JP3015892U - 保安用マスク - Google Patents

保安用マスク

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JP3015892U
JP3015892U JP1995003106U JP310695U JP3015892U JP 3015892 U JP3015892 U JP 3015892U JP 1995003106 U JP1995003106 U JP 1995003106U JP 310695 U JP310695 U JP 310695U JP 3015892 U JP3015892 U JP 3015892U
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exhalation
mask
intake
valve body
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JP1995003106U
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曉男 礒野
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TOYO SAFETY INDUSTRIAL CO., LTD.
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TOYO SAFETY INDUSTRIAL CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、吸気弁と呼気弁とを有する保安用
マスクにあって、マスクの着用者がマスクを介して呼吸
をする際の吸気と呼気を容易にすることと、呼気弁と吸
気弁の各弁体が作動をするときに生じる不快音の解消を
目的とする。 【構成】カップガスケット1に吸気弁2を有する濾過部
3と、呼気弁4を有するものにおいて、吸気弁2の吸気
弁体21と吸気弁座22の間及び呼気弁4の呼気弁体41と呼
気弁座42の間に通気口51を有する緩衝部材5をそれぞれ
設けたもので、しかも吸気弁体21と呼気弁体41及び緩衝
部材5とは軽くて軟らかく且つ弾力を有する薄いシート
からなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は粉塵の浮遊する外気の環境が劣悪な場所等で着用する防塵のため等 の保安用マスクに関する考案である。
【0002】
【従来の技術】
従来から用いられている吸気弁と呼気弁を有する保安用のマスクの弁は、弁の 構成が弁座に弁体が直接当接するようになっているため、顔面にマスクを着用し 呼吸をすると弁体が弁座に勢いよく接触して弁体が異音を発し着用者に不快感を 与えるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の保安用マスクの吸気弁や呼気弁は、それぞれが作動する際に弁体が弁座 に衝突し異音を発生するもので、例えば弁体が硬い物であるとカチカチやカタカ タのような衝突音が、また、弁体が軟らかいものではペタペタやポンポンのよう な衝突音を発し着用者が不快であって、この状態が長時間にわたると着用者は苦 痛となっていた。この考案は、異音が生じ難く且つ外気が充分に取り入れること の出来る弁装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達するため、マスクの着用者の口部と鼻部を覆うマスク 本体1に吸気弁2を有する濾過部3と呼気弁4を有するものにおいて、吸気弁2 の吸気弁体21と吸気弁座22の間及び呼気弁4の呼気弁体41と呼気弁座42の間に通 気口51を有する緩衝部材5をそれぞれ設けたものである。
【0005】 上記の吸気弁体21と呼気弁体41及び緩衝部材5とは軟質のゴムやプラスチック 等の軽くて軟らかく且つ弾力のある薄いシートで構成され、吸気弁2では通気口 51を有する緩衝部材5上に吸気弁体21が重なり合ったものが吸気弁座22上に定位 し、しかも、これ等は弁体支受部23に設けた弁軸6で支受されたものであり、ま た、呼気弁4では通気口51を有する緩衝部材5上に呼気弁体41が重なり合ったも のが呼気弁座42上に定位するとともにこれ等は弁体支受部43に設けた弁軸6によ って支受されたものである。
【0006】
【作用】
保安用のマスクを着用して呼吸をすると、吸気の際にはマスク本体1内が負圧 となって吸気弁2が開くとともに、呼気弁4は閉止され着用者の吸気動作で濾過 部3で濾過された外気がマスク本体1内に流入しマスクの着用者の肺内を清浄な 外気で満たすことが出来き、逆に呼気の際には体外に排出された排気によってマ スク内の気圧がマスク外より高くなって、吸気弁2が閉止されるとともに呼気弁 4が開き排気は呼気弁4からマスク外に排出される動作をマスク着用者の呼吸動 作で繰り返す。
【0007】 ところで、上記の呼吸によって吸気弁2と呼気弁4が開閉の動作をすると、各 弁の可動部において、弁の開閉動作の際に弁体が弁座に当接したとき大きな衝突 音が発生しマスクの着用者に不快感を与えていたのが従来の保安用マスクであっ た。
【0008】 本考案のマスクでは、吸気弁2にあっては吸気弁体21と吸気弁座22の間に緩 衝部材5が介在したものであり、呼気弁4においては呼気弁体41と呼気弁座42の 間に緩衝部材5を設けたものであるから、吸気弁2と吸気弁4とが閉止状態にな ったときこの緩衝部材5によって吸気弁体21の吸気弁座22への衝突や、また、呼 気弁体41の呼気弁座42への衝突による衝撃が吸収され衝突音の発生を著しく緩和 する。
【0009】 上記する衝突音の発生を緩和しようと緩衝部材を弁座へ固定的に設けたもので は、消音効果を得ることができず、また逆に弁体と緩衝部材を一体で構成すると 、この場合も肉厚が厚くなって変形を困難とし弁座に弁体が密着し得ずマスク内 の気密性を保ち得ず、特に吸気弁でこの現象が生じると、外気が吸気弁から逆流 しマスクの機能を低下させるものであったり、通常の呼吸では弁座での開口が充 分でないため弁の開口が小さく流通する空気に対する抵抗が大となり呼吸に必要 なだけの外気を吸入したり排出したりすることが不充分なものとなる。また上記 より弁の開口を大きくすると空気抵抗は減少して流通量は増加するように見られ るが、この場合は弁体が大となって動きが悪く気圧の変化に対し鈍感になり弁体 が弁座で正確且つ確実に支受され難くなり弁の機能を充分に発揮し得ないもので もある。
【0010】 本考案の吸気弁2と呼気弁4は、吸気弁体21と呼気弁座41が軟かくて弾力のあ る薄い膜板からなっているため、重量が極めて軽く僅かな空気圧の変化に敏感で 大きく開閉動作をして吸気弁体21と呼気弁体41の空気抵抗を少くし、弁の通気口 を充分に開き空気の通りを円滑にする。
【0011】 緩衝部材5は吸気体21と吸気弁座22及び呼気弁体41と呼気弁座42の間に介在し 吸気動作の際に呼気弁4側で呼気弁体41が呼気弁座42に衝突した時緩衝部材5と 呼気弁体41の双方が軟らかくて弾力を有したものであるから衝突の際の衝撃力は 呼気弁体41と緩衝部材5とが吸収し合って衝撃を和らげ衝突の際の衝突音の発生 を妨げ、また吸気弁2側では吸気動作とともに、吸気弁体21が吸気弁座22の緩衝 部材5から離れて浮き上り弁座の通気口の空気の流通を妨げずマスク内に吸気に 必要な空気を送ることができる。
【0012】 また排気の際には呼気弁4が開いてマスク内の呼気をマスク外方に排出すると ともに吸気の際に開いていた吸気弁2側では吸気弁体21がマスク内の呼気によっ て吸気弁座22へ当接し吸気弁2を閉止するもので、この動作において吸気弁体21 は緩衝部材5を介し吸気弁座22へ衝突音の小さい当接と密着をし吸気弁2から吸 気がマスク外方に漏洩するのを阻止する。
【0013】 吸気弁体21と呼気弁体41は緩衝部材5と重なり合うことで、弁を閉止したとき 薄い弁体の強度不足を補って、正確且つ確実に作用して弁座を閉止し漏気を阻止 し、通気にあっては各弁体のみが緩衝部材から離れて弁の通気口を大きく開き通 気を容易にする。この弁体は柔らかくて弾力性があり、しかも薄くて軽いもので あるからマスク内の僅かな気圧の変化にも反応して敏速に作動し吸気や排気の動 作を正確且つ確実にするものである。さらに弁体と緩衝部材を別体にし且つ弁座 に緩衝部材が固着されないで乗っているだけであるから、弁座と緩衝部材の間に 僅かな隙を有することになって弁体が衝突しても緩衝部材が弁座側に移動しつつ 弁体を受け止めるため弁体が緩衝部材との間で生じる衝突音の発生をさらに少な くする。
【0014】
【実施例】
この考案の実施例は塵の多いところや塵の発生する場所での作業において、作 業に従事するものが塵を吸入しないようにする防じん用のマスクである。このマ スクは実施例の防じんを目的とするもののほか、ガスマスク等に用い得ること勿 論で、この場合は濾過部内のフィルターエレメントをガスマスク用のものにすれ ばよい。
【0015】 図において、1はマスク着用者の顔面に装着され口と鼻を覆うためのマスク本 体で、このマスク本体1は正面に空気の濾過をする濾過部3を有し、濾過部3は 器体内に交換のできるフィルターエレメントを有しかつ濾過部3はマスク本体1 内に向って吸気弁2が設けられ濾過部3で濾された清浄な外気が着用者の吸気と 共にマスク本体1内に入り着用者がこれを吸入するものである。4はマスク本体 1の濾過部3の下方に設けられマスクの着用者が排出する呼気をマスク外方に放 出するための呼気弁であって、呼気弁4と吸気弁2とは両者交互に開閉し、着用 者が空気を吸い込むときは呼気弁4が閉じ、吸気弁2が開き浄化された空気がマ スク内に至るもので、逆に着用者が呼気をすると吸気弁2が閉じるとともに呼気 弁4が開いて呼気をマスク外方に放出するものである。
【0016】 吸気弁2は筒状の基体のマスク本体ト1内側の吸気弁座22にラテックスゴムの 厚さ0.1ミリメートルの薄いシート材からなる円板に空気を通す通気孔51を有す る緩衝部材5上に、この緩衝部材5と同じ材料で同じ大きさ同じ厚さの円板状の 吸気弁体21を重ね合わせたものを定位させるとともに、弁軸6で緩衝部材5と吸 気弁体21を吸気弁座22に定着している。
【0017】 呼気弁4は筒状の基体のマスク本体1の外側の呼気弁座42に、ラックスゴムの 厚さ0.1ミリメートルの薄いシート材からなる円板に、空気を通す通気口51を有 する緩衝部材5上に、この緩衝部材5と同じ材料で同じ大きさ同じ厚さの円板状 の呼気弁体41を重ね合わせたものを定位させるとともに、弁体支受部43の弁軸6 で緩衝部材5と呼気弁体41を呼気弁座42に定着している。なお上記する緩衝部材 5や吸気弁体21及び呼気弁体41は実施例のようなラテックスゴムのシートのほか 、軟かくて弾力のあるプラスチック板であってもよく、要は軟かくて弾力を有し た薄板で、呼吸時に騒音を発生し難いものであればよい。さらに吸気弁2と呼気 弁4は実施例ではダイヤフラム型であるがこのほか弁体が開閉動作において騒音 の発生の少ないものであれば実施例に限定されるものではない。
【0018】
【考案の効果】
この考案に記載された請求項1によると保安用マスクのマスク本体1に設けた 吸気弁2と呼気弁4は吸気弁座22と吸気弁体21の間に緩衝部材5及び呼気弁座42 と呼気弁体41の間に緩衝部材5をそれぞれ有していることから各弁体の開閉時に 生じる騒音を軽減できる効果を奏する。
【0019】 この考案に記載された請求項2によると、吸気弁2の吸気弁体21と吸気弁体4 の呼気弁体41はゴムやプラスチック等の軽くて軟かくかつ弾力を有する薄いシー ト材からなっているものであるから、吸気や呼気の際に吸気弁2と呼気弁4内で 充分に開閉動作ができ弁の通気口を大きく開き得て呼吸時の弁での空気の流通を 妨げる抵抗が極めて少なくなりマスクを着用した際に感じる呼吸の困難さを解消 させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】保安用マスクのマスク本体部分を破断した図
【図2】緩衝体と弁体を示す斜視図
【図3】呼気弁の断面図
【図4】吸気弁の断面図
【符号の説明】
1 マスク本体 2 吸気弁 21 吸気弁体 22 吸気弁座 23 弁体支受部 3 濾過部 4 呼気弁 41 呼気弁体 42 呼気弁座 43 弁体支受部 5 緩衝部材 51 通気口 6 弁軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスク本体1に吸気弁2を有する濾過部3
    と呼気弁4を有するものにおいて、吸気弁2の吸気弁体
    21と吸気弁座22の間及び呼気弁4の呼気弁体41と呼気弁
    座42の間に通気口51を有する緩衝部材5をそれぞれ設け
    たことを特徴とする保安用マスク。
  2. 【請求項2】吸気弁体21と呼気弁体41と緩衝部材5とは
    軟質ゴムや軟質プラスチック等の軽くて軟らかく弾力の
    ある薄いシートからなり、吸気弁2では通気口51上に吸
    気弁体21が重なったものが吸気弁座22上に定位し、しか
    もこれ等は弁体支受部23に設けた弁軸6によって支受さ
    れ、また、呼気弁4では通気口51を有する緩衝部材5上
    に呼気弁体41が重なったものが呼気弁座42上に定位する
    とともに、これらは弁体支受部43に設けた弁軸6によっ
    て支受されてなるものであることを特徴とする請求項1
    記載の保安用マスク。
JP1995003106U 1995-03-16 1995-03-16 保安用マスク Expired - Lifetime JP3015892U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108201665A (zh) * 2018-02-24 2018-06-26 陈绍南 一种带检测装置的防护面罩
CN109758153A (zh) * 2019-01-30 2019-05-17 上海长征医院 全鼻腔气压检测设备及其应用方法
CN110960813A (zh) * 2020-02-13 2020-04-07 河南驼人医疗器械集团有限公司 一种具有二次过滤吸气功能的微正压防护头罩

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