JP5812967B2 - 塗装ガン及び塗装方法 - Google Patents
塗装ガン及び塗装方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5812967B2 JP5812967B2 JP2012230206A JP2012230206A JP5812967B2 JP 5812967 B2 JP5812967 B2 JP 5812967B2 JP 2012230206 A JP2012230206 A JP 2012230206A JP 2012230206 A JP2012230206 A JP 2012230206A JP 5812967 B2 JP5812967 B2 JP 5812967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- pipe
- outflow hole
- rotary atomizing
- shaping air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
これに対して、大径のベルカップ2(2B)へは、回転中心から大きく離れているフィードチューブ2(3)で塗料が供給されるため、塗料が偏って広げられる虞がある。偏ると、塗膜が不均一になり、色むら等の不具合が発生する。
特許文献2の図1に示されるように、大径のベル部(20)へは、回転中心近傍に配置される第1塗料供給管(24)から塗料が供給され、小径のベル部(21)へは、回転中心近傍に配置される第2塗料供給管(25)から塗料が供給されるため、塗料が均等に広げられる。
ただし、小径のベル部(21)の外縁がシェーピング空気噴出穴(エア吹出口)(32a,33a)から著しく離れている。結果、小径のベル部(21)が放出する塗料にはシェーピング空気が作用しないことになる。
これでは、ベル部(20)にベル部(21)を付設した意味合いが薄くなり、設備費用が嵩む割に得られる効果が小さいことになり、好ましくない。
第1回転霧化頭は、背面に供給される塗料を前面へ流出させる第1塗料流出穴と、この第1塗料流出穴から流出する塗料に遠心力を付与する第1沿面とを有し、
この第1沿面から放出される塗料の形状を整えるシェーピング空気を噴射する第1シェーピング空気噴出穴が、前記第1回転霧化頭を囲うように設けられ、
第2回転霧化頭は、外縁が前記第1塗料流出穴の前方に位置すると共に、前記第1回転霧化頭に固定され、背面に供給される塗料を前面へ流出させる第2塗料流出穴と、この第2塗料流出穴から流出する塗料に遠心力を付与する第2沿面とを有するごとくに、少なくとも外径が異なる2つの回転霧化頭を塗装ガンは備え、
前記第1塗料流出穴は、前記塗料を流出させないときに、シェーピング空気を噴出する第2シェーピング空気噴出穴として使用するように、塗料流出穴と空気噴出穴とを兼用させることを特徴とする。
第1管と第2管の間の隙間へ第1塗料が供給され、第2管と第3管の間の隙間へシェーピング空気が供給され、第3管へ第2塗料が供給されるようにしたことを特徴とする。
前記第1塗料流出穴から塗料を流出させ、この塗料に前記第1沿面で遠心力を付与し、この第1沿面から放出される塗料を前記第1シェーピング空気噴出穴から噴出される空気で形状を整える第1塗布パターンと、
前記第2塗料流出穴から塗料を流出させ、この塗料に前記第2沿面で遠心力を付与し、この第2沿面から放出される塗料を前記第1塗料流出穴から噴出されるシェーピング空気で形状を整える第2塗布パターンと、
からなる少なくとも2つの塗布パターンを選択して実施することを特徴とする。
すなわち、第1回転霧化頭と第1シェーピング空気噴出穴とにより、形が良好な大径の塗布パターンが得られる。また、第2回転霧化頭と第1塗料流出穴を兼ねる第2シェーピング空気噴出穴とにより、形が良好な小径の塗布パターンが得られる。
よって、本発明によれば、形状の良好な塗布パターンを複数得ることができる塗布ガンが提供される。
この多重管は回転中心に配置されるため、塗料は遠心力によって均等に広げられる。
よって、本発明によれば、形状の良好な塗布パターンを複数得ることができる塗布方法が提供される。
回転霧化頭に第1塗料流出穴を兼ねる第2シェーピング空気噴出穴が設けられているため、シェーピング空気に旋回力を付与することができる。回転速度を変更することで付与する旋回力を変更することができる。回転速度を制御すると塗布パターンを制御することができる。結果、塗布パターンの範囲を広げることができる。
先ず、図1にて、制御部29は、第1空気弁21及び第1塗料弁27を開き、第2空気弁26及び第2塗料弁28を閉じる。
すると、図3(b)に示すように、隙間54から加圧空気が第2回転霧化頭40の背後に供給される。この空気は第1塗料流出穴を兼ねる第2シェーピング空気噴出穴32から前面へ噴出する。
放出される塗料は第1塗料流出穴を兼ねる第2シェーピング空気噴出穴32からのシェーピング空気で形が整えられ被塗物(例えば車体)へ向かう。第1塗料流出穴を兼ねる第2シェーピング空気噴出穴32が第2沿面42の外縁近傍に設けられているため、塗布パターンBの形状は良好になる。
このように、回転速度を制御することでも多様の塗布パターンが得られる。
Claims (4)
- 塗料供給路から供給される塗料を、遠心力で霧化させると共に放出する回転霧化頭を複数備える塗装ガンにおいて、
第1回転霧化頭は、背面に供給される塗料を前面へ流出させる第1塗料流出穴と、この第1塗料流出穴から流出する塗料に遠心力を付与する第1沿面とを有し、
この第1沿面から放出される塗料の形状を整えるシェーピング空気を噴射する第1シェーピング空気噴出穴が、前記第1回転霧化頭を囲うように設けられ、
第2回転霧化頭は、外縁が前記第1塗料流出穴の前方に位置すると共に、前記第1回転霧化頭に固定され、背面に供給される塗料を前面へ流出させる第2塗料流出穴と、この第2塗料流出穴から流出する塗料に遠心力を付与する第2沿面とを有するごとくに、少なくとも外径が異なる2つの回転霧化頭を塗装ガンは備え、
前記第1塗料流出穴は、前記塗料を流出させないときに、シェーピング空気を噴出する第2シェーピング空気噴出穴として使用するように、塗料流出穴と空気噴出穴とを兼用させることを特徴とする塗装ガン。 - 前記塗料供給路は、第1管と、この第1管の内に隙間を置いて配置される第2管と、この第2管の内に隙間を置いて配置される第3管とからなる多重管であり、
第1管と第2管の間の隙間へ第1塗料が供給され、第2管と第3管の間の隙間へ前記シェーピング空気が供給され、第3管へ第2塗料が供給されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の塗装ガン。 - 請求項1記載の塗装ガンを用いて実施する塗装方法であって、
前記第1塗料流出穴から塗料を流出させ、この塗料に前記第1沿面で遠心力を付与し、この第1沿面から放出される塗料を前記第1シェーピング空気噴出穴から噴出される空気で形状を整える第1塗布パターンと、
前記第2塗料流出穴から塗料を流出させ、この塗料に前記第2沿面で遠心力を付与し、この第2沿面から放出される塗料を前記第1塗料流出穴から噴出されるシェーピング空気で形状を整える第2塗布パターンと、
からなる少なくとも2つの塗布パターンを選択して実施することを特徴とする塗布方法。 - 前記第2塗布パターンでは、前記シェーピング空気に加えて、前記回転霧化頭の回転速度を制御することでパターンを制御することを特徴とする請求項3記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230206A JP5812967B2 (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 塗装ガン及び塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230206A JP5812967B2 (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 塗装ガン及び塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014079714A JP2014079714A (ja) | 2014-05-08 |
JP5812967B2 true JP5812967B2 (ja) | 2015-11-17 |
Family
ID=50784440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012230206A Active JP5812967B2 (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 塗装ガン及び塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5812967B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6809395B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2021-01-06 | トヨタ車体株式会社 | 回転霧化塗装装置 |
JP6973356B2 (ja) * | 2018-11-16 | 2021-11-24 | トヨタ車体株式会社 | ベル型塗装装置 |
-
2012
- 2012-10-17 JP JP2012230206A patent/JP5812967B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014079714A (ja) | 2014-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5733996B2 (ja) | 回転霧化式塗装装置 | |
JP2005081304A (ja) | 回転霧化塗装装置および塗装方法 | |
JP6441480B2 (ja) | 塗装方法及びその装置 | |
JP2008093521A (ja) | 回転式静電塗装装置 | |
JP5865406B2 (ja) | 被覆材料を噴霧するための回転噴霧器及びその噴霧器を備える装置 | |
CA2988061C (en) | Painting device | |
JPH0899052A (ja) | 回転霧化頭型塗装装置 | |
JP5812967B2 (ja) | 塗装ガン及び塗装方法 | |
JP6005497B2 (ja) | 回転霧化頭式塗装機 | |
CA2556013A1 (en) | Radius edge bell cup and method for shaping an atomized spray pattern | |
JP6985214B2 (ja) | 回転霧化頭および塗装装置 | |
JP4621085B2 (ja) | 塗装機 | |
JPWO2018221611A1 (ja) | 回転霧化頭型塗装機 | |
JP2012115736A (ja) | 回転霧化塗装装置および回転霧化塗装装置による塗装方法 | |
JP5684672B2 (ja) | 塗装方法及び塗装装置 | |
JP5887248B2 (ja) | 塗装ガン | |
JP7188845B2 (ja) | ベル型塗装装置 | |
JP2009045518A (ja) | 回転霧化式塗装装置の霧化頭 | |
JP6973356B2 (ja) | ベル型塗装装置 | |
JP4823709B2 (ja) | 塗装装置 | |
JP5474638B2 (ja) | 静電塗装方法 | |
JP5981304B2 (ja) | 回転霧化式塗装機 | |
JP2011041893A (ja) | 回転霧化式塗装装置 | |
JP6974214B6 (ja) | 塗装装置 | |
JPH0422451A (ja) | 回転霧化式塗装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150915 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5812967 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |