JP5813493B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの空間の境界に設けられる枠体の内側を開口と壁部とに仕切る縦骨を有する建具に関する。
2つの空間の境界に設けられる枠体の内側を開口と壁部とに仕切る縦骨を有する建具としては、例えば、上枠、下枠、戸先側縦枠、戸尻側縦枠から方形状に組まれ、両縦枠の中間位置に縦骨が配置され、縦骨の一方側に開口が、他方側に引き戸を収納する側の壁が設けられる建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この建具が有するサッシ枠は、下枠が押出し成形後、縦骨と戸尻側縦枠との間の部分を、ある幅で切断することで形成されており、下枠に取り付けられた縦骨と戸尻側縦枠との間に、壁を形成するパネルの下端が収容される部位を備えた下枠アタッチメントが取り付けられている。また、縦骨と下枠との間、及び、縦骨と下枠アタッチメントとの間には薄肉のシール材であるシーラーが挟み込まれている。
特開平11−141234号公報
上記のような建具は、枠体の下側の部位が下枠と下枠アタッチメントとにて構成されているため、縦骨と下枠とを、縦骨と下枠アタッチメントとをシーラーを介してそれぞれ取り付けなければならず取り付けが煩雑である。また、下枠アタッチメントを下枠に一体に設けた構造とすると、縦骨の取り付け部となる下枠の開口側の部位と壁側の部位との間にシーラーを介するように縦骨を装着しなければならず、装着時にシーラーを傷つけてしまったり捲れてしまったりして、シール性を確保することが難しいという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール材を損傷することなく、縦骨を下枠に容易に取り付け可能な建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、2つの空間の境界に設けられる枠体と、前記枠体の内側を開口と壁部とに仕切る縦骨と、を有する建具であって、前記枠体が有する下枠は、前記開口を形成する開口下枠部、前記開口下枠部と見付け方向に間隔を隔てて設けられ前記壁部を形成する壁下枠部、及び、前記開口下枠部と前記壁下枠部との、前記2つの空間のうちの一方の空間側にて前記開口下枠部と前記壁下枠部とにわたるように一体に形成された下枠本体部、を有し、前記縦骨は、前記開口下枠部の前記壁部側の端、前記下枠本体部の他方の空間側の端、前記壁下枠部の前記開口側の端、にて形成された凹部にシール材を介して設けられ、前記凹部は、前記壁下枠部の前記開口側の端が、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向かって前記開口下枠部の前記壁部側の端との間隔が広がるように形成されており、前記壁下枠部は、前記下枠本体部の前記他方の空間側の端と繋がって同一平面をなす板状部と、前記板状部の上部に設けられ前記壁部を構成する面材の下端を保持する面材保持部とを有し、前記板状部は、前記開口側に向かって延出された延出部を有し、当該延出部が前記縦骨の前記一方の空間側に位置し、前記延出部と前記縦骨との間にシール材が介在されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、縦骨が取り付けられる凹部を形成する前記壁下枠部の開口側の端が、一方の空間側から他方の空間側に向かって開口下枠部の壁部側の端との間隔が広がるように形成されているので、縦骨を他方側の空間側から取り付けることにより容易に取り付けることが可能である。このとき、縦骨は凹部の広い部位から装着されるので、縦骨と下枠との間に介在されるシール材が損傷させることなく縦骨を容易に取り付けることが可能である。
また、下枠本体部の他方の空間側の端と繋がって同一平面をなす板状部が有する、開口側に向かって延出された延出部が、縦骨の一方の空間側に位置して、縦骨との間にシール材が介在されているので、下枠本体部、壁下枠部、縦骨との接合部分をより確実にシールすることが可能である。
かかる建具であって、前記壁下枠部の前記開口側には、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向かって前記開口下枠部の前記壁部側の端との間隔が広がるような傾斜をなす傾斜部材が設けられて前記壁下枠部の前記開口側の端をなしていることが望ましい。
このような建具によれば、壁下枠部の開口側が、一方の空間側から他方の空間側に向かって開口下枠部の壁部側の端との間隔が広がるように加工を施すことなく、傾斜部材を設けるだけで、一方の空間側から他方の空間側に向かって開口下枠部の壁部側の端との間隔が広がるような傾斜を容易に備えることが可能である。
かかる建具であって、前記縦骨は、前記壁下枠部の前記開口側の端と前記対向する部位を有することが望ましい。
このような建具によれば、縦骨が、壁下枠部の開口側の端と対向する部位を有しているので、縦骨と壁下枠部の開口側の端との間もシール性を確保することが可能である。このためよりシール性の高い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、建具であって、前記壁下枠部の前記開口側の端には、前記他方の空間側に見込み方向に沿う部位を有していることが望ましい。
このような建具によれば、縦骨が設けられる凹部を形成する下枠部の開口側の端における他方の空間側に見込み方向に沿う部位が設けられているので、凹部に配置された縦骨の壁部側への移動を規制することが可能である。このため、縦骨を適切な位置に配置しやすい下枠を備えた建具を提供することが可能である。
本発明によれば、シール材を損傷することなく、縦骨を下枠に容易に取り付け可能な建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る浴室建具の横断面図である。 本実施形態に係る浴室建具の出入口側における縦断面図である。 本実施形態に係る浴室建具の壁部側における縦断面図である。 縦骨と下枠との取付部及び取付方法を説明するための平面図である。 縦骨と下枠との取付部及び取付方法を浴室側から見た斜視図である。 縦骨と下枠との取付部及び取付方法を脱衣室側から見た斜視図である。 下枠の第1変形例を説明するための平面図である。 縦骨の第1変形例を説明するための平面図である。 縦骨の第2変形例を説明するための平面図である。 下枠の第2変形例を説明するための平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、2つの空間としての浴室と脱衣室との境界に設けられる浴室建具1であり、例えば、図1に示すように、一方の空間側となる脱衣室側から見て縦骨20の左側の領域が閉止可能な開口でなる出入口2をなし、右側の領域が壁部3をなして、壁部3の脱衣室側を見付け方向に沿って移動する障子5が、前記出入口2を開閉可能に構成された引き込み戸タイプの建具である。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の浴室建具1を脱衣室側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、浴室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、浴室建具1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて奥行き方向、左右方向、上下方向となる方向にて方向を特定して説明する。
浴室建具1は、浴室内外の境界に設けられる枠体10と、枠体10の脱衣室側の部位にて見付け方向に移動可能に設けられ、枠体10における見付け方向の約半分の領域でなる出入口2を開閉自在に設けられた障子5と、壁部3側の枠体10の内周側に設けられる壁面材21と、を有している。
枠体10は、アルミニウム製の押出成形部材でなり、図1〜図3に示すように、左右の縦枠11、12、上枠13、下枠14、及び、左右の縦枠11、12のほぼ中央に設けられた縦骨20と、を有している。縦骨20は、見込み方向において左の縦枠11の幅のほぼ半分の幅を有し、浴室内側に設けられており、右の縦枠12は障子5より脱衣室側にて額縁33と接合されており、浴室側の部位が、縦骨20の脱衣室側のほぼ半分の部位と対向している。すなわち、縦骨20の脱衣室側の部位と右側の縦枠12の浴室側の部位とは、見込み方向における中央近傍にて、見付け方向に対向するように配置されており、この対向する部位にて端部が支持されて、壁部3の脱衣室側となる脱衣室側の壁面をなす壁面材21が設けられている。
左側の縦枠11は、右側の縦枠12の脱衣室側と同様に額縁33と接合された、見込み方向に沿う面を有する縦枠壁部11eが、右側の縦枠12と対向するように設けられており、左の縦枠11の浴室側においては、縦骨20の浴室側の部位と対向するように設けられている。また、左の縦枠11には、障子5が閉じられたときに、縦框(戸先框)5aと対向するとともに長手方向に沿って出入口2の内周側に突出する縦突出片11aに縦止水部材51が、障子5の浴室側と脱衣室側とにそれぞれ設けられている。2つの縦止水部材51は、縦突出片11aの先端に設けられた嵌合部11bに嵌合されている。
縦骨20は、アルミニウム製の押出成形部材でなり、縦枠壁部11eと見付け方向に間隔を隔てて対向する対向壁部20aと、対向壁部20aの浴室側の縁から壁部3側に延出されて浴室側に臨む面を有する浴室壁部20bと、対向壁部20aの脱衣室側の縁から壁部3側に延出されて脱衣室側に臨む面を有する延出壁部20cと、延出壁部20cの壁部3側の縁から浴室側に延出され対向壁部20aとほぼ平行に形成された壁側延出部20dと、壁側延出部20dの浴室側の縁から壁部3側に突出させて設けられ壁面材21の出入口2側の端部を浴室側から支持する壁面材支持部20eと、延出壁部20cの出入口2側の端部に脱衣室側に突出され障子5の戸尻框5bとの間をシールする縦骨シール材53が嵌合される嵌合部20fと、を有している。この嵌合部20fは、枠体10として枠組みされたときの、上枠13の位置より上方及び下枠14の位置より下方となる部位は切除されている。
下枠14は、躯体(不図示)に支持されるとともに、図2に示すように、脱衣室側の床材30から浴室側に設けられた防水パン35に架け渡され、上面に障子5を案内する下レール14aが設けられている。
下枠14は、躯体上に載置される中空部14bと、中空部14bの脱衣室側の壁部14cの上端からビス孔を介して上方に延出された立上部14dと、立上部14dの上縁から脱衣室側に延出され床材30の端部を上から覆う床材覆い部14eと、中空部14bの浴室側の壁部14fの上端から浴室側に延出された部位とを有している。立上部14dは、下レール14a上を移動する障子5の下框5cと見込み方向に間隔を隔てて設けられており、床材覆い部14eの浴室側の縁部には、立上部14dの上端側を共有して下枠シール材50が嵌合される下嵌合溝14gが設けられている。
下枠シール材50は、見付け方向に沿って見付け方向における全域に設けられており、脱衣室側から浴室側に向かってほぼ水平に延出されて障子5に当接される下シール部50bと、下シール部50bより脱衣室側にて上方に立ち上がった水返し部50cと、下シール部50bと水返し部50cとを連結する連結部50dと、連結部50dの下面に設けられ下嵌合溝14gに嵌合される嵌合部50aと、を有している。すなわち、下シール部50bと水返し部50cとが連結部50dにて連結されて一体に形成され、下嵌合溝14gに嵌合部50aが嵌合されると、連結部50dが床材覆い部14e上に位置して平坦な面を形成している。下枠シール材50の連結部50d及び嵌合部50aは、下シール部50bと水返し部50cより硬質な樹脂にて形成されている。
本実施形態の浴室建具1は、脱衣室側から見て左側が出入口2をなし、右側が壁部3をなしているので、下枠14における中空部14bの浴室側の壁部14fの上端から浴室側に延出された部位の形状が、図2、図3に示すように、出入口2側と壁部3側とで相違している。
また、下枠14は押出成形部材なので、まず断面形状が同一の基材が押出成形された後に、縦骨20が取り付けられる取付凹部22(図4)が形成される。
押出成形にて形成されて加工が施される前の基材は、見付け方向の全域にわたって、中空部14bの浴室側の壁部14fの上端から浴室側に延出された延出部14hと、延出部14hの先端に設けられ防水パン35に設けられた溝部35aに挿入される防水パン係合部14iと、を有している。
延出部14hには、中空部14bの浴室側の壁部14fに近い側にて浴室側が低くなる段部14jが形成されており、段部14jから浴室側に繋がった部位には、見付け方向に沿って設けられ上方に向かって突出されて上端部に、壁部3に設けられて脱衣室側の壁面を形成する壁面材21が支持される面材支持部14kが形成されている。面材支持部14kは、上方に立設された板状部としての立上壁部14mと、立上壁部14mの上端から浴室側に延出された水平面を有する水平延出部14nと、水平延出部14nの浴室側に設けられて下方に窪む壁面材保持部14oが設けられている。
面材支持部14kの浴室側には、下方に凹設されて後述する樹脂製のカバー部材17が嵌合される嵌合溝14lが見付け方向に沿って形成されている。嵌合溝14lをなす脱衣室側の部位は、上部にて立上壁部14mと繋がり、下部にて嵌合溝14lの下方に垂設された垂壁部14pと繋がっている。
基材は、見付け方向におけるほぼ中央に、縦骨20の脱衣室に臨む面が、防水パン係合部14i及び面材支持部14kより脱衣室側に位置するように、脱衣室側に入り込むように切り欠かれて、縦骨20が取り付けられる取付凹部22が形成される。取付凹部22を形成する際には、立上壁部14mと嵌合溝14lの一部を介して繋がった平面を形成する垂壁部14pを残して、その浴室側の部位が切除される。このとき、立上壁部14mと垂壁部14pとが繋がった平面が浴室に臨む面22aをなす。
取付凹部22が形成されることにより、下枠14の浴室側が出入口2側の開口下枠部23と壁部3側の壁下枠部25と分割され、分割された開口下枠部23と壁下枠部25にそれぞれ加工を施して下枠14が形成される。このため、下枠14は、開口下枠部23と、開口下枠部23と見付け方向に間隔を隔てて設けられた壁下枠部25とが、開口下枠部23と壁下枠部25との脱衣室側に、開口下枠部23と壁下枠部25とにわたるように配置された下枠本体部29が一体に形成されている。すなわち、取付凹部22は、開口下枠部23の壁部3側の端と、下枠本体部29における開口下枠部23と壁下枠部25の間の浴室側の端と、壁下枠部25の出入口2側の端とで形成されている。
取付凹部22を形成する開口下枠部23の壁部3側の端は、縦骨20の対向壁部20aとほぼ同幅にて当該対向壁部20a対向するように、見込み方向に沿って切断されている。また、下枠本体部29における開口下枠部23と壁下枠部25の間の浴室側の端は、縦骨20の延出壁部20cとほぼ同幅にて当該延出壁部20cと対向するように、見付け方向に沿って切断されている。壁下枠部25の出入口2側の端は、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるように、たとえは45度の角度をなすような傾斜を備えて切断されている。
取付凹部22が形成された基材は、出入口2側では面材支持部14kが基端から、ほぼ平坦になるように切除され、壁部3側では嵌合溝14lを形成する部位を残して浴室側の部位が切除されて下枠14が形成されている。このとき、取付凹部22の上方にて浴室側に突出している水平延出部14nと壁面材保持部14oも切除する。また、取付凹部22をなす立上壁部14mは、取付凹部22に縦骨20が取り付けられたときに縦骨20の嵌合部20fと、嵌合部20fに嵌合された縦骨シール材53とに接触しない位置にて切除する。すなわち、壁下枠部25の立上壁部14mは、開口下枠部23と壁下枠部25との間の取付凹部22側まで延出されて繋がって浴室に臨む面22aを形成している。ここで、立上壁部14mが壁下枠部25から取付凹部22側に突出している縦骨対向部22bが、出入口2側に向かって延出された延出部に相当する。
そして、出入口2側には、面材支持部14kを切除した切除面を覆うとともに段部14jの脱衣室側と浴室側とを繋ぐ傾斜面を備えたカバー部材17が嵌合溝14lに嵌合されている。このため、下枠14の出入口2側は、立上部14dより浴室側の表面が、浴室側に向かって高さが低くなるような傾斜を有している。ここで、カバー部材17は、出入口2側のみに設けられている。
縦骨20を下枠に取り付ける際には、図4〜図6に示すように、縦骨20には、対向壁部20aから延出壁部20cにかけて、開口下枠部23の壁部3側の端と接触する部位及び取付凹部22にて浴室に臨む面22aと接触する部位に薄肉状のシール材55を貼り付け、さらにシール材55が縦骨20の壁側延出部20dより壁部3側に突出するように備えておく。また、下枠14には、取付凹部22を形成する浴室に臨む面22aと壁下枠部25の出入口2側の端をなす壁面材保持部14oの縁と壁面材保持部14oの浴室に臨む面とにわたってシール材56を備えておく。
そして、シール材55が貼り付けられた縦骨20を、下枠14に設けられている取付凹部22の浴室側から、脱衣室側に向かって近づけて縦骨20側のシール材55と下枠14側のシール材56とを当接させてビスにて固定する。このとき、取付凹部22は、開口下枠部23の壁部3側の端と壁下枠部25の出入口2側の端との間隔が、浴室側の方が広いので、シール材55とシール材56とが、縦骨20が下枠本体部29にできるだけ近づいた位置にて接触するように、縦骨20の対向壁部20aのシール材55が開口下枠部23の壁部3側の端のシール材56から離れた位置から近づけつつ取り付ける。取り付けられた縦骨20の延出壁部20cの脱衣室側にはシール材55及びシール材56を介して縦骨対向部22bが対向している。
上記実施形態の建具1によれば、縦骨20が取り付けられる取付凹部22を形成する壁下枠部25の出入口2側の端が、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるように形成されているので、縦骨20を浴室側から取り付けることにより容易に取り付けることが可能である。このとき、縦骨20は取付凹部22の広い部位から装着されるので、縦骨20と下枠14との間に介在されるシール材55、56を損傷させることなく縦骨20を容易に取り付けることが可能である。
また、下枠本体部29の浴室側の端と繋がって同一平面、すなわち、浴室に臨む面22aをなす立上壁部14mが有する、出入口2側に向かって延出された縦骨対向部22bが、縦骨20の脱衣室側に位置して、縦骨20との間にシール材55、56が介在されているので、下枠本体部29、壁下枠部25、縦骨20との接合部分をより確実にシールすることが可能である。このため、シール材55、56を損傷することなく、縦骨20を下枠14に容易に取り付け可能な建具1を提供することにある。
上記実施形態においては、壁下枠部25の出入口2側の端が、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるような傾斜をなすように切断されている例について説明したが、図7に示すように、壁下枠部25の出入口2側の端は、見込み方向に沿うように切除されており、切除された端部に、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるような傾斜部材58を備えてもよい。この場合には、下枠14に斜めに切除するような加工を施すことなく、傾斜部材58を設けるだけで、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるような傾斜を容易に備えることが可能である。
また、上記実施形態においては、縦骨20の壁側延出部20dが浴室側に延出されて対向壁部20aとほぼ平行に形成されている例について説明したが、図8に示すように、縦骨20の壁側延出部20dは、壁下枠部25の出入口2側の端と対向する部位を有していても構わない。この場合には、壁側延出部20dと壁下枠部25の出入口2側の端、すなわち、壁面材保持部14oの縁とが対向するので、壁側延出部20dと壁面材保持部14oの縁との間においてもシール性を確保することが可能である。このためよりシール性の高い建具1を提供することが可能である。このとき、壁側延出部20dを壁下枠部25の出入口2側の端と対向するように形成してもよいし、上記実施形態のように、壁側延出部20dは見込み方向に沿うように延出されており、壁側延出部20dに図9に示すような傾斜部材59を設けてもよい。
また、上記実施形態においては、壁下枠部25の出入口2側の端が、立上壁部14m側の端から、脱衣室側から浴室側に向かって開口下枠部23の壁部3側の端との間隔が広がるような傾斜をなしている例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図10に示すように、壁下枠部25の出入口2側の端の脱衣室側に見込み方向に沿う見込み縁部25aを設けてもよい。この場合には、取付凹部22に配置された縦骨20の壁部3側への移動を規制することが可能である。このため、縦骨20を適切な位置に配置しやすい下枠14を備えた建具1を提供することが可能である。このとき、開口下枠部23の壁部3側の端と見込み縁部25aとの間隔を、縦骨20の対向壁部20aと壁側延出部20dとの間隔より僅かに広くすると、縦骨20を位置決めしやすく、かつ、縦骨20を下枠14により安定した状態で保持することが可能である。
上記実施形態においては、下枠14の形状を、押出成形した基材から加工を施す工程を交えて説明したが、下枠の14の形状が、上記実施形態にて説明した形状をなしていれば、加工方法及び加工手順は、これに限るものではない。
上記実施形態においては、建具を浴室に用いた例について説明したが、浴室に限るものではない。例えば屋内外の境界部分に設けられる建具の場合には、上記実施形態における浴室側が屋外側となる。
また、上記実施形態においては、出入口2を開閉可能な障子5を1枚備えた浴室建具1の例について説明したが、これに限らず、複数枚の障子を備えていても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 浴室建具(建具)、2 出入口、3 壁部、10 枠体、11 縦枠、
12 縦枠、13 上枠、14 下枠、20 縦骨、22 取付凹部、
22a 浴室に臨む面、23 開口下枠部、25 壁下枠部25a 見込み縁部、
29 下枠本体部、55 シール材、56 シール材、58 傾斜部材、
59 傾斜部材

Claims (4)

  1. 2つの空間の境界に設けられる枠体と、前記枠体の内側を開口と壁部とに仕切る縦骨と、を有する建具であって、
    前記枠体が有する下枠は、前記開口を形成する開口下枠部、前記開口下枠部と見付け方向に間隔を隔てて設けられ前記壁部を形成する壁下枠部、及び、前記開口下枠部と前記壁下枠部との、前記2つの空間のうちの一方の空間側にて前記開口下枠部と前記壁下枠部とにわたるように一体に形成された下枠本体部、を有し、
    前記縦骨は、前記開口下枠部の前記壁部側の端、前記下枠本体部の他方の空間側の端、前記壁下枠部の前記開口側の端、にて形成された凹部にシール材を介して設けられ、
    前記凹部は、前記壁下枠部の前記開口側の端が、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向かって前記開口下枠部の前記壁部側の端との間隔が広がるように形成されており、
    前記壁下枠部は、前記下枠本体部の前記他方の空間側の端と繋がって同一平面をなす板状部と、前記板状部の上部に設けられ前記壁部を構成する面材の下端を保持する面材保持部とを有し、
    前記板状部は、前記開口側に向かって延出された延出部を有し、当該延出部が前記縦骨の前記一方の空間側に位置し、前記延出部と前記縦骨との間にシール材が介在されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記壁下枠部の前記開口側には、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向かって前記開口下枠部の前記壁部側の端との間隔が広がるような傾斜をなす傾斜部材が設けられて前記壁下枠部の前記開口側の端をなしていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記縦骨は、前記壁下枠部の前記開口側の端と前記対向する部位を有することを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記壁下枠部の前記開口側の端には、前記他方の空間側に見込み方向に沿う部位を有していることを特徴とする建具。
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