JP5815905B1 - 排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 - Google Patents
排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5815905B1 JP5815905B1 JP2015081493A JP2015081493A JP5815905B1 JP 5815905 B1 JP5815905 B1 JP 5815905B1 JP 2015081493 A JP2015081493 A JP 2015081493A JP 2015081493 A JP2015081493 A JP 2015081493A JP 5815905 B1 JP5815905 B1 JP 5815905B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- pipe
- space
- ventilation
- drain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
【課題】 本発明が解決しようとする課題は、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事を容易(または可能)にすることができる排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備を提供する。【解決手段】排水体(1)の排水系(2)の少なくとも一部として用いられる管であって、管内空間(S)を管の軸線方向に沿って、排水用空間(S1)と通気用空間(S2)とに仕切る仕切壁(13)を備えていることで、単一の管(10)に、排水機能と通気機能とを持たせることができる。【選択図】図4
Description
本発明は、排水体(衛生器具等)の排水系の少なくとも一部として用いられる排水通気管と、この排水通気管を用いた排水通気設備に関するものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、建築物1内部に設置されて、トラップ部3,3,・・・を有する排水器具4,4,・・・と、排水器具4,4,・・・に接続されて排水器具4,4,・・・から発生する排水を集めて排除する排水竪主管5と、排水竪主管5の少なくとも上端に接続され、その一端開口部7を通じて排水竪主管5内を建築物1の外気側に連通させる外気連通管8とを備えて構成される排水通気設備2が知られている。
このような排水通気設備によれば、外気連通管8によって排水竪主管5内部に外気を導入、あるいは、排水竪主管5内の空気を排出することができ、これにより排水竪主管5内部において汚水を流れやすくし、トラップ部3封水を保護する(破水を防止する)ことができる。
上述した従来の排水通気設備では、排水管5の他に外気連通管8を設ける必要がある。
そのため、外気連通管8を設けるためのスペースが建物内に確保できる場合はよいが、外気連通管8を設けるスペースが十分に確保できない場合には、配管工事が困難または不可能になることがある。
特に、床下スペースに排水管と外気連通管とを設ける場合には、排水管の上方に外気連通管を配置し、排水管と外気連通管とを少なくとも2つの継手管を介して接続する必要があるため、配管工事が困難になったり、不可能であったりすることがある。
そのため、外気連通管8を設けるためのスペースが建物内に確保できる場合はよいが、外気連通管8を設けるスペースが十分に確保できない場合には、配管工事が困難または不可能になることがある。
特に、床下スペースに排水管と外気連通管とを設ける場合には、排水管の上方に外気連通管を配置し、排水管と外気連通管とを少なくとも2つの継手管を介して接続する必要があるため、配管工事が困難になったり、不可能であったりすることがある。
本発明が解決しようとする課題は、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事を容易(または可能)にすることができる排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の排水通気管は、
排水体の排水系の少なくとも一部として用いられる管であって、管内空間を管の軸線方向に沿って、排水用空間と通気用空間とに仕切る仕切壁を備え、
前記軸線方向から見て、排水用空間の断面積が通気用空間の断面積よりも大きくなっており、
排水方向に関し、前記通気用空間の上流側端部には、前記排水用空間と通気用空間とを連通させる通気口が、前記仕切壁における前記軸線方向と平行な部位に設けられており、
排水方向に関し、前記通気用空間における、前記通気口の上流側の端部が閉塞されていることを特徴とする。
この排水通気管によれば、管内空間が管の軸線方向に沿って、仕切壁で排水用空間と通気用空間とに仕切られているので、単一の管に、排水機能と通気機能とを持たせることができる。
そのため、従来技術とは異なり、排水管とこれとは別の外気連通管とを継手管を介して接続する必要が無くなるため、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事を容易(または可能)にすることができる。
排水体の排水系の少なくとも一部として用いられる管であって、管内空間を管の軸線方向に沿って、排水用空間と通気用空間とに仕切る仕切壁を備え、
前記軸線方向から見て、排水用空間の断面積が通気用空間の断面積よりも大きくなっており、
排水方向に関し、前記通気用空間の上流側端部には、前記排水用空間と通気用空間とを連通させる通気口が、前記仕切壁における前記軸線方向と平行な部位に設けられており、
排水方向に関し、前記通気用空間における、前記通気口の上流側の端部が閉塞されていることを特徴とする。
この排水通気管によれば、管内空間が管の軸線方向に沿って、仕切壁で排水用空間と通気用空間とに仕切られているので、単一の管に、排水機能と通気機能とを持たせることができる。
そのため、従来技術とは異なり、排水管とこれとは別の外気連通管とを継手管を介して接続する必要が無くなるため、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事を容易(または可能)にすることができる。
また、この排水通気管は、
排水方向に関し、前記通気用空間の上流側端部には、前記排水用空間と通気用空間とを連通させる通気口が、前記仕切壁における前記軸線方向と平行な部位に設けられており、
排水方向に関し、前記通気用空間における、前記通気口の上流側の端部が閉塞されているので、全体としては軸線方向に流れる排水が、前記通気口を介して排水用空間から通気用空間へと流入することを抑制することができる。
排水方向に関し、前記通気用空間の上流側端部には、前記排水用空間と通気用空間とを連通させる通気口が、前記仕切壁における前記軸線方向と平行な部位に設けられており、
排水方向に関し、前記通気用空間における、前記通気口の上流側の端部が閉塞されているので、全体としては軸線方向に流れる排水が、前記通気口を介して排水用空間から通気用空間へと流入することを抑制することができる。
また、この排水通気管は、
前記軸線方向から見て、排水用空間の断面積が通気用空間の断面積よりも大きくなっているので、排水用空間を流れる水量と通気用空間を流れる空気量とのバランスを良好に調整することができる。
前記軸線方向から見て、排水用空間の断面積が通気用空間の断面積よりも大きくなっているので、排水用空間を流れる水量と通気用空間を流れる空気量とのバランスを良好に調整することができる。
この排水通気管においては、
前記管は、1本の管とこの1本の管に対し交差する少なくとも1本の交差管を有する継手用管であり、前記仕切壁は、前記1本の管および交差管に亘って、該仕切壁の一面側に前記排水用空間を、他面側に前記通気用空間を形成している構成とすることができる。
このように構成すると、単一の継手管に、排水機能と通気機能とを持たせることができるため、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事をさらに容易(または可能)にすることができる。
前記管は、1本の管とこの1本の管に対し交差する少なくとも1本の交差管を有する継手用管であり、前記仕切壁は、前記1本の管および交差管に亘って、該仕切壁の一面側に前記排水用空間を、他面側に前記通気用空間を形成している構成とすることができる。
このように構成すると、単一の継手管に、排水機能と通気機能とを持たせることができるため、建物内における排水管用のスペースが狭い場合でも配管工事をさらに容易(または可能)にすることができる。
また、上記課題を解決するために本発明の排水通気設備は、
排水体の排水系の少なくとも一部が、請求項1または2に記載の排水通気管で構成されていることを特徴とする。
この排水通気設備によれば、排水体の排水系の少なくとも一部が、請求項1または2に記載の排水通気管で構成されているので、建物内における排水管用のスペースが狭い部位に、請求項1または2に記載の排水通気管を用いることにより、配管工事を容易(または可能)にすることができる。
排水体の排水系の少なくとも一部が、請求項1または2に記載の排水通気管で構成されていることを特徴とする。
この排水通気設備によれば、排水体の排水系の少なくとも一部が、請求項1または2に記載の排水通気管で構成されているので、建物内における排水管用のスペースが狭い部位に、請求項1または2に記載の排水通気管を用いることにより、配管工事を容易(または可能)にすることができる。
以下、本発明に係る排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1に示す排水通気管10は、例えば後述するような排水体(便器、シンク、浴槽等の衛生器具やプール等)1の排水系2(図4〜図6参照)の少なくとも一部として用いられるものである。
図1に示すように、この排水通気管10は、管内空間Sを管の軸線方向(図1(a)において左右方向)に沿って、排水用空間S1と通気用空間S2とに仕切る仕切壁13を備えている。
図1に示すように、この排水通気管10は、管内空間Sを管の軸線方向(図1(a)において左右方向)に沿って、排水用空間S1と通気用空間S2とに仕切る仕切壁13を備えている。
この排水通気管10によれば、管内空間Sが管の軸線方向に沿って、仕切壁13で排水用空間S1と通気用空間S2とに仕切られているので、単一の管10に、排水機能と通気機能とを持たせることができる。
そのため、従来技術とは異なり、排水管とこれとは別の外気連通管とを継手管を介して接続する必要が無くなるため、例えば、図4,図5に示すように、建物内における排水管用のスペースS4が狭い場合でも配管工事を容易(または可能)にすることができる。
軸線方向から見て(図1(b)参照)、排水用空間S1の断面積は通気用空間S2の断面積よりも大きくする。このように構成すると、排水用空間S1を流れる水量と通気用空間S2を流れる空気量とのバランスを良好に調整することができる。排水用空間S1の断面積は従来技術において必要とされる排水管の断面積と同等とすることができる。通気用空間S2の断面積は従来技術において必要とされる通気管の断面積と同等とすることができる。
例えば、管内空間Sの断面積に対する排水用空間S1の断面積は70%パーセント程度とし、通気用空間S2の断面積は30パーセント程度とする。
例えば、管内空間Sの断面積に対する排水用空間S1の断面積は70%パーセント程度とし、通気用空間S2の断面積は30パーセント程度とする。
図1(c)(d)に示すように、この排水通気管10は、管の軸線方向に関し、通気用空間S2の少なくとも一端部(図(c)では右端部)に、排水用空間S1と通気用空間S2とを連通させる通気口14が、仕切壁13における前記軸線方向と平行な部位13bに設けられている構成とすることができる。この場合、通気用空間S2の通気口14を設けた側の端部13cは閉塞する。
このように構成すると、全体としては軸線方向に流れる排水が、通気口14を介して排水用空間S1から通気用空間S2へと流入することを抑制することができる。つまり、通気用空間S2の、水流上流側の端部13cが開口している場合に比べ、通気用空間S2への水の流入量を抑制することができる。例えば図4(b)において矢印W1方向へ流れる排水が、通気口14を介して排水用空間S1から通気用空間S2へと流入することを抑制することができる。
図1(c)に示すように、上記のような通気口14を設けた場合には、通気用空間S2の通気口14を設けた側の端部13cは閉塞する。上記のような通気口14を設けない側の端部14dは開放し、これを通気口(14d)として利用する。なお、上記のような通気口14は通気用空間S2の両端部に設けることもできる(図6の10B参照)。図6の10Bに示すように、排水通気管における仕切壁13(通気用空間S2)は排気通気管の全長に関し部分的に設けることもできる。
図2に示すように、排水通気管10は、1本の管11とこの1本の管11に対し交差する少なくとも1本の交差管12を有する継手用管として構成することができる。
この場合、仕切壁13は、1本の管11および交差管12に亘って、該仕切壁13の一面側13s1に排水用空間S1を、他面側13s2に通気用空間S2を形成している構成とする。
この場合、仕切壁13は、1本の管11および交差管12に亘って、該仕切壁13の一面側13s1に排水用空間S1を、他面側13s2に通気用空間S2を形成している構成とする。
このように構成すると、単一の継手管10に、排水機能と通気機能とを持たせることができるため、例えば図5、図6に示すように、建物内における排水管用のスペースS4が狭い場合でも配管工事をさらに容易(または可能)にすることができる。
図2に示すものは、仕切壁13が交差管12から合流部15を経て管11の両側(図2(a)(b)において左右)に向けて設けられているものであり、管11および交差管12が略水平に位置するような状態(図2(a)に示すように通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するような状態)で使用するのに適しているものである。
本願における継手管には、例えば図3に示すような曲管も含まれる。
図3(a)(b)に示すものは、通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するように管10を略水平に配置したとき仕切壁13も略水平方向に伸びるように仕切壁13を設けたもので、通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するような状態で使用するのに適している。
図3(a)(b)に示すものは、通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するように管10を略水平に配置したとき仕切壁13も略水平方向に伸びるように仕切壁13を設けたもので、通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するような状態で使用するのに適している。
図3(c)(d)に示すものは、曲がり部において通気用空間S2が排水用空間S1の外側に位置するように仕切壁13を設けたもので、図3(c)(d)に示すように、排水の流れWの上流側において通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するような状態で使用するのに適している。
図3(e)(f)に示すものは、曲がり部において通気用空間S2が排水用空間S1の内側に位置するように仕切壁13を設けたもので、図3(e)(f)に示すように、排水の流れWの下流側において通気用空間S2が排水用空間S1の上方に位置するような状態で使用するのに適している。
図4,図5に示す排水通気設備はいずれも、排水体1の排水系2の少なくとも一部が、上述した排水通気管10(一つまたは二以上の任意の組み合わせ)で構成されていることを特徴とする。
この排水通気設備によれば、排水体1の排水系2の少なくとも一部が、上述した排水通気管10で構成されているので、建物内における排水管用のスペースS4が狭い部位に、上記排水通気管10を用いることにより、配管工事を容易(または可能)にすることができる。
図4(a)において、FLは床面を示しており、S4は床下スペースを示している。
図4(a)において、FLは床面を示しており、S4は床下スペースを示している。
図4(a)に示す排水通気設備は、排水体1からの排水を縦管3および横管4を通じて排水するもので、縦管3にトラップ5が設けられている。縦管3と横管4とは接続管(曲管)6で接続されている。
図4(b)に示すように、上記排水通気管10は、縦管3と横管4とを接続する接続管である曲管6の下流側に接続されて横管4の一部を構成する下流管(10)として利用されている。
なお、3bは従来同様の縦管、4bは従来同様の横管である。
なお、3bは従来同様の縦管、4bは従来同様の横管である。
図4に示す排水通気設備によれば、次のような作用効果が得られる。
排水体1からの排水は、矢印W1で示すように縦管3およびトラップ5を通過した後、接続管6部分で方向を変えて矢印W2で示すように横管4へと流れるため、排水の流れは、接続管6部分およびそのすぐ下流部分(その概ねの領域を仮想線A1で示す)において大きく乱れる。そのため排水体1からの排水量が所定量を超えると、上記領域A1において局部的に管内空間を満水(あるいは略満水。以下同じ)状態にすることがあり、仮に何らの方策も講じないとすると、満水状態部分の上流側と下流側とで圧力差が生じて管内圧力が不安定になり、トラップ5の破水を招くおそれがある。そこで、従来は、前述したように、通気管を設けて管内圧力の安定化を図っていたが、その課題は前述したとおりである。
排水体1からの排水は、矢印W1で示すように縦管3およびトラップ5を通過した後、接続管6部分で方向を変えて矢印W2で示すように横管4へと流れるため、排水の流れは、接続管6部分およびそのすぐ下流部分(その概ねの領域を仮想線A1で示す)において大きく乱れる。そのため排水体1からの排水量が所定量を超えると、上記領域A1において局部的に管内空間を満水(あるいは略満水。以下同じ)状態にすることがあり、仮に何らの方策も講じないとすると、満水状態部分の上流側と下流側とで圧力差が生じて管内圧力が不安定になり、トラップ5の破水を招くおそれがある。そこで、従来は、前述したように、通気管を設けて管内圧力の安定化を図っていたが、その課題は前述したとおりである。
これに対し、図4(b)に示す排水通気設備によれば、上記領域A1において排水用空間S1が局部的に満水状態となり、管内圧力が不安定になろうとしても、上記領域A1の下流側と上流側とが通気用空間S2で連通しているため、管内圧力が安定化することとなる。したがって、排水用空間S1が局部的に満水状態となっても管内圧力が安定化し、トラップ5の破水を招くおそれもなくなる。
図5に示す排水通気設備が図4に示した排水通気設備と異なる点は、排水体1が複数(図示のものは2個)設けられている点である。
このような場合、図6に示すように、少なくとも1つの排水体1’の縦管3は継手管7を介して横管4に接続されるので、上記領域A1に加え、継手管7における合流部15およびそのすぐ下流部分(その概ねの領域を仮想線A2で示す)においても水流が大きく乱れ、領域A2においても局部的な満水状態が発生するおそれがある。
このような場合、図6に示すように、少なくとも1つの排水体1’の縦管3は継手管7を介して横管4に接続されるので、上記領域A1に加え、継手管7における合流部15およびそのすぐ下流部分(その概ねの領域を仮想線A2で示す)においても水流が大きく乱れ、領域A2においても局部的な満水状態が発生するおそれがある。
そこでこの実施の形態では、図6に示すように、図4(b)で説明した構成に加え、継手管として、図1(c)(d)に示した排水通気管10と、その下流側に接続した、図2に示した継手管10(10J)を利用するとともに、その下流側に図1(a)に示した排水通気管10を接続した。
この実施の形態によっても、上述したと同様、上記領域A2において排水用空間S1が局部的に満水状態となり管内圧力が不安定になろうとしても、上記領域A2の下流側と上流側とが通気用空間S2で連通しているため、管内圧力が安定化することとなる。
なお、曲管6の下流側には、通気口14を通気用空間S2の両端部に設けたタイプの排水通気管10Bを設け、排水合流部15から通気口14を介して通気用空間S2へ流入しようとする水流を抑制した。
この実施の形態によっても、上述したと同様、上記領域A2において排水用空間S1が局部的に満水状態となり管内圧力が不安定になろうとしても、上記領域A2の下流側と上流側とが通気用空間S2で連通しているため、管内圧力が安定化することとなる。
なお、曲管6の下流側には、通気口14を通気用空間S2の両端部に設けたタイプの排水通気管10Bを設け、排水合流部15から通気口14を介して通気用空間S2へ流入しようとする水流を抑制した。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば図7に示すように、最上流側に設けられる排水体1’’が、大量(長時間)の排水を行うプール、浴槽等である場合には、中間に位置する排水体1のための排水通気設備における通気用空間S2に対し、配置スペースS5を確保できる領域において、大気に開放された通気管8を接続して、プール、浴槽等1’’からの排水期間中における、中間に位置する排水体1の安定した排水動作を確保するようにすることもできる。
例えば図7に示すように、最上流側に設けられる排水体1’’が、大量(長時間)の排水を行うプール、浴槽等である場合には、中間に位置する排水体1のための排水通気設備における通気用空間S2に対し、配置スペースS5を確保できる領域において、大気に開放された通気管8を接続して、プール、浴槽等1’’からの排水期間中における、中間に位置する排水体1の安定した排水動作を確保するようにすることもできる。
S: 管内空間
S1: 排水用空間
S2: 通気用空間
1: 排水体
2: 排水系
10: 排水通気管
12: 交差管
13: 仕切壁
14: 通気口
S1: 排水用空間
S2: 通気用空間
1: 排水体
2: 排水系
10: 排水通気管
12: 交差管
13: 仕切壁
14: 通気口
Claims (3)
- 排水体(1)の排水系(2)の少なくとも一部として用いられる管であって、管内空間を管の軸線方向に沿って、排水用空間(S1)と通気用空間(S2)とに仕切る仕切壁(13)を備え、
前記軸線方向から見て、排水用空間(S1)の断面積が通気用空間(S2)の断面積よりも大きくなっており、
排水方向に関し、前記通気用空間(S2)の上流側端部には、前記排水用空間(S1)と通気用空間(S2)とを連通させる通気口(14)が、前記仕切壁(13)における前記軸線方向と平行な部位(13b)に設けられており、
排水方向に関し、前記通気用空間(S2)における、前記通気口(14)の上流側の端部(13c)が閉塞されていることを特徴とする排水通気管。 - 請求項1において、
前記管は、1本の管(11)とこの1本の管(11)に対し交差する少なくとも1本の交差管(12)を有する継手用管であり、前記仕切壁(13)は、前記1本の管(11)および交差管(12)に亘って、該仕切壁(13)の一面側に前記排水用空間(S1)を、他面側に前記通気用空間(S2)を形成していることを特徴とする排水通気管。 - 排水体(1)の排水系(2)の少なくとも一部が、請求項1または2に記載の排水通気管(10)で構成されていることを特徴とする排水通気設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015081493A JP5815905B1 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015081493A JP5815905B1 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5815905B1 true JP5815905B1 (ja) | 2015-11-17 |
JP2016199936A JP2016199936A (ja) | 2016-12-01 |
Family
ID=54595937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015081493A Expired - Fee Related JP5815905B1 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5815905B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102327500B1 (ko) * | 2021-02-01 | 2021-11-17 | 주식회사 트인공조 | 더블 에어벤트를 구비하는 파이프 모듈 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61140690A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-27 | 昭和電工株式会社 | 排水用仕切り管 |
JPH04126967U (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-19 | 株式会社クボタ | 排水配管の集合管 |
-
2015
- 2015-04-13 JP JP2015081493A patent/JP5815905B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61140690A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-27 | 昭和電工株式会社 | 排水用仕切り管 |
JPH04126967U (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-19 | 株式会社クボタ | 排水配管の集合管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016199936A (ja) | 2016-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6647793B2 (ja) | サイホン排水構造 | |
JP5291404B2 (ja) | サイフォン排水システム | |
JP6475483B2 (ja) | ドレントラップおよびドレン配管構造 | |
JP2006336322A (ja) | 貯水機能付きサイフォン排水システム | |
JP5815905B1 (ja) | 排水通気管およびこの排水通気管を用いた排水通気設備 | |
JP4779073B2 (ja) | 排水装置 | |
JP2015055070A (ja) | 排水システム | |
JP4617415B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP2007255153A (ja) | 排水トラップ | |
JP5324846B2 (ja) | ユニットバスの排水構造及びサイフォン排水システム | |
JP6587313B2 (ja) | 緩勾配排水システム | |
JP2003253722A (ja) | 浴室ユニットの排水構造 | |
JP2005232936A (ja) | 排水トラップ | |
WO2018155512A1 (ja) | 排水構造及びサイホン排水システム | |
JP4099574B2 (ja) | 排水装置 | |
JP2016061101A (ja) | 移動式便器 | |
JP2011032797A (ja) | 排水トラップ | |
JP7049042B2 (ja) | 排水装置 | |
JP4206437B2 (ja) | 排水装置 | |
JP2009072533A (ja) | 浴槽 | |
JP4600336B2 (ja) | 浴室の排水構造 | |
JP7218120B2 (ja) | 排水構造 | |
JP4203562B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP2010084390A (ja) | 便器通気排水管路構造 | |
JP5688671B2 (ja) | 排水トラップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5815905 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |