JP2002371966A - 携帯用空気入れ - Google Patents

携帯用空気入れ

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JP2002371966A
JP2002371966A JP2001177226A JP2001177226A JP2002371966A JP 2002371966 A JP2002371966 A JP 2002371966A JP 2001177226 A JP2001177226 A JP 2001177226A JP 2001177226 A JP2001177226 A JP 2001177226A JP 2002371966 A JP2002371966 A JP 2002371966A
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Hiroshi Tomoda
泰士 共田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな空気入れを持ち運ぶことなく、容易に
対象物に空気を供給することが可能で、しかも作業性が
良好な携帯用空気入れを提供する。 【解決手段】 圧縮された気体を貯留可能な容器本体1
1と、容器本体11からの気体を排気可能とする手動バ
ルブ12が設けられた気体排出手段13と、気体排出手
段13に接続された気体インジェクター14と、気体排
出手段13とは別に設けられ、容器本体11に気体を注
入する逆止弁付きの気体注入手段16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば球技用ボー
ル(例えば、バスケットボール、バレーボール等)や自
転車のタイヤ等に空気を充填する携帯用空気入れに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば球技用ボール(例えば、バ
スケットボール、バレーボール等)や自転車のタイヤ等
の対象物の空気が抜けた場合、実開昭55−13927
4号公報に記載の空気ポンプや、実願平9−192号に
記載の小型手動ハンドポンプ等の空気入れを用いて、対
象物に空気を充填している。前記空気ポンプは、ピスト
ンを握把付きピストン杆(把手付きピストンロッド)に
より昇降させて、シリンダ内の空気を圧送するもので、
シリンダ直下に高圧空気タンクを連設して、両者間を逆
流防止弁機構により隔離し、高圧空気タンク底には、こ
れを支える支台を貫通して送気ホースの接続金具に達す
る送気路を穿設し、支台には起倒自在に踏板を取付けて
いる。このように構成することで、握把付きピストン杆
の操作によりピストンを昇降させ、シリンダ内の空気を
圧縮して高圧空気タンク内に供給し、送気ホースを介し
て圧縮した空気を対象物に供給している。
【0003】また、前記小型手動ハンドポンプは、一端
側に排気孔が形成され、他端側が開放端とされた中空円
筒形状のピストンと、ピストンの他端側内側において開
放端に面して固定され、ピストン内への吸気のみを可能
とする逆止弁と、一方の端が開放端とされ他方の端が閉
鎖端とされた円筒形状を有し、開放端側がピストンの外
周に摺動可能に嵌合されたシリンダと、ピストン開放端
の外周面に形成されると共に切り欠き溝を有する吸気フ
ランジと、吸気フランジから所定間隔をおいてピストン
開放端の外周面に形成された排気フランジと、2つのフ
ランジ間に配置されシリンダに密接しピストン外周と隙
間をもって2つのフランジ間で摺動可能なOリングと、
ピストンの排気孔に接続されたエアホースと、エアホー
スの先端に取付けられた給気アダプタとを備えている。
【0004】これにより、シリンダをピストンに沿って
引っ張ることで、ピストンに装着されたOリングがシリ
ンダと密接状態を保持したまま吸気フランジ方向に摺動
し、シリンダ内に空気を流し込む。一方、シリンダをピ
ストンに沿って押すことで、Oリングがシリンダと密接
状態を保持したまま排気フランジ方向に摺動し、シリン
ダと排気フランジ間の隙間がOリングにより塞がれ、シ
リンダ内が密閉空間となった後、逆止弁の働きにより圧
力タンク内へシリンダ内の空気を流し込む。上記した動
作を繰返すことで、空気は圧力タンク内で圧縮されなが
ら蓄えられ、エアホースを介して対象物に供給されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た空気入れには以下の問題がある。空気ポンプは、大き
くしかも重いため、持ち運びに労力を要し作業性が良好
でない。また、対象物への空気供給時に、握把付きピス
トン杆の操作によってピストンを昇降させる必要がある
ため、瞬時に対象物に空気を供給することができない。
そして、小型手動ハンドポンプも、対象物への空気供給
時にピストンに沿ってシリンダを往復摺動させる必要が
あるため、瞬時に空気を供給することができず、小型手
動ポンプを使用する使用者が、例えば競技等で疲労して
いる場合は、作業効率が低下する。本発明はかかる事情
に鑑みてなされたもので、大きな空気入れを持ち運ぶこ
となく、容易に対象物に空気を供給することが可能で、
しかも作業性が良好な携帯用空気入れを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る携帯用空気入れは、圧縮された気体を貯留可能な容
器本体と、容器本体からの気体を排気可能とする手動バ
ルブが設けられた気体排出手段と、気体排出手段に接続
された気体インジェクターと、気体排出手段とは別に設
けられ、容器本体に気体を注入する逆止弁付きの気体注
入手段とを有する。このように構成することで、気体注
入手段によって容器本体内に圧縮された気体を供給でき
ると共に、逆止弁によって容器本体からの気体の流出を
防止でき、また、手動バルブによって圧縮された気体を
対象物へ容易に供給できる。ここで、本発明に係る携帯
用空気入れにおいて、気体注入手段には手動ポンプの接
続口が設けられていることが好ましい。これにより、気
体注入手段に手動ポンプを接続できるので、手動ポンプ
を用いて容器本体内へ圧縮された気体を供給することが
可能となる。
【0007】本発明に係る携帯用空気入れにおいて、容
器本体の底部には内側に窪む凹部が設けられ、凹部に気
体注入手段が設けられていることが好ましい。これによ
り、気体注入手段は、凹部に配置されるため、気体注入
手段の容器本体からの突出を防止できると共に、凹部が
形成されることで気体注入手段の外周部の一部に脚部が
形成される構成となっているため、脚部のない部分から
気体注入手段への空気供給部の取付けを容易に行うこと
が可能となる。本発明に係る携帯用空気入れにおいて、
気体排出手段は容器本体の上部に設けてもよい。本発明
に係る携帯用空気入れにおいて、気体注入手段と気体排
出手段が共に、容器本体の上部に設けられていてもよ
い。本発明に係る携帯用空気入れにおいて、容器本体に
は小型ポンプが付設されてもよい。これにより、容器本
体内の気体が消費された場合でも、圧縮された気体を小
型ポンプによって造り出し、瞬時に容器本体内へ供給す
ることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る携帯用空気入れの説明図、図2(A)、
(B)はそれぞれ同携帯用空気入れの気体注入手段の拡
大図、気体インジェクターの拡大図、図3は本発明の第
2の実施の形態に係る携帯用空気入れの説明図、図4は
本発明の第3の実施の形態に係る携帯用空気入れの説明
図、図5は本発明の第4の実施の形態に係る携帯用空気
入れの説明図である。
【0009】図1、図2(A)、(B)に示すように、
本発明の第1の実施の形態に係る携帯用空気入れ10
は、例えば球技用ボール(例えば、バスケットボール、
バレーボール等)や自転車のタイヤ等に空気を充填する
ものであり、圧縮された気体の一例である空気を貯留可
能な金属製又は強化プラスチック製の容器本体11と、
容器本体11からの空気を排気可能とするボタン式の手
動バルブ12が設けられた気体排出手段13と、気体排
出手段13にフレキシブルチューブの一例であるエアホ
ース18に接続された気体インジェクター14と、気体
排出手段13とは別に設けられ、容器本体11に空気を
注入する逆止弁付きの気体注入手段16とを有する。以
下、詳しく説明する。
【0010】容器本体11は実質的に円筒状の形状とな
っており、その大きさは、直径Dが例えば5〜20cm
程度、長さLが例えば20〜40cm程度であり、容器
本体11内の圧縮された空気(以下、圧縮空気ともい
う)の圧力は、例えば2〜5kgf/cm2 程度であ
る。従って、携帯用空気入れ10は、人が容易に持ち運
ぶことができるものから、車のトランクに搭載するもの
まで、各種用途に応じて様々な大きさで構成され、様々
な圧力の圧縮空気が充填される。この容器本体11の上
端には、気体排出手段13が設けられており、この気体
排出手段13には側部に押しボタン12aを備え、押し
ボタン12aを押圧することで気体排出手段13からの
空気の排出を可能とするボタン式の手動バルブ12が設
けられている。この気体排出手段13の下流側端部に
は、容器本体11内の圧縮された空気を送気するための
エアホース18が接続され、気体排出手段13は、エア
ホース18を介して、気体インジェクター14に接続さ
れている。この気体インジェクター14は、ボール内に
その先端部の空気針27を差し込んで空気を入れるため
のもので、先端部に空気噴出口が設けられ、空気排出手
段13からの空気をエアホース18を介してボール内に
注入できるようになっている。
【0011】前記手動バルブ12は水道の蛇口と類似の
構造となって、容器本体11に連通する空気の吹き出し
孔を内側から閉塞する弁板が設けられ、この弁板には押
しボタン12aとロッド材が連通して、押しボタン12
aを押すことによって、弁板を吹き出し孔に付勢してい
るスプリングに対向して弁板を吹き出し孔から外して手
動バルブ12を開くようになっている。押しボタン12
aを自由状態にすると、スプリングによって弁板が吹き
出し孔に付勢されて吹き出し孔27a(図2(B)参
照)を閉塞するようになっている。なお、押しボタン1
2aに連結されるロッド材にはOリングが装着されてシ
ールを図っている。
【0012】一方、図1、図2(A)に示すように、こ
の容器本体11の底部は、正面視して二股に別れて両側
が脚部11a、11bとなって、中央部が内側に窪む凹
部19が設けられ、この凹部19に逆止弁付きの気体注
入手段16が設けられている。なお、容器本体11の下
端は平たくなって、更には、凹部19に設けられた気体
注入手段16の下端よりも突出している。この気体注入
手段16には、従来最も一般的に自転車のチューブに設
けられている逆止弁付きの空気注入手段が使用されてい
る。その構成は、図2(A)に示すように、実質的に筒
状で周囲には雄ねじが形成されている注入口本体(外
管)22の基部が容器本体11に接続され、容器本体1
1の底部中央の凹部19から外部に突出している。な
お、この注入口本体22はシール部材を設けて固定ナッ
ト23を螺合して締付けられ、容器本体11に強固に固
持されている。また、注入口本体22を直接容器本体1
1に溶接取付けする場合には、固定ナット23は特に必
要ではない。そして、その注入口本体22の先端から、
虫ゴム15を取付けたバルブ管(内管)24が挿入さ
れ、注入口本体22の先端部にキャップナット25を螺
合してバルブ管24を固定していると共に、バルブ管2
4の先端はキャップナット25を貫通して突出してい
る。このバルブ管24には入口側から虫ゴム15で常時
は閉塞されている横孔33まで空気が通るように開口し
ている。なお、気体注入手段16に空気を注入しない場
合は、バルブ管24の突出した部分に、例えばゴム製等
のキャップを取付けることが好ましい。
【0013】図2(B)に示すように、気体インジェク
ター14は、エアホース18の下流側端部に取付けられ
た給気アダプタ26と、給気アダプタ26に形成された
ねじによって着脱可能に取付けられた空気針27とを有
している。なお、給気アダプタ26に空気針27をねじ
止めした場合に生じる隙間には、給気アダプタパッキン
28が配置され、空気の漏れ出しを防止することができ
る。ここで、気体インジェクター14を、自転車のタイ
ヤ(図示しない)に接続する場合は、空気針27を給気
アダプタ26から取外し、給気アダプタ26を直接タイ
ヤの給気口にねじにより接続できる。
【0014】続いて、本発明の第1の実施の形態に係る
携帯用空気入れ10への空気の注入方法について説明す
る。まず、携帯用空気入れ10の気体注入手段16に、
従来公知の自転車用の空気入れ(手動ポンプの一例)の
空気供給部29を接続する。なお、空気供給部29は、
クリップ型の空気入れ金具30の一側に固定されてお
り、空気入れ金具30の他側のフォーク型受け部31を
キャップナット25の側端部に引っ掛けることで、空気
供給部29をバルブ管24の先端に押し付け固定する
(図2(A)参照)。なお、容器本体11の底部には、
凹部19が形成されているため、気体注入手段16の外
周部の一部に、容器本体11の底部の座り座を構成する
脚部11a、11bが形成されている。この脚部11
a、11bにより、容器本体11の座りをよくし、気体
注入手段16の損傷が低減される。なお、幅広の凹部1
9を形成することにより、空気入れの接続口20が設け
られた気体注入手段16へ空気供給部29を取付けるこ
とが容易にできる。
【0015】ここで、この自転車用の空気入れは、シリ
ンダと、シリンダ内を昇降する把手付きピストンロッド
を有したものであり、把手付きピストンロッドの操作に
より、ピストンを昇降させ、シリンダ内の空気を圧縮し
て、シリンダの下部に形成された高圧空気タンク内に供
給し、高圧空気タンクに接続されたエアホースを介し
て、エアホースの下流側端部に接続された空気供給部2
9から圧縮空気を容器本体11内に供給するものであ
る。従って、気体注入手段16のバルブ管24の入側開
口から圧縮空気を圧入させることで、空気がバルブ管2
4の端部の側壁に穿設された横孔33から、虫ゴム15
を押し拡げて、容器本体11内に流入し、容器本体11
内に空気が充填される。なお、この虫ゴム15の部分が
チェッキ弁として働く。容器本体11内への空気の供給
が終了した後は、気体注入手段16から空気供給部29
を取外す。このとき、内部の空気の圧力及び虫ゴム15
の弾力により、横孔33が閉塞されると共に、注入口本
体22とバルブ管24との間が虫ゴム15でシールさ
れ、容器本体11内からの空気の漏出が阻止されるよう
になっている。
【0016】次に、本発明の第1の実施の形態に係る携
帯用空気入れ10の使用方法について説明する。まず、
圧縮空気を供給する対象物が球技用ボール(図示しな
い)の場合、ボールに形成された給気口に、気体インジ
ェクター14の空気針27を差し込み、携帯用空気入れ
10の手動バルブ12を押圧状態とすることで、ボール
へ空気を供給する。なお、供給する空気の量は、ボール
の硬さを確認しながら供給し、ボールへの空気の供給が
終了すれば、押圧状態の手動バルブ12を自由状態とす
ることで、ボールへの空気の供給を終了して、給気口か
ら空気針27を引抜く。また、圧縮空気を供給する対象
物が自転車のタイヤの場合、予め空気針27を給気アダ
プタ26から取外し、給気アダプタ26を直接タイヤの
給気口にねじにより接続し、手動バルブ12を押圧状態
とすることで、タイヤへ空気を供給する。なお、供給す
る空気の量は、タイヤの硬さを確認しながら供給し、タ
イヤへの空気の供給が終了すれば、押圧状態の手動バル
ブ12を自由状態とすることで、タイヤへの空気の供給
を終了し、給気口から給気アダプタ26を取外す。この
ように、携帯用空気入れ10の使用者は、この携帯用空
気入れ10を、例えばかばん等に入れたり、また自動車
のトランクに搭載して持ち運ぶことで、対象物の空気が
抜けた場合、携帯用空気入れ10を用いて対象物に瞬時
に空気を供給することが可能となる。
【0017】本発明の第2の実施の形態に係る携帯用空
気入れ34は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯用
空気入れ10の容器本体11の側部に、小型ポンプ35
が付設されたものであるため、同一の部材については同
一の番号を付し、詳しい説明を省略する。図3に示すよ
うに、本発明の第2の実施の形態に係る携帯用空気入れ
34は、容器本体11の側部に、小型ポンプ35を固定
するための固定部36が、容器本体11の下部側と上部
側にそれぞれ1箇所ずつ形成されている。この小型ポン
プ35は、従来公知のポンプで、シリンダ37と、シリ
ンダ37内を昇降する把手付きピストンロッド38を有
しており、このシリンダ37の下端部には、エアホース
39が接続され、このエアホース39の下流側端部に
は、気体注入手段16に嵌合可能な接続部40が設けら
れている。このように構成することで、把手付きピスト
ンロッド38の操作により、シリンダ37内のピストン
(図示しない)を昇降させ、シリンダ37内の空気を圧
縮して、シリンダ37直下に連設した高圧空気タンク
(図示しない)内に圧縮空気を供給する。この圧縮空気
は、エアホース39を介して接続部40から容器本体1
1内へ供給される。
【0018】従って、容器本体11内の空気が消費され
た場合でも、圧縮された空気を小型ポンプ35によって
瞬時に造り出すことができるので、例え手動ポンプが無
い場所に携帯用空気入れ34を持ち運んだとしても、小
型ポンプ35によって容器本体11内へ圧縮された空気
を供給することができる。従って、手動ポンプが無い場
所でも、携帯用空気入れ34の容器本体11内には、常
に圧縮された空気を貯蔵することができる。
【0019】本発明の第3の実施の形態に係る携帯用空
気入れ41は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯用
空気入れ10の底部に凹部19が形成されていないもの
であるため、同一の部材については同一の番号を付し、
詳しい説明を省略する。図4に示すように、本発明の第
3の実施の形態に係る携帯用空気入れ41の容器本体4
2は、実質的に円筒状の形状となっており、容器本体4
2の下端には、手動ポンプの接続口20を備えた気体注
入手段16が備えられている。このように構成すること
で、容器本体42の側部を固定手段で把持することがで
き、しかも気体注入手段16の接続口20に、空気入れ
の空気供給部を容易に取付けることが可能となる。これ
により、予め空気入れを用いて容器本体42へ圧縮空気
を供給した後、容器本体42を把持する固定手段を取付
けた例えば自転車等へ、携帯用空気入れ41を取付ける
ことが可能となる。従って、自転車のタイヤの空気が抜
けた場合、携帯用空気入れ41を用いて瞬時にタイヤへ
空気を充填することができるため、作業性が良好とな
る。
【0020】図5に示すように、本発明の第4の実施の
形態に係る携帯用空気入れ43は、本発明の第1の実施
の形態に係る携帯用空気入れ10で説明した気体注入手
段16と気体排出手段13が共に、容器本体44の上部
に設けられたものである。このように構成することで、
容器本体44の側部を固定手段で把持すると共に、容器
本体44の底部も、固定手段で支持することができるた
め、携帯用空気入れ43を確実に固定できる。また、容
器本体44を直立させた状態で、例えば空気入れによ
り、容器本体44への空気の供給ができるため、携帯用
空気入れ43が転がることなく空気の供給を行うことが
可能となる。
【0021】以上、本発明を、実施の形態を参照して説
明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載
の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の
形態や変形例も含むものである。例えば、前記実施の形
態においては、気体として空気を使用した場合について
説明したが、使用用途に応じて他の気体、例えば酸素や
窒素、アルゴン等のガスを使用することも可能である。
また、自転車用の空気入れを使用して、容器本体に圧縮
された空気を供給した場合について説明したが、ガスを
貯蔵したボンベから、必要な種類のガスを容器本体内へ
供給することも可能である。前記実施の形態において
は、ボタン式の手動バルブを使用した場合について説明
したが、気体排出手段から空気を排出することが可能で
あれば、他の手動バルブ、例えばつまみ(把手)式の手
動バルブ等を使用することも可能である。
【0022】また、前記実施の形態において、気体排出
手段に流量計や圧力ゲージを設けることで、気体排出手
段から排出される気体の流量を調節したり、対象物内の
空気の圧力を調節することが可能となる。また、容器本
体に例えば圧力ゲージや安全弁等を設けることで、容器
本体内の圧力を、適正で安全な圧力に維持することも可
能である。そして、前記実施の形態においては、固定部
を用いて容器本体の側部に小型ポンプを付設した場合に
ついて説明したが、容器本体内に圧縮空気を供給するこ
とができれば、小型ポンプを容器本体の側部に付設する
ことなく、取外し可能とすることも可能である。前記実
施の形態においては、気体排出手段にエアホースを接続
し、このエアホースの下流側端部に気体インジェクター
を接続した場合について説明したが、エアホースを使用
することなく、気体排出手段に直接気体インジェクター
を接続することも可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1〜6記載の携帯用空気入れにお
いては、例えば、自転車又は自動車の空気入れを用い
て、気体注入手段によって容器本体内に圧縮された空気
を供給できると共に、逆止弁によって容器本体からの気
体の流出を防止でき、また、手動バルブによって圧縮さ
れた気体を対象物へ容易に供給できる。従って、携帯用
空気入れを持ち運び使用できるので、大きな空気入れを
持ち運ぶことなく、例えば競技中でも、ボール等に瞬時
に、しかも容易に、例えば空気の供給を行うことができ
る作業性が良好な携帯用空気入れを提供することが可能
となる。特に、請求項2記載の携帯用空気入れにおいて
は、気体注入手段に手動ポンプを接続できるので、手動
ポンプを用いて容器本体内へ圧縮された気体を供給する
ことが可能となる。従って、携帯用空気入れの容器本体
内に、予め圧縮された気体を供給することができるた
め、携帯用空気入れから対象物への気体供給時には、瞬
時にしかも容易に、対象物へ空気を供給することが可能
となる。
【0024】請求項3記載の携帯用空気入れにおいて
は、気体注入手段が、凹部に配置されるため、気体注入
手段の容器本体からの突出を防止できる。これにより、
凹部によって気体注入手段が保護されるため、気体注入
手段の損傷が低減され、しかも外観性が良好な携帯用空
気入れを提供することが可能となる。また、凹部が形成
されることで気体注入手段の外周部の一部に脚部が形成
される構成となっているため、容器本体の座りがよくな
り、また脚部のない部分から気体注入手段への空気供給
部の取付けを容易に行うことが可能となる。従って、作
業性に優れた携帯用空気入れを提供することが可能とな
る。請求項4記載の携帯用空気入れにおいては、気体排
出手段が容器本体の上部に設けられているので、容器本
体の形状を円筒状とすることができ、例えばかばん等に
容易に収納できる。
【0025】請求項5記載の携帯用空気入れにおいて
は、気体注入手段と気体排出手段が共に、容器本体の上
部に設けられているので、容器本体を円筒状に形成でき
ることの他、底部をフラットとすることができるので、
容器本体の側部を固定手段で把持すると共に、容器本体
の底部を固定手段により支持することができ、更には容
器本体への空気の投入も容易となる。請求項6記載の携
帯用空気入れにおいては、容器本体内の気体が消費され
た場合でも、圧縮された気体を小型ポンプによって造り
出し、瞬時に容器本体内へ供給することが可能となる。
これにより、例え手動ポンプが無い場所に携帯用空気入
れを持ち運んだとしても、小型ポンプによって容器本体
内へ圧縮された空気を供給できるので、非常に便利な携
帯用空気入れを提供することが可能となる。また、携帯
用空気入れの不使用時に、小型ポンプによって容器本体
内へ圧縮された気体を供給することができるので、作業
性が良好な携帯用空気入れを提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯用空気入
れの説明図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ同携帯用空気入れの
気体注入手段の拡大図、気体インジェクターの拡大図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る携帯用空気入
れの説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る携帯用空気入
れの説明図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る携帯用空気入
れの説明図である。
【符号の説明】
10:携帯用空気入れ、11:容器本体、11a、11
b:脚部、12:手動バルブ、12a:押しボタン、1
3:気体排出手段、14:気体インジェクター、15:
虫ゴム、16:気体注入手段、18:エアホース、1
9:凹部、20:接続口、22:注入口本体、23:固
定ナット、24:バルブ管、25:キャップナット、2
6:給気アダプタ、27:空気針、27a:空気噴出
口、28:給気アダプタパッキン、29:空気供給部、
30:空気入れ金具、31:フォーク型受け部、33:
横孔、34:携帯用空気入れ、35:小型ポンプ、3
6:固定部、37:シリンダ、38:把手付きピストン
ロッド、39:エアホース、40:接続部、41:携帯
用空気入れ、42:容器本体、43:携帯用空気入れ、
44:容器本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮された気体を貯留可能な容器本体
    と、該容器本体からの前記気体を排気可能とする手動バ
    ルブが設けられた気体排出手段と、該気体排出手段に接
    続された気体インジェクターと、前記気体排出手段とは
    別に設けられ、前記容器本体に前記気体を注入する逆止
    弁付きの気体注入手段とを有することを特徴とする携帯
    用空気入れ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯用空気入れにおい
    て、前記気体注入手段には手動ポンプの接続口が設けら
    れていることを特徴とする携帯用空気入れ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の携帯用空気入れに
    おいて、前記容器本体の底部には内側に窪む凹部が設け
    られ、該凹部に前記気体注入手段が設けられていること
    を特徴とする携帯用空気入れ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の携
    帯用空気入れにおいて、前記気体排出手段は前記容器本
    体の上部に設けられていることを特徴とする携帯用空気
    入れ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の携帯用空気入れに
    おいて、前記気体注入手段と前記気体排出手段が共に、
    前記容器本体の上部に設けられていることを特徴とする
    携帯用空気入れ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の携
    帯用空気入れにおいて、前記容器本体には小型ポンプが
    付設されていることを特徴とする携帯用空気入れ。
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