JP6932870B1 - エアーマスク - Google Patents

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Abstract

使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにエアーマスクの周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってウイルスの侵入を阻止するエアーマスクの提供を図る。【課題】本発明のエアーマスクは、マスク本体と、排気路パットと、送風ファンユニットと、で構成され、マスク本体は、使用者の鼻孔部と口元部領域を覆う平型マスクまたは立体成型マスクで形成されると共に、両側端には耳掛け部を設け、側面の片側若しくは両側には連結穴を設けて成り、排気路パットは、窪み状の排出経路を形成すると共に、使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状の隙間空間を形成すると共に、該隙間空間に連通する通風穴を設けて成り、送風ファンユニットは、濾過フィルターと、電動送風ファンと、充電式バッテリーを備える制御操作ユニットを内蔵して、マスク本体の連結穴に狭持固定手段を介して連結固定する手段を採る。【選択図】図1

Description

マスク本体と顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスク本体の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスク本体の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができるエアーマスクに関する。
従来より、一般的に使用される布(ガーゼ)マスクの装着効果は、外界の花粉や他人の咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫の拡散抑止には効果があるとされるが、空気中に浮遊する細かい飛沫を十分に捕捉することはできないとされ、さらに洗濯による再利用は使用者の環境によって様々に異なることから衛生的な観点から推奨されることはなく、むしろ一部の専門家からは多くの衛生的弊害が伴うことが指摘されている。
従来における布(ガーゼ)マスクならびに不織布マスクに求められる衛生・感染防止効果は、外界の花粉や他人の咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫に含まれる細菌やウイルスを防ぐことにある。
特に、布(ガーゼ)マスクの場合、よく野球場とボールの比較で言われるように、布の繊維の隙間はウイルスの大きさ(約0.1マイクロメートル)より大きく、ほとんどの布(ガーゼ)マスクでは防止効果はないとされる一方、布の繊維網を通過する間に、ブラウン運動をするウイルスには一定の捕捉効果があることが報告されている。
そのようなマスク効果の効能を踏まえ、その使用される環境に合わせて多様なマスクが提供されている。
例えば、布(ガーゼ)マスクは、外界の花粉や他人の咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫に含まれる唾液の粒やウイルスの飛散を防ぐことを目的として提供されている。
ちなみに、布(ガーゼ)マスクは、東京大医科学研究所の河岡義裕教授によってウイルスを漏らさない部屋でマネキンとウイルスを使った実験での飛散するウイルスの透過率は60〜80%と高く、その実験内容は米科学誌「msphere」の電子版に掲載されている。
また、不織布マスクは、不織布の繊維の隙間に工場などの製造ならびに作業時に発生する塵埃やブラウン運動をするウイルスを防ぐことを目的として提供されている。
ちなみに、不織布マスクにおけるマネキンとウイルスを使った実験での飛散するウイルスの透過率は50%前後であることが報告されている。
一方、N95マスクは、空気中に浮遊する細かい飛沫やウイルス(約0.1マイクロメートル)や患者から発生される咳、くしゃみ、血液、分泌液、唾液、汗、おう吐物等の感染源物質や、水分、薬液、塵埃等の他に微粒子物質「PM2.5」など大気中を浮遊する粒子径2.5マイクロメートル以下の微粒子などの有害粒子を防ぐことを目的として提供されている。
ちなみに、東京大医科学研究所の河岡義裕教授によってウイルスを漏らさない部屋でマネキンとウイルスを使った実験での飛散するウイルスの透過率は10〜20%と低い。
しかしながら、上記における何れのマスクも、マスクと顔の間から流入する空気を抑え込まなくてはならない問題が残るもので、それを解決するにはマスクと顔の間を密着させる必要があるが、現実的にはマスクの構造上、マスクと顔の間からウイルス(約0.1マイクロメートル)や、微粒子物質「PM2.5」などが侵入してしまうことを防ぐことができないもので、マスクによる防御効果はほとんどないとする研究者も多い。
以上における従来のマスクに共通している問題点は、マスクと顔の間から流入する外気やウイルスを抑え込むことができる有力な手段(構造)が講じられていないことにある。そこで、顔面とマスクの間にエアーを送風することでそれらの問題を解決することができるエアーマスクの提案がなされている。
例えば、マスクのフィルタ本体を通して空気を吸引するファンを取り付けた「ファン装置を備えるフェースマスク」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「ファン装置を備えるフェースマスク」の提案は、着用者の少なくとも鼻及び口を覆う形状を有し、周縁部により輪郭が定められ、更に、外表面と、着用者の鼻及び口に隣接する内部空間を形成する内表面とを備えるフィルタ本体と、フィルタ本体に取り付けられ、フィルタ本体を着用者の皮膚に保持するよう構成される固定手段と、作動したときフィルタ本体を直接通る空気流の少なくとも一部を吸引するように、フィルタ本体の外表面に形成されるファンと、を備えている手段を採用したフェースマスクは、フェースマスク自体が多様な構成部品が組み込まれることによって複雑構造となることから長時間の使用に対して使用者の装着疲労度が増大すると共に、先方が尖った内部空間を有することで下向き作業をする場合に視界の一部が遮断される難点があり、さらにコスト的に高価であることや、使い捨て使用ができないといった問題があるものであった。
また、電源として太陽電池を使用して、空気中の有害成分を濾過して清浄な空気を供給する「太陽電池で稼働するファン付きマスク」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「太陽電池で稼働するファン付きマスク」の提案は、口と鼻を覆うマスクに、外部空気を吸気する為のファンを形成し、このファンには外部空気を濾過するフィルターを設け、ファンを稼働させる電源として太陽電池をマスクに形成していることによって、該ファン付きマスクには、送風ファン、フィルター、太陽電池がマスク内に組み込まれているため、ファン付きマスク自体が複雑構造となることから重量的にも外形的にも嵩張ることによって、長時間の使用に対して使用者の装着疲労度が増大すると共に、コスト的に高価であることや、使い捨て使用ができないといった問題があると同時に、使用時において、使用者の呼気がマスクの周辺から排出される構造における排出効果に問題があるものであった。
また、インフルエンザ等の細菌や花粉、アレルギー源やホコリ等の侵入を本格的に防止する、爽やかな送風装置を付けた鼻マスクで形成される「感染予防マスク」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「感染予防マスク」の提案は、衛生通気基体の外空気の取入側に、除菌防臭フィルターを設け、次に該基体内部にポンプまたはファン付マイクロモーターを設け、さらには通過する衛生空気を通す、通気フレキ管を衛生通気基体の内部前面に密封固着して設け、この通気フレキ管を延ばした先端に、鼻マスクを密着して設け、そしてまた衛生通気基体を装着支持する電池内蔵ヘッドベルトを設けた、ヘッドバーチューブを装着し、該チューブの頭部側先端に丸ゴムストッパーを設け、最後に電池内蔵ヘッドベルトから、ヘッドバーチューブの内部を通して、電源スイッチそしてポンプまたはファン付マイクロモーターへ配線を施して成る手段を採っていることによって、通気フレキ管の先端に鼻マスクが密着されていることで、鼻呼吸を強制的に強いられると共に、長時間の装着に疲労感や違和感が伴うものであり、さらに口元が開放されていることによってウイルスが口から侵入する可能性があるといった問題があるものであった。
また、不織布フィルターが花粉をブロックする。電動ファンの力でマスク内部も蒸れずに息苦しくない。スタイリッシュなフォルムはスポーツウェアや外出着にも使用でき、ワンランク上のライフスタイルを演出する。細菌やウィルスを99%近くカットすることができる。心地よい呼吸をサポートする。高性能フィルターによるデザイン性と機能性を両立する。エアーによってメガネが曇りにくい。などといった多くのマスク機能を備えていつでも新鮮な空気が供給されるフィリップス社製の「ブリーズマスク」(非特許文献4)が提案され、インターネット検索によって知ることができる。
しかしながら、係る「ブリーズマスク」の提案は、リチウムイオン電池を内蔵して電動ファンによるエアーフローシステムを採用していることによって、マスク自体の装着重量感が伴うと共に、充電時間約3時間に対して可動動作時間が約2〜3.5時間と短いといった問題があるものであり、さらにマスク自体が専用のマスクを使用することでマスクの商品単価が高い(一万円以上)といった問題があるものだった。
また、使用者の鼻孔部と口元部から排出される二酸化炭素を含む呼気が、隙間空間に排出されて滞留することで人体から排出される呼気と新しいエアーの入れ替えがスムーズに行われない(呼気の排出経路が顔面とマスクの不確定な隙間から排出される手段を採用している)といった問題があるものだった。
本出願人は、マスク本体の周辺から流入するウイルスの遮断方法に着目し、使用時において、マスク本体と顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスク本体の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスク本体の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができるエアーマスクを開発し、本発明における「エアーマスク」の提案に至るものである。
特表2003−500178号公報 特開2011−288号公報 実用新案登録第3155642号公報 フィリップス社製「ブリーズマスク」 インターネット検索
本発明は上記問題点を鑑み、本発明のエアーマスクは、マスク本体と顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスク本体の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスク本体の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができるエアーマスクの提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明のエアーマスクは、マスク本体と、排気路パットと、エアー供給ユニットと、で構成されるエアーマスクであって、前記マスク本体は、使用者の鼻孔部と口元部領域を覆う平型マスクまたは立体成型マスクで形成されると共に、両側端には耳掛け部を設け、側面の片側若しくは両側には連結穴を設けて成り、前記排気路パットは、窪み状の排出経路を形成すると共に、使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状の隙間空間を形成し、該隙間空間に連通する通風穴を設けて、前記マスク本体の内面に重ね合わせて成り、前記エアー供給ユニットは、送風ファンユニットと、制御操作ユニットとで構成されて前記マスク本体の連結穴に狭持固定手段を介して連結固定されて成り、前記送風ファンユニットは、電動送風ファンと、濾過フィルターとから成り、前記制御操作ユニットは、少なくても、充電式バッテリーと電源ジャック口とON/OFF切替スイッチと風量調整ダイヤルと電気回路基板類を備えて成り、使用時において、マスク本体と顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスク本体の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスク本体の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができる手段を採る。
また、本発明におけるエアーマスクは、前記エアー供給ユニットにおける狭持固定手段を備える前記送風ファンユニットが、装着手段を備える前記制御操作ユニットと所定の長さを有するリード線を介して分離されて成る手段を採る。
本発明におけるエアーマスクによれば、マスクと顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスクの内側を高圧にすることによって、使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、マスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスクの周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、マスク本体と送風ファンユニットが其々独立していることで、低価格帯のマスクの使用が可能になることから大量に消費する医療機関のランニングコストの低廉が図れると共に、緊急時において品薄状態となっているN95マスクの代用ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、使用状況に合わせて吐出されるエアーの供給量を自在に調節できることから、メガネの曇り、ドライアイ現象、マスク内の呼気の籠り現象、マスク本体内の温度上昇等の問題を解消することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状の隙間空間を形成する排気路パットを重ね合わせて使用することによって、使用者の呼気を速やかに外部に排出することができると共に、その呼気とエアーがマスク本体外に排出されることでマスク本体の周縁付近の空気中に浮遊するにウイルスの侵入が阻止される、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、マスク本体の内側にポケット部を形成することで、清涼感が得られる清涼シート、口臭を吸収する活性炭シート、香料感が得られる香料シート、温熱効果が得られる温熱シート、冷却効果が得られる冷却シート、防塵性を高める防塵シート、細菌効果を高めるウイルス除去シート、通気性を遮断する防水シート、マスクの形状を整える成形シート、ポケット部から折り返し状に装着して使用する交換ガーゼシート、肌荒れを防止するスキンケア交換ガーゼシート等の使用者の目的に合わせた多目的シートを収納することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、マスク本体の表地が不通気性の部材で形成するかまたは樹脂コーティング加工を施すことによって、衛生マスクの前面からのウイルスの侵入を完全に阻止することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるエアーマスクによれば、マスク本体が、透明樹脂マスクで形成されることによって、口元が常に他人から視認することができると共に、マスク本体の側方および下方に排出されるエアーによってマスク本体の周縁付近の空気中に浮遊するにウイルスの侵入を阻止することができる、といった優れた効果を奏する。
本発明のエアーマスクの実施形態を示す説明図である。 (実施例1) 本発明のエアーマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明のエアーマスクの別の仕様形態を示す説明図である。 本発明のエアーマスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明におけるエアーマスク10は、マスク本体20と顔面の間の隙間空間32に濾過したエアーEを送風してマスク本体20の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気Cの外気への排出を誘導し、さらにマスク本体20の周縁の隙間から呼気CとエアーEが自然排出されることによってマスク本体20の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明のエアーマスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
また、本明細書中に単に「エアー」と記載される語句は、濾過された後の空気を意味すると共に、単に「空気」と記載される語句は、濾過される前の状態の空気を意味する。
図1は、本発明のエアーマスクの実施形態を示す説明図である。
図は、本発明におけるエアーマスク10を構成する分解斜視図である。
本発明におけるエアーマスク10は、マスク本体20と、排気路パット30と、エアー供給ユニット40と、で構成される手段を採ることができる。
マスク本体20は、使用者の鼻孔部と口元部領域を覆う通気性を有する略矩形の平マスクまたは立体成型マスクで形成されて、両側端には掛け部21が設けられて形成される。材質的には、肌触りの良い天然繊維素材または合成繊維素材で形成されるもので不通気性・通気性の機能は特に要求されない。
また、マスク本体20は、高精度の濾過機能を有するフィルター付きのマスクではなく、市販の安価且つ簡易構造の平型の布(ガーゼ)マスクや、立体成型マスク、ウレタンマスク等を使用することもできる。
さらに、マスク本体20を使用者の鼻孔部と口元部領域を覆う不通気性の素材で形成するか、またはマスク本体20の前面に樹脂コーティング加工を施した平型マスクまたは立体成型マスクで形成することもできるもので、例えば、合成樹脂製シート及びフィルム、合成化学繊維、合成樹脂素材などを使用することもできる。
さらにまた、マスク本体20を透明な樹脂シートを使用することで、その表面にAVカット加工や透明カラーを着色することで美容を目的とするマスクや会話時の口元の見える会話用マスクとすることもできる。
連結穴22は、マスク本体20の側面の片側若しくは両側に設けられてマスク本体20と、エアー供給ユニット40とを狭持固定手段62によって連結する穴である。
排気路パット30は、マスク本体20の内側に配置され、使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状の隙間空間32を有してマスク本体20の形状に対して一回り小さい形状に形成される。
材質的には、例えば、柔軟性を有する肌触りの良い天然繊維素材または合成繊維素材で形成されるもので不通気性・通気性の機能は特に要求されない。
排出経路31は、排気路パット30の内側に窪み状に設けられるもので、鼻孔部と口元部からの呼吸気の通気路を確保すると共に、マスク本体20内に供給されたエアーEと使用者から吐出される呼気Cをマスク本体20の周縁に排出する目的で形成される。
隙間空間32は、顔面とマスク本体20の間に形成される隙間と、排気路パット30の使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状に形成される隙間によって形成される空間であって、エアー供給ユニット40から供給されるエアーEと使用者の鼻孔部と口元部から排気される呼気Cが充満するエリアであり、この顔面とマスク本体20の間の隙間空間32に排出経路31が連通することで、少ないエアーEの供給量で呼気Cを速やかに外部に排出することができると共に、外部からのウイルスの侵入を阻止することができるものである。
通風穴33は、排気路パット30側面の片側若しくは両側に設けられて、エアー供給ユニット40から送風されるエアーEが一時的に充満する穴であり、通風穴33の周辺には排出経路31は形成されていない。
通風路34は、排気路パット30の通風穴33と、顔面とマスク本体20の隙間空間32を連通するものでエアーEが通過する通り路であり、通風路34の周辺には排出経路31は形成されていない。
エアー供給ユニット40は、送風ファンユニット50と制御操作ユニット60とで構成され、マスク本体20の連結穴22に狭持固定手段62を介して連結固定される。
送風ファンユニット50は、エアーEを顔面とマスク本体20の間に供給する電動送風ファン51と、空気中に浮遊するウイルスを濾過する機能を有して該電動送風ファン51に着脱自在に装着される濾過フィルター52と、を備えて構成される。
電動送風ファン51は、空気中に浮遊するウイルスを濾過フィルター52によって濾過する目的で備えられるもので、充電式バッテリー61を稼働電力とする小型軽量のマイクロファンである。
濾過フィルター52は、電動送風ファン51に組み込まれる形状を有して形成されるもので、高濾過精度を備えるフィルターまたは、飛沫防止用の布体、又は塵埃防止用の不識布、又は細菌防止用のフィルターを備えて電動送風ファン51に交換可能に装着される。
上記の濾過フィルター52の構成としては、例えば、複数のシートを積層した積層構造を有し、積層されるシート間に活性炭、遠赤外線放射素材、金属箔、鉄粉含有発熱素材、不織紙、不織布、ポリウレタン、マイナスイオン発生素材、磁石、吸湿発熱素材等から1または2以上を含んで構成される。
制御操作ユニット60は、少なくても充電式バッテリー61と電源ジャック口とON/OFF切替スイッチと風量調整ダイヤルと電気回路基板類を備えて構成される。
充電式バッテリー61は、例えば、充電式のリチウム乾電池や小型バッテリーによって電力が供給される稼働電力源である。
尚、本実施例は充電式バッテリー61によるDC電源稼働方式を採用しているが、家庭電源によるAC稼働電源方式を採用することも可能である。
狭持固定手段62は、其手段は特に限定されるものではないが、例えば、弾性体で形成される押し込みキャップ62aをエアー供給ユニット40に設けられた受け部62bに押し込むことによってマスク本体20の連結穴22の周縁が狭持される手段を採る。
エアーEは、外部の空気を濾過フィルター52で濾過し、濾過したエアーEを送風ファンによって吐出されるもので、そのエアーEの効果は、吸気の絶対吸入量を安定的に確保すると共に顔面とマスク本体20の間の隙間空間32を外気よりやや高圧にすることで空気中に浮遊するウイルスの侵入を阻止する役目と、使用者の鼻孔ならびに口元から排出される呼気Cをエアーマスク10外に速やかに排出する役目を果たすものである。
図2は、本発明のエアーマスクの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は、本発明のエアーマスク10の使用状態を示す説明図である。
使用者の鼻孔部ならびに口元部の側面に配置された電動送風ファン51から排出されたエアーEの流れに沿って、使用者の鼻孔部ならびに口元部から排出される呼気Cを速やかにマスク本体20外に排出させると同時に、呼気Cの上方への排出を防ぐことでメガネの曇りや、ドライアイ現象を防ぐことができる。
図2(b)は、本発明のエアーマスク10のエアーEの通風状態を示す説明図である。
(1)電動送風ファン51が作動することによって送風ファンユニット50内に空気(外気)が吸引される。
(2)吸引された空気(外気)が濾過フィルター52によって濾過される。
(3)濾過されたエアーEは、一端通風穴33に充満し、その後通風路34を通って排気路パット30の隙間空間32に供給される。
(4)隙間空間32に充満したエアーEは、使用者の鼻孔部と口元部から吸い込まれると同時に、使用者の鼻孔部と口元部から排出された呼気Cと新しく供給されたエアーEが、排出経路31を通過してマスク本体20外に排出される。
(5)呼気CとエアーEがマスク本体20外に排出されることでマスク本体20の周縁付近の空気中に浮遊するにウイルスの侵入が阻止される。
以上で構成される本発明のエアーマスク10は、マスク本体20の内面と顔面の間に濾過したエアーEを送風することで使用者の呼気Cの排出を容易にし、さらに吸気の絶対吸入量を安定的に確保し、さらにまた、マスク本体20の周縁から呼気CとエアーEが排出されることでマスク本体20の周縁付近の空気中に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができると共に、医療用マスクを大量に消費する医療機関のランニングコストの低廉が図れ、さらに使用時において吐出されるエアーEの向きや吐出量を自在に調節できることから、メガネの曇り、ドライアイ現象の防止、マスク本体20内の呼気Cの籠り現象による温度上昇等の多くの問題を解消することができるエアーマスク10の提供を可能にする。
図3は、本発明のエアーマスクの別の仕様形態を示す説明図である。
図は、本発明におけるエアーマスク10の構成を示す分解斜視図である。
本発明のマスク本体20は、市販の立体成型マスクや、ウレタンマスクを使用することができる。
尚、排気路パット30の形状は、使用されるマスクの輪郭形状に合わせて形成される。
本発明におけるエアーマスク10は、顔面とマスク本体20の間の隙間空間32にエアーEを送風する構造によってウイルスの侵入を阻止することができるもので、マスク本体20のウイルス濾過機能を必要としないことから、ユーザーの嗜好に合わせた多様なマスクを使用することができる。
以上で構成される本発明のエアーマスク10は、マスク本体20の素材に影響されることなく、使用時において、マスク本体20の内面と顔面の間に濾過したエアーEを送風することで使用者の呼気Cの排出を容易にし、さらに吸気の絶対吸入量を安定的に確保し、さらにまた、マスク本体20の周縁から呼気CとエアーEが排出されることでマスク本体20の周縁付近の空気中に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができるエアーマスク10の提供を可能にする。
図4は、本発明のエアーマスクの別の実施形態を示す説明図である。
図は、本発明におけるエアーマスク10のエアー供給ユニット40における送風ファンユニット50と、制御操作ユニット60を示す全体斜視図である。
本発明のエアーマスク10は、エアー供給ユニット40における狭持固定手段62を備える送風ファンユニット50が、装着手段63を備える制御操作ユニット60と所定の長さを有するリード線64を介して分離されて成る手段を採ることができる。
送風ファンユニット50は、エアーEを顔面とマスク本体20の間に供給する電動送風ファン51と、空気中に浮遊するウイルスを濾過する機能を有して該電動送風ファン51に着脱自在に装着される濾過フィルター52と、マスク本体20に固定される狭持固定手段62を備えて形成される。
制御操作ユニット60は、少なくとも充電式バッテリー61と電源ジャック口とON/OFF切替スイッチと風量調整ダイヤルと電気回路基板類と装着手段63を備えて形成される。
装着手段63は、例えば、クリップ、平面ファスナー、ボタン、バンド通し、ゴムバンド、締め付けバンド、カチューシャ、オーバーヘッドキャリアなどによって形成される。
装着手段63をユニット自体に備えることによって、胸ポケットやキャップ(帽子)、頭部などに装着することでマスク自体の装着重量感を軽減することができると共に、充電式バッテリー61を大型化することでエアーマスク10の装着稼働時間を増大させることができる。
リード線64は、エアー供給ユニット40から分離された送風ファンユニット50と制御操作ユニット60とを接続する電線であって、マスク本体20の片側若しくは両側から引き出される。
以上で構成される本発明のエアーマスク10は、マスク自体の装着重量感を軽減することができると共に、装着稼働時間を増大させることができるエアーマスク10の提供を可能にする。
また、携帯用の制御操作ユニット内に、電動送風ファンと、濾過フィルターで構成される送風ファンユニットを内蔵し、送風チューブを有してエアーマスク10にエアーEを供給する仕様とすることもできる。
本発明のエアーマスクは、マスクと顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスクの内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスクの周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスクの周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができることから、本発明における「エアーマスク」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 エアーマスク
20 マスク本体
21 耳掛け部
22 連結穴
30 排気路パット
31 排出経路
32 隙間空間
33 通風穴
34 通風路
40 エアー供給ユニット
50 送風ファンユニット
51 電動送風ファン
52 濾過フィルター
60 制御操作ユニット
61 充電式バッテリー
62 狭持固定手段
62a 押し込みキャップ
62b 受け部
63 装着手段
64 リード線
E エアー(濾過された後の空気)

Claims (2)

  1. マスク本体と、排気路パットと、エアー供給ユニットと、で構成されるエアーマスクであって、
    前記マスク本体は、使用者の鼻孔部と口元部領域を覆う平型マスクまたは立体成型マスクで形成されると共に、両側端には耳掛け部を設け、側面の片側若しくは両側には連結穴を設けて成り、
    前記排気路パットは、窪み状の排出経路を形成すると共に、使用者の鼻孔部と口元領域部を回避する凹部状の隙間空間を形成し、該隙間空間に連通する通風穴を設けて、前記マスク本体の内面に重ね合わせて成り、
    前記エアー供給ユニットは、送風ファンユニットと、制御操作ユニットとで構成されて前記マスク本体の連結穴に狭持固定手段を介して連結固定されて成り、
    前記送風ファンユニットは、電動送風ファンと、濾過フィルターとから成り、
    前記制御操作ユニットは、少なくても、充電式バッテリーと電源ジャック口とON/OFF切替スイッチと風量調整ダイヤルと電気回路基板類を備えて成り、
    使用時において、マスク本体と顔面の間の隙間空間に濾過したエアーを送風してマスク本体の内側を高圧にすることによって使用者の吸気の絶対必要量を確保すると共に、使用者の呼気の外気への排出を誘導し、さらにマスク本体の周縁の隙間から呼気とエアーが自然排出されることによってマスク本体の周縁付近に浮遊するウイルスの侵入を阻止することができることを特徴とするエアーマスク。
  2. 前記エアー供給ユニットにおける狭持固定手段を備える前記送風ファンユニットが、装着手段を備える前記制御操作ユニットと所定の長さを有するリード線を介して分離されて成ることを特徴とする請求項1記載のエアーマスク。
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