JP5818017B2 - 低露点空調設備の運転方法、及び、低露点空調設備 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム電池や薄膜あるいは有機ELの製造工程などにおいて必要な低露点環境を形成する低露点空調設備に関する。
詳しくは(図1参照)、低露点室1を補助室2に対して開放する室間開口部3に、その室間開口部3を開閉する室間扉4を設けるとともに、
導入路12を通じて導入する原空気MAを除湿処理して低露点温度の低露点空気SAを生成する除湿機5を設け、
この除湿機5で生成した低露点空気SAを低露点室1又は室間開口部3の配設域に送給する給気路21を設け、
室間扉4が開かれた状態にあるときには、室間扉4が閉じられた状態にあるときに比べ、除湿機5において設定給気露点温度tsまで除湿処理する原空気MAの風量を所要の増加風量Δq3だけ増加させて、設定給気露点温度tsの状態で低露点室1又は室間開口部3の配設域に送給する低露点空気SAの風量を増加させる低露点空調設備に関する。
従来、この種の低露点空調設備として、特許文献1には(同図1参照)、室間扉4の開閉にかかわらず給気路21を通じて第1給気口22及び第2給気口24から低露点室1及び補助室2の夫々に定量供給する低露点空気SAとは別に、室間扉4が開かれた状態にあるときは、給気路21から分流した低露点空気SAを低露点室1におけるエアカーテン用の給気口(第3給気口27に相当)から室間開口部3に供給し、これにより、室間扉4が開かれた状態にある室間開口部3に低露点空気SAから成るエアカーテンを形成する低露点空調設備が提案されている。
即ち、この低露点空調設備では、低露点室1に対する物品の搬出入や低露点室1のメンテナンスなどのために室間扉4が開かれることに対して、上記エアカーテンを形成することで、室間開口部3を通じた補助室2から低露点室1への空気侵入に伴う水分侵入を防止して、低露点室1の室内を所要の低露点環境に保つようにしている。
また、特許文献2には、共通の補助室2に対して複数の低露点室1を設けた設備構成において、それら複数の低露点室1の夫々に給気路21を通じて低露点空気SAを供給するともに、いずれかの低露点室1の室間扉4が開かれたときには、その低露点室1に対する低露点空気SAの供給風量を増加させるようにした低露点空調設備も提案されている。
特開2012−52718号公報 特開2007−265880号公報
しかし、これら従来の低露点空調設備ではいずれも(同図1参照)、室間扉4が開かれたとき、エアカーテンの形成や供給風量の増加のため、除湿機5で除湿処理する原空気MA(一般的には、外気OAや補助室2からの還気空気RA)の風量を直ちに増加させて低露点空気SAの生成風量を増加させるが、このとき、風量増加した原空気MAを低露点室1への供給に必要な増加前と同じ低露点温度tsに除湿処理できる状態まで除湿機5が能力的に立ち上がるのに相応の時間が必要なため、いわゆる立ち上がり遅れが生じる。
そして、この立ち上がり遅れの為、除湿機5から給気路21を通じて供給する低露点空気SAの露点温度が室間扉4を開いた直後に一時的せよ上昇し、これが原因で、エアカーテンの形成や供給風量の増加にもかかわらず、低露点室1における室内低露点環境の悪化を招く虞があった。
この実情に鑑み本発明の主たる課題は、合理的な運転形態を採ることで、上記の如き問題を効果的に解消して、室間扉の開き操作にかかわらず低露点室の室内を所要の低露点環境に一層確実かつ安定的に保持できるようにする点にある。
本発明の第1特徴構成は低露点空調設備の運転方法に係り、その特徴は、
低露点室を補助室に対して開放する室間開口部に、その室間開口部を開閉する室間扉を設けるとともに、
導入路を通じて導入する原空気を除湿処理して低露点温度の低露点空気を生成する除湿機を設け、
この除湿機で生成した低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する給気路を設け、
前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記室間扉が閉じられた状態にあるときに比べ、前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理する原空気の風量を増加させて、設定給気露点温度の状態で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を増加させる低露点空調設備の運転方法であって、
前記給気路と前記導入路とを短絡的に接続する循環用バイパス路を設けておき、
前記室間扉が閉じられた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する基本導入風量の原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理して、設定給気露点温度で基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する閉扉モード運転を実施し、
前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する原空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本導入風量より設定増加風量だけ増加させて、その増加させた原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理することで、設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本給気風量よりも設定増加風量だけ増加させた開扉モード運転を実施し、
閉じられた前記室間扉を開く際には、その室間扉の開き操作に先立ち過渡モード運転を実施し、
この過渡モード運転では、前記循環用バイパス路を開いて、前記除湿機から送出される低露点空気のうち前記設定増加風量と等しい風量の低露点空気を前記循環用バイパス路を通じて循環させながら、前記導入路を通じ前記閉扉モード運転時と同じ基本導入風量の原空気を導入して、その基本導入風量の原空気と前記設定増加風量と等しい風量の循環低露点空気との混合空気を前記除湿機で除湿処理する処理形態にした状態で、前記閉扉モード運転時と同じ基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給するとともに、
前記除湿機の除湿能力を調整することで、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整し、
この過渡モード運転の実施において前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後、前記循環用バイパス路を閉じて前記開扉モード運転に移行し、その上で前記室間扉を開き操作する点にある。
この構成によれば、室間扉を開き操作するのに先立ち上記過渡モード運転を実施し、この過渡モード運転において、室間扉が閉じられている状態での先の閉扉モード運転に比べ、除湿機における処理風量を開扉モード運転時の設定増加風量と等しい風量だけ予め増加させる。
しかし、この過渡モード運転での処理風量の増加は、除湿機で除湿処理した低露点空気の一部(即ち、設定増加風量と等しい風量の低露点空気)を循環用バイパス路において循環させることにより生じさせる処理風量の増加であって、この処理風量の増加による除湿負荷の増加は少ないことから、この過渡モード運転において除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整するのに要する除湿機の増強側への除湿能力の調整幅は、先述の従来設備の如く閉扉モード運転から開扉モード運転へ設備の運転を直接に切り換える場合に比べ、小さいものになる。
このことから、この過渡モード運転において、後続の開扉モード運転への移行に先立ち除湿機の除湿能力をある程度まで予め高めておくことができ、また、先述の如き立ち上がり遅れに原因する供給低露点空気の露点温度上昇が過渡モード運転において生じることも抑止することができる。
続いて、上記構成では、過渡モード運転において除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後、循環用バイパス路を閉じて開扉モード運転に移行し、この開扉モード運転では、循環低露点空気による処理風量の増加に代え、先述の従来設備と同様、導入路を通じて導入する原空気の風量を設定増加風量だけ増加させることで除湿機の処理風量(換言すれば、低露点空気の生成風量)を増加させる。
しかし、この開扉モード運転への移行の際は、上述の如く先の過渡モード運転において除湿機の除湿能力をある程度まで予め高めてあることから、この開扉モード運転において除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整するのに要する除湿機の増強側への除湿能力の調整幅も、閉扉モード運転から開扉モード運転へ設備の運転を直接に切り換える場合に比べ、小さいものになる。
このことから、過渡モード運転の場合と同様、先述の如き立ち上がり遅れに原因する供給低露点空気の露点温度上昇が開扉モード運転への移行において生じることも抑止することができる。
そしてまた、上記構成では、開扉モード運転への移行により低露点室又は室間開口部の配設域に供給風量を増加させて、低露点室又は室間開口部の配設域における除湿機能を予め高めた上で室間扉を開き操作することからも、室間開口部を通じた水分浸入などに原因する低露点室の室内低露点環境の悪化を一層効果的に防止することができる。
これらのことから、上記構成によれば、低露点空調設備において従前に比べ、室間扉の開き操作にかかわらず低露点室の室内を所要の低露点環境に一層確実かつ安定的に保持することができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施において、
前記過渡モード運転から前記開扉モード運転に移行した後、前記除湿機の除湿能力の調整に対して、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後に、前記室間扉を開き操作する点にある。
この構成によれば、過渡モード運転から開扉モード運転に移行した直後で、除湿機から送出される低露点空気の露点温度が未だ安定しない状況において室間扉を開き操作したために、室間扉の開き操作後に、低露点室又は室間開口部の配設域に供給される低露点空気の露点温度が不用意に設定給気露点温度よりも高くなり、そのことで、低露点室の室内低露点環境の悪化を招く、といったことを防止することができる。
本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、
前記給気路を通じて設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の給気風量について、前記室間扉の開き操作時における前記低露点室又は前記室間開口部の配設域での水分負荷の予測上昇量を処理するのに必要な増加給気風量を予め演算し、
その演算風量を設備の運転実施に先立ち前記設定増加風量として予め設定しておく点にある。
この構成によれば、例えば、室間扉を実際に開く際に、その都度、低露点室又は室間開口部の配設域における水分負荷の上昇量を判断して、その水分負荷の上昇量を処理するのに必要な低露点空気の増加給気風量を演算するのに比べ、前述の如き風量増加の処置(即ち、過渡モード運転を介在させる閉扉モード運転から開扉モード運転への移行処置)を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成のいずれかの実施において、
前記室間扉を閉じる際は、前記室間扉の閉じ操作を完了した後、前記開扉モード運転から前記閉扉モード運転へ設備の運転を直接的に切り換える点にある。
この構成によれば、室間扉の閉じ操作を完了した上で、開扉モード運転から閉扉モード運転への運転切り換えを行なうから、例えば、室間扉の閉じ操作と開扉モード運転から閉扉モード運転への運転切り換えとを同時に行なう場合に、室間扉が未だ完全に閉じられていない状況で、開扉モード運転から閉扉モード運転へ切り換えられて低露点室又は室間開口部の配設域に対する低露点空気の供給風量(給気風量)が減少し、そのことで、低露点室における室内低露点環境の悪化を不測に招くといったことを確実に防止することができる。
本発明の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれかの実施において、
前記給気路を通じて送給される低露点空気を供給する給気口として、前記低露点室に対する第1給気口と、前記補助室に対する第2給気口と、前記室間開口部の配設域に対する第3給気口とを設けるとともに、
これら第1〜第3給気口から供給した低露点空気は最終的に前記補助室の室内を経て、その一部又は全部を前記原空気として前記導入路を通じ前記除湿機に戻す構成にしておき、
前記室間扉が開かれた状態にあるときには、
前記第1及び第2給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第3給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
又は、前記第2給気口からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
又は、前記第2及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる点にある。
この構成によれば、第1〜第3給気口から供給した低露点空気の一部又は全部を原空気として導入路を通じ除湿機に戻すから、例えば、原空気として全て外気を用いるのに比べ、原空気の露点温度変動を小さくすることができて、低露点室又は室間開口部の配設域に送給する低露点空気の露点温度を一層安定化することができる。
また、過渡モード運転及び開扉モード運転の夫々において要する除湿機の増強側への除湿能力調整の調整幅も一層小さくすることができて、立ち上がり遅れに原因する供給低露点空気の露点温度上昇をさらに効果的に抑止することができ、これらのことで、低露点室の室内を所要の低露点環境にさらに確実かつ安定的に保持することができる。
本発明の第6特徴構成は低露点空調設備に係り、その特徴は、
低露点室を補助室に対して開放する室間開口部に、その室間開口部を開閉する室間扉を設けるとともに、
導入路を通じて導入する原空気を除湿処理して低露点温度の低露点空気を生成する除湿機を設け、
この除湿機で生成した低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する給気路を設け、
前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記室間扉が閉じられた状態にあるときに比べ、前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理する原空気の風量を増加させて、設定給気露点温度の状態で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を増加させる制御手段を設けてある低露点空調設備であって、
前記給気路と前記導入路とを短絡的に接続する循環用バイパス路を設け、
前記制御手段は、
前記室間扉が閉じられた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する基本導入風量の原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理して、設定給気露点温度で基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する閉扉モード運転を実施し、
前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する原空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本導入風量より設定増加風量だけ増加させて、その増加させた原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理することで、設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本給気風量よりも設定増加風量だけ増加させた開扉モード運転を実施し、
前記室間扉の開き操作を要求する開扉要求信号を受信したときには、その室間扉の開き操作に先立つ運転として過渡モード運転を実施し、
この過渡モード運転では、前記循環用バイパス路を開いて、前記除湿機から送出される低露点空気のうち前記設定増加風量と等しい風量の低露点空気を前記循環用バイパス路を通じて循環させながら、前記導入路を通じ前記閉扉モード運転時と同じ基本導入風量の原空気を導入して、その基本導入風量の原空気と前記設定増加風量と等しい風量の循環低露点空気との混合空気を前記除湿機で除湿処理する処理形態にした状態で、前記閉扉モード運転時と同じ基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給するとともに、
前記除湿機の除湿能力を調整することで、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整し、
この過渡モード運転の実施において前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後、前記循環用バイパス路を閉じて前記開扉モード運転に移行し、その上で、前記室間扉の開き操作が可能になったことを報知する、又は、前記室間扉を自動的に開き操作する構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御手段の制御動作により、前記した第1特徴構成の運転方法を自動的に実施する形態にして、その効果を得ることができる。
本発明の第7特徴構成は、第6特徴構成の実施において、
前記制御手段は、前記過渡モード運転から前記開扉モード運転に移行した後、前記除湿機の除湿能力の調整に対して、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後に、前記室間扉の開扉が可能になったことを報知する又は前記室間扉を自動的に開き操作する構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御手段の制御動作により、前記した第2特徴構成の運転方法を自動的に実施する形態にして、その効果を得ることができる。
本発明の第8特徴構成は、第6又は第7特徴構成の実施において、
前記給気路を通じて設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の給気風量について、前記室間扉の開き操作時における前記低露点室又は前記室間開口部の配設域での水分負荷の予測上昇量を処理するのに必要な増加給気風量を前記設定増加風量として予め記憶させておく記憶手段を設け、
前記制御手段は、この記憶手段から読み出した前記設定増加風量に基づいて前記過渡モード運転及び前記開扉モード運転を実施する構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御手段の制御動作により、前記した第3特徴構成の運転方法を自動的に実施する形態にして、その効果を得ることができる。
本発明の第9特徴構成は、第8特徴構成の実施において、
前記記憶手段は、前記設定増加風量として、前記室間扉の開き操作時における状況条件ごとの複数種の前記設定増加風量を記憶する構成にし、
前記制御手段は、これら複数種の設定増加風量のうち、前記開扉要求信号に伴い付与される状況情報に適合する設定増加風量を前記記憶手段から読み出して、その読み出した設定増加風量に基づいて前記過渡モード運転及び前記開扉モード運転を実施する構成にしてある点にある。
この構成によれば、室間扉の開き操作時における状況として、例えば室間開口部の配設域に配置する人員数などの条件が異なる複数種の状況(即ち、処理すべき増加水分量が異なる複数種の状況)がある場合にも対応して、上記第8特徴構成による効果を得ることができる。
本発明の第10特徴構成は、第6〜第8特徴構成のいずれかの実施において、
前記制御手段は、前記室間扉の閉じ操作が完了したことを知らせる閉扉完了信号を受信したとき、前記開扉モード運転から前記閉扉モード運転へ設備の運転を直接的に切り換える構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御手段の制御動作により、前記した第4特徴構成の運転方法を自動的に実施する形態にして、その効果を得ることができる。
本発明の第11特徴構成は、第6〜第10特徴構成のいずれかの実施において、
前記給気路を通じて送給される低露点空気を供給する給気口として、前記低露点室に対する第1給気口と、前記補助室に対する第2給気口と、前記室間開口部の配設域に対する第3給気口とを設けるとともに、
これら第1〜第3給気口から供給した低露点空気は最終的に前記補助室の室内を経て、その一部又は全部を前記原空気として前記導入路を通じ前記除湿機に戻す構成にしておき、
前記制御手段は、前記室間扉が開かれた状態にあるとき、
前記第1及び第2給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第3給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
又は、前記第2給気口からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
又は、前記第2及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御手段の制御動作により、前記した第5特徴構成の運転方法を自動的に実施する形態にして、その効果を得ることができる。
閉扉モード運転状態にある低露点空調設備を示す設備構成図 過渡モード運転状態にある低露点空調設備を示す設備構成図 開扉渡モード運転状態にある低露点空調設備を示す設備構成図 設備運転のフローチャート
図1は低露点空調設備を示し、1は室内での生産作業や物品の室内保管などにおいて室内を低露点環境に保つことが要求される低露点室、2は低露点室1に対する物品の搬出入や低露点室1に対するメンテナンスなどを行なう補助室であり、この補助室2は準低露点室として低露点室1に次ぐ室内低露点環境が要求される。
低露点室1には、その室内を補助室2に対して開放する室間開口部3を設けるとともに、この室間開口部3を開閉する室間扉4を設けてある。
この室間扉4は通常、閉じておくことで低露点室1の室内低露点環境を保全し、必要時に室間扉4を開くことで室間開口部3を通じて低露点室1に対する物品の搬出入や低露点室1の室内に対するメンテナンスなどを行なう。
5は、設定給気露点温度ts(例えば−60℃DP)の低露点空気SAを生成する吸着ロータ式の除湿機である。
この除湿機5は、中心軸芯周りで一定方向rに回転させる円盤状の吸着ロータ6を備えており、この吸着ロータ6は、中心軸芯方向(即ち、回転軸芯方向)において通気可能なハニカム材を主材として構成し、このハニカム材には、ゼオライトなどの吸着剤xを担持させてある。
吸着ロータ6の収容室7(換言すれば、吸着ロータ6の回転域)は、再生域7aとパージ域7bと処理域7cと外気処理域7dとの4域に、その順にロータ回転方向rの上手側から並べた状態で区画してあり、吸着ロータ6は、これら4域7a〜7dに跨らせた状態で回転させる。
この除湿機5では、外気ファン8により外気取入路9を通じて取り入れた一定風量qo外気OAを、冷却器10での冷却に続き外気処理域7dに通過させて、吸着ロータ6のうち外気処理域7dの域内通過過程にある吸着ロータ部分に通気することで、その通気過程において外気OAを吸着剤xによる水分吸着により予除湿する。
予除湿後の外気OA′は、処理ファン11により導入路12を通じて冷却器13での冷却に続き処理域7cに通過させるが、この予除湿後の外気OA′は冷却器13での冷却の前に、還気路14を通じて補助室2から戻る還気空気RAと混合する。
即ち、この除湿機5では、この混合空気MAを除湿処理対象の原空気とし、その混合空気MAを処理域7cに通過させて、処理域7cの域内通過過程にある吸着ロータ部分に通気することで、その通気過程において原空気としての混合空気MAを吸着剤xによる水分吸着により除湿し、これにより、低露点温度の低露点空気SAを生成する。
予除湿後の外気OA′の一部は、導入路12からの分岐路15を通じパージ用空気PAとしてパージ域7bに通過させて、パージ域7bの域内通過過程にある吸着ロータ部分に通気し、これにより、その吸着ロータ部分(即ち、再生域7aを通過した吸着ロータ部分)をパージ処理する。
パージ域7bを通過した使用済のパージ用空気PA′は、再生ファン16により再生用空気路17を通じ加熱器18での加熱に続き再生用空気HAとして再生域7に通過させて、再生域7aの域内通過過程にある吸着ロータ部分に通気し、これにより、その吸着ロータ部分における吸着剤x(即ち、処理域7c及び外気処理域7dの夫々で水分吸着した吸着剤)を再生処理する。
再生域7aを通過した使用済の再生用空気HA′は、排気路19を通じて外部に排出するが、使用済の再生用空気HA′の一部は再生用循環路20を通じて加熱器18による加熱前の再生用空気HAに混合し、これにより、使用済の再生用空気HA′が保有する熱量の一部を回収して吸着剤xの再生処理に利用する。
一方、低露点室1には、除湿機5により生成されて給気路21を通じ導かれる低露点空気SAを室内に供給する第1給気口22を設けてあり、この第1給気口22に接続した給気路21の端末部分21aには、第1給気口22から低露点室1に供給する低露点空気SAの風量を設定第1給気風量q1(一定)に自動調整する第1定風量装置23を装備してある。
補助室2には、同じく給気路21を通じて導かれる低露点空気SAを室内に供給する第2給気口24を設けてあり、この第2給気口24に接続した給気路21の端末部分21bには、第2給気口24から補助室2に供給する低露点空気SAの風量を設定第2給気風量q2(一定)に自動調整する第2定風量装置25を装備してある。
また、同じく給気路21を通じて導かれる低露点空気SAを室間開口部3の配設域に供給する給気口として、補助室2の側における室間開口部3の対向箇所(開口前箇所26)には、その開口前箇所26に対して低露点空気SAをスポット的に供給する第3給気口27を設けてあり、この第3給気口27に接続した給気路21の端末部分21cには、第3給気口27から開口前箇所26に供給する低露点空気SAの風量である第3給気風量q3の調整を行なう風量調整ダンパ28を装備してある。
なお、29は開口前箇所26と補助室2との連通を保った状態(略言すれば、非密閉の状態)で開口前箇所26を覆う遮風具であり、この遮風具29を設けることで、開口前箇所26における水分負荷を第3給気口27から供給する低露点空気SAにより集中的に効率よく処理することができる。
また、第3給気口27に対する上記風量調整ダンパ28は全閉操作することで、第3給気口27からの低露点空気SAの供給を遮断(q3=0)することもできるものである。
低露点室1には、低露点室1から補助室2への室内低露点空気SA′の漏出風量qpを自動的に微調整することで、室間扉4が閉じられた状態において低露点室1の室圧p1が補助室2の室圧p2よりも設定室圧差Δpa以上に上昇することを回避する差圧保持ダンパ30を設けてある。
従って、室間扉4が閉じられた状態にあるとき、低露点室1からは、第1給気口22からの低露点空気SAの供給風量である設定第1給気風量q1と等しい風量qp(=q1)の室内低露点空気SA′が差圧保持ダンパ30通じて補助室2に流出する。
換言すれば、室間扉4が閉じられた状態にあるとき、補助室2には、第2給気口24から設定第2給気風量q2の低露点空気SAが供給されるのに加え、差圧保持ダンパ30を通じて設定第1給気風量q1と等しい風量qpの室内低露点空気SA′が低露点室1から供給される。
補助室2には、前記還気路14とともに室内排気路31を接続してあり、第2給気口24及び差圧保持ダンパ30からの補助室2に対する低露点空気SA,SA′の供給に伴い、その供給風量(q2+qp)の一部に相当する風量qrの室内空気が還気空気RAとして還気路14を通じ補助室2から除湿機5に戻される。
そして、第2給気口24及び差圧保持ダンパ30からの補助室2に対する低露点空気SA,SA′の供給に伴い、その供給風量(q2+qp)の残部に相当する風量qeの室内空気が排気空気EAとして室内排気路31を通じ補助室2から外部に排出される。
なお、本例では差圧保持ダンパ30を採用したが、この差圧保持ダンパ30に代えて単なる通気口により低露点室1と補助室2とを連通させてもよい。
第1給気口22から低露点室1に供給する低露点空気SAの風量である設定第1給気風量q1については、室間扉4が閉じられた状態において、その設定第1給気風量q1の低露点空気SAを低露点室1に供給するだけで、差圧保持ダンパ30の室圧保持機能により低露点室1の室圧p1が補助室2の室圧p2よりも設定室圧差Δpaだけ高く保たれた状態で、低露点室1の室内が第1目標露点温度t1(例えば−40℃DP)以下の低露点環境に保たれる風量を設定してある。
一方、第2給気口24から補助室2に供給する低露点空気SAの風量である設定第2給気風量Q2については、室間扉4が閉じられた状態において、第2給気口24から供給する設定第2給気風量Q2の低露点空気SAと、差圧保持ダンパ30を通じた低露点室1から流入する室内低露点空気SA′とにより、補助室2での収容人員の呼気や発汗などによる発生水分負荷が処理されて、補助室2の室内が第2目標露点温度t2(例えば−25℃DP)以下の低露点環境に保たれる風量を設定してある。
開口前箇所26に対する第3給気口27からの低露点空気SAの供給は、室間扉4が閉じられている状況では実施せず、室間扉4が開かれるときのみ、室間扉4が開かれた状態にある低露点室1の室内低露点環境の保持を目的として、風量調整ダンパ28を開いて第3給気口27から開口前箇所26に低露点空気SAを供給する。
給気路21における除湿機5の出口近傍部分と還気路14の途中部分とは循環用バイパス路32により短絡的に接続してあり、この循環用バイパス路32には、その循環用バイパス路32の開閉及び通過風量の調整を行なうバイパスダンパ33を装備してある。
34は補助室2の側で室間扉4の近傍に設置した操作盤であり、また、35は操作盤34からの操作指令に基づいて設備の運転を制御する制御器である。
この操作盤34には、開扉要求スイッチ34a及び閉扉完了スイッチ34bを設けるとともに、状況情報入力器34cを設けてある。
さらに、操作盤34には、室間扉4の開き操作が可能であることを点灯により表示する開扉許諾表示灯34x、及び、室間扉4の開き操作禁止を点灯により表示する開扉禁止表示灯34yを設けてある。
作業者が開扉要求スイッチ34aを操作すると、開扉要求信号saが操作盤34から制御器35に送信され、同様に、室間扉4の閉じ操作後、作業者が閉扉完了スイッチ34bを操作すると、閉扉完了信号sbが操作盤34から制御器35に送信される。
また、作業者が室間扉4を開くときの開口前箇所26における作業人員数や作業内容などの状況情報を状況情報入力器34cに入力すると、その入力状況情報を信号内容とする状況情報信号siが操作盤34から制御器35に送信される。
制御器35には、自身の動作プログラムPなどを記憶する記憶部36を備えさせてあり、この記憶部36には複数種の設定増加風量Δq3を予め記憶させておく。
この設定増加風量Δq3については、室間扉4の開き操作時における開口前箇所26での水分負荷の上昇量を、そのときの開口前箇所26における作業人員数や作業内容などの状況条件ごとにシミュレーションや試験運転などにより予測する。
そして、これら状況条件ごとの水分負荷予測上昇量の夫々を処理するのに必要な状況条件ごとの第3給気風量q3(即ち、本例では第3給気風量q3のゼロ風量(q3=0)からの増加風量Δq3)を予め演算し、これらの演算風量を状況条件ごとの設定増加風量Δq3として設備の始業に先立ち予め記憶部34に記憶させておく。
これに対し、制御器33は設備の運転において次ぎの(a)〜(d)の制御を実行するものにしてある(図4参照)。
(a)室間扉4が閉じられた状態にあるときには閉扉モード運転を実施する。
この閉扉モード運転(図1参照)では、バイパスダンパ33を閉じて循環用バイパス路32を閉じるとともに、第3給気口27に対する風量調整ダンパ28を閉じる。
また、導入路12を通じ導入して除湿機5の処理域7cに通過させる原空気MA(即ち、一定風量の予除湿後外気OA′と補助室2からの還気空気RAとの混合空気)の風量を、処理ファン11の回転数調整により、低露点室1に対する設定第1給気風量q1と補助室2に対する設定第2給気風量q2との和に等しい基本導入風量qi(=q1+q2)に調整する。
そして、この風量調整に伴い、再生用空気HAの温度調整などにより除湿機5の除湿能力を調整することで、除湿機5の処理域7cから送出される除湿後の低露点空気SAの露点温度を設定給気露点温度tsに調整する。
即ち、この閉扉モード運転では、第3給気口27からの開口前箇所26に対する低露点空気SAの供給風量である第3給気風量q3はゼロ風量(開口前箇所26に対する本例での基本給気風量)にした状態で、設定給気露点温度tsで設定第1給気風量q1の低露点空気SAを第1給気口22から低露点室1に供給するとともに、設定給気露点温度tsで設定第2給気風量q2の低露点空気SAを第2給気口24から補助室2に供給する。
また、この閉扉モード運転では、操作盤34における開扉許諾信表示灯34xは消灯させた状態で開扉禁止表示灯34yを点灯させる。
(b)この閉扉モード運転において、作業者による開扉要求スイッチ34aの操作及び状況情報入力器34cへの入力操作により操作盤34から送信される開扉要求信号sa及び状況情報信号siを受信すると、閉扉モード運転から過渡モード運転に移行する。
この過渡モード運転(図2参照)では、先の閉扉モード運転に続き第3給気口27に対する風量調整ダンパ28を閉じた状態で、バイパスダンパ33を開いて循環用バイパス路32を開く。
また、記憶部36に記憶させてある複数の設定増加風量Δq3のうち、受信した状況情報信号siの内容に適合する設定増加風量Δq3を記憶部36から読み出し、導入路12を通じ導入して除湿機5の処理域7cに通過させる処理空気の風量を、処理ファン11の回転数調整により、記憶部36から読み出した設定増加風量Δq3だけ先の閉扉モード運転での基本導入風量qi(=q1+q2)よりも増加させる。
即ち、この循環用バイパス路32を開いた状態での風量増加により、除湿機5の処理域7cから送出される低露点空気SAのうち、基本導入風量qi(=q1+q2)に等しい風量の低露点空気SAは、閉扉モード運転と同様、給気路21を通じ第1及び第2給気口22,24に送って低露点室1及び補助室2に供給するのに対し、除湿機5の処理域7cから送出される低露点空気SAのうち、増加分である設定増加風量Δq3に等しい風量の低露点空気ΔSAは、循環用バイパス路32を通じ除湿機5の処理域7cに循環させ、これにより、この設定増加風量Δq3と等しい風量の循環低露点空気ΔSAと基本導入風量qiの原空気MA(OA′+RA)との混合空気を処理域7cに通過させる形態にして、原空気MA(OA′+RA)の導入風量は先の閉扉モード運転と同じ基本導入風量qi(=q1+q2)に保ったままの状態で、除湿機5の処理風量を増加させる。
そして、過渡モード運転では、この風量調整に伴い、閉扉モード運転と同様、再生用空気HAの温度調整などにより除湿機5の除湿能力を調整することで、除湿機5の処理域7cから送出される除湿後の低露点空気SAの露点温度を設定給気露点温度tsに調整する。
なお、この過渡モード運転においても、先の閉扉モード運転に続き操作盤34における開扉許諾表示灯34xは消灯させた状態で開扉禁止表示灯34yの点灯を維持する。
(c)この過渡モード運転において、除湿機5の処理域7aから送出される低露点空気SAの露点温度が設定給気露点温度tsに安定した状態になると、過渡モード運転から開扉モード運転に移行する。
この開扉モード運転(図3参照)では、先の過渡モード運転に続いて処理ファン11の回転数調整により、導入路12を通じ導入して除湿機5の処理域7cに通過させる処理空気の風量を閉扉モード運転での基本導入風量qi(=q1+q2)よりも記憶部36から読み出した設定増加風量Δq3だけ増加させた状態で、バイパスダンパ33を閉じて循環用バイパス路32を閉じる。
また、第3給気口27に対する風量調整ダンパ28を開くとともに、その風量調整ダンパ28の開度調整により、第3給気口27から開口前箇所26に供給する低露点空気SAの風量である第3給気風量q3を,記憶部36から読み出した設定増加風量Δq3だけ基本給気風量であるゼロ風量から増加させる。
る。
即ち、これらの操作により開扉モード運転では、循環用バイパス路32を通じた低露点空気ΔSAの循環により処理室7cに通過させる処理空気の風量を設定増加風量Δq3だけ増加させるのに代え、還気路14を通じて補助室2から戻す還気空気RAの風量の増加により導入路12を通じ導入する原空気MA(OA′+RA)そのものの風量を閉扉モード運転での基本導入風量qi(=q1+q2)よりも設定増加風量Δq3だけ増大させて、処理域7cに通過させる処理空気の風量を増加させる。
また、この風量調整に伴い、閉扉モード運転及び過渡モード運転と同様、再生用空気HAの温度調整などにより除湿機5の除湿能力を調整することで、除湿機5の処理域7cから送出される除湿後の低露点空気SAの露点温度を設定給気露点温度tsに調整する。
そして、この能力調整に対して、除湿機5の処理域7cから送出される除湿後の低露点空気SAの露点温度が設定給気露点温度tsに安定すると、操作盤34における開扉禁止表示灯34yを消灯するとともに開扉許諾表示灯34xを点灯して、室間扉4の開き操作が可能であることを報知する。
なお、この開扉許諾表示灯34xは、開扉モード運転への移行後、除湿機5の処理域7cから送出される除湿後の低露点空気SAの露点温度が設定給気露点温度tsに安定し、かつ、開口前箇所26における計測露点温度が低露点室1の第1目標露点温度t1以下になったときに点灯させるようにしてもよい。
(d)開扉許諾表示灯34xの点灯を待って作業者が室間扉4を開き操作した後、室間扉4が開かれた状態にある間は、開扉モード運転を継続する。
その後、作業者による室間扉4の閉じ操作が完了して、作業者による閉扉完了スイッチ34bの操作により操作盤34から送信される閉扉完了信号sbを受信すると、開扉運転モードから閉扉運転モードへ直接的に復帰して、開口前箇所26に対する第3給気口27からの低露点空気SAの供給風量である第3給気風量q3は、増加前の基本給気風量であるゼロ風量にした状態で、設定第1給気風量q1の低露点空気SAを第1給気口22から低露点室1に供給するとともに、設定第2給気風量q2の低露点空気SAを第2給気口24から補助室2に供給する状態に戻る。
またこのとき、操作盤34における開扉許諾表示灯34xを消灯するとともに開扉禁止表示灯34yを点灯する。
つまり、上述の如く過渡モード運転を経由して閉扉モード運転から開扉モード運転へ移行することで、閉扉モード運転から開扉モード運転へ直接的に移行するのに比べ、その運転移行の際の除湿機5の能力的な立ち上がり遅れに原因する低露点室1の室内低露点環境の悪化を一層効果的かつ確実に防止する。
〔別実施形態〕
次に本発明の別の実施形態を列記する。
前述の実施形態では、室間扉4が開かれた状態にあるとき、第1及び第2給気口22,24の夫々からの低露点空気SAの供給風量q1,q2を室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、第3給気口27からの低露点空気SAの供給風量q3のみを室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量より増加させるようにしたが、これに代え、第2給気口24からの低露点空気SAの供給風量q2を室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、第1及び第3給気口22,27の夫々からの低露点空気SAの供給風量を室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量より増加させるようにしてもよい。
また、第2及び第3給気口24,27の夫々からの低露点空気SAの供給風量q2,q3を室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、第1給気口22からの低露点空気SAの供給風量のみを室間扉4が閉じられた状態にあるときの供給風量より増加させるようにしてもよい。
前述の実施形態では、室間扉4が開かれた状態にあるとき給気風量を増加させる給気口(第3給気口27)の室間扉4が閉じられた状態にあるときにおける基本給気風量をゼロ風量とする例を示したが、これに代え、室間扉4が開かれた状態にあるとき給気風量を増加させる給気口の室間扉4が閉じられた状態にあるときにおける基本給気風量をゼロ風量以外の風量にしてもよい。
前述の実施形態では、過渡モード運転から開扉モード運転に移行した後、除湿機5から送出される低露点空気SAの露点温度が設定給気露点温度tsに安定化した上で、開扉許諾表示灯34xの点灯により室間扉4の開き操作が可能であることを報知するようにしたが、この報知は、表示灯34xの点灯による報知に限らず、音声出力やブザー音あるいは文字表示や記号表示による報知にしてもよい。
また、これらの報知に代え、過渡モード運転から開扉モード運転に移行した後、除湿機5から送出される低露点空気SAの露点温度が設定給気露点温度tsに安定したとき、室間扉4を自動的に開き操作する構成にしてもよい。
前述の実施形態は、作業者による閉扉完了スイッチ34bの操作により閉扉完了信号sbを制御器35に送信するようにしたが、これに代え、手動ないし自動による室間扉4の閉じ操作で、その閉じ操作の完了が検出されたとき閉扉完了信号sbを自動的に送信するようにしてもよい。
第1ないし第3給気口22、24、27は各々、単数の給気口で構成してもよく、また、複数の給気口で構成してもよい。
室間開口部3は、物品搬出入用の開口、低露点室1に対するメンテナンス用の開口、あるいは、それらを兼ねる開口など、室間扉4の開閉を要する開口であれば、どのような用途の開口であってもよい。
低露点室1は、生産用室や保管用室あるいは試験用室など、室内を低露点環境に保持する必要がある室空間であれば、どのような用途の室空間であってもよい。
前述の実施形態では、室間開口部3の配設域に対して第3給気口27から低露点空気SAを供給するのに、補助室2の側における室間開口部3の対向箇所26に対して第3給気口27から低露点空気SAを供給する例を示したが、低露点室1の側における室間開口部3の対向箇所や室間開口部3の開口内などに対して第3給気口27から低露点空気SAを供給するようにしてもよい。
本発明は、第2給気口27を備えず、第1又は第3給気口22、27のみを備える低露点空調設備にも適用することができ、また、本発明の実施において除湿機5は吸着ロータ式の除湿機に限らず、種々の除湿方式のものを採用することができる。
本発明による低露点空調設備の運転方法、及び、低露点空調設備は、各種分野において種々の用途の低露点環境を形成するのに適用することができる。
1 低露点室
2 補助室
3 室間開口部
4 室間扉
12 導入路
MA 原空気
SA 低露点空気
5 除湿機
26 室間開口部の配設域
21 給気路
ts 設定給気露点温度
32 循環用バイパス路
qi 基本導入風量
Δq3 設定増加風量
ΔSA 循環低露点空気
22 第1給気口
24 第2給気口
27 第3給気口
q1 第1給気口からの低露点空気の供給風量
q2 第2給気口からの低露点空気の供給風量
q3 第2給気口からの低露点空気の供給風量
35 制御手段
sa 開扉要求信号
36 記憶手段
ss 状況情報
sb 閉扉完了信号

Claims (11)

  1. 低露点室を補助室に対して開放する室間開口部に、その室間開口部を開閉する室間扉を設けるとともに、
    導入路を通じて導入する原空気を除湿処理して低露点温度の低露点空気を生成する除湿機を設け、
    この除湿機で生成した低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する給気路を設け、
    前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記室間扉が閉じられた状態にあるときに比べ、前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理する原空気の風量を増加させて、設定給気露点温度の状態で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を増加させる低露点空調設備の運転方法であって、
    前記給気路と前記導入路とを短絡的に接続する循環用バイパス路を設けておき、
    前記室間扉が閉じられた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する基本導入風量の原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理して、設定給気露点温度で基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する閉扉モード運転を実施し、
    前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する原空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本導入風量より設定増加風量だけ増加させて、その増加させた原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理することで、設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本給気風量よりも設定増加風量だけ増加させた開扉モード運転を実施し、
    閉じられた前記室間扉を開く際には、その室間扉の開き操作に先立ち過渡モード運転を実施し、
    この過渡モード運転では、前記循環用バイパス路を開いて、前記除湿機から送出される低露点空気のうち前記設定増加風量と等しい風量の低露点空気を前記循環用バイパス路を通じて循環させながら、前記導入路を通じ前記閉扉モード運転時と同じ基本導入風量の原空気を導入して、その基本導入風量の原空気と前記設定増加風量と等しい風量の循環低露点空気との混合空気を前記除湿機で除湿処理する処理形態にした状態で、前記閉扉モード運転時と同じ基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給するとともに、
    前記除湿機の除湿能力を調整することで、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整し、
    この過渡モード運転の実施において前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後、前記循環用バイパス路を閉じて前記開扉モード運転に移行し、その上で前記室間扉を開き操作する低露点空調設備の運転方法。
  2. 前記過渡モード運転から前記開扉モード運転に移行した後、前記除湿機の除湿能力の調整に対して、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後に、前記室間扉を開き操作する請求項1に記載した低露点空調設備の運転方法。
  3. 前記給気路を通じて設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の給気風量について、前記室間扉の開き操作時における前記低露点室又は前記室間開口部の配設域での水分負荷の予測上昇量を処理するのに必要な増加給気風量を予め演算し、
    その演算風量を設備の運転実施に先立ち前記設定増加風量として予め設定しておく請求項1又は2に記載した低露点空調設備の運転方法。
  4. 前記室間扉を閉じる際は、前記室間扉の閉じ操作を完了した後、前記開扉モード運転から前記閉扉モード運転へ設備の運転を直接的に切り換える請求項1〜3のいずれか1項に記載した低露点空調設備の運転方法。
  5. 前記給気路を通じて送給される低露点空気を供給する給気口として、前記低露点室に対する第1給気口と、前記補助室に対する第2給気口と、前記室間開口部の配設域に対する第3給気口とを設けるとともに、
    これら第1〜第3給気口から供給した低露点空気は最終的に前記補助室の室内を経て、その一部又は全部を前記原空気として前記導入路を通じ前記除湿機に戻す構成にしておき、
    前記室間扉が開かれた状態にあるときには、
    前記第1及び第2給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第3給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
    又は、前記第2給気口からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
    又は、前記第2及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる請求項1〜4のいずれか1項に記載した低露点空調設備の運転方法。
  6. 低露点室を補助室に対して開放する室間開口部に、その室間開口部を開閉する室間扉を設けるとともに、
    導入路を通じて導入する原空気を除湿処理して低露点温度の低露点空気を生成する除湿機を設け、
    この除湿機で生成した低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する給気路を設け、
    前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記室間扉が閉じられた状態にあるときに比べ、前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理する原空気の風量を増加させて、設定給気露点温度の状態で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を増加させる制御手段を設けてある低露点空調設備であって、
    前記給気路と前記導入路とを短絡的に接続する循環用バイパス路を設け、
    前記制御手段は、
    前記室間扉が閉じられた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する基本導入風量の原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理して、設定給気露点温度で基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する閉扉モード運転を実施し、
    前記室間扉が開かれた状態にあるときには、前記循環用バイパス路を閉じた状態で前記導入路を通じて導入する原空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本導入風量より設定増加風量だけ増加させて、その増加させた原空気を前記除湿機で設定給気露点温度まで除湿処理することで、設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の風量を前記閉扉モード運転時の基本給気風量よりも設定増加風量だけ増加させた開扉モード運転を実施し、
    前記室間扉の開き操作を要求する開扉要求信号を受信したときには、その室間扉の開き操作に先立つ運転として過渡モード運転を実施し、
    この過渡モード運転では、前記循環用バイパス路を開いて、前記除湿機から送出される低露点空気のうち前記設定増加風量と等しい風量の低露点空気を前記循環用バイパス路を通じて循環させながら、前記導入路を通じ前記閉扉モード運転時と同じ基本導入風量の原空気を導入して、その基本導入風量の原空気と前記設定増加風量と等しい風量の循環低露点空気との混合空気を前記除湿機で除湿処理する処理形態にした状態で、前記閉扉モード運転時と同じ基本給気風量の低露点空気を前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給するとともに、
    前記除湿機の除湿能力を調整することで、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度を設定給気露点温度に調整し、
    この過渡モード運転の実施において前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後、前記循環用バイパス路を閉じて前記開扉モード運転に移行し、その上で、前記室間扉の開き操作が可能になったことを報知する、又は、前記室間扉を自動的に開き操作する構成にしてある低露点空調設備。
  7. 前記制御手段は、前記過渡モード運転から前記開扉モード運転に移行した後、前記除湿機の除湿能力の調整に対して、前記除湿機から送出される低露点空気の露点温度が設定給気露点温度に安定化した後に、前記室間扉の開扉が可能になったことを報知する又は前記室間扉を自動的に開き操作する構成にしてある請求項6に記載した低露点空調設備。
  8. 前記給気路を通じて設定給気露点温度で前記低露点室又は前記室間開口部の配設域に送給する低露点空気の給気風量について、前記室間扉の開き操作時における前記低露点室又は前記室間開口部の配設域における水分負荷の予測上昇量を処理するのに必要な増加給気風量を前記設定増加風量として予め記憶させておく記憶手段を設け、
    前記制御手段は、この記憶手段から読み出した前記設定増加風量に基づいて前記過渡モード運転及び前記開扉モード運転を実施する構成にしてある請求項6又は7に記載した低露点空調設備。
  9. 前記記憶手段は、前記設定増加風量として、前記室間扉の開き操作時における状況条件ごとの複数種の前記設定増加風量を記憶する構成にし、
    前記制御手段は、これら複数種の設定増加風量のうち、前記開扉要求信号に伴い付与される状況情報に適合する設定増加風量を前記記憶手段から読み出して、その読み出した設定増加風量に基づいて前記過渡モード運転及び前記開扉モード運転を実施する構成にしてある請求項8に記載した低露点空調設備。
  10. 前記制御手段は、前記室間扉の閉じ操作が完了したことを知らせる閉扉完了信号を受信したとき、前記開扉モード運転から前記閉扉モード運転へ設備の運転を直接的に切り換える構成にしてある請求項6〜9のいずれか1項に記載した低露点空調設備。
  11. 前記給気路を通じて送給される低露点空気を供給する給気口として、前記低露点室に対する第1給気口と、前記補助室に対する第2給気口と、前記室間開口部の配設域に対する第3給気口とを設けるとともに、
    これら第1〜第3給気口から供給した低露点空気は最終的に前記補助室の室内を経て、その一部又は全部を前記原空気として前記導入路を通じ前記除湿機に戻す構成にしておき、
    前記制御手段は、前記室間扉が開かれた状態にあるとき、
    前記第1及び第2給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第3給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
    又は、前記第2給気口からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる、
    又は、前記第2及び第3給気口の夫々からの低露点空気の供給風量を前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量と同じ風量に保った状態で、前記第1給気口からの低露点空気の供給風量のみを前記室間扉が閉じられた状態にあるときの供給風量よりも増加させる構成にしてある請求項6〜10のいずれか1項に記載した低露点空調設備。
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