JP5815781B2 - 送信装置及びパケット通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置及びパケット通信方法に関する。特に、IEEE1394規格に準拠したシリアル・バスを介してパケット単位でデータ通信を行う装置及び方法に関する。
高速のデータ転送を実現するシリアル・バス規格として、IEEE1394規格がある。このIEEE1394規格を採用した種々の技術がこれまでにも提案されている。例えば、特許文献1、2である。
特開平11−212896号公報 特開2000−253023号公報
IEEE1394規格では、アイソクロナス転送とアシンクロナス転送とがサポートされている。アイソクロナス転送とは、一定の伝送帯域幅が確保され、125μsのサイクル(アイソクロナス・サイクル)で時間管理された転送である。伝送帯域幅が確実に確保されるため、途切れることが許されない動画像等の転送に適している。一方、アシンクロナス転送とは、時間管理はされていないが、確実にデータのやり取りが保証された転送である。
図21は上記のアイソクロナス・サイクル毎に送信されるサイクル・スタート・パケットのフォーマットを示す。サイクル・スタート・パケットは、32ビットのデータ列(クワドレット・データ)からなる。destination_IDは発信先の識別子であり、source_I
Dは発信元の識別子である。トランザクション・ラベルtlは、各トランザクションを識別するためのラベルである。rtはリトライ・コード、tcodeはトランザクション・コード、priは優先順位、destination_offsetはパケット・タイプ固有の情報、cycle_time_dataはパケット・タイプ固有のクワドレット・データをそれぞれ示す。header_CRCは上記の4クアドレット・データのエラーを確認するための巡回冗長チェック(CyclicRedundancyCheck、以下CRCと表記する。)データである。
近年、IEEE1394規格をAV機器間や、パソコンと周辺機器間のインターフェースとしてだけでなく、家庭内ネットワークや自動車の車内ネットワークとして利用しようとする動きがある。
しかしながら、例えば、IEEE1394規格を車内ネットワークに用いる場合、次のような問題がある。
車内ネットワークにおいて動画像等を転送するには、前述のように動画像等の転送に適したアイソクロナス転送が用いられる。IEEE1394規格でサポートされるアイソクロナス転送がなされるアイソクロナス・パケットは、前もって使用する伝送帯域幅が確保されることで、リアルタイムに途切れることなく転送される。したがって、アイソクロナス・パケットを転送する場合には、前もって帯域の確保の手続きを行う必要がある。このことは、現在転送されているアイソクロナス・パケットを別のアイソクロナス・パケットの転送に変更するためには、一旦、使用帯域の開放の手続きを行った後、続けて新しい帯域の確保の手続きを行う必要があることを意味する。つまり、転送データの切り替えには帯域の開放と帯域の確保との手続きが必要で、高速に転送データを切り替えることができない。
そのため、例えば、車内ネットワークでDVDの映像を流している環境から、緊急でバックモニターの映像に切り替えようとする場合、図22に示されるように、DVDの映像データのパケットとバックモニターの映像データのパケットとが瞬時に切り替わらない。DVDの映像データのパケットを転送するサイクルMとバックモニターの映像データのパケットの転送を開始するサイクルNとの間には、帯域の開放と帯域の確保との手続きが必要になる。その結果、車内の表示装置に出力される映像は、図23に示されるように、DVDの映像とバックモニターの映像との間で途切れてしまい問題である。
また、従来、この問題を解決するには、図24に示されるように、常時全ての映像データをIEEE1394バス上に転送する必要があった。したがって、表示装置に出力されない映像データのために、IEEE1394バスの帯域を使用する必要があり、転送できる映像データのサイズに制限が加わり問題であった。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明は、例えばIEEE1394規格でサポートされるアイソクロナス転送がなされるアイソクロナス・パケットを、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能な受信装置及びパケット通信方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる受信装置は、複数の送信装置との間で一定のサイクルで時間管理されたパケット通信を行い、一定のサイクルで時間管理されたパケット通信により転送されるパケットを通信する受信装置であって、受信装置は、一定のサイクル毎に受信装置から複数の送信装置に転送される第1のパケットに含まれ所定の論理値を有するビット列の少なくとも1ビットのビット信号について論理値を反転する論理反転部と、ビット信号と、論理反転部から出力されるビット信号との何れか一方を選択するセレクタ部とを備え、セレクタ部がビット信号を選択した場合は、受信装置と、複数の送信装置の中の受信したビット信号の論理値を反転しない送信装置との間で通信が行われ、セレクタ部が論理反転部から出力されるビット信号を選択した場合は、受信装置と、複数の送信装置の中の受信したビット信号の論理値を反転する送信装置との間で通信が行われることを特徴とする。
また、本発明にかかるパケット通信方法は、複数の送信装置との間で一定のサイクルで時間管理されたパケット通信を行う受信装置における、一定のサイクルで時間管理されたパケット通信により転送されるパケットを通信するパケット通信方法であって、一定のサイクル毎に受信装置から複数の送信装置に転送される第1のパケットに含まれ所定の論理値を有するビット列の少なくとも1ビットのビット信号について論理値を反転するステップと、ビット信号と、反転のステップから出力されるビット信号との何れか一方を選択するステップとを有し、選択のステップでビット信号を選択した場合は、受信装置と、複数の送信装置の中の受信したビット信号の論理値を反転しない送信装置との間で通信が行われ、選択のステップで反転のステップから出力されるビット信号を選択した場合は、受信装置と、複数の送信装置の中の受信したビット信号の論理値を反転する送信装置との間で通信が行われることを特徴とする。
これにより、第1のパケット(例えばサイクル・スタート・パケット)を切り替えて、上記一定のサイクル(例えばアイソクロナス・サイクル)に区別をつけることができる。適合する第1のパケット(例えばサイクル・スタート・パケット)を受け取った送信装置のみが上記一定のサイクル(例えばアイソクロナス・サイクル)を検知してパケットの送信を行うようにすることができる。したがって、バス上に転送されるパケットを瞬時に切り替えることができる。
この場合、バスの使用帯域は各サイクル別に用意され、用途に応じて確保されればよい。バス上に転送されるパケットは第1のパケット(例えばサイクル・スタート・パケット)によって切り替えられるので、転送データの切り替えのために帯域の開放と帯域の確保との手続きが必要とされない。従来のように常時全てのデータをバス上に転送する必要もない。
本発明にかかる受信装置及びパケット通信方法によれば、例えばIEEE1394規格でサポートされるアイソクロナス転送がなされるアイソクロナス・パケットを、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能となる。
図1は本発明の第1実施形態にかかるパケット通信装置を使用した車内ネットワークについて、接続を示すブロック図である。アイソクロナス・パケットの受信装置100、送信装置101、102がIEEE1394バス200で接続される。受信装置100はサイクル・タイマー1、CRC演算部2、CRC変更部3、サイクル・スタート・パケット生成部4、1394ブロック5、FIFO6、ビデオI/F7を備える。サイクル・タイマー1は、125μsのアイソクロナス・サイクルを供給する。サイクル・スタート・パケット生成部4では、CRC演算部2で演算され、CRC変更部3で変更されたheader_CRCが付加されて、サイクル・スタート・パケットが生成される。生成されたサイクル・スタート・パケットは1394ブロック5を介してIEEE1394バス200上に送信され、送信装置101、102へ転送される。また、IEEE1394バス200を介して送信装置101、102から転送されるアイソクロナス・パケットは、受信装置100において1394ブロック5、FIFO6、ビデオI/F7を介して表示装置103に出力される。
送信装置101、102はそれぞれ1394ブロック5、CRC抽出部8、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10、ANDゲート11、アイソクロナス・パケット生成部12、FIFO6、ビデオI/F7を備える。送信装置101はさらにCRC変更部3を備える。送信装置101にはバックモニター用の監視カメラ104が接続され、ビデオI/F7、FIFO6を介して、アイソクロナス・パケット生成部12においてバックモニターの映像データのアイソクロナス・パケットが生成される。一方、送信装置102にはDVDプレイヤー105が接続され、ビデオI/F7、FIFO6を介して、アイソクロナス・パケット生成部12においてDVDの映像データのアイソクロナス・パケットが生成される。
受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、送信装置101、102において、1394ブロック5を介してCRC抽出部8に入力される。CRC抽出部8では、サイクル・スタート・パケットのheader_CRCが抽出される。サイクル・スタート・パケットのうちCRCを除いたデータであるDataは、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9において、IEEE1394規格に準拠した構造であるか否かの確認が行われる。CRCデータは、送信装置101ではCRC変更部3を介して、送信装置102では直接、CRCチェック部10に入力され、CRCによるエラー確認が行われる。サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10それぞれの確認結果はANDゲート11に入力される。ANDゲート11の出力は、アイソクロナス・パケット生成部12のイネーブル端子ENに接続されている。したがって、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10それぞれの確認結果がともに正常であると認識された場合に、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされる。
図2はCRC変更部3の具体例を示す。CRC変更部3は図2に示されるように、例えば、インバータ31、セレクタ32、切替レジスタ33を備える。切替レジスタ33に設定される値によって、インバータ31を経ないスルー側の入力とインバータ31を経る反転側の入力とのどちらをセレクタ32が出力するかが選択される。第1実施形態では、送信装置101が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されている。
このように構成された第1実施形態の作用を説明する。通常時において、受信装置100が備えるCRC変更部3はスルー側の入力が出力されるように設定されていれば、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、通常のサイクル・スタート・パケットである。そのため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えない送信装置102において、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9及びCRCチェック部10による確認結果が正常であると認識される。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットが転送される。
一方、送信装置101が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されている。そのため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備える送信装置101において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識されない。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200にバックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットは転送されない。IEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットのみが転送され、表示装置103にはDVDの映像データが出力される。
ここで、例えば、車をバックするために表示装置103の表示内容がバックモニターの映像に切り替えられると、受信装置100が備えるCRC変更部3の設定が、反転側の入力が出力されるように切り替わる。そのため、受信装置100が備えるサイクル・スタート・パケット生成部4では、反転されたheader_CRCが付加されたサイクル・スタート・パケットが生成される。したがって、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRCデータが反転されたサイクル・スタート・パケットになる。その結果、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えない送信装置102において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識されない。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200へのDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットの転送は停止される。
一方、送信装置101が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されているため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備える送信装置101において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識される。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にバックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットが転送されるようになる。IEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105に変わりバックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットのみが転送され、表示装置103にはバックモニターの映像データが出力される。
図3はここまで説明された第1実施形態におけるIEEE1394バス200上のパケット転送の様子を、図4は表示装置103に出力される表示内容を、それぞれ示す。なお、図3を始めとしてここではバス上のパケット転送について、PhyレイヤのIEEE1394バス200におけるアイソクロナス・ギャップ等のギャップは省略されている。
前述されたように本発明の第1実施形態では、受信装置100が備えるCRC変更部3において、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットのCRCデータについて、スルー側と反転側とが切り替えられる。送信装置101、102のうち、適合するサイクル・スタート・パケットを受け取った送信装置のみアイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、アイソクロナス・パケットを送信することができる。これにより、図3に示されるようにIEEE1394バス200上に転送されるアイソクロナス・パケットを、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能となる。その結果、表示装置103の表示内容は、図4に示されるように、DVDの映像とバックモニターの映像との間で途切れることなく出力される。
また、図24に示された従来例のように、常時全ての映像データをIEEE1394バス200上に転送する必要はなく、バスの帯域を有効に使用することが可能となる。さらに、送信装置101、102のうち、表示装置103に出力されていない側の送信装置は、アイソクロナス・パケットを送信しないため、消費電力を抑えることができる効果も得られる。
図5は本発明の第2実施形態にかかるパケット通信装置について、アイソクロナス・パケットの受信装置100、送信装置101、102のブロック図を示す。図6は、図5に示されるパケット通信装置を使用した車内ネットワークについて、接続を示すブロック図である。なお、図6では受信装置100、送信装置101、102の各装置は省略して示されている。図5、図6を参照して、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、受信装置100が切替レジスタ13、セレクタ14を備える(図5参照)。また、送信装置101、102がCRC及びtl抽出部8、tlチェック部15を備える。他の構成要素については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。第2実施形態にかかるパケット通信装置を使用した車内ネットワークでは、アイソクロナス・パケットの受信装置100と、2つの送信装置101と、送信装置102とがIEEE1394バス200で接続される(図6参照)。受信装置100には表示装置103が接続される。2つの送信装置101にはそれぞれバックモニター用、側面モニター用の監視カメラ104が接続される。送信装置102にはDVDプレイヤー105が接続される。
前述のように、サイクル・スタート・パケットのコンポーネントにトランザクション・ラベルtlがある(図21参照)。トランザクション・ラベルtlは各トランザクションを識別するためのラベルであるが、サイクル・スタート・パケットでは従来、固定値00hが入る。第2実施形態では、受信装置100が備える切替レジスタ13に設定される値によって、トランザクション・ラベルtlについて、従来の固定値00h以外に、01h、02hの何れかをセレクタ14が選択することができる。したがって、サイクル・スタート・パケット生成部4で生成されるサイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlを00h、01h、02hの何れかに設定することが可能である。
また、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、送信装置101、102において、1394ブロック5を介してCRC及びtl抽出部8に入力される。CRC及びtl抽出部8では、サイクル・スタート・パケットのheader_CRC及びト
ランザクション・ラベルtlが抽出される。第2実施形態では、サイクル・スタート・パケットのうちCRCとtlを除いたデータであるDataについてのサイクル・スタート・フォーマットチェック部9における構造の確認、CRCデータを用いたCRCチェック部10におけるエラー確認に加えて、tlチェック部15においてトランザクション・ラベルtlの確認が行われる。
このtlチェック部15におけるトランザクション・ラベルtlの確認は、従来は固定値00hとの比較で行われるが、第2実施形態では送信装置101が備えるtlチェック部15には変更可能な比較値が入力される。したがって、送信装置101のtlチェック部15におけるトランザクション・ラベルtlの確認は、変更可能な比較値との比較で行われる。図6に示されるように、2つの送信装置101のうち、バックモニター用の監視カメラ104に接続される送信装置101では比較値01hと、側面モニター用の監視カメラ104に接続される送信装置101では比較値02hと、トランザクション・ラベルtlが比較される。
送信装置101、102において、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10、tlチェック部15それぞれの確認結果はANDゲート11に入力される。ANDゲート11の出力は、アイソクロナス・パケット生成部12のイネーブル端子ENに接続されている。したがって、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10、tlチェック部15それぞれの確認結果がともに正常であると認識された場合に、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされる。
このように構成された第2実施形態の作用を説明する。通常時において、受信装置100が備えるCRC変更部3はスルー側の入力が出力され、また、受信装置100が備える切替レジスタ13は従来の固定値00hをセレクタ14が選択するように設定されていれば、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、通常のサイクル・スタート・パケットである。そのため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えずトランザクション・ラベルtlを固定値00hと比較する送信装置102において、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10及びtlチェック部15による確認結果が正常であると認識される。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットが転送される。
一方、2つの送信装置101が備えるCRC変更部3は、第1実施形態と同様に反転側の入力が出力されるように設定されている。また、2つの送信装置101が備えるtlチェック部15はそれぞれ、トランザクション・ラベルtlを比較値01h、02hと比較する。そのため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、2つの送信装置101において、CRCチェック部10及びtlチェック部15による確認結果が正常であると認識されない。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200にバックモニター用、側面モニター用それぞれの監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットは転送されない。IEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットのみが転送され、表示装置103にはDVDの映像データが出力される。
ここで、例えば、車をバックするために表示装置103の表示内容がバックモニターの映像に切り替えられると、受信装置100が備えるCRC変更部3の設定が、反転側の入力が出力されるように切り替わる。また、受信装置100が備える切替レジスタ13の設定が、比較値01hをセレクタ14が選択するように切り替わる。そのため、受信装置100が備えるサイクル・スタート・パケット生成部4では、反転されたheader_CRCが付加され、トランザクション・ラベルtlに値01hが入ったサイクル・スタート・パケットが生成される。したがって、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRCデータが反転され、トランザクション・ラベルtlが01hであるサイクル・スタート・パケットになる。その結果、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えずトランザクション・ラベルtlを固定値00hと比較する送信装置102において、CRCチェック部10及びtlチェック部15による確認結果が正常であると認識されない。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200へのDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットの転送は停止される。
一方、2つの送信装置101が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されているため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、2つの送信装置101において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識される。また、2つの送信装置101が備えるtlチェック部15はそれぞれ、トランザクション・ラベルtlを比較値01h、02hと比較する。受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットはトランザクション・ラベルtlが01hである。そのため、2つの送信装置101のうち、比較値01hとの比較が行われる送信装置101、すなわち、バックモニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101においてのみ、tlチェック部15による確認結果が正常であると認識される。したがって、バックモニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101においてのみ、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にバックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットが転送されるようになる。IEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105に変わりバックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットのみが転送され、表示装置103にはバックモニターの映像データが出力される。
同様にして、例えば、車を幅寄せするために表示装置103の表示内容が側面モニターの映像に切り替えられると、受信装置100が備えるCRC変更部3の設定が、反転側の入力が出力されるように切り替わる。また、受信装置100が備える切替レジスタ13の設定が、比較値02hをセレクタ14が選択するように切り替わる。したがって、この場合は、側面モニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101においてのみ、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200に側面モニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットが転送されるようになる。IEEE1394バス200には側面モニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットのみが転送され、表示装置103には側面モニターの映像データが出力される。
図7はここまで説明された第2実施形態におけるIEEE1394バス200上のパケット転送の様子を、図8は表示装置103に出力される表示内容を、それぞれ示す。前述されたように本発明の第2実施形態では、受信装置100が備えるCRC変更部3において、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットのCRCデータについて、スルー側と反転側とが切り替えられる。また、受信装置100が備える切替レジスタ13において、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlについて、従来の固定値00h以外に、01h、02hの何れかをセレクタ14が選択するように設定することが可能である。2つの送信装置101と、送信装置102とのうち、適合するサイクル・スタート・パケットを受け取った送信装置のみアイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、アイソクロナス・パケットを送信することができる。これにより、図7に示されるようにIEEE1394バス200上に転送されるアイソクロナス・パケットを、第1実施形態と同様に帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能となる。その結果、表示装置103の表示内容は、図8に示されるように、DVD、バックモニター、側面モニターの各映像の間で途切れることなく出力される。第1実施形態と同様、バスの帯域を有効に使用することが可能となり、消費電力を抑えることができる効果が得られる。
さらに、第2実施形態では、受信装置100がCRC変更部3に加えて切替レジスタ13、セレクタ14を備え、サイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlを変更するようにしたことで、3種類のアイソクロナス・パケットを切り替えることが可能である。
図9は本発明の第3実施形態にかかるパケット通信装置について、アイソクロナス・パケットの受信装置100のブロック図を示す。図10は同じく本発明の第3実施形態にかかるパケット通信装置について、アイソクロナス・パケットの送信装置101のブロック図を示す。図11は、図9及び図10に示されるパケット通信装置を使用した車内ネットワークについて、接続を示すブロック図である。なお、図11では受信装置100、送信装置101、102の各装置は省略して示されている。図9〜図11を参照して、第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、受信装置100がアイソクロナス・パケット選択部16、2つのステータス格納レジスタ17、MPU_I/F18を備える(図9参照)。また、送信装置101が2つのCRCチェック部10、2つのtlチェック部15、3つのANDゲート11、ORゲート20、2つのセレクタ14、MPU_I/F18、ステータス格納レジスタ17、ビデオ・データ用とステータス用との2つのデータ長設定レジスタ19を備える(図10参照)。他の構成要素については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。第3実施形態にかかるパケット通信装置を使用した車内ネットワークでは、アイソクロナス・パケットの受信装置100と、2つの送信装置101と、送信装置102とがIEEE1394バス200で接続される(図11参照)。受信装置100には表示装置103とMPU106とが接続される。2つの送信装置101にはそれぞれ障害物モニター用の監視カメラ104又は放送受信機のチューナー107とMPU106とが接続される。送信装置102にはDVDプレイヤー105が接続される。
IEEE1394バス200を介して各送信装置から転送されるアイソクロナス・パケットは、受信装置100において1394ブロック5を経た後、アイソクロナス・パケット選択部16に入力される(図9参照)。アイソクロナス・パケット選択部16は、入力されたアイソクロナス・パケットを、その中身に応じて、FIFO6又はステータス格納レジスタ17へ出力する。FIFO6に入力されたアイソクロナス・パケットはビデオI/F7を介して表示装置103に出力される。一方、ステータス格納レジスタ17に入力されたアイソクロナス・パケットはMPU_I/F18を介してMPU106に入力される。MPU106は、入力されたアイソクロナス・パケットに応じて、CRC変更部3及び切替レジスタ13を制御する。
また、送信装置101においてCRC及びtl抽出部8で抽出されたサイクル・スタート・パケットのCRCデータは、2つのCRCチェック部10のうち、一方には直接に、他方にはCRC変更部3を介して入力される(図10参照)。CRC及びtl抽出部8で抽出されたサイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlは、2つのtlチェック部15のうち、一方では固定値00hと、他方では変更可能な比較値と比較される。直接CRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び固定値00hとの比較を行うtlチェック部15の確認結果が1つ目のANDゲート11に入力され、その出力はORゲート20に入力される。CRC変更部3を介したCRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び比較値との比較を行うtlチェック部15の確認結果が2つ目のANDゲート11に入力され、その出力はORゲート20に入力されるとともに、2つのセレクタ14に入力される。ORゲート20の出力はサイクル・スタート・フォーマットチェック部9の出力とともに3つ目のANDゲート11に入力され、3つ目のANDゲート11の出力がアイソクロナス・パケット生成部12のイネーブル端子ENに入力される。
MPU_I/F18を介してステータス格納レジスタ17、ビデオ・データ用、ステータス用の2つのデータ長設定レジスタ19にMPU106が接続される(図10、図11参照)。2つのセレクタ14のうち、一方にはFIFO6からのビデオ・データと、ステータス格納レジスタ17からのステータス情報とが入力され、他方にはビデオ・データ用、ステータス用の2つのデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報が入力される。2つ目のANDゲート11の出力により、2つのセレクタ14がどちらの入力を出力するかが選択される。2つのセレクタ14の出力がアイソクロナス・パケット生成部12に入力され、アイソクロナス・パケットが生成される。
図11に示されるように、2つの送信装置101のうち、障害物モニター用の監視カメラ104に接続される送信装置101は比較値01hを、放送受信機のチューナー107に接続される送信装置101は比較値02hを、トランザクション・ラベルtlの比較値として備える。また、2つの送信装置101がそれぞれ接続されるMPU106は、障害物モニター用の監視カメラ104、放送受信機のチューナー107の各入力装置とそれぞれ接続され、各入力装置のステータスを監視する。
このように構成された第3実施形態の作用を説明する。通常時において、受信装置100が備えるCRC変更部3はスルー側の入力が出力され、また、受信装置100が備える切替レジスタ13は従来の固定値00hをセレクタ14が選択するように設定されていれば、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、通常のサイクル・スタート・パケットである。そのため、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えずトランザクション・ラベルtlを固定値00hと比較する送信装置102において、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10及びtlチェック部15による確認結果が正常であると認識される。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットが転送される。
一方、2つの送信装置101では、直接CRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び固定値00hとの比較を行うtlチェック部15の確認結果は正常であると認識される(図10、図11参照)。しかし、CRC変更部3は、第2実施形態と同様に反転側の入力が出力されるように設定されている。そのため、CRC変更部3を介したCRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び比較値との比較を行うtlチェック部15の確認結果は正常であると認識されない。したがって、1つ目のANDゲート11は1を、2つ目のANDゲート11は0を、それぞれ出力する。よって、ORゲート20は1を出力する。サイクル・スタート・フォーマットチェック部9の確認結果及びORゲート20の出力(=1)を受けて3つ目のANDゲート11は1を出力し、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされる。
このとき、2つ目のANDゲート11の出力は0であるので、2つのセレクタ14はそれぞれステータス格納レジスタ17からのステータス情報、ステータス用のデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報を選択して出力する。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12ではステータス情報のアイソクロナス・パケットが生成される。
その結果、IEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105の映像データと、障害物モニター用の監視カメラ104からのステータス情報と、放送受信機のチューナー107からのステータス情報とのアイソクロナス・パケットが転送される。受信装置100において、DVDの映像データは表示装置103に出力され、障害物モニター用の監視カメラ104及び放送受信機のチューナー107からの各ステータス情報は2つのステータス格納レジスタ17に別々に格納される。
ここで、例えば、障害物モニター用の監視カメラ104に接続されるMPU106が障害物の接近を検知すると、障害物モニター用の監視カメラ104に接続される送信装置101内のステータス格納レジスタ17が更新される。その内容はアイソクロナス・パケットとしてIEEE1394バス200に転送され、受信装置100に受信されて、受信装置100に接続されるMPU106に通知される。通知を受けたMPU106は、受信装置100が備えるCRC変更部3の設定を反転側の入力が出力されるように切り替える。また、MPU106により、受信装置100が備える切替レジスタ13の設定が、比較値01hをセレクタ14が選択するように切り替わる。そのため、受信装置100が備えるサイクル・スタート・パケット生成部4では、反転されたheader_CRCが付加され、トランザクション・ラベルtlに値01hが入ったサイクル・スタート・パケットが生成される。したがって、第2実施形態と同様、送信装置102において、CRCチェック部10及びtlチェック部15による確認結果が正常であると認識されない。送信装置102ではアイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200へのDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットの転送は停止される。
一方、2つの送信装置101では、直接CRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び固定値00h又は比較値02hとの比較を行うtlチェック部15の確認結果は正常であると認識されないが、CRC変更部3を介したCRCデータが入力されるCRCチェック部10の確認結果、及び比較値01hとの比較を行うtlチェック部15の確認結果は正常であると認識される(図10、図11参照)。したがって、2つの送信装置101のうち、比較値01hとの比較が行われる送信装置101、すなわち、障害物モニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101においてのみ、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされる。
このとき、障害物モニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101において、2つ目のANDゲート11の出力は1である。そのため、2つのセレクタ14はそれぞれFIFO6からのビデオ・データ、ビデオ・データ用のデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報を選択して出力する。したがって、アイソクロナス・パケット生成部12ではステータス情報に変わり障害物モニターのビデオ・データのアイソクロナス・パケットが生成される。
その結果、IEEE1394バス200には障害物モニターのビデオ・データのアイソクロナス・パケットのみが転送されるようになる。受信装置100において、障害物モニターのビデオ・データが表示装置103に出力される。その後、障害物が回避され、表示装置103の表示内容が再びDVDの映像に切り替えられる等されれば、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、通常のサイクル・スタート・パケットに戻る。これにより、再びDVDを鑑賞することが可能になる。
同様にして、例えば、放送受信機のチューナー107に接続されるMPU106が地震発生等の緊急情報を検知すると、放送受信機のチューナー107に接続される送信装置101内のステータス格納レジスタ17が更新される。その内容はアイソクロナス・パケットとしてIEEE1394バス200に転送され、受信装置100に受信されて、受信装置100に接続されるMPU106に通知される。通知を受けたMPU106は、受信装置100が備えるCRC変更部3の設定を反転側の入力が出力されるように切り替える。また、MPU106により、受信装置100が備える切替レジスタ13の設定が、比較値02hをセレクタ14が選択するように切り替わる。したがって、この場合は、放送受信機のチューナー107と接続される送信装置101においてのみ、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、放送受信機のビデオ・データのアイソクロナス・パケットが生成される。
その結果、IEEE1394バス200には放送受信機のビデオ・データのアイソクロナス・パケットのみが転送されるようになる。受信装置100において、放送受信機のビデオ・データが表示装置103に出力される。その後、緊急情報が終了し、表示装置103の表示内容が再びDVDの映像に切り替えられる等されれば、受信装置100から送信されるサイクル・スタート・パケットは、通常のサイクル・スタート・パケットに戻り、再びDVDを鑑賞することが可能になる。
図12はここまで説明された第3実施形態におけるIEEE1394バス200上のパケット転送の様子を、図13は表示装置103に出力される表示内容を、それぞれ示す。前述されたように本発明の第3実施形態では、受信装置100と送信装置101とが、入力装置のステータス情報を格納するステータス格納レジスタ17及びステータス格納レジスタ17と接続されるMPU106とを備える。これにより、送信装置101は、通常時においては入力装置のステータス情報のアイソクロナス・パケットのみを転送し、障害物の接近等が検知されたときは入力装置のビデオ・データのアイソクロナス・パケットを転送することができる(図12参照)。ステータス情報はビデオ・データに比べてサイズが小さいため、通常時にはバスの使用帯域を抑えてバスの帯域を有効に使用するとともに、転送されるパケットのサイズを小さくして消費電力を低減することが可能となる。さらに、各入力装置に接続された送信装置101からの通知により、サイクル・スタート・パケットの切り替えを制御することができる。したがって、転送されるアイソクロナス・パケットを切り替えて、表示装置103の表示内容を途切れることなく出力することが可能となる(図13参照)。
図14は本発明の第4実施形態にかかるパケット通信装置について、アイソクロナス・パケットの送信装置101のブロック図を示す。図14を参照して、第4実施形態について説明する。
第4実施形態が第3実施形態と異なるのは、送信装置101が2つのセレクタ14を備えず、2つのアイソクロナス・パケット生成部12、4つのANDゲート11を備える点である。他の構成要素については第3実施形態と同様であるため説明を省略し、第4実施形態が第3実施形態と異なる点を中心に説明する。第3実施形態において、2つ目のANDゲート11の出力は、ORゲート20に入力されるとともに、2つのセレクタ14に入力された(図10参照)。第4実施形態では、2つ目のANDゲート11の出力は、ORゲート20に入力されるとともに、2つのセレクタ14ではなく、追加された4つ目のANDゲート11に入力される(図14参照)。この4つ目のANDゲート11には、さらにサイクル・スタート・フォーマットチェック部9の出力が入力される。また、2つのアイソクロナス・パケット生成部12のうち、一方のアイソクロナス・パケット生成部12のイネーブル端子ENには3つ目のANDゲート11の出力が入力され、他方のアイソクロナス・パケット生成部12のイネーブル端子ENには4つ目のANDゲート11の出力が入力される。
3つ目のANDゲート11に接続されるアイソクロナス・パケット生成部12には、ステータス格納レジスタ17からのステータス情報と、ステータス用のデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報とが入力される。また、4つ目のANDゲート11に接続されるアイソクロナス・パケット生成部12には、FIFO6からのビデオ・データと、ビデオ・データ用のデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報とが入力される。2つのアイソクロナス・パケット生成部12によって、ステータス情報、ビデオ・データ、それぞれのアイソクロナス・パケットが生成される。
このように構成された第4実施形態の作用を説明する。受信装置100、送信装置102は第3実施形態と同様である。そのため、通常時において、受信装置100から通常のサイクル・スタート・パケットが送信される。送信装置102ではアイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされ、IEEE1394バス200にDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットが転送される。
一方、2つの送信装置101では、第3実施形態と同様に、1つ目のANDゲート11は1を、2つ目のANDゲート11は0を、ORゲート20は1を出力する(図14参照)。そのため、3つ目のANDゲート11は1を、4つ目のANDゲート11は0を出力する。したがって、3つ目のANDゲート11に接続されるアイソクロナス・パケット生成部12、すなわち、ステータス格納レジスタ17からのステータス情報と、ステータス用のデータ長設定レジスタ19からのデータ長情報とが入力されるアイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルのみがアサートされる。
その結果、通常時においては第3実施形態と同様にIEEE1394バス200にはDVDプレイヤー105の映像データと、障害物モニター用の監視カメラ104からのステータス情報と、放送受信機のチューナー107からのステータス情報とのアイソクロナス・パケットが転送される。受信装置100において、DVDの映像データは表示装置103に出力され、障害物モニター用の監視カメラ104及び放送受信機のチューナー107からの各ステータス情報は2つのステータス格納レジスタ17に別々に格納される。
ここで、例えば、障害物モニター用の監視カメラ104に接続されるMPU106が障害物の接近を検知すると、障害物モニター用の監視カメラ104に接続される送信装置101内のステータス格納レジスタ17が更新される。そのため、第3実施形態と同様、反転されたheader_CRCが付加され、トランザクション・ラベルtlに値01hが入ったサイクル・スタート・パケットが受信装置100から出力される。したがって、送信装置102において、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルはアサートされず、IEEE1394バス200へのDVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットの転送は停止される。
一方、2つの送信装置101では、第3実施形態と同様に、比較値01hとの比較が行われる送信装置101、すなわち、障害物モニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101においてのみ、アイソクロナス・パケット生成部12へのイネーブルがアサートされる。このとき、障害物モニター用の監視カメラ104と接続される送信装置101において、1つ目のANDゲート11の出力は0であるが、2つ目のANDゲート11の出力は1である。そのため、ORゲート20の出力は1であり、3つ目のANDゲート11の出力と、4つ目のANDゲート11の出力とはともに1になる。したがって、3つ目のANDゲート11に接続されるアイソクロナス・パケット生成部12と、4つ目のANDゲート11に接続されるアイソクロナス・パケット生成部12との双方へのイネーブルがアサートされる。
その結果、IEEE1394バス200には障害物モニターのビデオ・データのアイソクロナス・パケットに加えて、障害物モニター用の監視カメラ104からのステータス情報のアイソクロナス・パケットが転送される。受信装置100において、障害物モニターのビデオ・データが表示装置103に出力され、障害物モニター用の監視カメラ104からのステータス情報がステータス格納レジスタ17に格納される。ステータス格納レジスタ17に格納される障害物モニター用の監視カメラ104からのステータス情報は、受信装置100に接続されるMPU106によって監視される。これにより、障害物が回避されて通常の状態に戻ったことを検知して、サイクル・スタート・パケットを通常のサイクル・スタート・パケットに戻すことができる。すなわち、自動で表示装置103の表示内容を元のDVDの映像データに戻すことが可能になる。また、例えば、放送受信機のチューナー107に接続されるMPU106が地震発生等の緊急情報を検知する場合も同様である。
図15はここまで説明された第4実施形態におけるIEEE1394バス200上のパケット転送の様子を示す。前述されたように本発明の第4実施形態では、送信装置101が2つのセレクタ14の代わりに2つのアイソクロナス・パケット生成部12、4つのANDゲート11を備える。これにより、送信装置101は通常時には入力装置のステータス情報のアイソクロナス・パケットを転送し、障害物の接近等が検知されたときには入力装置のビデオ・データのアイソクロナス・パケットに加えて、入力装置のステータス情報のアイソクロナス・パケットを転送することができる(図15参照)。各入力装置に接続された送信装置101からの通知により、サイクル・スタート・パケットの切り替えを制御することができ、また、通常の状態に戻ったことを検知することができる。したがって、自動で表示装置103の表示内容を元に戻すことが可能になる。
図16は本発明の第5実施形態にかかるパケット通信装置を使用した車内ネットワークについて、接続を示すブロック図である。第5実施形態は、送信装置101が備えるANDゲート11の出力がバックモニター用の監視カメラ104に接続される点以外は、前述された本発明の第1実施形態と同様である。そのため、第5実施形態に特有の点に限り説明する。
第5実施形態では、バックモニター用の監視カメラ104に送信装置101が備えるANDゲート11の出力が入力される。したがって、バックモニター用の監視カメラ104の映像データのアイソクロナス・パケットがIEEE1394バス200に送信されるときだけ監視カメラ104の電源を立ち上げるようにすることができる。表示装置103にDVDの映像データが出力されていて、バックモニターの映像データが出力されていないときには、バックモニター用の監視カメラ104を低消費電力モードにすることで、消費電力をさらに抑えることができる。
ここまで、第1〜第5実施形態では、サイクル・スタート・パケットがアイソクロナス・パケットの受信装置側から送信される例が示された。第6実施形態では、サイクル・スタート・パケットがアイソクロナス・パケットの送信装置側から送信される例が示される。図17は本発明の第6実施形態にかかるパケット通信装置を使用した車内ネットワークについて、接続を示すブロック図である。アイソクロナス・パケットの送信装置108、受信装置109、110がIEEE1394バス200で接続される。
送信装置108はサイクル・タイマー1、CRC演算部2、CRC変更部3、サイクル・スタート・パケット生成部4、1394ブロック5、ビデオI/F7、オーディオI/F21、2つのFIFO6、2つのアイソクロナス・パケット生成部12、セレクタ14を備える。サイクル・タイマー1、CRC演算部2、CRC変更部3、サイクル・スタート・パケット生成部4によってサイクル・スタート・パケットが生成されるのは前述の通りである。生成されたサイクル・スタート・パケットは1394ブロック5を介してIEEE1394バス200上に送信され、受信装置109、110へ転送される。
送信装置108にはDVDプレイヤー105が接続され、ビデオI/F7、FIFO6を介して、アイソクロナス・パケット生成部12においてDVDの映像データのアイソクロナス・パケットが生成される。また、送信装置108には音声放送受信機のチューナー111が接続され、オーディオI/F21、FIFO6を介して、アイソクロナス・パケット生成部12において音声放送受信機の音声データのアイソクロナス・パケットが生成される。各アイソクロナス・パケット生成部12で生成されるアイソクロナス・パケットはセレクタ14に入力される。
送信装置108が備えるCRC変更部3がスルー側と反転側とのどちらを出力するか、及びセレクタ14が2つのアイソクロナス・パケット生成部12のうち、どちらから入力されるアイソクロナス・パケットを選択して出力するかを、スイッチ112によって切り替えることができる。
受信装置109、110はそれぞれ1394ブロック5、パケット選択部22、CRC抽出部8、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10、ANDゲート11、アイソクロナス・パケット受信部23、FIFO6、オーディオI/F21又はビデオI/F7を備える。受信装置109はさらに反転側の入力が出力されるように設定されたCRC変更部3を備える。受信装置109にはスピーカー113が接続される。一方、受信装置110には表示装置103が接続される。IEEE1394バス200を介して送信装置108から転送されるサイクル・スタート・パケット及びアイソクロナス・パケットは、受信装置109、110において1394ブロック5を介してパケット選択部22に入力される。サイクル・スタート・パケットであればCRC抽出部8に、アイソクロナス・パケットであればアイソクロナス・パケット受信部23に、それぞれ出力される。
CRC抽出部8に入力されるサイクル・スタート・パケットは、前述の通りサイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10それぞれで確認される。その確認結果はANDゲート11に入力され、ANDゲート11の出力はアイソクロナス・パケット受信部23のイネーブル端子ENに接続される。したがって、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9、CRCチェック部10それぞれの確認結果がともに正常であると認識された場合に、アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルがアサートされる。アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルがアサートされると、送信装置108から送信されるアイソクロナス・パケットが、FIFO6、オーディオI/F21又はビデオI/F7を介して、スピーカー113又は表示装置103に出力される。
このように構成された第6実施形態の作用を説明する。スイッチ112によって、送信装置108が備えるCRC変更部3がスルー側を出力し、セレクタ14が2つのアイソクロナス・パケット生成部12のうちDVDプレイヤー105側のアイソクロナス・パケットを出力するように設定されている場合を考える。この場合、IEEE1394バス200には通常のサイクル・スタート・パケットと、DVDの映像データのアイソクロナス・パケットとが転送される。そのため、送信装置108から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えない受信装置110において、サイクル・スタート・フォーマットチェック部9及びCRCチェック部10による確認結果が正常であると認識される。したがって、受信装置110において、アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルがアサートされ、DVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットが受信され表示装置103に出力される。
一方、受信装置109が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されている。そのため、送信装置108から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備える受信装置109において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識されない。したがって、受信装置109において、アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルはアサートされないため、DVDプレイヤー105の映像データのアイソクロナス・パケットは受信されずスピーカー113には出力されない。
ここで、例えば、ラジオの音楽を聞くために、送信装置108が備えるCRC変更部3が反転側を出力し、セレクタ14が2つのアイソクロナス・パケット生成部12のうち音声放送受信機のチューナー111側のアイソクロナス・パケットを出力するようにスイッチ112が切り替えられる場合を考える。この場合、IEEE1394バス200にはCRCデータが反転されたサイクル・スタート・パケットと、音声放送受信機の音声データのアイソクロナス・パケットとが転送される。そのため、送信装置108から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備えない受信装置110において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識されない。したがって、受信装置110において、アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルはアサートされないため、音声放送受信機のチューナー111の音声データのアイソクロナス・パケットは受信されず表示装置103への出力が停止される。
一方、受信装置109が備えるCRC変更部3は、反転側の入力が出力されるように設定されているため、送信装置108から送信されるサイクル・スタート・パケットは、CRC変更部3を備える受信装置109において、CRCチェック部10による確認結果が正常であると認識される。したがって、受信装置109において、アイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルがアサートされ、音声放送受信機のチューナー111の音声データのアイソクロナス・パケットが受信されスピーカー113に出力される。
図18はここまで説明された第6実施形態におけるIEEE1394バス200上のパケット転送の様子を、図19は表示装置103、スピーカー113に出力される内容を、それぞれ示す。前述されたように本発明の第6実施形態では、送信装置108が備えるCRC変更部3において、送信装置108から送信されるサイクル・スタート・パケットのCRCデータについて、スルー側と反転側とが切り替えられる。受信装置109、110のうち、適合するサイクル・スタート・パケットを受け取った受信装置のみアイソクロナス・パケット受信部23へのイネーブルがアサートされ、アイソクロナス・パケットを受信することができる。これにより、図18に示されるようにIEEE1394バス200上に転送されるアイソクロナス・パケットを、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能となる。その結果、表示装置103、スピーカー113には、図19に示されるように、DVDの映像、音声放送受信機の音声がそれぞれ出力される。
このように、サイクル・スタート・パケットがアイソクロナス・パケットの受信装置側からでなく送信装置側から送信される例においても、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなくアイソクロナス・パケットを切り替えることが可能となる。また、受信装置109、110のうち、アイソクロナス・パケットを受信しない側の装置では出力がされないため、消費電力を抑えることができる効果も得られる。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
アイソクロナス・サイクルは、一定のサイクルの一例である。
アイソクロナス転送は、一定のサイクルで時間管理されたパケット通信の一例である。
サイクル・スタート・パケットは、第1のパケットの一例である。
CRC及びトランザクション・ラベルtlは、第1のパケットの一部の一例である。
CRCは、冗長ビットの一例である。
CRC変更部3は、冗長ビット変更部の一例である。
アイソクロナス・パケットは、第2のパケットの一例である。
以上、詳細に説明したように、本発明の第1〜第6実施形態によれば、アイソクロナス・パケットの受信装置100又は109と送信装置101又は108とにCRC変更部3が備えられる。これにより、IEEE1394バス200上に転送されるアイソクロナス・パケットを、帯域の開放と帯域の確保との手続きをすることなく切り替えることが可能となる。その結果、バスの帯域を有効に使用することができ、消費電力を抑えることができる効果も得られる。
また、本発明の第2〜第4実施形態によれば、受信装置100はCRC変更部3に加えて切替レジスタ13と、セレクタ14とを備える。切替レジスタ13の出力に応じて、サイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlをセレクタ14が選択する。これにより、トランザクション・ラベルtlを用いてアイソクロナス・パケットの切り替えを行うことができる。
また、本発明の第3、第4実施形態によれば、受信装置100と送信装置101とが、入力装置のステータス情報を格納するステータス格納レジスタ17及びステータス格納レジスタ17と接続されるMPU106とを備える。これにより、入力装置のステータス情報を監視して、MPU106によってCRC変更部3及び切替レジスタ13を制御することができる。したがって、転送されるアイソクロナス・パケットを入力装置のステータス情報により切り替えることが可能となる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施形態ではサイクル・スタート・パケットのheader_CRCを変更し、転送されるアイソクロナス・パケットの切り替えを行う例が示されたが、これに限られない。トランザクション・ラベルtlのみを変更しても本発明の目的は達成される。トランザクション・ラベルtlのみによってアイソクロナス・パケットの切り替えを行う例を、図20に第7実施形態として示す。図20に示されるアイソクロナス・パケットの送信装置101は、従来は1つであるtlチェック部15を3つ備える。これにより、サイクル・スタート・パケットのトランザクション・ラベルtlを確認して、3種類のアイソクロナス・パケットをサイクル・スタート・パケットの受信に応じて自動で切り替えることができる。したがって、アイソクロナス・パケットの送信装置101は、受信装置100に接続される表示装置103に出力されないアイソクロナス・パケットを送信しないため、バスの帯域を有効に使用することができ、消費電力を抑えることができる効果も得られる。
このように、本発明において変更されるサイクル・スタート・パケットの一部はCRCに限られない。変更されても支障のないものであれば、サイクル・スタート・パケットのCRC以外のコンポーネントが変更されるように構成されてもよい。また、CRC変更部3では反転によりCRCが変更されたが、変更の仕方はこれに限られないことは言うまでもない。アイソクロナス・サイクルに区別がつけられるような変更の仕方であればよい。
また、前記実施形態では2乃至3種類のアイソクロナス・パケットが切り替えられる例が示されたが、3種類以上のアイソクロナス・パケットが切り替えられてもよいのは言うまでもない。さらに、本発明はIEEE1394規格以外の規格にも適用され得る。
第1実施形態の接続を示すブロック図である。 CRC変更部3の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態の1394バス上のパケット転送を示す図である。 第1実施形態の出力例を示す図である。 第2実施形態の装置を示すブロック図である。 第2実施形態の接続を示すブロック図である。 第2実施形態の1394バス上のパケット転送を示す図である。 第2実施形態の出力例を示す図である。 第3実施形態の装置を示すブロック図(その1)である。 第3実施形態の装置を示すブロック図(その2)である。 第3実施形態の接続を示すブロック図である。 第3実施形態の1394バス上のパケット転送を示す図である。 第3実施形態の出力例を示す図である。 第4実施形態の装置を示すブロック図である。 第4実施形態の1394バス上のパケット転送を示す図である。 第5実施形態の接続を示すブロック図である。 第6実施形態の接続を示すブロック図である。 第6実施形態の1394バス上のパケット転送を示す図である。 第6実施形態の出力例を示す図である。 第7実施形態の接続を示すブロック図である。 サイクル・スタート・パケットのフォーマットを示す図である。 従来の1394バス上のパケット転送を示す図(その1)である。 従来の出力例を示す図である。 従来の1394バス上のパケット転送を示す図(その2)である。
3 CRC変更部
13 切替レジスタ
14 セレクタ
17 ステータス格納レジスタ
100、109、110 受信装置
101、102、108 送信装置
106 MPU

Claims (4)

  1. 複数の受信装置にパケット通信を送信し、一定のサイクルで時間管理された前記パケット通信により転送するパケットを通信する送信装置であって、
    前記送信装置は、
    前記一定のサイクル毎に前記送信装置から前記複数の受信装置に転送されるサイクル・スタート・パケットに含まれ所定の論理値を有するビット列の少なくとも1ビットのビット信号について論理値を反転する論理反転部と、
    前記ビット信号と、前記論理反転部から出力されるビット信号との何れか一方を選択するセレクタ部とを備え、
    前記セレクタ部が前記ビット信号を選択した場合は、前記複数の受信装置に、反転した前記論理値を含まない前記サイクル・スタート・パケットを転送し、前記セレクタ部が前記出力されるビット信号を選択した場合は、前記複数の受信装置に、反転した前記論理値を含む前記サイクル・スタート・パケットを転送
    前記セレクタ部が前記ビット信号を選択した場合は、反転した前記論理値を含まない前記サイクル・スタート・パケットを転送した後、前記送信装置と、前記複数の受信装置の中の受信した前記ビット信号の論理値を反転しない受信装置との間で通信が行われ、前記セレクタ部が前記出力されるビット信号を選択した場合は、反転した前記論理値を含む前記サイクル・スタート・パケットを転送した後、前記送信装置と、前記複数の受信装置の中の受信した前記ビット信号の論理値を反転する受信装置との間で通信が行われることを特徴とする送信装置。
  2. 前記時間管理されたパケット通信はIEEE1394規格でサポートされるアイソクロナス転送であり、
    前記サイクル・スタート・パケットの構造はIEEE1394規格に準拠し、
    前記サイクル・スタート・パケットの前記ビット信号とはCRCデータであることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 複数の受信装置との間でパケット通信を行う送信装置における、一定のサイクルで時間管理されたパケット通信により転送されるパケットを通信するパケット通信方法であって、
    前記一定のサイクル毎に前記送信装置から前記複数の受信装置に転送されるサイクル・スタート・パケットに含まれ所定の論理値を有するビット列の少なくとも1ビットのビット信号について論理値を反転するステップと、
    前記ビット信号と、前記反転のステップから出力されるビット信号との何れか一方を選択するステップとを有し、
    前記選択のステップで前記ビット信号を選択した場合は、前記送信装置から前記複数の受信装置に、反転した前記論理値を含まない前記サイクル・スタート・パケットが転送され、前記選択のステップで前記反転のステップから出力されるビット信号を選択した場合は、前記送信装置から前記複数の受信装置に、反転した前記論理値を含む前記サイクル・スタート・パケットが転送され
    前記選択のステップで前記ビット信号を選択した場合は、反転した前記論理値を含まない前記サイクル・スタート・パケットが転送された後、前記送信装置と、前記複数の受信装置の中の受信した前記ビット信号の論理値を反転しない受信装置との間で通信が行われ、前記選択のステップで前記反転のステップから出力されるビット信号を選択した場合は、反転した前記論理値を含む前記サイクル・スタート・パケットが転送された後、前記送信装置と、前記複数の受信装置の中の受信した前記ビット信号の論理値を反転する受信装置との間で通信が行われることを特徴とするパケット通信方法。
  4. 前記時間管理されたパケット通信はIEEE1394規格でサポートされるアイソクロナス転送であり、
    前記サイクル・スタート・パケットの構造はIEEE1394規格に準拠し、
    前記サイクル・スタート・パケットの前記ビット信号とはCRCデータであることを特徴とする請求項に記載のパケット通信方法。
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