JP5811556B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
また、例えば、特許文献2に記載されているように、グレートーンを有するマスクを用い、一つの半導体層上に2種の厚さをもつレジストを形成し、第1の不純物注入を行い、膜厚の小さい部分のレジストを除去しさらに第2の不純物の注入を行うことで製造工程を短縮化したトランジスターの製造方法が知られていた。
前記ソース・ドレインは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNSDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、ソース・ドレインとしての性能を確保している。
前記ソース・ドレインは2回目の注入であるNCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしNCDイオン注入工程は、NSDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためソース・ドレインの性能を維持するのに問題にならない。
前記チャネル領域では、1回目の注入であるNSDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるNCDイオン注入工程により加速の電圧を上げて調瀬された不純物注入工程の際に、レジストを透過するようにレジスト膜厚を調整されており、チャネルに必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記PMOSTFTの領域では、レジストが加速電圧を上げても透過しないように膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、PMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストを注入エネルギーに応じてイオン注入の阻止膜と透過膜とに使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、NMOSTFTのチャネルとソース・ドレインを形成することが可能となる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTを製造することができる。
前記ソース・ドレインは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNSDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、ソース・ドレインとしての性能を確保している。
前記ソース・ドレインは2回目の注入であるNCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしNCDイオン注入工程は、NSDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためソース・ドレインの性能を維持するのに問題にならない。
前記チャネル領域では、1回目の注入であるNSDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるNCDイオン注入工程時には、レジストの薄膜化工程により、不純物を遮蔽するレジストが除去されており、チャネルに必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記PMOSTFTの領域では、レジストが薄膜化工程によっても、除去されないように厚く膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、PMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストをイオン注入の阻止膜を2段階に使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、NMOSTFTのチャネルとソース・ドレインを形成することが可能となる。
また、NCDイオン注入工程は、NMOSTFTのチャネル領域のレジストを除去した状態で行われるため、段差レジストの膜厚変動に伴うTFT特性の変動を抑えることができる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
前記LDDは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNLDD注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、LDDとしての性能を確保している。
前記LDDは2回目の注入であるNCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしNCDイオン注入工程は、NLDDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためLDDの性能を維持するのに問題にならない。
前記チャネル領域では、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるNCDイオン注入工程により加速電圧を上げて調瀬された不純物注入工程の際に、レジストを透過するようにレジスト膜厚を調整されており、チャネルに必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記PMOSTFTの領域では、レジストが加速電圧を上げても透過しないように膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、PMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストを注入エネルギーに応じてイオン注入の阻止膜と透過膜とに使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、NMOSTFTのチャネルとLDDを形成することが可能となる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、この場合前記段差レジストには2回の注入が行われる。レジストは通常よりも多くの不純物を遮蔽し変質しが起き、除去が困難になり、TFTの信頼性を落とす可能性がある。しかし、この場合NSDイオン注入工程と比較して低ドーズであり、レジストの変質が抑えられる。そのため、レジストは除去しやすいまま保持されており信頼性を落とすことがない。
前記LDDは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、LDDとしての性能を確保している。
前記LDDは2回目の注入であるNCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしNCDイオン注入工程は、NLDDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためLDDの性能を維持するのに問題にならない。
前記チャネル領域では、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるNCDイオン注入工程時には、レジストの薄膜化工程により、不純物を遮蔽するレジストが除去されており、チャネルに必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記PMOSTFTの領域では、レジストが薄膜化工程によっても、除去されないように厚く膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、PMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストをイオン注入の阻止膜を2段階に使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、NMOSTFTのチャネルとLDDを形成することが可能となる。
また、チャネルのイオン注入は、チャネル領域のレジストを除去した状態で行われるため、段差レジストの膜厚変動に伴うTFT特性の変動を抑えることができる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、前記段差レジストには2回の注入が行われる。レジストは通常よりも多くの不純物を遮蔽し変質しが起き、除去が困難になり、TFTの信頼性を落とす可能性がある。しかし、この場合NSDイオン注入工程と比較して低ドーズであり、レジストの変質が抑えられる。そのため、レジストは除去しやすいまま保持されており信頼性を落とすことがない。
前記ソース・ドレインは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNSDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、ソース・ドレインとしての性能を確保している。
前記ソース・ドレインは2回目の注入であるPCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしPCDイオン注入工程は、NSDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためソース・ドレインの性能を維持するのに問題にならない。
前記PMOSTFT領域では、1回目の注入であるNSDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるPCDイオン注入工程により加速電圧を上げて調瀬された不純物注入工程の際に、レジストを透過するようにレジスト膜厚を調整されており、PMOSTFTの動作閾値調整に必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記チャネル前駆体領域及びLDD前駆体領域では、レジストが加速電圧を上げても透過しないように調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、NMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストを注入エネルギーに応じてイオン注入の阻止膜と透過膜とに使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、PMOSTFTとNMOSTFTのソース・ドレインと、を形成することが可能となる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、この方法によればPMOSTFTに動作閾値調整に必要な不純物注入がされており、PMOSTFTの閾値ずれによる、誤動作を抑えることができる。言い換えるとPMOSTFTを用いた回路を含む半導体装置を高品質で製造することができる。
前記ソース・ドレインは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNSDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、ソース・ドレインとしての性能を確保している。
前記ソース・ドレインは2回目の注入であるPCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしPCDイオン注入工程は、NSDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためソース・ドレインの性能を維持するのに問題にならない。
前記PMOSTFT領域では、1回目の注入であるNSDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるPCD工程時には、レジストの薄膜化工程により、不純物を遮蔽するレジストが除去されており、PMOSTFTの動作閾値調整に必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記チャネル前駆体領域及びLDD前駆体領域では、レジストが薄膜化工程によっても、除去されないように厚く膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、NMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストをイオン注入の阻止膜を2段階に使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、PMOSTFTとNMOSTFTのソース・ドレインと、を形成することが可能となる。
また、PCDイオン注入工程は、第2領域のレジストを除去した状態で行われるため、段差レジストの膜厚変動に伴うTFT特性の変動を抑えることができる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、この方法によればPMOSTFTに動作閾値調整に必要な不純物注入がされており、PMOSTFTの閾値ずれによる、誤動作を抑えることができる。言い換えるとPMOSTFTを用いた回路を含む半導体装置を高品質で製造することができる。
前記LDDは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、LDDとしての性能を確保している。
前記LDDは2回目の注入であるPCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしPCDイオン注入工程は、NLDDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためLDDの性能を維持するのに問題にならない。
前記PMOSTFT領域では、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるPCD工程により加速電圧を上げて調瀬された不純物注入工程の際に、レジストを透過するようにレジスト膜厚を調整されており、PMOSTFTの動作閾値調整に必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記チャネル領域では、レジストが加速電圧を上げても透過しないように調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、NMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストを注入エネルギーに応じてイオン注入の阻止膜と透過膜とに使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、PMOSTFTとLDDを形成することが可能となる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、この場合前記段差レジストには2回の注入が行われる。レジストは通常よりも多くの不純物を遮蔽し変質が起き、除去が困難になり、TFTの信頼性を落とす可能性がある。しかし、この場合NSD工程と比較して低ドーズであり、レジストの変質が抑えられる。そのため、レジストは除去しやすいまま保持されており信頼性を落とすことがない。
また、この方法によればPMOSTFTに動作閾値調整に必要な不純物注入がされており、PMOSTFTの閾値ずれによる、誤動作を抑えることができる。言い換えるとPMOSTFTを用いた回路を含む半導体装置を高品質で製造することができる。
前記LDDは2回のイオン注入で形成されるが、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程により所望の濃度のイオン注入を行うことで、LDDとしての性能を確保している。
前記LDDは2回目の注入であるPCDイオン注入により、追加の注入がされる。しかしPCDイオン注入工程は、NLDDイオン注入工程に比べ、濃度が低いためLDDの性能を維持するのに問題にならない。
前記PMOSTFT領域では、1回目の注入であるNLDDイオン注入工程では、レジストにマスクされ不純物の注入がされず、2回目の注入であるPCD工程時には、レジストの薄膜化工程により、不純物を遮蔽するレジストが除去されており、PMOSTFTの動作閾値調整に必要な濃度の不純物導入が可能である。
前記チャネル領域では、レジストが薄膜化工程によっても、除去されないように厚く膜厚調整されており、2回の注入工程で不純物の導入はされず、NMOSTFTの性能を落とすことがない。
このように、段差レジストをイオン注入の阻止膜を2段階に使い分けることで、フォトマスク数の増加を抑えて、PMOSTFTとLDDを形成することが可能となる。
また、PCDイオン注入工程は、第2領域のレジストを除去した状態で行われるため、段差レジストの膜厚変動に伴うTFT特性の変動を抑えることができる。
加えて、段差レジストはレジスト膜厚に応じて各々分離した領域に設けられており、レジスト膜厚が薄い領域と隣接して膜厚が厚い領域が形成されるようなことはない。つまり、各々の段差レジストの形状は単純な形状で構成される。そのため、形状の複雑さに起因する影響が抑えられるので、膜厚安定性を確保することができる。
また、ゲート絶縁膜としての絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成してから厚さの異なる領域を含む段差レジストを形成することから、ゲート電極に覆われる位置に形成されるTFTのチャネル部を汚染することなくTFTの製造することができる。
また、この場合前記段差レジストには2回の注入が行われる。レジストは通常よりも多くの不純物を遮蔽し変質が起き、除去が困難になり、TFTの信頼性を落とす可能性がある。しかし、この場合NSD工程と比較して低ドーズであり、レジストの変質が抑えられる。そのため、レジストは除去しやすいまま保持されており信頼性を落とすことがない。
また、この方法によればPMOSTFTに動作閾値調整に必要な不純物注入がされており、PMOSTFTの閾値ずれによる、誤動作を抑えることができる。言い換えるとPMOSTFTを用いた回路を含む半導体装置を高品質で製造することができる。
本実施形態では、電気光学装置として液晶装置を例に挙げて、半導体装置の製造方法および電気光学装置の製造方法を説明する。
まず、電気光学装置としての液晶装置について、図1および図2を参照して説明する。
図1は液晶装置の構成を示す概略図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)のH−H’線断面図である。図2は、液晶装置の等価回路図である。
本実施形態では、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor;以下TFTと呼ぶ)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。ここで、画素のスイッチング用のTFTを、以降TFT30とも記載する。
例示した液晶装置100は、例えば投射型表示装置(液晶プロジェクター)の光変調手段(液晶ライトバルブ等)や、直視型ディスプレイとして好適に用いることができる。また、電気光学装置として、液晶装置100以外の、例えば有機EL装置、電子ペーパーにも後述する本実施形態の半導体装置の製造方法を適用することができる。
走査線駆動回路104は、PMOSTFT40p含む回路を形成することで製造されており、走査線3aを駆動すると共に、タイミングデータやその他の信号処理を行っている。
データ線駆動回路101は、PMOSTFT40p含む回路を形成することで製造されており、データ線6aを駆動すると共に、タイミングデータやその他の信号処理を行っている。
以下、上記した電気光学装置としての液晶装置の製造方法に関して、特に、PMOSTFT40p、及びTFT30の製造工程について図3および図4を参照して説明する。
図3(a)〜(g)、図4(h)〜(j)は本実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。
なお、ここでは絶縁物として石英を用いた場合について説明したが、これは半導体や導体を絶縁体(絶縁部)で覆ったものを素子基板10として用いても良い。
具体的には、ゲート絶縁膜158を形成する工程と、電極形成工程間を、6枚のフォトマスクで形成することができる。これは、従来工程でのフォトマスク数に比べ1枚削減できる。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第2実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図5を参照して説明を行う。
図5は、第2実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。本実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第3実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図6を参照して説明を行う。
図6は、第3実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第4実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図7を参照して説明を行う。
図7は、第4実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第5実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図8を参照して説明を行う。
図8は、第5実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第6実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図9を参照して説明を行う。
図9は、第6実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第7実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図10を参照して説明を行う。
図10は、第7実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
液晶装置100や種々の電気光学装置に用いる第8実施形態の半導体装置(PMOSTFT40p、及びTFT30)の製造方法について、図11を参照して説明を行う。
図11は、第8実施形態にかかる製造工程を説明するための工程断面図である。この実施形態では、上記した説明と重複する部分があるので、重複した部分については上記した説明を引用し、重複を避けるものとする。
Claims (6)
- 半導体膜を島状に分離することで形成された、第1領域および第2領域を1面側に備える基板と、
前記第1領域中の、第11領域と、第12領域と、第13領域と、
前記第11領域に形成された、チャネル領域と、
ゲート絶縁膜を挟み、前記チャネル領域と対向するように形成された第1ゲート電極と、
前記1面側の平面視で前記第1ゲート電極を挟む前記第12領域に形成されたLDDと、
前記1面側の平面視で前記LDDを挟む前記第13領域に形成されたソース・ドレインと、を含むNMOSTFTと、
前記第2領域に形成された、第2ゲート電極を含むPMOSTFTと、を含む半導体装置の製造方法であって、
前記基板の前記1面側に前記NMOSTFTと、前記PMOSTFTと、が備える前記ゲート絶縁膜を形成する絶縁膜製造工程と、
前記第11領域及び前記第12領域及び前記第2領域を覆い、前記第11領域及び前記第12領域での厚さが前記第2領域での厚さよりも薄く、かつ前記第13領域にあたる部分を開口した段差レジストを形成する段差レジスト形成工程と、
前記第2領域と前記第11領域と前記第12領域とを覆う前記段差レジストをマスクとして、前記第13領域のソース・ドレイン前駆体にイオン注入を行い、N型の不純物を導入するNSDイオン注入工程と、
イオン注入の加速電圧を上げて、前記第2領域に位置する前記段差レジストではイオンの通過が阻止され、前記第11領域及び前記第12領域に位置する前記段差レジストではイオンを通させることで、前記段差レジストをマスクとして、前記チャネル領域に、P型の不純物をイオン注入し、前記チャネル領域を構成するNCDイオン注入工程と、
前記段差レジストを除去する工程と、
前記1面側に前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、を形成するゲート電極形成工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体膜を島状に分離することで形成された、第1領域および第2領域を1面側に備える基板と、
前記第1領域中の、第11領域と、第12領域と、第13領域と、
前記第11領域に形成された、チャネル領域と、
ゲート絶縁膜を挟み、前記チャネル領域と対向するように形成された第1ゲート電極と、前記1面側の平面視で前記第1ゲート電極を挟む前記第12領域に形成されたLDDと、前記1面側の平面視で前記LDDを挟む前記第13領域に形成されたソース・ドレインと、を含むNMOSTFTと、
前記第2領域に形成された、第2ゲート電極を含むPMOSTFTと、
を含む半導体装置の製造方法であって、
前記基板の前記1面側に前記NMOSTFTと、前記PMOSTFTと、が備える前記ゲート絶縁膜を形成する絶縁膜製造工程と、
前記第11領域及び前記第2領域を覆い、前記第11領域での厚さが前記第2領域での厚さよりも薄く、かつ前記第12領域及び前記第13領域にあたる部分を開口した段差レジストを形成する段差レジスト形成工程と、
前記第2領域と前記第11領域とを覆う前記段差レジストをマスクとして、前記第12領域のLDD前駆体にイオン注入を行い、N型の不純物を導入するNLDDイオン注入工程と、
イオン注入の加速電圧を上げて、前記第2領域に位置する前記段差レジストではイオンの通過が阻止され、前記第11領域に位置する前記段差レジストではイオンを通させることで、前記段差レジストをマスクとして、前記チャネル領域に、P型の不純物をイオン注入し、前記チャネル領域を構成するNCDイオン注入工程と、
前記段差レジストを除去する工程と、
前記1面側に前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、を形成するゲート電極形成工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体膜を島状に分離することで形成された、第1領域および第2領域を1面側に備える基板と、
前記第1領域中の、第11領域と、第12領域と、第13領域と、
前記第11領域に形成された、チャネル領域と、
ゲート絶縁膜を挟み、前記チャネル領域と対向するように形成された第1ゲート電極と、前記1面側の平面視で前記第1ゲート電極を挟む前記第12領域に形成されたLDDと、前記1面側の平面視で前記LDDを挟む前記第13領域に形成されたソース・ドレインと、を含むNMOSTFTと、
前記第2領域に形成された、第2ゲート電極を含むPMOSTFTと、
を含む半導体装置の製造方法であって、
前記基板の前記1面側に前記NMOSTFTと、前記PMOSTFTと、が備える前記ゲート絶縁膜を形成する絶縁膜製造工程と、
前記第2領域を覆い、前記第1領域を開口した第1レジストを形成する工程と、
前記第1レジストをマスクとして前記第1領域にP型不純物を導入するNCDイオン注入工程と、
前記第11領域及び前記第12領域及び前記第2領域を覆い、前記第11領域及び前記第12領域での厚さが前記第2領域での厚さよりも厚く、かつ前記第13領域にあたる部分を開口した段差レジストを形成する段差レジスト形成工程と、
前記第2領域と前記第11領域と前記第12領域とを覆う前記段差レジストをマスクとして、前記第13領域のソース・ドレイン前駆体にイオン注入を行い、N型の不純物を導入するNSDイオン注入工程と、
イオン注入の加速電圧を上げて、前記第11領域及び前記第12領域に位置する前記段差レジストではイオンの通過が阻止され、前記第2領域に位置する前記段差レジストではイオンを通させることで、前記段差レジストをマスクとして、前記第2領域のPMOSTFT前駆体に、N型の不純物をイオン注入するPCDイオン注入工程と、
前記段差レジストを除去する工程と、
前記1面側に前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、を形成するゲート電極形成工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 半導体膜を島状に分離することで形成された、第1領域および第2領域を1面側に備える基板と、
前記第1領域中の、第11領域と、第12領域と、第13領域と、
前記第11領域に形成された、チャネル領域と、
ゲート絶縁膜を挟み、前記チャネル領域と対向するように形成された第1ゲート電極と、前記1面側の平面視で前記第1ゲート電極を挟む前記第12領域に形成されたLDDと、前記1面側の平面視で前記LDDを挟む前記第13領域に形成されたソース・ドレインと、を含むNMOSTFTと、
前記第2領域に形成された、第2ゲート電極を含むPMOSTFTと、
を含む半導体装置の製造方法であって、
前記基板の前記1面側に前記NMOSTFTと、前記PMOSTFTと、が備える前記ゲート絶縁膜を形成する絶縁膜製造工程と、
前記第2領域を覆い、前記第1領域を開口した第1レジストを形成する工程と、
前記第1レジストをマスクとして前記第1領域にP型不純物を導入するNCDイオン注入工程と、
前記第11領域及び前記第2領域を覆い、前記第11領域での厚さが前記第2領域での厚さよりも厚く、かつ前記第12領域及び前記第13領域にあたる部分を開口した段差レジストを形成する段差レジスト形成工程と、
前記第2領域と前記第11領域とを覆う前記段差レジストをマスクとして、前記第12領域のLDD前駆体にイオン注入を行い、N型の不純物を導入するNLDDイオン注入工程と、
イオン注入の加速電圧を上げて、前記第11領域に位置する前記段差レジストではイオンの通過が阻止され、前記第2領域に位置する前記段差レジストではイオンを通させることで、前記段差レジストをマスクとして、前記第2領域のPMOSTFT前駆体に、N型の不純物をイオン注入するPCDイオン注入工程と、
前記段差レジストを除去する工程と、
前記1面側に前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、を形成するゲート電極形成工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
前記NCDイオン注入工程における、前記段差レジストの薄膜部での厚さが50nm〜300nmであり、前記NCDイオン注入工程の加速を60keV〜80keVに調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項3または請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
前記PCDイオン注入工程における、前記段差レジストの薄膜部での膜厚が50nm〜300nmであり、前記PCDイオン注入工程の加速を70keV〜90keVに調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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