JP5805723B2 - インターネットを通じてsms送信代行システムに対してsms送信要求を発するコンピューティング - Google Patents
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Description
一般に広く利用されているSMSによれば、相手の携帯電話番号さえ分かれば、自分の携帯電話機から相手の携帯電話機にSMSのメッセージ(簡易メール)を送達することができる。各種の事業会社における近年の顧客名簿には顧客の携帯電話番号が記載されていることが多いので、マーケティングの一環として、会社のコンピューターから顧客名簿に記載されている多数の携帯電話番号に宛ててSMSを送信したいというニーズが生じた。このニーズに応えるべく、携帯電話の各通信事業者(キャリア)と連携してSMS送信代行サービスを行う業者が出現した。
代表的なマーケティング手法としてダイレクトメールが以前から活用されている。顧客名簿に基づいてダイレクトメールを郵送する場合、無駄な経費をかけないように、すでに転居していて郵便物が届きそうもない顧客を事前に発送対象から除くことが普通に行われている。そうした目的に活用されている種々の発明が下記文献に詳しく記載されている。
(2)特許第3227398号公報 「電話番号の調査方法と装置および電話番号リストのクリーニング方法」
(3)特許第3462196号公報 「電話番号リストのクリーニング方法」
(4)特許第3998284号公報 「電話番号情報の自動作成装置」
(5)特許第4420265号公報 「テレマーケティング装置およびそのプログラム」
(6)特許第4790573号公報 「電話番号に基づいて電話契約者の信用度を推定するコンピュータシステム」
顧客名簿に基づいてSMSを配信する業務においても、ダイレクトメール発送業務と同様に、番号調査履歴データベースを利用することにより、無意味なSMSを送信したり、意図しない相手にSMSを送信したりする不都合の発生を減らすことができる。このことに関連した発明が下記の文献に記載されている。
(8)特開2013−102414号公報 「メッセージ送信装置および方法ならびにプログラム」
(9)特許第5265800号公報 「携帯電話利用者が番号ポータビリティを利用してキャリア変更したことを検知するコンピューティング」
(1)番号調査履歴データベースにアクセス可能なシステムにおいて実施されるコンピューティングの方法であること
(2)番号調査履歴データベースは、携帯電話番号として使用可能な所定桁数の番号について定期的に調査した際の番号調査結果が記録されており、最新の調査による番号調査結果が逐次追加されること
(3)番号調査結果は、調査日と、前記所定桁数の番号と、当該番号が当該調査日において携帯電話番号として有効だったのか無効だったのかを区別する情報が対応づけされていること
(4)入力受付処理では、SMSの宛先となる携帯電話番号Aと、宛先人の名簿に当該携帯電話番号Aを記載した日を示す番号登録日Bと、送信しようとするメッセージCを特定可能なメッセージ特定情報とを対応づけした入力情報を受け付けること
(5)現況調査処理では、入力受付処理にて受け付けた携帯電話番号Aを着番号とし伝達能力を非制限デジタルとした呼設定メッセージをISDNに送信し、その呼に対する網からの切断メッセージを受信し、その切断メッセージ中の理由表示と生成源の記述に基づいて、携帯電話番号Aの有効・無効を判断するとともに有効である場合にはキャリアを特定すること
(6)履歴検証処理では、現況調査処理にて有効と判断された携帯電話番号Aについて前記番号調査履歴データベースの記録内容を調べ、携帯電話番号Aに対応づけされた番号登録日B以降の番号調査履歴において無効との番号調査結果が所定期間連続して存在するか否かを判断すること
(7)電文作成処理では、履歴調査処理にて番号登録日B以降において携帯電話番号Aについて無効との番号調査結果が所定期間連続して存在することがないと判断された場合、携帯電話番号Aと、現況調査処理で判定した携帯電話番号Aのキャリアを特定する情報と、入力プロセスで受け付けた携帯電話番号Aに対応するメッセージCとを含んだSMS送信要求電文を作成すること
(8)電文送信処理では、SMS送信代行システムとネットワークを介して通信し、電文作成処理にて作成したSMS送信要求電文を送信すること
図1に示すように、この発明の一実施例によるSMS配信システムは、データベースサーバー1と、発呼調査サーバー2と、Webサーバー3を含んでいる。Webサーバー3はインターネットを介して依頼人コンピューター4と通信する。Webサーバー3はインターネットを介してSMS送信代行システム5と通信する。
特許第2801969号公報に詳しく解説されているように、パソコン級のコンピューターをISDN端末としてISDNに接続し、固定電話番号として使用されているかどうか不明の10桁番号を着番号とし、伝達能力として「非制限デジタル」を記述した呼設定メッセージを網に送信し、その呼に対する網からの応答が理由表示番号3(相手へのルートなし)を記述した切断メッセージであった場合、着番号として記述した10桁番号は固定電話番号として使用されている番号であると判断することができる。このときに着番号の電話機の呼び出しベルを鳴らすことがない。
● NTTドコモ 理由表示=69、生成源=3
● ソフトバンクモバイル 理由表示=69、生成源=4
● KDDI 理由表示=3、 生成源=3
依頼人は、依頼人コンピューター4において、CSV形式で記述した配信リストのファイルを用意する。配信リストには多数の顧客別のレコードが含まれ、1つのレコードはつぎのデータが記述されている。
(ア)SMSの宛先となる携帯電話番号A
(イ)番号Aを依頼人が受け付けた日付に相当する番号登録日B
(ウ)番号Aの携帯電話機に送るメッセージ本文に対応したメッセージ番号C
Webサーバー3は、ハードディスクに依頼人識別子で区分したメッセージ集を記憶管理している。依頼人別のメッセージ集には、複数個のメッセージ番号で区分されたメッセージが記述されている。メッセージの内容はメッセージ番号ごとに異なっている。たとえば、メッセージ番号1は「ごきげんいかがですか、***に空メールしてください」という内容のメッセージであり、メッセージ番号2は「これでお支払いは終了しました、またのご利用をお待ちしています」という内容のメッセージとなっている。
Webサーバー3は、データベースサーバー1および発呼調査サーバー2と協働して、依頼人コンピューター4から受けとった依頼人識別子Xと配信リストYに基づいて、番号調査処理・履歴検証処理・電文作成処理・電文出力処理を行う。
番号調査処理において、番号Aが携帯電話番号として有効であると判断するとともに、そのキャリアを特定したとする。つぎに、Webサーバー3は、データベースサーバー1と協働して、前記履歴データベースに記録されている携帯電話番号Aについての番号調査結果を検証する。
SMS配信システムは、配信リストYに基づいて上記のように番号調査処理・番号検証処理を行うとともに並行して電文作成処理・電文送信処理を行う。携帯電話番号Aについては上記の長期無効期間は存在しなかったとする。この場合、Webサーバー3は、電文作成処理として、依頼人識別子Xと、配信リストYで携帯電話番号Aに対応づけされたメッセージ番号Cと、番号調査処理で特定された携帯電話番号Aのキャリア識別子とによって特定される1つのメッセージDをメッセージ集からピックアップし、ピックアップしたメッセージDを送信メッセージとして指定するとともに携帯電話番号Aを宛先として指定し、かつ、前記のキャリア識別子を含んだ所定形式のSMS送信要求電文を作成し、メモリに一時記憶する。
Webサーバー3は、SMS送信代行システム5に宛ててSMS送信要求電文を送信する。なお、その電文には送信側の情報(当該SMS配信システムの認証情報など)を含める。SMS送信代行システム5が受け付けるSMS送信要求電文は、1個の携帯電話番号宛てに1個のメッセージのSMS送信を要求する電文である。Webサーバー3は、電文作成処理にて一件のSMS送信要求電文が作成されるごとに、その電文をSMS送信代行システム5に送信する。
Webサーバー3は、前記した電文送信処理の実行結果をハードディスクに記録しておき、依頼人コンピューター4がWebサーバー3にアクセスして配信記録の閲覧を要求すると、SMS送信の正否を所定形式のレポート画面として依頼人コンピューター4に提供する。このレポート機能とは別に、Webサーバー3は、前記の履歴検証処理により番号契約者が変更になっている可能性が高いと判断してSMS送信要求をしなかった携帯電話番号について、依頼人コンピューター4にそのことを知らせるための専用のレポートを閲覧させる機能を設けている。
Claims (3)
- つぎの事項(1)〜(8)により特定される方法。
(1)番号調査履歴データベースにアクセス可能なシステムにおいて実施されるコンピューティングの方法であること
(2)番号調査履歴データベースは、携帯電話番号として使用可能な所定桁数の番号について定期的に調査した際の番号調査結果が記録されており、最新の調査による番号調査結果が逐次追加されること
(3)番号調査結果は、調査日と、前記所定桁数の番号と、当該番号が当該調査日において携帯電話番号として有効だったのか無効だったのかを区別する情報が対応づけされていること
(4)入力受付処理では、SMSの宛先となる携帯電話番号Aと、宛先人の名簿に当該携帯電話番号Aを記載した日を示す番号登録日Bと、送信しようとするメッセージCを特定可能なメッセージ特定情報とを対応づけした入力情報を受け付けること
(5)現況調査処理では、入力受付処理にて受け付けた携帯電話番号Aを着番号とし伝達能力を非制限デジタルとした呼設定メッセージをISDNに送信し、その呼に対する網からの切断メッセージを受信し、その切断メッセージ中の理由表示と生成源の記述に基づいて、携帯電話番号Aの有効・無効を判断するとともに有効である場合にはキャリアを特定すること
(6)履歴検証処理では、現況調査処理にて有効と判断された携帯電話番号Aについて前記番号調査履歴データベースの記録内容を調べ、携帯電話番号Aに対応づけされた番号登録日B以降の番号調査履歴において無効との番号調査結果が所定期間連続して存在するか否かを判断すること
(7)電文作成処理では、履歴調査処理にて番号登録日B以降において携帯電話番号Aについて無効との番号調査結果が所定期間連続して存在することがないと判断された場合、携帯電話番号Aと、現況調査処理で判定した携帯電話番号Aのキャリアを特定する情報と、入力プロセスで受け付けた携帯電話番号Aに対応するメッセージCとを含んだSMS送信要求電文を作成すること
(8)電文送信処理では、SMS送信代行システムとネットワークを介して通信し、電文作成処理にて作成したSMS送信要求電文を送信すること - 履歴調査処理において、番号登録日B以降において携帯電話番号Aについて無効との番号調査結果が所定期間連続して存在すると判断された場合、携帯電話番号Aの契約者変更の可能性によりSMSを送信しないことを表す情報を出力する
請求項1に記載のコンピューティングの方法。 - 請求項1または請求項2に記載のコンピューティングの方法を実施するシステム。
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JP2013201356A JP5805723B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | インターネットを通じてsms送信代行システムに対してsms送信要求を発するコンピューティング |
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