JP5802288B2 - 動画配信システム及び動画配信方法 - Google Patents

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本発明は、ローカルサーバと連携してオンラインサービスを提供する情報処理技術に関する。
従来、インターネット上で特定又は不特定のユーザが動画コンテンツ(以下、単に「動画」というときもある。)をアップロードすることができ、また、アップロードされた動画を特定又は不特定のユーザが閲覧することのできる、動画共有サービスを提供するウェブサイトが知られている(例えば、非特許文献1)。
「YouTube」、[online]、[平成19年4月9日検索]、インターネット<URL:http://www.youtube.com/>
ところで、従来の動画共有サービス(オンラインサービス)は、ユーザが使用するユーザ端末装置(PC等)とシームレスに連携して、サービスが提供されるようになっていない。そこで、ユーザ端末装置とシームレスに連携する動画共有サービスを提供して、サービスの質及びバリエーションを向上させることが望まれている。
また、従来の動画共有サービスは、サーバがストリーミング形式で動画を配信する仕組みを採用している。例えば、ユーザが自分で撮影等した動画を動画共有サービスのサーバにアップロードすると、サーバ側でストリーミング形式に変換された動画がサーバ側から配信される。そのため、アップロードされる動画の数が増加するにつれて、エンコード処理や配信処理に必要な処理負荷が増大し、サーバの動作が不安定になる等の不具合が生じる可能性が高まるという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、動画共有サービスにおいて、サーバ側の処理負荷を軽減させながらサービスの質を向上させることを目的とする
上記目的を達成するため、本発明の一態様である「動画配信システム」は、管理サーバと複数の配信用ユーザ端末とを含み、前記配信用ユーザ端末は、非ストリーミング形式の原動画を変換してストリーミング形式のサーバ配信用動画を生成するのと並行し又は前後して該原動画を変換して該サーバ配信用動画に対し同内容かつ高品質であるストリーミング形式の端末配信用動画を生成する生成手段と、前記サーバ配信用動画を前記管理サーバに投稿するのと並行し又は前後して前記生成手段により生成された端末配信用動画を端末側記憶手段に記憶させる手段と、閲覧用ユーザ端末から配信要求を受けた前記管理サーバからの求めに応じて前記端末側記憶手段に記憶されている端末配信用動画を該閲覧用ユーザ端末に対して該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信する端末側配信手段と、を備え、前記管理サーバは、前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合に投稿元の配信用ユーザ端末に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画と同内容の前記端末配信用動画を該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる連携手段と、前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合を除き、サーバ側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画を該サーバ配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる手段と、を備える。
上記目的を達成するため、本発明の一態様である「動画配信方法」は、管理サーバと複数の配信用ユーザ端末とを含むシステムにおいて、前記配信用ユーザ端末が、非ストリーミング形式の原動画を変換してストリーミング形式のサーバ配信用動画を生成するのと並行し又は前後して該原動画を変換して該サーバ配信用動画に対し同内容かつ高品質であるストリーミング形式の端末配信用動画を生成する生成ステップと、前記配信用ユーザ端末が、前記サーバ配信用動画を前記管理サーバに投稿するのと並行し又は前後して前記生成ステップにおいて生成された端末配信用動画を端末側記憶手段に記憶させるステップと、前記配信用ユーザ端末が、閲覧用ユーザ端末から配信要求を受けた前記管理サーバからの求めに応じて前記端末側記憶手段に記憶されている端末配信用動画を該閲覧用ユーザ端末に対して該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信する端末側配信ステップと、前記管理サーバが、前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合に投稿元の配信用ユーザ端末に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画と同内容の前記端末配信用動画を該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる連携ステップと、前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合を除き、サーバ側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画を該サーバ配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させるステップと、を含む。
本発明において、「サーバ側配信手段」は、管理サーバが備えていてもよいし、管理サーバ及び閲覧用端末とそれぞれ接続可能な他のサーバ装置が備えていてもよい。
本発明において、「サーバ側配信手段」を備えるサーバは、「端末側記憶手段」に直接アクセスすることができないものとする。
本発明において、「ストリーミング配信」について「…動画の転送を伴わない形態」とは、動画コンテンツ(動画ファイル)が「閲覧用ユーザ端末」にダウンロードされないことをいう。したがって、本発明における「ストリーミング配信」は、ファイル共有サービスにおける「転送」や、プログレッシブ配信に代表される「擬似ストリーミング配信」を含まない。
上記「動画配信システム」には、以下に例示するように、追加の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、「動画配信方法」の処理ステップに加えてもよい。
例えば、前記端末側配信手段が、配信されたストリーミング形式の動画を非一時的に保存する機能を有しない特定の前記閲覧用ユーザ端末のみに前記端末配信用動画をストリーミング配信し、前記サーバ側配信手段が、配信されたストリーミング形式の動画を非一時的に保存する機能を有しない特定の前記閲覧用ユーザ端末のみに前記サーバ配信用動画をストリーミング配信する、という技術的限定を加えてもよい。
また、例えば、前記閲覧用ユーザ端末の少なくとも一部が前記配信用ユーザ端末を兼ねる、という技術的限定を加えてもよい
また、例えば、前記連携手段は、前記配信要求に対する応答として又は該応答に代えて前記端末側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末へ前記端末配信用動画をストリーミング配信させる、という技術的限定を加えてもよい。
また、例えば、前記配信用ユーザ端末が、前記管理サーバとの間で通信セッションを構築する手段をさらに備え、前記管理サーバが、前記通信セッションが確立している配信用ユーザ端末をアクティブな配信用ユーザ端末と認識する管理手段をさらに備える、という技術的限定を加えてもよい。
また、例えば、前記管理サーバが、前記配信用ユーザ端末により投稿されたサーバ配信用動画に対応付けて該サーバ配信用動画の投稿元の識別情報をサーバ側記憶手段に記憶させる手段をさらに備え、前記連携手段が、前記配信要求に係るサーバ配信用動画に対応付けて前記サーバ側記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて該サーバ配信用動画の投稿元を特定する、という技術的限定を加えてもよい。
なお、本発明における「モジュール」とは、交換可能なコンピュータ・ソフトウェア部品のことであり、システムへのインタフェースが規格化・標準化されていて、容易に追加や削除ができる、ひとまとまりの機能を持った単位を表すものである。
また、本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明における「ストリーミング配信」では、動画が「閲覧用ユーザ端末」に転送(ダウンロード)されない。そのため、「閲覧用ユーザ端末」に対し動画を配信する配信元は、動画を投稿(アップロード)した「配信用ユーザ端末」と、投稿された動画を配信可能な「サーバ側配信手段」と、のいずれかに限られる。
以上の制約を前提として、本発明では、投稿元の「配信用ユーザ端末」による相対的に高品質な「端末配信用動画」のストリーミング配信が可能であれば、当該「配信用ユーザ端末」による「端末配信用動画」のストリーミング配信が優先される。一方投稿元の「配信用ユーザ端末」によるストリーミング配信が可能である場合を除き、「サーバ側配信手段」による相対的に低品質な「サーバ配信用動画」のストリーミング配信が行われる。
よって、本発明によれば、動画を閲覧(視聴)させることのみを目的とする動画共有サービスにおいて、動画配信に関する処理負荷を含むサーバ側の処理負荷を軽減させながらサービスの質を向上させることが可能になる。
情報処理システム100の概略構成を示す図である。 ユーザ端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ端末装置10及びサービス提供サーバ20の機能構成の一例を示すブロック図である。 動画共有サービスを提供する場合におけるサービス提供サーバ20の機能構成の一例を示す図である。 実施例1におけるビデオ・エンコーディング・モジュール15aの備える構成を示すブロック図である。 実施例1において、動画をユーザ端末装置10xからサービス提供サーバ20にアップロードするときの処理の流れを示すフローチャートである。 サービス提供サーバ20にアクセスしたユーザ端末装置10xに表示される動画一覧ページの一例である。 実施例2におけるビデオ・エンコーディング・モジュール15aの備える構成を示すブロック図である。 実施例2において、動画をユーザ端末装置10xからサービス提供サーバ20にアップロードするときの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2において、ユーザが動画共有サービスで公開されている動画を閲覧する処理の流れを示すフローチャートである。 配信要求に係る動画のアップロード元ユーザ端末装置10xがアクティブでない場合の情報の流れを示す図である。 配信要求に係る動画のアップロード元ユーザ端末装置10xがアクティブである場合の情報の流れを示す図である。 SNSサーバ25に登録している会員の人間関係の一例を示す図である。 ユーザA〜EがSNSサーバ25にアップロードした動画の一例を示す図である。 ユーザAが再生可能な動画の一覧を示す図(一例)である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の概略構成を示す図である。図1に示すように、本情報処理システム100は、一以上のユーザ端末装置10と、サービス提供サーバ20とが、ネットワークNを介して相互に接続されることにより構成される。また、ネットワークNには、一以上の他のウェブサーバ30が接続されていてもよい。
ユーザ端末装置10は、サービス提供サーバ20にアクセスして情報を受信する機能を有する装置であり、ウェブページを閲覧するためのウェブブラウザ11を備える。典型的には、パーソナルコンピュータ(PC)を適用可能であるが、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、その他のコンピュータ等を適用してもよい。
また、本実施形態において、ユーザは、サービス提供サーバ20上で配布される所定のソフトウェア(以下「パーソナルサーバソフト」という。)を、予めユーザ端末装置10にインストールすることを要する。すなわち、ユーザは、予め、サービス提供サーバ20からパーソナルサーバソフトをユーザ端末装置10にダウンロードして当該パーソナルサーバソフトのインストールを完了させておく。このインストール作業は、例えば、パーソナルサーバソフトをダウンロードした後にユーザ端末装置10のデスクトップ画面上に表示されるセットアップアイコンをダブルクリック等することにより起動されるインストーラの説明に従って作業を行うことにより、インストールを実行するようにするとよい。
サービス提供サーバ20は、ウェブサーバとしての機能を有するサーバコンピュータである。すなわち、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、ウェブブラウザ11などのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネット等のネットワークNを通じて、これらの情報を送信する。なお、本実施形態においてサービス提供サーバ20は、いわゆるウェブアプリケーションサーバやデータベースサーバを含んでもよい。
また、本実施形態では、サービス提供サーバ20は、上記パーソナルサーバソフトを自動公衆送信し得るようになっている。さらに本実施形態では、サービス提供サーバ20は、会員登録した特定のユーザに対して、サービスを提供するようになっているものであることが好ましい。
他のサービス提供サーバ30は、上記サービス提供サーバ20以外にネットワークN上に存在する一以上のウェブサーバであり、各サーバ30はそれぞれ所定のウェブサービスをユーザに提供している。例えば、ニュース記事を掲載・配信するウェブサーバであったり、無料のメールクライアント(フリーメール)を提供するウェブサーバであったりする。他のサービス提供サーバ30の中には、事前の会員登録が必要であり、ユーザは、他のサービス提供サーバ30のウェブサービスを利用する際に、ログイン処理を行うことが要求されるものも存在する。
ネットワークNは、一以上のユーザ端末装置10、サービス提供サーバ20、及び一以上の他のサービス提供サーバ30との間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2は、本実施形態におけるユーザ端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ユーザ端末装置10は、各部の動作や処理を制御するためのCPU41、処理に必要なデータを格納するROMや作業領域として機能するRAM等のメモリ42、各種の情報を格納するハードディスク等の記憶装置43、入出力インタフェース44、通信インタフェース45及びこれらを結ぶバス46を備える汎用のコンピュータを適用することができる。
また、図示省略するが、本実施形態におけるサービス提供サーバ20及び他のサービス提供サーバ30についても図2と同様の構成を備える汎用のコンピュータを適用することができる。このとき、サービス提供サーバ20又は他のサービス提供サーバ30は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。また、単一のコンピュータが複数のサーバ機能を備えてもよい。
図3は、本実施形態におけるユーザ端末装置10及びサービス提供サーバ20の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、ユーザ端末装置10は、ウェブブラウザ11と、パーソナルサーバ部12を備えている。また、サービス提供サーバ20は、アクティブユーザ管理手段21と、モジュール連携手段22とを備えている。
ウェブブラウザ11は、ウェブページを閲覧するためのアプリケーションソフトウェアである。HTMLファイルや画像ファイル、音楽ファイル等をネットワークからダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する機能を備えている。また、JavaScript(登録商標)等で記述されたアプリケーションソフトウェアを解釈して動作させることも可能であることが望ましい。
パーソナルサーバ部12は、サービス提供サーバ20上で配布されるパーソナルサーバソフトをユーザ端末装置10にインストールして実行することにより実現される機能構成である。すなわち、ユーザ端末装置10は、サービス提供サーバ20からダウンロード等してメモリまたは外部記憶装置などに記憶されたパーソナルサーバソフトを実行させることにより、パーソナルサーバ部12の備える各種機能手段をユーザ端末装置10に実現させる。
ここで、パーソナルサーバ部12は、さらに、ローカルウェブサーバ13、コアモジュール14、及び、一以上のモジュール15を含んでいる。
ローカルウェブサーバ13は、パーソナルサーバソフトを起動させることによって、ユーザ端末装置10上でローカルに起動されるウェブサーバである。このローカルウェブサーバ13は通常のウェブサーバと同様に、ウェブブラウザ11などのクライアントソフトウェアの要求に応じて、HTMLで記述された情報や、データベースから得られた情報等をウェブブラウザ11に渡す機能を備えている。
コアモジュール14は、パーソナルサーバソフトがユーザ端末装置10で実行され、好ましくは、パーソナルサーバソフトがユーザ端末装置10上で常駐して、ユーザ端末装置10上でローカルウェブサーバ13が立ち上がっているときに、サービス提供サーバ20と通信するための機能を有している。このとき、コアモジュール14は、パーソナルサーバソフトが実行されている間中、サービス提供サーバ20との間で継続的な通信セッションを構築する。すなわち、コアモジュール14とサービス提供サーバ20との間で所定の通信プロトコルを使用することによって、パーソナルサーバソフトがユーザ端末装置10で実行されている場合は常に、コアモジュール14とサービス提供サーバ20とを結ぶパイプのような通信セッションが構築される。そして、コアモジュール14は、この通信セッションを利用して、ユーザ端末装置10がどのようなモジュール15を備えているか、また、モジュール15の追加・削除に関する情報をサービス提供サーバ20に伝える機能を備えている。
また、本実施形態において、パーソナルサーバソフトが実行された結果、ローカルウェブサーバ13が立ち上がり、コアモジュール14とサービス提供サーバ20との間の通信セッションが確立している状態のことを「アクティブ」であるといい、アクティブなユーザ端末装置10(又は当該ユーザ端末装置10を使用するユーザ)のことを「アクティブユーザ」という。このとき、ユーザ端末装置10がアクティブであるか否かは、パーソナルサーバソフトが実行されている(常駐している)か否かによって決まるものであって、ユーザ端末装置10がサービス提供サーバ20にアクセスしているか否か、又は、ログインしているか否かは、アクティブであるか否かと直接関係がない。なお、パーソナルサーバソフトが実行されていないときには、コアモジュール14が存在しないため、サービス提供サーバ20との間で通信セッションが構築されることもない。
モジュール15は、各種ウェブサービスを実現するためのプログラム部品であり、提供されるサービス(機能)ごとに設けられるものである。ユーザ端末装置10は、所定の機能を実現する一のモジュール15のみを備えるものとしてもよいし、図示するように、機能の異なる複数のモジュール15を備えるものとしてもよい。また、モジュール15は、必要に応じて、任意のモジュール15を追加又は削除できるようになっている。モジュール15の具体例は後述するが、例えば、動画共有サービスとシームレスに連携するビデオ・エンコーディング・モジュール15a、デスクトップ検索を実現するためのデスクトップ検索モジュール、他のサービス提供サーバ30から情報を取得するウェブ取得モジュール、サービス提供サーバ20の他の会員との間でファイル共有を行うためのファイル共有モジュール等を有する。
なお、図3において、モジュール15aのみがモジュール連携手段22と矢印で接続されているが、これは単なる例示にすぎず、他のモジュール15b,15c等がモジュール連携手段22と接続されることを妨げるものではない。同様に、図3において、モジュール15bのみが他のサービス提供サーバ30と矢印で接続されているが、これも単なる例示にすぎず、他のモジュール15a,15c等が他のサービス提供サーバ30と接続されることを妨げるものではない。
アクティブユーザ管理手段21は、ネットワークN上のアクティブユーザ及び利用可能なモジュールを検出・管理するための機能を有している。上述のとおり、パーソナルサーバソフトが実行されているユーザ端末装置10にはパーソナルサーバ部12が形成され、コアモジュール14とサービス提供サーバ20との間でパイプのような通信セッションが確立されている。そこで、アクティブユーザ管理手段21は、この通信セッションが確立されているユーザ端末装置10を検出することによって、アクティブユーザの状況をリアルタイムで検出し、管理する。また、アクティブユーザ管理手段21は、コアモジュール14と通信して、アクティブユーザの使用するユーザ端末装置10にどのようなモジュール15があるかを検出・管理する。
モジュール連携手段22は、アクティブユーザのモジュール15及びローカルウェブサーバ13と連携して、各モジュール15において提供されるウェブサービスを利用する機能を有する。
次に、上記のように構成される情報処理システム100において、サービス提供サーバ20がウェブサイト上で動画共有サービスを提供し、モジュール15がビデオ・エンコーディング・モジュール15aを含む場合について説明する。
動画共有サービスとは、特定又は不特定のユーザが動画コンテンツ(以下、単に「動画」というときもある。)をアップロード(投稿)することができ、また、アップロードされた動画を特定又は不特定のユーザが閲覧することのできるウェブ上のサービスである。本実施形態において、動画共有サービスで公開される動画は、Adobe Flash(商標)等の形式でストリーミング配信により公開されるものとする。
また、ビデオ・エンコーディング・モジュール15aとは、ユーザ端末装置10のローカルで動画をエンコードし、エンコードした動画をサービス提供サーバ20にアップロードするためのモジュールであるが、詳細は後述の実施例において説明する。
図4は、動画共有サービスを提供する場合におけるサービス提供サーバ20の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、サービス提供サーバ20は、アクティブユーザ管理手段21と、モジュール連携手段22と、公開手段23と、配信手段24とを備える。このうち、アクティブユーザ管理手段21とモジュール連携手段22は上述したとおりである。
公開手段23は、ユーザ端末装置10から受信した動画を動画共有サービスにアップして、特定又は不特定のユーザに公開するための機能を備える。また、配信手段24は、公開手段23により公開された動画の中から、ユーザが任意に選択した動画を、ユーザ端末装置10に配信するための機能を備える。
なお、説明の便宜上、動画共有サービスに動画をアップロードするユーザが使用するユーザ端末装置を10xで表し、動画共有サービスにアップロードされている動画を閲覧するユーザが使用するユーザ端末装置を10yで表す。また、前提として、ユーザ端末装置10xには、パーソナルサーバソフトが実行されているものとする。
まず、ユーザ端末装置10xのビデオ・エンコーディング・モジュール15aが、動画のエンコード及びアップロードを行う処理について説明する。
図5は、実施例1におけるビデオ・エンコーディング・モジュール15aの備える構成を示すブロック図である。ビデオ・エンコーディング・モジュール15aは、エンコード手段81と、アップロード手段82とを備える。
エンコード手段81は、サービス提供サーバ20にアップロードする動画を、アップロードする前に、ユーザ端末装置10xのローカルでストリーミング形式の動画にエンコードする機能を有する。具体的には、エンコード手段81は、例えば、avi、mov、mpg(mpeg)、wmv、3gp等のファイル形式で記録された動画を、動画共有サービスで使用されるflv等のファイル形式のストリーミング動画に変換する。
アップロード手段82は、エンコード手段81によってエンコードされた動画を、サービス提供サーバ20に送信し、動画共有サービスに当該動画をアップロードする機能を有する。
図6は、実施例1において、動画をユーザ端末装置10xからサービス提供サーバ20にアップロードするときの処理の流れを示すフローチャートである。図7は、サービス提供サーバ20にアクセスしたユーザ端末装置10xに表示される動画一覧ページの一例である。
まず、ユーザは、動画をアップロードするとき、動画一覧ページ内に表示される動画アップロードを指示するためのリンク部85をクリックする等して、アップロードを行う旨を指示する(S141)。アップロード実行を指示した後、ユーザ端末装置10xのローカル等に記憶されているファイルの中から、アップロードしたい動画ファイルを選択する(S142)。
動画ファイルを選択すると、ビデオ・エンコーディング・モジュール15aのエンコード手段81が、選択された動画ファイルをエンコードして、動画共有サービスで公開されるストリーミング形式の動画に変換する(S143)。
ユーザ端末装置10xのローカルでエンコード処理を行った後、アップロード手段82が、エンコードされたストリーミング形式の動画をサービス提供サーバ20に送信して、動画共有サービスに動画をアップロードする(S144)。
その後、動画共有サービスにアップロードされた動画は、特定又は不特定のユーザに対して公開される。そして、ユーザが任意の動画を選択して再生を指示すると、選択された動画が、ユーザ端末装置10y上で再生される。具体的には、例えば、特定又は不特定のユーザが、ユーザ端末装置10yを介してサービス提供サーバ20にアクセスすると、動画共有サービスにアップロードされている動画の中から当該ユーザが閲覧可能な任意の動画のサムネイル画像が、ユーザ端末装置10yのブラウザに一覧表示される。ユーザは、一覧表示されたサムネイル画像や動画検索機能を用いて検索された画像等の中から再生したい画像を選択して、動画を再生する。
このように、実施例1によれば、サービス提供サーバ20はパーソナルサーバソフトが起動されているユーザ端末装置10xと協働して、動画共有サービスの動画公開に関する処理負荷の一部をユーザ端末装置10x側に分散することができる。具体的には、従来の動画共有サービスでは、ユーザから投稿された動画をサーバ20側でストリーミング形式等にエンコーディングしているが、このエンコーディングは多大な負荷がかかる処理であるため、従来は、サービス提供サーバ20に過大な負荷が生じ、サーバの動作が不安定になりがちである。しかしながら、本実施例によれば、動画共有サービスにおいて、動画のエンコーディングをユーザ端末装置10x側で行い、サービス提供サーバ20は、エンコーディングされた動画を受信し、受信した動画をそのまま公開すれば足りる。このため、サービス提供サーバ20の処理負荷を低減できるという効果を奏する。
次に、ユーザ端末装置10xのビデオ・エンコーディング・モジュール15aが、エンコード手段81及びアップロード手段82に加え、他のユーザ端末装置10yに対して動画を配信する手段を備える場合について説明する。
図8は、実施例2におけるビデオ・エンコーディング・モジュール15aの備える構成を示すブロック図である。ビデオ・エンコーディング・モジュール15aは、エンコード手段81とアップロード手段82に加え、動画記憶手段83と、動画配信手段84とを備える。
動画記憶手段83は、アップロード手段82によってサービス提供サーバ20にアップロードされた動画と同内容の動画を、他のユーザ端末装置10yに配信可能な形式で格納する機能を有する。格納する動画ファイルは、ストリーミング形式にエンコードした動画でもよいし、エンコード前のオリジナルの動画ファイルそのものでもよい。なお、動画記憶手段83には、サービス提供サーバ20にアップロードした動画よりも、高画質・低圧縮率の動画を格納することが好ましい。つまり、動画記憶手段83にストリーミング形式の動画を格納する場合であれば、エンコード手段81は、サービス提供サーバ20にアップロードする動画よりも解像度やフレームレート等を上げてエンコード処理を行い、その結果得られた高画質・低圧縮率のストリーミング画像を動画記憶手段83に格納することが好ましい。なお、以下では、動画記憶手段83に高画質・低圧縮率のストリーミング動画を格納する場合の一例について説明する。
動画配信手段84は、ローカルウェブサーバ13を介して、特定又は不特定のユーザのユーザ端末装置10yに対して、動画記憶手段83に格納されている動画を配信する機能を有する。動画記憶手段83にストリーミング形式の動画が格納されている場合は、ストリーミング配信(「配信」の一形態。)を行い、また、avi等の動画ファイル形式で格納されている場合は、当該動画ファイルをユーザ端末装置10yに転送(「配信」の一形態。)する。
一方、実施例2において、サービス提供サーバ20は、ユーザ端末装置10yを介してユーザから所定の動画の配信要求されたとき、当該所定の動画のアップロード元のユーザ端末装置10xに対して、ユーザ端末装置10yに当該所定の動画を配信する旨の命令を、モジュール連携手段22を介して送信する。
図9は、実施例2において、動画をユーザ端末装置10xからサービス提供サーバ20にアップロードするときの処理の流れを示すフローチャートである。ここで、ステップS141からステップS144まで、すなわち、ユーザが選択した動画をユーザ端末装置10xのローカルでエンコードした後、動画共有サービスにアップロードするまでの流れは、実施例1と同様である。
そして、エンコーディング処理(S143)及びアップロード処理(S144)と並行又は前後して、ビデオ・エンコーディング・モジュール15aは動画記憶手段83に動画を格納する(S145)。このとき、まずエンコード手段81が、ステップS143のエンコード処理よりも高画質・低圧縮率で動画ファイルをエンコードし、その結果得られた高画質・低圧縮率のストリーミング形式の動画を動画記憶手段83に格納する。こうして、ユーザの指示に応じて動画共有サービスに動画アップロードされると、これと並行し又は前後して、アップロードされた動画と同じ内容で、かつ、より高画質の動画が、ユーザ端末装置10xに配信可能な形で準備される。
一方、サービス提供サーバ20は、アップロードする動画をユーザ端末装置10xから受信したとき、当該動画と送信元のユーザ端末装置10xを識別するための情報(例えば、端末ID)とを対応付けて記憶手段に格納する。その後、動画共有サービスにアップロードされた動画は、特定又は不特定のユーザに対して公開されることになる。
図10は、実施例2において、ユーザが動画共有サービスで公開されている動画を閲覧する処理の流れを示すフローチャートである。図11は、配信要求に係る動画のアップロード元ユーザ端末装置10xがアクティブでない場合の情報の流れを示す図である。図12は、配信要求に係る動画のアップロード元ユーザ端末装置10xがアクティブである場合の情報の流れを示す図である。
特定又は不特定のユーザは、ユーザ端末装置10yを介してサービス提供サーバ20にアクセスし、動画共有サービスにアップロードされている動画の中から当該ユーザが閲覧可能な任意の動画を選択して、動画の再生を指示する(S151)。
このとき、サービス提供サーバ20は、記憶手段を検索して、選択された動画をアップロードしたユーザ端末装置10xを特定し、そのユーザ端末装置10xが現在アクティブか否かをアクティブユーザ管理手段21により判断する(S152)。
そして、動画のアップロード元のユーザ端末装置10xがアクティブでない場合(S152:NO)、図11に示すように、サービス提供サーバ20がユーザ端末装置10yに向けて、選択された動画を配信する。すなわち、再生しようとする動画をアップロードした元のユーザ端末装置10xがアクティブでない(ローカルウェブサーバ13が立ち上がっていない)場合、実施例1と同様に、サービス提供サーバ20は、ユーザが選択した動画を、ユーザ端末装置10yに対してストリーミング配信する(S153)。
一方、動画のアップロード元のユーザ端末装置10xがアクティブである場合(S152:YES)、図12に示すように、ユーザ端末装置10xからユーザ端末装置10yに、選択された動画を配信する。
具体的には、まず、サービス提供サーバ20のモジュール連携手段22が、ユーザ端末装置10xのビデオ・エンコーディング・モジュール15aに対して、ユーザ端末装置10yに選択された動画をストリーミング配信するよう命令する(S154)。この命令には、必要に応じて、ユーザが選択した動画を識別するためのIDを含む。
ユーザ端末装置10xは、サービス提供サーバ20から上記命令を受信すると、命令中に含まれるIDに基いて配信されるべき動画を特定し、当該動画をユーザ端末装置10yに配信する(S155)。
このように、実施例2において、サービス提供サーバ20は、パーソナルサーバソフトが起動されているユーザ端末装置10xと協働して、動画共有サービスの動画配信に関する処理の一部をユーザ端末装置10x側に負担させる。具体的には、配信要求に係る動画をアップロードした元のユーザ端末装置10xがアクティブである場合、当該ユーザ端末装置10xが動画を配信し、一方、ユーザ端末装置10xがアクティブでない場合、サービス提供サーバ20が動画を配信する。こうして、実施例2は、動画配信に関する処理の負荷を軽減させながらより高画質の動画を配信できるようになるという格別の効果を奏する。
次に、サービス提供サーバ20がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を提供し、SNSで動画共有サービスを提供する場合について説明する。説明の便宜上、SNSを提供するサービス提供サーバ20を、SNSサーバ25と表す。
SNSサーバ25は会員情報データベース(以下「会員DB」という。)26を備えている。この会員DB26は、各ユーザ毎に、当該ユーザと他のユーザとの人間関係のつながりの程度を示す人間関係情報が記録されている。この会員DB26に記録された人間関係情報に基づいて、SNSサーバ25は、ユーザAとユーザBが「友人」であるとか、ユーザAとユーザCは「友人の友人」であるといった、友人関係を認識(抽出・演算等)で
きるようになっている。なお、本実施例では、会員DB26のデータ構造や友人関係の認識手法を特に示さないが、各ユーザ間の友人関係を認識できるようになっていれば、如何なるデータ構造及び認識手法をも取り得ることは言うまでもない。
一方、ユーザ端末装置10は、ビデオ・エンコーディング・モジュール15aを備え、実施例1や実施例2で説明した処理と同様の行うようになっている。
ただし、実施例3においては、動画をSNSサーバ25にアップロードするとき、ユーザは動画の共有範囲を指定する。そして、SNSサーバ25は、アップロードされた動画と、ユーザが指定した共有範囲とを対応付けて記憶手段に格納する。なお、共有範囲とは、動画を共有しようとするSNS会員の友人関係の程度を示すものであり、例えば、「友人」のみ動画を共有するとか、「友人の友人」まで動画を共有するとか、「会員全体」にファイル共有を許可するといった指定が可能である。
次に、図13〜図15に基づいて、本実施例における動画共有処理について、具体的な例を示しつつ詳細に説明する。
図13は、SNSサーバ25に登録している会員同士の人間関係の一例を示す図である。図13の各ノードはユーザ名を表し、各ノードを結ぶ辺は、当該辺の両端ノードのユーザ同士が直接の友人関係にあることを表している。したがって、図13の例では、ユーザAはユーザBと友人であり、ユーザBはユーザA,C及びEと友人であり、ユーザCはユーザB及びDと友人であることを示している。また、ユーザAとユーザCは「友人の友人」の関係にある。
図14は、図13に示す各ユーザA〜EがSNSサーバ25にアップロードした動画の一例を示す図である。例えば、ユーザAは、A1,A2,A3という3つの動画を動画共有サービスにアップロードし、共有範囲はそれぞれ「A1」は友人のみ共有、「A2」は友人の友人まで共有、「A3」は会員全体で共有するよう設定されている。また、ユーザB〜Eがアップロードした動画及びその共有範囲は、図14に示すように設定されている。
図15は、図13に示す人間関係を前提として、図14に示す共有範囲のときに、ユーザAがSNSサーバ25の動画共有ページを開いたときに、ユーザAが再生可能な動画の一覧を示す図である。SNSサーバ25は、各ユーザ(ユーザ端末装置10)がアップロードした動画の共有範囲に基づいて、ユーザAが再生することのできる動画を判断する。
この図13〜図15に示す例では、ユーザAとユーザBは直接の友人であるので、共有範囲が「友人」、「友人の友人」又は「全体」のいずれであっても、アップロードした動画を再生して閲覧することができる。これに対し、ユーザAとユーザCは「友人の友人」であるから、ユーザCが「友人」のみ共有可能としている動画「C1」を、ユーザAは共有することができない。ユーザCがアップロードした動画のうち、共有範囲が「友人の友人」又は「全体」の動画を、ユーザAは再生することができる。また、ユーザAとユーザDは「友人の友人の友人」の関係にあるので、ユーザAは、ユーザDが会員全体に共有を許可している「D3」のみ再生できることになる。また、ユーザEは「友人」のみ共有可能としているので、ユーザAはユーザEがアップロードした動画を閲覧できない。
こうして、SNSサーバ25に登録されている特定の会員同士の間で動画共有が可能になる。また、各会員の間の友人関係情報に基づいて動画共有の範囲(公開範囲)を個々の動画毎に指定することが可能になる。これにより、特定の友人同士の間でのみ動画を共有することが、簡単にできるようになる。
以上のとおり、本実施形態によれば、パーソナルサーバソフトを動作させることによって、ユーザ端末装置に、ローカルウェブサーバと、一以上のモジュールを構成し、このローカルウェブサーバ及びモジュールが、オンラインサービスを提供するウェブサーバと連携して処理を行うことによって、ユーザ端末装置とシームレスに連携するオンラインサービス(特に、動画共有サービス)を提供することができるようになる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
例えば、本実施形態では、パーソナルサーバソフトをサービス提供サーバ20からダウンロードしてユーザ端末装置10にインストールする例を示したが、パーソナルサーバソフトは、他のウェブサーバからダウンロードするようにしてもよい。また、DVD等の記録媒体に格納させて、当該DVD等をユーザに頒布するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、モジュールの実施例として、ビデオ・エンコーディング・モジュール15aを例示したが、他のオンラインサービスを提供するためのモジュールを任意に組み合わせて構成できることは言うまでもない。
10 ユーザ端末装置
11 ウェブブラウザ
12 パーソナルサーバ部
13 ローカルウェブサーバ
14 コアモジュール
15 モジュール
15a ビデオ・エンコーディング・モジュール15a
20 サービス提供サーバ
21 アクティブユーザ管理手段
22 モジュール連携手段
23 公開手段
24 配信手段
25 SNSサーバ
26 会員データベース
30 他のサービス提供サーバ
81 エンコード手段
82 アップロード手段
83 動画記憶手段
84 動画配信手段
100 情報処理システム


Claims (7)

  1. 管理サーバと複数の配信用ユーザ端末とを含み、
    前記配信用ユーザ端末は、
    非ストリーミング形式の原動画を変換してストリーミング形式のサーバ配信用動画を生成するのと並行し又は前後して該原動画を変換して該サーバ配信用動画に対し同内容かつ高品質であるストリーミング形式の端末配信用動画を生成する生成手段と、
    前記サーバ配信用動画を前記管理サーバに投稿するのと並行し又は前後して前記生成手段により生成された端末配信用動画を端末側記憶手段に記憶させる手段と、
    閲覧用ユーザ端末から配信要求を受けた前記管理サーバからの求めに応じて前記端末側記憶手段に記憶されている端末配信用動画を該閲覧用ユーザ端末に対して該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信する端末側配信手段と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合に投稿元の配信用ユーザ端末に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画と同内容の前記端末配信用動画を該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる連携手段と、
    前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合を除き、サーバ側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画を該サーバ配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる手段と、を備える、
    動画配信システム。
  2. 前記端末側配信手段が、配信されたストリーミング形式の動画を非一時的に保存する機能を有しない特定の前記閲覧用ユーザ端末のみに前記端末配信用動画をストリーミング配信し、
    前記サーバ側配信手段が、配信されたストリーミング形式の動画を非一時的に保存する機能を有しない特定の前記閲覧用ユーザ端末のみに前記サーバ配信用動画をストリーミング配信する、
    請求項1に記載の動画配信システム。
  3. 前記閲覧用ユーザ端末の少なくとも一部が前記配信用ユーザ端末を兼ねる、
    請求項又は請求項に記載の動画配信システム。
  4. 前記連携手段は、前記配信要求に対する応答として又は該応答に代えて前記端末側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末へ前記端末配信用動画をストリーミング配信させる、
    請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の動画配信システム。
  5. 前記配信用ユーザ端末が、前記管理サーバとの間で通信セッションを構築する手段をさらに備え、
    前記管理サーバが、前記通信セッションが確立している配信用ユーザ端末をアクティブな配信用ユーザ端末と認識する管理手段をさらに備える、
    請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の動画配信システム。
  6. 前記管理サーバが、前記配信用ユーザ端末により投稿されたサーバ配信用動画に対応付けて該サーバ配信用動画の投稿元の識別情報をサーバ側記憶手段に記憶させる手段をさらに備え、
    前記連携手段が、前記配信要求に係るサーバ配信用動画に対応付けて前記サーバ側記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて該サーバ配信用動画の投稿元を特定する、
    請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の動画配信システム。
  7. 管理サーバと複数の配信用ユーザ端末とを含むシステムにおける動画配信方法であって、
    前記配信用ユーザ端末が、非ストリーミング形式の原動画を変換してストリーミング形式のサーバ配信用動画を生成するのと並行し又は前後して該原動画を変換して該サーバ配信用動画に対し同内容かつ高品質であるストリーミング形式の端末配信用動画を生成する生成ステップと、
    前記配信用ユーザ端末が、前記サーバ配信用動画を前記管理サーバに投稿するのと並行し又は前後して前記生成ステップにおいて生成された端末配信用動画を端末側記憶手段に記憶させるステップと、
    前記配信用ユーザ端末が、閲覧用ユーザ端末から配信要求を受けた前記管理サーバからの求めに応じて前記端末側記憶手段に記憶されている端末配信用動画を該閲覧用ユーザ端末に対して該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信する端末側配信ステップと、
    前記管理サーバが、前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合に投稿元の配信用ユーザ端末に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画と同内容の前記端末配信用動画を該端末配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させる連携ステップと、
    前記配信要求に係るサーバ配信用動画の投稿元である配信用ユーザ端末がアクティブである場合を除き、サーバ側配信手段に前記閲覧用ユーザ端末に対して該サーバ配信用動画を該サーバ配信用動画の転送を伴わない形態でストリーミング配信させるステップと、
    を含む、動画配信方法。
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