JP5809907B2 - 吐出容器 - Google Patents
吐出容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5809907B2 JP5809907B2 JP2011212264A JP2011212264A JP5809907B2 JP 5809907 B2 JP5809907 B2 JP 5809907B2 JP 2011212264 A JP2011212264 A JP 2011212264A JP 2011212264 A JP2011212264 A JP 2011212264A JP 5809907 B2 JP5809907 B2 JP 5809907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- discharge
- valve
- top wall
- inner plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、吐出した内容物等が吐出口に付着している場合に、その付着物が吐出後の前記吸入時において容器内に逆流することがあり、この場合、外気に触れている付着物とともに雑菌が容器内に浸入するおそれがあり、その点で改良の余地があった。
本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、および該内容器が内装される外容器を備える容器本体と、該容器本体の口部を閉塞するとともに、前記容器本体の内部に連通する連通口が形成された中栓と、該中栓を覆うように前記口部に装着されるとともに、頂壁部に前記内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、該吐出キャップの頂壁部と前記中栓との間に配置され、内部が前記連通口と前記吐出口とを連通する基筒部を有する弁部材と、を備え、前記外容器には、該外容器と前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が形成され、前記吐出キャップの頂壁部には、前記基筒部を径方向の外側から囲繞するように、前記中栓側に向けて突出する筒状台座と、該筒状台座の径方向の内側で、かつ前記基筒部の径方向の外側に配置され、前記吸気孔と外部とを連通する外気導入孔と、が設けられ、前記弁部材には、前記中栓上に、前記連通口を前記吐出キャップの頂壁部側から閉塞するように載置されるとともに、該頂壁部側に弾性変形可能な吐出弁と、前記基筒部から径方向の外側に向けて環状に突設され、前記筒状台座の突端に気密に当接するとともに、前記中栓側に弾性変形可能な空気弁と、が備えられ、前記基筒部のうち、前記中栓側に位置する一端部は、前記頂壁部側に位置する他端部よりも大径であることを特徴とする。
また空気弁が、前記筒状台座の突端に気密に当接することで、吸気孔と外気導入孔との連通を遮断しているので、例えば空気弁が、吐出キャップの頂壁部に当接することで、前記連通を遮断する場合などに比べて気密性を高めることが可能になり、該連通を確実に遮断することができる。
さらに基筒部のうち、前記一端部が、前記他端部よりも大径であるので、例えば基筒部を、その軸線方向の全長にわたって大径にする場合などに比べて、当該吐出容器の大型化を抑え易くすることができる。
さらにまた、基筒部のうち、前記一端部が、前記他端部よりも大径であるので、内容物が基筒部内を流通するときに、大径な前記一端部内に連通口から流入された多量の内容物を、小径な前記他端部内を通して吐出口に適量ずつ供給することが可能になり、内容物を一層円滑に吐出することができる。
外容器12には、該外容器12と内容器11との間に外気を吸入する吸気孔23が形成されている。吸気孔23は、外容器12の口部12aに形成されており、図示の例では、容器本体13の口部13aにおける上筒部21のうち、外容器12の口部12aで構成された部分に形成されている。
そして、立ち上り筒25の外周面には、前記容器軸O方向に延在する連通溝26が、周方向に間隔をあけて複数形成されている。連通溝26の上端は、立ち上り筒25の上端に開口するとともに、連通溝26の下端は、立ち上り筒25の下端を通過し中栓15の外周縁部に至り、中栓15の下面に開口している。
弁部材19の基筒部18のうち、中栓15側に位置する下端部18aは、吐出キャップ17の頂壁部17a側に位置する上端部18bよりも大径となっており、下端部18aと上端部18bとの間に位置する中間部18cは、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径している。基筒部18の下端部18aは、前記立ち上り筒25内に嵌合されており、前記連通口14よりも大径となっている。そして、基筒部18の下端部18aの下端は、中栓15の上面に当接するとともに、基筒部18の上端部18bの上端は、立ち上り筒25の上端よりも上方に位置している。
大径部27の下端部は、容器本体13の口部13aの下筒部22に気密状態で、例えばアンダーカット嵌合などにより外嵌されており、大径部27の下側を通した吸気孔23と吐出容器10の外部との連通を遮断している。
小径部28は、前記立ち上り筒25に外嵌されており、前記連通溝26を径方向の外側から閉塞している。
吐出筒部31内は、吐出キャップ17の頂壁部17aの中央部において該吐出筒部31よりも内側に貫設された貫通口32を通して、前記基筒部18内に連通されており、吐出筒部31の上端開口部が、前記吐出口16となっている。なお図示の例では、貫通口32は、前記容器軸Oと同軸に配設されるとともに、貫通口32の内径は、前記容器軸O方向の位置によらず同等となっている。また吐出口16は、容器本体13の口部13aよりも小径になっている。
外気導入孔35は、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径している。また外気導入孔35は、上シール筒部33の径方向の外側に、周方向に間隔をあけて複数配設されており、上シール筒部33と筒状台座34との間に画成される環状空間S2と、前記立ち上り筒25の内部と、を通して、前記連通凹部30に連通可能となっている。これにより、外気導入孔35と吸気孔23とは、環状空間S2、立ち上り筒25の内部、連通凹部30、連通溝26、連通空間S1からなり、吐出キャップ17と容器本体13との間に配設された連通路36を通して連通可能となっている。
弁本体41は、上下両面が径方向に沿って延在する板状に形成されており、弁本体41の外周縁部の下面は、中栓15における前記連通口14の開口周縁部に当接している。
弾性連結片42は、弁本体41の外周縁部の周方向の一部分から径方向の外側に突設されており、弾性連結片42の径方向の外端部は、固定リング部40の内周面に連結されている。
なお、以上のように構成された弁部材19は、基筒部18と空気弁39との第1連結体43と、吐出弁38と固定リング部40との第2連結体44と、が組み合わされてなる。
また空気弁39が、前記筒状台座34の下端に当接することで、吸気孔23と外気導入孔35との連通を遮断しているので、例えば空気弁39が、吐出キャップ17の頂壁部17aの下面に当接することで、前記連通を遮断する場合などに比べて気密性を高めることが可能になり、該連通を確実に遮断することができる。
さらに基筒部18のうち、下端部18aが、上端部18bよりも大径であるので、例えば基筒部18を、前記容器軸O方向の全長にわたって大径にする場合などに比べて、当該吐出容器10の大型化を抑え易くすることができる。
例えば、オーバーキャップ20はなくてもよい。
さらに前記実施形態では、外気導入孔35と吸気孔23とは、前記連通路36を通して連通されているものとしたが、これに限られない。例えば連通路36として、前記実施形態と異なる構成を採用することも可能である。
さらに当該吐出容器10は、目薬を吐出する目薬容器に限定されるものではない。
11 内容器
12 外容器
13 容器本体
13a 口部
14 連通口
15 中栓
16 吐出口
17 キャップ
17a 頂壁部
18 基筒部
18a 下端部(一端部)
18b 上端部(他端部)
19 弁部材
23 吸気孔
34 筒状台座
35 外気導入孔
38 吐出弁
39 空気弁
Claims (1)
- 内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、および該内容器が内装される外容器を備える容器本体と、
該容器本体の口部を閉塞するとともに、前記容器本体の内部に連通する連通口が形成された中栓と、
該中栓を覆うように前記口部に装着されるとともに、頂壁部に前記内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、
該吐出キャップの頂壁部と前記中栓との間に配置され、内部が前記連通口と前記吐出口とを連通する基筒部を有する弁部材と、を備え、
前記外容器には、該外容器と前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が形成され、
前記吐出キャップの頂壁部には、
前記基筒部を径方向の外側から囲繞するように、前記中栓側に向けて突出する筒状台座と、
該筒状台座の径方向の内側で、かつ前記基筒部の径方向の外側に配置され、前記吸気孔と外部とを連通する外気導入孔と、が設けられ、
前記弁部材には、
前記中栓上に、前記連通口を前記吐出キャップの頂壁部側から閉塞するように載置されるとともに、該頂壁部側に弾性変形可能な吐出弁と、
前記基筒部から径方向の外側に向けて環状に突設され、前記筒状台座の突端に気密に当接するとともに、前記中栓側に弾性変形可能な空気弁と、が備えられ、
前記基筒部のうち、前記中栓側に位置する一端部は、前記頂壁部側に位置する他端部よりも大径であることを特徴とする吐出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011212264A JP5809907B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011212264A JP5809907B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 吐出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013071753A JP2013071753A (ja) | 2013-04-22 |
JP5809907B2 true JP5809907B2 (ja) | 2015-11-11 |
Family
ID=48476545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011212264A Active JP5809907B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 吐出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5809907B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6214218B2 (ja) * | 2013-05-30 | 2017-10-18 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP6084529B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-02-22 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
WO2014208096A1 (ja) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP6215117B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-10-18 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP6199168B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-09-20 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP6054820B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2016-12-27 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP6251622B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-12-20 | 株式会社吉野工業所 | 吐出キャップ |
JP6570473B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-09-04 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP6990543B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2022-01-12 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP6942008B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2021-09-29 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
KR102076658B1 (ko) * | 2019-05-31 | 2020-02-13 | 임종수 | 튜브용기 내의 액상 내용물을 방울 형태로 배출시키는 배출장치 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4749572B2 (ja) * | 2001-03-13 | 2011-08-17 | 大成化工株式会社 | 分与容器の口栓構造 |
JP4203935B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2009-01-07 | 株式会社吉野工業所 | 洗眼容器 |
JP4883506B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-02-22 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP5295901B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2013-09-18 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器用注出キャップ及び、当該注出キャップ付き二重容器 |
-
2011
- 2011-09-28 JP JP2011212264A patent/JP5809907B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013071753A (ja) | 2013-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5809907B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP5538057B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP6014405B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP5771496B2 (ja) | 吐出容器 | |
US9238527B2 (en) | Dispensing container | |
JP2015155333A (ja) | 吐出容器 | |
JP5295901B2 (ja) | 二重容器用注出キャップ及び、当該注出キャップ付き二重容器 | |
JP2011230840A (ja) | 注出容器 | |
JP5559606B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP5830333B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2014069854A (ja) | 吐出容器 | |
JP2013014341A (ja) | 吐出容器 | |
JP2014069853A (ja) | 吐出容器 | |
JP2011251697A (ja) | 注出容器 | |
JP2014193747A (ja) | 注出容器 | |
JP5883626B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2017132529A (ja) | 吐出容器 | |
JP6408283B2 (ja) | 吐出キャップを有する吐出容器 | |
JP2014231384A (ja) | 吐出容器 | |
JP2007320596A (ja) | デラミボトル | |
JP2015093724A (ja) | 二重容器 | |
JP5852814B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP6214218B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2014231386A (ja) | 吐出容器 | |
JP2019151349A (ja) | 粉体吐出容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5809907 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |