JP2010171858A - データの通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ抜けを低減することのできるデータの通信方法を提供する。
【解決手段】所定サイズの単位データ毎に分割されるデータをアイソクロナス転送するデータの通信方法であって、所定の転送サイクルにおいて、所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを転送する。本Isoサイクルにおいて、その本Isoサイクルの1つ前のIsoサイクルに転送された前Isoサイクルデータと、その前Isoサイクルデータの次の本Isoサイクルデータとを含むIsoパケットPIを転送する。
【選択図】図5

Description

本発明は、データの通信方法及び通信装置に関するものである。
大量のデータであって連続性が要求される音声データや画像データの転送には、リアルタイム性の発揮されるIEEE1394プロトコルやIDB−1394プロトコルが注目されている。これらのプロトコルは、ある一定の周期(例えば、125μs)毎に必ずデータ転送のできる転送モード、いわゆるアイソクロナス(Isochronous)転送モード(Iso転送モード)を備えている。すなわち、受信側ノードに転送される音声データの転送時刻が不規則になると、音楽等を再生したときに不連続となりリアリティに欠ける。そこで、Iso転送モードにて、常に一定の時刻毎に音声データを転送すれば、リアリティのある音楽を再生することができる。なお、このようなIEEE1394プロトコルを採用したIEEE1394コントローラとしては、例えば特許文献1が知られている。
特開平10−023101号公報
ところで、Iso転送モードにてパケット(Isoパケット)をバス上に転送しているときに、そのバスにノイズが乗ると、Isoパケットのデータが破壊される場合がある。すると、そのIsoパケットを受信した受信側ノードでは、例えばCRCエラーなどによってデータを受信できなくなる。このようにIsoパケットの受信に失敗するとそのデータ部分が抜けてノイズとなってしまう。
データの通信方法又は通信装置で、データの抜けを低減することを目的とする。
上記目的は、所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルに転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを転送するデータの通信方法により達成される。
また、所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルに転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを生成するパケット生成手段を備える通信装置により達成される。
開示のデータの通信方法及び通信装置によれば、データの抜けを低減することができるという効果を奏する。
送信側ノードの内部構成を示すブロック図。 受信側ノードの内部構成を示すブロック図。 ネットワークシステムを示すブロック図。 従来のIso転送を説明するための説明図。 本実施形態のIso転送を説明するための説明図。 Isoパケットを説明するための説明図。 Isoパケットの受信方法を説明するためのフローチャート。 (a)、(b)はそれぞれ、変形例におけるIsoパケットを説明するための説明図。 変形例におけるIso転送を説明するための説明図。 変形例における送信側ノードの内部構成を示すブロック図。 変形例における受信側ノードの内部構成を示すブロック図。 変形例における受信側ノードの内部構成を示すブロック図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図3は、シリアルインターフェースの車載用規格であるIDB−1394規格に準拠したネットワークシステム(トポロジ)を示す。ノードAにはIDB−1394バスケーブル(バスケーブル)1aを介してノードBが接続され、ノードBにはバスケーブル1bを介してノードCが接続されている。なお、ノードA〜Cは、例えばナビゲーション装置、フロントディスプレイ、リアディスプレイ等の接続ポイントの総称である。ここでは、ノードAはナビゲーション装置等の送信側ノードであり、ノードB,Cはフロントディスプレイやリアディスプレイ等の受信側ノードである。
次に、ノードAの内部構成について図1に従って説明する。
図1に示すように、ノードAは、車載用1394コントローラ(IPC)10Aと、IPC10Aを制御する制御CPU20とを備える。IPC10Aは、オーディオインターフェース30aと、映像インターフェース30bと、FIFOブロック40a,40bと、リンク層処理回路50と、物理層処理回路51と、ポート回路52とを備える。
オーディオインターフェース30a及び映像インターフェース30bは、チューナやDVD再生装置などから入力される音声データ及び映像データをFIFOブロック40a,40bにそれぞれ供給する。
FIFOブロック40aは、オーディオインターフェース30aから供給される音声データを所定のサイズ(例えばAudio and Music Data Transmissionプロトコルに対応したサイズ)の単位データ毎に分割して一時格納し、その分割した音声データをリンク層処理回路50に出力する。FIFOブロック40bは、映像インターフェース30bから供給される映像データを所定のサイズ(例えばAVCプロトコルに対応したサイズ)の単位データ毎に分割して一時格納し、その分割した映像データをリンク層処理回路50に出力する。
リンク層処理回路50は、FIFOブロック40a,40bから入力されるデータに基づいて、Iso転送モードにて転送されるアイソクロナスパケット(Isoパケット)PIを生成し、そのIsoパケットPIを物理層処理回路51に出力する。物理層処理回路51は、リンク層処理回路50から入力されるIsoパケットPIをポート回路52に出力する。このとき、物理層処理回路51は、リンク層処理回路50が扱う論理信号を電気信号に変換する役割を果たす。
ポート回路52は、バスケーブル1aを介してノードBのIPC10Bに接続されている。このポート回路52は、物理層処理回路51から入力される電気信号(IsoパケットPI)をIDB−1394規格の電気信号に変換して、その変換後のIsoパケットPIをIso転送モードにてバス上に転送する。
ここで、Iso転送について図4に従って説明する。なお、図4では、説明の便宜上、2種類のIsoパケットを2段に分けて示したが、実際には各Isoパケットは時分割で転送される。
図4の破線で示すように、Iso転送は、略一定の周期(例えば125μs)毎に実行される。この通信サイクルをアイソクロナスサイクル(Isoサイクル)と呼ぶ。
ところで、音声データや映像データのように大量のデータは、1つのIsoサイクル中の1つのIsoパケットでは全てを転送することができない。そこで、Iso転送モードでは、その大量のデータを所定のサイズ毎に複数のブロックに分割して、複数のIsoサイクルにまたがって転送するようになっている。このとき、Iso転送モードでは、データ転送に先立って、Isoサイクルにおいてデータ転送するのに必要なアイソクロナスチャネル番号(チャネル番号)CH及び帯域幅を確保することにより、略一定の周期毎のデータ転送を保証している。
具体的には、Isoパケットを転送しようとするノードは、データ転送に先立って、アイソクロナス・リソースマネージャからチャネル番号CH及び帯域幅を取得する。なお、チャネル番号CH及び帯域幅は、アイソクロナス・リソースマネージャの公開するレジスタを書き換えることにより取得される。
次に、トポロジ内のサイクルマスタノードは、図4に示すように、Isoサイクルの開始を示すサイクル・スタート・パケットCSを発行する。そのサイクル・スタート・パケットCSを受信した各ノードは、時刻調整を行う。続いて、Isoパケットを送信しようとするノードは、所定のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってからアービトレーションを開始し、バスの獲得後、上記取得したチャネル番号(図4ではCH1)でIsoパケット(1−1)を送信する。
上記Isoパケット(1−1)送信後、アイソクロナスギャップが経過すると、別のチャネル番号(図4ではCH2)でIsoパケットを送信しようとするノードがアービトレーションを開始し、バスの獲得後、Isoパケット(2−1)を送信する。このアービトレーションからIsoパケット送信までの動作を、与えられているチャネル番号CH分繰り返し行ってIso転送が全て終了すると、アシンクロナス転送を行うことができる。ここでは、このアシンクロナス転送についての説明は割愛する。
このように、各Isoパケット毎に異なるチャネル番号(CH1,CH2)を割り当てることによって、1つのIsoサイクルにおいて、複数種のIsoパケットを送信することができる。Isoパケットを受信するノードは、自分が欲しいチャネル番号CHを持つIsoパケットのみを取り込む。なお、チャネル番号CHは、送信先のアドレスを示すわけではなく、各Isoパケットを識別するための論理的な番号を与えているに過ぎない。このため、2つ以上のノードが同一のチャネル番号CHを持つIsoパケットを受信することも可能である。
そして、Isoサイクル内の全てのパケット転送終了後、所定のアイドル期間が経過すると、サイクルマスタは、次のIsoサイクルの開始を示すサイクル・スタート・パケットCSを発行する。すると、上述したアービトレーションからパケット転送までの動作が繰り返し実行され、略一定の周期毎に一連のIsoパケット(1−2,1−3…、又は2−2,2−3…)がIso転送される。このとき、一連のIsoパケットは複数のIsoサイクルにまたがって同一のチャネル番号CHで転送される。
このように、略一定の周期毎のデータ転送が保証されることにより、リアルタイム性が保証される。但し、図4に示すように、例えばチャネル番号CH1で送信されるIsoパケット(1−2)がノイズによってそのデータが破壊されると、受信側ノードにおいてCRCエラーとなる。このようにCRCエラーと判断されたIsoパケット(1−2)は、受信側ノードで破棄されてしまう。このため、図4に示す従来の転送方法では、この破棄されたIsoパケット(1−2)のデータ部分が抜けてノイズとなってしまう。
そこで、本実施形態では、図5に示すように、同一のIsoパケットを2つのIsoサイクルで送信するようにした。具体的には、本Isoサイクルで送信するIsoパケットと一緒に、その本Isoサイクルの1つ前のIsoサイクルで送信したIsoパケット(データ)の一部を送信する。これにより、あるIsoサイクルでノイズなどによってデータの受信に失敗したとしても、次のIsoサイクルでその受信に失敗したデータを取得できるようになる。この転送方法を実現するための構成を以下に説明する。
図1に示すように、上記FIFOブロック40aは、入力制御回路41aと、FIFO42aと、出力制御回路43aとを備える。入力制御回路41aは、オーディオインターフェース30aから供給される音声データを、所定のサイズ(従来の転送方法における1Isoサイクルに転送するデータ量)の単位データ毎に分割してFIFO42aに順次格納する。なお、FIFO42aは、単位データを格納するFIFOメモリが複数(図1では4つ)並列に接続されている。また、各FIFOメモリは、上記所定のサイズ以上の空き容量がある場合に、書き込み可能フラグを入力制御回路41aに出力する。入力制御回路41aは、各FIFOメモリからの書き込み可能フラグに基づいて、各FIFOメモリを順次使用していく。
出力制御回路43aは、制御CPU20から入力される制御信号に応じて動作する。出力制御回路43aは、2つのFIFO42a(FIFOメモリ)に格納されている単位データを読み出し、それらの単位データをまとめてリンク層処理回路50に出力する。詳述すると、出力制御回路43aは、本Isoサイクルにおいて、1つ前のIsoサイクルにおいてはじめて読み出された単位データ(前Isoサイクルデータ)と、上記本Isoサイクルにて本来転送される単位データ(本Isoサイクルデータ)とを併せて読み出す。そして、出力制御回路43aは、それら読み出した単位データをまとめてリンク層処理回路50に出力する。具体的には、出力制御回路43aは、Isoパケットの転送開始時には、最初の単位データ(1−1)を読み出す。このとき、前Isoサイクルにて読み出されたデータが存在しないため、出力制御回路43aは、前Isoサイクルデータとしてオール0のデータを、上記単位データ(1−1)と併せてリンク層処理回路50に出力する。続いて、出力制御回路43aは、次のIsoサイクルにおいて、前Isoサイクルデータとして上記単位データ(1−1)と、本Isoサイクルデータとして単位データ(1−1)の次の単位データ(1−2)とを併せて読み出し、リンク層処理回路50に出力する。そして、出力制御回路43aは、上述のように2つのIsoサイクルにわたって読み出された単位データ(1−1)を送信完了したデータとみなす。このとき、単位データ(1−1)を格納していたFIFOメモリは、上記書き込み可能フラグを入力制御回路41aに出力する。
なお、FIFOブロック40bは、入力制御回路41bと、FIFO42bと、出力制御回路43bとを備え、FIFOブロック40aと同様に構成され同様に動作されるため、ここでは詳細な説明を省略する。
リンク層処理回路50内のパケット生成回路50aは、FIFOブロック40a,40bから入力される本Isoサイクルデータ(第2単位データ)及び前Isoサイクルデータ(第1単位データ)に基づいて、図6に示すIsoパケットPIを生成する。具体的には、パケット生成回路50aは、本Isoサイクルデータ及び前Isoサイクルデータのそれぞれに、パケットヘッダ、ヘッダCRC(Cyclic Redundancy Check)やデータCRCを付加してIsoパケットPIを生成する。このIsoパケットPIのデータ構造について以下に説明する。
図6に示すように、パケット生成回路50aにて生成されるIsoパケットPIは、従来の転送方法で転送されるIsoパケット(図6の太線参照)を2つ連結した構造である。すなわち、IsoパケットPIは、本Isoサイクルデータにパケットヘッダ、ヘッダCRC、データCRCを付加した本IsoパケットPIaの後に、前Isoサイクルデータにパケットヘッダ、ヘッダCRC、データCRCを付加した前IsoパケットPIbを連結した構造である。パケットヘッダには、データ部(本Isoサイクルデータや前Isoサイクルデータ)のデータ長、2ビットデータであるタグ、転送に使用するチャネル番号、Iso転送であることを示すtcodeや、同期コード(sy)などの情報が格納されている。ヘッダCRCには、パケットヘッダに対して所定の方式により生成された誤り検出符号が格納されている。データCRCには、データ部に対して所定の方式により生成された誤り検出符号が格納されている。なお、このIsoパケットPIは、従来(既存)のIsoパケットと区別するためのフラグとして、本IsoパケットPIa内の同期コード(sy)の最下位ビットを「1」に設定している。
このように生成されたIsoパケットPIは、物理層処理回路51及びポート回路52を介してバスケーブル1aにIso転送される。
先の図5は、このように構成されたノードAからバスケーブルに転送されるIsoパケットPIを時系列に従って示したものである。なお、図5では、説明の便宜上、2種類のIsoパケットをチャネル番号CH毎に分けて示したが、実際には各Isoパケットは時分割で転送される。また、図5では、ノードAが音声データを転送するためにチャネル番号CH1を取得しているものとし、ここではチャネル番号CH1で転送される音声データ(1−1,1−2,1−3…)についてのみ説明する。
図5に示すように、ノードAは、1回目のIsoサイクルにおいて、本Isoサイクルデータとして単位データ(1−1)を含む本IsoパケットPIaとオール0データを含む前IsoパケットPIbとを連結したIsoパケットPIを生成する。そして、ノードAは、チャネル番号CH1でそのIsoパケットPIをバス上に転送する。
次の2回目のIsoサイクルにおいて、ノードAは、1つ前のIsoサイクルで転送された単位データ(1−1)を前Isoサイクルデータとして含む前IsoパケットPIbと、その単位データ(1−1)の次の単位データ(1−2)を本Isoサイクルデータとして含む本IsoパケットPIaとを連結したIsoパケットPIを生成する。そして、ノードAは、チャネル番号CH1でそのIsoパケットPIをバス上に転送する。
次の3回目のIsoサイクルにおいて、ノードAは、1つ前のIsoサイクルで転送された単位データ(1−2)を前Isoサイクルデータとして含む前IsoパケットPIbと、その単位データ(1−2)の次の単位データ(1−3)を本Isoサイクルデータとして含む本IsoパケットPIaとを連結したIsoパケットPIを生成する。そして、ノードAは、チャネル番号CH1でそのIsoパケットPIをバス上に転送する。
このように本実施形態の転送方法では、1つの単位データを2つのIsoサイクルで転送している。例えば単位データ(1−2)を2回目のIsoサイクルと3回目のIsoサイクルで転送している。これにより、図5に示すように、2回目のIsoサイクルで転送されるIsoパケットPIのデータがノイズによって破壊されて単位データ(1−2)の受信に失敗しても、次の3回目のIsoサイクルでその単位データ(1−2)が再度転送されるため、その3回目のIsoサイクルで単位データ(1−2)を取得することができる。従って、データの抜けを低減することができる。
次に、上記IsoパケットPIを受信するノードBのIPC10Bの内部構成について図2に従って説明する。なお、ノードCもノードBのIPC10Bと同様のIPCを備える。
ノードBのIPC10B内のポート回路52は、バスケーブル1aを介してノードAに接続されている。このポート回路52は、バスケーブル1aを介して受け取る電気信号(IsoパケットPI)を装置内部で扱う電気信号に変換して物理層処理回路51に出力する。
物理層処理回路51は、ポート回路52から入力される電気信号(IsoパケットPI)をリンク層処理回路50に出力する。このとき、物理層処理回路51は、電気信号をリンク層処理回路50が扱う論理信号に変換する役割を果たす。
リンク層処理回路50は、物理層処理回路51から入力されるIsoパケットPIのフォーマットチェックを行い、IsoパケットPIのパケットヘッダ内のチャネル番号CHに基づいて受信対象のIsoパケットであるか否かを判断する。リンク層処理回路50は、自分の欲しいチャネル番号CHのIsoパケットPIであるときに、ヘッダCRC(図6参照)に基づいてパケットヘッダに対するCRCチェックを行う。また、リンク層処理回路50は、データCRCに基づいてデータ部(本Isoサイクルデータ、前Isoサイクルデータ)に対するCRCチェックを行う。これらCRCチェックの結果に基づいて、リンク層処理回路50は、IsoパケットPIにエラーが存在するか否かを判断する。そして、リンク層処理回路50は、IsoパケットPIにエラーが存在しない場合には、当該IsoパケットPIをFIFOブロック60に出力する。
一方、リンク層処理回路50は、IsoパケットPIにエラーが存在する場合(CRCエラーと判断した場合)には、当該IsoパケットPIを破棄する。このとき、リンク層処理回路50内の判定回路50bは、IsoパケットPIの受信に失敗したことを示す受信失敗フラグ70を設定する。
FIFOブロック60は、IsoパケットPIから分離したデータ部を一時格納し、そのデータ部をオーディオインターフェース30a又は映像インターフェース30bに出力する。このFIFOブロック60は、入力制御回路61と、単位データを格納するFIFOメモリが複数(図2では2つ)並列に接続されたFIFO62と、出力制御回路63とを備える。
入力制御回路61は、リンク層処理回路50から入力されるIsoパケットPIのパケットヘッダとデータ部とを分離する。具体的には、入力制御回路61は、本IsoパケットPIaのパケットヘッダとデータ部(本Isoサイクルデータ)とを分離するとともに、前IsoパケットPIbのパケットヘッダとデータ部(前Isoサイクルデータ)とを分離する。そして、入力制御回路61は、本Isoサイクルデータと前Isoサイクルデータとを分離し、それぞれ別々のFIFO62(FIFOメモリ)に格納する。また、入力制御回路61は、パケットヘッダの情報に基づいて、データ部(本Isoサイクルデータ及び前Isoサイクルデータ)が音声データであるか映像データであるかを判断し、その判断結果を出力制御回路63に出力する。
出力制御回路63は、受信失敗フラグ70を参照して、本Isoサイクルデータ及び前Isoサイクルデータの少なくとも一方をFIFO62から読み出す。すなわち、出力制御回路63は、受信失敗フラグ70が設定されていない場合には、FIFO62から本Isoサイクルデータのみを読み出す。一方、出力制御回路63は、受信失敗フラグ70が設定されている場合には、まずFIFO62から前Isoサイクルデータを読み出し、続いて本Isoサイクルデータを読み出す。そして、出力制御回路63は、入力制御回路61からの判断結果に応じて、FIFO62から読み出したデータをオーディオインターフェース30a又は映像インターフェース30bに出力する。
オーディオインターフェース30a及び映像インターフェース30bは、FIFOブロック60から入力されるデータをデコーダ(図示略)に出力する。そして、そのデコーダで復号化されたデータがディスプレイやスピーカなどに出力されることにより、音楽や映像などが得られる。
次に、このように構成されたノードBにおけるIsoパケットの受信方法について図7に従って説明する。
今、図5の2回目のIsoサイクルが開始され、本Isoサイクルデータ(1−2)及び前Isoサイクルデータ(1−1)を含むIsoパケットPIが受信側ノードBで受信される(図7のステップS1)。すると、ノードBのリンク層処理回路50は、CRCチェックを行ってIsoパケットPIにエラーが存在するか否かを判断する。このとき、上記IsoパケットPIのデータがノイズによって破壊されている場合には、CRCチェックでエラーが検出されてIsoパケットPIが破棄されるため、IsoパケットPIを受信することができない。このようにIsoパケットPIの受信に失敗すると(ステップS2においてNo)、判定回路50bによって受信失敗フラグ70が設定される(ステップS3)。すなわち、ここでは本Isoサイクルデータである単位データ(1−2)を受信できていない。
次に、図5の3回目のIsoサイクルが開始され、本Isoサイクルデータ(1−3)及び前Isoサイクルデータ(1−2)を含むIsoパケットPIが受信側ノードBで受信され(ステップS1)、CRCチェックが行われる。そのCRCチェックの結果、IsoパケットPIにエラーが存在しないと判断された場合には、リンク層処理回路50からFIFOブロック60にIsoパケットPIが転送される(ステップS2においてYes)。すると、入力制御回路61は、IsoパケットPI内の本Isoサイクルデータ(1−3)と前Isoサイクルデータ(1−2)とを分離し、それぞれ別々のFIFO62(FIFOメモリ)に格納する(ステップS4)。続いて、出力制御回路63は、受信失敗フラグ70を参照することにより、前IsoサイクルでIsoパケットPIの受信に失敗したかを判定する。ここでは、前IsoサイクルでIsoパケットPIの受信に失敗して受信失敗フラグ70が設定されている(ステップS5においてYes)。この場合には、出力制御回路63は、まず前Isoサイクルデータである単位データ(1−2)をオーディオインターフェース30aに出力する(ステップS6)。続いて、出力制御回路63は、本Isoサイクルデータである単位データ(1−3)をオーディオインターフェース30aに出力する(ステップS7)。これにより、前Isoサイクルで受信に失敗した単位データ(1−2)を次のIsoサイクルで取得することができ、データの抜けを低減することができる。
なお、上記ステップS5において受信失敗フラグ70が設定されていない場合には、出力制御回路63は、前IsoサイクルでIsoパケットPIの受信に失敗していないと判断する(ステップS5においてNo)。この場合には、出力制御回路63は、ステップS6を省略し、本Isoサイクルデータである単位データ(1−3)のみをオーディオインターフェース30aに出力する(ステップS7)。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本Isoサイクルにおいて、その本Isoサイクルの1つ前のIsoサイクルで転送した前Isoサイクルデータと、本Isoサイクルで本来転送される本Isoサイクルデータとを含むIsoパケットPIを生成し、そのIsoパケットPIを転送するようにした。これにより、上記1つ前のIsoサイクルでIsoパケット(単位データ)の受信に失敗したとしても、次のIsoサイクルである本Isoサイクルにおいてその単位データを前Isoサイクルデータとして取得することができる。従って、データの抜けを低減することができる。
(2)前IsoサイクルでIsoパケットPIの受信に失敗したときに、本Isoサイクルにおいて受信に成功したIsoパケットPI内の前Isoサイクルデータと本IsoサイクルデータとをFIFO62から読み出す出力制御回路63を備える。これにより、前Isoサイクルで所定の単位データの受信に失敗したとしても、次の本IsoサイクルにおいてIsoパケットPIの受信にさえ成功すれば、そのIsoパケットPIの前Isoサイクルデータである上記所定の単位データを確実に取得することができる。従って、データの抜けを低減することができる。
(3)データの抜けを低減する方法としては、同一のデータ(単位データ)を時間をずらして2つのチャネル番号で転送する方法が考えられる。しかし、2つのチャネル番号で転送すると、図4のIso転送で説明したように、そのデータを含むIsoパケットを連続して転送しようとしても、それらIsoパケット間にはアイソクロナスギャップが必要となる。
これに対して、本実施形態の転送方法では、1つのIsoパケットPI内に本Isoサイクルデータを含む本IsoパケットPIaと前Isoサイクルデータを含む前IsoパケットPIbとを連結して転送している。このため、これら本IsoパケットPIaと前IsoパケットPIbとの間にアイソクロナスギャップを必要とせずに、双方のパケットを連続して転送することができる。従って、2つのチャネル番号で同一のデータを転送する場合に比べて、アイソクロナスギャップの分だけ使用帯域の増大を低減することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、IsoパケットPI単位でCRCチェックを行うようにしたが、本IsoパケットPIa単位及び前IsoパケットPIb単位でCRCチェックを行うようにしてもよい。これにより、例えば前IsoパケットPIbにエラーが存在しても、本IsoパケットPIaにエラーが存在しなければ、本IsoパケットPIaのみを受信することができる。従って、無駄にデータが破棄されることを抑制することができる。
・上記実施形態におけるIsoパケットPIのデータ構造に特に制限されない。例えばIsoパケットPIを図8(a)に示すデータ構造に変更してもよい。すなわち、図8(a)に示すように、前IsoパケットPIbのパケットヘッダ及びヘッダCRCを省略し、データ部に本Isoサイクルデータと前Isoサイクルデータとを連結して格納するようにしてもよい。この場合、データCRCには、本Isoサイクルデータ及び前Isoサイクルデータを含むデータ部に対して所定の方式により生成された誤り検出符号が格納される。このようなデータ構造とすることにより、パケットヘッダ及びヘッダCRCを省略した分だけ、IsoパケットPIのデータ容量を減らすことができる。
なお、このIsoパケットPIのパケットヘッダに格納されたデータ長は、データ部全体(本Isoサイクルデータと前Isoサイクルデータとの合計)のデータ長を示すものである。そこで、図8(a)に示すように、例えばデータ部の先頭に、本Isoサイクルデータのデータ長と前Isoサイクルデータのデータ長をそれぞれ示す情報を格納するようにしてもよい。これらの情報を格納しておくことで、FIFOブロック60の入力制御回路61において、本Isoサイクルデータと前Isoサイクルデータとを容易に分離することができるようになる。
また、図6及び図8(a)のIsoパケットPIでは、従来のIsoパケットと区別するためのフラグとして、パケットヘッダ内の同期コード(sy)の最下位ビットを「1」に設定するようにした。これに限らず、図8(b)に示すように、データ部の先頭に、特定のデータ(例えば0x88888888等)を付加することにより、従来のIsoパケットと区別するようにしてもよい。この場合、同期コード(sy)は、従来通りのフォーマット(最下位ビットを「0」)にする。
・図6及び図8(a)、(b)に示すIsoパケットPIでは、本Isoサイクルデータ、前Isoサイクルデータという順序で格納するようにしたが、これに限らず前Isoサイクルデータ、本Isoサイクルデータという順序で格納するようにしてもよい。
・上記実施形態では、同一の単位データを2つのIsoサイクルで送信するようにしたが、これに限らず、例えば同一のデータを3つ以上のIsoサイクル(図9では、3つのIsoサイクル)で送信するようにしてもよい。詳述すると、図9に示すように、本Isoサイクルで送信するIsoパケットと一緒に、1つ前のIsoサイクルではじめて送信した単位データと2つ前のIsoサイクルではじめて送信した単位データとを送信するようにしてもよい。具体的には、図9の3回目のIsoサイクルのように、本Isoサイクルデータである単位データ(1−3)と、1つ前のIsoサイクルではじめて送信された単位データ(1−2)と、2つ前のIsoサイクルではじめて送信された単位データ(1−1)とを含むIsoパケットPIを送信するようにしてもよい。
・図10に示されるように、送信側ノードAのIPC10Aに、IDB−1394バスの帯域利用状況を調査する利用帯域調査回路80と、帯域利用状況に応じてデータの転送方法を変更制御する送信データ制御回路81とを備えるようにしてもよい。詳述すると、利用帯域調査回路80は、例えばバスケーブル1a上に流れているパケットをカウントすることによりIDB−1394バスの帯域利用状況を検出し、その検出結果を送信データ制御回路81に出力する。送信データ制御回路81は、上記検出結果に応じて、帯域に余裕がある場合には上記実施形態における転送方法(図5参照)でデータを転送するように出力制御回路43a,43bを制御する。すなわち、帯域に余裕がある場合には、出力制御回路43a,43bは、本Isoサイクルデータと前Isoサイクルデータとをリンク層処理回路50に出力する。このとき、リンク層処理回路50内のパケット生成回路50aによって、図6や図8に示すIsoパケットPI(第1のアイソクロナスパケット)が生成される。
一方、送信データ制御回路81は、帯域に余裕がない場合には従来の転送方法(図4参照)でデータを転送するように出力制御回路43a,43bを制御する。すなわち、帯域に余裕がない場合には、出力制御回路43a,43bは、本Isoサイクルデータのみをリンク層処理回路50に出力する。このとき、パケット生成回路50aによって、データ部としての本Isoサイクルデータにパケットヘッダ、ヘッダCRC及びデータCRCが付加され、従来のIsoパケット(第2のアイソクロナスパケット)が生成される。なお、帯域に余裕があるか否かは、例えば上記実施形態における転送方法でデータを転送しても帯域に空きが残るか否かによって判断される。
このような構成により、データの抜けを低減しつつも、IDB−1394バスの帯域をより有効に利用してデータを転送することができる。
・図11に示されるように、受信側ノードBのIPC10Bに、IDB−1394バスの帯域利用状況を調査する利用帯域調査回路71と、帯域利用状況に応じて転送方法を変更するように送信側ノードに要求する変更要求回路72とを備えるようにしてもよい。詳述すると、利用帯域調査回路71は、図10の利用帯域調査回路80と同様に、IDB−1394バスの帯域利用状況を検出し、その検出結果を変更要求回路72に出力する。変更要求回路72は、上記検出結果に応じて、帯域に余裕がある場合には上記実施形態における転送方法でデータを転送するように送信側ノードAの出力制御回路43a,43bに指示(要求)する要求信号を出力する。また、変更要求回路72は、上記検出結果に応じて、帯域に余裕がない場合には従来の転送方法でデータを転送するように送信側ノードAの出力制御回路43a,43bに指示(要求)する要求信号を出力する。その要求信号を受信した送信側ノードAでは、その要求信号に応じて、上記実施形態の転送方法あるいは従来の転送方法のいずれかに変更してデータを転送する。なお、変更要求回路72から送信側ノードAに送信される要求信号は、例えばAVCコマンドを利用して送信される。
このような構成により、データの抜けを低減しつつも、IDB−1394バスの帯域をより有効に利用してデータを転送することができる。
・図12に示されるように、図11のノードBのIPC10Bに、さらにエラー回数カウント判定回路73を備えるようにしてもよい。このエラー回数カウント判定回路73は、受信失敗フラグ70を参照して、送信側ノードAから転送される従来のIsoパケットの受信に失敗した回数(CRCエラー数)をカウントすることにより、ノイズの発生状況(Isoパケットの受信失敗頻度)を検出する。エラー回数カウント判定回路73は、従来のIsoパケットの受信に連続して失敗した回数と予め設定された設定値とを比較する。そして、エラー回数カウント判定回路73は、受信失敗回数が設定値を超えたときに、データの転送方法を上記実施形態の転送方法に変更するように要求するための判定信号を変更要求回路72に出力する。変更要求回路72は、エラー回数カウント判定回路73から判定信号が入力され、且つ帯域に余裕がある場合に、上記実施形態における転送方法でデータを転送するように送信側ノードAの出力制御回路43a,43bに要求する要求信号を出力する。このような構成により、ノイズの発生状況に応じて転送方法を変更しながらデータを転送することができる。すなわち、ノイズが発生し易い状況では上記実施形態における転送方法を採用することによりデータの抜けを低減しつつ、ノイズが発生し難い状況では従来の転送を採用することにより転送するデータ量を低減することができる。
また、エラー回数カウント判定回路73は、Isoサイクルの数とその間に受信に成功したIsoパケット数とに基づいて、一定のIsoサイクルに何サイクル分のIsoパケット(データ)の受信に失敗したかをカウントするようにしてもよい。これにより、エラー回数カウント判定回路73は、ノイズの発生状況(Isoパケットの受信失敗頻度)を検出する。この場合、エラー回数カウント判定回路73は、Isoパケットの受信に失敗した回数が予め設定された設定値を超えたときに、データの転送方法を上記実施形態の転送方法に変更するように要求するための判定信号を変更要求回路72に出力する。
なお、エラー回数カウント判定回路73に設定された設定値は、ノイズが発生し易いかを判定するための値であり、予め実行されたシミュレーション等の結果に基づいて設定される。
・図12における利用帯域調査回路71を省略するようにしてもよい。とくに、車載用途で使用する場合のようにバスに接続される装置や転送されるパケットの内容が予め分かっている場合には、バスの帯域利用状況が予め分かるため、上記利用帯域調査回路71を省略してもよい。
・上記実施形態では、トポロジ内の全てのノードA〜Cが図5(又は図9)の転送方法に対応したIPC10A,10Bを備えるようにした。しかし、例えばノードCの備えるIPCが図4の転送方法のみにしか対応していない既存のIPCである場合には、そのノードCではノードAから送信されるIsoパケットPIを正常に受信することができない。そこで、バスリセットの発生時に、トポロジ内の各ノードA〜CのコンフィグレーションROMを読み出すことにより、各ノードA〜Cが図5(又は図9)の転送方法に対応しているか否かを確認する処理を行うようにしてもよい。そして、その確認処理において、図5(又は図9)の転送方法に対応していない受信側ノードが存在する場合には、送信側ノードAは図4の転送方法でデータを転送する。これにより、既存のIPCを備えるノードとトポロジを構築しても、従前通りのデータ転送を支障なく行うことができる。
・上記実施形態では、音声データと映像データを転送するときの双方で図5(又は図9)の転送方法を適用するようにした。これに限らず、特定のデータ(例えば音声データ)のみに図5の転送方法を適用するようにしてもよい。この場合、映像データは従来の転送方法(図4参照)で転送される。
・上記実施形態におけるオール0のデータの付加をパケット生成回路50aで行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、前Isoサイクルデータが存在しない場合に、オール0のデータを付加するようにした。これに限らず、例えば前Isoサイクルデータが存在しない場合には、データ部として本Isoサイクルデータのみを含む従来のIsoパケットを生成し、そのIsoパケットを転送するようにしてもよい。
・上記実施形態における送信側ノードAのIPC10Aが、受信側ノードBに備えた判定回路50b、FIFOブロック60や受信失敗フラグ70を備えるようにしてもよい。また、IPC10Aが、図11に示した利用帯域調査回路71や変更要求回路72、図12に示したエラー回数カウント判定回路73を備えるようにしてもよい。また、反対に受信側ノードBのIPC10Bが、送信側ノードAに備えたFIFOブロック40a,40bやパケット生成回路50a、図10に示した利用帯域調査回路80や送信データ制御回路81を備えるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ノードA〜CをIDB−1394規格に準拠した装置に具体化したが、これに限らず、例えばIEEE1394規格に準拠したノードに具体化してもよい。または、USB規格に準拠したノードに具体化してもよい。
以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
所定サイズの単位データ毎に分割されるデータをアイソクロナス転送するデータの通信方法であって、
所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを転送することを特徴とするデータの通信方法。
(付記2)
所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを受信するステップと、
前記アイソクロナスパケットから前記第1単位データと前記第2単位データとを分離してバッファメモリに格納するステップと、
前記1つ前の転送サイクルでアイソクロナスパケットの受信に失敗した場合に、前記所定の転送サイクルにおいて前記バッファメモリから前記第1単位データと前記第2単位データとを順に読み出すステップと、
を備えることを特徴とするデータの通信方法。
(付記3)
所定サイズの単位データ毎に分割されるデータをアイソクロナス転送する通信装置であって、
所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを生成するパケット生成回路を備えることを特徴とする通信装置。
(付記4)
前記アイソクロナス転送されるデータを前記所定サイズの単位データ毎に格納するバッファメモリと、
前記所定の転送サイクルにおいて、前記バッファメモリから読み出した前記第1単位データ及び前記第2単位データを前記パケット生成回路に出力する制御回路と、
を備えることを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記5)
前記制御回路は、バスの帯域に応じて、前記所定の転送サイクルにおいて前記第1単位データ及び前記第2単位データを出力するか、前記第2単位データのみを出力するかを変更することを特徴とする付記4に記載の通信装置。
(付記6)
前記バスの帯域利用状況を検出する利用帯域調査回路と、
前記利用帯域調査回路による検出結果に応じて、前記バスの帯域に余裕がある場合に、前記所定の転送サイクルにおいて前記第1単位データ及び前記第2単位データを出力するように前記制御回路を制御する送信データ制御回路と、
を備えることを特徴とする付記5に記載の通信装置。
(付記7)
前記パケット生成回路は、前記所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの2つ前の転送サイクルに転送された単位データと前記第1単位データと前記第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを生成するパケット生成回路を備えることを特徴とする付記3〜6のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記8)
所定の転送サイクルにおいて受信した、前記所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットから、前記第1単位データと前記第2単位データとを分離して格納するバッファメモリと、
前記1つ前の転送サイクルでアイソクロナスパケットの受信に失敗した場合に、前記所定の転送サイクルにおいて前記第1単位データと前記第2単位データとを順に前記バッファメモリから読み出す制御回路と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記9)
前記アイソクロナスパケットに対するCRCチェック結果に応じて、前記アイソクロナスパケットにエラーが存在する場合に、前記アイソクロナスパケットの受信に失敗したことを示す受信失敗フラグを設定する判定回路を備え、
前記制御回路は、前記受信失敗フラグが設定されている場合に、1つ前の転送サイクルでアイソクロナスパケットの受信に失敗したと判断することを特徴とする付記8に記載の通信装置。
(付記10)
バスの帯域に応じて、転送するアイソクロナスパケットを、データ部に前記第1単位データ及び前記第2単位データが格納された第1のアイソクロナスパケット、又はデータ部に前記第2単位データのみが格納された第2のアイソクロナスパケットに変更するように送信側ノードに要求する変更要求回路を備えることを特徴とする付記8又は9に記載の通信装置。
(付記11)
前記バスの帯域利用状況を検出する利用帯域調査回路を備え、
前記変更要求回路は、前記利用帯域調査回路による検出結果に応じて、前記バスの帯域に余裕がある場合に、前記第1のアイソクロナスパケットを転送するように送信側ノードに要求することを特徴とする付記10に記載の通信装置。
(付記12)
前記バスの帯域利用状況を検出する利用帯域調査回路と、
送信側ノードから転送されるアイソクロナスパケットの受信失敗頻度を検出し、その受信失敗頻度が予め設定された設定値を超えたときに判定信号を生成するエラー判定回路とを備え、
前記変更要求回路は、前記エラー判定回路から判定信号が入力され、且つ前記バスの帯域に余裕がある場合に、前記第1のアイソクロナスパケットを転送するように送信側ノードに要求することを特徴とする付記10に記載の通信装置。
(付記13)
前記エラー判定回路は、CRCエラー数に基づいて、又は転送サイクル数と受信したアイソクロナスパケット数とに基づいて、前記受信失敗頻度を検出することを特徴とする付記12に記載の通信装置。
(付記14)
前記第1単位データと前記第2単位データとを含む前記アイソクロナスパケットは、前記第1単位データにパケットヘッダ、ヘッダCRC及びデータCRCを付加した第1のパケットと、前記第2データにパケットヘッダ、ヘッダCRC及びデータCRCを付加した第2のパケットとを連結した構造であることを特徴とする付記3〜13のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記15)
前記第1単位データと前記第2単位データとを含む前記アイソクロナスパケットは、前記第1単位データと前記第2単位データとを連結したデータ部に対して、パケットヘッダ、ヘッダCRC及びデータCRCを付加した構造であることを特徴とする付記3〜13のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記16)
前記アイソクロナスパケットは、前記データ部の先頭に、前記第1単位データのデータ長と前記第2単位データのデータ長との情報を格納することを特徴とする付記15に記載の通信装置。
(付記17)
前記アイソクロナスパケットは、既存のアイソクロナスパケットと区別するためのフラグが設定されることを特徴とする付記14〜16のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記18)
前記フラグは、前記パケットヘッダ内の同期コードの最下位ビットを1にすることで設定されることを特徴とする付記17に記載の通信装置。
A,B,C ノード(通信装置)
10A,10B 車載用1394コントローラ
20 制御CPU
40a,40b FIFOブロック
41a,42b 入力制御回路
42a,42b FIFO(バッファメモリ)
43a,43b 出力制御回路(制御回路)
50 リンク層処理回路
50a パケット生成回路
50b 判定回路
51 物理層処理回路
60 FIFOブロック
61 入力制御回路
62 FIFO(バッファメモリ)
63 出力制御回路(制御回路)
70 受信失敗フラグ
71,80 利用帯域調査回路
72 変更要求回路
73 エラー回数カウント判定回路(エラー判定回路)
81 送信データ制御回路
PI Isoパケット(第1のアイソクロナスパケット)
PIa 本Isoパケット(第2のパケット)
PIb 前Isoパケット(第1のパケット)

Claims (8)

  1. 所定サイズの単位データ毎に分割されるデータをアイソクロナス転送するデータの通信方法であって、
    所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを転送することを特徴とするデータの通信方法。
  2. 所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを受信するステップと、
    前記アイソクロナスパケットから前記第1単位データと前記第2単位データとを分離してバッファメモリに格納するステップと、
    前記1つ前の転送サイクルでアイソクロナスパケットの受信に失敗した場合に、前記所定の転送サイクルにおいて前記バッファメモリから前記第1単位データと前記第2単位データとを順に読み出すステップと、
    を備えることを特徴とするデータの通信方法。
  3. 所定サイズの単位データ毎に分割されるデータをアイソクロナス転送する通信装置であって、
    所定の転送サイクルにおいて、該所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットを生成するパケット生成回路を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 前記アイソクロナス転送されるデータを前記所定サイズの単位データ毎に格納するバッファメモリと、
    前記所定の転送サイクルにおいて、前記バッファメモリから読み出した前記第1単位データ及び前記第2単位データを前記パケット生成回路に出力する制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記制御回路は、バスの帯域に応じて、前記所定の転送サイクルにおいて前記第1単位データ及び前記第2単位データを出力するか、前記第2単位データのみを出力するかを変更することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 所定の転送サイクルにおいて受信した、前記所定の転送サイクルの1つ前の転送サイクルで転送された第1単位データと、該第1単位データの次の第2単位データとを含むアイソクロナスパケットから、前記第1単位データと前記第2単位データとを分離して格納するバッファメモリと、
    前記1つ前の転送サイクルでアイソクロナスパケットの受信に失敗した場合に、前記所定の転送サイクルにおいて前記第1単位データと前記第2単位データとを順に前記バッファメモリから読み出す制御回路と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  7. バスの帯域に応じて、転送するアイソクロナスパケットを、データ部に前記第1単位データ及び前記第2単位データが格納された第1のアイソクロナスパケット、又はデータ部に前記第2単位データのみが格納された第2のアイソクロナスパケットに変更するように送信側ノードに要求する変更要求回路を備えることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記第1単位データと前記第2単位データとを含む前記アイソクロナスパケットは、前記第1単位データと前記第2単位データとを連結したデータ部に対して、パケットヘッダ、ヘッダCRC及びデータCRCを付加した構造であることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1つに記載の通信装置。
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