JP5804533B2 - チューブレスタイヤ着座装置 - Google Patents

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Description

本主題は、工具に関する。より具体的には、本主題は、チューブレスタイヤをリム上に着座させるための工具に関する。
自動車、トラック、および他の機器用の多くのタイヤは、チューブを用いることなくホイールまたはリム上に装着されるように設計されている。タイヤは、空気を通さず、タイヤの内縁の周りのビードがリムのリップを押圧して気密封止を形成することで、タイヤとリムとの組み合わせが加圧された空気または他の気体を保持することが可能であってもよい。リムは、タイヤを膨脹させるために用いることができるバルブステムを含んでもよい。
タイヤがまずリム上に装着された後は、タイヤのビードがリムのリップを緊密に押圧せず、気密キャビティが形成されていないこともある。場合によっては、特により小さいタイヤについては、十分な空気がバルブステムを通じて注入されてタイヤ内部の空気と外気との間に圧力差が発生することで、タイヤとのリムとの間から空気が逃げているにも関わらず、タイヤのビードがリムに押圧され、封止を形成し得る。これを、タイヤをリム上に着座させると言うことができる。タイヤをリム上に着座させることにより、タイヤに加圧することが可能になる。しかし、場合によっては、特により大きいタイヤでは、単に空気をリムのバルブステムを通じて注入することによってタイヤを着座させることが不可能である。
リムとタイヤのビードとの間に大きい体積の空気を吹き込み、タイヤ内の空気圧と外気圧との間に圧力差を生じさせることにより、タイヤをリム上に着座させることが、当該技術において周知である。これを行うための従来の装置は、一般に、排出バレルに通じるボールバルブまたはバタフライバルブなどの従来のバルブを有する大きいが可搬の加圧空気タンクを含む。排出バレルは、典型的には、タンクから延在するように剛性的に接続された堅く漏れのない金属管である。タンクおよび排出バレルは、加圧空気タンクからタイヤ内に大きい体積の空気を吹き込むように位置決めすることができる。従来の装置のタンクは、タイヤをリムに対して拡張させるために十分に高い圧力で十分な空気を保持し、次いで、タイヤの容積を大気圧よりも高い圧力まで完全に充填することで、タイヤをリムに着座させるように、サイズ決めされなければならない。このため、大きいタイヤについてこれを行うためには、大きく扱いにくい空気タンクおよび/または危険なまでに高い圧力を伴い得る。
様々な実施形態によれば、加圧気体を用いてチューブレスタイヤをリム上に着座させるための工具は、入力ポートを有する円筒圧力容器を含み、入力ポートは、円筒圧力容器を加圧気体で充填するために好適である。また、円筒圧力容器の遠端上の出口に空気的に連結されたノズルも含まれる。ノズルは、リムとタイヤビードとの間に気体を吹き込むように構成されている。ガスバルブは、円筒圧力容器の遠端上の出口からの気体の流れを制御するように構成されている。グリップは、円筒圧力容器から径方向に延在し、解放コントロールは、グリップの15センチメートル(cm)以内の位置に配置されている。ガスバルブは、解放コントロールの作動に応答して開くように構成され、加圧気体が円筒圧力容器の遠端上の出口を通じてノズルから外に流れることを可能にする。
チューブレスタイヤをリム上に着座させるための方法は、円筒圧力容器を加圧気体で一次圧力まで充填するステップと、手を用いて円筒圧力容器から径方向に延在するグリップを保持することにより円筒圧力容器を保持することで、ノズルをリム上のチューブレスタイヤに向けて位置決めするステップとを含む。ノズルは、円筒圧力容器の遠端上の出口に空気的に連結されている。ノズル出口がリムとリム上に装着されたタイヤとの間に位置決めされた状態で、ノズル上のリムブラケットがリムのリップに対して位置決めされる。次いで、グリップを保持する手の指を用いて解放コントロールを作動させてガスバルブを開く。これにより、円筒圧力容器における加圧気体が円筒圧力容器の遠端上の出口を通じてノズルに流れ、ノズル出口から外に出て気体ストリームを形成することが可能になる。気体ストリームは、リムのリップとタイヤ上のビードとの間からタイヤ内に流れ、タイヤのビードをリムに対して着座させる。
様々な実施形態によれば、加圧気体を出口を通じて速やかに解放するための方法は、制御レザーバを加圧気体で充填してシリンダにおいて配置されたピストンを一次出口に対して摺動させることで、一次気体が一次出口を通じて流れることを妨げるステップを含み得る。制御レザーバは、シリンダ内におけるピストンとシリンダの閉端との間に形成され、制御レザーバにおける気体は制御圧力を有する。気体は、一次気体レザーバ内に提供され、一次圧力まで加圧され得る。一次出口は、加圧された一次気体が一次気体レザーバから逃げるための経路である。加圧気体は、制御レザーバから解放バルブを通じて解放されることで、制御圧力が解放圧力を下回るように降下することを可能にし得る。解放圧力は、一次圧力と、一次出口の面積とピストンの断面積との間の面積差とに基づく。制御圧力が解放圧力を下回るように降下すれば、ピストンは、一次出口から離れるように速やかに摺動し、一次気体が一次出口を通じて逃げることを可能にする。
ガスバルブは、出口面積を有する一次気体出口を有する一次気体レザーバを含む様々な実施形態を有し得る。1つの閉端を有するレセプタクルが、一次気体レザーバの内側に固定的に位置決めされている。レセプタクルにおいて位置決めされたピストンは、レセプタクルに嵌合するように成形され、一次気体出口の出口面積よりも大きい断面積を有する。ピストンは、レセプタクルにおいて往復摺動可能であり、レセプタクルにおけるレセプタクルの閉端とピストンとの間に制御レザーバが形成されている。制御レザーバの容積は、レセプタクルにおけるピストンの位置に依存する。また、制御レザーバを制御気体で制御圧力まで充填するための手段と、解放バルブとが含まれる。解放バルブの入力は、制御レザーバに空気的に連結されている。制御レザーバの制御圧力が解放圧力よりも大きければ、ピストンは、一次気体出口に対して着座し、気体が一次気体レザーバから出ることを妨げる。解放圧力は、一次気体レザーバにおける気体の一次圧力と、出口面積とピストンの断面積との間の面積差とに依存する。解放バルブが開き、制御レザーバにおける気体が解放バルブの出口を通じて逃げ、制御レザーバに残る気体の制御圧力が解放圧力を下回るように降下すれば、ピストンは、レセプタクル内に一次気体出口から離れるように速やかに摺動し、一次気体レザーバにおける気体が一次気体出口を通じて流れることを可能にする。
様々な実施形態によれば、加圧気体を用いてチューブレスタイヤをリム上に着座させるためのノズルは、出口と、加圧気体を受け入れるとともにオリフィスを通じてノズルにおけるチャンバ内に気体ストリームを放出するように構成されたジェットとを含む。チャンバは、出口からノズル内に延在し、気体ストリームがチャンバに進入することを可能にするように配置されている。断面積が気体ストリームがオリフィスから放出される際の気体ストリームの流れの方向に対して実質的に垂直な方向に測定された場合、チャンバは、気体ストリームがチャンバに進入する付近の点における断面積がオリフィスよりも大きい。また、少なくとも1つの吸気ポートも含まれ、気体ストリームがオリフィスからチャンバを通じて出口から外に流れていれば、空気がノズルの外側からチャンバに進入するとともに出口から放出されることを可能にするように配置されている。
ノズルは、空気タンクと、空気タンクからノズルへの加圧気体の流れを制御するバルブとを含むシステムにおいて用いられ得る。タイヤをリム上に着座させる方法は、リムのリップとリム上に装着されたタイヤのビードとの間に気体を吹き込むように、ノズルを位置決めするステップと、加圧気体をノズル内のオリフィスに提供するステップとを含む。オリフィスから放出される気体ストリームは、ノズル内のチャンバに進入するとともに少なくとも1つの吸気ポートを通じてノズルの外側から空気を引き込む。空気は、ノズルの出口からリムのリップとタイヤのビードとの間からタイヤ内に吹き込まれ、タイヤのビードをタイヤのリムに対して着座させる。出口から放出される空気の少なくとも一部は、少なくとも1つの吸気ポートから来ている。
本明細書に組み込まれるとともにその一部を構成する添付図面は、本発明の様々な実施形態を示している。一般的な説明とともに、図面は、本発明の原理を説明するために役立つ。しかし、図面は、本発明を記載された特定の実施形態に限定するものと解釈すべきではなく、説明および理解のみのためのものである。図面は以下のとおりである。
図1Aは、チューブレスタイヤ着座装置の実施形態の上面図である。図1Bは、チューブレスタイヤ着座装置の実施形態の側面図である。図1Cは、図1Aのチューブレスタイヤ着座装置の断面図である。図1Dは、図1Aのチューブレスタイヤ着座装置のアプリケーションを示す。 図2Aは、閉位置における図1Aのチューブレスタイヤ着座装置において用いられるガスバルブの側断面図である。図2Bは、開位置における図1Aのチューブレスタイヤ着座装置において用いられるガスバルブの側断面図である。 図3Aは、空気制御式の高速開放型のガスバルブの実施形態の等角図である。図3Bは、図3Aのガスバルブの平面図である。 図4Aは、閉位置における図3Aのガスバルブの側断面図である。図4Bは、閉位置における図3Aのガスバルブの前断面図である。図4Cは、開位置における図3Aのガスバルブの側断面図である。図4Dは、開位置における図3Aのガスバルブの前断面図である。 図5Aは、開位置におけるガスバルブの代替の実施形態の側断面図である。図5Bは、開位置におけるガスバルブの代替の実施形態の前断面図である。 図6は、一部開位置におけるガスバルブの別の代替の実施形態の側断面図である。 図7は、閉位置におけるガスバルブのさらに別の代替の実施形態の側断面図である。 図8は、圧力容器において直接位置決めされたガスバルブの実施形態の側断面図である。 図9Aは、タイヤ着座装置の代替の実施形態を示す。図9Bは、図9Aのタイヤ着座装置において用いることができるガスバルブの異なる実施形態の側断面図である。図9Cは、図9Aのタイヤ着座装置において用いることができるガスバルブの異なる実施形態の前断面図である。図9Dは、図9Bのガスバルブの異なる実施形態の分解組立図である。 図10Aおよび図10Bは、タイヤ着座ノズルの実施形態の等角図である。 図11A〜図11Eは、図10Aのタイヤ着座ノズルの底面図、側面図、上面図、前面図、および後面図である。 図12は、図10Aのタイヤ着座ノズルの断面図である。 図13は、図10Aのタイヤ着座ノズルの断面図を通じて流れる気体を示す。 図14A〜図14Cは、タイヤ着座ノズルの代替の実施形態を示す。 図15A〜図15Cは、タイヤ着座ノズルの別の代替の実施形態を示す。 図16Aおよび図16Bは、それぞれ、チューブレスタイヤ着座装置において用いるための従来のノズルの実施形態の等角図および前面図である。
発明者は、チューブレスタイヤを着座させる装置の従来の設計に伴う問題を認識した。つまり、従来の設計は、容易に持ち運び可能であるとともにチューブレスタイヤをホイールリム上に装着するために十分な空気バーストを達成するために大きすぎるかまたは重すぎる(あまりにも補強されているため)タンクサイズを特色としている。その上、発明者は、従来のタンク設計では、空気バーストによりタイヤを着座させるときに埃およびデブリがユーザの顔に逆流することを防止するために、ノズルをユーザから十分に遠く保持することが困難であると認識した。発明者は、ノズルを安全にユーザの顔から離した状態で保持するように構成されたより小さくより容易に持ち運び可能なタンクを用いることが可能であることの恩恵を認識した。本発明は、従来のタイヤ着座工具の設計を改変することで、ノズルが安全にユーザの顔から離れて位置決めされた状態で所与のタンクサイズについてより高速な気体バーストおよびより大きい体積の気体をタイヤ内に提供する。これにより、本明細書中で開示の様々な実施形態によるタイヤ着座工具は、より小さくより容易に持ち運び可能なサイズのタンクとともに用いることが可能である。
後続の詳細な説明において、関係する教示の徹底的な理解を提供するため、数多くの具体的な詳細を例示により説明する。しかし、本教示は、かかる詳細を伴わずに実施してもよいことが当業者には明らかであるべきである。他の例において、本概念の態様を不必要に曖昧にすることを回避するため、周知の方法、手順、およびコンポーネントは、比較的高いレベルで詳細を伴わずに説明している。本開示の様々な実施形態を説明する際に、いくつかの説明的用語およびフレーズが用いられている。これらの説明的用語およびフレーズは、本明細書中で異なる定義が与えられない限り、当業者に一般的に同意される意味を伝えるために用いられる。いくつかの説明的用語およびフレーズを、明瞭さのために後続のパラグラフにおいて提示する。
タイヤを装着するとは、タイヤの両方のビードがリムの2つのリップの間にある状態でタイヤがリム上にあるように、両方のビードをリムに対してスライドさせることによりタイヤをリム上に配置する動作を言う。タイヤを着座させるとは、タイヤのビードをリムのリップに対して配置し、封止を形成するとともにタイヤを所望される圧力まで膨脹させることを言う。本明細書および請求項の目的のため、タイヤは、着座前にまずリム上に装着される。従来の装置では、一旦タイヤが装着されると、タイヤとリムとの間の間隙のために、タイヤを膨脹させることが可能なようにリム上に着座させることがかなり困難であり得る。添付の図面において示されるとともに以下で検討される例を、詳細に参照する。
図1A〜図1Dおよび図2A〜図2Bは、チューブレスタイヤ着座装置190の同じ実施形態を示す。このため、これらの図面を通じて同じ参照符号を用い、説明における様々な図面を参照し得る。図1Aは、チューブレスタイヤ着座装置190の実施形態の上面図、図1Bは、チューブレスタイヤ着座装置190の実施形態の側面図である。図1Cは、図1AにおけるC:C切断線により示す位置におけるチューブレスタイヤ着座装置190の断面図である。
図示のチューブレスタイヤ着座装置190の実施形態は、円筒圧力容器の近端上の閉端キャップ192と、円筒圧力容器の遠端上の出口124を提供する出力継手122を含む遠端キャップ121とを有する円筒圧力容器191を含む。いくつかの実施形態において、圧力容器191は、異なるように製造されてもよく、2つのクラムシェル型の半部または多数のセクションから形成されるなど、より多いまたはより少ない部品から形成されてもよい。他の形状を他の実施形態の圧力容器に用いてもよく、圧力容器の軸心から圧力容器の内側面までの最小距離と最大距離との間の差が最大距離の33%未満である圧力容器のいずれの形状も、本明細書および含まれる請求項の目的のために円筒状であると考えることができる。円筒圧力容器191のいくつかの実施形態は、図示の平坦な端キャップ192、121の代わりに、形状が丸いまたは半球状の一端または両端を有してもよい。
圧力容器191は、一次気体レザーバ195を囲んでもよい。様々な実施形態は、異なるサイズの圧力容器を利用してもよいが、少なくとも1つの実施形態において、圧力容器191により囲まれた一次気体レザーバ195の容積は、6.1リットル未満であってもよく、最大150ポンド毎平方インチ(psi)の圧力を安全に保持することが可能であってもよいが、他の実施形態は、より高いまたはより低い最大圧力を定格とするより小さいまたはより大きい圧力容器のために設計されてもよい。容積6リットル以下の圧力容器は、より大きい圧力容器と同じレベルの規制認証を要求しなくてもよく、6リットル以下の圧力容器191を用いるチューブレスタイヤ着座装置190にコスト上の利点が提供され得る。他の実施形態において、255/70R15またはより小さいタイヤなど、標準的な自動車および軽いトラック用にサイズ決めされたタイヤに対して用いることを目標とするタイヤ着座装置190に要求される気体の体積は、さらにより少なくてもよい。自動車用タイヤのために設計されたタイヤ着座装置190の実施形態は、100psiで2.0〜2.5リットルの圧力容器を用いることが可能であり得る。
圧力容器191は、特定の実施形態の目標とする動作圧力、サイズ、形状、重量、コスト、または他の設計パラメータに依存して、スチール、鉄、アルミニウム、または別の金属、ポリ塩化ビニル(PVC)プラスチック、SABIC Innovative PlasticsのLexan(登録商標)などのポリカーボネートプラスチック、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)プラスチックなどの重合体、または他の好適な材料を含むがそれらに限定されないいずれかの材料で構築してもよい。端キャップ192、121は、溶接、接着、ネジ、ボルト、外部クランプ、または気密封止を形成する他の方法を含むがそれらに限定されない、用いられる材料に適切な方法を用いて、圧力容器191に取り付けてもよい。近端キャップ192が平坦でないいくつかの実施形態において、平坦な台を近端キャップ192に取り付けることで、タイヤ着座工具190を直立させて格納してもよい。
圧力容器191は、入力ポート160に接続することができる外部ソースから一次気体レザーバ195内に加圧気体を受け入れる入力ポート160を提供してもよい。入力バルブ161が開いていれば加圧気体が外部ソースから圧力容器191に流れ、入力バルブ161が閉じていれば圧力容器191が封止されるように、一次気体レザーバ195と入力ポート160との間の空気接続を開くおよび/または閉じるために、バルブハンドル162により制御される入力バルブ161を含んでもよい。入力バルブ161は、バタフライバルブ、ボールバルブ、またはポペットバルブを含むがそれらに限定されないいずれの種類のバルブであってもよい。他の実施形態において、気体を一次気体レザーバ195内の方向にのみ流れることを可能にするチェックバルブを入力バルブ161として用いてもよい。入力ポートは、クイック接続継手、SchraderもしくはPrestaバルブ、ネジ付き継手、またはネジ、接着、差込型マウント、クイック接続、溶接、摩擦、もしくは一次気体レザーバ195が加圧される際に気密またはほぼ気密の封止を形成可能な他の方法で適所に保持することができる他の種類の接続を含むがそれらに限定されない、加圧気体接続に好適ないずれの種類の接続であってもよい。
出力継手122は、チューブ199の遠端上でノズル100に接続されたチューブ199に接続されることで、出口124をノズル100に空気的に連結してもよい。チューブ199は、ネジまたは他の種類の接続を用いて出力継手122およびノズル100に接続されてもよい。ハンドル170がチューブ199から径方向に延在してもよい。ハンドル170は、チューブ172周りのホースクランプなどのストラップ172とハンドル170のベース171とを用いることによりチューブ199に取り付けられてもよい。溶接、接着、または他の方法などの他の方法を用いて、ハンドル170をチューブ199に取り付けてもよい。他の実施形態は、ハンドル170を円筒圧力容器191に取り付けてもよく、いくつかの実施形態は、異なる形状のハンドルを有してもよく、さらなる追加の実施形態は、ハンドル170を含まなくてもよい。また、いくつかの実施形態は、タイヤ着座工具190をより容易に運搬できるようにするストラップを含んでもよい。
グリップ140が圧力容器191から径方向に延在するように構成されているが、グリップ140は、圧力容器191の長手方向軸心に対して垂直でなくてもよい。多くの実施形態において、グリップ140は、径方向に測定された長さがグリップ140の幅または横幅よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態において、図1Aおよび図1Bに示すように、グリップ140は、ハンドル170(ハンドルが含まれる場合)から略直角(例えば90度±30度)に延在してもよい。他の実施形態において、グリップ140およびハンドル170は、互いに並んでまたは他の角度で延在してもよい。解放コントロール155がグリップ140に近い位置、例えば15センチメートル(cm)以内に配置されるのが典型的である。様々な実施形態において、解放コントロール155は、グリップ140を保持しているのと同じ手の指、典型的にはユーザの人差し指を用いて作動させることができる位置に配置されてもよい。
いくつかの実施形態は、単純な円筒状のグリップを特色としてもよいが、他の実施形態は、本明細書中で図案化ピストルグリップと称される、図1Bに示すようにピストル銃と同様に成形されたグリップ140を特色とする。図案化ピストルグリップは、単純な円筒状のグリップよりも良好に手にフィットするように造形されてもよく、より安定した取り回しを可能にするようなテクスチャが与えられてもよい。図案化ピストルグリップ140は、タイヤ着座装置の軸方向において測定された横幅がグリップ140の幅よりも大きくてもよく、圧力容器191から離れる径方向に測定された長さが幅または横幅のいずれかよりも大きくてもよい。テクスチャは、図1Bに示すようにグリップ140の各側に貼付されたグリッププレートに、ユーザの手掌において把持されたときにより快適で安定したグリップを提供するように設計されたテクスチャ面を提供することにより達成してもよい。また、図案化ピストルグリップ140は、把持をより容易にするため、タイヤ着座装置の近端に向けて角度付けされてもよい。
解放コントロール155は、トリガのように成形され、ピストルグリップのトリガと同様の場所に位置決めされてもよい。トリガ状に成形された解放コントロールを有する実施形態について、解放コントロールは、銃のトリガに似た方法で、解放コントロールをピストルグリップ140に向けて握ることにより作動させられる。また、解放コントロール155の偶発的な作動の可能性を低減することを助けるため、トリガガード158を設けてもよい。いくつかの実施形態において、解放コントロールは、トリガの代わりに、ピストルグリップ140に向かう方向にボタンを押圧する(またはボタンを指で握る)ことにより作動させることができるピストルグリップ140上のボタンとして実装してもよい。他の実施形態は、解放コントロール155を、やはりグリップ140を保持しているのと同じ手を用いて作動させることができる、グリップ140から15センチメートル(cm)以内の範囲外の場所に位置決めしてもよい。かかる実施形態において、解放コントロール155は、トリガ、ボタン、レバー、パドルとして成形されてもよく、または解放コントロール155を作動させるために引く、押す、触る、移動させる、もしくはその他操作することができる他の形状を有してもよい。
グリップ140は、後端キャップ192から遠端キャップ121までの様々な場所において圧力容器191に取り付けてもよい。いくつかの実施形態において、グリップ140は、中間点付近の点において、すなわち端キャップ121と192との中間で、圧力容器191から径方向に延在する。かかる実施形態において、グリップ140は、圧力容器191の中間点のいずれかの側から15cm以内、または他の実施形態において、中間点のいずれかの側から15cm未満のいずれかの範囲(例えば12cm、10cm、5cm等)内の点から径方向に延在してもよい。いくつかの実施形態において、グリップ140は、チューブ199およびノズル100の重量のために円筒圧力容器191の遠端により近くてもよいタイヤ着座装置190の重心においてまたはその付近(例えば15cm以内またはそれよりも大きいもしくは小さい範囲内)に取り付けてもよい。グリップ140は、溶接、ボルト留め、接着、ネジ付き継手、または他の取付技法を含む、用いられる材料について好適ないずれかの技法を用いて円筒圧力容器191に取り付けてもよい。導管141が圧力容器191の壁を通過する点およびプレナム141と圧力容器191の外壁との間などにおいて、加圧気体が逃げないように継ぎ目または間隙を封止するために、グリップ140の周りの特定の場所においてガスケットまたは他の材料が要求され得る。グリップ140の構成に依存して、グリップ140の構成において追加のガスケット材料を用いてもよい。
図1Cのタイヤ着座装置190の断面図を参照すると、ガスバルブ200が円筒圧力容器191の遠端付近に設けられている。様々な実施形態において、ガスバルブ200は、解放コントロール155の作動に応答して開くことにより、円筒圧力容器191の遠端上で出口124からの気体流を制御するように圧力容器191の内側に位置決めされてもよいが、他の実施形態は、ガスバルブ200を圧力容器191の外側に位置決めしてもよい。ガスバルブ200が開かれれば、一次気体レザーバ195における加圧気体は、出口124、チューブ199、ノズル100を通じてノズル出口114から外に流れることができる。図示の実施形態において、ガスバルブ200は、ガスバルブ200における制御レザーバを解放コントロール155の作動により開くことができる解放バルブ150に空気的に連結する導管141を用いて空気的に制御される。解放バルブ150が開いていれば、気体は、制御レザーバから導管141および解放バルブ150を通じて排出ポート159から周囲の大気に流れることができる。空気的に制御されるガスバルブ200の動作は、本明細書中で後に検討する。タイヤ着座装置190の他の実施形態は、電気的に操作されるバルブ、ガスバルブを開くために解放コントロール155からの機械的リンケージを用いるバルブ、油圧制御バルブ、または解放コントロール155の作動に応答して速やかに開くことができる他のいずれかの種類のガスバルブを含む、出口124からの気体流を制御するための他の種類のガスバルブを用いてもよい。
図1Dは、タイヤ90をリム80上に着座させるために用いられているタイヤ着座装置190を示す。タイヤ着座装置190は、空気、窒素(N)、アルゴン(Ar)、二酸化炭素(CO)、または他の気体などの加圧気体で充填されたタンクまたは円筒圧力容器191を含む。円筒圧力容器191は、外部加圧気体ソースを入力ポート161に接続し、入力バルブハンドル162を回すことにより入力バルブ161を開くことで、加圧気体を圧力容器191内に流れさせることにより充填させてもよい。いくつかの実施形態において、圧力容器191における気体の一次圧力をユーザ60に示すために圧力ゲージを設けてもよい。
ユーザ60は、手61を用いてグリップ140を保持することによりタイヤ着座装置190を保持してもよい。ユーザ60は、さらなる安定性を提供するため、他方の手を用いてハンドル170(不図示)、円筒圧力容器191、またはチューブ199を保持してもよい。ユーザ60は、次いで、ノズルがリム80上のチューブレスタイヤ90に向けて位置決めされるようにタイヤ着座装置190を操作し、リムブラケット119をリム80のリップ81に対して位置決めしてもよい。これにより、ノズル出口114がリム80とリム80上に装着されたタイヤ90との間に位置決めされる。また、タイヤバンパ117によりタイヤ90をノズル出口114の縁から離れるように押すことで、タイヤ着座装置190を適正な位置に配置することを助けてもよい。
ノズル100は、出力継手122内に嵌合されたチューブ199により圧力容器191の遠端上の出口124に空気的に連結されている。ノズル100が出口124に空気的に連結された状態で、圧力容器191の出口124から解放された加圧空気は、チューブ199を通じてノズル100から外に流れることが可能である。チューブ199の長さは、様々な実施形態において異なってもよいが、いくつかの実施形態において、チューブ199の長さは、ユーザ60が非常に大きく屈み込むことを要求することなくユーザ60がリムブラケット119を床上のリム80のリップ81に対して位置決めするとともに、空気により飛ばされたデブリがユーザ60の顔に当たらないようにユーザ60の顔をタイヤ90から十分に遠く保つことができるように、十分に長くてもよい。チューブ199の最適な長さは円筒圧力容器191および/またはノズル100の長さに依存し得るが、直径10〜13cmおよび長さ45〜75cmである6リットル圧力容器191について、チューブ199の長さが少なくとも30cmであると適正な距離となり得る。少なくとも1つの実施形態は、内径12cmおよび長さ55cmでグリップ140が圧力容器191の中間付近に配置された圧力容器191で、長さ60cmのチューブ199を用いてもよい。
ユーザ60は、次いで、グリップ140を保持している手61の指62を用いて、ピストルグリップ上でトリガのように成形および位置決めされてもよい解放コントロール155を作動させてもよい。他の実施形態において、解放コントロール155は、異なる位置に配置されてもよく、異なるように作動させられてもよい。解放コントロール155の作動により、ガスバルブ200が開き、圧力容器191における一次気体レザーバ195の加圧気体が円筒圧力容器191の遠端上の出口124を通り、チューブ199およびノズル100を通じて流れることで、ノズル出口114から出る気体ストリームを形成してもよい。気体ストリームは、リム80のリップ81とタイヤ90のビード91との間からタイヤ90内に流れる。タイヤ90内に速やかに吹き込まれ得る大きい体積の空気により、タイヤ90の内側の空気の圧力と周囲気圧との間に圧力差が発生し、ビード91をリップ81に対して押すことでタイヤ90をリム80に対して封止するとともに、タイヤ90を適正な動作圧力まで十分に膨脹させ得る。いくつかの実施形態において、解放コントロール155を作動させるとともにタイヤ90をリム80上に着座させながら加圧空気ソースをリム80のバルブステムに接続することで、タイヤを膨脹させる作業を容易にするとともにタイヤ90の内側と外気との間の圧力差の発生を助けるさらに別の空気ソースを提供してもよい。
いくつかの実施形態において、ノズル100は、Venturi効果および/またはBernoulliの原理を用いて気体ストリームがノズル100を通じて流れる際に大気をノズル100内に引き込むことで、タイヤ80内に吹き込まれる空気の体積を増加させてもよい。ノズルの他の実施形態は、Venturi効果および/またはBernoulliの原理を利用してノズルを通じて流れない大気をタイヤ内に引き込む出口設計を組み込んでもよい。これらのノズル設計のいずれかにより、タイヤ着座装置190の全体的な効率を増加させ、より従来的なノズルが用いられる場合に要求されるであろうよりも小さい圧力容器191をタイヤ90の所与のサイズについて用いることが可能となり得る。
出口124が圧力容器191の遠端上に配置された状態で円筒圧力容器191から径方向に延在するグリップ140により、従来の設計と比較して、タイヤ着座装置190のより容易な取り回しが可能になり得る。ガスバルブ200およびノズル100により提供される効率のために従来の設計と比較してより小さいサイズの圧力容器191により、タイヤ着座装置190のより軽い重量が可能となり得る。また、円筒圧力容器191のより小さいサイズおよびより軽い重量により、人がタイヤ着座装置190を用いることがより容易となり得る。多くの場合、ユーザ60は、グリップ140を片手61で保持するとともに他方の手が空いた状態でタイヤ着座装置190を取り回すことが可能となり得る。また、タイヤ着座装置190の設計により、ユーザ60は、顔をタイヤ90およびリム80から十分に離した状態に保つことが可能になる。これは、タイヤ着座装置190から放出された高速で大量の空気により塵埃、水、および他のデブリがタイヤ90から飛ばされ、ユーザ60に向かって吹き戻され得るため、望ましいこともある。
図2Aおよび図2Bは、図1Aの断面切断平面C:Cの透視図から取られた側断面図である。図2Aは、閉位置におけるガスバルブ200を示す。ピストン232は、一次気体出口124に対して着座することで、気体が出口124を通じて一次気体レザーバ195から出ることを妨げることができる。ガスケットもしくはゴムOリング225、または他の種類の封止が出口124に対して着座するようにピストン232上に位置決めされてもよいが、他の実施形態は、Oリングを代わりに出口124上に位置決めしてもよい。他の実施形態は、ピストン232および出口124について用いられる材料と様々な部品の製造公差とに依存して、Oリング225の使用を要求し得る。ピストン232は、スチール、鉄、アルミニウム、または別の金属、PVC、ポリカーボネート、ABS、およびDuPontのDelrin(登録商標)アセタール樹脂を含むポリオキシメチレンなどのポリアセタール重合体を含むがそれらに限定されないいずれかの好適な材料で作製されてもよい。
ピストン232は、閉端231を有するシリンダ230内に嵌合するように成形されてもよい。図2Aと図2Bとを比較する際に見られるように、ピストン232は、シリンダ230内で往復摺動するように構成されている。ピストン232がシリンダ230内に速やかに戻るように摺動する際にピストン232のための緩衝を提供するため、大きいOリング239をシリンダ230の背後に設けてもよい。装置は、ピストン232の面取りされた端部(すなわちバネ236Aの反対側の端部)がシリンダ230の縁を越えて摺動することで、そのゴムOリング225が出口124に対して押圧されるように構成されている。ピストン232の他端は、シリンダ230内に残り、バネ236Aの力および制御レザーバ235A内の制御圧力の作用を受ける。
シリンダ230は、ピストン232が一次気体出口324を封止する定位置に摺動することを可能にするように、支持体202A、202Cにより位置決めされてもよい。支持体の数は、実施形態の間で変動してもよいが、ほとんどの実施形態は、3つまたは4つの支持体を有してもよく、支持体202Bおよび202Dは、図2Aにおいて不可視である。支持体202A、202Cは、用いられる材料と実施形態の詳細とに依存して、溶接、接着、ボルト、または他の取付機構を用いて、シリンダ230の外壁と遠端キャップ121との両方に固定されてもよい。他の実施形態において、支持体は、シリンダ230の外壁および円筒圧力容器191の内壁に固定されてもよい。圧縮バネ236Aがシリンダの閉端231とピストン232との間に位置決めされることで、ピストン232が出口124に対して着座された状態に保つことを助ける力を提供してもよい。いくつかの実施形態において、ピストン232は、圧縮バネ236Aを位置決めするとともにピストン232が閉端231に向けて移動する際にバネ236A/Bのための空間を提供するためのキャビティ234を有してもよい。ピストン232は、ピストンリングのための環状スロット233を含んでもよい。いくつかの実施形態は、そうでない場合にピストン232とシリンダ230との間にそれらのみにより形成され得るよりも緊密な封止を形成するため、ピストン232の周りに嵌合させることができる環状スロット233におけるピストンリングを含んでもよい。
少なくとも1つの実施形態において、シリンダ230、支持体202、および出力継手122は、遠端キャップ121内に挿入し、次いで、適所に溶接またはその他固定することが可能な統合された部品として鋳造、機械加工、またはその他形成してもよい。統合部品は、ピストン232を出力継手122を通じてシリンダ230内に挿入することを可能にするように設計されている。次いで、出口124として作用する別個の部品が、出力継手122に切り込まれたネジにねじ込まれてもよい。出口124として作用する別個の部品は、Oリング225が出口124に対して押圧され、ピストン232が出口124に対して押圧されれば気密封止を形成することが可能であるように、ピストン232未満の直径を有する開口を有する。この種の構成により、単純にチューブ199を出力継手122からねじ込み解除し、出口124として作用する別個の部品をねじ込み解除することで、ピストン232を出力継手122を通じて取り外すことを可能にすることにより、ピストン232および/またはOリング225を保守することが可能になる。
シリンダ230の閉端231とピストン232との間に制御レザーバ235Aを形成してもよい。一次気体レザーバ195は、制御レザーバ235Aよりも容積がはるかに大きい。ピストン232および制御レザーバ235Aは、典型的には、出口124に対して一次気体レザーバ195と同じ側に配置されている。そのため、ピストン232は、レザーバ195の外側からでなく(例えば出口124の外側からでなく)、一次気体レザーバ195内からバルブを閉じた状態に保持するものと考えることができる。制御レザーバ235Aの容積は、シリンダ230内におけるピストン232の位置に依存し、図2Aに示すようにピストン232が出口124に対して着座していれば制御レザーバ235Aの容積が最大となる。導管141は、制御レザーバ235Aとグリップ140におけるプレナム242とを空気的に連結することで、気体が制御レザーバ235Aとプレナム142との間を流れることを可能にしてもよい。導管141は、チューブ、パイプ、継手、または他のハードウェアを含んでもよい。導管141は、圧力容器191の壁を通じて圧力容器191から出てもよい。出口点は、気体が導管141の周りで圧力容器191から逃げないように、ゴム封止、ガスケット、接着、溶接、または他の方法を用いて封止してもよい。グリップ140は、様々な実施形態において異なるように製作してもよいが、一実施形態は、ネジ、接着、溶接、または他の方法を用いて取り付けられる2つの「クラムシェル」型の半部を用いてグリップ140を製作してもよく、気密封止の形成を助けるために2つの半部の間にガスケットを用いてもよい。
解放バルブ150は、入力がプレナム142および導管141を介して制御レザーバ135Aに空気的に連結されるように位置決めされてもよい。解放バルブ150の出力は、排出ポート159に空気的に連結されてもよい。解放バルブ150は、図示のようにポペットバルブであってもよいし、他の実施形態において、いずれの種類のガスバルブであってもよい。解放バルブ150は、気密封止を形成するためにバルブシート157と結合するように構成されたバルブ本体152を含んでもよい。バネ153Aは、バルブ本体152をバルブシート157に対して着座された状態に保つ力を提供してもよい。ロッド154は、解放コントロール155をバルブ本体152に機械的に連結してもよい。
圧力容器191を一次圧力まで充填するために少なくとも数秒(例えば3秒以上)かけるように比較的低い速度で気体が圧力容器191に進入する限り、一次気体レザーバ195が入力ポート160を通じて加圧気体で充填される際、気体は、シリンダ230とピストン232との間を通過し、制御レザーバ235Aを加圧することができる。図示の実施形態において、一次気体レザーバ195と制御レザーバ235Aとの間を少量の気体が通過できるように、ピストン232とシリンダ230との間にわずかな間隙が残されてもよい。本明細書中に記載のガスバルブの追加の実施形態において示し得るように、または詳細に説明しない他の方法により、制御レザーバ235Aを加圧する他の手段を設けてもよい。気体が一次気体レザーバ195および制御レザーバ235Aを加圧する際、一次気体レザーバ195は、制御レザーバ235Aよりもわずかに高い圧力にあってもよいが、一旦入力バルブ161がオフにされ、気体が一次気体レザーバ195に進入しなくなると、制御レザーバ235Aは、速やかに一次気体レザーバ195と均衡した状態に達してもよい。
図2Aに示すようにガスバルブ200が閉状態にあれば、出力124における圧力は、典型的には、標準的な大気圧であってもよい。他の圧力レベルは、周囲の大気の圧力に対して測定される。
ピストン232に対して作用する閉じる力は、圧縮バネ236Aの力と、ピストン232に対して作用する制御レザーバ235Aにおける気体の力とを含み、後者の力は、制御圧力に以下でピストン面積と称される最大点におけるピストン232の断面積を掛けたものに等しい。ピストン232に対する開く力は、出口124におけるいずれかの圧力に以下で出口面積と称される出口124の断面積を掛けた力と、ピストン232に対して作用する一次気体レザーバ195における気体の力とを含み、後者の力は、一次圧力にピストン面積と出口面積との差を掛けたものに等しい。ピストン面積と出口面積との差により表される面積は、環状リング229として見ることが可能である。
ピストルグリップ(例えばバルブ解放用のトリガ機構を有するグリップ140)を特色とする様々な実施形態により、ユーザは、一方の広げた手でタンクを保持および操作することで、ノズルを安全にユーザの顔から離した状態を保ちながら、ノズルをタイヤとリムとの間に方向付けることが可能になる。ガスバルブ200は、解放コントロール155を押すことでピボット156の周りを回転させ、ロッド154を押させることにより、解放バルブ150を開くことにより開いてもよい。ロッド154の移動により、バルブ本体152がバルブシート157から離れるように移動し、解放バルブ150が開くにつれバネ153Bが圧縮される。解放バルブ150が開くことにより、制御レザーバ235Aにおける加圧気体は、導管241、プレナム242、開いた解放バルブ250、および排気ポート259を通過することが可能になる。この経路がピストン232とシリンダ230との間の間隙よりもはるかに大きい限り、気体は、一次気体レザーバから置換されることが可能であるよりもはるかに速く制御レザーバ235Aから逃げる。これにより、制御圧力を、周囲の大気圧に向かって降下させることができる。制御圧力が低下するにつれ、ピストン232に対する閉じる力が低下する。制御圧力が解放圧力まで降下すれば、ピストン232に対する開く力が閉じる力を超えてもよく、ピストン232がシリンダ230内で摺動し始め、気体が出口124を通じて逃げてもよく、出口124における圧力を増加させてもよい。これにより、ピストン232に対する開く力が増加し、制御レザーバ235Aが小さくなり、圧縮バネ236Aがさらに圧縮され、それらの両方によりピストン232に対する閉じる力が増加し得るにもかかわらず、増加した開く力が閉じる力に打ち勝ち、ピストン232が速くシリンダ230内に摺動し、ガスバルブ200が速やかに開く。発明者の概算において、多くの実施形態は、0.10秒(s)未満で開くことができ、いくつかの実施形態は、20〜50msなどの数十ミリ秒(ms)で開くことができるが、他の実施形態は、さらに速く開くことができ、いくつかは、0.10秒よりも遅く(例えば最大0.35秒程度)開くことができる。
開位置におけるガスバルブ200の断面図である図2Bを参照して、ピストン232は、シリンダ230内に摺動することで、気体が出口124を通じて逃げることを可能にしている。解放バルブ150がバネ153Bの閉じる力に打ち勝つために十分な力で開くように保持されている限り、ピストン232の位置のためにはるかに小さくなった制御レザーバ135Bは、周囲の大気の圧力またはその付近にあってもよく、ピストンに対する唯一の閉じる力がより圧縮されたバネ136Bからのものであってもよい。一次圧力にピストン面積を掛けたものがより圧縮されたバネ236Bからの力よりも大きくなるように十分な一次圧力を発生させ続ける十分な気体が一次気体レザーバ195に存在する限り、ガスバルブ200は、開き続けることになる。
一旦、十分な気体が出口124を通じて一次気体レザーバ195から逃げてバネ235Bからの力(バルブが開いているときに圧縮される)がピストン面積に作用する一次圧力を超えると、ピストン232は、出口124に対して摺動し、ガスバルブ200を閉じることができる。一次気体レザーバ195内の圧力が十分に低いレベルに下降するときのバネ235Bの圧力によるガスバルブ200の閉鎖は、解放バルブ150の位置とは独立して、すなわち、解放バルブ150が開いたまたは閉じた状態で、生じることが可能である。
ガスバルブ200は、異なるアプリケーションにおいて用いるために設計された様々な実施形態において様々な寸法で構築してもよい。上記の6リットル圧力容器191と矛盾しない一実施形態において、出力継手122は、1.5インチ(in.)ネジ付きパイプと結合するように設計されてもよい。円筒状のシリンダ230の内径は、1.6in.〜2.25in.超の範囲であってもよく、一実施形態は、シリンダに内径約1.8in.のシリンダを用いる。発明者の実験に基づき、シリンダ230の内側の断面積が出口124の面積よりも少なくとも10%大きければ、ガスバルブ200は良好に動作する。他の実施形態は、出口124およびシリンダ230について広範囲のサイズを用いてもよく、例えば、いくつかの実施形態において、シリンダ230のサイズは、0.25インチ〜12インチの範囲内で変化し、対応するサイズの出力および継手を用いてもよい。さらに他の実施形態において、円筒圧力容器191の直径は、シリンダ230と圧力容器191の壁との間に気体が自由に流れるための十分な空間が残されている限り、いずれのサイズであってもよい。導管141は、様々なサイズであってもよいが、いくつかの実施形態は1/4in.、他の実施形態は1/2in.のパイプおよび継手を用いてもよい。他の実施形態は、様々な継手とともにより大きいパイプまたはチューブを用いてもよい。
図3Aおよび図3Bならびに図4A〜図4Dは、すべて、チューブレスタイヤ着座装置の様々な実施形態において用いるために適していても、または他の用途を有していてもよい、空気制御式の高速開放型のガスバルブ300の同じ代替の実施形態を示す。このため、これらの図面を通じて同じ参照符号を用い、説明における様々な図面を参照し得る。図示の実施形態は、スタンドアローン型ガスバルブ300についてのものであるが、当業者は、ガスバルブ300を図1A〜図1Dに示すものと同様の実施形態の円筒圧力容器に直接一体化させるように適合させる方法を容易に理解することができる。
ガスバルブ300は、円筒状の本体301を有し、2つの端キャップ311、321が本体301に取り付けられることで、一次気体レザーバ305を形成してもよい。他の実施形態において、一次気体レザーバ305は、他の部品の構成とともに形成されてもよく、球状、立方体状、円錐状、または他の容積形状などの他の形状を有してもよい。図示の実施形態において、端キャップ311、321および本体301は、特定の実施形態の目標とする動作圧力、サイズ、形状、重量、コスト、または他の設計パラメータに依存して、スチール、鉄、アルミニウム、または別の金属、ポリ塩化ビニル(PVC)プラスチック、SABIC Innovative PlasticsのLexan(登録商標)などのポリカーボネートプラスチック、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)プラスチックなどの重合体、または他の好適な材料で構築してもよい。端キャップ311、321は、溶接、接着、ネジ、ボルト、外部クランプ、または気密封止を形成する他の方法を含むがそれらに限定されない、用いられる材料に適切な方法を用いて、本体301に取り付けてもよい。
入力端キャップ311は、入力継手312に接続することができる外部圧力容器などの外部ソースから一次気体レザーバ305内に気体を受け入れるため、ネジ313を有する入力継手312により形成された一次気体入力開口310を有してもよい。入力ソースは、クイック接続継手、スリーブ継手、またはネジ、接着、差込型マウント、クイック接続、溶接、摩擦、もしくは一次気体レザーバが加圧される際に気密またはほぼ気密の封止を形成可能な他の方法で適所に保持することができる他の種類の接続を含むがそれらに限定されない、いくつかの実施形態における他の種類の接続を用いてガスバルブ300に接続されてもよい。出力端キャップ321は、ネジ323を有する出力継手322により形成された一次気体出口開口320を有してもよい。出力導管が、ネジ323または入力継手312について上で説明した他の種類の接続を用いて出力継手322に接続されてもよい。
制御ブロック340が、ボルト、溶接、接着、または他の取付方法により本体301に取り付けられてもよい。いくつかの実施形態において、制御ブロック340は、ピストルグリップなどのハンドルまたはグリップとして成形してもよい。図示の実施形態においてSchraderバルブである充填バルブ360が、制御ブロック340から延在してもよい。また、解放バルブボタン355がアクセス可能であってもよく、排出ポート359が制御ブロック340の一端上に見えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ブロック340は、距離をおいてバルブを制御するため、バルブ本体301から離れて配置されてもよい。かかる実施形態において、制御ブロック340は、本体301から離れるように延在するように構成された導管341によりバルブに接続されている。
また、図3Bは、2つの断面切断平面を示す。断面切断平面A:Aは、図4Aおよび図4Cの断面図について用いられる平面の概ねの位置を示す。図5A、図6、図7、図8、および図9Bの断面図は、それらの関連付けられた実施形態における同様に位置決めされた切断平面からのものである。断面切断平面B:Bは、図4Bおよび図4Dの断面図について用いられる平面の概ねの位置を示し、図5Bおよび図9Cの断面図は、それらの関連付けられた実施形態における同様に位置決めされた切断平面からのものである。
図4Aは、図3Bの断面切断平面A:Aの透視図から取られた側断面図である。図4Bは、図3Bの断面切断平面B:Bの透視図から取られた前断面図である。図4Bは、閉位置におけるガスバルブ100を示す。ピストン332は、一次気体出口324に対して着座することで、気体が一次気体出口開口320を通じて一次気体レザーバ305から出ることを妨げることができる。ガスケット、ゴムOリング325、または他の種類の封止が一次気体出口324において位置決めされてもよいが、他の実施形態は、Oリングを代わりにピストン332上に位置決めしてもよい。他の実施形態は、ピストン332および一次気体出口324について用いられる材料と様々な部品の製造公差とに依存して、Oリング325の使用を要求しないこともある。ピストン332は、スチール、鉄、アルミニウム、または別の金属、PVC、ポリカーボネート、ABS、およびDuPontのDelrin(登録商標)アセタール樹脂を含むポリオキシメチレンなどのポリアセタール重合体を含むがそれらに限定されないいずれかの好適な材料で作製されてもよい。
ピストン332は、閉端331を有するレセプタクル330内に嵌合し、レセプタクル330において往復摺動するように成形されてもよい。図4Aと図4Cとを比較する際に見られるように、ピストン332は、円筒状のレセプタクル330内で往復摺動するように構成されている。装置は、ピストン332の面取りされた端部(すなわちバネ336Aの反対側の端部)がレセプタクル330の縁を越えて摺動することで、ゴムOリング325または一次気体出口324において位置決めされた他の封止に対して押圧されるように構成されている。ピストン332の他端は、シリンダレセプタクル330内に残り、バネ336Aの力および制御レザーバ335A内の制御圧力の作用を受ける。
レセプタクル330およびピストン332は、形状が円筒状であって円形の断面を有してもよく、または他の実施形態において、八角形、正方形、楕円形、または他の形状などの他の断面形状を有してもよい。レセプタクル330は、ピストン332が一次気体出口324を封止する定位置に摺動することを可能にするように、支持体302A、302B、302Cにより位置決めされてもよい。支持体の数は、実施形態の間で変化してもよい。支持体302A、302B、302Cは、用いられる材料と実施形態の詳細とに依存して、溶接、接着、ボルト、または他の取付機構を用いて、レセプタクル330の外壁と本体301の内壁との両方に固定されてもよい。他の実施形態において、支持体は、レセプタクル330の外壁および出力端キャップ321に固定されてもよい。圧縮バネ336Aがレセプタクルの閉端331とピストン332との間に位置決めされることで、ピストン332が一次気体出口324に対して着座された状態に保つことを助ける力を提供してもよい。いくつかの実施形態において、ピストン332は、圧縮バネ336Aを位置決めするとともにピストン332が閉端331に向けて移動する際にバネのための空間を提供するためのキャビティ334を有してもよい。
いくつかの実施形態において、識別されたコンポーネントのいくつかは、レセプタクル330、閉端331、支持体302A〜302C、および端キャップ321を含む部品などの単一部品として鋳造および/または機械加工されてもよい。かかる実施形態において、バネ336Aおよびピストン332を、レセプタクル330内に挿入し、次いで、一次気体出口324を含む出力継手322を、ネジ、溶接、接着、または他の何らかの取付手段を用いて端キャップ321に取り付けることが可能である。
ピストン332は、そうでない場合にピストン332とレセプタクル330との間にそれらのみにより形成され得るよりも緊密な封止を形成するため、ピストン332の周りに嵌合されるかまたはピストン332の一体的な一部であってもよく、ピストン332とレセプタクル330との間に配置されてもよい1つ以上のピストンリング333を含んでもよい。いくつかの実施形態において、レセプタクル330とピストン332との間の摩擦を低くしながら、レセプタクル330とピストン332との間に緊密な封止を形成することが有益であり得る。ピストンリング333は、ピストン332およびレセプタクル330について用いられる材料に依存して、ポリアセタール、ナイロン、革、ゴム、または他の材料などの、摩擦を最小化するとともに良好な封止を形成することを助ける材料で作製されてもよい。
レセプタクル330の閉端331とピストン332との間に制御レザーバ335Aを形成してもよい。ピストン332および制御レザーバ335Aは、典型的には、一次気体出口開口320に対して一次気体レザーバ305と同じ側に配置されている。そのため、ピストン332は、一次気体レザーバ305の外側からでなく(例えば一次気体出口開口320の外側からでなく)、一次気体レザーバ305内からバルブを閉じた状態に保持するものと考えることができる。制御レザーバ335Aの容積は、レセプタクル内におけるピストン332の位置に依存し、図4Aに示すようにピストン332が一次気体出口324に対して着座していれば制御レザーバ335Aの容積が最大となる。導管341は、制御レザーバ335Aと制御ブロック340におけるプレナム342とを空気的に連結することで、気体が制御レザーバ335Aとプレナム342との間を流れることを可能にしてもよい。導管341は、チューブ、パイプ、継手、または他のハードウェアを含んでもよい。導管341が導管341における気体と一次気体レザーバ305との間を分離しているため、導管341を通じて流れる気体は、一次気体レザーバ305を通じて流れるものと考えられるべきではない。導管341は、本体301を通じて外に出てもよい。出口点は、気体が導管341の周りで一次気体レザーバ305から逃げないように、ゴム封止、ガスケット、接着、溶接、または他の方法を用いて封止してもよい。制御ブロック340は、様々な実施形態において異なるように製作してもよいが、一実施形態は、ネジ、接着、溶接、または他の方法を用いて取り付けられる上部と底部とを用いて制御ブロック340を製作してもよい。
解放バルブ350は、入力がプレナム342および導管341を介して制御レザーバ335Aに空気的に連結されるように位置決めされてもよい。解放バルブ350の出力は、排出ポート359に空気的に連結されてもよい。解放バルブ350は、図示のようにポペットバルブであってもよいし、ボールバルブ、バタフライバルブ、ダイアフラムバルブ、または手動で、電気的に、空気的に、油圧的に、もしくはその他制御することができる他の種類のバルブを含むがそれらに限定されない、他の実施形態におけるいずれの種類のガスバルブであってもよい。解放バルブ350は、気密封止を形成するためにバルブシート357と結合するように構成されたバルブ本体352を含んでもよい。バネ353Aは、バルブ本体352をバルブシート357に対して着座された状態に保つ力を提供してもよい。ロッド354は、バルブ本体352を解放ボタン355に接続してもよい。
制御気体入口と呼ばれてもよい充填バルブ360により、外部ソースからの気体が、最初に一次気体レザーバを通じて流れることなく、プレナム340に進入し、導管341を通じて制御レザーバ335A内に流れることが可能になる。制御レザーバ335Aが制御圧力に加圧されている際、制御レザーバ335Aにおける気体により、ピストン332を一次気体出口324に対して押すピストン332に対する追加の力が提供される。制御レザーバ335Aは、様々な実施形態において様々な方法を用いて気体が充填され、加圧されてもよく、かかる実施形態のいくつかを以下で説明する。
バルブにより解放される高圧気体の気体レザーバは、実際、典型的には、制御レザーバ335Aよりも容積がはるかに大きい。これは、一次気体入力開口310を介して一次気体レザーバ305を加圧気体ソースに接続することにより達成することができる。加圧気体ソースは、一次気体入力開口310を介して一次気体レザーバ305に接続されるタンクもしくは他のレザーバ、または高圧気体ラインであってもよい。気体は、様々な実施形態において様々な方法を用いて一次気体レザーバ305に進入してもよいが、図4A〜図4Dに示す実施形態において、気体は、一次気体入力開口310を通じて進入することで、一次気体レザーバ305を一次圧力まで加圧してもよい。図4Aに示すようにガスバルブ300が閉状態にあれば、多くのアプリケーションにおいて、一次気体出力開口320における圧力は、典型的には、標準的な大気圧であってもよいが、いくつかの実施形態において、一次気体出力開口320における圧力は、他の何らかの圧力レベルにあってもよく、以下の計算は、ガスバルブ300が閉じていれば周囲の大気の圧力にある一次気体出力開口320における圧力に基づいている。他の圧力レベルは、周囲の大気の圧力に対して測定される。
ピストン332に対して作用する閉じる力は、圧縮バネ336Aの力と、ピストン332に対して作用する制御レザーバ335Aにおける気体の力とを含み、後者の力は、制御圧力に以下でピストン面積と称される最大点におけるピストン332の断面積を掛けたものに等しい。多くの実施形態において、ピストン面積は、ピストンリング333におけるピストンの断面積に等しくてもよい。ピストンに対する開く力は、一次気体出力開口320におけるいずれかの圧力に以下で出口面積と称される一次気体出力開口320の断面積を掛けた力と、ピストン332に対して作用する一次気体レザーバ305における気体の力とを含み、後者の力は、一次圧力にピストン面積と出口面積との差を掛けたものに等しい。ピストン面積と出口面積との差により表される面積は、図4Bにおける環状リング339として見ることが可能である。
ガスバルブ300は、ロッド354を用いる解放ボタン355を押すことで、やはりバネ353Bを圧縮するバルブシート357から離れるようにバルブ本体352を移動させることにより、解放バルブ350を開くことにより開いてもよい。解放バルブ350が開くことにより、制御レザーバ335Aにおける加圧気体は、導管341、プレナム342、開いた解放バルブ350、および排気ポート359を通過することが可能になる。これにより、制御圧力を、周囲の大気圧に向かって降下させることができる。制御圧力が低下するにつれ、ピストン332に対する閉じる力が低下する。制御圧力が解放圧力まで降下すれば、ピストン332に対する開く力が閉じる力を超えてもよく、ピストン332がレセプタクル330内で摺動し始め、気体が一次気体出口324を通じて逃げてもよく、一次気体出口324における圧力を増加させてもよい。これにより、ピストン332に対する開く力が増加し、制御レザーバ335Aが小さくなり、圧縮バネ336Aがさらに圧縮され、それらの両方によりピストン332に対する閉じる力が増加し得るにもかかわらず、増加した開く力が閉じる力に打ち勝ち、ピストン332が速くレセプタクル内に摺動し、ガスバルブ300が速やかに開く。発明者の概算において、多くの実施形態は、0.10秒(s)未満で開くことができ、いくつかの実施形態は、20〜50msなどの数十ミリ秒(ms)で開くことができるが、他の実施形態は、さらに速く開くことができ、いくつかは、0.10秒よりも遅く(例えば最大0.35秒程度)開くことができる。
開位置におけるガスバルブ300の断面図である図4Cおよび図4Dを参照して、ピストン332は、レセプタクル330内に摺動することで、気体が一次気体出口324を通じて逃げることを可能にしている。解放バルブ350がバネ353Bの閉じる力に打ち勝つために十分な力で開くように保持されている限り、ピストン332の位置のためにはるかに小さくなった制御レザーバ335Bは、周囲の大気の圧力またはその付近にあってもよく、ピストンに対する唯一の閉じる力がより圧縮されたバネ336Bからのものであってもよい。一次圧力にピストン面積を掛けたものがより圧縮されたバネ336Bからの力よりも大きくなるように十分な一次圧力を一次気体レザーバ305において発生させ続ける十分な気体が入力気体開口310内に流れる限り、ガスバルブ300は、開き続けることになる。
ガスバルブ300は、2つの方法で閉じることができる。一次気体入力310を通じてガスバルブ300に進入する気体が低下するかまたは遮断されれば、一次気体レザーバ305における一次圧力が低下し、バネ335B(バルブが開いているときに圧縮される)からの力によりピストンが一次気体出口324に対して押され、ガスバルブ300が閉じることになる。一次気体レザーバ305内の圧力が十分に低いレベルに下降するときのバネ335Bの圧力によるガスバルブ300の閉鎖は、解放バルブ350の位置とは独立して、すなわち、レザーバ305における圧力に依存して、解放バルブ350が開いたまたは閉じた状態で、生じることが可能である。
解放バルブ350が閉じる第2の方法では、制御圧力が一次圧力からの開く力に打ち勝つ十分な閉じる力をピストン332に提供する点まで、制御レザーバ335Bを加圧するように気体が提供される。これにより、ピストン332は、摺動して閉じ、一次気体出口324に対して押され、ガスバルブ300が閉じる。これらの2つの力、すなわちバネ335Bの力および制御レザーバ335Bにおける圧力による力は、バルブを閉じる際にともに作用することができる。
ガスバルブ300は、異なるアプリケーションにおいて用いるために設計された様々な実施形態において様々な寸法で構築してもよい。一実施形態において、入力継手312および出力継手322は、1.5インチ(in.)ネジ付きパイプと結合するように設計されてもよい。円筒状のレセプタクル330の内径は、1.6in.〜2.25in.超の範囲であってもよく、一実施形態は、レセプタクルに内径約1.8in.のシリンダを用いる。発明者の実験に基づき、レセプタクル330の内側の面積が一次気体出口324の面積よりも少なくとも10%大きければ、ガスバルブ300は良好に動作する。他の実施形態は、一次気体出口324およびレセプタクル330について広範囲のサイズを用いてもよく、例えば、いくつかの実施形態において、レセプタクル330のサイズは、0.25インチ〜12インチの範囲内で変化し、対応するサイズの入力、出力、および継手を用いてもよい。さらに他の実施形態において、本体301のサイズは、レセプタクル330と本体301との間に気体が自由に流れるための十分な空間が残されている限り、いずれのサイズであってもよいが、一実施形態において、本体301は、直径約4in.のシリンダである。導管341は、様々なサイズであってもよいが、いくつかの実施形態は1/8in.、他の実施形態は1/4in.のパイプおよび継手を用いてもよい。他の実施形態は、様々な継手とともにより大きいパイプまたはチューブを用いてもよい。
ガスバルブ300のいくつかのアプリケーションは、最大約150ポンド毎平方インチ(psi)の圧縮空気とともに用いるためのものである。そのため、いくつかの実施形態は、一次気体レザーバ305における圧力が最大150psiで用いるために設計されてもよい。他の実施形態は、100psi未満または50psi未満など、より低い圧力で用いるために設計されてもよい。いくつかの実施形態は、摂氏(C)100度未満など、低い温度で用いるために設計されてもよい。他の実施形態は、さらに低いまたはさらに高い温度において用いるために設計されてもよい。意図された動作温度は、用いられる材料および構築技法の選定に影響し得る。
図5Aは、開位置におけるガスバルブ500の代替の実施形態の側断面図であり、図5Bは、開位置におけるガスバルブ500の代替の実施形態の前断面図である。図5Aおよび図5Bに示す実施形態は、上述のガスバルブ300にかなり類似しており、同様の材料および構築技法を用いてもよいが、ガスバルブ500は、一次気体レザーバ505を充填するための入力が示されていない圧力容器(縮尺どおりでない)に囲まれた状態で示されている。当業者は、図1Aまたは図4Aに示す手段を含む一次気体レザーバ505を充填するために提供し得る様々な手段を容易に理解することができる。ガスバルブ500は、円筒状の本体501を有し、2つの端キャップ511、521が本体501に取り付けられることで、一次気体レザーバ505を形成してもよい。出力端キャップ521は、ネジ523を有する出力継手522により形成された一次気体出口開口520を有してもよい。出力パイプは、ネジ523または他の種類の接続を用いて出力継手522に接続されてもよい。
ピストン532は、閉端531を有するシリンダ530内に嵌合し、シリンダ530において往復摺動するように成形されてもよい。シリンダ530は、ピストン532が一次気体出口524を封止する定位置に摺動することを可能にするように、支持体502A、502B、502Cにより位置決めされてもよい。圧縮バネ536Bがシリンダの閉端531とピストン532との間に位置決めされることで、ピストン532が一次気体出口524に対して着座された状態に保つことを助ける力を提供してもよい。ガスバルブ500が閉じていれば一次気体出口524に対してより良好に封止するように、ガスケットまたはOリング525をピストン532上に設けてもよい。
ピストン532は、ピストン532の周りに嵌合されるかまたはピストン532の一体的な一部であってもよく、ピストン532とシリンダ530との間に配置されてもよい1つ以上のピストンリング533を含んでもよい。図示の実施形態のピストンリング533は、一次気体レザーバ505と、シリンダ530においてシリンダ530の閉端531とピストン532との間に形成され得る制御レザーバ535Bとの間の制御された気体流を可能にするように構成された1つ以上の切り欠き534を有してもよい。他の実施形態は、ピストン532上に位置決めされれば、切断されたピストンリング533の2つの端部の間に間隙が残されるように切断およびサイズ決めされたピストンリング533を用いてもよい。
制御ブロック540が、本体501に取り付けられてもよい。導管541は、制御レザーバ535Bと制御ブロック540におけるプレナム542とを空気的に連結することで、気体が制御レザーバ535Bとプレナム542との間を流れることを可能にしてもよい。解放バルブ550は、入力がプレナム542および導管541を介して制御レザーバ535Bに空気的に連結されるように制御ブロック540において位置決めされてもよい。解放バルブ550の出力は、排出ポート559に空気的に連結されてもよい。解放バルブ550は、気密封止を形成するためにバルブシート557と結合するように構成されたバルブ本体552を含んでもよい。ロッド554は、バルブ本体552を解放ボタン555に接続してもよい。気体を気体入力開口510から一次気体レザーバ505内に流れさせることにより一次圧力が維持されていれば、解放ボタン555が押圧されている限り、気体は、制御レザーバ535Bから排出ポート559の外に自由に流れ、制御レザーバ535Bが低圧に保たれることでガスバルブ500が開いたままとなる。
解放ボタン555を押下する圧力が取り除かれれば、バネ553Bは、バルブ本体552をバルブシート557に対して押す力を提供し、排出ポート559から外への気体流が妨げられる。これが起これば、気体は、一次気体レザーバ505からピストンリング533における1つ以上の間隙534を通じて流れ、最終的に、一次圧力に近付く制御圧力に制御レザーバ535Bを加圧し得る。この際、ピストン532に対する閉じる力は、最終的に、圧縮バネ536Bからの力により開く力を超えてもよく、ピストン532は、一次気体出口524に対して摺動し、ガスバルブ500を閉じてもよい。
ピストンリング533における1つ以上の小さい間隙534を用いることにより、気体は、一次気体レザーバ505から流れ、制御レザーバ535Bを充填し得る。しかし、間隙534の小さいサイズのため、気体は、一次気体レザーバ505と制御レザーバ535Bとの間の圧力を等しくするほど速くは流れなくてもよい。発生した圧力差により、ピストン532に対する閉じる力および開く力が上記のように作用することが可能になる。
図示の実施形態において、気体の一部は、解放バルブ550が開いた状態で保持されている間、一次気体レザーバ505から間隙534、制御レザーバ535B、導管541、プレナム542、解放バルブ550を通じて排出ポート559から外に流れることができる。これは、いくつかのアプリケーションについては問題ないこともあるが、他のアプリケーションは、そのような気体の漏れを許容しないこともある。
要求される間隙534のサイズおよび数は、例えば、一次気体レザーバ505における圧力の増加率、制御レザーバ535の最大容積、およびシリンダにおけるピストン532の嵌合を含むいくつかの要因に依存し得る。タイヤ着座装置における使用など、発明者により想定されたアプリケーションのいくつかについて、幅約0.25インチおよび深さ約0.05インチの1つの間隙534により、ガスバルブ500が適正に動作することが可能になることが期待される。他のアプリケーションは、ピストンリング533における異なる数および/またはサイズの間隙534を利用してもよい。
ガスバルブ500の別の実施形態において、入力継手512およびネジ513は、800psi以上のCOを収容することができるCGA320継手を有する標準的な二酸化炭素(CO)タンクと結合するように設計されてもよい。COを用いる実施形態において、一次気体出口524は、直径0.47in.であってもよく、シリンダ530は、内径0.61in.であってもよく、本体501は、直径2in.および壁厚0.095であってもよい。他の実施形態は、用いられる気体および圧力ならびにアプリケーションの細目に依存して、異なる寸法を用いてもよい。いくつかの実施形態は、窒素、ヘリウム、空気、または数psi〜数千psiの範囲の圧力における他の気体とともに用いるために設計されてもよい。
図6は、一部開位置におけるガスバルブ600の別の代替の実施形態の側断面図である。本実施形態は先に説明した実施形態と同様であるため、本実施形態の構成の詳細のいくつかはここで説明しない。一次気体レザーバ605は、縮尺どおりに示されていなくてもよく、一次気体レザーバ605を充填するための入力は示していない。当業者は、図1Aまたは図4Aに示す手段を含む一次気体レザーバ605を充填するために提供し得る様々な手段を容易に理解することができる。ガスバルブ600は、一次気体出口624を有する気体出力開口620を含む。ピストン632は、一次気体出口624に対して着座し、ガスバルブ600を閉じ、気体出力開口620を通じた一次気体レザーバ605からの気体流を妨げる定位置に摺動するように位置決めされてもよい。
制御ブロック640は、一次気体レザーバ605からの気体を制御ブロック640内に流れることを可能にする一次気体タップ643を有してもよい。本実施形態においてボールバルブであるが他の実施形態においていずれの種類の好適なバルブであってもよい充填バルブ670は、充填ハンドル671により制御されてもよい。充填バルブ670が開いていれば、気体は、一次気体レザーバ605から一次気体タップ643を通じて、制御レザーバ635および解放バルブ650の入力に空気的に連結されたプレナム642内に流れることができる。解放バルブ650は、本実施形態においてボールバルブであるが、他の実施形態において、いずれの種類の好適なバルブであってもよい。解放バルブ650は、解放ハンドル651を用いて制御してもよく、解放バルブ650が開いていれば、気体は、プレナム642から排出ポート659の外に流れることができる。
ガスバルブ600を閉じるには、解放バルブ650を閉じるとともに充填バルブ670を開くことで、気体を、一次気体レザーバ605から一次気体タップ643を通じて、充填バルブ670、プレナム642、および導管641を通じて制御レザーバ635内に流れさせてもよい。制御レザーバ635における圧力が増加し、一次気体レザーバ605における圧力に近付き始めると、バネ636の力が、ピストン632を一次気体出口624に対して着座させるように押し、ガスバルブ600を閉じる。
ガスバルブ600を開くには、充填バルブ670を閉じるとともに解放バルブ650を開くことで、気体を、制御レザーバ635から導管641、プレナム642、解放バルブ650を通じて排出ポート659から外に流れさせてもよい。制御レザーバ635における圧力が周囲の大気の圧力に向けて降下し始めると、一次気体レザーバ605に露出したピストン632の面積に作用する一次気体レザーバ605の圧力によるピストン632に対する開く力が、バネ636の力と制御レザーバ635に露出したピストン632の全面積に作用する制御レザーバ635の圧力とによるピストン632に対する閉じる力に打ち勝つことにより、ガスバルブ600を開く。図6は、解放バルブ650が開かれた直後の開くプロセスにおけるガスバルブ600を示す。
図7は、閉位置におけるガスバルブ700のさらに別の代替の実施形態の側断面図である。本実施形態は先に説明した実施形態と同様であるため、本実施形態の構成の詳細のいくつかはここで説明しない。一次気体レザーバ705は、縮尺どおりに示されていなくてもよく、一次気体レザーバ705を充填するための入力は示していない。当業者は、図1Aまたは図4Aに示す手段を含む一次気体レザーバ705を充填するために提供し得る様々な手段を容易に理解することができる。ガスバルブ700は、一次気体出口724を有する気体出力開口720を含む。閉端731を有するシリンダ730は、シリンダ730において摺動するピストン732が一次気体出口724に対して摺動し、ガスバルブ700を閉じ、気体出力720を通じた一次気体レザーバ705からの気体流を妨げるように位置決めされてもよい。
制御レザーバ735Aは、導管741およびプレナム742により解放バルブ750の入力に空気的に連結されてもよい。解放バルブ750が閉じていれば、一次気体レザーバ705からの気体は、シリンダ730の閉端731を含んでもよいシリンダ730における1つ以上の小さい穴745を通じて制御レザーバ735Aに進入することができる。他の実施形態において、一次気体レザーバ705からの気体は、ピストン732における1つ以上の小さい穴を通じて制御レザーバ735Aに進入することができる。制御レザーバ735Aにおける圧力が増加し、一次気体レザーバ705における圧力に近付き始めると、バネ736の力が、ピストン732を一次気体出口724に対して着座させるように押し、ガスバルブ700を閉じる。解放バルブ750が開いていれば、制御レザーバ735Aからの気体は、排出ポート759を通じて解放されてもよい。制御レザーバ735Aにおける圧力が周囲の大気の圧力に向けて降下し始めると、ピストン732に対する開く力は、ピストン732に対する閉じる力に打ち勝ってもよく、ガスバルブ700を開く。
シリンダ730における穴745のサイズおよび数は、一次気体レザーバ705における圧力の予想される増加率と制御レザーバの最大容積とを含むいくつかの要因に依存し得る。気体出力開口724が直径約1.5インチである発明者により想定されたアプリケーションについて、直径1/32インチほどの小ささの穴745が、ガスバルブ700の適正な動作のために適していることが示されている。他のアプリケーションは、異なる数および/またはサイズの穴745を利用してもよい。
図8は、圧力容器またはタンク801において直接位置決めされたガスバルブ800の代替の実施形態の側断面図である。タンク801は、円筒形または他の何らかの形状であってもよい本体803、端キャップ810、および出力端キャップ821から作製されてもよい。出力端キャップ821は、一次気体出口開口820を提供するネジ823を有する出力継手822を有してもよい。閉端831を有するシリンダ830は、シリンダ830を出力端キャップ821に接続する支持体802を用いてタンク801の内側に位置決めされてもよい。いずれの数の支持体802を用いてもよい。シリンダ830は、シリンダ830において往復摺動することができるピストン832を一次気体出口824に対して押すことで、ガスバルブ800を閉じることが可能であるように位置決めされてもよい。ピストン832は、摩擦を増加させすぎることなくピストン832とシリンダ830との間のより良好な封止を提供する1つ以上のピストンリング833を含んでもよい。
制御本体840を、タンク801の外側に装着してもよい。制御本体は、気体がクイック接続気体継手860に接続することができる外部気体ソースからプレナム842内に流れることを可能にするが、気体がプレナム860からクイック接続気体継手860を通じて外に戻るように逃げることを可能にしない、チェックバルブ861を有するクイック接続気体継手860を有してもよい。プレナム842は、解放バルブ850の入力に空気的に連結されている。また、プレナム842は、シリンダ830においてピストン832とシリンダ830の閉端831との間に形成された制御レザーバ835にも、導管841を通じて空気的に連結されている。チェックバルブ865は、気体が制御レザーバ835から一次気体レザーバ805内に流れることを可能にするが、気体が他方の方向に流れることを可能にしない。クイック接続気体継手860およびチェックバルブ861は、チェックバルブ865とともに、図1Aに示すタイヤ着座装置190と同様のタイヤ着座装置においてガスバルブ800と同様の構成が用いられる場合、入力ポート160および入力バルブ161に代わることが可能である。
解放バルブ850が閉じている間に外部気体ソースがクイック接続気体継手860に接続されれば、気体は、プレナム842および導管841を通じて制御レザーバ835内に流れ、制御レザーバ835を加圧し、ピストン832を一次気体タップ824に対して着座させることで、ガスバルブ800を閉じ、タンク801を封止する。制御レザーバ835における気体がチェックバルブ865を開くために十分な圧力になるとすぐ、気体は、制御レザーバ835から一次気体レザーバ805内に流れ、タンク801を加圧し始める。制御レザーバ835は、少なくともチェックバルブ865の活性化圧力だけ一次気体レザーバ805よりも高い圧力を維持することができ、それにより、バネが設けられていなくても、ピストン832を一次気体出口824に対して着座させることができるが、いくつかの実施形態は、シリンダ830の閉端831とピストン832との間にバネを含んでもよい。
一次気体レザーバ805が所望される一次圧力になり、制御レザーバ835が制御圧力になった後、外部気体ソースをクイック接続気体継手860から接続解除してもよい。解放バルブ850が開いていれば、気体は、制御レザーバ835から導管841、プレナム842、解放バルブ850を通じて排出ポート859から外に流れ、制御圧力を降下させ得る。制御圧力が解放圧力を下回るように降下した後、ピストン832に対する開く力が閉じる力を超え、ピストン832が一次気体出口824から離れるようにシリンダ830内に速やかに摺動し、ガスバルブ800を開き、一次気体レザーバ805における気体が一次気体出力開口820を通じて外に出てもよい。
図9Aは、タイヤ着座装置990の代替の実施形態を示す。タイヤ着座装置990は、丸端992と出力継手922を有する端キャップ921とを有する圧力容器またはタンク991を含んでもよい。タンク991は、いずれのサイズおよび/または形状であってもよく、いくつかの実施形態において円筒状であってもよく、他の実施形態において球状または他の何らかの形状であってもよい。図示の実施形態は、出力継手921がタンク991から軸方向に現れているが、他の実施形態は、出力継手がタンク991上の他の場所にあってもよい。タンク991は、図1A〜図1Dに示すタンク191に非常に類似していてもよいし、他の何らかの設計であってもよい。タイヤ着座装置990の容易な取り回しのため、グリップ940がタンク991に取り付けられてもよい。
入力ポート960により、外部加圧気体ソースをタンク991に接続し、タンク991を充填することが可能にしてもよい。バルブハンドル962により制御してもよい入力バルブ961は、タンク991を充填するために開き、次いで、外部気体ソースが接続解除されればタンク991における加圧気体が残るように閉じてもよい。
第1のチューブ998により、タンク991をガスバルブ900の入力に空気的に連結してもよい。ガスバルブ900は、本明細書中に記載の実施形態のいずれであってもよいが、図9Aに示す実施形態を以下で説明する。第2のチューブ999により、ガスバルブ900をノズル1000に空気的に連結してもよい。ノズル1000は、本明細書中に記載の実施形態のいずれかを含む、リムとタイヤとの間に空気を吹き込むために好適ないずれの種類のノズルであってもよい。図9Aに示す実施形態は、以下でより詳細に説明する従来のノズルである。
図9Bは、閉位置におけるガスバルブ900の異なる実施形態の側断面図、図9Cは、閉位置におけるガスバルブ900の異なる実施形態の前断面図、図9Dは、ガスバルブ900の分解組立図である。ガスバルブ900は、図2Aおよび図2Bのガスバルブ200と非常に類似した方法で動作することができるため、ガスバルブ900の構成および動作の多くの詳細は、簡潔さのため省略されてもよい。ガスバルブ900は、気体入力910を有する入力端キャップ911と気体出口920を有する出力端キャップ921とを有する本体901で構成されてもよい。2つの端キャップ911、921は、各端キャップ911、921と本体901との間にガスケット907が設けられた4つのボルト909およびナット908を用いて本体901上にクランプ留めされることで、気密封止を提供することを助けてもよい。
閉端931を有するシリンダ930は、3つの支持体902を用いてボディにおいて位置決めされてもよい。シリンダ930は、ピストン932をシリンダ930から一部が外に出るように摺動させ、Oリング925で一次気体出口924に対して押圧することで、ガスバルブ900を閉じることが可能であるように位置決めされてもよい。ピストン932に溝934が設けられてもよい。溝934は、いくつかの実施形態においてピストンリングを位置決めするために用いてもよい。ピストン932がシリンダ930内に速やかに戻るように摺動する際にピストン932のための緩衝を提供するため、ピストン932に対して閉じる力を提供するためにシリンダ930の閉端931との間に位置決めされたバネ936と、大きいOリング939とをシリンダ930の背後に設けてもよい。シリンダにおけるピストン932とシリンダ930の閉端931との間に制御レザーバ935を形成してもよい。制御レザーバ935は、エルボジョイント943および導管941により解放バルブ950の入力に空気的に連結されてもよい。
解放バルブ950が閉じていれば、気体は、ピストン932とシリンダ930との間の制御レザーバ935に進入し、制御レザーバ935を加圧することができる。解放バルブ950が開いていれば、制御レザーバ935からの気体は、排出レザーバ959を通じて外に出ることで、制御レザーバ935における圧力を低下させ、ガスバルブ900を開くことができる。ピストン932に対する開く力は、図示の他の実施形態のいくつかほど大きくなくてもよいが、先に述べたように、シリンダ930の直径と一次気体出口924の直径との間の差は、ガスバルブ900の動作のために大きい必要はない。ピストンと出力端キャップ921の平坦な端部との間の小さい間隙は、一次気体レザーバ905の圧力が露出したピストン932の環状リングに対して作用することで、ガスバルブ900を開くことを可能にするために十分なものである。
図10Aおよび図10Bは、図1A〜図1Dのタイヤ着座装置190の実施形態に示すタイヤ着座ノズル100の実施形態の等角図である。タイヤ着座ノズル100は、様々な方法および様々な材料で構築してもよい。ノズル100は、いくつかの部分から構築され、剛性ユニットに組み立てられてもよい。様々な部分は、スチール、アルミニウム、または他の金属などのシートメタルから構築されてもよく、エンジニアリングプラスチックから成型もしくは製作されるかまたは金属から鋳造されてもよい。アプリケーションに好適ないずれの構築方法を用いてもよい。
ノズル100について示す実施形態について以下で説明する様々な部分のほとんどは、厚さ1.5ミリメートル(mm)のシートスチールから製作されてもよいが、ネジ101を有するカップリング102は、完成部品として購入するか、または鋳造もしくは押出成形などの高圧カップリングを作製するために好適な技法に続いてネジを製作する機械加工プロセスを行うことにより構築してもよい。他の同様の実施形態は、アプリケーションとノズル100の所望されるサイズとに依存して、より厚いもしくはより薄いスチールまたは異なる金属を用いてもよい。
ノズル100の様々な部分は、溶接、ろう付け、半田付け、接着、または他の取付方法を含むがそれらに限定されないいずれかの好適な技法を用いて、互いに組立および取付してもよい。組み立てられたノズル100は、ノズル100が腐食に耐えるおよび/または好ましい外観を提供することを助けるため、塗装、めっき、粉体塗装、またはその他処理してもよい。
図10Aは、ノズル100の後方および上方の位置からのノズル100の等角図である。図10Bは、ノズル100の前方および下方の位置からのノズル100の等角図である。図11Aは、ノズル100の底面図である。図11Bは、ノズル100の側面図である。図11Cは、ノズル100の上面図であり、図12に示す断面図の位置も示す。図11Dは、ノズル100の前面図である。図11Eは、ノズル100の後面図である。図12は、図11Cの位置12−12におけるノズル100の断面図である。下記の検討は、図10Aおよび図10B、図11A〜図11E、ならびに/または図12のいずれにも適用することができる。図示されていたとしてもすべての図面におけるすべての部品が識別されているとは限らないが、当業者が明らかに様々な部品を識別し、それらがどのように接続および/または相互作用し得るかを識別することを可能にするために十分な部品が様々な図面において標示されている。
ノズル100は、ノズル100を加圧気体ソースに接続するために用いてもよいネジ101を有するカップリング102を含んでもよい。他の実施形態は、クイック解放カップリング、差込型カップリング、パイプもしくはチューブへの溶接、パイプもしくはチューブへの接着、圧縮継手、または他の取付手段を含むがそれらに限定されない、加圧気体ソースへの他の種類の接続を用いてもよい。カップリング102は、ジェットノズルまたはジェット103の入力アパーチャに取り付けられ、ほとんどの実施形態においてカップリング102とジェット103との間に気密封止を形成してもよいが、いくらかの漏れは受け入れ可能となってもよい。ジェット103の入力アパーチャから反対側の端部には、オリフィス105が配置されている。ジェット103およびオリフィス105は、加圧気体がカプラ102内に導入されれば気体ストリームを放出するように構成されている。多くの実施形態において、オリフィス105は、カプラ102およびジェット103の入力アパーチャに進入する加圧気体の速度よりも高速の気体ストリームを提供するため、ジェット103の入力アパーチャよりも小さくてもよい。様々な実施形態において、ネジ101、カップリング102、およびジェット103は、気密封止を形成するためにともに接続された別々の部品、または例えば金属もしくは他の材料から鋳造もしくは機械加工された、1つの無垢の部品のいずれかであってもよい。
ノズル本体110は、2つの半部、すなわちノズル本体下半部112Aおよびノズル本体上半部112Bから製作されてもよい。2つの半部112A、112Bは、似ており、同じ仕様で構築してもよい。2つの半部112A、112Bは、シーム111においてともに接合されることで、2つの半部112A、112Bの間にチャンバ108を形成してもよい。ノズル本体110の一端において、ノズル出口114が形成されてもよく、ノズル本体110の他端において、ノズル本体下半部112Aは、下取付リップ113Aを有し、ノズル本体上半部112Bは、上取付リップ113Bを有する。いくつかの実施形態において、ノズルブレース115を出口114において設けることで、出口114に強度を提供するとともに用いられる際に出口114が屈曲することを防止することを助けることができる。いくつかの実施形態において、ノズル本体110は、2つの半部112Aおよび112Bから組み立てられるのでなく、1つのシームを有するかまたはシームを有しない、1つの無垢の部分から形成されてもよい。
ノズル本体110は、4つの取付ブレース107A〜107Dを用いてジェット103に取り付けられ、ジェット103から放出された気体ストリームがチャンバ108に進入するように配置されてもよい。これは、図12に示す断面において見ることができる。2つの取付ブレース107A、107Bは、下取付リップ113Aをジェット103に接続してもよく、その他の2つの取付ブレース107C、107Dは、上取付リップ113Bをジェット103に接続してもよい。オリフィス105は、下および上取付リップ113A、113Bの外縁を通過する平面付近の場所に配置されてもよく、いくつかの実施形態において、ノズル本体110の長手方向軸心に対して実質的に並んで、つまり、最大45度の角度で、配向されてもよい。オリフィス103は、オリフィス105からの気体ストリームがチャンバに進入するように、チャンバ108の形状に幾分合致するように成形されてもよい。図示の実施形態において、チャンバ108は、高さよりも幅が大きい平坦化された断面を有し、オリフィス103は、楕円の長軸がチャンバ108の幅と合う楕円形状を有する。気体ストリームがチャンバ108に進入する付近においてノズル本体の長手方向軸心に対して垂直に測定したチャンバ108の断面積は、オリフィス105よりも大きくてもよく、典型的には、吸気ポート109A〜109Dのための空間を提供するため2〜10倍大きくてもよい。いくつかの実施形態において、チャンバ108の断面積は、より高圧の気体供給を用いるおよび/または空気よりも高密度の気体を用いる実施形態について、例えば、オリフィス105の断面積の10倍よりも大きくてもよい。
吸気ポート109A〜109Dは、下および上ノズル半部112A、112B、取付ブレース107A〜107D、およびジェット103により画成される開口である。吸気ポート109Aは、取付ブレース107Aと取付ブレース107Bとの間に配置され、吸気ポート109Bは、取付ブレース107Bと107Cとの間に配置され、吸気ポート109Cは、取付ブレース107Cと取付ブレース107Dとの間に配置され、吸気ポート109Dは、取付ブレース107Dと107Aとの間に配置される。吸気ポート109A〜109Dの組み合わされた面積は、少なくともオリフィス105と同じくらいであってもよく、典型的には、オリフィス105より4〜20倍大きくてもよい。上述のように、いくつかの実施形態は、より高圧の気体供給を用いるおよび/または空気よりも高密度の気体を用いる実施形態について、例えば、オリフィス105の断面積の20倍よりも大きいチャンバ108の断面積を特色としてもよい。
出口114は、典型的には、チャンバ108の最大断面積よりも幾分小さくてもよいが、いくつかの実施形態において、チャンバ108は、オリフィス105から出口114まで一定の断面積を有してもよく、または出口114は、チャンバ108の断面積よりも幾分大きくてもよい。多くの実施形態において、チャンバ108は、ノズルがタイヤとリムとの間に位置決めされるためにより好適な形状を提供するため、出口114に近付くにつれ平坦化してもよい。いくつかの実施形態において、出口114は、チャンバ108の最大断面積の50%〜100%の面積を有してもよく、多くの実施形態においてオリフィス105からの気体ストリームがチャンバ108に進入する付近にあってもよい。
ノズル本体上半部112Bの出口114の付近に、ノズル100をリムとタイヤとの間に適正に位置決めする際に有用となり得るリムブラケット119を取り付けてもよい。タイヤをリムから離れるように押すことで空気がタイヤ内に進入するための空間を提供することを助けるため、ノズル本体下半部112Aにタイヤバンパ117が取り付けられてもよい。いくつかの実施形態は、タイヤバンパ117を有しなくてもよい。
ノズル100の様々な実施形態は、目標とするタイヤサイズとサポートされる気体圧力とに依存して、異なるサイズおよびジオメトリで構築してもよい。例えば、一実施形態は、商用トラックのタイヤに典型的なタイヤサイズを目標とする。本実施形態は、以下の概略寸法を有してもよい:
カプラ102の内径:42mm
オリフィス103の幅:54mm
オリフィス103の高さ:18mm
オリフィス103付近のチャンバ108の幅:89mm
オリフィス103付近のチャンバ108の高さ:43mm
ノズル本体110の長さ:200mm
ノズル出口114の幅:106mm
ノズル出口114の高さ:35mm
ノズル100の全長:310mm
ノズル100の全幅:106mm
ノズル100の全高:88mm
いくつかの実施形態は、タイヤとリムとの間に方向付けられた複数のノズル出口114を提供してもよく、いくつかの実装例において、タイヤとリムとの間に空気バーストを提供するように各々方向付けられた複数のノズル100を提供してもよい。例えば、一実施形態において、タイヤ機、すなわち、タイヤをリム上に装着するための機械は、複数のノズル100が装備され、かかるノズル100の各々は、タイヤをリム上に着座させるため、タイヤとリムとの間に空気バーストを吹き込むように構成されている。かかる実施形態において、複数のノズル100は、ホイールを保持するクランプの一部として、クランプに隣接して、またはタイヤが装着されている間にホイールを適所に保持するクランプの間に、構成されてもよい。
図13は、タイヤ着座ノズル100の断面図を通じて流れる気体および空気を示す。加圧気体182は、タイヤ着座装置190の円筒圧力容器191などの加圧気体ソースからカプラ102に進入することができる。加圧気体182がジェット103を通じて流れるにつれ、ジェットの断面積は、狭くなってもよく、ジェット103を通じて流れる気体の速度は、質量保存の法則により増加してもよい。気体は、オリフィス105から出る際、第1の気体ストリーム185を形成する。気体ストリーム185は、ノズル100を取り囲む空気よりもはるかに速く流れ、Bernoulliの原理により外気よりも低い圧力を発生させる。これにより、チャンバ108と外気との間に圧力差が発生し、空気を吸気ポート109A〜109Dを通じて進入させ、空気流189Aが吸気ポート109Aを通じて進入し、空気流189Cが吸気ポート109Cを通じて進入する。また、空気は、吸気ポート109Bおよび吸気ポート109Dも通じて進入するが、それらの空気流は、図13に示していない。流体ストリーム185がチャンバ108に進入する際に空気を吸気ポート109A〜109Dを通じてチャンバ内に引き込む効果は、Venturi効果として既知であり得る。
オリフィス105から来ている気体ストリーム185は、ノズル本体110を通じてチャンバ108を流れる際に空気流189A、189Cと混合してもよい。空気と気体184との混合物は、次いで、第2の気体ストリームとして出力114から外に流れることができる。第2の気体ストリーム184は、第1の気体ストリーム185と、吸気ポート109A〜109Dを通じて進入した空気とを含む。空気および気体184の全質量は、加圧気体182の質量に追加することができる空気流189A、189Cにより、カップリング102に進入する加圧気体182の質量よりも大きくてもよい。
図14Aは、タイヤ着座ノズル400の代替の実施形態の等角図である。図14Bは、ノズル400の長手方向軸心を通じた側断面図であり、図14Cは、ノズル400の長手方向軸心を通じた上断面図である。ノズル400は、単一の部分としてエンジニアリングプラスチックから成型されるかまたは金属からは鋳造されてもよく、成型、鋳造、もしくは他の何らかの方法により製作することができる複数の部分から組み立てられてもよい。
カップリング402は、別の機械加工操作で形成されるかまたは直接成型されたネジ401を有する、単一の部分のノズル400の一体化された一部であってもよい。他の実施形態は、別体のカップリング402をノズル本体410に取り付けてもよい。カップリング402は、加圧気体をジェット403に方向付けることで、オリフィス405を通じてチャンバ408内に気体ストリームを放出することができる。下吸気ポート409Aおよび上吸気ポート409Bにより、空気がノズル400の外側からチャンバに進入し、出力414を通じて気体ストリームとともに放出されることが可能になる。他の実施形態は、ノズル本体410の側面に追加の吸気ポートを有してもよい。ノズル本体410の上面の出口414付近には、リムブラケット419が取り付けられてもよい。
図15Aは、タイヤ着座ノズル450の別の代替の実施形態の等角図である。図15Bは、ノズル450の長手方向軸心を通じた側断面図であり、図15Cは、ノズル450の長手方向軸心を通じた上断面図である。ノズル450は、溶接、ボルト留め、接着、もしくはその他の方法で取り付けられてもよい2つの同一の半部としてエンジニアリングプラスチックから成型されるかまたは金属からは鋳造されたノズル本体460の半部を用いて形成されてもよいし、成型、鋳造、もしくは他の何らかの方法により製作されてもよい。
ネジ451を有するカップリング452は、ネジ451から反対側の端部において径方向外方に延在するリップ454を有してもよい。ノズル本体460の2つの半部は、カップリング452のリップ454を捉えることで、加圧気体により発生する圧力によりカップリングがノズル本体460から外れないように、組み立てられた状態でリップ454をしっかりと適所に保持してもよい。カップリング452は、加圧気体をジェット453に方向付けることで、オリフィス455を通じてチャンバ458内に気体ストリームを放出することができる。下吸気ポート459Aおよび上吸気ポート459Bにより、空気がノズル450の外側からチャンバ458に進入することが可能になる。ノズル本体460の上面の出口464A、464B付近には、リムブラケット469が取り付けられてもよい。
本実施形態の出口は、左ノズル出口464Aと右ノズル出口464Bとに分割されている。2つのノズル出口464A、464Bは、オリフィス455からの気体ストリームとともに、吸気ポート459A、459Bを通じて取り込まれた空気を放出してもよい。空気は、各ノズル出口464A、464Bの長手方向軸心474A、474Bに略並ぶ方向に2つのノズル出口464A、464Bから放出されてもよい。左ノズル出口464Aは、右出力ノズル464Bの右ノズル長手方向軸心474Bと角度を形成してもよい左ノズル長手方向軸心474Aを有する。ノズル450の全体的な長手方向軸心470は、カップリング452の中心、オリフィス455の中心、および2つのノズル出口464A、464Bの中心の間を通ってもよく、オリフィス455から放出される気体ストリームの方向と概ね並んでもよい。全体的な長手方向軸心470は、左ノズル長手方向軸心474Aと右ノズル長手方向軸心474Bとの間に形成される角度を概ね二等分してもよい。角度を概ね二等分するとは、全体的な長手方向軸心470が2つのノズル長手方向軸心474A、474Bと同じ平面の60度以内にあり、全体的な長手方向軸心470のノズル長手方向軸心474A、474Bの平面上への投影が2つのノズル長手方向軸心の間にあるものと解釈してもよい。2つのノズル長手方向軸心474A、474Bの間の角度は、通常、約120度未満であってもよく、多くの実施形態において、約20度〜約60度であってもよい。
他の実施形態は、出口をいくつかの出口ポートに分離してもよく、他の実施形態は、いくつかの出口ポートがプレナムに沿ったリムの曲率に合致するように成形された空気プレナムを提供することで、タイヤ内に吹き込まれた空気をより広い面積に分散させてもよい。ノズルの出口には、いずれの構成を用いてもよい。
Venturi効果を利用するタイヤ着座ノズルの様々な実施形態は、多様な異なる構成の吸気ポートを有してもよい。多様な数の吸気ポート、それらの形状、それらの総面積、およびオリフィスに対するそれらの配置が存在し得る。ノズルのカップリングにおいて提供される気体の質量よりも大きい質量の気体および空気が出口から排出されるいずれの変形も、受け入れ可能な実施形態となり得る。発明者の経験において、ジェット、オリフィス、チャンバ、および吸気ポートの1つの効率的な配向は、図1、図10、図11、図12、および図13の様々な図面に示すように、ノズル100に用いられたものである。その実施形態において、下吸気ポート109Aおよび上吸気ポート109Cは、下吸気ポート109Aおよび上吸気ポート109Cの前縁がオリフィス105と概ね並んだ状態でチャンバ108内に対角線状に進入している。図11Aに示す側面の吸気ポート109B、109Dは、空気がオリフィス105の前方における側面を通じて進入することを可能にする。吸気ポート109A〜109Dの組み合わされた面積のオリフィスの面積に対する比は、ノズル100の外側からチャンバに進入するように空気が自由に流れることを可能にするため、典型的には、約5:1であってもよい。装置が意図するタイヤのサイズ、用いられる気体の密度、圧力、および他の設計事項に依存して、この比は、いくつかの実施形態においてより大きくまたはより小さくてもよい。タイヤ90のビード91とリム80のリップ81との間の狭いスロット内により効果的に吹き込むため、チャンバ108の高さは、オリフィス105に最も近い端部から出口114に減少しているが、チャンバ108は、断面積をあまりにも減少させないように幅が広がっている。ノズル100のいくつかの実施形態において、出口114は、オリフィス105からの気体ストリームがチャンバ108に進入する付近におけるチャンバ108の断面積よりも約5%だけ小さい。
図16Aは、チューブレスタイヤ着座装置のいくつかの実施形態において用いてもよいより従来的なノズル1000の実施形態の上方および後方からの等角図、図16Bは、その前面図である。従来のノズル1000は、タンクまたは圧力容器から延びるチューブなどの空気ソースと結合するネジ付き継手1001を有してもよい。カップリング1002は、ネジ付き継手1001を、カプラ1002から離れるにつれ平坦化および拡幅してもよい噴出口1010に結合してもよい。噴出口1010のノズル出口1014は、形状が矩形もしくは楕円形であってもよく、またはいくつかの実施形態において、ノズル出口は、丸形、一方側が平坦化された丸形、もしくはタイヤとリムとの間に空気を吹き込むために好適な他のいずれの形状であってもよい。タイヤおよび/またはリムからの圧力によりノズル出口1014が潰れることを防止することを助けるため、ブレース1015により強度をノズル出口1014に提供してもよい。ユーザがノズル1000をリムのリップに対して適正に位置決めすることを助けるため、リムブラケット1019を噴出口1010の上に取り付けてもよい。タイヤバンパ1017により、ノズル1000が位置決めされる際にタイヤをリムから離れるように押すことで、空気がタイヤに進入するためのより多くの空間を提供することを助けてもよい。
タイヤ着座装置の様々な実施形態において、圧力容器またはタンクは、いずれの圧力レベルを定格としてもよいが、多くの実施形態において、圧力定格は、安全上の理由により、150ポンド毎平方インチ(psi)未満であってもよい。アプリケーションのタイヤのサイズと用いられる気体の圧力とに依存して、いずれのサイズの圧力容器を用いてもよいが、ほとんどの実施形態は、10ガロン未満のタンクを用いてもよく、一実施形態は、5ガロンタンクを用いてもよい。本明細書中で開示の速やかに開くガスバルブに加え、Venturi効果を用いるノズルを有するタイヤ着座装置の様々な実施形態は、タイヤ着座装置の効率を増加させることができ、タンクを、過去のタイヤ着座装置が用いていたものよりも小型および/または低圧にすることができる。ほとんどのかかる実施形態において、タンクは、過去のタイヤ着座装置において最も一般的に用いられていた5ガロンタンクよりも小さく、約100psi以下である典型的な動作圧力を可能にするため約130psiを定格としてもよい。多くの実施形態は、容積2ガロン(約7.5リットル)未満のタンクを用いてもよい。いくつかの実施形態は、容積6リットル、2.0〜2.5リットル、または約1リットルのタンクを用いてもよいが、他の実施形態は、アプリケーションに依存して、ほとんどいずれのサイズのタンクを用いてもよい。
典型的には、タンクにおける加圧気体として圧縮空気を用いてもよいが、いくつかの実施形態において、二酸化炭素(CO)、窒素(N)、アルゴン(Ar)、または他の気体を含むがそれらに限定されない他の加圧気体、特に不活性気体を用いてタンクを充填してもよい。ほとんどの実施形態において、タンクは、加圧気体ソースからタンクを充填するために用いられる入力バルブと、タンクの内圧を測定する圧力ゲージとを含んでもよい。また、いくつかの実施形態は、タンク上の様々な種類のハンドルまたは取付ブラケットを含んでもよい。いくつかの実施形態において、タンクは、取り外し可能であり、空気が排出されるのと同じ開口を通じて充填されてもよい。この例は、タンクの外に設けられたガスバルブを有するペイントボールマーカに一般に用いられ得るものなど、容積1リットル以下で800psi以上の高圧COタンクを用いるタイヤ着座装置である。
そうでないと明記しない限り、明細書および請求項において用いられる要素の量、光学特性などを表すすべての数は、すべての事例において用語「約」により修飾されているものとして解釈される。そのため、反対であると明記しない限り、前述の明細書および添付の請求項に記載の数値パラメータは、本発明の教示を利用する当業者により得ることが求められる所望される特性に依存して変化する可能性がある近似値である。少なくとも、また、請求項の範囲への均等論の適用を制限するための試みとしてでなく、各数値パラメータは、少なくとも、報告された有効桁数に鑑み、および通常の丸め技法を適用することにより、解釈すべきである。本発明の広い範囲を記載する数値範囲およびパラメータにも関わらず、特定の例において記載された数値は、可能な限り正確に報告されている。しかし、いずれの数値も、それぞれの試験測定において見出される標準偏差から必然的に発生する特定の誤差を本質的に含む。端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含されるすべての数字を含む(例えば1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、および5を含む)。
本明細書および付帯の請求項において用いられる単数形“a”、“an”、および“the”は、文脈上そうでないことが明らかでない限り、複数の指示物を含む。従って、例えば、“ポート(a port)”と記載される要素への参照は、単一のポート、2つのポート、または他のいずれの数のポートも指示し得る。本明細書および付帯の請求項において用いられる用語“または(or)”は、文脈上そうでないことが明らかでない限り、一般に、“および/または(and/or)”を含むその意味において用いられる。本明細書中で用いられる用語“連結された(coupled)”は、直接的および間接的な接続を含む。その上、第1および第2の装置が連結される場合、アクティブな装置を含む介在する装置が間に配置されてもよい。フレーズ“空気的に連結された(pneumatically coupled)”は、空気的に連結された装置の間を気体が通過できることを意味する。
本明細書中で用いられる用語「ピストルグリップ」は、本体(例えば円筒圧力容器のような本体)から径方向に延在するとともにユーザの手掌にフィットするように構成されたグリップまたはハンドルを意味する。ピストルグリップの異なる実施形態は、単純な円筒形からピストル銃上のピストルグリップの形状と同様の形状まで、形状が変化してもよい。ピストル銃上のピストルグリップは、本明細書中で図案化ピストルグリップと称される。
上で提供された様々な実施形態の説明は、性質上例示的なものであり、本発明、そのアプリケーション、または用途を限定することを意図していない。従って、本発明の趣旨から逸脱しない変形形態は、本発明の実施形態の範囲内にあることが意図されている。かかる変形形態は、本発明の意図された範囲からの逸脱とみなされない。

Claims (18)

  1. 加圧気体を用いてチューブレスタイヤをリム上に着座させるための工具において:
    入力ポートを有する円筒圧力容器であって、前記入力ポートは、前記円筒圧力容器を前記加圧気体で充填するために好適である、円筒圧力容器と;
    前記円筒圧力容器の遠端上の出口に空気的に連結されたノズルであって、前記ノズルは、前記加圧気体をリムとタイヤビードとの間に吹き込むように構成されている、ノズルと;
    前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口からの前記加圧気体の流れを制御するように構成されたガスバルブと;
    前記円筒圧力容器から径方向に延在するピストルグリップと;
    前記ピストルグリップの15センチメートル(cm)以内の位置に配置された解放コントロールと;を備え、
    前記ガスバルブは、前記解放コントロールの作動に応答して開くように構成され、前記加圧気体が前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて前記ノズルから出るように流れることを可能にし、
    前記ガスバルブが:
    前記円筒圧力容器の内側に固定的に位置決めされた1つの閉端を有するシリンダと;
    前記シリンダに嵌合するように成形されたピストンであって、前記ピストンは、前記シリンダにおいて位置決めされるとともに前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口の出口面積よりも大きい断面積を有し、前記ピストンは、前記シリンダにおいて往復摺動可能であり、前記シリンダにおける前記シリンダの前記閉端と前記ピストンとの間に制御レザーバが形成され、前記制御レザーバの容積は、前記シリンダにおける前記ピストンの位置に依存する、ピストンと;
    前記制御レザーバを制御気体で制御圧力まで充填するための、ピストンリングにおける少なくとも1つの間隙と;
    入力および出口を有する解放バルブであって、前記解放バルブの前記入力は、前記制御レザーバに空気的に連結され、前記解放バルブは、前記解放コントロールの作動により開かれるように位置決めされている、解放バルブと;を備え、
    前記制御レザーバの前記制御圧力が解放圧力よりも大きければ、前記ピストンは、前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口に対して着座し、前記加圧気体が円筒圧力容器から出ることを妨げ、前記解放圧力は、前記円筒圧力容器における前記加圧気体の一次圧力と、前記出口面積と前記ピストンの前記断面積との間の面積差とに依存し;
    前記解放コントロールは、作動されると、前記解放バルブを開くように構成され、前記制御レザーバにおける前記制御気体が前記解放バルブの前記出口を通じて逃げることを可能にし、前記制御レザーバに残る前記制御気体の前記制御圧力が前記解放圧力を下回るように降下することを可能にし、その結果、前記ピストンが前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口から離れるように前記シリンダ内に速やかに摺動し、前記円筒圧力容器における前記加圧気体が前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて前記ノズルから外に流れることを可能にすることを特徴とする工具。
  2. 請求項1に記載の工具において、前記円筒圧力容器は、6.1リットル未満の内部容積を有し;
    前記ガスバルブは、前記円筒圧力容器の内側に配置されていることを特徴とする工具。
  3. 請求項1に記載の工具において、前記ピストルグリップは、図案化ピストルグリップであり、前記解放コントロールは、前記図案化ピストルグリップのトリガ位置に配置されるとともにユーザの人差し指により操作されるように構成されたトリガであり、前記工具は、さらに:
    トリガガードであって、前記トリガは、前記図案化ピストルグリップと前記トリガガードとの間に構成されている、トリガガード;を備えることを特徴とする工具。
  4. 請求項1に記載の工具において、さらに:
    前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を前記ノズルに空気的に連結するチューブであって、前記チューブは、少なくとも30cmの長さを有する、チューブと;
    前記チューブから径方向に延在するハンドルと;を備えることを特徴とする工具。
  5. 請求項1に記載の工具において、前記ピストンはピストンリングを含み、前記ピストンリングは、前記シリンダの内壁と緊密に係合した状態で前記ピストンの外側に位置決めされ;
    前記ピストンリングにおける少なくとも1つの間隙は、前記加圧気体が円筒圧力容器から前記少なくとも1つの間隙を通じて前記制御レザーバ内に流れることを可能にすることを特徴とする工具。
  6. 請求項1に記載の工具において、前記ピストンリングにおける少なくとも1つの間隙は:
    前記シリンダの前記内壁と前記ピストンとの間の空間を前記加圧気体が通ることを可能にすることを特徴とする工具
  7. 請求項1に記載の工具において、前記ピストンリングにおける少なくとも1つの間隙は:
    前記シリンダにおける穴であって、前記加圧気体が円筒圧力容器から前記穴を通じて前記制御レザーバ内に流れることを可能にする、穴を前記加圧気体が通ることを可能にすることを特徴とする工具。
  8. 請求項1に記載の工具において、前記解放バルブはポペットバルブであることを特徴とする工具。
  9. 請求項1に記載の工具において、前記ピストンはポリアセタール重合体で構成されていることを特徴とする工具。
  10. 請求項1に記載の工具において、さらに:
    前記シリンダの前記閉端と前記ピストンとの間に位置決めされた圧縮バネであって、前記圧縮バネは、前記ピストンを前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口に対して着座させることを助けるため、前記ピストンに力を提供するように構成されている、圧縮バネ;を備えることを特徴とする工具。
  11. 請求項1に記載の工具において、前記ノズルは:
    前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて流れる前記加圧気体を受け入れるとともにオリフィスを通じて第1の気体ストリームを放出するように構成されたジェットと;
    第2の気体ストリームを前記リムと前記タイヤビードとの間の間隙内に方向付けるために好適なノズル出口と;
    前記ノズル出口から前記ノズル内に延在するチャンバであって、前記第1の気体ストリームが前記チャンバに進入することを可能にするように配置されており、前記チャンバは、前記第1の気体ストリームが前記チャンバに進入する付近の点における断面積が前記オリフィスよりも大きく、前記断面積は、前記第1の気体ストリームが前記オリフィスから放出される際の前記第1の気体ストリームの流れの方向に対して実質的に垂直な方向に測定されたものである、チャンバと;
    前記気体ストリームが前記オリフィスから前記チャンバを通じて前記ノズル出口から外に流れていれば、前記ノズルの外側からの空気が前記チャンバに進入するとともに前記ノズル出口から放出されることを可能にするように配置された少なくとも1つの吸気ポートと;を備え、
    前記第2の気体ストリームは、前記第1の気体ストリームと前記ノズルの外側からの前記空気とを含むことを特徴とする工具。
  12. 請求項11に記載の工具において、さらに:
    前記ノズルの前記ノズル出口付近に取り付けられたリムブラケット;を備え、
    前記リムブラケットは、前記ノズルがタイヤ内に空気を吹き込むためにタイヤリムと前記前記タイヤリム上に装着された前記タイヤとの間に位置決めされれば、前記タイヤリムのリップ上に引っ掛かるように構成されていることを特徴とする工具。
  13. 請求項11に記載の工具において、前記少なくとも1つの吸気ポートの組み合わされた面積は、少なくとも前記オリフィスと同じくらいの大きさであることを特徴とする工具。
  14. 請求項1に記載の工具において、前記ノズルを通じて流れる前記気体に応答して、Venturi効果により前記円筒圧力容器から来ていない空気が前記タイヤに進入することを特徴とする工具。
  15. チューブレスタイヤをリム上に着座させるための方法において:
    円筒圧力容器を加圧気体で一次圧力まで充填するステップと;
    手を用いて前記円筒圧力容器から径方向に延在するグリップを保持することにより前記円筒圧力容器を保持することで、ノズルを前記リム上の前記チューブレスタイヤに向けて位置決めするステップであって、前記ノズルは、前記円筒圧力容器の遠端上の出口に空気的に連結されている、ステップと;
    ノズル出口が前記リムと前記リム上に装着された前記タイヤとの間に位置決めされた状態で前記ノズル上のリムブラケットを前記リムのリップに対して位置決めするステップと;
    前記グリップを保持する前記手の指を用いて解放コントロールを作動させてガスバルブを開くことで、前記円筒圧力容器における前記加圧気体が前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて前記ノズルに流れ、前記ノズル出口から外に出て気体ストリームを形成することを可能にするステップであって、前記気体ストリームは、前記リムの前記リップと前記タイヤ上のビードとの間から前記タイヤ内に流れ、前記タイヤの前記ビードを前記リムに対して着座させる、ステップと;
    制御レザーバを前記加圧気体で制御圧力まで充填してピストンを前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口に対して摺動させることで、前記加圧気体が前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて流れることを妨げるステップであって、前記制御レザーバは、シリンダにおける前記シリンダにおいて摺動するように位置決めされた前記ピストンと前記シリンダの閉端との間に形成され、前記シリンダは、前記円筒圧力容器の内側に固定的に位置決めされている、ステップと;を含み、
    前記解放コントロールを作動させてガスバルブを開く前記ステップは:
    前記加圧気体を前記制御レザーバから前記解放コントロールを作動させることにより開かれる解放バルブを通じて解放することで、前記制御圧力が解放圧力を下回るように降下することを可能にするステップであって、前記解放圧力は、前記一次圧力と、前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口の面積と前記ピストンの断面積との間の面積差とに基づく、ステップと;
    前記制御圧力が前記解放圧力を下回るように降下すれば前記ピストンを前記一次出口から離れるように摺動させることで、前記円筒圧力容器における前記加圧気体が前記円筒圧力容器の前記遠端上の前記出口を通じて流れることを可能にするステップと;を含むことを特徴とする方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、前記制御レザーバを充填する前記ステップは:
    前記一次気体を円筒圧力容器からピストンリングにおける間隙を通じて前記制御レザーバ内に提供するステップであって、前記ピストンリングは、前記ピストンの外側に前記シリンダの内壁と緊密に係合するように位置決めされている、ステップ;を含むことを特徴とする方法。
  17. 請求項15に記載の方法において、前記制御レザーバを充填する前記ステップは:
    前記一次気体を円筒圧力容器から前記シリンダにおける小さい穴を通じて前記制御レザーバ内に提供するステップ;を含むことを特徴とする方法。
  18. 請求項15に記載の方法において、さらに:
    前記加圧気体を前記ノズル内のオリフィスに提供することで前記オリフィスから放出される気体ジェットを形成するステップであって、前記気体ジェットは、前記ノズル内のチャンバに進入するとともに前記ノズルの外側から少なくとも1つの吸気ポートを通じて空気を引き込む、ステップ;を含み、
    前記ノズル出口から放出される前記気体ストリームの少なくとも一部は、前記少なくとも1つの吸気ポートから来ていることを特徴とする方法。
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