形状の形状維持体に排出口を設けることは、形状維持体が排出口によって分断されて開口することによって形状維持体の形状維持性と可撓性が大きく損なわれる要因ともなるもので、仮に無端形状の形状維持体に排出口を付加する手段を採るとするならば、発明を構成する形状維持体は無端形状であることが必須要件となっていることによって、発明自体が成立しないこととなり、その付加される排出口は、発明の目的を達成するための阻害要件と言わざる得ないものとなる。
また、形状維持体は、「通気フィルタとしてのマスク本体の周辺部に、形状維持性と可撓性を有する形状維持材によって形成された無端形状の形状維持体が配置されると共に、形状維持体の顔面当接側に肌密着性を有するジェル層が形成されており、・・・」(特許請求の範囲:請求項1参照)と記載されているように、形状維持体自体が一定の形状維持性と可撓性を有した上で、顔面当接側には肌密着性を有するジェル層が貼着される構造を採用していることによって、マスクの装着時においては一定の形状維持性と可撓性を有している状態になることから、話したり、笑ったりする顔面の変化に対して受動的且つ部分的に亘ってその顔の変化に対して柔軟に対応することができない構造となっている。
さらに、形状維持体は、無端形状とすると共に顔面当接側に肌密着性を有するジェル層を形成することによって密封性を高める構造を採用しているもので、マスクを装着して呼吸をする際は、形状維持体の内側空間はジェル層によって完全に密封されていることによって、吸気は形状維持体内のマスク本体のフィルタ構造を通して通常の呼吸の動作に合わせてゆっくりと吸い込まれるのに対し、呼気は形状維持体の内側の隙間空間内に鼻孔と口から一気に排出されることで、その隙間空間内に呼気の一部がマスク本体のフィルタ構造を通して排出しきれない状態で残留する可能性があるもので、その結果、呼気による息苦しさを解消することができないものであった。
一方、形状維持体の形状が図12に示されるような顔面の鼻孔部と口角部を回避する隙間空間を狭めて無端形状に形成される形態は、排出口が形成されていないことによって、外部からの細菌や塵埃の侵入を阻止する役割を果たす以外は何の効力も持たないものであり、むしろ上記の密封性に関する要因からより一層の呼気による息苦しさを感じる構造となる上に、形状維持体が狭小となることでマスク全体の形状維持性が損なわれるものとなる。仮に形状維持体の下方に排出口を設けたとした場合は、顎部が排出口の出口を塞ぐ形となり、本来の目的とする息苦しさを解消する問題を解決することができないものであった。
また、形状維持体を縦型に変形させた形態は、顔面の鼻孔部と口角部の窪み(口元のホウレイ線部)に密着するジェル層の密着性が稀薄になるといった装着性における新たな問題点が生じるものである。
また、本発明の防塵防菌マスクのように逆止弁の働きを可能にする構造は、径路状の隙間空間が顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する形状に形成されることによって初めて達成することができるもので、無端形状の形状維持体によって単に鼻と口を囲った形状では達成することはできないものである。
また、両鼻孔及び口を覆う大きさを有するマスク本体が、装着されたとき鼻孔よりも上方となる部分に粘着層を備えていることを特徴とする「マスク」(特許文献2参照)が提案されている。
しかしながら、係る「マスク」の図5におけるマスク本体の下辺部の通路部2aに設けられる排出口は、粘着層がマスク本体の全周(周縁全体)に連続してまたは不連続に形成される(特許請求の範囲:請求項5、段落[0029]参照)一部であって、その両側面の通路部2aを形成する粘着層は、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を許すものであり、さらに下辺部の通路部2aは、顔面の鼻孔部と口角部を回避する最小限の隙間空間と適正な数の排出口を形成するものではなく、また、マスク本体の下辺部に複数(限定されていない)設けられることによって、呼気の排出量は確保されるが、吸気時に吸気の吸入が分散されることによって、本発明の図2ならびに段落〔0046〕〜[0048]に示されるように、マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする機能が作用しない構造となっている。
また、内膣部を口部と鼻部にそれぞれに分離された室に形成するための隔膜と、同隔膜に形成された連通孔及び同連通孔に設けられた逆止弁と、鼻部室の外覆に形成されたフィルタとを備えたことを特徴とする「防塵マスク」(特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、係る「防塵マスク」は、通気性の防塵マスクの周辺にスポンジ状の顔面当て部を形成して防塵マスクの密封性を維持するために隙間空間(部室)がマスクの形状に沿って形成されるもので、その隙間空間(部室)は、鼻孔から排出される第一の隙間空間(鼻部室)が形成され、続いて口から排出される第二の隙間空間(口部室)が形成され、その第一の隙間空間(鼻部室)と第二の隙間空間(口部室)との間の隔膜が逆止弁によって仕切られ、さらに第二の隙間空間(口部室)の下方には第二の逆止弁が設けられ、その逆止弁は前方下向きに形成されている。(明細書概略、図1、図2参照))このことは、第一の隙間空間(鼻部室)ならびに第二の隙間空間(口部室)がマスクの形状に沿って形成されていることによって必要以上の大きさの容量が確保される(呼気が滞留して篭る可能性がある)ことや、第一の隙間空間(鼻部室)と第二の隙間空間(口部室)を仕切る隔壁によって排出抵抗が高まり排出効率を悪化させることや、第一と第二の逆止弁が設けられることによって更なる排出効率を悪化させる構造となるもので、本発明による喉元方向に開閉し、マスク本体自体が逆止弁の働きをする機能を備えている(図6ならびに段落〔0078〕〜[0084]参照)本発明の外気遮蔽舌片と比較してその取り付け位置による逆止弁効果は大きく異なるものである。
また、「防塵マスク」の図1に示される逆止弁で構成される排出口は、マスクの口部室の外覆に設けられる手段を採用していることから、排出口を形成するにあたってマスクの外覆の口部室にあたる部分にマスク面の一部を加工して連通口を設けなければならないものであり、その製造に当たっては複雑な製造工程と製造単価のコストアップにつながる形状を有している。さらに、マスクの鼻部室と口部室の間に隔膜があることによって、本発明の図2ならびに段落〔0046〕〜[0048]に示されるように、マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする機能が作用しない構造となっている。
また、マスク本体に耳掛け紐を両端に取り付けたマスクであって、マスク本体の内面の周縁部に顔と直接接触する凸部と吐き出した吐気を下方に導く凹部を設けたこと特徴とする「眼鏡の曇らないマスク」(特許文献4参照)が提案されている。
しかしながら、係る「眼鏡の曇らないマスク」の図4の凹部によって形成される排出口は、マスク周縁に熱成形による丸みを有するシエル形状の凸部に囲まれて凹部状に形成されることで、シエル形状の凸部が柔軟に装着者の顎部の形状に追随しないことで顔面との間に隙間ができる可能性があると共に、マスクの両側面の凹部からの細菌や塵埃の侵入を許す形状を有していることによって、その凹部から排出された呼気がメガネの曇りを発生させる可能性もあるものであり、さらに、本発明のように排出口の(図2ならびに段落〔0046〕〜[0048]参照)出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲していないことによって、外気に浮遊している細菌や塵埃の侵入を許しやすい構造となっている。
また、金属フレ−ムを用いて、個々の顔面形状に合わせた形を整え、個人用フレ−ムを製作する。次に、不織布で形成したマスク内部に、防水処理、吸水材を施し、気密性確保のため顔肌に接する部位には軟性材を使用する。これを、外側カバ−で覆う事により適度の圧力をもたらし、マスク全体の気密性を向上させる事となり、従来のマスク素材の能力を最大に発揮することを特徴とする「機密性を高めた個人用のマスク」(特許文献5参照)が提案されている。
しかしながら、係る「機密性を高めた個人用のマスク」におけるマスクの軟性材の取り付け手段は、金属フレームに組み立てられる構造を採用していることから、軟性材自身に通気性があるとしても金属フレームに組み付けツメを介して組み立てられることによって通気性が失われ、実質的には不通気性の軟性材となるもので、(図1、図2A-A断面図参照)本発明の外気遮蔽パットと特許文献5のマスクの軟性材とは、材質ならびに取り付け構造を全く異にするものである。
また、特許文献5における軟性材(本発明の外気遮蔽パットに相当)を備えるマスクは、内側に不織布マスクを備えて形成されている(図1マスク部参照)が、それに対する本発明の外気遮蔽パットは、内側に前面マスク部を利用した経路状の隙間空間を形成している(図2参照)もので、その構造は大きく異なるものである。
また、金属フレームは、事前に形成した卵型金属フレ−ムを、個々の顔面形状に合わせ、再度曲げ調整を施して顔面形状を合致させ、この金属フレ−ムに外側カバ−を組み付けているため、実際のマスクの着用時と事前に顔面形状を合致させた時の顔面形状は、体調や、取り巻く環境によって日々変化することから、正確には金属フレームの軟性材の接触面は顔面に密接しない構造(段落[0004]参照)となっている。
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また、内面を有する通気性のボディであって、対象者に装用されたときに該対象者の鼻及び口を覆うサイズであり、ボディの内面に接続された装着者の鼻孔及び口のまわりに外周を形成するサイズである内側シールと、フェースマスクを対象者の顔に固定するための少なくとも一部を下向きにしてボディの下側領域へと向け直すデフレクタ層とを含むことを特徴とする「医療用フェースマスク」(特許文献6参照)が提案されている。
しかしながら、係る「医療用フェースマスク」における図7の形態は、内側シールが、頬、口および顎の一部のまわりでユーザの顔の輪郭により良く適合させるためにさらなる深さおよび/または厚さを有するリーフレット領域を含んで形成されている。(段落〔0039〕参照)つまり、内側シールはマスクの側面(外部)からの細菌や塵埃の侵入を阻止することを目的としてユーザの鼻と口を囲むように覆う形状で形成されているものであって、本発明の防塵防菌マスクのようにマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する構造と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を有して呼気の息苦しさを解消する構造の両方の構造を有するマスクの提案ではなかった。
従来より衛生マスクとして広く求められる機能としては、空気中に浮遊する細菌や塵埃をマスクのフィルタ構造によって濾過する機能を備えていることは元より、マスク装着時のメガネの曇りが発生しないことや、呼気の息苦しさが解消されることや、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入がないことの三つの問題点を同時に解決していることが求められている。そして、その三つの問題点を全て解決した衛生マスクは本出願人が知る限り未だに提案されていない。
つまり、その三つの問題点を解決する要因となる形状、材質、大きさ、取付け方向、取付け位置、柔軟性、数量を適宜選択・精査した上で、前述の三つの課題をクリアすべく複合的に組み合わせて形成される本発明の防塵防菌マスクは、メガネの曇りを防止する曇り防止遮蔽体や、呼気の息苦しさを解消する排出口や、マスク側面からの細菌や塵埃の侵入を阻止する外気遮蔽パットや通気フィルタを単純に組み合わせたり、追加することによって形成されるものではない。
つまり、その三つの問題点を解決する要因となる形状、材質、大きさ、取付け方向、取付け位置、柔軟性、数量を適宜選択・精査した上で、前述の三つの課題をクリアすべく複合的に組み合わせて形成される本発明の防塵防菌マスクは、メガネの曇りを防止する曇り防止遮蔽体や、呼気の息苦しさを解消する排出口や、マスク側面からの細菌や塵埃の侵入を阻止する外気遮蔽パットや通気フィルタを単純に組み合わせたり、追加することによって形成されるものではない。
本出願人は、従来における衛生マスクの多くが、マスク装着時のメガネの曇りと、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を阻止する構造は備えているが、呼気の息苦しさを解消する解決する手段が備えられていない点に着目し、マスク装着時のメガネの曇りを防止する構造と、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する構造に加え、呼気の息苦しさを解消する構造を軽量且つ簡易な手段で付加することができないものかという着想の下、それらの問題点を同時に解決することができる防塵防菌マスクを開発し、本発明における「防塵防菌マスク」の提案に至るものである。
本発明は上記問題点に鑑み、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクの提供を図ることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明の防塵防菌マスクは、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、外気遮蔽パットと、で構成され、前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、前記外気遮蔽パットは、連続状の柔軟性とクッション性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする手段を採る。
また、本発明の防塵防菌マスクは、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、曇り防止遮蔽体と、防塵防菌フィルタと、で構成され、前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、前記曇り防止遮蔽体は、柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されて前記マスク本体の前面マスク部の上辺内側の端縁に貼設されて成り、前記防塵防菌フィルタは、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする手段を採る。
また、本発明の防塵防菌マスクは、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、曇り防止遮蔽体と、防塵防菌フィルタと、で構成され、前記マスク本体は、柔軟性を有する不通気性の遮蔽シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、前記曇り防止遮蔽体は、柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されて前記マスク本体の前面マスク部の上辺内側の端縁に貼設されて成り、前記防塵防菌フィルタは、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする手段を採る。
また、本発明の防塵防菌マスクは、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、防塵防菌フィルタシートと、で構成され、前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、前記防塵防菌フィルタシートは、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材またはフィルタ構造材で形成されると共に、前記マスク本体の前面を形成する前面マスク部の内側に重合させて装着される立体状または平面状の略矩形状に形成され、その上辺端部は不通気性の遮蔽緩衝構造で形成され、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を刳り抜き状に形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、前記防塵防菌フィルタシートの顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをする手段を採る。
また、本発明の防塵防菌マスクは、前記マスク本体の前面マスク部の下端部中央に位置する排出口の出口付近に顔面の顎部方向に付勢する外気遮蔽舌片を突設した手段を採る。
また、本発明の防塵防菌マスクは、前記外気遮蔽パットまたは前記防塵防菌フィルタの両側にシート状に延設される装着補助片を設けた手段を採る。
本発明の防塵防菌マスクによれば、外気遮蔽パットならびに防塵防菌フィルタを顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成することによって、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる共に、呼気の息苦しさを同時に解消することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、呼吸気の吸排をマスク本体の前面マスク部越しと、通気性を有する防塵防菌フィルタの周縁と、その下方に設けられる排出口の三箇所で行うことによって、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消することができると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、鼻孔部と口部から排出される呼気の大部分が外気遮蔽パットの下方に設けられる排出口から一直線状に一挙に排出されてマスク本体の上方に排出されることがないため、マスクを装着した時のメガネの曇りを防止することができると共に、鼻孔と口から排出される呼気の息苦しさも同時に解消することもできることから、正確な息使いが必要とされるスポーツ着用時においても息苦しさを感じることなく快適に着用することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、マスク本体が不通気性の遮蔽シート材で形成されることによって、呼吸気がマスク本体の下方に設けられる排出口と防塵防菌フィルタの周縁から吸排することになるため、従来のマスク本体の前面カバー部から吸排する構造と比べて防塵防菌効果を一段と高めることができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材またはフィルタ構造材で形成される防塵防菌フィルタシートをマスク本体の前面を形成する前面マスク部の内側に重合させて装着することによって、通常の衛生マスクを容易且つ安価にマスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる従来にない防塵防菌マスクを提供することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、マスク本体の前面マスク部の下端部中央に位置する排出口の出口付近に顔面の顎部方向に付勢する外気遮蔽舌片を突設することによって、外気に浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとするといった優れた効果を奏する。
また、本発明の防塵防菌マスクによれば、外気遮蔽パットならびに防塵防菌フィルタの両側にシート状に延設される装着補助片を設けた仕様とすることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができると共に、製造時において外気遮蔽パットならびに防塵防菌フィルタをマスク本体の前面マスク部に貼着する工程が省略されることで製造単価のコストダウンが図れるといった優れた効果を奏する。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、該防塵防菌マスク10は、マスク本体20と、外気遮蔽パット30と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面を基に説明する。
尚、本発明における防塵防菌マスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項1記載の実施形態を示す説明図である。
図1(a)は本発明の防塵防菌マスク10に外気遮蔽パット30を装着する前の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、外気遮蔽パット30と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
図1(a)は本発明の防塵防菌マスク10に外気遮蔽パット30を装着する前の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、外気遮蔽パット30と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
マスク本体20は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部40aと口角部41aと顎部42先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体20の前面を形成する前面マスク部21の両側には耳掛け部22を形成して成るもので、上記における多層構造シート材の素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹脂、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙などで構成される柔軟性を有する多層構造シート材が用いられ、立体成形または多段ギャザー加工されて装着性と通気性と防塵防菌性を備えて形成される。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
外気遮蔽パット30は、連続状の柔軟性とクッション性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体的に成形されると共に、マスク本体20の前面マスク部21の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出する経路状の隙間空間31を形成し、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33を形成して成るもので、上記における遮蔽緩衝材の素材としては、例えばシリコン、ウレタン、スチレン等の合成樹脂、ゴム、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙、高密度発砲樹脂や表面にバリアコーティング加工が施された素材が用いられる。
また、外気遮蔽パット30が連続状に形成されることによって、開口部分が排出口33のみに限定されるため、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eによる息苦しさを容易に解消することができる。
さらに、外気遮蔽パット30をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、外気遮蔽パット30は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
さらに、外気遮蔽パット30をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、外気遮蔽パット30は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
経路状の隙間空間31は、外気遮蔽パット30の左右方向の中央位置に顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出される形状に形成され、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33が形成されるもので、該経路状の隙間空間31が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する形状に形成することで、鼻孔40と口41から排出される呼気Eを一直線状に一挙に排出することができると共に、呼気Eがマスク本体20の上辺方向に排出されない構造でもあるため、曇り防止構造を有する従来の衛生マスクMに設けられている曇り防止遮蔽体36を不要とすることもできる。
また、経路状の隙間空間31が最小限の狭さで回避する具体的な形状は、鼻孔部40aの上部の鼻筋部を馬蹄型に屈曲した状態から二つの鼻孔部40aに向かって開口し、さらに口元のホウレイ線に沿って口角部41aまで延設され、さらにまた顎部42の先端の喉元方向に屈曲した状態で開口するもので、鼻孔40と口41から排出された呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出される経路状の形状を有して形成される。
排出口33は、外気遮蔽パット30の経路状の隙間空間31の最下端に出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させて形成されるもので、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が一直線状に一挙に排出される大きさと出口形状をもって形成される。また最下端に形成される出口形状は、排出される呼気Eを効率的に排出し易くするために段差を有する厚みを持って形成することもできる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
図1(b)は本発明の防塵防菌マスク10に外気遮蔽パット30を装着した後の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスクの装着状態において、外観的には従来の衛生マスクMを装着した状態と殆ど変わらないが、機能的にはマスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる上、マスク本体20と顔面の間に経路状の隙間空間31を形成する外気遮蔽パット30を設けて立体形状とすることによって、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる機能を備える。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスクの装着状態において、外観的には従来の衛生マスクMを装着した状態と殆ど変わらないが、機能的にはマスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる上、マスク本体20と顔面の間に経路状の隙間空間31を形成する外気遮蔽パット30を設けて立体形状とすることによって、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる機能を備える。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、通気性のマスク本体20と、不通気性の外気遮蔽パット30の組み合わせによって、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導する形状に囲い込んで呼吸気の吸排を外気遮蔽パット30内に収めることができる構造とするもので、その結果、吸気Wを前面マスク部21越しに限定することでマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止すると共に、呼気Eの大部分(一部は前面マスク部21越し排出される)を外気遮蔽パット30の排出口33から一直線状に一挙に排出することで、呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
図2は、本発明の防塵防菌マスクの呼吸気状態における前面マスク部の動きを示す説明図である。
本発明におけるマスク本体20の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする実施形態を説明する。
図2(a)は本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の吸気状態を示す。
本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の外気Gの吸気状態は、まず外気Gが鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21を通して吸い込まれると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着することで外気遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33付近を塞いで外部から侵入する外気G(細菌や塵埃)を遮断する状態となる。言い換えれば、前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着しない場合は、吸気力が弱いことになり、従って外気G(細菌や塵埃)の侵入がないということになる。
本発明におけるマスク本体20の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする実施形態を説明する。
図2(a)は本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の吸気状態を示す。
本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の外気Gの吸気状態は、まず外気Gが鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21を通して吸い込まれると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着することで外気遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33付近を塞いで外部から侵入する外気G(細菌や塵埃)を遮断する状態となる。言い換えれば、前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着しない場合は、吸気力が弱いことになり、従って外気G(細菌や塵埃)の侵入がないということになる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる構造を有している一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21が柔軟性を有して前面マスク部21が排出口33に密着して塞ぐ役割を果たす形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、開口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられていることなどの細菌や塵埃の侵入を困難とする形状を有していることによって、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる。
図2(b)は本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の呼気状態を示す。
本発明の防塵防菌マスク10を使用した際の外気Gの呼気状態は、まず鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31内に一直線状に排出されると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42から離れて遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33が開放されることによって、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31を通って排出口33から一直線状に一挙に排出される状態となる。
本発明の防塵防菌マスク10を使用した際の外気Gの呼気状態は、まず鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31内に一直線状に排出されると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42から離れて遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33が開放されることによって、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31を通って排出口33から一直線状に一挙に排出される状態となる。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31を通って排出口33から一直線状に一挙に排出されることによって、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができると共に、正確な息使いが必要とされるスポーツ時においても息苦しさを感じることなく快適に着用することができる。
図3は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項2記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、曇り防止遮蔽体36と、防塵防菌フィルタ34と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、曇り防止遮蔽体36と、防塵防菌フィルタ34と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
マスク本体20は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部40aと口角部41aと顎部42先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体20の前面を形成する前面マスク部21の両側には耳掛け部22を形成して成るもので、上記における多層構造シート材の素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹脂、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙などが用いられ、立体成形または多段ギャザー加工されて装着性と通気性と防塵防菌性を備えて形成される。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
防塵防菌フィルタ34は、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、マスク本体20の前面マスク部21の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出する経路状の隙間空間31を形成し、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33を形成して成るもので、上記におけるフィルタ構造材の素材としては、例えば、シリコン、ウレタン、スチレン等の合成樹脂、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙、発砲樹脂が用いられる。
また、防塵防菌フィルタ34が連続状に形成されることによって、開口部分が排出口33のみに限定されるため、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eの息苦しさを容易に解決することができる。
さらに、防塵防菌フィルタ34をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、防塵防菌フィルタ34は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
さらに、防塵防菌フィルタ34をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、防塵防菌フィルタ34は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
曇り防止遮蔽体36は、柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されてマスク本体20の前面マスク部21の上辺内側の端縁に貼設されて鼻孔40と口41から排出された呼気EによってメガネFが曇るのを防止する役割を果たすもので、上記における遮蔽緩衝材の素材としては、例えば、シリコン、ウレタン、スチレン等の合成樹脂、ゴム、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙、高密度発砲樹脂や、バリアコーティング加工が施された柔軟な素材が用いられる。
また、曇り防止遮蔽体36は、防塵防菌フィルタ34に接着されてマスク本体20の前面マスク部21に装着される形態を採ることもできる。
また、曇り防止遮蔽体36は、防塵防菌フィルタ34に接着されてマスク本体20の前面マスク部21に装着される形態を採ることもできる。
経路状の隙間空間31は、防塵防菌フィルタ34の左右方向の中央位置に顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出される形状に形成され、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33が形成されるもので、該経路状の隙間空間31が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する形状に形成することで、鼻孔40と口41から排出される呼気Eを一直線状に一挙に排出することができると共に、呼気Eがマスク本体20の上辺方向に排出されない構造でもあるため、曇り防止構造を有する従来の衛生マスクMに設けられている曇り防止遮蔽体36を不要とすることもできる。
また、経路状の隙間空間31が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する具体的な形状は、鼻孔部40aの上部の鼻筋部を馬蹄型に屈曲した状態から二つの鼻孔部40aに向かって開口し、さらに口元のホウレイ線に沿って口角部41aまで延設され、さらにまた顎部42の先端まで真下に延長し、さらに喉元方向に屈曲した状態で開口するもので、鼻孔部40aから排出された呼気Eが排出口33に向かって一直線状に排出される経路状の形状を有して形成される。
排出口33は、外気遮蔽パット30の経路状の隙間空間31の最下端に出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させて形成されるもので、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が一直線状に一挙に排出される大きさと出口形状をもって形成される。また最下端に形成される出口形状は、排出される呼気Eを効率的に排出し易くするために段差を有する厚みを持って形成することもできる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、通気性のマスク本体20と通気性の防塵防菌フィルタ34と不通気性の曇り防止遮蔽体36の組み合わせによって顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導する形状に囲い込んで呼吸気の吸排をマスク本体20と通気性の防塵防菌フィルタ34で行う構造とするもので、その結果、吸気Wを前面マスク部21と防塵防菌フィルタ34を介して行うことでマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eの大部分(一部は前面マスク部21越し排出される)を防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33から一直線状に一挙に排出されることで呼気Eによる息苦しさを解消することができるものである。また、防塵防菌フィルタ34から上方に排出された呼気Eは、不通気性の曇り防止遮蔽体36によって遮断されるため、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができる。
図4は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項3記載の実施形態を示す説明図である。
図4(a)は本発明の防塵防菌マスク10に防塵防菌フィルタ34を装着する前の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、曇り防止遮蔽体36と、防塵防菌フィルタ34と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
図4(a)は本発明の防塵防菌マスク10に防塵防菌フィルタ34を装着する前の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、曇り防止遮蔽体36と、防塵防菌フィルタ34と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
マスク本体20は、柔軟性を有する不通気性の遮蔽シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部40aと口角部41aと顎部42先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体20の前面を形成する前面マスク部21の両側には耳掛け部22を形成して成るもので、マスク本体20を通して呼吸気作用は行われない構造を有して形成される。上記における遮蔽シート材の素材としては、例えば、シリコン、軟性合成樹脂、金属シート、皮革等や、バリアコーティング加工が施された柔軟な素材が用いられる。
防塵防菌フィルタ34は、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、マスク本体20の前面マスク部21の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出する経路状の隙間空間31を形成し、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33を形成して成るもので、上記におけるフィルタ構造材素材としては、例えば、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙などが用いられる。
また、防塵防菌フィルタ34が連続状に形成されることによって、開口部分が排出口33のみに限定されるため、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eの息苦しさを容易に解決することができる。
さらに、外気遮蔽パット30をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、防塵防菌フィルタ34は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
また、防塵防菌フィルタ34が連続状に形成されることによって、開口部分が排出口33のみに限定されるため、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eの息苦しさを容易に解決することができる。
さらに、外気遮蔽パット30をユーザ好みの任意の立体形状に整形することにより、マスク装着時のデザイン性と防塵防菌性を両立させることができる。
さらにまた、マスク本体20の前面マスク部21が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31が形成されることで、マスク装着時において、呼気Eの息苦しさを容易に解消することができるもので、従来の衛生マスクMには無い高い機能性と防塵防菌効果構造を形成する。
またさらに、防塵防菌フィルタ34は、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される。
曇り防止遮蔽体36は、マスク本体20の前面マスク部21の上辺内側の端縁に沿って顔面の隙間を埋める形状に立体成形されて貼着され、鼻孔40と口41から排出される呼気EによってメガネFが曇るのを防止する役割を果たす柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で形成される。また遮蔽緩衝材の素材としては、例えば、シリコン、ウレタン、スチレン等の合成樹脂、ゴム、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙、高密度発砲樹脂や、バリアコーティング加工が施された柔軟な素材が用いられる。
また、曇り防止遮蔽体36は、防塵防菌フィルタ34に接着されてマスク本体20の前面マスク部21に装着される形態を採ることもできる。
また、曇り防止遮蔽体36は、防塵防菌フィルタ34に接着されてマスク本体20の前面マスク部21に装着される形態を採ることもできる。
経路状の隙間空間31は、防塵防菌フィルタ34の左右方向の中央位置に顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する形成されると共に呼気Eを直下に誘導して排出される形状に形成され、該排出する経路状の隙間空間31の最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33が形成されるもので、該経路状の隙間空間31が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する形状に形成することで鼻孔40と口41から排出される呼気Eを一直線状に一挙に排出することができると共に、呼気Eがマスク本体20の上辺方向に排出されない構造でもあるため、曇り防止構造を有する従来の衛生マスクMに設けられている曇り防止遮蔽体36を不要とすることもできる。
また、経路状の隙間空間31が最小限の狭さで回避する具体的な形状とは、鼻孔部40aの上部の鼻筋部を馬蹄型に屈曲した状態から二つの鼻孔部40aに向かって開口し、さらに口元のホウレイ線に沿って口角部41aまで延設され、さらにまた顎部42の先端の喉元方向に屈曲した状態で開口するもので、鼻孔40と口41から排出された呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出される経路状の形状を有して形成される。
排出口33は、防塵防菌フィルタ34の経路状の隙間空間31の最下端に出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させて形成されるもので、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が一直線状に一挙に排出される大きさと出口形状をもって形成される。また最下端に形成される出口形状は、排出される呼気Eを効率的に排出し易くするために段差を有する厚みを持って形成することもできる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気の影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気の影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
図4(b)は本発明の防塵防菌マスク10に防塵防菌フィルタ34を装着した後の状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、呼吸気が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33と防塵防菌フィルタ34の周縁から吸排する構造を採用していることから、従来の衛生マスクMの前面カバー部から吸排する構造と比べて防塵防菌効果を一段と高めることができる構造を採用している。
本発明の防塵防菌マスク10は、呼吸気が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33と防塵防菌フィルタ34の周縁から吸排する構造を採用していることから、従来の衛生マスクMの前面カバー部から吸排する構造と比べて防塵防菌効果を一段と高めることができる構造を採用している。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、不通気性のマスク本体20と、通気性の防塵防菌フィルタ34と、不通気性の曇り防止遮蔽体36の組み合わせによって顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導する形状に囲い込んで呼吸気の吸排を通気性の防塵防菌フィルタ34のみで行う構造とするもので、その結果、吸気Wを防塵防菌フィルタ34を介して行うことでマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eの大部分を防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33から一直線状に一挙に排出する(一部は防塵防菌フィルタ34の周縁から排出される)ことで呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
また、防塵防菌フィルタ34から上方に排出される呼気Eは、不通気性の曇り防止遮蔽体36によって遮断されるため、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができる。さらに、従来の衛生マスクMと比してマスク本体20が不通気性の遮蔽シート材で形成される真逆な構造を採用することによって、高い防塵防菌効果を有すると共に、デザイン性と装着性を備えるものである。さらにまた、曇り防止遮蔽体36と防塵防菌フィルタ34を通気性のある構造材で一体成形し、その曇り防止遮蔽体36に相当する部分をバリアコーティング加工を施して不通気性とすることによって、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを同質の材料を使用して解消することができる。加えて、マスク本体20と、両面テープ付きの防塵防菌フィルタ34と曇り防止遮蔽体36を其々別個に梱包して製品化することによって、製造段階における貼着工程が省略されることによって、製造単価のコストダウンをはかることができる。
以上に述べた請求項1〜請求項3の三通りの組み合わせ手段で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りを防止する従来の衛生マスクMの構造と全く異なる構造を採用するものであって、請求項1記載の通気性のマスク本体20と不通気性の外気遮蔽パット30による組み合わせ手段と、請求項2記載の通気性のマスク本体20と通気性の防塵防菌フィルタ34と不通気性の曇り防止遮蔽体36による組み合わせ手段と、請求項3記載の不通気性のマスク本体20と通気性の防塵防菌フィルタ34と不通気性の曇り防止遮蔽体36による組み合わせ手段の三通りの組み合わせ手段を採用することによって、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を同時に阻止することができる。
図5は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項4記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、防塵防菌フィルタシート38と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eの息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスク10であって、マスク本体20と、防塵防菌フィルタシート38と、で構成され、マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有するマスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間31に作用することによって、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする構造を有して形成される。
マスク本体20は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部40aと口角部41aと顎部42先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体20の前面を形成する前面マスク部21の両側には耳掛け部22を形成して成るもので、上記における多層構造シート材の素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹脂、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙などで構成される柔軟性を有する多層構造シート材が用いられ、立体成形または多段ギャザー加工されて装着性と通気性と防塵防菌性を備えて形成される。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
また、図示はしていないが、経路状の隙間空間31に当たる部分を限定してさらに柔軟性の高い素材で形成された多層構造シート材を縫い込むことによって、吸気時の逆止弁効果を一層高める構造とすることができる。
防塵防菌フィルタシート38は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材またはフィルタ構造材で形成されると共に、マスク本体20の前面を形成する前面マスク部21の内側に重合させて装着される立体状または平面状の略矩形状に形成され、その上辺端部は不通気性の遮蔽緩衝構造39で形成され、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出する経路状の隙間空間31を刳り抜き状に形成し、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33を形成して成るもので、上記における多層構造シート材の素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹脂、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙などで構成される柔軟性を有する多層構造シート材が用いられ、立体成形または多数織り加工されて装着性と通気性と防塵防菌性とを備えて形成される。
また、防塵防菌フィルタシート38がシート状の重合する二重マスクとなる形状に形成されて開口部分が排出口33のみに限定されることによって、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eの息苦しさを容易に解決することができる。
さらに、取り付け手段としては、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される以外に、前面マスク部21と二重に重合させて使用されるか、面ファスナーならびに両面テープやボタン等の係止具によって着脱自在に係着することもできる。
また、防塵防菌フィルタシート38がシート状の重合する二重マスクとなる形状に形成されて開口部分が排出口33のみに限定されることによって、外部からの塵埃や細菌の侵入を確実に阻止することができると共に、呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出されるため呼気Eの息苦しさを容易に解決することができる。
さらに、取り付け手段としては、前面マスク部21の内面側に接着剤によって貼着されるか、耳掛け部22の締め付け力によって重合される何れかの方法で装着される以外に、前面マスク部21と二重に重合させて使用されるか、面ファスナーならびに両面テープやボタン等の係止具によって着脱自在に係着することもできる。
遮蔽緩衝構造39は、防塵防菌フィルタシート38の上辺端部に形成されるもので、鼻孔40と口41から排出される呼気EによってメガネFが曇るのを防止する役割を果たす柔軟性を有する不通気性の遮蔽材で形成されるもので、上記における遮蔽材の素材としては、例えば、シリコン、ウレタン、スチレン等の合成樹脂、ゴム、フェルト、綿布、化学繊維、不織布、紙、高密度発砲樹脂や、バリアコーティング加工が施された柔軟な素材が用いられる。また、防塵防菌フィルタシート38内に遮蔽材の素材を織り込んで遮蔽性を有した領域を形成してもよい。
また、防塵防菌フィルタシート38の上辺内側の端縁に柔軟性と形状記憶性を有する曇り防止遮蔽体36を貼設または重合させて装着することもできる。
さらに、防塵防菌フィルタシート38の左右方向の中央位置最下端には、排出口33が設けられて呼気Eの排出効率が高いことから、上辺端部に形成される遮蔽緩衝構造39を不要とすることもできる。
また、防塵防菌フィルタシート38の上辺内側の端縁に柔軟性と形状記憶性を有する曇り防止遮蔽体36を貼設または重合させて装着することもできる。
さらに、防塵防菌フィルタシート38の左右方向の中央位置最下端には、排出口33が設けられて呼気Eの排出効率が高いことから、上辺端部に形成される遮蔽緩衝構造39を不要とすることもできる。
経路状の隙間空間31は、防塵防菌フィルタシート38の左右方向の中央位置に顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導して排出される形状に形成され、該最下端には、出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口33が形成されるもので、該経路状の隙間空間31が顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避する形状に形成することで、鼻孔40と口41から排出される呼気Eを直線状に一挙に排出することができると共に、呼気Eがマスク本体20の上辺方向に排出されない構造でもあるため、防塵防菌フィルタシート38の上辺端部に形成される遮蔽緩衝構造39を不要とすることもできる。
また、経路状の隙間空間31が最小限の狭さで回避する具体的な形状とは、鼻孔部40aの上部の鼻筋部を馬蹄型に屈曲した状態から二つの鼻孔部40aに向かって開口し、さらに口元のホウレイ線に沿って口角部41aまで延設され、さらにまた顎部42の先端の喉元方向に屈曲した状態で開口するもので、鼻孔部40aから排出された呼気Eが排出口33に向かって一直線状に一挙に排出される経路状の形状を有して形成される。
排出口33は、防塵防菌フィルタシート38の経路状の隙間空間31の最下端に出口の向きが顔面の顎部42先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させて形成されるもので、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が一直線状に一挙に排出される大きさと出口形状をもって形成される。また最下端に形成される出口形状は、排出される呼気Eを効率的に排出し易くするために段差を有する厚みを持って形成することもできる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気の影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分を一直線状に一挙に排出することができる形状を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21の一部と、顔面の顎部42の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、マスク本体20の鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21の一部が逆止弁の働きをする形状であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気の影響が及ばない位置に設けられていることや、出口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられることで、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を困難なものとしている。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、通気性のマスク本体20と、通気性の防塵防菌フィルタシート38の組み合わせによって、顔面の鼻孔部40aと口角部41aを最小限の狭さで回避すると共に呼気Eを直下に誘導する形状に囲い込んで呼吸気の吸排を防塵防菌フィルタシート38内に収めることができる構造とするもので、その結果、吸気Wを前面マスク部21越しに限定することでマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止すると共に、呼気Eの大部分(一部は前面マスク部21越し排出される)を防塵防菌フィルタシート38の排出口33から一直線状に一挙に排出することで、呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
図6は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項5記載の実施形態を示す説明図である。
図6(a)は本発明の防塵防菌マスク10の使用状態を示す正面図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク本体20の前面マスク部21の下端部中央に位置する排出口33の出口付近に顔面の顎部42方向に付勢する外気遮蔽舌片35を突設した構造を有して形成される。
図6(a)は本発明の防塵防菌マスク10の使用状態を示す正面図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、マスク本体20の前面マスク部21の下端部中央に位置する排出口33の出口付近に顔面の顎部42方向に付勢する外気遮蔽舌片35を突設した構造を有して形成される。
外気遮蔽舌片35は、マスク本体20の下辺の中央位置に扇動可能に設けられて外気Gの侵入を遮蔽する舌片であって、呼気Eの吸排に合わせて扇動して外気Gと経路状の隙間空間31を遮断状態ならびに開放状態とする形状で取り付けられるもので、具体的には、基部がマスク本体20の下端部中央に取り付けられ、先端部が装着者の喉元の皮膚の表面に常に付勢して接触している形状を有して取り付けられる。
図6(b)は本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の吸気状態を示す。
本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の外気Gの吸気状態は、まず外気Gが鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21を通して吸い込まれると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着することで外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33を塞いで外部から侵入する外気G(細菌や塵埃)を遮断する状態となる。言い換えれば、前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着しない場合は、吸気力が弱いことになり、従って外気G(細菌や塵埃)の侵入がないということになる。
本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の外気Gの吸気状態は、まず外気Gが鼻孔部40aと口角部41a付近の前面マスク部21を通して吸い込まれると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着することで外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33を塞いで外部から侵入する外気G(細菌や塵埃)を遮断する状態となる。言い換えれば、前面マスク部21の一部が顎部42の表面に密着しない場合は、吸気力が弱いことになり、従って外気G(細菌や塵埃)の侵入がないということになる。
ちなみに、排出口33が呼気状態においては、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が一直線状に一挙に排出することができる構造を有する一方、吸気状態においては、マスク本体20の前面マスク部21が柔軟性を有して前面マスク部21が排出口33に密着して塞ぐ役割を果たす構造であることや、鼻孔部40aと口角部41a付近から遠方に位置して吸気Wの影響が及ばない位置に設けられていることや、開口方向が下向き且つ内向き(喉元の方向)に屈曲して設けられていることなどの細菌や塵埃の侵入を困難としていることによって、外気Gに浮遊している細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる。
図6(c)は本発明の防塵防菌マスク10の使用した際の呼気状態を示す。
本発明の防塵防菌マスク10を使用した際の外気Gの呼気状態は、まず鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31内に排出されると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42から離れて外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33が開放されることによって、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が排出口33から一直線状に一挙に排出される状態となる。
本発明の防塵防菌マスク10を使用した際の外気Gの呼気状態は、まず鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が経路状の隙間空間31内に排出されると、顎部42付近の柔軟性を有する前面マスク部21の一部が顎部42から離れて外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33が開放されることによって、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が排出口33から一直線状に一挙に排出される状態となる。
尚、吹き出しに図示されるように、外気遮蔽舌片35が、マスク本体20の前面マスク部21の下辺の中央位置に扇動可能に設けられ、呼気の吸排に合わせて扇動して外気Gと経路状の隙間空間31を遮断状態ならびに開放状態となるように取り付けられるもので、具体的には、基部がマスク本体20に取り付けられ、先端部が装着者の喉元の皮膚の表面に常時付勢して接触している状態で取り付けられる。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、鼻孔40と口41から排出される呼気Eの大部分が排出口33から一直線状に一挙に排出されることによって、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができると共に、正確な息使いが必要とされるスポーツ時などにおいても息苦しさを感じることなく快適に着用することができる。
図7は、本発明の防塵防菌マスクにおける請求項6記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10は、外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の両側にシート状に延設される装着補助片37を設けて形成される。
本発明の防塵防菌マスク10は、外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の両側にシート状に延設される装着補助片37を設けて形成される。
本発明の防塵防菌マスク10は、外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の両側にシート状に延設される装着補助片37を設けて形成されるもので、外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34の両側に装着補助片37が設けられることによって、マスク装着時に前面マスク部21と装着補助片37が密着して重合することになることから、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができると共に、製造時において外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34をマスク本体20に貼着する工程が省略されることによって、製造単価のコストダウンが図れる。
装着補助片37は、外気遮蔽パット30または防塵防菌フィルタ34と同じ柔軟で軟質の材料を使用して単体または一体成形されて形成されるもので、全体形状は、マスク本体20の形状内に収まる立体状または平面状の略矩形状に形成される。
また、装着補助片37は、連設される外気遮蔽パット30ならびに防塵防菌フィルタ34の材質によって通気性ならびに不通気性のどちらかが選択される。さらに、装着補助片37の両側の表面に両面テープを貼付することによって、マスク本体20と外気遮蔽パット30ならびに防塵防菌フィルタ34のズレを防ぐことができると共に、マスク本体20と、両面テープ付きの外気遮蔽パット30と防塵防菌フィルタ34と、曇り防止遮蔽体36を其々別個に梱包することによって、製造段階における貼着工程が省略されることから、製造単価のコストダウンが図られる。
以上で構成される装着補助片37が設けられた本発明の防塵防菌マスク10は、従来の衛生マスクMならびに請求項1〜3記載の防塵防菌マスク10と比して防塵防菌性能が高まると共に、装着補助片37が装着された外気遮蔽パット30ならびに防塵防菌フィルタ34をユーザの使用状況に合わせて着脱自在に使用することができる。
図8は、本発明の防塵防菌マスクの呼吸気状態を示す説明図である。
図8(a)は本発明の請求項1の防塵防菌マスク10を使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが前面マスク部21越しに限定されて吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの一部が前面マスク部21越しに排出されると共に、呼気Eの大部分が遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33から一挙に排出されるため、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる構造となっている。
図8(a)は本発明の請求項1の防塵防菌マスク10を使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが前面マスク部21越しに限定されて吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの一部が前面マスク部21越しに排出されると共に、呼気Eの大部分が遮蔽パット30の下方に設けられる排出口33から一挙に排出されるため、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる構造となっている。
図8(b)は本発明の請求項2の防塵防菌マスク10を使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが前面マスク部21越しならびに防塵防菌フィルタ34の周縁から吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を防塵防菌フィルタ34で確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの一部が前面マスク部21越しに排出され、呼気Eの大部分が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられた排出口33から一直線状に一挙に排出され、その一部が上方に向かって排出される呼気Eは、曇り防止遮蔽体36によって遮断されることで、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが前面マスク部21越しならびに防塵防菌フィルタ34の周縁から吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を防塵防菌フィルタ34で確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの一部が前面マスク部21越しに排出され、呼気Eの大部分が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられた排出口33から一直線状に一挙に排出され、その一部が上方に向かって排出される呼気Eは、曇り防止遮蔽体36によって遮断されることで、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
図8(c)は本発明の請求項3の防塵防菌マスク10の使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが防塵防菌フィルタ34の周縁から吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を防塵防菌フィルタ34で確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの大部分が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33から一直線状に一挙に排出されることで、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
本発明の防塵防菌マスク10が使用される際の吸気時は、外気Gが防塵防菌フィルタ34の周縁から吸入されることで、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を防塵防菌フィルタ34で確実に阻止することができる構造となっている。一方、呼気時は、呼気Eの大部分が防塵防菌フィルタ34の下方に設けられる排出口33から一直線状に一挙に排出されることで、マスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができる。
以上で構成される本発明の防塵防菌マスク10は、従来の衛生マスクMの機能として働かなかったマスク装着時のメガネFの曇りや呼気Eによる息苦しさを解消することができると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することができる三つの機能を備えていることによって、風邪対策、花粉症対策、防塵対策や、医療用や工事用などの業務用衛生マスクとして多様に利用することができる。
図9は、従来の衛生マスクの呼吸気状態を示す説明図である。
図9(a)は従来の衛生マスクMを使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
曇り防止機能が設けられていない従来の衛生マスクMの使用状態は、吸気時は外気Gが前面マスク部21越しの方向と周縁の全方向から吸入されるが、呼気時は呼気Eの一部がマスク部21の上辺方向に排出されるため、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができない構造になっている。さらに呼気Eによる息苦しさを解消することができないと共にマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することもできない構造となっている。
図9(a)は従来の衛生マスクMを使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
曇り防止機能が設けられていない従来の衛生マスクMの使用状態は、吸気時は外気Gが前面マスク部21越しの方向と周縁の全方向から吸入されるが、呼気時は呼気Eの一部がマスク部21の上辺方向に排出されるため、マスク装着時のメガネFの曇りを防止することができない構造になっている。さらに呼気Eによる息苦しさを解消することができないと共にマスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することもできない構造となっている。
図9(b)は曇り防止遮蔽体36が装着された従来の衛生マスクMを使用した際の呼吸気状態を示す説明図である。
曇り防止機能が設けられた従来の衛生マスクMの使用状態は、吸気時は外気Gが前面マスク部21越しの方向と上方以外の周縁の全方向から吸入されるが、呼気時は呼気Eの一部が上辺方向に排出されるが、曇り防止遮蔽体36によって遮断されるためマスク装着時のメガネFの曇りを防止することはできるが、呼気Eによる息苦しさを解消することができないと共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することもできない構造となっている。
曇り防止機能が設けられた従来の衛生マスクMの使用状態は、吸気時は外気Gが前面マスク部21越しの方向と上方以外の周縁の全方向から吸入されるが、呼気時は呼気Eの一部が上辺方向に排出されるが、曇り防止遮蔽体36によって遮断されるためマスク装着時のメガネFの曇りを防止することはできるが、呼気Eによる息苦しさを解消することができないと共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止することもできない構造となっている。
本発明の防塵防菌マスクは、マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する構造を有することで、防塵防菌マスクを初めとするスポーツ用マスク、防寒用マスク、医療用マスク、お洒落マスク、調理用マスク、製造現場用マスク、工事現場用マスク、研究所用マスク、ビジネスマスクなどあらゆるマスクの使用状況に適合するマスクの提供が図れることから、本発明における「防塵防菌マスク」の産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。
10 防塵防菌マスク
20 マスク本体
21 前面マスク部
22 耳掛け部
30 外気遮蔽パット
31 経路状の隙間空間
33 排出口
34 防塵防菌フィルタ
35 外気遮蔽舌片
36 曇り防止遮蔽体
37 装着補助片
38 防塵防菌フィルタシート
39 遮蔽緩衝構造
40 鼻孔
40a 鼻孔部
41 口
41a 口角部
42 顎部
F メガネ
E 呼気
W 吸気
G 外気
M 従来の衛生マスク
20 マスク本体
21 前面マスク部
22 耳掛け部
30 外気遮蔽パット
31 経路状の隙間空間
33 排出口
34 防塵防菌フィルタ
35 外気遮蔽舌片
36 曇り防止遮蔽体
37 装着補助片
38 防塵防菌フィルタシート
39 遮蔽緩衝構造
40 鼻孔
40a 鼻孔部
41 口
41a 口角部
42 顎部
F メガネ
E 呼気
W 吸気
G 外気
M 従来の衛生マスク
Claims (6)
- マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、
前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、外気遮蔽パットと、で構成され、
前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、
前記外気遮蔽パットは、連続状の柔軟性とクッション性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、
マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをすることを特徴とする防塵防菌マスク。 - マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、
前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、曇り防止遮蔽体と、防塵防菌フィルタと、で構成され、
前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、
前記曇り防止遮蔽体は、柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されて前記マスク本体の前面マスク部の上辺内側の端縁に貼設されて成り、
前記防塵防菌フィルタは、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、
マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをすることを特徴とする防塵防菌マスク。 - マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、
前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、曇り防止遮蔽体と、防塵防菌フィルタと、で構成され、
前記マスク本体は、柔軟性を有する不通気性の遮蔽シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、
前記曇り防止遮蔽体は、柔軟性と形状記憶性を有する不通気性の遮蔽緩衝材で立体成形されて前記マスク本体の前面マスク部の上辺内側の端縁に貼設されて成り、
前記防塵防菌フィルタは、連続状の柔軟性とクッション性を有する通気性のフィルタ構造材で立体成形されると共に、前記マスク本体の前面マスク部の内面側に貼着または重合させて顔面の表面に密着する形状に形成し、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、
マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをすることを特徴とする防塵防菌マスク。 - マスク装着時のメガネの曇りや呼気の息苦しさを解消すると共に、マスクの側面からの細菌や塵埃の侵入を確実に阻止する防塵防菌マスクであって、
前記防塵防菌マスクは、マスク本体と、防塵防菌フィルタシートと、で構成され、
前記マスク本体は、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材で形成されると共に、少なくても顔面の鼻孔部と口角部と顎部先端の喉元の一部を覆被する立体状または平面状の略矩形状に形成され、さらにマスク本体の前面を形成する前面マスク部の両側には耳掛け部を形成して成り、
前記防塵防菌フィルタシートは、柔軟性を有する通気性の多層構造シート材またはフィルタ構造材で形成されると共に、前記マスク本体の前面を形成する前面マスク部の内側に重合させて装着される立体状または平面状の略矩形状に形成され、その上辺端部は不通気性の遮蔽緩衝構造で形成され、さらに左右方向の中央位置には、顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避すると共に呼気を直下に誘導して排出する経路状の隙間空間を刳り抜き状に形成し、該経路状の隙間空間の最下端には、出口の向きが顔面の顎部先端の形状に倣って下向き且つ、内向きなるように屈曲成形させた排出口を形成して成り、
マスク装着時において、呼吸気圧が、柔軟性を有する前記マスク本体の前面マスク部の一部と、前記防塵防菌フィルタシートの顔面の鼻孔部と口角部を最小限の狭さで回避する経路状の隙間空間に作用することによって、前記マスク本体の前面マスク部の一部と、顔面の顎部の一部が密着状態ならびに開口状態となることで、前記マスク本体の鼻孔部と口角部付近の前面マスク部の一部が逆止弁の働きをすることを特徴とする防塵防菌マスク。 - 前記マスク本体の前面マスク部の下端部中央に位置する排出口の出口付近に顔面の顎部方向に付勢する外気遮蔽舌片を突設したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか記載の防塵防菌マスク。
- 前記外気遮蔽パットまたは前記防塵防菌フィルタの両側にシート状に延設される装着補助片を設けことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか記載の防塵防菌マスク。
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