JP5810875B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、中綴じした冊子束を積載する排紙積載部を有する用紙処理装置、及び用紙処理装置を具備する画像形成システムに関する。
従来、中折り部及び中綴じ処理部を有するとともに、中綴じ後の用紙束を積載する排紙積載部を有する用紙処理装置として、特許文献1〜4で開示されたものがある。
この種の用紙処理装置では、生産性や精度、使い勝手等を向上させるために、各処理部の配置や、用紙の搬送経路及び用紙の姿勢に種々の工夫が施されている。
特開2011−105426号公報 特開2011−116528号公報 特開2011−51686号公報 特開2011−111243号公報
本発明は、従来に比して、設置面積が小さく、かつ、使い勝手の向上した用紙処理装置を提供することを目的とする。
本発明の用紙処理装置の一つの態様は、中綴じ処理が施された冊子束の端部を断裁する断裁部と、前記断裁部よりも上方の装置上面に配置された排紙積載部と、中綴じされた前記冊子束を垂直に把持した状態で、前記断裁部に向けて下降させ、及び、前記断裁部から前記排紙積載部へと上昇させる、昇降部と、を具備する。
本発明によれば、断裁部よりも上方の装置上面に排紙積載部を配置したので、設置面積が小さく、かつ、使い勝手の向上した用紙処理装置を実現できる。
実施の形態の用紙処理装置が用いられた画像形成システムの全体構成を示す略線的平面図 画像形成システムの外観構成を示す略線的斜視図 第1方向及び第2方向に搬送される用紙の状態を示す図 共通経路の搬送機構及び中折り機構の構成を示す側面図 用紙位置決め時の先端規制部材及び搬送ベルトの様子を示す側面図 用紙位置決め時の付勢部材及び搬送ローラーの様子を示す側面図 中折り時の、搬送機構及び中折り機構の様子を示す側面図 先端規制部材が突出した状態を示す側面図 先端規制部材が退避した状態を示す側面図 第2方向への用紙排出動作の説明に供する図 鞍掛機構及び中綴じ機構の構成を示す斜視図 バッファ鞍の移動の様子を示す側面図 バッファ鞍の移動の様子を示す側面図 鞍掛機構及び中綴じ機構の動作の説明に供する上面図 断裁ユニットの配置を示す図 断裁ユニット、排紙積載部及び昇降部の配置を示す斜視図 断裁ユニット、排紙積載部及び昇降部の配置を示す側面図 方向転換部の説明に供する側面図 方向転換部の説明に供する側面図 昇降部における把持位置の変更の説明に供する斜視図 昇降部における把持位置の変更の説明に供する斜視図 スクエアフォールド処理の説明に供する図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[1]システムの全体構成
図1は、本実施の形態の用紙処理装置が用いられた画像形成システムの全体構成を示す略線的平面図である。また、図2は、画像形成システムの外観構成を示す略線的斜視図である。
図1に示すように、画像形成システム10は、画像形成ユニット20と、用紙処理ユニット30と、を有する。
画像形成ユニット20は、用紙にトナー像でなる画像を形成するものであり、いわゆる複写機や、プリンターと呼ばれる部分である。画像形成ユニット20は、例えば、スキャナー、露光装置、感光ドラム、現像装置、定着装置などを有し、用紙上にトナー像を形成し、トナー像が形成された用紙を排出するようになっている。
用紙処理ユニット30は、重ね合わせ部40と、第1用紙処理部50と、第2用紙処理部100と、を有する。
用紙処理ユニット30は、搬入された用紙(つまり画像形成ユニット20から排出された印刷済の用紙)を、用紙の搬入方向と同一方向の第1方向D1と、この第1方向D1に直交する第2方向D2と、のいずれかに切り替えながら搬送できるようになっている。
第1方向D1には、第1用紙処理部50が配置されている。第2方向D2には、第2用紙処理部100が配置されている。加えて、第2用紙処理部100は、第1用紙処理部50と第2用紙処理部100との搬送分岐点K0である共通経路を含むように構成されている。つまり、印刷済の用紙は、第2用紙処理部100の一部を介して、第1用紙処理部50に搬入されるようになっている。
第1用紙処理部50は、用紙に対して中折り以外の処理を施す。第1用紙処理部50は、例えば、排紙トレイ、平綴じのステイプラー、穴開け機、くるみ製本(糊付け製本)機であり、印刷済の用紙に対して、大量積載処理、平綴じ処理、穴開け処理、くるみ製本処理などを施す。なお、第1用紙処理部50の構成は、上記の処理を行うものに限らず、要は、中折り以外の処理を行うものであればよい。
第2用紙処理部100は、用紙に対して中折り処理を含む処理を施す。図3は、第1方向D1及び第2方向D2に搬送される用紙1の状態を示すものである。第1方向D1に搬送される用紙1は中折りされていない用紙であり、第2方向D2に搬送される用紙1は中折りされている用紙である。本実施の形態の場合、第2用紙処理部100は、用紙1に対して順次、中折り処理、中綴じ処理、スクエアフォールド処理、断裁処理、積載処理を施すようになっている。第2用紙処理部100の詳細な構成については、後述する。
重ね合わせ部40は、所定枚数の用紙を重ね合わせ、その用紙を、図中矢印で示す方向、つまり搬送分岐点K0の方向(第2用紙処理部100の方向と言ってもよい)に排出する。これにより、第2用紙処理部100によって、重ね合わせ部40で重ね合わされた例えば5枚の用紙が一気に中折りされるようになる。また、重ね合わせ部40を設けたことにより、重ね合わせ以降に、第1用紙処理部50及び第2用紙処理部100において時間を要する場合においても、重ね合わせ部40に印刷済の用紙をストックしておけるので(つまり重ね合わせ部40がバッファの機能を果たすので)、前段側の画像形成ユニット20の処理を停止しなくてもよくなり、生産性の低下を抑制できる。
[2]第2用紙処理部の構成
[2−1]共通経路の搬送機構、及び、中折り機構
ここでは、第2用紙処理部100のうち、図1の分岐点K0を含む共通経路の搬送機構、及び、中折り機構について詳しく説明する。
図4は、共通経路の搬送機構及び中折り機構の構成を示す図である。図4は、第2用紙処理部100を、図1の矢印D1に沿って側面視した側面図である。つまり、図4の右方には重ね合わせ部40が配置され、左方には第1用紙処理部50が配置され、紙面手前側が第2方向D2である。
図4の搬送機構は、大きく分けて、用紙搬入ユニット110と、用紙搬出ユニット120と、中折りユニット130と、に分けられる。
用紙搬入ユニット110は、上下で対になっている搬送ローラー111を有する。用紙は、搬送ローラー111の間に狭持され、搬送ローラー111の回転力によって第1方向D1に搬送される。なお、搬送ローラー111は、駆動ギア112によって駆動される。
また、用紙搬入ユニット110は、付勢部材113を有する。付勢部材113は、駆動プーリ114に懸架されたタイミングベルト115の表面に固着されており、タイミングベルト115と共に、図の時計方向及び反時計方向に移動可能とされている。
用紙搬出ユニット120は、上下で対になっている搬送ベルト121を有する。用紙は、上下の搬送ベルト121の間に狭持され、搬送ベルト121の回転力によって第1方向D1に搬送される。因みに、搬送ベルト121は、紙面と直交する方向に、所定の間隔をおいて複数個並設されている(搬送ローラー111及び搬送ベルト121の配置については、図10参照)。
また、用紙搬出ユニット120は、先端規制部材122を有する。先端規制部材122は、用紙の先端に当接して、用紙先端位置を規制する。また、先端規制部材122は、搬送経路に出没可能とされている。因みに、図4では、先端規制部材122が搬送経路から退避した状態が示されている。さらに、先端規制部材122は、搬入される用紙サイズに応じて、第1方向D1又はそれとは逆方向に移動できるようになっている。
中折りユニット130は、2本のニップローラー131と、ニップローラー131に用紙を押し込む薄板状の折りナイフ132と、を有する。ニップローラー131の回転軸は、搬送ローラー111及び駆動ギア112の回転軸と並行である。これにより、駆動ギア112によって、搬送ローラー111及びニップローラー131の両方を駆動できる。このように、第2用紙処理部100を、第1方向D1への搬送経路と第2方向D2への搬送経路との分岐点である共通搬送経路を含んだ構成とし、中折り処理を、共通搬送経路にて行うようにしたので、用紙搬送と中折りの駆動源を共用し易くなる。なお、ニップローラー131のニップ線は、第1方向D1と直交している。具体的には、ニップ線は紙面に直交する方向に形成されている。
搬送中折り機構の行う代表的な動作は、次の通りである。
(i) 用紙搬入動作
(ii) 用紙位置決め動作
(iii) 中折り動作
(iv) 第1方向D1への用紙排出動作
(v) 第2方向D2への用紙排出動作
以下に、各動作について詳しく説明する。
(i) 用紙搬入動作
図4に示すように、上下の搬送ローラー111が圧着状態で駆動され、かつ、上下の搬送ベルト121が圧着状態で駆動される。用紙は、上下の搬送ローラー111及び上下の搬送ベルト121に狭持されて、第1方向D1に搬送される。この用紙搬入動作は、用紙のセンターが折りナイフ132に到達する若干手前で終了する。
(ii) 用紙位置決め動作
用紙位置決め動作は、中折り処理が行われる場合の前処理として行われるものである。図5に示すように、上下の搬送ベルト121が離間し、かつ、用紙1の前方に先端規制部材122が突出する。また、図6に示すように、上下の搬送ローラー111が離間する。このように搬送ベルト121及び搬送ローラー111が離間するので、用紙1は第1方向D1に開放された状態となる。この状態において、駆動プーリ114によってタイミングベルト115が図の時計方向に周回される。これにより、付勢部材113は、用紙1の後端を押して、用紙1の先端を先端規制部材122に付勢する。用紙1の先端が先端規制部材122に到達すると、駆動プーリ114が停止して、用紙1の位置決めが終了する。ここで、先端規制部材122の第1方向D1での突出位置、及び、付勢部材113の停止位置(先端規制部材122と付勢部材113との間隔と言ってもよい)は、搬入される用紙1のサイズによって設定される。つまり、用紙1のセンターが折りナイフ132の位置に位置決めされるように、用紙1のサイズに基づいて、先端規制部材122の突出位置、及び、付勢部材の113の停止位置が設定される。
(iii) 中折り動作
図7は、中折り動作時の様子を示す図である。図7に示すように、用紙位置決め動作時と同様に上下の搬送ベルト121及び上下の搬送ローラー111が離間した状態で(つまり用紙1が開放された状態で)、折りナイフ132が上方に移動する。これにより、用紙1がニップローラー131に押し込まれる。ニップローラー131は、用紙1がニップ位置から上方に突出するまで回転する。これにより、ニップローラー131の圧着力によって、用紙1には折り目が形成される。次に、ニップローラー131が逆回転することで、折り目が形成された用紙がニップローラー131から落下し、搬送経路上に戻される。
(iv) 第1方向D1への用紙排出動作
第1方向D1への用紙排出動作が行われる場合には、上述した用紙位置決め動作及び中折り動作は行われず、用紙搬入動作時と同様に、用紙1は、上下の搬送ローラー111及び上下の搬送ベルト121に狭持されて、第1方向D1に搬送され、排出される。このとき、先端規制部材122は、図8のように突出した状態では用紙の排出ができないので、図9に示すように搬送経路から退避して第1方向D1の搬送経路を開けるようになっている。
(v) 第2方向D2への用紙排出動作
折り目が形成され、ニップローラー131から搬送経路に戻された用紙1は、図10に示すように、押し出し爪134によって、第2方向D2に押し出される。押し出し爪134は、搬送ベルト133に固着されており、搬送ベルト133と共に第2方向D2に移動可能とされている。つまり、押し出し爪134が中折りされた用紙1の側面に当接しながら第2方位D2に移動することで、中折りされた用紙1が第2方向D2に押し出される。なお、この第2方向D2への用紙の押し出し動作は、用紙位置決め動作時や中折り動作時と同様に上下の搬送ベルト121及び上下の搬送ローラー111が離間した状態で(つまり用紙1が開放された状態で)行われる。
[2−2]鞍掛及び中綴じ機構
図11は、本実施の形態の鞍掛機構及び中綴じ機構の構成を示す斜視図である。本実施の形態の鞍掛及び中綴じ機構は、メイン鞍(第1の鞍)140と、ステイプラー150と、バッファ鞍(第2の鞍)160と、を有する。
メイン鞍140は、中折りされた用紙を安定して載置できるように、断面が三角形状とされている。メイン鞍140には、上述した中折り機構から排出された中折りされた用紙1が搬入される。メイン鞍140は、中折りされた用紙1を載置する。
ステイプラー150は、メイン鞍140の上方に設けられ、メイン鞍140の方向に下降することにより、メイン鞍140に載置された用紙を中綴じするようになっている。なお、メイン鞍140及びステイプラー150は、第2方向D2への位置が固定となっている。
バッファ鞍160は、メイン鞍140とは別体に設けられ、中綴じされた用紙を載置して移動可能とされている。メイン鞍140とバッファ鞍160は、中折りされた用紙の折り目方向に直列に配置されている。また、バッファ鞍160は、メイン鞍140を挟んで中折り部とは逆側に設けられ、メイン鞍140から離間する方向(方向D2)及び接近する方向(方向D2とは逆方向)に移動可能とされている。
具体的には、バッファ鞍160は、スライド軸161に軸支されており、駆動ベルト162によって第2方向D2及びそれとは逆方向に移動される。また、バッファ鞍160の基台163は、スライド軸164に軸支されており、駆動ベルト165によって第2方向D2に直交する方向D3及びそれとは逆方向に移動される。
また、鞍掛及び中綴じ機構には、メイン鞍140に載置された用紙束を、メイン鞍140上で、バッファ鞍160の方向へと搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される用紙束の搬送方向先端部に当接して、用紙束をステイプラー150による中綴じ位置に位置決めする位置決め手段と、が設けられている。本実施の形態では、上記搬送手段として、第1搬送部材171及び第2搬送部材172が設けられ、上記位置決め手段として、位置決め部材173が設けられている。
なお、後でも詳しく説明するが、第1搬送部材171は、中綴じされる用紙を、ステイプラー150による中綴じ位置まで搬送する役割を果たし、第2搬送部材172は、中綴じ終了後の用紙束を、バッファ鞍160上の位置に搬送する役割を果たす。また、第2搬送部材172は、用紙束をステイプラー150による中綴じ位置に位置決めする機能も果たす。つまり、第2搬送部材172は、搬送手段と位置決め手段の両方として機能する。
第1搬送部材171、第2搬送部材172及び位置決め部材173は、それぞれ、第2方向D2及びそれとは逆方向に移動可能とされている。
図12及び図13は、バッファ鞍160の移動の様子を示すものである。図12は、バッファ鞍160がメイン鞍140に最も近づいた状態を示すもので、この状態でステイプラー150による中綴じが行われる。図13は、バッファ鞍160がメイン鞍140から第2方向D2に最も離れた状態を示すものである。なお、図13の状態にあるときには、バッファ鞍160には中綴じ後の用紙束が載置されている。図13のようにバッファ鞍160がメイン鞍140から第2方向D2に最も離れた状態になった後に、バッファ鞍160はスライド軸164に沿って方向D3(図13の紙面手前側)に移動される。
次に、図14を用いて、本実施の形態の鞍掛機構及び中綴じ機構の動作を説明する。図14は、鞍掛機構及び中綴じ機構を上方から見た略線図である。
先ず、図14Aに示すように、メイン鞍140に載置された中折りされた用紙1は、先端位置が第2搬送部材172によって規制され、ステイプラー150によって第1個目のステイプル処理が施される。このとき、第2搬送部材172は、用紙束をステイプラー150による中綴じ位置に位置決めする位置決め手段として機能する。
次に、図14Bに示すように、第1搬送部材171によって用紙1の後端が押されることにより、用紙1は第2方向D2に移動される。このとき、用紙1の先端側には位置決め部材173が移動されており、用紙1は第1搬送部材171と位置決め部材173とにより第2個目のステイプル位置に位置決めされ、この位置で第2個目のステイプル処理が施される。なお、第2個目のステイプル処理が施されているときには、用紙1の先端側の一部は、バッファ鞍160に載置されている。これにより、ステイプラー150を固定し、かつ用紙1を移動させて中綴じを行う場合において、用紙の載置をメイン鞍140だけでなくバッファ鞍160でも分担するので、メイン鞍140の長さを短くすることが可能となる。
なお、図に示すように、第2搬送部材172は、第1個目のステイプル位置の位置決めが終了すると、メイン鞍140を回避しつつ、用紙1の後端側に回り込む。
次に、図14Cに示すように、中綴じ後の冊子束は、第2搬送部材172によって後端が押されて、バッファ鞍160の方向に移動される。このとき、第1搬送部材171は、次の用紙1を受け入れるために、後方へ退避する。
やがて、図14Dに示すように、用紙(冊子)1は、第2搬送部材172によって後端が押されて、バッファ鞍160の上に完全に載った状態とされる。このとき、バッファ鞍160は冊子1を載置して独立して移動可能な状態となり、メイン鞍140は次の用紙1を受け入れ可能となる。
次に、図14Eに示すように、バッファ鞍160は冊子1を載置して、次の処理位置(断裁ユニット180)まで搬送する。この間、メイン鞍140には次の用紙1が載置され中綴じ処理が開始される。
バッファ鞍160は、用紙束1を載置して断裁ユニット180に搬送する場合には、メイン鞍140から離間する方向D2に移動した後に、メイン鞍140から離間する方向と直交する方向D3に移動する。つまり、直角の移動経路を進む。一方、バッファ鞍160は、断裁ユニット180に用紙束1を受け渡した後にメイン鞍140から用紙束1を受け取る位置に戻る場合には、断裁ユニット180への受け渡し位置からメイン鞍140からの受け取り位置までは、直線的に移動する。具体的には、モータ(図示せず)によって、駆動ベルト162及び駆動ベルト165が同時に動作される。これにより、短時間でメイン鞍140から用紙束1を受け取る位置に戻ることができる。
[2−3]断裁ユニット、排紙積載部及び昇降部の構成
図15に示すように、バッファ鞍160が移動する方向D3には、断裁ユニット180が配置されている。断裁ユニット180は、断裁刃(図示せず)を有し、中綴じされた冊子のうち、中綴じされた側と反対側の端部を断裁する。
図16に、断裁ユニット、排紙積載部及び昇降機の配置を示す。断裁ユニット180は、バッファ鞍160よりも下方位置に配置されている。排紙積載部190は、断裁ユニット180よりも上方の装置上面に配置されている。本実施の形態の場合、排紙積載部190は、第2用紙処理部100の上面に設けられている。昇降部200は、バッファ鞍160から中綴じされた冊子を受け取り、この冊子を垂直に把持した状態で、断裁ユニット180に向けて下降させ、及び、断裁ユニット180から排紙積載部190へと上昇させる。
このように、排紙積載部190を、バッファ鞍160及び断裁ユニット180よりも上方で、かつ装置の上面に配置したことにより、ユーザーによる冊子束1の取り出しが容易となる。また、排紙積載部190は、断裁ユニット180、及び、中綴じ処理が施された冊子束1を断裁ユニット180へと搬送する鞍160、の上方に配置されているので、排紙積載部190を平面方向に飛び出して配置するのと比較して、装置の設置面積を小さくできる。すなわち、断裁ユニット180及び鞍160に対して、排紙積載部190を上下方向に配置したので、断裁ユニット180、鞍160及び排紙積載部190を平面方向に配置する場合と比較して、装置の設置面積を小さくできる。
加えて、昇降部200は、冊子束1の昇降を、冊子束1を垂直に把持した状態で行うので、冊子束1を昇降させるときのスペースを最小限にとどめることができるので、装置を小型化できる。
図17、図18及び図19に示すように、排紙積載部190の入り口には、方向転換部210が設けられている。方向転換部210は、クランプ機構でなり、昇降部200によって垂直に把持された冊子1を、略水平に方向転換して、排紙積載部190に載せる。
ここで、図20及び図21に示すように、昇降部200は、冊子1を把持する位置を、第1の把持位置と、第1の把持位置よりも下方の第2の把持位置と、で変更するようになっている。昇降部200は、冊子1を断裁ユニット180から排紙積載部190へと上昇させる時に、冊子1を把持する位置を、第1の把持位置から第2の把持位置へと変更する。
この把持位置の変更を行うために、本実施の形態では、保持板220が設けられている。
動作について説明する。先ず、昇降部200は、図20に示すような、冊子1の上端(折り目)近くを把持した状態で、図22に示すように、スクエアフォールド部材230によってスクエアフォールド処理を行い、その後、冊子1を断裁ユニット180に向けて下降させ、断裁ユニット180の断裁刃181により断裁処理を行う。そして裁断後の冊子1を上昇させていく。このとき、保持板220は、図20に示すように、鉛直な状態である。
やがて、昇降部200がある位置まで上昇すると、図21に示すように、保持板220が水平な状態となるように回転され、保持板220の上面に冊子1が載置される。このように、保持板220に冊子1が保持された状態で、昇降部200は、第1の把持位置よりも下方の第2の把持位置へと、把持位置を変更する。
このように、冊子1の上端(折り目)付近を把持して冊子1を正確に閉じた状態にすることにより、正確なスクエアフォールド処理や断裁処理を行うことができる。また、第1の把持位置より下方の第2の把持位置へと把持位置を変更することにより、断裁ユニット180の上方に位置する方向転換部210が冊子1を適切に受け取ることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中綴じ処理が施された冊子束の端部を断裁する断裁ユニット180と、断裁ユニット180よりも上方の装置上面に配置された排紙積載部190と、中綴じされた冊子束1を垂直に把持した状態で、断裁ユニット180に向けて下降させ、及び、断裁ユニット180から排紙積載部190へと上昇させる、昇降部200と、を備える。
これにより、ユーザーによる冊子束1の取り出しが容易となり、かつ、装置の設置面積を小さくできる。加えて、冊子束1を昇降させるときのスペースを最小限にとどめることができるので、装置を小型化できる。
なお、上述の実施の形態では、用紙束1を垂直に一時保持する一時保持部として、保持板220を設け、昇降部200は、保持板220によって冊子束1が保持された状態で、把持位置を変更する場合について述べたが、用紙束1を垂直に一時保持する一時保持部としては、保持板220に代えて、用紙束1を一時的に把持する把持部を設けてもよい。このようにすれば、用紙束1の端部(小口)へのダメージが小さくなるので好ましい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 用紙(冊子)
10 画像形成システム
20 画像形成ユニット
30 用紙処理ユニット
40 重ね合わせ部
50 第1用紙処理部
100 第2用紙処理部
110 用紙搬入ユニット
111 搬送ローラー
112 駆動ギア
113 付勢部材
120 用紙搬出ユニット
121 搬送ベルト
122 先端規制部材
130 中折りユニット
131 ニップローラー
132 折りナイフ
134 押し出し爪
140 メイン鞍
150 ステイプラー
160 バッファ鞍
171 第1搬送部材
172 第2搬送部材
173 位置決め部材
180 断裁ユニット
190 排紙積載部
200 昇降部
210 方向転換部
220 保持板
D1 第1方向
D2 第2方向
K0 搬送分岐点

Claims (7)

  1. 中綴じ処理が施された冊子束の端部を断裁する断裁部と、
    前記断裁部よりも上方の装置上面に配置された排紙積載部と、
    中綴じされた前記冊子束を垂直に把持した状態で、前記断裁部に向けて下降させ、及び、前記断裁部から前記排紙積載部へと上昇させる、昇降部と、
    を具備する用紙処理装置。
  2. 前記昇降部によって垂直に把持された前記冊子束を、略水平に方向転換して、前記排紙積載部に載せる、方向転換部を、具備する、
    請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記昇降部が前記冊子束を把持する位置は、第1の把持位置と、前記第1の把持位置よりも下方の第2の把持位置と、で変更される、
    請求項1又は請求項2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記昇降部は、前記冊子束を前記断裁部から前記排紙積載部へと上昇させる時に、前記冊子束を把持する位置を、前記第1の把持位置から前記第2の把持位置へと変更する、
    請求項3に記載の用紙処理装置。
  5. 前記冊子束を垂直に一時保持する一時保持部を、さらに具備し、
    前記昇降部は、前記一時保持部によって前記冊子束が保持された状態で、前記把持位置を変更する、
    請求項3又は請求項4に記載の用紙処理装置。
  6. 前記排紙積載部は、前記中綴じ処理が施された前記冊子束を前記昇降部へと搬送する鞍の上方に配置されている、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成ユニットと、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の用紙処理装置と、
    を具備する画像形成システム。
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