JP5810834B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載のジョイントコネクタのように、コネクタハウジングに端子金具が保持され、この端子金具に接続可能な相手側の端子金具が、コネクタハウジングに挿入されて抜け止めされる形態のコネクタが知られている。このコネクタのコネクタハウジングには、相手側の端子金具が挿入されるキャビティと、キャビティに挿入された相手側の端子金具に係止して、この端子金具を抜け止めするランスとが設けられている。相手側の端子金具は、電線の端末に固着されている。
特開2010−67483号公報
ところで、上記のようなコネクタでは、相手側の端子金具にランスが係止することのみにより、この端子金具の抜け止めがなされる。このため、相手側の端子金具に強い引き抜き力が作用すると、ランスが外側に弾性撓みし、端子金具が離脱してしまう虞がある。したがって、相手側の端子金具の離脱を防止するためには、この端子金具に引き抜き力が作用しない位置(電線に引張力が作用しない位置)に、コネクタを固定することが有効である。しかしながら、スペース的な制約により、このような位置にコネクタを固定することが難しい場合もあり得るので対策が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子保持力を高めることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、コネクタハウジングに端子金具が保持され、前記コネクタハウジングには、前記端子金具に接続可能な相手側端子金具が挿入されるキャビティと、前記キャビティに挿入された前記相手側端子金具に係止して、この相手側端子金具を抜け止めするランスとが設けられ、前記ランスは、前記コネクタハウジングの外部に露出して設けられ、前記コネクタハウジングには、前記ランスの外側に沿って配されるリテーナが組み付けられ、前記リテーナには、前記ランス側に突出する撓み規制突部が設けられており、前記ランスは、前記コネクタハウジングに前記リテーナを組み付けた際に、前記撓み規制突部に乗り上げて前記キャビティ内に向けて撓んだ状態になり、前記リテーナは、前記コネクタハウジングの全周を囲う角筒型とされており、前記コネクタハウジングには、前記端子金具が装着される端子装着部が設けられ、前記端子装着部には、前記端子金具に設けられた孔部に嵌合することでこの端子金具を抜け止めする突起部が設けられ、前記リテーナと前記コネクタハウジングとは、前記リテーナに設けられたロック突起が、前記コネクタハウジングに設けられたロック孔に嵌合することで組み付け状態に保持されるものとされ、前記ロック孔は、前記突起部の端面と揃う位置に形成されているものである。
このような構成によれば、リテーナによってランスの弾性撓みが規制されるから、コネクタの端子保持力を高めることができる。さらに、リテーナには、撓み規制突部が設けられているから、何らかの理由でリテーナが撓んだとしても、ランスの外側に大きな隙間ができることが防止されるので、ランスの弾性撓みを確実に規制することができる。
また、例えばリテーナが板状である場合に比べて変形しにくいので、端子保持力をより高めることができる。
また、突起部を形成するための型抜き孔を、ロック孔として利用することができるから、型抜き孔とは別にロック孔を設ける場合に比べて構造を簡素化することができる。
また、前記ロック突起と前記撓み規制突部とが、前記リテーナの幅方向にずれて形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、一対の金型を前後方向に型抜きすることでリテーナを形成することができるから、製造コストの増加を抑えることができる。
本発明によれば、端子保持力を高めることが可能なコネクタを提供することができる。
本実施形態におけるジョイントコネクタであって、リテーナを組み付ける前の状態を示す斜視図 リテーナの斜視図 リテーナの正面図 リテーナを組み付けた状態のジョイントコネクタの斜視図 リテーナを組み付けた状態のコネクタハウジングの正面図 コネクタハウジングの底面図 リテーナを組み付けた状態のジョイントコネクタの断面図であって、図5のA−A位置における断面に相当する断面図 リテーナを組み付けた状態のジョイントコネクタの断面図であって、図5のB−B位置における断面に相当する断面図
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図8を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態におけるコネクタは、複数の端子部12を有するジョイント端子(端子金具)10が(図7および図8参照)、コネクタハウジング20に保持されてなるジョイントコネクタCである。このジョイントコネクタCには、図示しないワイヤハーネスの幹線から引き出された電線Wが接続される。以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方、左手前側を前方、右奥側を後方として説明する。
コネクタハウジング20は合成樹脂製であって、全体として偏平な箱形をなしている。コネクタハウジング20には、ジョイント端子10に接続可能な相手側端子金具(以後、単に端子金具30と称する)が挿入されるキャビティ21が、複数室(本実施形態では4室)設けられている(図5参照)。複数のキャビティ21は、コネクタハウジング20の幅方向に、所定間隔をあけて一列に並んで配されている。キャビティ21は、端子金具30の接続部31よりも一回り大きい略長方形断面をなし、前後方向に細長い形状とされ、後方から端子金具30を挿入可能とされている(図8参照)。
コネクタハウジング20には、キャビティ21に挿入された端子金具30に係止してこの端子金具30を抜け止めするランス22が設けられている。ランス22は、図6に示すように、コネクタハウジング20の外壁20Aにスリット23を入れることで、外部に露出して形成されている。ランス22は、キャビティ21と同数が、コネクタハウジング20の幅方向に並んで形成されている。
ランス22は、図8に示すように、前方へ向かって片持ち状に延出する形態をなし、コネクタハウジング20の内外方向(上下方向)に弾性撓み可能とされている。各ランス22の前端部(自由端部)には、キャビティ21内へ突出して端子金具30に係止する係止部22Aが設けられている。ランス22が自然状態にあるときには、その全体がコネクタハウジング20の外壁20Aから下側に突出しないで配され、ランス22の外面とコネクタハウジング20の外面とが平坦な面を構成する。
コネクタハウジング20の前端部には、ジョイント端子10が装着される端子装着部24が設けられている。端子装着部24は、ジョイント端子10の板厚寸法と同等の高さ寸法を有して、キャビティ21の前方に設けられた空間であり、前方からジョイント端子10が装着可能とされている。
端子装着部24には、図7に示すように、ジョイント端子10に係合してジョイント端子10の抜け止めを図る突起部25が設けられている。突起部25は、端子装着部24の上面に複数(本実施形態では3つ)が設けられている(図5参照)。複数の突起部25は、コネクタハウジング20の幅方向に所定間隔をあけて配されている。各突起部25は、隣り合うキャビティ21の間に位置している。突起部25は、扁平なブロック状に形成され、端子装着部24の上面からの突出寸法は、端子装着部24の高さ寸法の略半分よりも若干小さい寸法とされている。突起部25の後側面は、端子装着部24の上面に対して略垂直な面とされ、一方突起部25の前側面は、後側に向かって少しずつ突出寸法が増すように傾く傾斜面とされている。
コネクタハウジング20の上面には、第一段差部26が形成されている(図8参照)。コネクタハウジング20の上面のうち第一段差部26よりも前側の部分は、後側の部分に比して一段下に下がっている。第一段差部26は、コネクタハウジング20の前端寄りの位置であって、端子装着部24の後端部の近傍に設けられている。第一段差部26は、コネクタハウジング20の幅方向の全体にわたって形成されている(図1参照)。
コネクタハウジング20の下面には、第二段差部27が形成されている(図8参照)。コネクタハウジング20のうち第二段差部27よりも後側の部分は、前側の部分に比して一段下側に突出している。これにより、キャビティ21のうち端子金具30のバレル部32を収容する部分が、下側に広げられている。第二段差部27は、コネクタハウジング20の幅方向の全体にわたって形成されている(図6参照)。
コネクタハウジング20の下面の後端には、リブ28が設けられている(図8参照)。リブ28は、コネクタハウジング20の後端縁に沿って設けられ、下側に突出している。
また、コネクタハウジング20の下面には、後述するリテーナ40のロック突起46が嵌合するロック孔29が開口されている(図7参照)。このロック孔29については、後ほど詳細に説明する。
端子金具30は、導電性を有する金属板材から形成され、図8に示すように、全体として前後方向に細長い形状をなす雌型のものである。端子金具30の前側には、ジョイント端子10と接続される接続部31が設けられ、後側には、ワイヤハーネスを構成する電線Wの端末部をかしめ付けるバレル部32が設けられている。
接続部31は、前後方向に開放された角筒状をなし、ジョイント端子10の端子部12が前方から挿入されて電気的に接続するものとされている。また、接続部31には、ランス22の係止部22Aが係止可能な被係止部33が設けられている。被係止部33は、接続部31の下板の若干後寄りの位置に設けられた開口であり、係止部22Aが嵌合して係止する。
ジョイント端子10は、導電性の金属板材をプレス加工することにより製造されるものであり、帯状基部11から互いに所定の間隔を空けて複数本(キャビティ21と同数の4本)の端子部12が突出した形状とされている。
ジョイント端子10の帯状基部11には、プレス加工時に金属板材を送り出すための送り孔(孔部)13が、所定ピッチで並んで設けられている。送り孔13は、帯状基部11のうち端子部12の間に位置し、略方形をなして帯状基部11を板厚方向に貫通している。この送り孔13に、コネクタハウジング20の端子装着部24に設けられた突起部25が嵌合する(図7参照)。ジョイント端子10がコネクタハウジング20の端子装着部24に装着された状態では、各端子部12が、各キャビティ21内に突出した状態になる。
さて、ジョイントコネクタCには、ランス22の外側に沿って配されるリテーナ40が組み付け可能とされている。リテーナ40は合成樹脂製であって、全体としてコネクタハウジング20の全周を囲う角筒型とされている。リテーナ40は、前後両側に開口しており、コネクタハウジング20は、後側の開口から組み付けられる。
リテーナ40は、図8に示すように、コネクタハウジング20の前端から第二段差部27の近傍までにわたって被さるものであり、コネクタハウジング20にほぼ隙間なく嵌合する断面形状とされている。リテーナ40は、コネクタハウジング20の上面に沿う上壁部41と、側面に沿う側壁部42と、下面に沿う下壁部43とを有している(図3参照)。
リテーナ40の上壁部41の内側面には、第三段差部44が設けられている(図7参照)。リテーナ40の上壁部41のうち第三段差部44よりも前側の部分は、後側の部分に比して壁厚寸法が大きくされ、リテーナ40の前側の開口は、後側の開口よりも、上下方向の開口寸法が小さくされている。これにより、リテーナ40を、前後逆向きにしてコネクタハウジング20に組み付けることが規制されている。第三段差部44は、コネクタハウジング20の第一段差部26に対応する位置に設けられ、コネクタハウジング20の幅方向の全体にわたって形成されている。リテーナ40をコネクタハウジング20に組み付けると、コネクタハウジング20の第一段差部26とリテーナ40の第三段差部44とが当接して、それ以上の押し込みが規制される。
リテーナ40には、図8に示すように、ランス22側に突出する撓み規制突部45が設けられている。撓み規制突部45は、ランス22に対応する数(本実施形態では4つ)が、コネクタハウジング20の幅方向に所定の間隔をあけて配置されている(図3参照)。撓み規制突部45は、図8に示すように、リテーナ40の下壁部43の内面に突設され、ランス22の先端部(自由端部)の下側に位置し、その大部分はランス22の真下に配され、一部分はランス22の前側に配されている。
撓み規制突部45は、図6に示すように、ランス22の幅寸法と同等の幅寸法を有し、全体として扁平な形状とされている。撓み規制突部45の上面は、コネクタハウジング20の外面に略平行な面とされ、撓み規制突部45の両側面はコネクタハウジング20の外面に略垂直な面とされ、撓み規制突部45の前後両面は、コネクタハウジング20の外面に対して傾斜した面とされている。なお、撓み規制突部45の後側の面は、前側の面よりも緩い傾斜とされている。
リテーナ40とコネクタハウジング20とは、図7に示すように、リテーナ40に設けられたロック突起46が、コネクタハウジング20に設けられたロック孔29に嵌合することで組み付け状態に保持される。
ロック孔29は、図6に示すように、コネクタハウジング20の下壁部43に設けられている。ロック孔29は、コネクタハウジング20の幅方向に複数が所定の間隔をあけて設けられ、それぞれ端子装着部24の突起部25の後側に位置している(図7参照)。
ロック孔29は、前後方向に細長い長方形状をなして、端子装着部24からコネクタハウジング20の下面まで、下壁部43を略垂直に貫通している。ロック孔29の前側の端面は、突起部25の後側面と前後方向の位置が揃っており、端子装着部24の突起部25の後方部分(突起部25の後側面から端子装着部24の後端面までの部分)は、コネクタハウジング20の下側に開口している。なお、ロック孔29の幅寸法は、突起部25の幅寸法と同等の寸法とされている。
ロック突起46は、リテーナ40の下壁部43に設けられている。ロック突起46は、図3に示すように、コネクタハウジング20の幅方向に、複数が所定の間隔をあけて配され、各ロック突起46は、隣り合う撓み規制突部45の間に位置している。すべてのロック突起46と撓み規制突部45とは、コネクタハウジング20の幅方向にずれて配されている。
ロック突起46は、ロック孔29に嵌合可能なブロック形状とされ、その突出寸法は、撓み規制突部45の突出寸法よりも大きく、幅寸法は、撓み規制突部45の幅寸法よりも小さくされ、前後方向の寸法は、撓み規制突部45の前後方向の寸法よりも小さくされている。
ロック突起46の上面は、リテーナ40の内面に略平行な面とされ、ロック突起46の両側面および後側の面は、リテーナ40の内面に略垂直な面とされ、ロック突起46の前側の面は、リテーナ40の内面に対して緩く傾斜した面とされている。
次に、ジョイントコネクタCにリテーナ40を組み付ける作業について説明する。
まず、ジョイントコネクタCのコネクタハウジング20に、電線Wの端末部に固着された端子金具30を挿入する。この際、ランス22の係止部22Aが端子金具30の接続部31と接触して下側に押されて弾性変位し、端子金具30が正規の位置(ジョイント端子10との接続が確実になされる位置)まで挿入されると、ランス22が自然状態に復帰して、係止部22Aが被係止部33に嵌合する。これにより、端子金具30がランス22によって一次係止されて抜け止めされるとともに、端子金具30の接続部31にジョイント端子10の端子部12が挿入されて、端子金具30とジョイント端子10との接続がなされる。
こうして、コネクタハウジング20に端子金具30を挿入した後、リテーナ40を組み付ける。リテーナ40の後側の開口に、コネクタハウジング20の前端部を近づけて、コネクタハウジング20をリテーナ40に押し込む。すると、コネクタハウジング20の第一段差部26がリテーナ40の第三段差部44に突き当たり、かつリテーナ40のロック突起46がコネクタハウジング20のロック孔29に嵌合し、コネクタハウジング20とリテーナ40とが、前後方向の離脱を規制された状態に組み付けられる。同時に、各ランス22の下側に撓み規制突部45が配され、各ランス22の先端部が撓み規制突部45に乗り上がり、ランス22が若干上側に撓んだ状態になる。これにより、ランス22と端子金具30との係り代が従来に比して増し、端子金具30に対するランス22の係止力が増強される。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態のジョイントコネクタCは、コネクタハウジング20にジョイント端子10が保持され、コネクタハウジング20には、ジョイント端子10に接続可能な相手側の端子金具30が挿入されるキャビティ21と、キャビティ21に挿入された相手側の端子金具30に係止して、この端子金具30を抜け止めするランス22とが設けられ、ランス22は、コネクタハウジング20の外部に露出して形成され、コネクタハウジング20には、ランス22の外側に沿って配されるリテーナ40が組み付けられ、リテーナ40には、ランス22側に突出する撓み規制突部45が設けられているものである。
これにより、端子金具30に引き抜き力が作用して、端子金具30に押されたランス22が外側に弾性撓みしようとしても、リテーナ40に当接して弾性撓みが規制される。さらに、例えばジョイントコネクタCをワイヤハーネスにテープ巻きすることで、リテーナ40が撓んだとしても、撓み規制突部45によってランス22の外側に大きな隙間ができることが防がれるから、ランス22の弾性撓みが確実に防がれる。したがって、ジョイントコネクタCの端子保持力を高めることができる。
また、リテーナ40は、コネクタハウジング20の全周を囲う角筒型とされている。これにより、例えばリテーナが板状である場合に比べて変形しにくいので、端子保持力をより高めることができる。
また、コネクタハウジング20には、ジョイント端子10が装着される端子装着部24が設けられ、端子装着部24には、ジョイント端子10に設けられた送り孔13に嵌合することでこのジョイント端子10を抜け止めする突起部25が設けられ、リテーナ40とコネクタハウジング20とは、リテーナ40に設けられたロック突起46が、コネクタハウジング20に設けられたロック孔29に嵌合することで組み付け状態に保持されるものとされ、ロック孔29は、突起部25の端面と揃う位置に形成されている。
これにより、突起部25を形成するための型抜き孔を、ロック孔29として利用することができるから、型抜き孔とは別にロック孔を設ける場合に比べて構造を簡素化することができる。また、従来のジョイントコネクタの構造を変更することなく、このジョイントコネクタにリテーナ40を組み付けることができる。
また、ロック突起46と撓み規制突部45とが、リテーナ40の幅方向にずれて形成されている。これにより、リテーナ40は、一対の金型を前後方向に型抜きすることで成形することができるから、これとは別にスライド型を要する場合に比べて、製造コストの増加を抑えることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明を、ジョイント端子10を備えてなるジョイントコネクタCに適用した例を説明したが、これに限らず、本発明は、コネクタハウジング内に複数の端子金具が互いに絶縁状態で保持されたコネクタにも適用することができ、要するに、相手側端子金具を抜け止めするランスが、コネクタハウジングの外部に露出して形成された形態のコネクタ全般に、広く適用することができる。
(2)上記実施形態では、リテーナ40は、コネクタハウジング20の全周を囲う角筒型とされているが、参考例として、リテーナは、ランスの外側に沿って配されるのであればどのような形状であってもよく、例えばリテーナは、コネクタハウジングの下面から両側面に沿う断面コの字形状のものであってもよい。
(3)上記実施形態では、端子装着部24の突起部25は、端子装着部24の上面に設けられているが、これに限らず、端子装着部の突起部は、端子装着部の下面に設けられてもよい。
C…ジョイントコネクタ(コネクタ)
10…ジョイント端子(端子金具)
13…送り孔(孔部)
20…コネクタハウジング
21…キャビティ
22…ランス
24…端子装着部
25…突起部
29…ロック孔
30…相手側端子金具
40…リテーナ
45…撓み規制突部
46…ロック突起

Claims (2)

  1. コネクタハウジングに端子金具が保持され、
    前記コネクタハウジングには、前記端子金具に接続可能な相手側端子金具が挿入されるキャビティと、前記キャビティに挿入された前記相手側端子金具に係止して、この相手側端子金具を抜け止めするランスとが設けられ、
    前記ランスは、前記コネクタハウジングの外部に露出して設けられ、
    前記コネクタハウジングには、前記ランスの外側に沿って配されるリテーナが組み付けられ、
    前記リテーナには、前記ランス側に突出する撓み規制突部が設けられており、
    前記ランスは、前記コネクタハウジングに前記リテーナを組み付けた際に、前記撓み規制突部に乗り上げて前記キャビティ内に向けて撓んだ状態になり、
    前記リテーナは、前記コネクタハウジングの全周を囲う角筒型とされており、
    前記コネクタハウジングには、前記端子金具が装着される端子装着部が設けられ、
    前記端子装着部には、前記端子金具に設けられた孔部に嵌合することでこの端子金具を抜け止めする突起部が設けられ、
    前記リテーナと前記コネクタハウジングとは、前記リテーナに設けられたロック突起が、前記コネクタハウジングに設けられたロック孔に嵌合することで組み付け状態に保持されるものとされ、
    前記ロック孔は、前記突起部の端面と揃う位置に形成されているコネクタ。
  2. 前記ロック突起と前記撓み規制突部とが、前記リテーナの幅方向にずれて形成されている請求項に記載のコネクタ。
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