JP5814100B2 - 分割掘削によるラップルコンクリート施工方法 - Google Patents

分割掘削によるラップルコンクリート施工方法 Download PDF

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本発明は、支持地盤が基礎底から比較的浅い場合に独立型基礎を構築する際における分割掘削によるラップルコンクリート施工方法に関するものである。
従来、構造物を構築する際に、比較的浅い地盤層に基礎を構築するときに、支持地盤層に至るまで、無筋のコンクリートを打設してこれを支持地盤として本体基礎を構築する工法が行われている。例えば、特許文献1に記載されているように、予めラップルコンクリート基礎形状に適合した型枠を製作しておき、その型枠を所定の地盤までの掘削部にセットして、その型枠にラップルコンクリートを打設して、精度の高いラップルコンクリートを構築するとともに、型枠を予め製作しておくので、埋め戻しの掘削量を最小限に抑えることができる、という工法が知られている。
特開平5−214732号公報
しかし、従来のラップルコンクリート施工方法においては、掘削深さが深い場合には、図7に示すように、支保工として、山留壁に崩落防止用の水平切梁とその棚杭とが必要となる。ラップルコン部分の掘削には、一次掘削の底に構台から掘削重機を下ろして掘削するので、前記水平切梁や棚杭が存在すると、掘削作業の邪魔となって掘削作業能率が低下する。また、前記水平切梁等の設置のために工期が掛かるとともにコストが嵩むことになると言う課題がある。本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、掘削予定の地盤の周囲に山留壁を構築して前記地盤を一次掘削し、前記山留壁に沿って支持地盤まで掘削してラップルコンクリートを打設し、そのラップルコンクリートが硬化した後その上に基礎を構築するラップルコンクリート施工方法であって、前記支持地盤まで掘削する際に、掘削する地盤対象を山留壁に沿って横方向に所要幅で区画し、前記区画された掘削地盤をA区画と、前記A区画から一つ離れてB区画と、前記A区画とB区画との間をC区画とし、前記区画の掘削順序をA区画、B区画、C区画として、且つ、各区画の掘削後にラップルコンクリートを打設しその後に他の区画に移行し、前記山留壁に水平切梁および棚杭を設けないで掘削するものであり、前記C区画の山留壁における親杭は、他の区画の親杭よりも外形寸法及び肉厚寸法が大きく設定されていることである。
本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、掘削予定の地盤の周囲に山留壁を構築して前記地盤を一次掘削し、前記山留壁に沿って支持地盤まで掘削してラップルコンクリートを打設し、そのラップルコンクリートが硬化した後その上に基礎を構築するラップルコンクリート施工方法であって、前記支持地盤まで掘削する際に、掘削する地盤対象を山留壁に沿って横方向に所要幅で区画し、前記区画された掘削地盤をA区画と、前記A区画から一つ離れてB区画と、前記A区画とB区画との間をC区画とし、前記区画の掘削順序をA区画、B区画、C区画として、且つ、各区画の掘削後にラップルコンクリートを打設しその後に他の区画に移行し、前記山留壁に水平切梁および棚杭を設けないで掘削するものであり、横方向におけるC区画の横幅は、他の区画の横幅よりも広く設定されていることである。
本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法によれば、山留壁の自立高さが高くなることからその費用が増えるものの、水平切梁と棚杭とが施工されることが無いので、全体の工期の短縮となるとともにコスト低減となる。また、一次掘削面で活動する掘削重機のための広い作業空間が確保され、掘削重機が自由に能率良く掘削作業ができるようになる。水平切梁支保工の中止により、先行工区から随時次工程に進捗することができ、工期短縮および労務の平準化が図れる、と言う優れた効果を奏するものである。
本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法を施工する掘削領域の全体平面図(A)と、その一部拡大図(B)とである。 同本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法を説明する土層の説明図及び掘削縦断面図である。 同本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法の掘削手順を示す説明図である。 同本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法において、A区画を掘削することを示す平面図(A)と、A区画にラップルコンクリートを打設することを説明する平面図(B)とである。 同本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法において、B区画の掘削を示す平面図(A)と、B区画にラップルコンクリートを打設することを説明する平面図(B)とである。 同本発明の分割掘削によるラップルコンクリート施工方法において、C区画の掘削を示す平面図(A)と、C区画にラップルコンクリートを打設することを説明する平面図(B)とである。 従来例に係るラップルコンクリート施工方法を説明する縦断面図である。
本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法は、図1(A),(B)に示すように、ラップルコンクリートを打設する掘削領域を、分割してその分割した掘削領域を横に連続させないで交互に掘削していくようにしたことである。
本発明の施工方法は、図1(A)に示すように、掘削予定の地盤1の周囲に山留壁2を構築して前記地盤1を一次掘削し、前記山留壁2に沿って図2に示す支持地盤3まで掘削してラップルコンクリート4を打設し、そのラップルコンクリート4が硬化した後その上に基礎(図示せず)を構築するラップルコンクリート施工方法である。
前記山留壁2は、掘削深さが約10m程ほどにも達するので、自立高さを高くするために、H鋼の厚さや幅などのスペックは高めにする。また、図2に示すように、山留壁2に腹起し5を設けるが、水平切梁と棚杭とは設けない。作業区間を広く確保するためである。なお、この工法を行う地盤1は、その敷地全体に亘り自立性の高い地層であり、掘削断面をほぼ直掘りできるものである。
前記前記支持地盤3まで掘削する際に、掘削する地盤対象を山留壁2に沿って横方向に所要幅で区画し、前記区画された掘削地盤をA区画と、前記A区画から一つ離れてB区画と、前記A区画とB区画との間をC区画とする。なお、この実施例では、一次掘削深さが約7mで、ラップルコンクリート用の掘削深さが約4m〜5m程度である。
次に、図3に示すように、前記区画の掘削順序をA区画、B区画、C区画として、且つ、各区画の掘削後にラップルコンクリートを打設しその後に他の区画に移行する。図(A)に示すように、A区画の掘削を掘削重機で行う。このA区画の幅は、例えば、約3mとする。このA区画の掘削時の前記山留壁2に作用する土圧は、腹起し5を介してC区画の親杭が負担する。
そこで、前記C区画の山留壁2における親杭6としてのH型鋼サイズは、他のA区画,B区画の親杭7よりも外形寸法及び肉厚寸法が大きく設定されている。なお、このC区画には、山留壁2において前記親杭7が中央に1本、その両脇に親杭6が2本配設される。
前記A区画を支持地盤3まで掘削したなら、次の日に、図4(B)に示すように、型枠は一切使用しないで、掘削後の土壁面を型枠代わりにしてラップルコンクリート4を打設する。そして、ラップルコンクリート4を硬化させる。
次に、図5(A)に示すように、B区画を掘削重機で支持地盤3まで掘削する。このB区画の横幅は、例えば、3mである。このB区画を掘削するときも、前記山留壁2に作用する土圧は、腹起し5を介してC区画の親杭6が負担する。
図5(B)に示すように、前記支持地盤3まで掘削したB区画に、型枠を使用しないで、ラップルコンクリート4を打設する。そして、ラップルコンクリート4を硬化させる。
次に、図6(A)に示すように、前記A区画とB区画との間にある、C区画を掘削重機で掘削する。このC区画の横幅は、約4.5mであって、前記A,B区画の横幅よりも広く設定されている。
このC区画の掘削のときは、腹起し5を介して前記ラップルコンクリートにより抑えられた前記A区画,B区画の親杭7,7が土圧を負担する。このA区画とB区画とには、親杭7が2本ずつ配設されている。掘削後のC区画にラップルコンクリートを打設する。そして、ラップルコンクリート4を硬化させる。
このようにして、A区画、B区画、C区画の順番に掘削及びラップルコンクリート打設を繰り返して、図1(A)に示す根切り底にラップルコンクリートを所要範囲に形成し、この後、この上に基礎工を施工するものである。
本発明に係る分割掘削によるラップルコンクリート施工方法は、比較的地盤の固くて支持地盤が基礎底から浅い場合に適用することができる。
1 地盤、
2 山留壁、
3 支持地盤、
4 ラップルコンクリート、
5 腹起し、
6 親杭、
7 親杭。

Claims (2)

  1. 掘削予定の地盤の周囲に山留壁を構築して前記地盤を一次掘削し、前記山留壁に沿って支持地盤まで掘削してラップルコンクリートを打設し、そのラップルコンクリートが硬化した後その上に基礎を構築するラップルコンクリート施工方法であって、
    前記支持地盤まで掘削する際に、
    掘削する地盤対象を山留壁に沿って横方向に所要幅で区画し、
    前記区画された掘削地盤をA区画と、前記A区画から一つ離れてB区画と、前記A区画とB区画との間をC区画とし、
    前記区画の掘削順序をA区画、B区画、C区画として、且つ、各区画の掘削後にラップルコンクリートを打設しその後に他の区画に移行し、
    前記山留壁に水平切梁および棚杭を設けないで掘削するものであり、
    前記C区画の山留壁における親杭は、他の区画の親杭よりも外形寸法及び肉厚寸法が大きく設定されていること、
    を特徴とする分割掘削によるラップルコンクリート施工方法。
  2. 掘削予定の地盤の周囲に山留壁を構築して前記地盤を一次掘削し、前記山留壁に沿って支持地盤まで掘削してラップルコンクリートを打設し、そのラップルコンクリートが硬化した後その上に基礎を構築するラップルコンクリート施工方法であって、
    前記支持地盤まで掘削する際に、
    掘削する地盤対象を山留壁に沿って横方向に所要幅で区画し、
    前記区画された掘削地盤をA区画と、前記A区画から一つ離れてB区画と、前記A区画とB区画との間をC区画とし、
    前記区画の掘削順序をA区画、B区画、C区画として、且つ、各区画の掘削後にラップルコンクリートを打設しその後に他の区画に移行し、
    前記山留壁に水平切梁および棚杭を設けないで掘削するものであり、
    横方向におけるC区画の横幅は、他の区画の横幅よりも広く設定されていること、
    を特徴とする分割掘削によるラップルコンクリート施工方法。
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