JP5813568B2 - 塩化ビニリデン系樹脂積層フィルム、およびこれを用いた易開封性筒状密封包装体 - Google Patents
塩化ビニリデン系樹脂積層フィルム、およびこれを用いた易開封性筒状密封包装体 Download PDFInfo
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Description
(1)塩化ビニリデン系樹脂フィルム、接着剤層及び塩化ビニリデン系樹脂フィルムがこの順序で積層されている、少なくとも3層の積層フィルムであって、少なくとも一方の塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、当該樹脂フィルムの長尺方向に、複数の貫通の穴または切れ目が一列に並ぶように形成されてなる傷痕群を複数列有し、もう一方の塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、上記傷痕群を塞ぐように積層されており、当該積層フィルムにおいて上記傷痕群は不貫通となっており、当該積層フィルムの傷痕群部分の引裂強度が0.2mN/μm以上5mN/μm以下であり、且つ、傷痕群部分の層間接着強度が0.05N/cm以上4N/cm以下であることを特徴とする包装用積層フィルム。
(2)傷痕群部分の引裂強度が0.5mN/μm以上4mN/μm以下であり、且つ、傷痕群部分の層間接着強度が0.1N/cm以上3N/cm以下であることを特徴とする(1)に記載の包装用積層フィルム。
(3)不貫通の穴または切れ目の深さは、当該積層フィルム全体の厚みの25%以上65%以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載の包装用積層フィルム。
(4)接着剤層は希釈溶剤として有機溶剤を含有し、当該有機溶剤のSP値(δS)と塩化ビニリデン系樹脂のSP値(δPVDC)との差(δPVDC−δS)が以下の条件式を満たすことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一つに記載の包装用積層フィルム。
2.4(cal/cm3)1/2≦(δPVDC−δS)≦4.3(cal/cm3)1/2
(5)少なくとも一方の塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、少なくとも片面に印刷が施されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一つに記載の包装用積層フィルム。
(6)(1)〜(5)のいずれか一つに記載の積層フィルムの両側縁部を重ね合わせ、この重ね合わせ部分を長尺方向にわたり所定の幅で熱融着してシール部を形成してなる筒状積層フィルムと、内容物が充填された筒状積層フィルムの両端部を封止する封止部材と、積層フィルムの一方の側縁部であって筒状積層フィルムの外側に帯状にはみ出した積層フィルム外耳片とを備え、重ね合わせ部分の2つの当接面の少なくとも一方に傷痕群が形成されていることを特徴とする易開封性筒状密封包装体。
(7)シール部は、剪断シール強度が10N/cm以上40N/cm以下であり、剥離シール強度が2N/cm以上25N/cm以下であることを特徴とする(6)に記載の易開封性筒状密封包装体。
(8)シール部は、剪断シール強度が10N/cm以上30N/cm以下であり、剥離シール強度が2N/cm以上15N/cm以下であることを特徴とする(6)に記載の易開封性筒状密封包装体。
製造過程における外部応力によるフィルム破れが減少し、フィルム外耳片6の厚さCが120μm以下であれば、フィルムの剛性由来の自動充填包装機での製袋性が低下しないため、包装体の生産性が向上する。
(1)傷痕群部分の引裂強度(mN/μm)
JIS K7128−2(エルメンドルフ引裂法)に準拠して、積層フィルムの長尺方向に垂直の方向(TD)を測定した。測定用の長方形試験片を、傷痕群部分が測定部のほぼ中央部分になるようにして、幅方向(TD):20mm(測定長:10mm、チャック掴み代:10mm)、長さ方向(MD):50mmで、積層フィルムのMD方向に約5mmの間隔で50点切り出した。切り出したそれぞれの試験片について、ダイヤルマイクロゲージを使用して、TD方向に約2mm間隔でフィルムの厚み(μm)を5点測定し、平均値をそれぞれの試験片の厚み(μm)とした。東洋精機製作所製軽荷重引裂き試験機を使用して、測定温度23℃の条件で測定した。測定したそれぞれの引裂強度値をそれぞれの試験片の厚み(μm)で除して、傷痕群部分の引裂強度を1μm当りの引裂強度とし、50点の1μmあたりの引裂強度の平均値を傷痕群部分の引裂強度とした。
ASTM D−1876に準拠して、積層フィルムの長尺方向に垂直の方向(TD)を測定した。測定用の長方形試験片を、傷痕群部分が測定部のほぼ中央部分になるようにして、幅方向(TD):45mm(測定長:10mm、チャック掴み代:30mm)長さ方向(MD):20mmで、積層フィルムのMD方向に約5mmの間隔で50点切り出し、ORIENTEC社製万能引張試験機「TENSILON RTC−1210型」を使用して、チャック間距離10mm、引取速度200mm/分、測定温度23℃の条件で、塩化ビニリデン系樹脂層(α)と塩化ビニリデン系樹脂層(β)との間の剥離強度(T字型剥離法)を測定した。50点の測定値の平均をcm幅あたりに換算して傷痕群部分の層間接着強度とした。
フィルムの厚みはダイヤルマイクロゲージを使用して、フィルム50点の厚みを測定し、平均値をフィルム厚みとした。
製袋後に包装体の外耳片となる側の傷痕群部分のフィルムについて、ミクロトームで、断面の切片を作成し、光学顕微鏡にて150倍にして写真を撮影し、同倍率に拡大したスケールにて、包装用フィルムの全厚み(C)と不貫通の傷痕の深さ(厚み:B)とを、包装用フィルムの長尺方向に約5mm間隔で10点測定した。測定値の平均値を包装用フィルムの全厚さ(C)および傷痕の深さ(B)とした。
包装体の外耳片の厚さと傷痕の深さは、ミクロトームでシール部の断面の切片を作成し、光学顕微鏡にて150倍にして写真を撮影し、同倍率に拡大したスケールにて、シール部近傍のフィルム外耳片の厚さと不貫通の傷痕(穴または切れ目)の深さとを、密封包装体の長軸方向に約5mm間隔で10点測定した。測定値の平均値をフィルム外耳片の厚さ(C’)および傷痕の深さ(B’)とした。
予めフィルムの長尺方向をマーキングしたフィルムを光学顕微鏡で50倍に拡大し、穴または切れ目の最長径方向とフィルムマーキング間の角度を10点測定し、その平均を穴または切れ目の長さ方向のフィルム長尺方向に対する角度とした。
レトルト処理後の包装体について、シール部をほぼ中央とするように、包装体長手方向(MD)に幅20mm、包装体長手方向(MD)と垂直な方向(TD)に70mm(チャック掴み代:30mm+30mm)のフィルムサンプルを切り出し、ORIENTEC社製万能引張試験機「TENSILON RTC−1210型」を使用して、チャック間距離10mm、引取速度200mm/分、測定温度23℃の条件で図2(iii)のFc部とFd部間のフィルム破断強度を測定した。10本の包装体について、同様に測定し、10本の測定値の平均をcm幅あたりに換算して包装体の剪断シール強度とした。
レトルト処理後の包装体について、包装体長手方向(MD)に幅20mm、包装体の外耳片端部から包装体長手方向(MD)と垂直な方向(TD)に50mmのフィルムサンプルを切り出し、ORIENTEC社製万能引張試験機「TENSILON RTC−1210型」を使用して、チャック間距離10mm、引取速度200mm/分、測定温度23℃の条件で、図2(iii)の外耳片部6とFc部間のフィルム破断強度(T字型剥離法)を測定した。10本の包装体について、同様に測定し、10本の測定値の平均をcm幅あたりに換算して包装体の剥離シール強度とした。
フィルム自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP(登録商標)」)を使用して包装し、充填の際にフィルム1500mあたりに発生したフィルムの破断、引っかかり、シールとび、充填時パンクなどのトラブルをカウントし、以下の基準に従って評価した。
自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP(登録商標)」を使用し、次のようにして密封包装体を作製した。まず、幅96mmのフィルムを筒状に製袋し、重ね合わせ部を17mm(外耳片幅10mm+内耳片幅7mm)に設定し、重ね合わせ部の外耳片端部から約10mmの部分にシール部の幅が0.5〜1.0mmになるよう加圧電極(正電極)をフィルムに押圧接触させながら高周波にて熱融着し、筒状フィルムに形成した。筒状フィルムの内部に魚肉ソーセージ用すり身を充填し、両端をアルミニウム鋼線でクリップ(封止)し、240本/分の充填条件で、結紮間の長さを190mmに設定して10,000本の包装体を作製した。得られた10、000本の包装体について、(株)日阪製作所製高温高圧調理殺菌装置(熱水貯湯・回転式:130型)を使用して、加熱缶内ゲージ圧が0.20MPaの条件下で、120℃20分のレトルト処理を行い評価した。レトルト処理を行って得られた最終包装体において、シール部が破袋した本数を数えて、次式によりレトルトパンク率(破袋率)を算出し、以下の基準に従って評価した。
レトルトパンク率(%)=(破袋本数/10,000本)×100
レトルト処理後の500本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体の長手方向の中央部(クリップ間の中間位置)のシール部の幅を、ノギスで測定(単位:mm、少数点第2位を四捨五入)した。測定した包装体500本(測定1回/1本)の最大値と最小値との差を、シール部のばらつき(mm)とし、以下の基準に従って評価した。
レトルト処理後の50本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体のシール部の平均表面粗さ(中心面平均値=Sa)を、ミツトヨ社製表面粗さ測定機「サーフテストSV3000S4・3D」を使用して測定した。測定箇所は、包装体の長手方向の中央部(クリップ間の中間位置)とし、包装体の長手方向(シ−ル線方向)に触針を走査して測定した。この測定においては、先端半径2μmのダイヤモンド製触針を用い、測定速度(触針の移動速度)は1mm/秒、圧力は0.75mN、サンプリングピッチ(X方向)は10μm、プロファイルピッチ(Y方向)は10μm、測定面積(X方向×Y方向)は10mm×0.1mmとして、画像解析(評価曲面の設定は「粗さ曲線群」、フィルタの種類は「GAUSSIAN」、X方向低域カットオフ値は「4,000μm」とした)により、包装体50本(測定1回/1本)のシール部の平均表面粗さ(μm:中心面平均値=Sa)を求め、以下の基準に従って評価した。
レトルト処理後の500本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体について、絶縁抵抗を測定した。絶縁抵抗の測定は、松下電器産業社製絶縁抵抗計「メガテスターBN−500UB(電圧:500V)」および、飽和食塩水を用いて、以下の手順で行った。まず、メガテスターのマイナス電極を飽和食塩水に浸漬した。その後、包装体の長手方向胴体中央部のシール線部の対面側に、メガテスターのプラス電極を、包装体を貫通させないようにして刺した。次に、プラス電極を刺したままの包装体を、シール線部を下にして水平に保持しながら、シール線部のみが浸漬するように、飽和食塩水の液面近くに浸漬させた。このときのメガテスターの抵抗値(ピンホールが存在すれば、絶縁抵抗が500KΩ未満となる)を測定し、500KΩ未満を計測した本数を数えて、次式によりピンホール発生率を算出し、以下の基準に従って評価した。
ピンホール発生率(%)=シール部ピンホールの発生本数/500本×100
レトルト処理後の500本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体について、23℃50%RHの恒温室内で24時間保管後、ダンボールで内張りした1辺1mの六角形の断面の回転ドラムに入れ、100回転させて取り出し、上記(15)ピンホール発生率の評価方法で評価した。
ピンホール発生率(%)=シール部ピンホールの発生本数/500本×100
レトルト処理後の500本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体について、胴体中央部のフィルム外耳片を指で摘まんで、引っ張って開封し、開封できなかった本数を数えて、次式により開封成功率を算出し、以下の基準に従って評価した。
開封成功率(%)=100−(開封できなかった本数/500本)×100
レトルト処理後の500本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体を、37℃、90%RHの温度湿度条件下で1ケ月間保存し、包装体の膨張の発生の有無を、目視により、以下の基準に従って評価した。
レトルト処理後の100本[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]の包装体を、37℃、90%RHの温度湿度条件下で1ケ月間保存し、ケーシングを剥ぎ取り、傷痕群が接触していた部分と傷痕がないところと接触していた部分の充填内容物の色(外観)の差を官能検査(パネラー:10名、検査本数:10本/名、包装体毎に目視で評価)し、以下の基準に従って評価した。
レトルト処理後の包装体[層間剥離または破袋(パンク)が発生しなかったものから無作為にサンプリング]について、外耳片を摘まみ人力で開封することでどの程度の力で開封が可能かを官能検査(パネラー:10名、検査本数:10本/名、包装体毎に0点〜3点の官能検査点数で評価し、100本の包装体の平均値の小数点第1位を四捨五入して評価点とした)し、以下の基準に従って評価した。
上記の評価項目について以下の基準に従って総合評価した。
実施例1で使用する塩化ビニリデン系樹脂積層フィルムを以下の手順で作製した。
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(塩化ビニリデン含有量/塩化ビニル含有量=91重量%/9重量%、重量平均分子量13.5万)100重量%に対し、可塑剤としてジブチルセバケートを3重量%、アセチルトリブチルシトレートを2.5重量%、熱安定剤としてエポキシ化大豆油を2重量%、梨地剤として平均粒径5μmの無定形の二酸化珪素0.1重量%、滑剤としてステアリン酸アミド0.1重量%を添加して混合した。
1本のシングルプライフィルムには傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、フィルム内耳片側の当接面(シール面:Fb)に不貫通の傷痕群がくるようにセットする以外は実施例1と同様にして、実施例2の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例2で得た96mm幅の積層フィルムを用いて、自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、フィルム外耳片側の当接面(シール面:Fa)に不貫通の傷痕群がくるようにセットする以外は実施例1と同様にして、実施例3の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、三井化学(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤タケラック/タケネート(主剤:A515、硬化剤:A50)と有機溶剤(酢酸エチル、SP値=8.6)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例4の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、東洋モートン(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤アドコート(主剤:TM−250HV、硬化剤:CAT−RT86L−60)と混合有機溶剤(メチルエチルケトン:酢酸エチル:イソプロパノール=36重量%:36重量%:28重量%、混合有機溶剤のSP値=9.2)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例5の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、接着剤の塗布量が、1.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は、実施例4と同様の方法で、実施例6の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、接着剤の塗布量が、5.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は、実施例5と同様の方法で、実施例7の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を0.1mm、穴の幅(d)を0.005mm、穴の間隔(b)を0.1mm、穴の間隔(c)を0.1mmに変更して傷痕(穴)付与加工をしたことと、ラミネート加工時に、接着剤の塗布量が、1.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例8の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表13に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を2.0mm、穴の幅(d)を0.5mm、穴の間隔(b)を1.5mm、穴の間隔(c)を2.0mm、穴の配置を3列×2列の千鳥状に変更して傷痕(穴)付与加工をしたと、ラミネート加工時に、接着剤の塗布量が、5.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例9の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の間隔(b)を0.2mm、穴の間隔(c)を0.2mmに変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例8と同様の方法で、実施例10の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を1.5mm、穴の幅(d)を0.3mm、穴の間隔(b)を1.0mm、穴の間隔(c)を1.5mmに変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例9と同様の方法で、実施例11の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を0.2mm、穴の幅(d)を0.01mm、穴の間隔(b)を0.2mm、穴の間隔(c)を0.3mmに変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例2と同様の方法で、実施例12の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を1.0mm、穴の幅(d)を0.2mm、穴の間隔(b)を0.8mm、穴の間隔(c)を1.0mm、穴の配置を5列×4列の千鳥状に変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例2と同様の方法で、実施例13の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例1と同様にして、目標厚み22μmのダブルプライフィルム原反と目標厚み58μmのダブルプライフィルム原反とを作製し、それぞれを2枚のシングルプライフィルムに剥がすことで、それぞれ11μmのシングルプライフィルム2本と29μmのシングルプライフィルム2本を得た。厚さ11μmのシングルプライフィルムと厚さ29μmのシングルプライフィルムを使用し、厚さ29μmのシングルプライフィルムには傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様にして自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、実施例14の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例1と同様にして、目標厚み54μmのダブルプライフィルム原反と目標厚み26μmのダブルプライフィルム原反とを作製し、それぞれを2枚のシングルプライフィルムに剥がすことで、それぞれ27μmのシングルプライフィルム2本と13μmのシングルプライフィルム2本を得た。厚さ27μmのシングルプライフィルムと厚さ13μmのシングルプライフィルムを使用し、厚さ13μmのシングルプライフィルムには傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様にして自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、実施例15の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例1と同様にして、目標厚み26μmのダブルプライフィルム原反と目標厚み54μmのダブルプライフィルム原反とを作製し、それぞれを2枚のシングルプライフィルムに剥がすことで、それぞれ13μmのシングルプライフィルム2本と27μmのシングルプライフィルム2本を得た。厚さ13μmのシングルプライフィルムと厚さ27μmのシングルプライフィルムを使用し、厚さ27μmのシングルプライフィルムには傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様にして自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、実施例16の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表14に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例1と同様にして、目標厚み50μmのダブルプライフィルム原反と目標厚み30μmのダブルプライフィルム原反とを作製し、それぞれを2枚のシングルプライフィルムに剥がすことで、それぞれ25μmのシングルプライフィルム2本と15μmのシングルプライフィルム2本を得た。厚さ25μmのシングルプライフィルムと厚さ15μmのシングルプライフィルムを使用し、厚さ15μmのシングルプライフィルムには傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様にして自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、実施例17の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群の配列を、9列×8列としたこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例18の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、穴の配置を5列×4列の千鳥状にし、穴の長さ方向がフィルムの長手方向と45°となるような角度に変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例1と同様の方法で、実施例19の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、穴の配置を4列×3列の千鳥状にし、穴の長さ方向がフィルムの長手方向と0°となるような角度に変更して傷痕(穴)付与加工をした以外は実施例1と同様の方法で、実施例20の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、大日精化工業(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤セイカボンド(主剤:E−276、硬化剤:C−76)と混合有機溶剤(酢酸イソブチル:酢酸エチル=65重量%:35重量%、混合有機溶剤のSP値=8.3)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例21の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、三井化学(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤タケラック/タケネート(主剤:A515、硬化剤:A50)と混合有機溶剤(メチルエチルケトン:イソプロパノール=58重量%:42重量%、混合有機溶剤のSP値=9.4)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例22の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、東洋モートン(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤アドコート(主剤:TM−250HV、硬化剤:CAT−RT86L−60)と混合有機溶剤(酢酸エチル:ヘキサン=50重量%:50重量%、混合有機溶剤のSP値=7.9)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例23の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、大日精化工業(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤セイカボンド(主剤:E−276、硬化剤:C−76)と混合有機溶剤(プロパノール:酢酸エチル=65重量%:35重量%、混合有機溶剤のSP値=9.8)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用した以外は実施例2と同様の方法で、実施例24の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表15に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、三井化学(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤タケラック/タケネート(主剤:A515、硬化剤:A50)と混合有機溶剤(ヘキサン:酢酸エチル=60重量%:40重量%、混合有機溶剤のSP値=7.7)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用し、接着剤の塗布量が、1.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例25の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表16に各種性能評価の評価結果を示す。
ラミネート加工時に、東洋モートン(株)社製2液硬化型ウレタン系接着剤アドコート(主剤:TM−250HV、硬化剤:CAT−RT86L−60)と混合有機溶剤(プロパノール:酢酸エチル=75重量%:25重量%、混合有機溶剤のSP値=10.0)とを、22重量%:3重量%:75重量%(主剤:硬化剤:混合有機溶剤)の比率で混合したものを使用し、接着剤の塗布量が、5.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例26の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表16に各種性能評価の評価結果を示す。
自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で筒状に形成する際、フィルム内耳片側の非当接面(非シール面:Fc)に不貫通の傷痕群がくるような構成で積層すること以外は実施例14と同様に処理して96mm幅の積層フィルムを得た。この積層フィルムを用いて、自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、フィルム内耳片側の非当接面(非シール面:Fc)に不貫通の傷痕群がくるようにセットして、実施例27の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表16に各種性能評価の評価結果を示す。
自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で筒状に形成する際、フィルム外耳片側の非当接面(非シール面:Fd)に不貫通の傷痕群がくるような構成で積層すること以外は実施例14と同様に処理して96mm幅の積層フィルムを得た。この積層フィルムを用いて、自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)で、フィルム外耳片側の非当接面(非シール面:Fd)に不貫通の傷痕群がくるようにセットして、実施例28の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表16に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕(穴)付与加工前のシングルプライフィルムの片面に、グラビア印刷方式で大日精化工業(株)社製グラビアインキ(ラミックSR)を使用して、フィルム幅全面に5行の連続模様(黒、白、赤の3色)の印刷を施し、印刷面が2枚のシングルプライフィルムの層間になるように積層すること以外は実施例2と同様の方法で、実施例27の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表16に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例28で使用する塩化ビニリデン系樹脂積層フィルムを以下の手順で作成した。塩化ビニリデン−アクリル酸メチル共重合体(塩化ビニリデン含有量/アクリル酸メチル含有量=94重量%/6重量%、重量平均分子量11.5万)100重量%に対し、可塑剤としてジブチルセバケートを4重量%、アセチルトリブチルシトレートを1重量%、熱安定剤としてエポキシ化大豆油を2重量%、梨地剤として平均粒径5μmの無定形の二酸化珪素0.1重量%、滑剤としてステアリン酸アミド0.1重量%を添加して混合した。
得られた混合物を溶融押出機で管状に押出し、約10℃の冷水槽で過冷却後、45℃の温水中に通し、延伸温度40℃(インフレーション前のパリソン表面温度)で、長手(MD)方向に3.5倍、幅(TD)方向に4.0倍のインフレーション2軸延伸(ダブルバブル法)を行い、得られた管状フィルムをピンチロールで折りたたみ、幅が約750mm、目標厚み40μmの平坦長尺状のダブルプライフィルム原反(1630m/本)を作製した。
実施例1のダブルプライフィルム原反を用い、実施例1と同様にして2本のシングルプライフィルムを作製した。2本のシングルプライフィルムの両方ともに、傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は、実施例1と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、自動充填包装機(旭化成ケミカルズ(株)製「ADP」)を使用し、フィルムを筒状に製袋し、重ね合わせ部分を17mm(外耳片幅10mm+内耳片幅7mm)に設定し、重ね合わせ部分の中央部近辺に加圧電極(正電極)をあてて、フィルムに押圧接触させながら高周波にて熱融着し、筒状フィルムに成形した。筒状フィルムの内部に魚肉ソーセージ用すり身を充填し、両端をアルミニウム鋼線でクリップ(封止)し、240本/分の充填条件で、結紮クリップ間の長さを190mmに設定して、比較例1の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例1のダブルプライフィルム原反を用い、実施例1と同様にして2本のシングルプライフィルムを作製した。2本のシングルプライフィルムの両方ともに傷痕(穴)付与加工を実施しないこと以外は実施例2と同様にしてラミネート加工を施した。得られた積層フィルムに実施例2と同様の傷痕付与加工(積層フィルムを貫通する傷痕群を付与)を施し、実施例2と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様の方法で、比較例5の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例2で傷痕(穴)付与加工したものと同等のシングルプライフィルムを用い、傷痕(穴)付与加工していないシングルプライフィルムと加熱加圧密着処理を行って、広幅の積層フィルムを得た。この時の処理条件は温度40℃、加圧胴圧力4kgf/cm2であった。得られた広幅の積層フィルムを実施例2と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様の方法で、比較例7の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例2で傷痕(穴)付与加工したものと同等のシングルプライフィルムを用い、酸変性ポリプロピレン樹脂(三井化学(株)社製アドマー QF580)を接着層として使用し、傷痕(穴)付与加工を行っていないシングルプライフィルムと押出ラミネートを行った。この時の酸変性ポリプロピレン樹脂の押出温度は290℃で、ラミネート後の酸変性ポリプロピレン樹脂層の厚みは5μmであった。得られた広幅の積層フィルムを実施例2と同様に処理して96mm幅の積層フィルム5巻を得た。この積層フィルムを用いて、実施例2と同様の方法で、比較例8の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
実施例2と同等のシングルプライフィルムを用い、傷痕(穴)付与加工前の2本のシングルプライフィルムの片面に、それぞれに濡れ指数が44dyn/cmとなるようにコロナ処理を行った。その後、実施例2と同様に傷痕(穴)付与加工を行い、それぞれのコロナ処理面が向かい合うようにして積層すること以外は実施例2と同様の方法で、比較例9の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を2.5mm、穴の幅(d)を1.0mm、穴の間隔(b)を0.05mm、穴の間隔(c)を0.05mm、穴の配置を3列×2列の千鳥状に変更して傷痕(穴)付与加工をしたことと、ラミネート加工時の接着剤の塗布量を、0.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は、実施例25と同様の方法で、比較例10の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
傷痕群について、図3(ii)に示す穴の長さ(a)を0.05mm、穴の幅(d)を0.05mm、穴の間隔(b)を0.05mm、穴の間隔(c)を0.05mmに変更して傷痕(穴)付与加工をしたことと、ラミネート加工時の接着剤の塗布量を、6.5/m2(乾燥状態)となるようにグラビアロール(格子型セル)にて調整して塗工したこと以外は実施例26と同様の方法で、比較例11の筒状密封包装体(魚肉ソーセージ包装体)を得た。表17に各種性能評価の評価結果を示す。
Claims (8)
- 塩化ビニリデン系樹脂フィルム、接着剤層及び塩化ビニリデン系樹脂フィルムがこの順序で積層されている、少なくとも3層の積層フィルムであって、
少なくとも一方の前記塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、当該樹脂フィルムの長尺方向に、複数の貫通の穴または切れ目が一列に並ぶように形成されてなる傷痕群を複数列有し、
もう一方の前記塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、前記傷痕群を塞ぐように積層されており、当該積層フィルムにおいて前記傷痕群は不貫通となっており、
当該積層フィルムの傷痕群部分の引裂強度が0.2mN/μm以上5mN/μm以下であり、且つ、傷痕群部分の層間接着強度が0.05N/cm以上4N/cm以下であることを特徴とする包装用積層フィルム。 - 傷痕群部分の引裂強度が0.5mN/μm以上4mN/μm以下であり、且つ、傷痕群部分の層間接着強度が0.1N/cm以上3N/cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の包装用積層フィルム。
- 前記不貫通の穴または切れ目の深さは、当該積層フィルム全体の厚みの25%以上65%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装用積層フィルム。
- 前記接着剤層は希釈溶剤として有機溶剤を含有し、当該有機溶剤のSP値(δS)と塩化ビニリデン系樹脂のSP値(δPVDC)との差(δPVDC−δS)が以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装用積層フィルム。
2.4(cal/cm3)1/2≦(δPVDC−δS)≦4.3(cal/cm3)1/2 - 少なくとも一方の塩化ビニリデン系樹脂フィルムは、少なくとも片面に印刷が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装用積層フィルム。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層フィルムの両側縁部を重ね合わせ、この重ね合わせ部分を長尺方向にわたり所定の幅で熱融着してシール部を形成してなる筒状積層フィルムと、
内容物が充填された前記筒状積層フィルムの両端部を封止する封止部材と、
前記積層フィルムの一方の側縁部であって前記筒状積層フィルムの外側に帯状にはみ出した積層フィルム外耳片と、
を備え、
前記重ね合わせ部分の2つの当接面の少なくとも一方に前記傷痕群部分が形成されていることを特徴とする易開封性筒状密封包装体。 - 前記シール部は、剪断シール強度が10N/cm以上40N/cm以下であり、剥離シール強度が2N/cm以上25N/cm以下であることを特徴とする請求項6に記載の易開封性筒状密封包装体。
- 前記シール部は、剪断シール強度が10N/cm以上30N/cm以下であり、剥離シール強度が2N/cm以上15N/cm以下であることを特徴とする請求項6に記載の易開封性筒状密封包装体。
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