JPH0736669Y2 - 簡易防じんマスク - Google Patents

簡易防じんマスク

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JPH0736669Y2
JPH0736669Y2 JP1987200600U JP20060087U JPH0736669Y2 JP H0736669 Y2 JPH0736669 Y2 JP H0736669Y2 JP 1987200600 U JP1987200600 U JP 1987200600U JP 20060087 U JP20060087 U JP 20060087U JP H0736669 Y2 JPH0736669 Y2 JP H0736669Y2
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JP
Japan
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face
mask
contacting
simple dust
dust mask
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Application number
JP1987200600U
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English (en)
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JPS6426049U (ja
Inventor
眞一 酒井
正英 渋谷
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Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に、顔面に対するフィット性を向上し、か
つ汗を吸収して不快感をなくするようにした簡易防じん
マスクに関するものである。
(従来の技術) 従来の簡易防じんマスクは、第2図に示したように、鼻
部及び口部を覆うことができるようにフィルタ素材を略
半球状に成形したもので、このマスク1を装着する場合
は、両側縁部に取り付けた掛け紐2を両耳にかけるか、
若しくは頭部にかけて装着する。この場合、マスク1の
縁部から内側よりの面が顔面に当接し、その環状の接触
線3より内側のフィルタ面Aを吸気及び呼気が通過する
ことになる。
しかしながら、このように構成された従来のマスクは、
顔面に対するフィット性があまりよくなかった。これ
は、マスクと顔面との接触部が線状であること、またフ
ィルタ素材自体が弾力性と伸縮性に乏しく、従って接触
部分が顔面の起伏に追従できないためであり、さらに会
話等によって顔面が動いたりマスクに歪みが生じると顔
面との間に大きな隙間が生じていた。
また、環状の接触線3より内側のフィルタ面Aが、マス
クとしての有効面積であり、接触線3より外側は、フィ
ルタとしての本来の機能を全く果たしていない部分であ
る。そして、標準的な顔に装着した場合でも30%以上は
無効面積となり、特に顔の小さい人が装着した場合はマ
スク内に深く顔が入り込み、有効面積は50%以下になる
ことさえある。このような状態になると、フィルタの粉
じん捕集性能が低下したり、呼気抵抗が上昇する。
そこで、マスクのふくらみを大きくしてフィルタの有効
面積を大きくしようとするが、この場合、内部の空間容
積、いわゆる死積が大きくなってしまい、その結果、呼
気の十分な排出ができず、マスク内のCO2濃度が高くな
る。簡易防じんマスクは、吸気系と呼気系とが別径路に
なっていて吸気弁を通して外部から新鮮な空気を取り入
れる一般の防じんマスクとは異なり、吸気時の最初はマ
スク内に溜った呼気のほとんどを吸い込む形になる。そ
こで死積が大きくなるに従ってCO2濃度の高くなった呼
気を再び吸気することになって装着者自身の口臭や酸素
不足のために不快感が増大する、という問題もあった。
さらに、従来のマスクは、発汗に対する考慮に欠けてい
た。即ち、マスクを高温多湿の作業時に装着すると、発
汗のために接顔部にベタツキが生じ、不快感を伴うとと
もに、汗の滴下により作業性が阻害されるなどの問題も
あった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、これら上記従来技術の問題点を解消するため
になされたもので、特に、顔面に対するフィット性を向
上するとともに、汗に対する対策を考慮した簡易防じん
マスクを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の簡易防じんマスク
は、マスク本体の全外周縁部から内側方向に折り返して
延びるように、鼻稜部を除いて幅15〜45mmの接顔部材を
設け、その接顔部材は、適度の弾力性又は伸縮性を有す
る非通気性の第1の部材と、この第1の部材の接顔側に
重なり、第1の部材より弾力性又は伸縮性に富みかつ吸
湿性を有する第2の部材との積層構造からなる構成とす
る。
(作用) 上記構成によれば、装着者の顔の大小に左右されること
なくフィルタの全面積が有効面積となり、しかも死積を
小さくする。また、マスクの周縁部から内側に折り返し
て延びる接顔部材の適切な幅と、第1の部材の非通気性
の材質と、第2の部材の吸湿性の材質の組合せは、第1
の部材の非通気性によりフィルタ効果に影響を与えず、
第2の部材の吸湿性により汗を吸収し、そして適切な幅
により汗を吸収しても快適性を保つという作用がある。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。第1図
は、本考案の一実施例を示したもので、5はフィルタ素
材を略半球状に成形したマスク本体、6は、マスク本体
の全外周縁部から内側方向に折り返して延びるように設
けた、弾力性又は伸縮性を有する幅15〜45mmの接顔部材
である。ただし、鼻稜部のみは5mm程度の幅である。
接顔部材6は、適度の弾力性又は伸縮性を有する非通気
性の第1の部材8と、その接顔側に設けた、第1の部材
8より弾力性又は伸縮性に富みかつ吸湿性を有する第2
の部材9とを接着又は溶着等により積層、固着し、二層
構造としている。
第1の部材8としては、例えばポリスチレン、ポリ塩化
ビニールなどが使用され、第2の部材9としては、例え
ばポリウレタン、ポリエチレン等のスポンジ状のものが
適している。
以上のように構成された本実施例では、 (1)接顔部材6が顔面に対して比較的広い幅の面で接
触し、しかも顔面の動きに十分追従するので、接触部で
の隙間が全く生ぜず、塵埃を含む外気が直接入ることは
ない。
(2)マスク本体5のほとんど全面積がフィルタとして
の有効面積となり、しかも装着者の顔の大小に左右され
ない。
(3)フィルタとしての有効面積の減少がないので、マ
スクのふくらみを大きくする必要はなく、従って死積を
極力小さくすることができ、呼気の十分な排出が可能と
なる。
(4)接顔部材6の第2の部材9が汗を吸収するので、
マスクを長時間装着していてもベタツキによる不快感は
なく、快適な感じを維持することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、フィルタとして
の有効面積を最大限確保し、かつ死積を極力小さくする
ことができ、呼気の十分なる排出、ろ過された新鮮な外
気の取り入れにより快適な呼吸ができる外、接顔部材を
積層構造とし、顔に接する部分に、弾力性又は伸縮性に
富みかつ吸湿性を有する部材を配置することにより、顔
面に対するフィット性をさらに増し、発汗時における接
顔部の汗を吸収してベタツキ感をなくすことができる
等、多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図は、従来
例の構成図である。 5……マスク本体、6……接顔部材、8……非通気性の
第1の部材、9……吸湿性を有する第2の部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルタ素材を略半球状に成形し、鼻部及
    び口部を覆うようにして装着する簡易防じんマスクにお
    いて、マスク本体の全外周縁部から内側方向に折り返し
    て延びるように、鼻稜部を除いて幅15〜45mmの接顔部材
    を設け、該接顔部材は、適度の弾力性又は伸縮性を有す
    る非通気性の第1の部材と、該第1の部材の接顔側に重
    なり、前記第1の部材より弾力性又は伸縮性に富みかつ
    吸湿性を有し、マスク装着時の汗を吸収するための第2
    の部材との積層構造からなることを特徴とする簡易防じ
    んマスク。
JP1987200600U 1987-03-19 1987-12-29 簡易防じんマスク Expired - Lifetime JPH0736669Y2 (ja)

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JP1987200600U JPH0736669Y2 (ja) 1987-03-19 1987-12-29 簡易防じんマスク

Applications Claiming Priority (3)

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JP62-39104 1987-03-19
JP3910487 1987-03-19
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Publication Number Publication Date
JPS6426049U JPS6426049U (ja) 1989-02-14
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JPS6426049U (ja) 1989-02-14

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